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Simon R. Greenの著作紹介




Simon R. Greenの著作について、私見だらけの紹介をします。

サイト構成が見辛く、また、文章が滅茶苦茶なところもありますが、

ひとまず、お許しください。



著作その1. ファンタジー作品群


代表作を私見で図にまとめると、次のようになります。(ファイルサイズは21KB)



Blue Moon Rising

邦訳: 「青き月と闇の森」



 Simon R. Greenの代表作の一つ。

1991年5月に初版が出版され、ベストセラーとなったファンタジー小説。

2000年前後に再版されたが、表紙デザインは初版とは異なるようです。

私は初版を古本屋で入手して読みました。(ラッキーっ!)


 さえない第二王子が主人公。

減らず口のユニコーンと、

蝶集めを趣味とする暢気(のんき)なドラゴン、

そして不貞の王女が旅の仲間。


ユニコーンとか、ドラゴンとか、捕らわれの王女とか、

主人公が王子だったりとか、

「いかにもファンタジー」な設定をわざと冒頭に掲げてはいますが、

実はそれを欺くのがSimon R, Greenの鬼才。

結婚していないのに、ユニコーンに乗る資格のない王女様って、

普通ファンタジー小説に堂々と出ますか?(笑)


かといってこの作品は断じて、コミカル小説ではありません。

泣き所がたくさんあります。

私は表現が下手なので、感動を伝えることが出来ませんが、

本当に何度も泣きそうになりました。

ファンタジー小説って、ここまで感動できるものがあるのか、という印象でした。


さえない人物が主人公なだけに、

Rupertたちと一緒に、何度も笑い、怒り、感動しました。

本当に、粒よりの名科白がたくさんありました。

ゴブリンの科白にも、涙が浮かんだのです。


訳本が出ているので読みましたが私見をはっきり述べると、

第一印象では、訳本はサイテーの仕上がりでした。

訳者が作ってつけた重要人物の台詞の言い回しが、

Simon R. Greenの緻密な表現をぶち壊しにしてしまっていると感じたのです。

……しかしながら、サイトの公開後、「訳本を読んで、私は良いと思った」

というご指摘を複数頂きましたので、この次に小さい文字で書いている役者論議は、

原書に対する私の激しい思い込みの過去の産物だということで、

真剣には受け止めない方が良いかと思います(^^;)。


 訳本を書くのがどんなに難しいことか、ということについては重々承知しているつもりではあります。
しかし我々素人と違い、訳者はそれで飯を食っているのですから、
もっと責任を持って翻訳してほしい、と思いました。

著者解説も、明らかに勉強不足。
いかにも片手間に書いただけという感じがします。
自分が知らないからと言って、「売れていない作家」よわばりしてはいけないでしょう。
……まあ確かに、Hawk & Fisherシリーズはさほど売れていなかったみたいですが^^;
でも、Hawk & Fisherシリーズって、第1作を読めば普通、
「HawkとFisherって、実はRupertとJuliaじゃないか?」
と、感づくと思うんですけどねえ。

 訳書がそんなのなので、大学受験程度の英語読解力がある方は、
ファンタジーに興味があれば、是非とも原書を輸入して呼んでみてほしいと思います。
そして、英語の読めない方は、訳本を読まないでほしい、とまで思っています。
訳書を読んで言いまわしの幼稚さに呆れそうになっても、どうか
Simon R. Greenの原書がくだらないとは思わないでください。

(以上の訳書論議は、あくまで私見、なので気を悪くなさらないでください。
実際、訳書で好印象を受けた読者もいらっしゃるということを、
このサイトの公開後に知りました。)



 Simon R. Greenの書く英語は、大学受験の際に解いたような、

わざと日本人が難解に書いた文章よりもはるかに直接的で、

単純なので、読みやすいですし、情景や感情がダイレクトに伝わってきます。

トム・ソーヤ、アリス、ナルニア物語、ゲド戦記……なんかよりもはるかに読みやすかったです。

ハリー・ポッターを読んだ時に、

「Simon R. Greenの作品と同じくらい、読みやすいな」と思いました。^^

また本書は、シドニィ・シェルダンの作品くらいテンポが速くて面白いと感じました。


 私は本書を最初に娯楽洋書として読んで英語の読解力に自信がついた気がましたが、

実は、結局今に至るまで、Simon R. Greenの著作以外にほぼまともに読めた小説は、非常に少ないです。

ですから逆に言うと、洋書で挫折したことがある方も、本書で再挑戦するとすんなりと読めるかもしれませんよ。


変化に富んでテンポがよく面白いから、難しさを感じさせないのではないかと思ったりします。


 「自分は世間の中では弱小者である」と感じたことがある方にとっては、

この物語は特に、うってつけではないだろうかとも思います。

私自身がそうでしたよ(^^;)。


 最後にもう一押ししますが、Blue Moon Risingは欧米では非常に評価の高い小説で、

関連作が2000年前後に10数作再版されたことからも、その人気の根強さが伝わってきます。

まだ疑わしいという人は、amazon.comの書評を参考にしてください。

2000年前後にかけて、私が見たときはいつも5つ星(満点)でしたよ。

有名な他作家の小説が意外にシビアに評価されている中で、

Blue Moon Risingの評価が非常に高いということに気がつくでしょう。






Blood And Honor

(7年後のサイドストーリー)



Blue Moon Risingの間接的な続編、いわゆるDemon Warシリーズ(私の造語)の一つといえるものです。

Blue Moon Risingとは直接関係がないので、外伝という言葉を用いるのは適切でないと思います。


 舞台はBlue Moon Risingで描写されたDemon Warの7年後、Forest Kingdomに隣国Redhart。

主人公は、隣国に住む役者のJordannで、

Rupertを題材にした演劇で儲けていたという以外、

Rupertとは関係がありません。


途中までのあらすじを書くと、次のような感じだと思います;

『Demon Warを演劇の題材にし、リアルな演出で一世を風靡(ふうび)した役者Jordanであったが、

Demon Warから7年も経つと演劇の人気が低くなり、めっきり落ち目になっていた。


 しかし、Great Jordanと呼ばれるほどに名高い演技力が買われ、

王位継承争いに半強制的に荷担させられることになった。

3人の跡取り候補の王子のうち、病に伏したPrince Viktorになりすまし、

生き残って王位継承権を勝ち取れという使命を負わされるのである。

外観は強烈な魔法で完璧にViktorそのものと変貌させられ、

さらに苦痛を伴う魔法により、Viktorの記憶を刷り込まされた。


 さて、Viktor本人を生で演じることになった名役者Jordanであるが、

王位継承を争う相手が強力な魔法使いを使ってくるのに対し、

Jordan自身が出来る事といえば演劇の演出で使ってきたfire pellet(使うと火を吹き、

あたかも魔法で火を起こしたかのように見せるための劇の小道具)を使うくらいのもの。

したがって、相当な苦戦が強いられることになる……。』


 Blue Moon Risingを楽しんだ方は、余興の続編として読んでみるとよいと思います。

決して、本作からSimon R. Greenの作品を読もうとはしないでほしいですね。

実際、Blue Moon Risingに読み劣りしたし、米英での評価も今一つのようです。

しかし、私のようなSimon R. Greenファンにはたっぷり楽しむことができるので、

Blue Moon Risingに続く2冊目の洋書として本書を選ぶのはよい選択だと思います。

特に終盤の、いわゆる「中ボス」との連戦は、

テンポが良過ぎて、読了後に疲れてしまうくらい、楽しかったです。


 なお、物語の冒頭に、「こいつはきっとRupertに違いない!」

という人物がほんの少しだけ出て来ます。

Rupertだとすると、UnicornやDragonを伴っていないのはなぜなんだろうか、

という疑問が生じたりもしましたが、

UnicornやDragonのその後については、Blue Moon Risingの続編、

"Beyond The Blue Moon"できちんと忘れずに説明されていて、

彼らとのその後の成り行きを知ると切なくなりました。

そういえば、Beyond The Blue Moonでは、Rupertが

「Demon Warを題材にした演劇をいくつか見たが、Great Jordan版は……」

なんてことを語っていますよ(^^)。






Down Among The Dead Men

(10年後のサイドストーリー)



 Demon Warシリーズの一つで、Blood And Honorに次いで、

Blue Moon Risingの間接的な続編の第2作目とも言えるこの小説は、

Blood And Honor発刊の7ヶ月後に発売されました。

構想期間が短そうで、片手間に書いたような短い話なので、

私のようなSimon R. Greenファンにくらいしかお勧めしないことにします(^^;)。

米英での評価はそこそこで、お世辞にも高いとは言えませんが、

Simonマニアになりつつあるファンにはお勧めの小品だと思います。


 本書では、Blue Moon Risingの物語の中で失われた

Infernal Deviceの1つ(Wolfsbane)が再び見出され、登場します。

Blue Moon Risingファンには嬉しい設定ですね。

また、美しくもたくましい女戦士Flintは、

Juliaの元で戦った兵士であることが判明しました

(出典:Beyond The Blue Moon)。

"master bowman"、"Wild Magic"などなど、

Blue Moon Risingで出くわした懐かしい単語がここにも登場し、

ファンにとって、なんともうれしいニヤリの連続ですよ〜。


 あらすじは……文章で書けるほどプロット自体は覚えていない

(インパクトのあるシーンや漠然とした設定だけ覚えている)ので、

機会があれば読み返して書きたいです(^^;)。


 ただ、地下道から所狭しとGiantがうじゃうじゃと出てくるシーンが、

インパクトがあり緊張の連続で、とても面白かったのを覚えています。





Hawk & Fisher

及びそのシリーズ

(実はRupertとJuliaのその後のサイドストーリー)





 タイトルの直訳、鷹と釣人の物語……ではありませんでした。

HawkとFisherという夫婦が主人公の、ファンタジー風ホラー作品です。


シリーズがたくさんあるのに長いこと絶版になっていて、

色々注文をしてみたが取り寄せができない時期がありました。

しかし、Deathstalkerシリーズで大成功を収め、著者の名がSF界でも一躍有名になったのをきっかけに、

埋もれていたいくつもの著作の再評価が進んだらしく、続々と復刊しています。

しかも復刊版はいずれも1冊につき3冊分収録されていて$6.99 U.S.と、非常にお得ですよ(^^)。


 復刊シリーズの第1冊目には、Swords of Havenというタイトルがつけられていますが、

この復刻版タイトルにはあまり意味がないのかも。


Havenというのは、舞台となる街の名前です。

天国(heaven)にスペルが似ていますが、権力が全ての、

天国どころか地獄のようなHavenの街です。


主人公のHawkとFisherは、その荒廃した街の秩序を出来る限り正そうとする、夫婦警察官です。


 私は実はまだ、2作目までしか読んでいません。


 2作目のタイトル、Winner Takes Allという言葉は、

2001年のアメリカ大統領選挙を見てはじめて意味がわかりました。

選挙制度の一つなんですね。

確かに、2作目は選挙に絡む争いの話でした。

無知をさらして、なんともお恥ずかしいです。


 Hawk & Fisherシリーズは、ファンタジーの世界のホラー作品、といったところです。

ホラー、サスペンスが大の苦手な私が抵抗少なく読んでいるのを考えると、

ひょっとしたらこのシリーズは私が思っているよりも面白いのかも知れません。

世界観はファンタジーそのもので、強暴な狼男といった陳腐な設定が、

Simonらしからぬ陳腐さのままで、結構出て来ます。

あまり売れなかったのも少々納得という感じかも(^^;


 さてさて、本シリーズを2作目まで読んでくると、

「主人公のこの二人は、Blue Moon Risingの主人公、

RupertとJuliaを意識して書いているのではないか」

どころではなく、

「ひょっとしてRupertとJuliaそのものでは」

と感じ出しました。

この推測は、後にわかったことですが、実は正解だったのです!


2000年11月に出版されたBeyond The Blue Moonの主人公はこのシリーズに登場するHawkとFisherであり、

この二人が実はRupertとJuliaそのものであるということが予告文から明らかになりました。

それを知った私は早速、発刊に先だって先行予約。

英米で書店への入荷日がどれだけ守られているのか知りませんが、

万一きっちり守られているのであれば、時差の関係上、

私が世界で最も早くBeyond The Blue MoonにおけるHawkとFisherの

活躍物語を読み始めた人物なのではないかと興奮したほどです。


 Hawk & Fisherシリーズは結構たくさん出ていたので、のんびりと読んで行こうと思っています。

Hawk & Fisherシリーズの続編でもあるBeyond The Blue Moonを読んだところによると、

HawkとFisherはシリーズのどこかで一度死ぬらしいですね。

なぜそうなったのか是非とも読んでみたいところです。





Beyond The Blue Moon

(Blue Moon Risingの続編!)



 Blue Moon Risingファンはみんな首を長くして待っていた! 

Blue Moon Risingの正統な(RupertとJuliaが出てくるという意味で)続編です。


 HawkおよびFisherと名を変えて、Havenで警官として活躍(暗躍?)していたRupertとJuliaでしたが、

Blue Moon再来の危機に際して王宮に呼び戻され、その正体を隠したまま活躍し、

再びForest Kingdomの命運を握る鍵となります。


 物語の序盤(Havenという街からの脱出)はHawk & Fisherシリーズの設定を引き継ぎますが、

中盤から終盤はBlue Moon Risingの続編そのもののファンタジーであり、

Hawk & Fisherシリーズをあまり読んでいない私は、読んでいて安心感が伴いました。


 さて、発売日に私が手にした本書でしが、

すでに購読していたSwords Of Haven(Hawk & Fisherシリーズ再版集の第1冊目)

と並行して読んでいたことから、

もともと遅い読解力がますます鈍り、読破する前に、

ついついamazon.comの書評を読んでしまいました。

英米での評価は結構高かったが、極めて評判の高いBlue Moon Risingよりは低く、

書評の中には、

「Simon R. Greenは、物語の最後で読者を裏切ってしまったが、

それを許すとよい物語であった」

という痛烈なものもありました。

Simonファンとして私はそれがどういうものか皮肉にもよくわかりました。

(Simonは時々つまらないシーンを書いてしまいます。

しかし、著名な作家David Eddingsの著作に、

丸ごと一冊くだらないシーンが展開されているというケースもありますし、

大概の小説に多かれ少なかれ存在すると思いますし、

実際、Simon R. Greenの小説は、全体としてみるとかなり読みやすいので、

そんなに深刻ではありません。


 続編は第一作よりもつまらなくなるというジンクスが本書にも認められる、

というのを覚悟の上で本書を読みましたが、

その甲斐あってか、私は最後までSimon R. Greenの世界を堪能できました。

Demon Warにまつわる世界を丸ごと堪能できたかのような気分です。

もう一度各作品を読むと、新たな発見があり、さらに楽しめるであろうと思っています。

実際、2002年5月現在、このページに加筆するに際して、

各作品に対する私の理解度に、様々な進歩があるのがわかりました。


 本書で、Simon R. Greenの書いてきた、今までのファンタジー作品がすべて一つのシリーズとして

集約されたという素晴らしい印象を受けました。

しかも、ファンにとってそれが非常に心地よく感じられるのではないかと思います。

特に、物語の最後の最後で過去の作品とのつながりが走馬灯のように出てくるのは圧巻でした。

これに関連して述べると、先ほどの厳しい書評を書いた方は恐らく、

King Johnのなれの果てに不満だったか、

キリスト経的なクライマックスにフラストレーションを感じたのだと思います。

これらについては当初、私も少し抵抗を感じたが、

今となっては、それ以外の良い面が良き思い出となっているので、あまり気になりません。

また、なぜキリスト教的にしたのか、という点について、

Simon R. Greenが雑誌のインタビューに答えたことがあるようですが、

私はそれにかなり納得しました。

(悪魔的信仰が多発するH&Fシリーズの対偶とのこと。)


 Blue Moon Risingの物語のあと、DragonやUnicorn(Breeze)はどうなったのか、

共に戦った戦士たちはどうしているのか、

Infernal Deviceはどういうふうにして作られたのか、

Inverted Cathedralはなぜ反転したのか、

Wild Magicの力の源は?

King JohnやNight Witchはどうなったのか?

そもそもBlue Moonとは何なのか。

などなど、回答を特に必要としなかった無理難題がぞくぞく解かれて行くのは圧巻です。

この心地よさはたまりませんでした。

 また、Sir ChampionやDragon、Sir Warlockといった

個性の強かった登場人物に相応する人物が登場し、

しかもそれらの設定に無理がないので、

Blue Moon Risingを楽しんだ方々は本作もきっと楽しめるに違いありません。

特に英米のJuliaファンは本作をとても楽しんだようですね(^^)。

Julia意外と(^^;)けなげですよ。


 妖精のLightfoot Moonfleetは、英米ではセクシーなだけかもしれませんが、

日本人の目にはややオタッキーに映る気がします(^^;

オタク君たちにも本書はおすすめ、輸入しよう! なんてのは言いすぎですけれどね(^^;; 

間違えてもヒロインのJuliaの過去に純潔さを求めないように(^^;;;


 あらすじをほとんど書いていませんが、Simon R. Greenファンはきっと本書を楽しめるので、ぜひ輸入してほしいです。

私とともに、日本で数少ないSimon R. Greenファンとしてお友達になりましょう。





Shadows Fall



 Simon R. Greenの空想構想力の極致といった感のある物語です。

Simon R. Greenが最もお気に入りな作品で(2001年現在)、

コアなマニアにはウケがいいようですが、

Simon R. Green自身が言うように、最も「難解な」作品です。

強烈に独特な世界観(葬式後の死人が、当たり前のように生きている!)

に付け加え、イギリス文化を熟知していないと、ついていくのが難しいと思います。


 Shadows Fallとは、妖精や死神や案山子(かかし)のジャックなどのように、

言い伝えや御伽噺(おとぎばなし)でその存在がいっとき強く信じられ、やがて人々に忘れられ、

行くあてのなくなった幻想の創造物たちが行きつく場所、というものです(多分)。


 物語はShadows Fallで起こりつづける凶悪犯罪についてサスペンス(でなくてホラー?)仕立てでプロットを組み、

ファンタジーともSFともつかぬ世界観をもって描写しています。

この本のジャンルとして、背表紙に"Science and Fantasy"と書いてありますが、

これは言葉として面白いような気がしますね。


 『私は残念ながらまだ半分も読んでいませんが、

Beyond The Blue Moonの中で美しい(かわいい?)妖精のLightfoot Moonfleetが、

本来自分が属しているべき世界のことを"the place where shadows fall"と2度も記していて、

これはShadows Fallとかけているのではないかという印象を受けたので、

再び読み出す意欲が湧いてきました。

(しかしHawk & Fisherシリーズも、Deathstalkerシリーズも読みたいしなあ(^^;)』


……と、サイト開設時に私は書きましたが、やっぱり難しいです(^^;)。

1ページ目に出てくる脇役に固有名がついているのでおかしいと思って辞書を引いたところ、

実はその名前は、イギリスで、とある性格の人物をあらわす比喩に用いられる名前だったりしました。

うーん、日本人には難しいみたいです〜。







著作その2. SF作品群





Deathstalker

及びそのシリーズ



 Simon R. Greenの二発目の快挙がDeathstalkerによる再度のベストセラーの獲得であり、

続編も次々と高い評判を得たため、英米ではSimon R. Greenの名は一躍有名になったようです。

残念ながらまだ私はこのシリーズに手を出していない……

いや、2002年4月、ついに第1作を読み終えました!!(^^)/


 このシリーズは全5作で完結していますが、

(2001年中ごろに、「6作目もほぼ完成した」などと唐突に爆弾発言しましたが(^^;))

1作目だけでも落ちはついていて、楽しく読めます。

1作目のDeathstalkerが発刊した時は、シリーズものになるとは全く思っていませんでした。

Simon R. Greenは2000年現在、イギリスのTV局で複数の劇画のシナリオライターとなっているとのことですが、

これはDeathstalkerシリーズで大成功を収めた貢献が大きいのではないかと臆測します。

ちなみに、Deathstalkerは劇画化したらしいですよ〜。

売れなかったんじゃないかと思いますが、観たいです!!


 本シリーズはSFですが、主人公は剣も使って戦います。

なぜかというと、圧政によって、銃器のの開発が著しく制限されているからです。

剣はエネルギー銃よりも信頼できる武器であったりするのです。

(エネルギー切れの著しい銃器しか開発できないので。文化抑圧。)

剣を振ったり、兵隊エスパーが出たりという戦いなので、ファンタジーファンも安心して読めます(^^)。





Mistworld、Ghostworld、Hellworld

(Deathstalkerのサイドストーリー3作品)

"Twilight Of The Empire"に、3作まとめて再録されました。




 これはDeathstalkerシリーズと同じ世界で、Deathstalkerよりも前の時代の物語と位置付けられています。

「Owen(Deathstalkerシリーズの主人公)以前にもそれぞれの時代、

それぞれの地域で活躍した人々がいた」という設定です。

言いかえると、Deathstalkerの登場人物たちのサイドストーリーだったんですよね、

後からDeathstalkerを読んだので、この3作品を読んだ当時は知り得ませんでしたが。


 この3つのSFは、世界設定以外は全く独立しており、別々の3つの物語として読めます。

実際私は、Deathstalkerを読む前にこれらを読みましたが、面白かったです。

一度は絶版になった3作品が、今となっては安い値段でまとめて読めるので、とってもお得です。


 私は小説を読んでも大概すぐに忘れてしまうたちなので、

この3作についても大部分を忘れてしまっています。

しかし、Mistworldはなかなか面白く、Ghostworldはかなり面白いと感じました。

Ghostworldの主人公の疲れ切ったという感じの性格が、

Blue Moon RisingのKing Johnを彷彿(ほうふつ)とさせる点が、

特に感情移入しやすかったためかもしれません。


 サスペンスと同様SFも苦手な私が、しかも原文で読めたというのだから、

きっとこれらのSF3作は、SF界の大家が書く失敗作よりは

ずっと面白いのではないかと思ったりもします。

とはいっても今やDeathstalkerシリーズの大成功で、

Simon R. Green自身がSF大家に数えられているようですが。


 余談ですが、Simon R. GreenがDeathstalkerシリーズを書き続けた中、

ファンタジー好きの私は、「SFに行った作家はファンタジーには戻ってこないだろうな」と諦めていました。

そんな折、寝耳に水でBeyond The Blue Moonを出してくれたので、感涙したのを覚えています。

Deathstalkerシリーズは全5作で完結することがわかりましたし、シリーズ第1作自体も、

シリーズ全編を通しても評価が高く、後に劇画のシナリオライターに抜擢(ばってき)されたくらいなので、

是非ともDeathstalkerは読みたいと思っています……

と、サイト開設当時に書いたのですが、2002年、ようやくDeathstalkerを読んだのですよ(^^)。

1巻だけですが。




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