Write or Die

戻る


家族狩り

4月29日〜4月30日

 三日目、再度五十嵐さん刹那君高塚君と秋葉に行く。秋葉のパセラでカラオケ歌おうぜ、という話になったのだが、この店がまたすごかった。待ち画面で、特撮OPED画像を編集した奴をひたすら流していたのである。ライダーから始まり戦隊、宇宙刑事、キカイダーをはじめとする石森正太郎原作もの、メタルヒーローという具合に。こんな面白いもの流されたら歌われへんやんけ! ということで我々は三時間、ひたすらOPED集を見続けたのだった。五、六曲くらいしか歌わなかったと思う。仮面ライダー剣は超人バシャーンのパクリだということがよく分かった。
 その後ちょいと秋葉をぶらついてから解散した。ま、これからはたびたび東京に行けるだろう――オレの金を使わずに。夢のような身分だなあ。しかし、最近二泊三日の旅はかなり体にこたえるのでほどほどにしておきたい。いざとなったら東京日帰りだってできるわけだし。

 翌日、予約したクラナドを買いに行った。さすがに、並ぶことなくすぐ買えた。でっけえ予約特典を渡されたのには参ったが。ソフマップ袋を一つぶら下げる羽目になった。こんなものをこんな風に持っていたら、買い損ねた連中に狩られるんじゃなかろうか。マップの店頭からは予想通りもうなくなってたし、と思っていたら、とらのあなには普通に店頭に積まれていた。Fateより出荷量が多いのか、それとも単に不人気であまっているのか。謎。ま、購入したワタクシには関係のないことですが。
 とりあえずインストールしたが、まともにプレイできるかなあ。仕事の合間にクラナドという感じになりそうだ。他にも仕事の合間にマスク狩りしたり仕事の合間にキン消し集めしたり仕事の合間に人を轢き殺したり、大変だな。

「刑事くずれ/ヒッピー殺し」(タッカー・コウ、ハヤカワミステリ)読了。
 トビンのもとにいとこの娘ロビンがやってきたのは数日前のことだった。恋人と喫茶店を開いたところ、とある刑事がしょっちゅうやってきてはいやがらせをするようになった。しかしミカジメ料を頂こうとする風でもなく、とにかく不気味なのでどうにか手を打ってほしい、という願いに元刑事のトビンは腰を上げる。しかし約束の日トビンを待っていたのは、血まみれのナイフを持ったロビンと、男女二人の他殺死体だった……という話。
 今度は密室殺人。いろんなバリエーションで攻めてくるなあ。地味な話ではあるが質は間違いなく高く、ウェストレイクの技量のほどが伺える。この二十一世紀にあってタッカー・コウ名義の作品を三冊まで読めたのは僥倖だ。残りの二冊はいつ読めるんだろう。

「私が見たと蠅が言う」(エリザベス・フェラーズ、早川文庫HM)読了。
 ロンドンのとある安アパートの一室の床下からピストルが発見された。その部屋はつい最近入居者が変わったばかりだったが、元の入居者が殺され、しかも武器にそのピストルが使われていたという事実が発覚するに及び、アパートの人間はお互いを疑い始める。ピストルを床下に隠したのはアパートの住人の誰かに間違いなく、そしておそらくその人物こそが殺人犯に違いないからだ……という話。
 ハヤカワミステリで出ていた奴の復刊。読みたかったので、ありがたい話だ。フェラーズらしいトリックの扱い方、意外な展開と安定して面白い。アパートの各部屋の住人をうまいこと書き分けて、彼らのさぐり合いをうまいこと話の展開に織り込んでいるあたりがかなりよくできてるね。イヤな人たちばかりだけど。この辺もフェラーズらしいユーモアですね。

十四個の頼朝のしゃれこうべ

4月27日〜4月28日

 東京に行ってきた。
 一番大事な用事は初日の十五時半に済んでしまった。次の約束は二日目十九時であるため、大幅に時間が空いた。初日の午後は、適当に秋葉をぶらついて「クラナドを発売日深夜零時に販売開始する男らしい店はないカシラ」と探して回ることで時間を潰したが、二日目はほぼ丸一日空くことになる。というわけで、鎌倉観光に出向くことにした――その日の朝のNHKニュースで鎌倉から中継をしていたので。とりあえず本屋店頭で関東地方一円の観光地について書いた雑誌を立ち読みし、鎌倉へはJRに乗っていけばいいと判明したので、その足で駅に向かう。新宿からだと、乗り換え一回、約一時間で鎌倉にたどり着くことができた。近いなあ。
 鎌倉駅近くの本屋でるるぶ鎌倉を購入、昼飯を食らいながら観光コースを検討する。かの有名な大仏は江ノ電に乗って移動する必要があると分かったので、鶴岡八幡宮は後回しにして先に大仏を見に行くことにした。江ノ電長谷駅で降り、人の列のケツにくっついて道を歩く。道案内もあるので万全だ。




 大仏は、意外と小さいような気もした。大仏殿が無くて比較対象がないからじゃろか? あと大仏内部に入れるらしいのだが、やめておいた。というのも、修学旅行生が小中高とうじゃうじゃいたからである。大仏も、こんなガキどもの嬌声に四六時中苛まれていたら重い腰を上げて逃げ出したくなるだろうに。当然ワタクシとしても不愉快この上なく、しょんぼりしたのだった。時期が悪かったかな……

 大仏のほぼ目の前に、山海堂というその筋では超有名な土産物屋がある。実のところワタクシはこの店のことをほぼ知らなかったのだが、引き寄せられるように中に入ってしまった。だって、店頭にヒーターシールドとヘルムとガントレットがディスプレイされてたら思わず目を疑うじゃろ? そういや狂兄貴先輩が日記に書いてたなー、とか思い出しつつ店の中に入る。中には、中世西洋の剣やら鎧やら銃やら日本刀やらなんやらかんやら、ボルタック商店もかくやと思えるような武器防具が展示されていた。なんで大仏の前に武器屋があるのん? 思わず時間をかけて見入ってしまった。これは記念になんか買っていかねばなるまいよ、と悩んだあげく、天井から吊されていた棍棒を購入した。



 3500円。ドクロは全部で十四個。多分、頼朝〇才〜十三才のしゃれこうべをかたどっているのだろう。実に鎌倉風情あふれる土産物だよネ!

 その後、静かな場所を求めて長谷寺から由比ヶ浜へと歩いたが、どこもかしこも修学旅行生だらけで参った。



 由比ヶ浜で少々休憩したのだが、ふと気がつくとすぐそばに謎の女性が座っていた。突堤に女性が一人、海と向かいあうように座り込み、ひたすらにビールをかっ食らっている。一体何があったというのか。木崎湖でみかけた、花束持った女性並みに謎だ。

 江ノ電で鎌倉に戻り、鶴岡八幡宮に行く。やはりここも修学旅行生だらけだった。とにかく静かな場所に行きてー、とこのころには半ばヤケクソとなっていたワタクシは、北鎌倉駅まで歩くことにした。いくらなんでもこっちに行けば人いねーだろ、という方向にひたすら歩き続けてたどりついたのが、臨済宗建長寺派大本山建長寺。さすがにここにはほとんど人がいなかった。奥の方の山道を行くと半僧坊なる場所にたどり着くらしい、ということで行ってみると、そちらには全く観光客がいなかった。キャッチボールをしている連中とか、部活で石段を上り下りしている連中はいたが。ここは観光地じゃねえのか、とか思いつつ、半僧坊にたどりつく。



 この写真は、半僧坊のちょっと手前にあった天狗増。すごい斜面にわらわら立ってやがる。さらに奥に行くルートもあったのだが、半僧坊に詰めていた人に話を聞くと「この時間だと戻ってこられない可能性がある」と言われたので引き返すことに。やや残念。

 その後新宿に戻って五十嵐さん刹那君高塚君と合流、焼き肉屋で食らいつ再会を祝う。話題はやっぱりキン肉マンのことばかりだった。肉ジェネ出たばかりだし、二世が今やたら面白いし、仕方のないことだ。

come with me in the twilight of a summer night for a while

4月26日

 ひたすら肉ジェネプレイ中。ネットの攻略情報を見ながら委員長、バラクーダ、クロエと登場させる。情報を見る限り、一番出すのが難しいのはゴールドマン(悪魔将軍の前身、黄金のマスクの持ち主)の模様。キン消しとマスク狩りをコンプリートせなあかんのか。なんか、マニュアル見てるだけでもマスクマンなのかそうでないのか怪しい超人がいるので困るのですが。カナディアンマンとかスペシャルマンとかカメハメとか。あとイリューヒンもマスクマンなのかなあ。生まれながらあのような飛行機ヘッドのような気もする。しかしウォーズマンはマスクマンということになっているよな。メカ超人ってのは謎だ。

 ブレイド鑑賞。小夜子さんがお亡くなりになった。平成ライダーシリーズの非戦闘員の中ではトップクラスに入るような悲惨な死に方のような気がする。彼氏を水草ごときに奪われるだなんてなあ。そして当の橘さんも、孔雀さんに反旗を翻したもののあっさり返り討ちに遭い、「力が欲しかったらいつでも戻ってこい」とまで言われる始末。いくらなんでもなめられすぎだろ。生き恥さらしまくりだ。さすがにここまで悲惨だと、応援せずにおれようか。生きろ。

「明日訪ねてくるがいい」(マーガレット・ミラー、ハヤカワミステリ)読了。
 前の夫B・Jを探し出してほしい、という老婦人ギリーの依頼を受け、弁護士トム・アラゴンはカリフォルニア半島の海辺の小さな村にやってきた。そこは、B・Jがかつてリゾート農園を造営しようとした土地だったが、今や不毛の荒野と化していた。聞けば、B・Jは不動産詐欺で投獄されたのだという。トムは事業の片棒を担いで共に投獄された男、ハリーを捜し出す。B・Jの今の居場所を知る望みを彼に託してみたものの、しかし彼は何者かに毒を盛られ、トムの目の前で橋からの転落死を遂げた……という話。
 ロス・マクドナルドの遺作となったブルー・ハンマーと同時に出版して話題を呼んだとか。76年てオレの生まれた年でんがな。後書きに載っている当時の書評におおむね賛成である。「エンディングは特に意外ではないが、全体的に優れた仕事である」。加えて、マクドナルドとの差異についても書かれている。リュウ・アーチャーはこの世の悲惨さや人間の汚さをやむを得ざるものとしてある種の寛容と諦観をもって受け止めているが、ミラーの筆はそういったものを容赦なく暴き立て、骨までえぐろうとする、と。たしかに、ミラーの諸作の主人公となる人間はたいがい若く、若いが故に愚かだ。無知故に、真実を取り返しのつかないレベルまで暴いてしまう。なるほど、と思った。しかしそれはそれで、単純に男女の視点の差というだけという気がしないでもない。この二人の作風ってホントに似てるよな。

 明日から東京に行って参ります。帰還予定は木曜日ながら、その時には疲労困憊であろうので次回更新は金曜日かと思われます。

ノースアメリカコーポレーション

4月24日〜4月25日

 あんしぶる読書会に行ってきた。お題は鋼鉄都市。参加者の評価はおおむね高く、この作品は事件の捜査員二人組による素晴らしい漫才であるとの結論を得た。アシモフらしい手堅い作品である。  そして、次回のお題にアヌビスの門を指定することに成功した。ドゥフフ。だって今の復刊フェアというチャンスを逃したら今後永劫に読書会できないもの。今のうちに買っておかないとすぐなくなりまっせ、とさんざん警告したので読書会後全員でジュンク堂に出向き、そこにあったアヌビスの門をあらかた刈り尽くすという結果を招いた。いい感じ。

 読書会後とその翌日と、合計五時間ほどカラオケを歌った。機種はハイパージョイとBカラ。最近、ハイパージョイを選ぶ意義はどんどん失われつつあるような気がする。新曲とか圧倒的にBカラが強いし、店の数的にも難波にはBカラがそんじょそこらにあるしなあ。

 肉ジェネをちまちまプレイしている。だんだん操作法に慣れてきた。はじめは雲をつかむような感覚でろくすっぽCPUにも勝てなかったのだが、わかってくると確実にCPUには勝てる。タッグ技決め放題だぜ。ビッグ・ボンバーズでヘルミッショネルズに勝って大満足。あとは対人戦が面白いかどうかだが、これは人とやってみないとわからない。あと隠しキャラも全然出してないので、ちまちま続けていこう。

モーストデンジャラスラッシュ

4月23日

 別に意識しているわけでもないのだが、木曜晩はどっちの料理ショーを見ている。いつ見ても一人暮らしの人間には厳しい番組だぜ。「関口宏や三宅裕司の笑顔に触発されて夜食食い過ぎたせいで肥満してしまった」とアメリカなら裁判沙汰になっていてもおかしくない。たまらんなあ。視聴をやめればそんなひもじい思いをせずにすむのかも知れないが、人間そうもいかないでしょ?

 結局、キン肉マンジェネレーション買ってきた。n個欲しい物がある場合はn個買う、それがHDDの鉄の掟だ。オレたちはなあ、その辺のゲーム屋で「アレいつか買う」「コレいつか買う」とか抜かしている負け犬どもとは訳が違うんだ。「ほしい」と心の中で思った瞬間にはッ! 既に商品を持ってレジに並んでいるんだッ! 誰にもオレのことをマンモーニとは呼ばせねえーッ。
 というわけで少々プレイ。一人でやるよりは、キン肉マン世代の同胞と騒ぎながら対戦プレイするのが楽しげと見た。なんか、隠し超人とかキン消しコレクションとか、やり込み要素は結構あるんだが、一人プレイは微妙に食指が動かないような? イヤ原作通りにタッグ技決めんのとかかなり楽しいんですけどね。あとモーストデンジャラスコンビのモーストデンジャラスな技とか。接待用としては悪くない。

 明日は読書会につきバタバタするであろうので日記更新はできなかろうと思われます。

カートゥーン・ヒーロー

4月22日

 アホみたいに暑い一日だった。舞鶴と豊岡で三十度越えた、って今は夏ですか? コンビニでアイスを買っておれば、店を出た途端「浩平君アイス溶けちゃうよ」とか言っているところだ。買わなかったけど。たまんねえなあ。明日は寒くなるという話だが、急に十度下がられましても。風邪引かないよう気をつけよう。
 とか言いつつ、今日も出かけて近所のゲーセンでDDRをやってきた。最近毎日踊っているおかげで、だんだん体が動くようになってきた。ダブルアナザーカートゥーンヒーローも最近安定しつつある。はじめてプレイしたときは足が折れると思ったものだが。連日プレイして気づいたことは、運動したという実感が強く感じられるということだ。踊れば汗はダラダラ流れるし、足もガクガクになる。それでいて毎日プレイしているうちに上達していくことが自覚できる。運動不足と肥満解消のために、徒歩と共にDDRも継続すべきであろう。

 狂兄貴先輩から借りた逆転裁判3を開始してみる。なるほどこりゃ面白いわ。証人尋問を行って証言の矛盾を暴き出す→暴き出された新たな物証によって事件が新たな展開を見せる、という繰り返しがうまい具合に回転している。章の最後に衝撃的事実を持ち出して読者の興味を引き続けるカーの諸作を見るかのごとく、である。こりゃオモロイわ。なかなかやめるタイミングが見つからず、結局第一話を丸ごとプレイしてしまった。今度東京に行く際に、新幹線の席でとっくりプレイすべえ。
 あとゲームといえばキン肉マンの格ゲーが出ており猛烈にほしいのだが、とりあえず見送った。クラナド買ってから考えよう。人を轢きまくるゲームだってまだまだ中盤戦だし、五月にはヴァイスシティが出るし、当然MXは買わねばならないし、その日に同時発売の転生學園とやらも気になるし。課題はどんどん山積していく。たまらん。

道の向こう側

4月21日

 今日も暑い。ガリガリ君がうまい季節だぜ。家にこもっているのもアレなので、どこぞの公園にでも出向いて読書すべか、と思い立った。読書目的で公園に行くとなれば、おのずと行くべき公園は限られる、というか四つ橋筋を越えて向こう側に行かねばならない。なぜなら、四つ橋筋の手前側の公園はことごとく、青いビニールシートのおうちが密集して立っており、まるで毎日が運動会とでも言うべき様相を呈しているからだ。何故か四つ橋のあっちとこっちでサックリ分かれてるのよねえ。  というわけで向かった先は浪速公園。木陰のベンチに腰を据えると結構涼しく、読書するにはなかなか適した環境だった。ビニールシートのおうちも一つたりと立ってないし、実にいい場所だ。唯一、うちから歩いて行くには結構遠いという点を除けば。わざわざ歩いて行くような場所であるとは言い難い。もうちょい近所の公園を探してみようっと。

「はだかの太陽」(アイザック・アシモフ、早川文庫SF)読了。
 さきのオーロラ人殺害事件を解決したベイリのもとに、新たな指令が舞い込む。今度はソラリアにて発生した殺人事件を解決しろと言うのだ。パートナーR・ダニールと共に降り立った惑星ソラリアの住人は、他者との接触を異常なまでに嫌うという性質を持っていた。地球人とはあまりに異なる容疑者達を相手に、ベイリは苦戦を強いられながらも捜査を続けていく……という話。
 今回焦点となるのは、撲殺に使われた凶器が現場で発見されなかったのは何故かという謎である。これにもSFミステリならではの解決が与えられている。でも全体的に見ると鋼鉄都市の方が面白かったかなあ。あっちはエンダービィの眼鏡が殺人事件の謎から作品のテーマまですべてを語る、という風に一本通った筋がある。しかしソラリア人の奇癖はかなり面白かった。ウザい宇宙人どもだぜ全く。

「アヌビスの門」(ティム・パワーズ、早川文庫FT)読了。
 19世紀英文学専攻の学者ブレンダン・ドイルは大富豪ダロウより奇妙な話を持ちかけられる。過去へ飛ぶ技術を確立することに成功したので、コールリッジを実際にこの目で見に行かないか、と。半信半疑のまま従ったドイルは、本当に19世紀英国へ飛ぶことができた。だがその当時の英国には魔術師の一団が暗躍しており、ドイルもまた魔術師だと勘違いされて襲撃され、19世紀に取り残される羽目になる。かくしてドイルは、謎の詩人ウィリアム・アッシュブレスを取り巻く運命の渦に巻き込まれていく……という話。
 再読。このたびの復刊に合わせて読み直してみたが、やっぱり何回読んでもおもしれえなあ。19世紀英国の風俗描写からエジプト魔術からウィリアム・アッシュブレスの謎から、すべての要素が有機的に絡まり合い時間の環を形成している。そして最後の最後に時間の環から脱出してみせるシーンは感動的としかいいようがない。今まで読んできた本の中で一番感動的なラストシーンだな。なにゆえこんな面白い本が絶版になるのかさっぱり理解できない。定期的に重版かけてくれよ。

麺オブディスティニー

4月20日

 ドラクエ7、クリアした。最後の迷宮に潜っていき、再びオルゴ・デミーラと相まみえた。まあ初回は全滅させられるだろうが、一応向こうの手の内を見ておこうか、と戦闘を開始したのだが、気がついたら勝ってしまった。あれれ。フバーハとマジックバリアにかなり助けられたな。あとベホマラーとザオリクザオラルに。う〜ん。技能が揃えば、継戦能力は飛躍的にアップするということか。エンディングも結構感動的だ。波がざばーんざばーんと船体を打つ音をバックに、読み上げられるキーファのメッセージ。なんとなくAIRみてえだなあとも思ってしまったが。
 総評。面白かったのは間違いない。攻略サイトがなかったら、石版探しでかなりうんざりさせられる羽目になったのだろうが。過去と現在の二本立てで話が進むというのが非常にいいね。過去の所行が現代において全く異なる形で語り継がれているところとか。レブレサックは極めてイヤな話だったなー。悪メイド大活躍とか最初に出てきた女戦士とか、イヤな思い出には事欠かない。
 とにかくこれで、GTA3で人を轢く仕事に専念できるというものだ。一人轢いては父のため……二人轢いては母のため……

 なんばパークス内の浪花麺だらけに行ってきた。京都駅のラーメン横丁に続けて行ったのに触発され、地元の奴もいっとかなきゃなあと思ったので。意外なことに、ここにある店はラーメンだけではなかった。焼きそばから稲庭うどんから瓦そばから、麺と名の付く店が色々と入っている。初回訪問で奇をてらうのもなんだかなー、と思ったので横浜ラーメンの店に入ってみたが、普通にうまくて驚いた。いずれ他の店にも行ってみるべ。盛岡冷麺の店があったら毎日でも通うんだが。あと、ものすごい量の麺商品が揃えてある店があるのもいい。世の中にはこんなにたくさん麺商品があるのかよ、と驚愕せずにはいられない。

 キン肉マン2世が超絶面白いので困る。やっと、デーモンシードの面々が蘇らせようとしているのが悪魔将軍だということに気がついたらしい。いまさらかよ! ミート君が悪夢を見た時点でモロバレじゃねえか! ゆで先生は相も変わらず素晴らしいなあ。しかしバッファローマン先生が会場に向かっているというのがかなり気になるな。ミート君を奪回されたあと、代わりにバッファローマンをよりしろにして復活するんじゃなかろうか。昔取り憑かれたことがあるから相性は抜群だーッ! とかいう理由で。行っちゃダメだバッファローマン先生! スプリングマンも止めろ! というかスプリングマンが眼鏡かけてたのも笑った。

key of the twilight

4月19日

 昨晩のサンデースポーツで、ヤクルトのラミレスへの密着取材を行っていた。ネット上でパフォーマンス公募をし、ラミちゃんペに至るまでの過程を描いたものである。なんか、日本の歴史における様々な一発ギャグをあらかた調べて検討した上で、最終的にラミちゃんペにたどり着いたらしい。カメラを上下に振るものはダメとか一人でできないものはダメとか、様々な研究を行ったらしい。素晴らしい。彼の、日本球界に適応としようとする努力は報われねばなるまいて。プロジェクトXで取り上げてほしいくらいだ。阪神ヤクルト戦を見ていると、阪神には勝ってほしいがラミレスの活躍も見てみたい、と二律背反に悩まされる。やれやれ。

 小雨のしょぼしょぼと降る中、日本橋にて梶浦由記のアルバム、FICTIONを買ってきた。MADLAXを鑑賞して改めて痛感したのは、オレは梶浦由記サウンドに関してはガード不能だということだ。おそらくMADLAXのOPシングルとか買ってしまうんだろうなあ。で、ただいま聞いている最中だが、満足。NOIRサントラに入っていた曲も、別バージョンで収録されているのでお得感はいや増す。いいなあ。

おまえに相応しいサンダーは決まった!

4月18日

 日本橋南側のソフマップのエロゲコーナーを歩いていたら、セイクリッドプルームなるゲームに目を奪われた。この名前どこで聞いたんだっけ、と思い起こしてみれば、この間吉野に行ったときクエスター先生が勧めてたんだっけ。よく見ると、ポリゴンエロゲーばっかり出しているメーカーの作品である。やだぁー、ポリポリしてるぅー。あの野郎とうとう3Dにまで手を出すようになったのか、目を離すと何に萌えているか分かったモンじゃないな――というのが第一印象だったのだが、ゲームのパッケージを見てみれば、遠目には3Dとは見切れないようなCGが表示されている。とゆうか本当に3Dなんじゃろか? メーカーのホームページで画像を確認してみたが、こっちで見ても3Dなのか2Dなのかよくわからない。ポリゴンエロゲの敷居が日に日に低くなっていることは知っているが、今はここまで来ているというのか。こりゃすげえ。人間の可能性は無限大だ、と改めて思わずにいられない。

 デカレンジャー鑑賞。宝児と宇宙人のバカボイルド台詞合戦が楽しい前後編だった。久しぶりの五人戦隊だけに、キャラクターの書き分けに腐心してますね。
 ブレイド鑑賞。ブレイドの煮えきらなさについてこの間狂兄貴先輩と話してみたところ、各ライダーや周辺の人々が勝手に行動していて、一本核になる話の筋に収束してこないからなかなか面白くならないのだろう、という結論を得た。その点今回の話は、全員がクモ男を巡って動いているのでそこそこ面白い。倒した敵の能力を同時に複数使用することができるというのもステキなアイデアで、ブレイドは決して設定自体は悪くはないと思う。今度こそ軌道に乗ってくれればいいのだが。
 プリキュア鑑賞。1クールも終わらぬうちに幹部を2人退場させ、来週は4人目が出てくるというすごい勢いである。こりゃ幹部の追加があるな。もともと持っていたプリズムストーンが敵の手に渡るという方向で、サタラクラとサンダールのように出てくるに違いない。もったりした展開にされるよりは遥かにましか。FF:Uもこんだけ展開が早かったら、映画の失敗というアクシデントに耐えることができたのだろうか。ああ。

振り向くな ためらうな 君だけの信じた夢を

4月17日

 やや遅ればせながら横山光輝先生の冥福をお祈りいたします。寝たばこの不始末とはやりきれねえなあ。

 てっきり日曜放送だと思っていたため春の新番組ながらチェック漏れしていたケロロ軍曹を鑑賞。こいつも定期視聴しなければならないようだ。グワジンのプラモを買い与えられて男泣きする輩をどうして無視することができる。その心情は微妙に理解しがたいが。問題は、ビデオ予約が既に一杯だという点だが、修羅の刻の代わりにケロロを入れるという処置を行うものとする。修羅の刻の時間帯はほぼ間違いなく家にいるので。ケロロがグランセイザーくっついていれば楽なんだが。

 日本橋をぶらぶらとぶらついて、電撃HPを買ってきた。市場動向をこまめにチェックするのも立派な仕事だ。ドラゴンマガジンも買わなアカンのかなあ。ドラマガはライトノベル雑誌三誌の中で一番かさばると言うことを、かつて購読していたときにイヤほど思い知っただけに、狭い部屋に住んでいる現在の身の上としては、買うことにためらいを覚える。とはいえ、いずれやらねばなるまい。この世界でビッグネームになるという野望を叶えるためには、努力を惜しむ暇はない。とかいいつつ油断するとついグランドセフトオート3に手が出るわけですが。為さねばならぬ事は山積みだ。あわわ。

焼け! 延暦

4月16日

 比叡山にドライブに行くぜ、という話になったので、昨晩から西京極AZITOに行ってきた。近所の揚げ物屋で晩飯を食った後、持って行ったグランドセフトオート3をプレイしてみる。情け無用のリバティシティの惨状に、先輩方もドギモを抜かれていたようだ。そりゃまあ、パトカーが飛ぶようにしてホーミングで突っ込んでくるような町には、誰だって住みたくない。あと、「サバの雨を降らせてやる」という台詞が、特に風雲トミフェブ侍先輩のツボに入った模様。
 あとカタンもプレイした。ワタクシは9点まで行ったのだが、狂兄貴先輩のチャンスカード攻勢に破れる羽目になった。やはりチャンスカードも肝要かなあ。

 翌日、車で西に向かった。浜大津アーカスの東方見聞録で昼食をとった後、滋賀県側から比叡山に登る。この辺の山も、吉野並に切り立っていた。近畿の山ってのはどこもかしこもこんな具合なのか。どうもオレの田舎とはイメージが違う気がする。
 やがてたどり着いたのは、比叡山延暦寺である。信長が焼き討ちしたことで有名な。高い山の上だけあって、日差しはまぶしいものの決して暑くはなく、流れる冷たい風が実に心地よい。山頂ではちょうど桜が満開で、非常に春らしい雰囲気を醸し出していた。最近は晴れると暑くなるものね。
 山頂の諸堂を巡ってみる。山の中だけに段差は厳しかったが、脳天大神を参ってきたオレにとってはこの程度日曜学校だ。ただ一カ所、文殊楼なるお堂の内部に入ってみたところ、角度七十度超の階段を上り下りする羽目になりかなりビビった。上から見ると絶壁にしか見えない。一体何を考えてこんな恐ろしいものを作るんだ。
 一通り見回った後、車でちょっと移動して別の山頂に向かった。ガーデンミュージアム比叡という施設があり、お花畑と展望台がある場所だ。園内は世界各地の花を植え、道ばたにゴッホやドガやルノワールの絵画を展示し、モネの睡蓮の絵を再現した池を造成している、という風に、実にメルヘンでファンシーな場所だった。山上の涼しい天気もあり、なにやらどこか遠い国に来たかのような感覚を味わうことができた――一点、カフェのそばにあった「将門岩」「純友岩」なる岩を除けば。なんでも、平将門と藤原純友が、この岩の上にのっかって京を見下ろし、天下掌握を誓いあったとかいういわれがあるのだという。たしかに岩から見下ろす景色は絶景で、将門と純友が岩の上に登りたくなった気持ちはよく分かる。だが、どうにも場所にそぐわないのが残念。展望台からは、琵琶湖や京都市内が一望できた。すごいすごい。
 その後下山して京都駅のラーメン横町で晩飯を食って、解散した。京都からすぐそばに、あのような風光明媚な場所があったとは驚きである。紅葉の時にもいってみたいもんだ。

 帰宅して絢爛舞踏祭鑑賞。こっちの世界でもタキガワは役にたたんのか。哀れな。しかし有能で役に立つタキガワというのもそれはそれでおかしいしな。あらゆる並行世界で無能故に苦しみ続けるなんて、猿田彦なみにイヤな運命だ。

敵に渡すな大事なリモコン

4月15日

 春の新番組が二巡した。今期はやったら新番組が多いので必ずしもすべてをチェックし切れてはいないのだが、さしあたり定期視聴していく番組は決定した。火の鳥、ゴーダンナー、修羅の刻、MADLAX、鉄人28号、絢爛舞踏祭。多すぎだ! あと他にも花右京メイド隊とかキン肉マンU世とかも見てしまうだろうし、加えて鋼の錬金術師など継続視聴番組もある。急激にビデオ予約が埋まってしまった。不思議だ。

〜アレクセイ・ニコラス・コーリーのグランドセフトオート3日記〜
 今回はリムジンを運転する仕事を二つほど引き受けた。
 一つは、サルバトーレファミリーの送迎である。これまで仕事をもらってきた連中、ルイージ、トーニ、ジョーイを回収してボスのサルバトーレのところまで乗せていく。途中までは何事もなく進んでいたのだが、三人目を乗せた途端、急にクリーニング屋のトラックが凄まじい勢いで押し寄せてきた。サルバトーレと敵対するトライアドの連中だ! 連中は、まるでリムジンに磁力で引き寄せられるかのごとき勢いですっ飛んできた。おまえら死ぬ気か。オレはリムジンを急発進させ、サルバトーレの邸宅へ急いだ。途中、迫り来るトラックを路肩に押し寄せ建物に激突させたり、対向車にぶつけたりしながら。サルバトーレ邸宅への入り口が見えるあたりまでなんとか逃げ延びたが、なんと連中、トラックで道をふさいでやがる。後ろからもトラックが迫り来る。ままよ、とばかりリムジンの決して細くはない車体をトラックと建物の隙間に思い切り突っ込ませた。一歩間違えれば正面衝突だが、運良くすり抜けることができた。連中は止めておいたトラックが仇になったようで、それ以上は追ってこなかった。フー。組織のお偉方三人になにかあったら、オレはこの町では生きていけないぜ。危なかった。
 二つ目は、サルバトーレの愛人マリアをヤクのパーティーに連れて行く仕事である。パーティー会場、港の倉庫につくと、マリアはパーティーが終わるまでそのまま待っておけと言い残して車を出て行った。わがままなことを言いやがる。だがサルバトーレの愛人に逆らうわけにはいかねえ。ラジオでも聞いて待っているかと思っていたら、突然響き渡るサイレンの音。無線を聞くと、どうやら今からこの倉庫をガサ入れするらしい。冗談だろう! 途端、凄まじい勢いで突っ込んでくるパトカーの群れ。パーティーの主催者連中も銃を手に取り交戦を始めたが、早晩捕まえられるであろうことは目に見えている。逃げるか、とも思ったが、ちょうどマリアが倉庫から出てくるのが見えた。オレはマリアを乗せるべくリムジンをバックさせ、――マリアを轢いた。
 あっ。イヤだっていつもより車長いし! マリアが飛び込んでくるから悪いんだ! どーしよー、とマジで焦って、とりあえず車を前進させたところ、マリアは起きあがって何事もなかったかのように車に乗り込んだ。あれれ? さすがはサルバトーレの愛人、少々車に轢かれたくらいでは死なないってことか? その頃には銃撃戦は下火になっていた。いまだに銃撃を続ける連中をきっちり轢いてから(そいつらは警察官ではなかったような気もするが、まあいいか)、サルバトーレの邸宅へ逃げる。ところがパトカーが追ってきた。ポリ公ども、やってることがトライアドの連中と一緒じゃねえか。パトカーは小回りが効く分、進路を塞がれるのが恐い。リムジンを左右に振ってパトカーを振り払い、邸宅に入る小道へやっぱり全速力で突っ込む。パトカーは、今度はしつこくつきまとってきた。油断すれば下のビーチに落っこちる危険な道を、リムジンひっくり返されそうになりながらなんとか走り抜け、なんとかまいた。フー。
 別れ際、「楽しい夜だったわ」とマリアは言った。正気か。見たところなんともなさそうだが、やっぱり轢かれて頭を打ったものと見える。全く困ったお嬢さんだぜ。

 本日はこれから京都に行って参りますのでこの辺で。

ヒキコモリ自衛隊

4月14日

 予想通りというかなんというか、月末が立て込んできた。まことに残念ながら、母には東京でUターンしていただくことになるだろう。ま、母の用事は東京がメインだしな。とはいえ、これでヒキコモリ健康法ポスターを剥がす口実がなくなってしまった。勝手に剥がせばいいじゃねーか、という向きもあろう。実際、このポスターを貼ったのはワタクシの本意ではなく、HDDの先輩らがうちに泊まっていったときに勝手に張っていったものである。だが、一度張ってしまった以上、おいそれと剥がしていいものではないだろう。なんの理由もなく剥がしてしまえば、チキン野郎の汚名を浴びせられるのは間違いのないところである。言うなれば、一度行ってしまった以上おいそれと撤退していいものではない自衛隊のようなものだ。なんか、大義名分がいる。
 話がずれた。要は、今月末に東京に行ってくるということだ。なんとかして五十嵐さん達に会ってこよう。んで、そのまま大阪に取って返す。帰省はしない。理由は二つ。一つには、今のワタクシがわざわざGWという時期に帰る必要はないということ。今のオレは何者にも縛られない自由の民だ。うちで飼っているねこ太郎に会いたくなったらいつでも帰ればよろしい。もう一つは、クラナドの予約の有効期間が発売日から三日以内だということだ。今日気がついた。予約を逃したら三ヶ月くらい買えなさそうな気がする。まあそれほど必死になる理由もないとは思うが、でも予約してしまったからなあ。
 結論としては、さっさと読書会用のレジュメを仕立て上げねばならない、ということだ。せめてはだかの太陽くらいは読み終えなければ……

生きた証を残す旅路へ

4月13日

 今日は日記に書くようなことがねえなあ。月末の「鋼鉄都市」読書会に向けてそろそろレジュメを書いておかねばならないのだが、参考資料として読書中の「はだかの太陽」がなかなか進まない。というか「鋼鉄都市」自体どこにやったっけ? まずい。発掘しておかねば。加えて母が大阪に来るとか言っているので、宇宙ベッドの底に張られたままのヒキコモリ健康法ポスターも剥がして隠さねばならない。他にも読まねばならない本は山積みだし、やること多いなあ。

〜アレクセイ・ニコラス・コーリーのグランドセフトオート3日記〜
 トーニというイタリア人から仕事を請け負った。表向きはイタリアンレストランの経営者だが、裏の顔はマフィアのお偉いさんだ。今までミカジメ料を払うのを渋っていたチャイナタウンのクリーニング屋が金を払うと言ってきたので、回収してこいとのお達しである。ついこの間、連中の配達トラックを三台ほど襲撃してことごとくスクラップにしてやったのが効いたようだ。
 途上、連中のトラックを強奪してから回収に向かう。指定ポイントはとある狭い路地の中。こいつはオレを袋だたきにするのが簡単そうだな、と思っていたら案の定、クリーニング屋の制服を着た男達が五人ほど、お手々に棍棒とマシンガンを持って近づいてきた。あらら。アンタら、クリーニング屋なのにどうしてそんなもの持ってんの? どうも、これからオレを紅茶とケーキで歓待してくれる風ではない。だがこいつらは一つ大事なことを分かっていない。オレが何故この狭い路地に、無理矢理トラックで入ってきたかということだ。オレは冷静にトラックに乗り込み、路地を前後に二往復した。狭い路地にのこのこやってきたのが運の尽き、連中は逃げることもできずに次々とトラックの下敷きになっていった。皆殺しのアレクセイと呼ばれたこのオレをなめんなよ。路地はすっかり血の海になっちまったが、まあいい。クリーニングは連中の仕事だ、仕事を作ってやったオレは感謝されこそすれ恨まれる筋合いはねェだろうぜ。
 連中が息をしていないことを確認してから、大通りに出る。あとは回収したカネをトーニのところに持って行くだけだったのだが、そこにクリーニング屋のトラックがえらい勢いで突っ込んできた。オレに対する刺客はもう一人いたようだ。オレとテメエでどっちのハンドル捌きが上か思い知らせてやるぜ、と思った瞬間、向こうのトラックが大爆発を起こした。どうやら、無茶な方向転換をしたせいで一般人の車と衝突炎上してしまったらしい。あらら。さすがにそれ以上の追ってはやってこず、任務は無事に遂行された。やや拍子抜けだな。

風のようなかすかな声が 高い空から僕を呼んでいる

4月12日

 土曜日にさんざん歩いたせいで、一日おいた今日あたりにえらい筋肉痛が来るのではないかという懸念があったのだが、なんともなかった。毎日歩いているおかげだな。よしよし。これまで毎日難波まで散歩してきたのはムダではなかったのだ。というわけで今日も難波に行ってきた。アホみたいな陽気の下、数冊本を買い、ついでにクラナドの予約をしてくる。なんだかんだ言ってプレイするであろうことは間違いない。さきのFateの時の商品の捌けようを考えれば、予約しておくに如くはない。AIRの初回版が店頭に山積みにされていた頃とは、時代が違うのだ。エロゲの世界の移り変わりは恐ろしく早いのう。

〜アレクセイ・ニコラス・コーリーのグランドセフトオート3日記〜
 今日も二つほど、ジョーイの野郎から頼まれた仕事をこなした。
 一つ目は、暗殺だ。デブのリー・チョンとかいう中国人野郎が勝手にヤクをさばいているから鉛の弾をぶち込んでこい、というもの。チャイナタウンに行ってみると、リーの野郎は立ち売り中華料理店の店頭に立っていたが、オレの姿を見た途端泡食って逃げ出しやがった。おまけに用心棒二人がオレを狙って撃ってくる。用心棒がいるということは事前に聞いていたので、こいつらはあっさり撃退することができた。が、その頃にはリーは遠くまで逃げてしまっていた。必死になって追いかけるものの、なかなか距離は縮まらない。おいおい、奴がデブのくせに足が速いだなんて聞いてないぜジョーイ。長距離から狙撃しても当たるはずもなく、通りすがりの人にヒットしてポリ公が出てくる始末。オレは追って追って追いつめて、かつ警官から逃げまくった末、なんとかリーを捕まえ、撲殺した。その頃には拳銃の弾が切れていたのだ。ついでに追ってきたポリ公も殴り殺した。ポリ公が拳銃を出してくれることを願っていたのだが、出てきたのはバットだった。ポリ公がバットを持って出歩くなんて、世も末だな。
 二つ目の依頼は、現金輸送車の強奪だ。輸送車に車をぶつけてドライバーをビビらせて降ろし、そこに乗り込んで港のコンテナまで持ってこい、とのこと。そんな大味なやり方でいいのか? 輸送車のケツを掘って掘って掘りまくって、その上で乗り込むってんだろ? 輸送車のケツの穴ってのはそんなに鍛えてあんのかよ、とも思ったが、ジョーイはこのやり方で問題ないと請け負っている。まあ、やるしかねえだろう。
 まずは頑丈な車、トラックを調達し(どうやって調達したのかは、わざわざ言わなくても分かってくれるよな?)輸送車の通るルートに向かう。なるほど、輸送車が平和そうに走ってやがる。オレは一挙にアクセルを踏み込み、全力でケツを掘った。当然輸送車は全力で逃げ出し始めたが、オレはトラックをピタリと横に付け、ガツンガツンとぶつけまくった。当然パトカーがすっ飛んできて、オレのトラックを止めようと迫ってくる。進路を塞がれると面倒なので、オレのトラックを追い抜こうとした瞬間にぶつけ、事故らせてやる。輸送車を潰すこと、パトカーを潰すこと、両方やらねばならないのがつらいところだな。やがて輸送車のドライバーはビビり、車を捨てて逃げ出した。ここが一番難しいところだ――輸送車に乗り込む隙をサツに狙われるのが一番危険な瞬間だ。オレは素早く輸送車に乗り込み、追ってきたポリ公どもを轢きつつ、発進させた。半壊した車でのカーチェイスとなったが、なんとかまいて輸送車を港に持って行くことに成功した。全くハードな任務だぜ。

脳天直撃蔵王権現

4月10日〜4月11日

 吉野まで遠足に行ってきた。メンバーはHDDの七名。近鉄阿部野橋より特急で70分ちょっとでたどり着いた吉野駅は、自動改札機もないド田舎だった。こんだけの山の中なら当然なのかもしれないが。改札口から出てまず、異常な人の波にもまれる羽目になった。駅前の広場にみっしりと人が詰まっているのである。後に調べたところこの日は吉野への人出が四万人ほどいたそうな。おまえらそんなに暇か。
 ロープウェイで1キロほど登ってから登山開始。目指すは上千本、かなり上の方である。当然ながら道中も死ぬほど混んでおり、前進するのには結構な労力を要した。さいわい、客の量に比例して土産物屋も死ぬほどあったので、道中腹が減っても食料調達にはさほど苦労しなかったが。

 途上、吉水神社にたどり着いた。後醍醐天皇が吉野に逃れて南朝を開いた際の皇居であるが、見る限り、ちょっぴり巨大な茅葺き屋根のおうち、という感じである。つい先日京都御所を見てきたばかりだけに、猛烈に小さく感じた。こんな山の中にしてはかなり立派な屋敷だ、ということはよくわかるが、それにしても涙を禁じ得ない。
 吉水神社までくるのも結構な距離なのだが、山登りはここからが本番だった。すごい角度かつ蛇行しまくっている道路をひたすら上へ上へとのぼり続ける、それは地獄のような行程だった。しかも細くて急な道を車が登ったり下ったりしてくるから困る。なんでこんな道を自動車通行可にするんだ、観光客用に自動車進入禁止にしとけ、と思ったが、自動車進入可能な理由はやがてわかった。山の上に、民家が存在するのだ。峡谷と吉野千本桜とを見下ろす山の上に、普通の民家が普通に建ってやがる。君ら何が悲しくてこんな秘境に住んでるのん? と思ったが、住んでいるものは仕方がない。この問題に関しては、十津川に親類がいるというクエスター先生があとで教えてくれた。この辺は昔、年貢を取り立てられることがなかったそうなのだ――あまりにも山奥なんで役人が来られない、という理由で。納得した。納税しなくていいというのなら、たしかにこんな場所でも住む価値はある。こんな場所でどうやって食い扶持を稼ぐのか、という問題が残るが。紀伊半島独特の地形で栽培するのに適した南朝秘伝の食用植物とかが存在するのかもしれない。謎だ。紀伊について知れば知るほど、謎は深まっていく。
 上千本の水分神社になんとかたどり着いた頃には、やや日が傾きかけていた。吉野に到着したのは正午頃なので、四時間かそこらはかかった勘定になる。だが、実は吉野にはさらに先に奥千本という場所が存在する。さすがにそこまで行くのはムリ、ということでそこから下山を開始した。下り、かつ人が減っているということでスムーズに降りていくことができたが、駅にたどり着く前に一カ所、寄っていくべき場所があった。登山を開始してまもなく、蔵王堂の手前くらいに脇道があり、「脳天大神」なる看板があった。脳天とはなんやねん、ということで脇道に入っていく。そちら側には人が全くおらず、しばらく降りていくと石碑やら灯籠やら謎の神像やらが建ち並んでいる場所に出た。以下の写真は石碑の一枚である。



「のうてん」とひらがなで書いてあるのはわかるだろうか。一体何の神様がまつられているのか全く謎である。この場所にはさらに下へと降りていく階段があったので、我々はそこを降り始めた。のだがこれが予想を遥かに超える長距離の階段で、約450段を降り終えた頃にはすっかり渓谷の奥深くにたどり着いていた。涼しい、というか寒い。なんか、昔は地獄谷とか呼ばれていた場所であるそうだ。で、たどりついたのが謎の社。



 だが、内部に入ってみても、なんの神様を祀っているのかはよくわからなかった。いろんな宗教がゴタマゼにされているような感じである。後にネットで調べたところ、ここが成立したのは戦後、今から五十年前という比較的新しい時代だそうで、なんでも蔵王権現の化身であるところの、脳天がぱっくりと割れた二メートルの大蛇を祀っているそうなのである。頭から上の病気に御利益があるそうな。わけがわからない。狐につままれたような思いで、我々は社を去った。残念なことにそこから先へ進むルートはないようだったので、約450段の階段を上って引き返さざるを得なかった。これがまた急な階段であっという間に足ガクガク、登り終えた地点で小休止を取らねばならない始末だった。イヤハヤ。
 六時頃吉野駅に取って返し、急行で阿部野橋に引き返して晩飯を食らい、解散した。実に有意義な旅だった。観光地として有名な吉野が、かなり恐ろしい場所であることがよくわかった、という一点だけでも実に有益である。そりゃ義経も後醍醐天皇もここに隠れるわ。とうてい追う気にならん。

 翌日、ウチに泊まった面々のうち四人でカラオケに行った。ジャンカラに行ったのだが、Bカラではなくサイバーダムの方に回された。チェッ。しかし、サイバーダムも決して悪い機種ではない。曲目ではハイパージョイやBカラに劣るが、一部のアニソンの画像は結構丁寧に作られている。おねがい☆ティーチャーのOPを歌っていたクエスター先生が「歌詞の字幕がジャマ」と言い出すほどである。おまえは一体カラオケ屋に何をしに来たんだ。彼の言動は相も変わらず男らしい。近鉄に乗っているときも、列車の外壁に描かれたパルケエスパーニャのマスコットキャラの猫っ子を見て萌えるだの萌えねえだのと言っているし。奴が一体何に萌え出すか見当もつかない。

清水ステージダイバーズ

4月8日〜4月9日

 京都観光に行ってきた。
 最初の目的地は京都御苑である。地下鉄丸太町駅より徒歩一分。京都市内に住んでいた頃もたびたび来たが、それにしてもアホみたいに広い。春の一般公開ということで御所内部に入り込んできたが、内部の方もアホみたいに広かった。広く、あらゆる建造物がとにかくでかい。いにしえの皇族は身長三メートルくらいあったんちゃうか、というくらいなにもかもが巨大だ。これが日本の王たる一族の権威の力か、とただただ圧倒されるばかりでありました。

 次の目的地は哲学の道。丸太町をどん詰まりまで行けば道の南端あたりにたどりつく、ということはネットの地図で調査済みである。しかしいざ歩き出してみると、果てしなく遠い。御所が実は今出川寄りだということを考慮していなかったので、御苑を予想以上の長距離歩かされたということもあって、この頃から足腰が悲鳴を上げ始めた。それに、御苑を過ぎると、どれだけ歩いてもなんにもない。どうにも風景が映えないので、一本道を南にずらして二条通に出てみた。すると途端に観光バス用の駐車場に出くわし、観光客がものすごい勢いでわいて出た。一体何事だと思ったら、知らず知らずの間に平安神宮前にたどり着いていた。こんなところに平安神宮があるなんて知らなかった。というか平安神宮のある場所なんて考えたこともなかった。というわけで鳥居をくぐり、六百円払って庭園に入る。庭園内はアホみたいに込んでいて、特に桜並木の下辺りは牛歩状態だった。単純に道が狭いということもあるけど。御所もアホみたいに人がいたが、アホみたいな広さでカバーできていたのとは対照的である。とはいえものすごい勢いで桜の林が咲き狂っている光景はまことに心打たれるものでありました。六百円という値段はやや高だが、まあ許しといたる。

 平安神宮を出、さらに東へ。だんだん道は住宅街になり、ラブホテル林立地帯に突っ込み、と本当にこんな道が観光地にたどりつくんだろうか、と不安になったりもしたが、ある地点から急激に人が増え始めた。おそらく、地下鉄東西線蹴上駅から来た観光客だろう。この頃には既にワタクシぐったりとしており、こんなことなら地下鉄乗ってくりゃよかったと思ったが、後の祭り。川沿いを桜の並木が続く哲学の道を延々と北上したが、もはや桜を見て楽しむどころではなかった。道の北端あたりには銀閣寺があり、ここを今回の旅の最終地点にしようと目論んでいたのだが、たどり着いたときには既にぐったりしていたので探す気も起きず、さっさとバスに乗って四条に引き返したのだった。

 せっかく京都に来たんだから一緒に遊ぼう、と風雲トミフェブ侍先輩と、たまたま京都に居合わせた木戸先輩と四条河原町で落ち合った。せっかくだから清水寺の夜桜を見に行こう、という話になる。茶店で一休みした後、徒歩で東山五条辺りへ歩いて向った。このルートも普通の細い道で本当に目的地にたどり着くんじゃろか、とか思ったが、やがて急勾配の坂道になったかと思うと、おみやげ屋が増え始めた。まるでスキー場の温泉街みたいだな、と思いつつ上まで行くと、目的地の清水寺にたどり着いた。
 清水寺は、学生の時に一回来たきりである。清水の舞台は、相変わらず高かった。ここから飛び降りて助かった人がいる、だなんてフォークロアちゃうのん? 加えて、舞台からちょうど飛び降りたあたりに地蔵が林立しているのが不気味だった。風雲トミフェブ侍先輩は「きっと舞台から飛び降りた人の霊を慰める目的で建立されたんだよ」という説を主張していた。他に納得できる説明が思いつかない以上、先輩の言を信じざるを得ない。清水の舞台から飛び降りた人って、ずいぶん一杯いるんですね。

 その後、京都駅まで歩いていってラーメン横町でラーメンを食い、解散……のはずだったが、大阪まで帰るのも面倒になるほど疲労困憊していたワタクシは、風雲トミフェブ侍先輩に転がり込んで一夜を明かしたのでした。この日も死ぬほど歩いた。イヤハヤ。ま、これだけ歩けるなら、土曜日吉野にいった際も、途中で歩けなくなるなどということはあるまい。
 ついでに、そちらでナディアの島編を二話ほど見てきた。今改めて見てみると……島編結構面白いじゃん。ガーゴイル様がネモ船長の葬式を勝手にあげてたりしてた。あと、今見てもナディアはどうかしている。明日をも知れぬ無人島生活の身だというのに、すぐキレる、肉は食えないと噛みつく、ジャンをなじる。リヴァイアスに乗っていたら真っ先に殺されているな。ナディアは一体何を考えて生きているのでしょう?

「疑惑の影」(ジョン・ディクスン・カー、早川文庫HM)読了。
 裕福な老婦人テイラーが毒殺された。犯人として逮捕されたのは秘書のジョイス・エリス。証拠はエリスに対して圧倒的不利だったが、弁護を引き受けた勅撰法廷弁護士パトリック・バトラーは持ち前の腕で無罪を勝ち取ってみせる。ところが無罪宣告の直前、夫人の甥もまた毒殺されるという事件が起きた。バトラーはフェル博士の助力を得て捜査を進めるうち、背後に組織的な悪魔崇拝の殺人者集団の影があることを突き止めるのだが……という話。
 有罪の人間を無罪にするのが弁護士の腕の見せ所だ、と主張するスーパー弁護士バトラーの冒険譚。なんか本当に龍騎の北岡弁護士みたいな奴。こいつを主人公にもう一作品書いたカーの気持ちもよくわかる。話の方は、バトラーの立ち回りあり、影で糸を引く謎の組織あり、と後年の歴史物っぽい。組織を利用した毒の調達法など、推理小説としてはやや犯則気味な手を使っているような気もするが、冒険ものと考えればそれほど問題はあるまい。
 どうでもいいけどカーの作品って殴り合いとか剣戟とか立ち回りが多いよなー。誰か同人で格闘ゲームでも作ってくれんかのう。キャラクターは結構揃えられるぞ。歴史物の主人公連中を始め、バーモンジーの恐怖とかペンブルック伯爵とか九つの答えの主人公とか。剣士とボクサーに偏るから、ファーンリ家の自動人形とかも出そう。当然バトラーさんの必殺技はビリヤードボール投げ。

悪徳の都

4月7日

 とても暖かい一日でした。上に三枚着て出かけたのだが、歩いているうちに汗かいた。桜と陽気が続くうちにもう少し観光に出かけておきたいものだ。ローカルニュースでもさんざん京都の観光地とか流しているし。ここはいっちょ明日にでも京都御所の一般公開とか哲学の道とか行ってこようカシラ? 地図で見る限りは、なんとか徒歩でカバーできそうな距離である。ついでに銀閣寺とか見るのも悪くない。土曜に吉野観光に行くから、長距離を歩いても問題ない体を作っておかねば。

〜アレクセイ・ニコラス・コーリーのグランドセフトオート3日記〜
 まず基本として押さえておくべきことは、このリバティシティでは車が無くちゃ何もできないってことだ。まずは車を手に入れる、それができなきゃ話にならない。だが、別に車を買うための金を集める必要はない。そもそも俺たちは金がないから犯罪行為に手を染めているんだからな。簡単なやり方を教えよう。
 まず、車道にのこのこと飛び出す。するとたいていのドライバーはクラクションを鳴らしながら停車してくれる。ま、世の中には待っている客をひき殺すことに喜びを見出すタクシードライバーがいるかもしれない。まさか、って思うだろうが、ここはなんといってもリバティシティだ。どんな奴がいても不思議じゃあない。そんなやつにブチ当たったたら――というかブチ当てられたら、運が悪かったとあきらめるこった。
 さて、車を止めることができたらあとは簡単だ。運転手を引っ張り出し、乗り込む。あとはその車があたかも二十年前から自分の愛車であったかのように運転すればいい。放り出された運転手はちょっとかわいそうな気もするが、なあに、家まで歩いて帰るのがイヤだったら俺と同じことをすればいいのさ。それほど難しくない。
 車で道を走る場合、一つ大事な心得がある。つまり、人を轢くことをためらうな、ということだ。この町では人を二、三人轢いたところで、たばこのポイ捨て程度にしか思われない。むしろ、ショートカットをしたいとき、時間がないのに道が渋滞で混んでいる場合は、積極的に人を轢いて突っ切っていった方がいい。ただ、まとめて十人くらい人を轢いたりすると、警察に睨まれることがあるから注意が必要だ。ただこれも決して悪いことじゃあない。追ってきた警官を殴り倒して拳銃を奪うことができるから。拳銃が無くて手元が不安なときは、わざと人の群れに車を突っ込ませるのもいいかもな。
 信号には気をつける必要がある。赤信号の時に交差点に突っ込むと、横合いから思い切り車がぶつかってくる場合があるからだ。自分の車に傷を付けたくないときは、注意を払っておいた方がいい。あと、片側二車線の道路も注意が必要だ。両方の車線とも車が突っ込んできやがる、と思ったときは、それは自分が道路を逆走している可能性がある。
 今日は二つのヤマを請け負った。まず一つ目は、自動車修理工ジョーイの依頼だ。「フォレッリ兄弟が貸した金を返してくれねえ。なんとか金を取り戻したいので、兄の方の車に爆弾を仕掛けてきてくれ」だって。多分、車の保険で払わせるつもりなのだろう。俺はフォレッリがレストランで食事をしている隙に車をこっそり奪い、爆弾の専門家のところに持って行った。爆弾を仕掛けてもらったら、何食わぬ顔で駐車場に車を戻しておく。思惑通り、フォレッリ兄が車のエンジンをかけた瞬間、車は大爆発を起こした。これでフォレッリ弟も金を払う気になったことだろう。きっと支払いには苦労することだろうが、その間は兄のミディアムステーキでも食べて飢えを凌げばいい。
 二つ目の依頼は、ルイージのものだ。「ディアブロとか言う野郎がオレのシマの中で女に売春をやらせているから、説得してやめさせてくれ」とのこと。説得するのに役立つだろうから、武器屋に銃を用意させている、という言葉も頂いた。俺は指示通り拳銃をもらい、ディアブロがたむろしているであろう場所へ向かった。ところがいざ行ってみるとディアブロの野郎、車であたりを暴走してやがる。おいおいディアブロがこんなイカレ野郎とは聞いてないぜルイージ。仕方がないので、思い切りアクセルを踏み込んでカマを掘ってやった。するとさすがに奴は車を降りて、俺を運転席から引きずり出そうとした。さァてこれでやっと拳銃が物を言うわけだな――と思ったら、ぶつかった衝撃に耐えられなかったのだろう、俺の車が爆発炎上を起こして俺たち二人を巻き込んだ。ディアブロの野郎を叩きのめすという目的は達成できたが、俺も病院の世話になるはめになっちまった。チッ。

「樅の木は残った」(山本周五郎、新潮文庫)読了。
 万治三年、仙台藩主伊達綱宗が幕府の命により逼塞を申しつけられる。いわゆる伊達騒動の始まりである。一連の騒動の陰に、幕府による伊達家お取りつぶしの陰謀があることを見抜いた仙台藩の宿老原田甲斐は、政宗の末子にして陰謀の加担者兵部宗勝に取り入り、伊達家を守るため手を打っていく……という話。
 ちょいと諸事情あって伊達騒動について調べたかったので、一番手っ取り早いと思って買ってみた。前から読みたいとは思っていたし。結局伊達騒動ってのは謎の部分が多いようですね。だからこそ後世の人間の想像が入る余地があり、伽羅先代萩とかいろいろな創作が作られた、ということか。この作品は伊達騒動における中心人物、一般的には悪の張本人だとされてきた原田甲斐を主人公に据えている。伊達騒動の成り行きの不明朗さ、原田甲斐の墓の微妙な位置を鑑み、原田は実は伊達家を守ろうとした忠臣だったのではないかという解釈を加えた内容となっている。仙台藩悪政の中心人物と周辺から白い目を向けられつつ、ひたすら幕府からの介入を避けるべく手を打っていく原田の姿はなるほど読者の心を打ち、こういう解釈もありだという気にさせられる。面白かった。
 ネットで調べてみると、原田甲斐の樅の木というのは増上寺に実際に存在したらしい。現在は残ってないそうですが。がっかり。

このまま飛び立てば どこにだって行ける

4月6日

 春の陽気に誘われ、散歩に出かけた。特に目的地を定めずに、43号線を西へ西へとひたすら行く。よく考えてみるとはじめて行くルートである。木津川を渡る橋の車道下部に歩道があって、43号線を巨大な車が通るたび足下がガクガク揺れてビビってみたり、西に向かっていたはずなのに気がついたら弁天町にたどり着いていたり、と実際に歩いてみると色々な発見がある。特に桜の並木道にたどりついたのは僥倖だった。公園に咲く桜もいいが、桜並木も美しさにおいて決して劣るものではない。そしてなんと言っても、ほとんど人がいない。難点は、特に目的地を持たず歩いていたため、場所がどこだったのかはっきり思い出せないというところだが。まあ、弁天町のそばということ、途中にライフがあったということは覚えているから、もう一回行けば多分わかるだろう。
 その後大正橋を渡り難波日本橋を経由して帰宅。三時間以上は歩いたことになる。踏破距離は16か7キロというところか。結構な運動量だ。しかしこの程度で足がガクガクになるのはいただけませんわね。

 ゴーダンナーセカンド鑑賞。大阪でKBSを見るのはさすがにつらいなあ。絶望的に映りが悪い。しかしこの程度、実家のUHF局の映り方に比べれば日曜学校である。少なくとも、カラーで映るので。しかし、ノイズ入りまくりの画面から情報を取り込むのに精一杯になってしまうので、肝心のストーリー把握の方が少々おろそかになりますね。ここは黙って他の手段に訴えた方が吉だろうか。人から借りるとか。

 グランドセフトオート3。さっそくルイージの野郎から依頼が届いた。「オレのスケどもがスパンクとか言うヤクのせいでダメになっちまった。二度とオレのスケにヤクを売らないよう、ヤクのディーラーを説得してくれ。バットで」だそうで。路上に落ちていたバットをひっつかんでディーラーの元へ向かい、ディーラーを撲殺して奴の車を奪い、ミッションコンプリート。楽勝。攻略サイトによると、別にバットを使わずに車でひき殺してもオーケーらしい。この町はすさんでいるなあ。道を歩いていると突然銃撃戦が始まるし。ヒィィーッ。

フィッシュベル・ゴッドサイダーズ

4月5日

 なんか、ゴッドサイダーセカンドがコミックバンチではじまるそうです。なんですとォーッ。また微妙な作品の復活だなあ。うれしいけど。セーラー服騎士といい、微妙な作品の復活が最近多いですね。しかもなぜかジャンプ作品ばっかり。ゴッドサイダーとかセーラー服騎士とかが復活するくらいなら、マガジンやサンデーの昔の作品がもう少し復活してもいいんじゃないのか。オレの知っている限りは、ミスター味っ子くらいしか思いつかない。昔のジャンプがそれだけ他を圧倒していたということなのか。

 平泉の住民投票は、法定合併協議会設置に賛成となった。賛成57%に対し反対43%、と意外と拮抗したな。同日の町議選の結果、賛成派が多数となったことだし、民意は合併だということになるんだろうが、なんかしこりが長いこと残りそうな気配。隣の市の住人であるところのワタクシとしては大歓迎ですけどネ。HIRAIZUMI出身だと胸を張って言える。しかし新市の名前はどうなるのだろう。知名度という点においては、どう考えても平泉町のほうが一関市より上だ。とにかく慎重に見守ろう。オレに投票権があるわけでもなし。

 ドラクエ7も終わりが見えたことだし、ついカッとなってグランドセフトオート3を買ってきた。犯罪組織の手下のチンピラとなってどんな仕事でも受けまっせー、というのがゲームの趣旨である。舞台となるリバティシティは結構広いので車での移動がメインとなる。のだが、しばらくやりこんだレーシングラグーンのボタン配置が手に染みついてしまっており、ブレーキと間違えてアクセルを踏んで人を轢き、ブレーキボタンを押しっぱなしにするとバックを始めるということを忘れてやっぱり人を轢く。あとアメリカだから右側通行だということを忘れて車をぶつけ、交差点に信号機が存在するのにしばらく気づかず車をぶつけ、バックするときにハンドルを回すとどっちに曲がるのか把握していないので車をぶつける。一マイルも走らぬうちに、車はあっという間にボコボコに、煙を噴くまでになってしまった。しかし車が壊れたらその辺の路上から盗めばいいのがこのゲームの良いところ。仕事をこなして成り上がるッスよ!

千年の古都HIRAIZUMIプロジェクト

4月4日

 高校野球。東北を破った済美が優勝していた。クアアーッ。創部三年で初優勝という話だが、どうでもよろしい。準々決勝が終わった途端、自分でもビックリする勢いで高校野球への興味が失せたからな。というか「高校球児の坊主頭なんて見たくもねえ」とむしろ積極的に見るのを避けた。期待が大きかった分反動も大きかったなあ。しょんぼり。あまり期待せずに夏を待とう。阪神に心の慰めを見出すのもいいだろう。開幕三連戦を見る限り、去年並の強さが期待できそうだし。

 実は本日、平泉で合併の是非を問う住民投票が町議選とダブルで行われている。隣の市出身のワタクシとしては猛烈に気になる。「HIRAIZUMIのほうの出身です」と自己紹介できるか否かの瀬戸際だ。すぐにでも結果を知りたいところだが、さすがに関西にあってはニュースが流れるはずも無し、地元紙のサイトの明日の更新を待つよりあるまい。ひょっとしたらどっかのニュースサイトに載るかも知れないけれど。気になる気になる。

 ドラクエ7。ラストダンジョンに殴り込める状態となったが、レベル技能共に心許ないのでしばらく鍛錬の日々を送るものとする。最終パーティーはガボとアイラとマリベルで決定。メルビンは技能的に信用ならん。最初にバーサーカーに転職させたのがまずかったな。とはいえモンスターの心はそれなりに揃っているので、気が向いたら上級モンスター職を極めさせよう。

火の鳥エスペラント編

4月3日

 ローカルニュースを見ていたら、和歌山でひなあらしなる風習が行われていることを取り上げていた。なんか、ひなまつりの一ヶ月後、旧暦の桃の節句に行う行事であるらしい。雛嵐か雛荒しか、とにかく気になるのでネットで調査してみたところ、山陰、四国あるいは福知山あたりにも残っている風習らしい。ひな壇を飾っている家を回っては供え物を食い荒らしていくんだって。確かにニュース映像でも、ひな壇前に控えた少女が来る人間に片っ端から菓子を配布していた。う〜ん。これもまたはじめて耳にした風習だ。日本は広いな。

 ドラクエ7。結局のところ問題は、ザオラルの使い手がマリベルがいないため、マリベルが死ぬとそこで手詰まりになるということだ。マリベルはHPが100ちょっとのため、炎の精霊がメラゾーマか火の玉を撃ち込むんだ瞬間に実質的にゲームセットになる。それさえこなければなんとか勝つ見込みはありそうだ、ということでワタクシはある作戦をとった。時の砂を持ち込み、マリベルが死んだら速攻で使用して戦闘を最初からやり直し、という作戦である。結果、7ラウンド目くらいになんとか勝利。長い戦いだった。このイベントが終わったあとで、やっと転職ができるようになった。長時間の苦闘の結果、アイラは笑わせ師レベル8、マリベルは魔術師レベル8、ガボは身も心もエビルタートルになっていた。ので全員速攻で転職。転職さえできればこんな苦労はしなかったものを……

 NHKで火の鳥の特集番組をやっていた。日曜からのアニメ放送に合わせて。黎明編のあらすじなどを流していたが、黎明編ってこんな話だったっけ。最後、火山の洞窟の底に住んでいる一族の青年が崖を登って外界に出るというラストシーンは覚えている。表紙が卑弥呼の恐い顔だったのも覚えている(角川版)。だがそこに至るまでのストーリーをいっさい覚えていない。よく考えるとワタクシ、火の鳥って三分の一を読んだか読んでないかくらいだよな。これも読まねば。火の鳥はバージョンが色々あるので、どれに手を着ければいいのかよくわからないのが困るけど。最近知ったのだが、出版社によって内容が結構異なるらしいし。ワタクシが子供の頃に読んだのは角川ハードカバー版だが、どうもこれって結構省略されている部分が多いらしい。いつだったか本屋で別の出版社の乱世編を読んだら、ラストシーンが20ページくらい多くて驚いた。会社のマークを火の鳥にするくらい入れ込んでいる角川書店版こそ決定版か、としばらく思っていたのだが、どうもそうでもないらしい。う〜ん。これからお世話になるのでどうこう言うのもナンですが。
 番組では火の鳥の海外版の単行本も紹介されていた。ま、火の鳥は普遍的に人の心に訴える作品であるからして海外版が出ているのは至極まっとうなことだが、驚いたのはエスペラント語版が出版されているということだ。エスペラント語という単語自体かなり久しぶりに聞いた。実際にエスペラント語を使用しているコミュニティがこの世界のどこかに存在するのか? 本が出るくらいなら、存在するんだろうけど、これまた謎だ。日本は広いが、世界はそれに輪をかけて広い。

「眠れるスフィンクス」(ジョン・ディクスン・カー、早川文庫HM)読了。
 時は第二次世界大戦直後、舞台はロンドン。連隊勤務を離れ、ドナルド・ホールデンは七年ぶりに故郷に帰ってきた。旧友ソーリィに会いに行くと、ソーリィの妻マーゴットは脳出血で死に、その妹シーリアも精神障害を起こしている、ということを聞かされ、衝撃を受ける。それもそのはず、シーリア・マーシュは七年前、ホールデンが恋していた相手だったからだ。ところが実際にシーリアに会ってみると彼女は少々神経質ながら正気そのもの、それどころかソーリィとは全く正反対のことを言う。マーゴットはソーリィの暴力に耐えかね自殺した、というのだ。旧友と昔の恋人の言、どちらの言葉を信じればいいのか? ソーリィには再婚の話が持ち上がっているが、しかし再婚相手の父はシーリアの話に興味を示していた。どうやらなんとかして真相を明らかにしなければならない、という段に至り、一人の男が探偵役として登場する。マーシュ家の旧友で、マーゴットの葬儀の際にも立ち会ったフェル博士だった……という話。
 47年発表。「引き潮の魔女」とは全然異なり、話は最初から引き締まっていて最後まで面白く読めた。この頃はやっぱり、お話の進め方とか緊張感の保ち方とかしっかりしてるわ。あとタイトルの付け方がかなりうまいと感じた。「眠れるスフィンクス」とは謎めいたタイトルであるが、悲劇の原因となった被害者マーゴットの性質をよく言い表している。カー作品としては「曲った蝶番」なみにうまい題名だと思う。

不思議色マジレス

4月2日

 春の番組改編期ということで、ある程度新規に視聴を開始する番組を絞り込んでいる。第一四半期に比べると見るべきものがかなり増えているのだが、しかしそれでもビデオの録画予約だけで十分カバーできる量である。一時期ビデオでは追いつかなくなったためにPCにチューナーボードを入れたものだが、最近PC録画なんて全然やってねえなあ。あの時期は一体何だったんだろう。今や、テレビでゲームやりつつ番組も見たいとき以外に、この機能を使うことはない。微妙に宝を持ち腐れているような気がする。
 まずは絢爛舞踏祭を鑑賞。ガンパレにさんざんはまった身としては見逃しようもない。普通に見られそうな内容っぽいので、今後も視聴を継続する。

 大番長二周目クリア。キャラクリは5つ星が10人、3つ星が17人。さすがに攻略本を読みながらやると効率がいい。がキャラクリ対象キャラは60人かそこらいるわけであるからして先は長い。とはいえ二周目ともなるとなれたもので、かなり楽にゲームを進めることができた。やや突っかかったのはスカルサーぺント戦後半くらいか。エクストラモード目指して頑張ろう。最近ドラクエ7が壁に突き当たっているだけに、三周目とはいえ飽きるどころかますますのめり込みそうな気がする。

 高校野球。東北勢三校がことごとく準々決勝で負けた。う、うああーッ! こんなことになるんじゃないかと薄々思ってはいたが、本当に予想通りになることないじゃん! 優勝旗は永遠に東北勢に微笑んではくれないというのかッ。ダルビッシュの夏に賭けるしかない。くそッ。今日はヤケ酒だ! 酒と泪と男と女を持ってこーいッ。阪神巨人戦見ながら飲んだるでェーッ。というわけでビールを買ってきたので日記を書き終わり次第飲む。といっても、アルコールを摂取していい気分になれた試しなんて一度もないんですけどね。噂によると、ビールはメーカーやブランドによってうまいまずいがあるらしいが、オレにはさっぱりわからない。というかどれもこれも一様にまずい。なんで市場にはこんなにもビールが溢れかえっているのか、いまだに理解できずにいる。不思議だ。

桜咲く愛の未来へ

4月1日

 京都は円山公園まで桜を見に行ってきた。円山公園の桜は既にほぼ満開で、平日だというのに観光客が死ぬほどいた。平日だというのに。やっぱり今年は開花が早いよな。春の冷たい風に桜の花びらが散りゆく様は心洗われるような光景である。朝倉病ごっこができるぜ。アニメみたいに美しく吐くことはかなうまいが。というか実際にやったら花びらが唾液でベトベトだろな。
 その後A-CHOに向かってDDRをちょいとプレイしてきた。今ここのゲーセンには3rd+が入っているので。しかし、久しぶりに昔の曲をやると全然足が動かなくてビックリしますね。マニアック倍速ブンダラ後半の切り返しとか、昔はスムーズにできたのに、今やってみると驚くほど足が動かない、眼で矢印が追えない。昔みたいに全部の曲を片っ端からプレイしていく必要がありそうだが、しかしゲーセンに行くのに京都まで出向くのはあまりにもめんどい。近場で昔のDDRを置いてくれないものカシラ。
 さらにその後、カラオケで歌って解散。ダ・カーポのEDが入っていたので満足。

 エイプリルフールである。ニュースサイトが嘘ニュースを提供することが慣例になりつつあり、まことに喜ばしい限りである。これだけ量が増えると、とうてい一日では回りきれないというのがやや問題だが。というわけで頑張ってそっちこっちのウソニュースを見まくっているわけだが、今のところ去年のYahooの記憶閲覧ネタ(その1)(その2)(その3)に勝るようなものは見つかっていない。各サイトともネタをいくつもまとめて発表しているだけに、すぐにウソだとわかるのよねえ。大切なのはどこかで「ひょっとしたら本当かも」と思わせる微妙なバランスであり、その点記憶閲覧ネタは普通のニュースの中に一個だけ混じっているというところが良かった。量ではなくて質だよ君ィ。