ジャンキースポーツ

第11回
●「王者テイエムオペラオー」●

ジャンキー・スポーツをいつも読んでくれている皆さん、
新年明けましておめでとうございます。
今年もジャンスポは毒を含みながら走り続けます。

20世紀最後となった有馬記念、競馬場で、またはTVの前で
その大快挙をご覧になった皆さんも多いであろう。

「まさに歴史的瞬間を見るために
競馬ファンは今日ここにいるのであります。」
(若干古館伊知郎ばりに)

ファンファーレが鳴り、場内に手拍子がこだまする。
12月24日のメインレースはこうして始まった。

テイエムオペラオーほどタフな馬を僕は知らない。
いやタフさを売り物にした馬は他にはいたのだが、
彼ほどのハイレベルでタフさを誇った馬は一頭もいないのだ。
テイエムオペラオーはいわゆる「ちぎって勝つ」馬ではない。
競り合いに強いのである。
過去のレースで相手と激しく競り合って、僅差で収めたレースはとても多い。
ボクシングで例えるなら、最終ラウンドまで打ち合う、
そう昨年の畑山×坂本戦のような感じである。

ともかく今年5歳のシーズンは負けなしで有馬記念までやってきた。
過去の有馬記念を振り返ると常識では考えられないドラマが、
有馬劇場で演じられた。
スランプという見えないトンネルに迷い込みながらも突如よみがえり、
感動のファイナルウィンを飾ったオグリキャップ、
圧倒的期待感を背負い敗れ、一年のブランクを経て、
奇跡の復活を成し遂げたトウカイテイオー…。
そして、「ジャパンカップの最先着馬は、有馬記念で不振」という
ジンクスをものともせず、テイエムオペラオーは帝王となる。
疲れを知らないファイターはファンにはおなじみのあの勝ち方で…。

G1年間最多記録は「5」となり、
シンボリルドルフ、ナリタブライアンを抜き、単独トップに踊り出た。
獲得賞金も5歳のシーズンだけで10億円を超え、
とんでもないスケールの賞金王が誕生することになった。
競走馬のピークは一般的に6〜7歳と言われている。
彼はどこまで勝ちつづけるのだろうか?。
そして全国の調教師は「打倒オペラオー」を掲げ、
新世紀の競馬界は静かに幕を明けるのである。

◆次回予告◆
1月5日の各スポーツ紙一面を飾った1・4東京ドーム
ファンが暴動寸前となった橋本×長州戦の真相は
「新世紀戦い始め、新日ドーム大会観戦記」
お楽しみに!!。

  

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