「泰平のねむりをさます正喜撰、たった四杯で夜もねむれず」
江戸時代に日本中が大混乱した黒船騒動、そのとき以来となる黒船来襲である。
…といっても外交問題ではなく競馬界のお話。
春のG1で最も華やかな舞台である日本ダービー、
今年からマル外にも門戸解放され 国内の生産者は
今まで以上に目を血走らせて3歳馬最高の栄冠を目指す。
この一週間、スポーツ新聞紙上でクロフネの文字が消えることはなかった。
過去のデータではNKHマイルを制した馬のダービーでの成績は芳しくない。
それでもこの馬の末脚にかけていたのだろうスポニチは
最後までクロフネ優位を声高らかに宣言した。
(2週ローテでG1勝てるのは ダビスタとG1ステイブルの中だけだと
素人目に見てても分かるのだがどうでしょうか?、スポニチさん)
一方 タキオン離脱により一番人気に上がったジャングルポケット。
皐月賞ではアンラッキナンバーといわれる1番枠を引いてしまい、
タキオンが枠入りを嫌がりゲートで待たされている間にテンション急上昇、
先走った闘志により走りのリズムを乱し3着に終わったのは記憶に新しいところだ。
(仮に2枠だったら…)
ジャングルポケットはデビュー戦から一頭で抜け出すと、
フワッと気を抜いてしまうところがあった。
直線を抜け出しても顔を左右に背けて蛇行、
やんちゃ坊主と称されたその走りは関係者を大いに悩ませたという。
しかし皐月賞ではレースには敗れたが,それまでのジャングルポケットとは違い
走りそのものはいい感じだった。
そして27日の東京競馬場には10万を超える観衆が詰め掛けた。
馬場状態はやや重。
解説陣が声を揃えて「クロフネは良く見えますね」との直前情報。
(芦毛の馬は見栄えが良すぎるってその見るじゃないよ)
ファンファーレがなり各馬ゲートに収まる。
飛び出したのはテイエムサウスポーと サブちゃんが馬主のキタサンチャンネル。
クロフネ、ジャングルポケットもいい位置だ。
しかし4コーナーを回ってすぐにクロフネがペースダウン、
やはりNHKマイルの疲労は残っていた。(ていうか取れないって)。
対して皐月賞の雪辱に燃えるジャングルポケットは止まらない、
そのままゴールに突っ込み角田騎手は初のダービー制覇となった。
終わってみればガチガチの本命が制したレースとなったが
皐月賞で悔しい思いをした人にとってはまさにリベンジを果たしたし、
なんてったって日本ダービーなんだからマル外には負けないでしょうという
生産者の思いをひしひしと感じる(そうか?)レースでした。
しかし日本ダービーはやはり雰囲気が違いますね。
僕は大学時代に 一度だけナマ観戦したのだが凄かったです。
もうあたり一面が人って感じで。(よく馬びっくりしないよなぁー)。
最後に角田騎手、日本ダービー初制覇おめでとうございました。
* * *
◆次回予告◆
次回でジャンスポはめでたく(?)20回を迎えます。
そこで久々(でもないかな)に得意分野から、ついにあの男を取り上げます。
フジTVが犯したもう一つの過ち、K1衰退の理由とは!
「暴走王 小川直也」(仮)
お楽しみに!