その男は間違いなく日本の競馬界に革命を巻き起こした。
それまで男臭さがむんむんと漂っていた競馬場は
彼の出現によって観客層すべてを一新させ、
彼の涼しげな目元と爽やかな笑顔を求め 女性ファンは競馬場へ走った。
その男の名は武豊。
競馬を全く知らない人間でも
容易に「武豊=競馬」という図式を成り立たせてしまう存在感
それに伴う圧倒的な実力。
「岡部はどうした」という競馬ファンの方もおられるだろうが、
残念ながら世間一般の知名度を考えると…。
(ちなみに僕は 現在調教師になっている
一見チンピラ風の元わがままジョッキーが一番好きだ。)
日本競馬界の至宝ともいえる武豊の海外挑戦は
競馬ファンの間でも賛否両論であった。
彼はここ数年は日本のオフシーズンには 単身海を越え、海外の競馬に参戦してはいた。
そこで何か思うところがあったのだろう。
かつて野茂英雄は単身アメリカに乗り込み、
全米にトルネード旋風を巻き起こした。
カズはセリエAに果敢に挑戦し、玉砕した。
一流と二流のアスリートの違いは
現状に満足せずその上を目指すか否かにかかっている。
武豊の騎乗はほとんど鞭をいれずに、腕と足、そして声で
スピードを調節する神業とも思える芸術的な乗り方である。
ぜひともこの騎乗で海外でも頑張ってほしい。
スタート直後からバシバシ叩くような乗り方はしてもらいたくない。
日本で輝かしい成績を残したからといって、海外で成功するとは限らない。
しかし武豊らしさを消してまで勝負に勝っても意味はない。
そして武幸四郎ジョッキー、新しい武のブランドは君に引き継がれた。
まずは秋のG1で結果をだしてくれ。
プレッシャーはかかるだろうが応援してます。
(8.19 ヒールホールド)
次回予告
ついに登場!!。
第6回 「プロ野球五輪派遣問題」
第7回 「20世紀最後新日本G1クライマックス総括」
近日公開ご期待下さい!!