ゾス=オムモグ(Zoth-Ommog) リン・カーター「ゾス=オムモグ」 円錐形の胴体の上に、首から伸びるヒトデのような4本の触手と、蛇のような髭を持つ爬虫類の頭 部がある怪物です。クトゥルフの息子とも呼ばれ、大いなるクトゥルフと共にルルイエで眠っていると 言われています。父親譲りの能力として人間に夢を送ることができますが、彫像を介さなければなら ないという制限があります。大いなるクトゥルフと共に主に深きものどもに崇拝されていますが、ポナ ペを中心として、ニュージーランドや南インドシナなどでも崇拝されているようです。 忌まわしき狩人(Hunting Horror) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 黒い翼の生えた巨大なヘビのような生物です。翼は一枚のものと二枚持つものがいます。飛んで いるときには心臓の脈動のように細長い体が脈打ちます。宇宙空間を自由に飛ぶことができ、今 ではあちこちの世界で見ることがあります。強い光に弱く、普通の日の光でも2、3時間以上は耐え られません。非常に高い知性を持ち、人間の言葉も話せます。外なる神、特にニャルラトテップは 追っ手としてよく忌まわしき狩人を召喚して使用します。 ドール(Dhole) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 巨大な白い芋虫を思わせる生物で、地面を掘り地下に棲んでいます。片方の端にある口からネバ つく腐食性の唾を吐きかけ、犠牲者を捕らえることがあります。3〜5kmは飛ばすことができ、飛行 機すらも落せるほどです。知性は低く、非常に貪欲な生物で、ありとあらゆる炭化水素を餌とするた め、惑星のひとつやふたつは平気で喰らい尽くしてしまいます。召喚された場合は別として、どのよ うにして宇宙のあちこちに出現するのかはよく分かっていません。ドリームランドの巨大な生物であ るボール(Bhole)が次元の隙間を通じてあちこちにドールを産み落としているとも言われています。 無形の落し子(Formless Spawn) C.A.スミス 「サタムプラ・ゼイロスの物語」 黒い液状の生物で、素早く体の形を変えたり器官を作り上げたりできます。体の一部の突起を前方 に伸ばし、体全体を前に引っ張るようにして移動し、その速度は時速30kmにも及ぶと言われていま す。人間程度の知性があり、石の工芸品などを作ることもあるようです。ン・カイやその他の洞窟に 棲んでいますが、場合によってはツァトゥグァの神殿に石の浴槽の中で門番として眠っていることも あるようです。 ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth) H.P.ラブクラフト 「ダニッチの怪」 全ての時間、全ての空間、そして全ての次元に接している外なる神で、我々の世界には玉虫色の 輝く球の集合体のような姿であらわれ、球体は絶え間なく形や大きさを変えたり、お互い同士近づ いたり離れたりを繰り返していて、大きさは一定でなく、直径100mくらいのこともあれば1km以上 にもなることもあります。「門にして鍵」、「道をひらくもの」とも呼ばれ、今まで魔術師などが知恵を 授かるために接触したり、なかには人間との間に子を設けたこともあったようです。 ノール(Gnorri, Gnor) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵」 ドリームランドに住む人魚のような生物です。顎鬚を生やしていて、下半身が触手のようになってい て、個体によって異なりますが2本、3本もしくは4本の腕を持っています。温帯や熱帯などの比較的 暖かい海の大陸棚あたりに、迷路のようなトンネルを掘って暮らしています。非常に平和的な種族 で、工芸品を作って交易を行ったりもしています。ほとんどの時間を迷路を掘るのに費やしており、 イレク=ヴァドのガラスの崖近辺やサルコマンド東のベンナ湾では巨大な迷路が築かれています。 ムーン=ビースト(Moon-Beast) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 灰色がかった白色の油っぽい皮膚のひき蛙に似た生物で、顔の部分には短くてピンク色の触手が 視覚器官の代わりをしています。高い知性と残虐性を持ち、レンからの男等を奴隷として拷問にか けることをこの上ない喜びとしているようです。ドリームランドの月に棲んでおり、地球上には存在し ないようですが、幅広い環境に耐えることができる体で、さらに豊富な技術知識などのおかげで 様々な場所にコロニーを築くことができるといわれています。 ヘビ人間(Serpent People) C.A.スミス 「七つの呪い」 2本足で直立歩行するヘビのような生物で、2本の手と2本の足があり、よく立派なローブを着ていま す。かつてヴァルーシアを征服し、黒い玄武岩の都市を築き、高度な科学と魔術を誇っていて、不 死の研究に成功したとまで言われています。しかし文明は次第に衰退し一部のものは地下世界へ と撤退していきました。その後人類が生まれると衰退はさらに加速し、ほとんどが地下世界に撤退し ました。また種としての退化も進行し、知性や技術は失われ、中には這って移動するほどまでに退 化した者たちもいます。いまでは高い知性を持っていた頃の生き残りや、先祖がえりの者達が指導 者となって種族を保っています。 ガスト(Ghast) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 背中に黒い毛の生えた白っぽい生物で、顔には鼻が無く、分厚い唇がついています。強靭な後ろ足 でとび跳ねて、人間の数倍の高さを跳ぶことができます。非常に光に弱く、赤い光や、薄い光なら耐 えられますが、直射日光を浴びるようなことがあればまもなく死んでしまいます。主にキノコなどを食 べますが、手に入れば肉も食べ、共食いすることもあります。ガグに食料とされていますが、ガグが 満腹で眠っている間にこっそりと忍び寄り、徒党を組んでガグに復讐することもあります。このときは 非常に興奮状態に陥っているため見境が無く非常に危険だといわれています。 イスの偉大なる種族(Great Race of Yith) H.P.ラブクラフト 「時間からの影」 大きな円錐状の体に4本の長い触肢が伸びており、触肢の先にはそれぞれ感覚器官などがついて います。彼らは時間を超えて、精神を他の時代の他の生物の中に送り込み、その体を乗っ取ること ができ、それによって世界が破滅の危機に瀕したときでも永遠に生き続けることができます。円錐形 の生物の姿は彼らが地球に来たときに乗っ取った生物の姿です。彼らは他の世界の生物と、その 世界を学ぶために精神交換することがあります。乗っ取られた精神はイスの偉大なる種族の体の 中に入り、彼の住んでいた世界について記録したり、その他の世界について学ぶことがあります。 クトゥグァ(Cthugha) オーガスト・ダーレス 「闇に棲みつくもの」 巨大な燃え上がる炎の塊で、常に体を変化させています。かつてまだ地球が融けた溶岩でできた 熱い星だった頃に地球に訪れていますが、大地が冷えてきた後は退散し、フォーマルハウトに住ん でいます。フォーマルハウトが頭上に輝くときに、呪文を唱えることで召喚できますが、召喚されると 炎の精を引き連れてあたり一面を大火災にしてしまうので非常に危険です。実際はどうか分かりま せんが、ニャルラトテップと敵対しているともいわれ、彼の住処であるン・カイの森を焼き払ってし まったこともあるようです。 トゥールスチャ(Tulzscha) H.P.ラブクラフト 「魔宴」 アザトースの周りで踊る外なる神の一員で、緑色の火柱のような姿であらわれます。死や腐敗や衰 退などを糧としています。かつてはマサチューセッツ州のキングスポートを中心として西インド、フラ ンス、イタリア、そして中東などでも崇拝されています。春分、秋分、夏至、冬至を初めとした天文学 的に重要な日に地下の神殿で礼拝されています。トゥールスチャを忠実に崇拝するものはある意味 死を克服できるとも言われています。腐っていく肉体の中で永遠に生き続けることができるようにな るのです。 ハスター(Hastur) オーガスト・ダーレス 「破風の窓」 アルデバラン近くの暗黒星に住んでいて、カルコサ、黄の印、ハリ湖、黄衣のキング、そして時には 退廃、虚無主義、そして停滞などと関連付けられます。「名状しがたきもの」とも呼ばれその姿は はっきりと分かっていません。チョー=チョー人やクン・ヤンの住人に崇拝されていますが、他の教団 に比べて特別忌まわしく、ハスターを地球に召喚しようとしています。ハスターはビヤーキーに奉仕 されており、他の星間飛行生物にも崇拝されているようです。シュブ=ニグラスとの結びつきが強く、 間に千匹の仔山羊をなしたといわれています。それとは逆にクトゥルフとは兄弟とも言われています が非常に仲が悪く、彼らの奉仕種族であるディープワンとビヤーキーは出会うとすぐに、お互いを滅 ぼそうとします。 アザトース(Azathoth) H.P.ラブクラフト 「アザトース」 時間と言う概念が存在した時からずっと宇宙の中心に存在する外なる神の首領で、盲目にして 白痴、不定形の体をフルートの音に合わせてくねらせてながら踊っています。全ての宇宙法則や 時間を超越した無窮の混沌の中心にある玉座で他の外なる神々と共に踊っています。混沌の 核であり、彼がこの宇宙を生み出し、そしてこの宇宙を破壊するともいわれています。彼の意向は すぐに強壮なる使者であるニャルラトテップによって満たされます。シャガイからの昆虫生物を除け ばほとんど崇拝されていません。もしも我々の世界に呼び出されるようなことがあれば、アザトース はものすごい勢いで膨らみつづけ、その一帯を最悪の場合はその世界そのものを完全に破壊して しまいます。 シュド・メル(Shudde-M'ell) ブライアン・ラムレイ 「地下に棲むもの」 クトーニアンのリーダーであり、非常に巨大なクトーニアンです。他のクトーニアン同様に円筒型の 形をした巨大なイモ虫で、片方の先端は徐々に細くなり、もう片方の先端は触手の塊がついてい ます。かつてグハーンの地下に封じられていましたが、自然現象などで封印が破られ自由に移動 できるようになっていると言われています。エジプトやイギリス、そしてアメリカ西海岸のシャーマン などに崇拝されていたようです。現在ではモンゴルの一部とアフリカの一部で崇拝されているだけ のようです。 星の戦士 ダーレス&スコラー 「星から来たものの棲みか」 人型の炎の生物で、腕に似た三対の器官に筒状の武器を持ち、両端が尖っている細長い円筒状の 物体にまたがってオリオンの方からやってきます。旧神のオリクス(Orryx)と共に地球にやってきて ツァールとロイガーの棲み家で、チョー=チョー人が守るスン高原のアラオザルを滅ぼしてしまいまし た。 イホウンデー(Yhoundeh) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 ヒューペルボリア後期に広く崇拝された大鹿の女神です。神官達は角をつけており、異端宗派に対 する、特にツァトゥグァ信仰に対して宗教裁判を行いました。ツァトゥグァの敬虔な信者であり、著名 な魔術師であるエイボンにも捜査の手が伸び、高位の神官であったモルギは彼の住む塔に兵士を 連れて乗り込みましたが、そのままエイボン共々行方不明になってしまったという不祥事があり、こ れ以降のヒューペルボリア末期まで、ツァトゥグァ信仰がイホウンデー信仰に取って代わったと伝え られています。 ティンダロスの猟犬(Hound of Tindalos) フランク・ベルナップ・ロング 「ティンダロスの猟犬」 遠い過去で、そしておそらく異なる次元の時間の「角」に棲む生物です。緑色の毛の無い犬のような 姿をしていることが多く、青く管のようになっている舌を持っています。「不浄」という概念が実体化し たものであり、人間やある種の生物の先天的な性質のなにかが猟犬を引き付けるらしく、出会って しまったが最後、時間と空間を越えてどこまでも追跡されて襲われてしまいます。標的から追い払わ れるようなことがあれば追跡をあきらめるようですが、非常に困難です。猟犬は90度以下の鋭角を 通じてのみこちらの世界にあらわれます。鋭角のところから蒸気のようなものが発生し、直後に蒸気 が集まって猟犬の姿になります。また、ドールなどと手を組んで襲撃しやすくすることもあるようで す。 闇の跳梁者(Haunter of the Dark) H.P.ラブクラフト 「闇をさまようもの」 ニャルラトテップの化身の一つで、酸性の液体が滴り落ちる巻きひげで縁取られた黒い翼と3つに 分かれた燃え上がる目を持つ蝙蝠のような姿をしています。ユゴスが発祥の地で、地球ではオース トラリアで崇拝されていました。「輝くトラペゾヘドロン」によって召喚された場合にこの姿をとります が、光に耐えられないので、暗闇の中でのみ行動します。非常に暴力的で危険な生物で召喚者を 催眠状態にしてある程度コントロールすることもできるとまで言われています。 レンのクモ(Leng Spider) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランドのレン高原に生息する紫色の巨大な蜘蛛です。形は普通の蜘蛛に似ていますがとて も大きく、そして高い知性を持っています。成長が止まることはなく際限なく大きくなるようで、体長10 メートルにもなる個体の存在も報告されています。肉食性で、非常に強靭な蜘蛛の糸を使って餌と なる動物に応じて非常に巧妙な罠を作ります。高い知性のわりには他の個体と協力するようなこと はせず、しかも共食いまですることもあるようです。かつてレンに棲む亜人間と激しく争っていました が、この蜘蛛が非常に限られた場所にしか生息していないことを考えると、亜人間側が勝利したの かもしれません。 ザイクロトルからの怪物(Xiclotlian) ラムジー・キャンベル 「シャガイよりの昆虫」 金属的な灰色をした巨大な木のような生物で、枝のように腕が伸びており、それぞれ6本に分かれ てその先には丸くて平たい根のようになっています。天辺は目鼻の無い顔で、大きく口を開けていま す。肉食性で強靭な体を持っていますが、知性はあまり高くないため、棲む星が滅びてしまったシャ ガイからの昆虫生物にザイクロトル星は征服されてしまいました。昆虫生物はザイクロトル星にしば らく滞在していましたが、原住民である彼らが崇める巨大な植物神とその儀式に恐れをなしザイクロ トル星を後にしました。しかし原住民は肉体的な労働力として役立つので一緒に連れてこられました。 膨れ女(Bloated Woman) ケイオシアム 「ニャルラトテップの仮面」 ニャルラトテップの化身のひとつです。腕の代わりに触手が生えぶよぶよと太った体のあちこちから も触手が伸びています。口は5つあり、鋭い牙が伸びています。黄色と黒の絹の着物を着ており、ベ ルトには6つの小さな鎌と、不思議な黒い扇を持っています。扇を目の前にかざすことによってスリ ムで美しい中国人女性に変身することができます。誘惑された男性はこの世のものとは思えない快 楽を得ることができますが、直後には真の姿のその途方も無い重さに窒息してしまいます。また、そ の触手で犠牲者を押さえつけ、「膨れ女の接吻」によって脳を吸い取ることもあります。 ウムル・アト=タウィル('Umr At-Tawil) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 ヨグ=ソトースの化身。窮極の門の案内人にして門番です。異形のものたち(古ぶるしきもの)の中で 唯一名前が知られている存在です。他の異形のものたちと同様に頭からすっぽりとクロークのよう なもので覆われています。彼らには善も悪もなく、ランドルフカーターのような優れた「夢見る人」に 対しては非常に友好的ですが、門を通り抜けるのにふさわしくない者にはクロークの下の非常に恐 ろしい正体をあらわし、容赦なく狂気と破壊を与えます。 ルリム・シャイコース(Rlim Shaikorth) C.A.スミス 「白蛆の襲来」 巨大な太った蛆虫で、先端には平べったい皿のような顔があり、顔の端から端まである大きな舌も 歯も無い口と、何も無い2つの眼窩から血のように赤い目玉のような雫がとめどなくこぼれ落ちてい ます。宇宙から飛来した永久に融けることの無い氷河の中に住んでいます。この氷河が接近すると 周囲の温度は急激に下がり、町も植物も動物も全て氷に閉ざされてしまいます。エイボンの書に記 載されており、ヒューペルボリアの都市をいくつか氷付けにしてしまったようです。人間に崇拝されて いることはないようです。 新・偉大なる種族(Great Race [New]) H.P.ラブクラフト 「時間からの影」 盲目のものとの戦争に敗れた偉大なる種族が、円錐形の生物の体から離れて次に精神を飛ばした 先が、このカブトムシのような種族です。人類が滅びた後の地球の遥かな未来に住む知性のある虫 は群れの一員として行動します。3000〜4000匹程度の群れで行動し、飛ぶことも歩くこともできま す。群れは常に新しい生命が生まれるために実質的に死に絶えることはありません。普段は黒っぽ い色や漆黒ですが、羽を広げると鮮やかなメタリックな青色や金色や緑色に輝きます。優れた種族 であり、武器などは持っていませんが、必要になればすぐにでも作り上げることができるようです。 異次元の色彩(Colour out of Space) H.P.ラブクラフト 「異次元の色彩」 気体ではなく非物質的な生物で、無定形のキラキラ輝く「色」の断片のように見えます。「色」に触れ るとネバつく蒸気に触れたような感触がします。「色」は外宇宙からやって来て幼胚を産み、その幼 胚が豊かな土地や浅い水辺に置いておくとやがて発芽して幼生が誕生し、あたりの生態系を喰いあ さります。「色」に喰われた植物や動物は夜になると「色」と同じように輝き、風に吹かれたように揺 れ動きます。そしてだんだんしぼんで灰色になって枯れてしまいます。生命力を吸われた土地は完 全に破壊され、二度と植物が生えなくなります。その土地から十分な生命力を吸い取るとまた宇宙 へと還っていきます。 グラーキの従者(Servants of Glaaki) ラムジー・キャンベル 「湖の住人」 グラーキによってトゲを刺されアンデッド化した人間です。グラーキと意識を共有しており文字通りグ ラーキの手足となってグラーキに仕えます。ある程度は独自の行動できるようですが、動きはギク シャクしています。死後直後は見た目はあまり人間と変わりませんが時間が経つにつれてしなびて いき、死後60日以上たつと強い光を浴びただけで「緑の崩壊」が起こるようになり、日光を浴びただ けでその場ですぐに崩壊が始まり、2,3時間ですっかり崩壊して塵になってしまいます。 古のもの(Elder Thing) H.P.ラブクラフト 「狂気山脈」 樽のような胴体を持ち五傍星型の頭、5本の触肢、5本の触手、5枚の折りたたみ可能な翼といった ように放射状に対称な形をしています。口笛のような音で意思疎通をしており、光が無くても物体を 知覚できたようです。20億年も昔から地球に生息しており、奴隷としてショゴスを作り出し地球上の いたるところに植民地を作りましたが、種としての衰退と氷河期の到来のため南極以外の地上から の撤退を余儀なくされ、挙句の果てにはそのショゴスの反乱によって南極の文明も滅ぼされてしま いました。 クトゥルフの落し子(Star-Spawn of Cthulhu) H.P.ラブクラフト「クトゥルフの呼び声」 大いなるクトゥルフとよく似た形をしていますが、ずっと小型の(といっても20mくらいはありますが)ク トゥルフの眷属です。大きく分けて蛸のように見えるものと龍のように見えるものがいるようですが、 ある程度元の形を保ったままですが自由に体を変形させることができます。クトゥルフとともに地球 にやってきてルルイエに大都市を建造したり、古のものと戦争したりしていましたが、ルルイエが沈 んだ際にそのほとんどが主人ともども海の底に沈んでしまいました。 ランプ・イモリ(Lamp Eft) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 オオサンショウウオに似た形をしていて体から光を発しています。大きな目が二つありサーチライト のように強い光線を発することができますが口はありません。普段はドリームランドのはるか上空に 棲んでいますが夜に地表付近まで降りてくることがあります。好奇心旺盛で飼いならすのも簡単で、 夜の明かりの確保はもちろんのこと、光を嫌う異界の生物に対する防御手段にもなります。 キタミール星人(Dweller on Kythamil) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 窮極の門の内にあるランドルフ・カーターの「原型」のうちの局面のひとつです。原初のヒューペルボ リアに棲み、かつてアルクトゥルスをまわっていた二重星キタミールから飛来した、黒く可塑的な体 をもつツァトゥグアを崇拝する、カーターおよび人類の遠い無定形の祖先といわれています。 暗きもの(Dark Demon) ロバート・ブロック 「闇の魔神」 全身が真っ黒で、柔毛に覆われ、豚のような鼻、緑色の目、野獣の鉤爪と牙を持っている、ニャルラ トテップの化身のひとつです。大きさはゴリラ程度ですが非常に狡猾で、夢の中に現れ言葉巧みに 黒魔術や禁断の知識を教え、その代わりに肉体の中に入ることを要求してきます。肉体を乗っ取ら れてしまうとその姿は「暗きもの」の姿に変容してしまい、精神的にも乗っ取られてしまいます。仮に ニャルラトテップが肉体から出て行ったとしても、被害者の肉体はずっと「暗きもの」の姿のままで す。いうまでも無いですが見返りはありません。 マガ鳥(Magah Bird) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランド南部の藪や林の中に住む肉食性の小さい美しい鳥です。歌を歌うことで求愛や警告 などさまざまな効果をもたらすことができます。トカゲやネズミ、時には大きな蛇をも餌としますが、く ちばしで捕まえきれない場合は獲物に対して特殊な狩りの歌を歌い、催眠状態にしてマガ鳥のほう へ引き寄せます。たまたま歌を聞いたほかの動物には深刻な影響はありません。これは歌だけで なく七色の羽の動きとの相乗効果で魅了されるからだと言われています。 ブラック・ファラオ(Black Pharaoh) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ニャルラトテップの化身のひとつ。虹色に輝くローブをまとい、内在する光によって輝く二重冠をいた だいている古代の若いファラオを思わせるような、浅黒くほっそりとした男の姿をしています。エジプ トの秘密結社(Brotherhood of Black Pharaoh)ではこの姿のニャルラトテップを信仰しています。 大いなるもの(Great One) H.P.ラブクラフト 「蕃神」 外なる神のバックアップを受け地球の夢の国を支配している神々で、外見は非常に人間に似てお り、切れ長の細い目、耳たぶの大きい長い耳、薄い鼻、尖った顎を持つという特徴があります。ド リームランドの北部のレン高原の果てにあるカダスの縞瑪瑙でできた城に住んでいますが、よく人 間の居住地に来て宴を開いたりし、ときには人間とのあいだに子をなしたりします。レン高原にほど 近いイングアノクには大いなるものの子孫が住んでおり、その容貌は大いなるものに非常によく似 ています。 アトゥ(Ahtu) デイビット・ドレーク 「蠢く密林」 ニャルラトテップの化身のひとつ。中心部から石英を含みキラキラ輝く金色の触手が数本伸びてい る肉の柱です。かつてベルギーの植民地下であったアフリカのコンゴで侵略や領主の圧制に希望を 失い狂気に陥ったものたちが崇拝しています。自らを傷つけることが教団の証であり、礼拝者の全 ては手足がのどれかが無いか、酷い傷痕がついています。教団のメンバーはほとんどが現地民 で、一時は圧制に対する革命運動の組織となっていたこともありますが、身体的障害のために迫害 を受けた西欧人も教団に数人いるようです。 ズーグ(Zoog) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 小さくて茶色の毛に覆われたネズミに似たドリームランドの生き物です。鼻のところに髭のように短 い触手があり、鋭い歯を隠しています。主にキノコなどの菌類を食べますが、肉も食べることがあ り、集団で人間を襲って殺して食べたということも伝えられています。人間と同じぐらいの知性を持ち 好奇心も旺盛で、ずる賢い生き物ですが人間でも習得することができる羽音のような言葉を用いて 交渉することもできます。 光り輝くもの(Agency from Beyond the Wall of Sleep) H.P.ラブクラフト 「眠りの壁の彼方」 長い歳月に渡り広大な宇宙を旅する高度な知性を持つ宇宙の魂です。光り輝き、目には見えるの ですが触知できない存在で、思考を直接交換して意思疎通を図っています。知的生命体の魂として 体に入り込みますが、その対象者は夢を見ることのない眠りの中でのみその存在、つまり自分の真 の自己を認識することができるようです。ある光り輝くものは「圧政者」に復讐するためアルゴール 星へと飛び去っていったといわれています。 ヴーニス(Voonith) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランド中央の湿地帯に住む水陸両性の肉食生物です。頭はオオサンショウウオに似て色の 薄い飛び出た二つの目と唇の無い長い顎を持ち、水かきのついた前足には穴を掘るためと獲物に つかみかかるために鉤爪をそなえていますが、後ろ足はその痕跡すらなく、尾は長く硬く角が丸っこ くてひれがついています。皮は硬く丈夫で刃物を通さず、また体についている灰色のイボには毒が あり、そのせいでヴーニスの肉を食べることは危険で、そもそもうまくもないようです。 クァチル・ウタウス(Quachil Uttaus) C.A.スミス 「塵を踏むもの」 「カルマナゴスの誓約」という書物に記述されている時間と死と崩壊をつかさどるものです。小さな子 供ぐらいの大きさですが、干からびたミイラのように体中皺だらけで、毛が一本のない頭にも、目鼻 立ちのない顔にも、前に突き出されたまま硬直している先端に骨のような鉤爪のついた腕にも、同じ ように硬直している両足にも無数の網目状のすじがついています。召喚されると上空から灰色の光 の柱があらわれ対象者をロックオンします。クァチル・ウタウスはその光の柱に沿って素早く降りて きて標的に到達します。不死を与えるために召喚されたのなら別ですが、ほとんどの場合は対象者 は触れられただけで即時に老化と死が訪れ、その場で塵と化します。小さな足跡が痕跡として塵に 残ります。 グルーン(Gloon) H.P.ラブクラフト 「神殿」 普段は額に月桂樹のリースをつけた背の高い全裸の男前の姿をしています。しかしその正体はも つれあったナメクジのような姿です。かつてアトランティスで崇拝されていましたが、大陸が沈んでし まった今は崇拝している人間はいません。グルーンはその沈んだ神殿の中に閉じ込められたままな ので、グルーンの小さな彫像を介して人間に夢を送ります。その夢は沈んだ海底都市と神殿のヴィ ジョンで、日増しに鮮明になってゆき最後には発狂してしまいます。その魂は海底深くの神殿へと導 かれ、肉体が滅びるまで苦痛にさいなまれることになります。 ヴォルバドス(Vorvadoss) ヘンリー・カットナー 「侵入者」 原初のムーでクトゥルフ、イグ、イオドなどとともに崇拝されていた神です。緑の炎に包まれた、マン トとフードをかぶった姿で現れます。銀色の霧の帳のむこうに人間じみたところがまったくない異界 の幾何学のパターンにそったような、しかしそれでいて心和む貌を持ち、目だけははっきりしていて 黒く、そして小さな焔が燃えています。かつて外宇宙からの侵略に対して最前線で戦ったことがある が、人類に無条件で友好的かどうかはよくわかっていません。 砂に潜むもの(Sand Dweller) ラブクラフト&ダーレス 「破風の窓」 人間に似ていますが、コアラをゆがめたような大きな眼と耳がある顔を持ち、肌の荒れたやつれた 体は砂にまみれたかのように見える姿をしています。アメリカ南西部やエジプトなどの砂漠地帯に今 も生息していて、集団で洞窟に住んでおり、夜になると狩のため出てきます。洞窟の奥で何らかの 神を崇拝していることが多くあります。 黒い仔山羊(Dark Young) ロバート・ブロック 「無人の家で発見された手記」 真っ黒でロープのもつれたような大きな肉の塊で足には蹄がついています。頭部にはさまざまな太 さの触肢がのたうっていて、そのうちの4本は特に太く、木の幹ほどの太さがあり、胴体部には緑色 の粘液を垂れ流す口が体のあちこちについています。「千匹の仔を孕みし黒山羊」ことシュブ=二グ ラスの仔と言われており、シュブ=二グラスが崇拝されている場所にしか生息しません。また、繁殖も しないようです。 シュブ=ニグラス(Shub-Niggurath) H.P.ラブクラフト 「闇に囁くもの」 「千匹の仔を孕みし黒山羊」ことシュブ=二グラスは外なる神のなかでおそらく最も広く崇拝されてい る豊饒の女神です(神に性別があるかどうかは議論の余地があるところですが)。基本的に生贄が 必要となることが多いのですが、崇拝者には非常に協力的で太古のムーやヒューペルボリア、ギリ シャやクレタ島やエジプトの人々、ドルイドたちと同様に、ミ=ゴやドール、ヤディス星など地球外の 宇宙でも広く信仰されているようです。呪文の詠唱に名前がよく参照されるだけで、その姿はあまり 確認されていませんが、蹄を持つ脚や、粘液を垂れ流す大きな口や、黒いロープ状の触手が構成 されたり、また再吸収されたりといった不定形の巨大な雲状の姿をしているといわれています。ちな みに伴侶としてはヨグ=ソトースが一般的(ラブクラフト書簡より)ですが、資料によっては名状しがた きものハスターや蛇の王イグなども夫として示唆されているようです。 バースト(Bast) H.P.ラブクラフト 「猫と犬」、ロバート・ブロック 「猫神ブバスティス」 猫の姿もしくは猫の頭を持つ女性の姿で現れるエジプトの女神です。元々はアトランティスで発祥し た信仰のようですが、大陸が沈んだ後も伝説はうけつがれ、古代エジプトの都市ブバスティスの神 として信仰されるようになりました。家庭の女神であると同時に戦いの女神としても信仰されていまし たが、ブバスティスが他のナイルの都市によって破壊された後はあまり人間から崇拝されることは 少なくなりました。しかしながら地球およびドリームランドの全ての猫がその野性の心で崇拝してお り、ドリームランドの人々のあいだでも、特にウルタールでは厚く信仰されています。基本的に人間 には非干渉ですが、猫に対して酷い仕打ちをしたものに対しては猫の手下を使ったり、それでも手 に負えない場合は直接彼女自身が出てくることもあります。 注)実際のバステト信仰に関してはこのへん参照。 ttp://nora-c.cool.ne.jp/nora/neko2-1.shtml ファロール リン・カーター 「シャッガイ」 ヒューペルボリアの魔道士エイボンが「ナコト写本」の一節の意味を知るために宇宙の彼方の混沌 の低次元から召喚した黒い悪魔です。三度にわたり召喚されましたがいずれものたくる腕と牙を 持った巨大な黒い怪物の姿であらわれ、何度問いただされてものらりくらりと答えるのを避け、ただ 「其は、ピラミッドに住まうものに問うべし」としか答えませんでした。 バイアティス(Byatis) ラムジー・キャンベル 「城の部屋」 一つ目で象のような鼻と蟹のような鋏をもち、その顔からは髭のようにのたうつ触手が伸びている 姿をしています。犠牲者を催眠にかけて食ってしまい、食うごとに大きくなっていきます。ルドリック・ プリンによれば深きものや蛇人間の一部で崇拝されているようです。 ガタノソア(Ghatanothoa) ラブクラフト&ヒールド 「永劫より」 かつてのムー大陸で崇拝されていた神で、人々は生贄をささげて神がその住処である火山から出 てこないようにしていました。ガタノソアはとても恐ろしい姿をしており、その姿を見ただけでたちどこ ろに体が硬直し皮膚はなめし皮のように硬くなりますが、脳や他の内臓は元のままなので動けない ながらも永遠に生き続けることになります。ムー大陸が沈むと同時に住処である山も沈んでしまいま したが、地殻変動で一時的に浮上することもあり、いまでも太平洋を中心として崇拝されているよう です。 ノフ=ケー(Gnoph-keh) ラブクラフト&ヒールド 「博物館の恐怖」 鋭く尖った角を持ち、毛むくじゃらで2本、4本、ときには6本の足で雪原を歩くグリーンランドに住む怪 物で、自由に吹雪や冷気をひきおこすことができます。かつてヴーアミスたちによって北方へと追い やられたという記録が残っており、また、一説には旧支配者であるラーン=テゴスの化身とも言われ ています。北方に住む、食人の風習があるノフケー族(Gnophkeh)との関連はわかりませんが、彼ら がトーテムなどでノフ=ケーを崇拝していたからなのかもしれません。 黄衣のキング(King in Yellow) チェンバース 「黄の印」 ハスターの化身のひとつで、背は高く、黄色もしくはまだらな色のぼろぼろのローブをまとい、「青白 き仮面」をつけています。背中に翼や後光があるように見えることもあります。ぼろぼろのローブは 実は肉で仮面もその下の触手を隠すためにつけています。崇拝者は戯曲「黄衣のキング」を読んだ ために狂気に陥った芸術家や知識人がで、ほとんどの場合集団になることはなく、個人で崇拝され ています。 ショゴス(Shoggoth) H.P.ラブクラフト 「狂気山脈」 かつて古のものに労働力として作られた水陸両棲の多細胞性の不定形の巨大な生物です。必要に 応じて体の一部を変形させて目や感覚器官などを生成したり消滅させたりできます。意思疎通には 口笛のような音をだしますが、これはかつての主人である古のものの真似をしていたからです。催 眠術のような方法でショゴスを隷属させることができますが、古のものはショゴスの反逆にあい、ほ とんど滅ぼされてしまいました。非常にタフな生き物で火や冷気などに強く、自己修復機能も持って います。 イブ=スティトゥル(Yibb-Tstll) ブライアン・ラムレイ 「オークディーンの恐怖」 ドリームランドのクレドの密林の奥地につながる外宇宙からすべての空間とすべての時間を見つめ ている存在です。どろどろとした輝く頭部の表面をすべるように目が別々に素早く動き、膨らんでう ねっている緑色のマントの下には複数の乳房があり、無数のナイトゴーントが吸い付いたり張り付い たりしています。イブ=スティトゥルは全てを知る存在であり、勇敢なものは接触しその知識を得るこ とができるかもしれません。しかし機嫌を損ねてしまうとイブ=スティトゥルはその手を伸ばし、触れる ことによって対象に激烈な消失(肉体的、精神的、霊的)を引き起こします。また、イブ=スティトゥルの 血液は黒くてやわらかいひらひらした破片のような形態で、「ザ・ブラック」と呼ばれており魔術師が 相手を攻撃するために召喚することがあります。 ミリ=ニグリー(Miri Nigri) フランク・ベルナップ・ロング 「夜歩く石像」 チャウグナー=フォーンに仕える物言わぬ小人で、チャウグナー=フォーンの意思でもあります。黒っ ぽく、両棲類的な特徴を備えた醜い小さな人間で、常に10人以上で行動しています。年に二回、夕 暮れに山頂に火を焚きつけ、一晩中休むことなく太鼓をうちたたく狂宴を催し、そのときに山から降 りてきて若い男女をさらっていきます。それは彼らの主人であるチャウグナー=フォーンがその生き 血を吸うために生贄としてささげられるのです。 ツァール(Zhar) オーガスト・ダーレス 「星から来たものの棲みか」 かつてアークトゥルスから地球にやってきた、全身触手だらけの肉塊です。現在はビルマもしくはチ ベットにあるスン高原のアラオザルという街の地下にいます。同じくアークトゥルスからやってきたロ イガーと肉体的に繋がっているらしく、ロイガーとは双子であるといわれています。ロイガーとともに チョー=チョー人に崇拝されておりテレパシーを使って意思を伝えています。 トカゲ人間(Reptilian Humanoid) H.P.ラブクラフト 「無名都市」 無名都市にかつて住んでいたヘビ人間(もしくは深きもの)の末裔です。地殻変動により都市が海岸 線近くになるときはその力も強く、逆に乾燥地域になると弱まったことから水棲の生物だと考えられ ています。中東に人類がやってきて円柱都市アイレムを建設し始めると、彼らは預言者に従って約 束の地である地下の楽園である、最も深い洞窟の中の神殿へと岩を掘って引き下がって行きまし た。 クン・ヤンの住人(Natives of K'n-Yan) ゼリア・ビショップ 「墳丘の怪」 オクラホマ地下深くの蒼く輝く地下世界クン・ヤンに住む人々でぱっと見ではアメリカのインディアン とほとんど区別がつきません。彼らの伝説では彼らは地球に似たはるか遠くの星からやってきたと いうことになっていますが、実際はおそらく古代アステカ文明の子孫ではないかと考えられていま す。彼らはテレパシーで意思疎通をはかり、体を自由に非物質化して壁などを通り抜けることができ ます。そして不死の秘法により彼らは死ぬことがありません。この不死のおかげで非常に高度では あるのですが退廃的な文明を築いています。 土星からのネコ(Cat from Saturn) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 宇宙を自由に行き来することができる土星に住むネコです。ネコといってもネコに似ているといえなく もない程度で体は複雑なアラベスク模様とすかし模様で形作られていて非常に鮮やかな色合いをし ています。宝石のように見えるふくらみがわき腹に点々とついており、顔はバロック風のかたまりで 大きな目がついています。足は必要に応じて0から4本まで体から伸ばすことができ、尻尾も自由に 出し入れできます。土星から月の裏側へ時々やってきており、ムーンビーストと同盟を結び地球の 猫と激しく対立しています。 空鬼(Dimensional Shambler) ラブクラフト&ヒールド 「博物館の恐怖」 体中皺だらけで形のない顔、空ろな目、大きな鉤爪を持つ手、ゆるんで垂れた皮膚を持つ怪物で、 自由に次元間をすばやく移動することができます。おそらくヨグ=ソトースなどが棲む次元の狭間に 棲んでいると思われますが、次元と次元のあいだを絶え間なく行き来しており、私たちの次元にも しょっちゅう入り込んできます。空鬼はいつも一人で行動するハンターで、用事がすむとすぐに時空 連続体の中へ戻ってしまうため空鬼の実際の数、繁殖の仕方や社会生活などは全然わかっていま せん。 ヒプノス(Hypnos) H.P.ラブクラフト 「ヒプノス」 ギリシャ神話にもある眠りの神で、美しい髭のある顔、微笑みを浮かべた唇、オリンポスの神の眉、 ふさふさとした巻毛にひなげしの冠を載せた若々しい美青年の姿であらわれますが、実際の姿は悪 夢のようにゆがんで恐ろしいものです。覚醒の世界とドリームランドの狭間に縛り付けられており、 もしも何らかの方法で彼の興味をひくようなことがあれば彼は被害者に向かって一条の光を投げか けます。その光によって被害者は再びヒプノスのもとに導かれ、そしてヒプノスがふさわしいと思う姿 に変えられてしまいます。その後ほとんどの場合、被害者はヒプノスと共にすごすことになり戻ってく ることはありません。 アイホート(Eihort) ラムジー・キャンベル 「嵐前」 迷路のようなトンネル網に棲み、無数の目を持ち、無数の足に支えられた青白く膨らんだ楕円形の 肉塊の姿をしています。もしも人間がこの神に出会ったときはテレパシーでこの神に仕えるかどうか 尋ねてきます。もしも断ればその場で押しつぶされたりして殺されてしまいます。承諾すれば犠牲者 は催眠状態になり、体を麻痺させられアイホートの雛を体に埋め込まれます。催眠状態から目を覚 ましたときには犠牲者はこのことを思い出せませんが、これ以降ひどい悪夢を見るようになり正気を 失っていきます。最初は普段と変わらない生活が送れますが次第に犠牲者の体をコントロールしよ うとし、最終的には被害者の体は破裂して絶命し、中から数百ものアイホートの雛が飛び出し蜘蛛 の子を散らすように逃げていきます。 クトゥルフ(Cthulhu) H.P.ラブクラフト 「クトゥルフの呼び声」 鉤爪を持ち、頭部は蛸に似て蝙蝠のような翼を持った流動的な体をもっています。クトゥルフとその 眷属ははるか昔に地球に飛来し、巨大な石造都市ルルイエを建設しそこに棲みつきました。飛来し てすぐに、すでに地球に住んでいた古のものの抵抗にあい、戦争になりましたが、クトゥルフの眷属 が古のものの陸地の都市をすべて壊滅させたためお互い干渉しないということで和平が結ばれまし た。和平の後は地球上を眷属が闊歩しており、人類が発祥するとテレパシーで夢にあらわれ崇拝 者を増やしていきました。しかしながらある時何らかの地殻変動によってクトゥルフおよびその眷属 はその住処であるルルイエごと海底深くに沈んでしまいました。水によってテレパシーがさえぎられ てしまい崇拝者と夢以外の直接的な意思疎通が図ることができなくなりました。ルルイエはときどき 地殻変動で浮上することがありこのときに感受性の強い人間に大きな影響を与えることがありま す。しかしいつの日か星辰が正しいときルルイエが完全に浮上し、再びクトゥルフとその眷属が地球 上に君臨するといわれています。 カラカルの手下(Minions of Karakal) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 電気でできた生き物で小さな雲のような胴体は赤い閃光が走っていて、蜘蛛のような脚が赤と黒の 稲妻となって伸びています。稲妻は絶え間なく体から発せられまた体の中へと吸収されていきま す。普段は暗黒の次元に住んでいますが、召喚やカラカルへの祈りによりどこにでも現れます。 ちょっと触れただけで稲妻に直撃されたのと同じ様に火傷を負い心臓停止の可能性があります。し かしこの世界では静電気を取り込むことで生存しており、湿気に弱く直接雨が当たったりすればもの の数分で死んでしまいます。カラカルは大いなるものの一員でヒューペルボリアでは太陽神として、 現在のドリームランドでは炎の神として崇拝されています。カラカルへの祭壇には常に燃えつづける 炎が捧げられています。 ロイガー(Lloiger) ダーレス&スコラー 「星から来たものの棲みか」 双子の卑猥なるものツァールと同様にビルマもしくはチベットにあるスン高原のアラオザルという街 の地下にいる、全身触手だらけで翼を持つ肉塊です。風をおこして敵を捕らえるのに翼を使うといわ れています。ツァールと双子であり、肉体的に繋がっています。双子の故郷であるアークトゥルスが 地平線から登るときにはどこでもその力を顕現することができるようです。 コリン・ウィルソン 「ロイガーの帰還」 我々の目に見える時は巨大な爬虫類のような姿をしていますが、その実体は未知の精神的エネル ギーから構成されていて目には見えません。かつてアンドロメダ星雲から地球にやってきた彼らは、 人間を奴隷にしムー大陸などを支配していましたが、次第に種としての力が衰えてきて最終的には 地上を放棄して地下へと引き下がっていきました。今でも一部は生きていますがかつての力は無 く、人類を凌駕するほどではありません。しかしながら大量の人間の精神力を少しずつ奪い取り蓄 積することによって船や飛行機を一時的に消失してみせたり、大爆発を引き起こしたりすることがで きます。ロイガーは普段から非常に悲観的な思考をしているため、めったに計画を実際に行動に起 こしません。また人間の精神構造とあまりにかけ離れているため、精神的にロイガーと接触した人 間はその陰鬱な雰囲気に圧倒されて、自殺したくなるほどの意気消沈に陥ってしまいます。 パーグのファイヤーワーム(Fireworm of Parg) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 ドリームランドのパーグの森(ダイラス=リーンの川向い)に住むヘビ状の生き物です。幅30センチか ら1メートル、長さは2メートルから15メートルほどのものまでいろいろで、手足はなく、装甲の割れ目 からかすかな青やオレンジ色の光がもれ出てていて、そこから燐光のように輝く煙が出ています。 自分の意志で体全体から発火して炎をまとうことがあります。これによって森を焼き払ったり障害物 を除去したりします。基本的に夜行性で、単独で生活し狩も単独で行いますが、50年に一度大量の 群れになって集まり、土地を荒らしまわります。その後ワームは全部死んでしまい、以降少なくとも 10年間は姿を見せなくなります。 シアエガ(Cyaegha) エディ・C・バーティン 「我が名は暗黒」 丸い大きな緑色の一つ目を中心に持つ、黒い触手の塊です。シアエガは洞窟と暗闇の神で、どこか ら来て、いつ頃からいるのかは不明ですが、少なくとも17世紀はじめには西ドイツの片田舎に封じ 込められており、その場所に近い小さな村の人々に崇拝されていました。1860年頃に牧師によって 教団は解体されましたが、いまでも崇拝は続いています。シアエガは自分が開放されることにのみ 関心がありますが、実のところ教団は彼を守るのと同時に彼を封印してそこから動けないようにして います。それは教団の儀式にシアエガのパワーと生命力をいつでも引き出せるようにするためで す。 グラーキ(Glaaki) ラムジー・キャンベル 「湖の住人」 イギリスのブリチェスター郊外の湖に住んでおり、3本の触角の先に目を持っているナメクジに似た 体を持ち、下半身はおそらく移動に使うと思われる三角形の器官がついていて、背中に金属製の 無数の針が伸びています。グラーキは催眠術的な夢を送って新たに信者になりそうな人間を湖に 引き寄せて、入信させます。入信の儀式はグラーキの背中の針を犠牲者に突き刺し液体を注入し ます。ほとんどの場合針が刺さった時点で絶命しますが、トゲはグラーキから分離して犠牲者に刺 さったまま残り、その後犠牲者の体の中にいくつものトゲを生やしはじめます。1晩か2晩もするとト ゲは抜け落ちてそこに青黒い点の痕が残りそこから網の目のような赤い模様が体に広がります。こ うなるともう完全にグラーキの従者になりグラーキの意思と記憶を共有しまさにグラーキの手足と なって行動するようになります。 ニオス=コルガイ(Nioth-Korghai) コリン・ウィルソン 「宇宙バンパイア」(The Space Vampires) 生命力を糧とする、黒っぽいオレンジ色をした蛸の下半身のように蔓状の菌類の末端が集まって束 になっているような水棲生物で、50マイルにも及ぶ大型の宇宙船でその道中の惑星の生物から生 命力を奪いながら星々の間を渡りあるいています。彼らは知的生命体の精神を乗っ取ることがで き、さらにその生命体に似た体に変形することができます。ただこの変形を保つには犠牲者から生 命力を吸いつづけていなければなりません。彼らは全ての生の源であるウボ=サスラを崇拝しており また、彼ら自身もウボ=サスラから生まれたと言われています。 ノーデンス(Nodens) H.P.ラブクラフト 「霧の中の不思議の館」 伝説に出てくるような生き物がひく貝殻の形をした戦車にのり、片手に樫の木の杖を持った老人の 姿で現れます。ノーデンスは夢見る人や空想する人に非常に好意的で、彼らと共に空間や時間を 旅したり彼らが危機に陥ったときに助けてくれたりすることもあります。夜のゴーントが彼に仕えてお り、夜のゴーントをある程度自由に召喚したり命令を下したりできます。ノーデンスはたびたび地球 に訪れていて、過去にはアトランティスで魔術の神として崇拝されていたようですが、現在では教団 などは無いようです。 レンからの男(Man of Leng) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 毛深い人間型の生き物で角、蹄、そして尻尾が生えており大きな口をしています。解剖学的に筋肉 組織が人間などの霊長類とは大きくかけ離れていることがわかっています。レン高原の南にサルコ マンドという都市を築き、レンの谷に住む紫色の蜘蛛と戦っていましたが、何らかの原因で人類が 進化するよりもはるか昔に廃墟となっていました。その後ムーンビーストに侵略されましたが、引き 続きレン高原の支配は許されました。その代わりにムーンビーストに奴隷として使われ、太ったもの は食料として、痩せたものは労働力として利用されています。人間に似ているものは人間との貿易 などの交渉役として使われています。 ドジュヒビ族(Djhibbis) クラーク・アシュトン・スミス 「魔道士エイボン」 土星であるサイクラノーシュに住む翼を持たない鳥人で、一度に何年も各々の苦灰岩の止まり台に 柱頭行者さながらに立ちつづけ、宇宙についての瞑想にふけり、長い間隔を置いて深遠な思考の 広大な範囲のほどを示す「ヨプ、イープ、ヨイープ(yop, yeep, and yoop)」という音節を互いに発して います。(柱頭行者:柱の頂上で生活するという苦行のひとつを行う人。) クラウドビースト(Cloudbeast) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 生きている雲のように見える生物で、体から球根のような目、ひん曲がった口、長いロープのような 腕や、その他の器官を好きなように伸ばしたり引っ込めたりできます。肉食性でまったく音をたてず に近づき、人間が乗っている船ごと捕らえます。犠牲者はクラウドビーストと同じように雲や霞となっ てしまい体の一部となって吸収されてしまいます。捕食するたびに少しずつ大きくなっていき、体長 が100メートルほどになると上空へ行き、そこで爆発四散して、いくつかの平均10メートル程度の仔と なって散らばっていきます。 ダゴンとハイドラ(Dagon and Hydra) H.P.ラブクラフト 「ダゴン」 ダゴンもその妻であるハイドラも身の丈6メートル以上もある巨大な生物で、おそらく何百万年以上 も生きつづけ非常に大きく成長した深きものだといわれています。「父なるダゴン、母なるハイドラ」 と呼ばれ深きものを支配しており、クトゥルフの落とし子とは違い自由に活動できますが、直接人間 と出会うことはめったにありません。 ビヤーキー(Byakhee) オーガスト・ダーレス 「アンドルー・フェランの手記」 宇宙空間を自由に飛ぶことのできる星間に住む生き物で、全体的に人の形はしていますが、鳥もし くは蝙蝠や蟻、モグラなどに似ており、ハスターに仕えています。我々が知らない生物を食料として いるようですが地球上の生物を食べることもあり、特に星間飛行した直後は非常に腹をすかしてい るので気をつけるべきでしょう。人間がビヤーキーに乗って星間を移動することもできますが、星間 の真空や寒さから身を守るために前もってしかるべき呪文や薬を飲むなどの手段を講じる必要があ ります。 コス(Koth) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランドに住む神で夢の神と呼ばれています。彼の名を持つ「コスの印」はドリームランドの 地下世界にあるガグの街から地上に繋がる塔や、覚醒の世界とドリームランドとの間の門などに 悪夢が覚醒の世界に流れ出ないように施されています。また、アッシューパニバルの焔の伝説にも クトゥルフ、ヨグ=ソトース等と並んで覚醒の世界でも太古の存在として知られているようです。 コン(Con) オーガスト・ダーレス 「アンドルー・フェランの手記」 古代インカ族が崇拝した神で、恐るべき海底の神で複数の顔をもつといわれています。ラバン=シュ ルズベリィ博士は南米でのクトゥルフ信仰をコン、もしくはケチュア族の戦いの神「むさぼり食うもの」 ウィツィロポチトリ(Huitzilopochtli)と関連付けていたようです。 補足 コンは雷神のようですが、古代ペルーの創造神ビラコチャ(「水の白い泡」という意味で、水草を顎鬚 に持つ姿でよくあらわされています)の異称のひとつとも言われています。ビラコチャはチチカカ湖か らあらわれ宇宙や世界や人間などあらゆるものを創生し、創造が終わるとまたチチカカ湖に帰って いたといわれており、同様の神話が南米各地で様々な呼称で様々な姿で伝わり人々に崇拝されて いました。 ニャルラトテップ(Nyarlathotep) H.P.ラブクラフト 「ニャルラトテップ」 千の化身を持ち、這い寄る混沌、強壮なる使者とも呼ばれる外なる神の使者にしてその魂魄です。 他の外なる神と違い自由に行動することができ、意思や個性をもたない外なる神と礼拝者との仲介 役としてあらわれます。宇宙中の知的生命体の多くは彼によく思われたいがために外なる神を礼拝 し彼の庇護を求めています。しかし彼の行動は常に接触者に破滅と狂気をふりまき、その様子を嘲 笑い、あまつさえ自らの主人さえも嘲笑う存在です。世界の終末にあらわれ、人類や地球を破壊す るともいわれていますが、ドリームランドでは地球の神々である大いなるものたちを守護していま す。(監視下に置いていると言ったほうが適切かもしれませんが) ワンプ(Wamp) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランドの死滅した都市に住み着いている赤い足を持つ死体喰らいで、青白い卵形の体に9 本の水かきのついた足を持ち、目は無く、鋭く尖った耳とだらしなく垂れた皺だらけの鼻面を持つ顔 をしています。ドリームランドのいたるところに棲息しているため、食屍鬼は彼らと争うのを恐れて内 陸部まで入ってきません。ワンプは病気を媒介し死体から自然発生的に誕生します。40〜50kgのも のならどんな死体からでも発生し、もちろん同族の死体からも発生します。一応知性があるらしく、 夏至、冬至、春分や秋分では普段単独で行動するワンプが集まってきてなにか宗教の儀式のよう なことを行うようです。 オトゥーム(Othuum) ブライアン・ラムレイ 「盗まれた眼」 「クタアト・アクアディンゲン」にクトゥルフの騎士と表現されている、2対の足を持ち一つ目の大きな 顔を持つ黒い怪物です。犠牲者を麻痺させることができ、炎でしか倒せないとも言われています。主 とその眷属が再び地上で活動する時にそなえ、彼らを待ちつづけていると言われています。北の深 淵ゲル=ホーを拠点としているらしく配下に深きものどもや魔道士ペシュ=トレンなどがいるようで す。 アブホース(Abhoth) C.A.スミス 「七つの呪い」 燐光を発する灰色の巨大なスライムで、あちこちから触手や口など様々な器官を形づくっています。 落とし仔が次々と本体から分離するように生まれますが、大半はアブホースに喰われて再び同化さ れていしまいます。アブホースは高い知性を持っており、侵入者を感知するとすぐに腕や器官を伸 ばしてきて様子をうかがったり、触手を伸ばし注意深く触ってみたり、テレパシーなどで意思の疎通 を図ってきます。その後は侵入者を食うかもしくは無視してしまいます。深慮にして静謐な繁殖を妨 げられたくないということです。 イォド(Iod) ヘンリー・カットナー 「狩りたてるもの」 かつてギリシャ人はトルフォニウス(Trophonius)、エトルリア人はヴェディオヴィス(Vediovis)と呼び、 「妖蛆の秘密」には「秘められた世界を経由して魂を狩りたてるもの」、「輝く追跡者」と表現されてい る太古の神です。半透明の体は鱗のような結晶体で覆われ強烈に輝き、粘着性の輝く液体を滴ら せています。複眼でロープのような手を持ち植物状の器官を犠牲者の額に押し当て、魂を奪いま す。魂を奪われた犠牲者は意識は残りますが体は死んでいるため指一本動かすことができなくなり ます。 炎の精(Fire Vampire) オーガスト・ダーレス 「闇に棲みつくもの」 何千もの小さな光の集まりに似たクトゥグァに仕える知性を持つ気体もしくは霊体です。棲みかであ るフォーマルハウトが空に登っている時に主人であるクトゥグァが召喚されたときは、先に到着して 主人を導きます。もちろん炎の精単体で召喚されることもあります。召喚された後は可燃物ならなん でも燃やそうとします。炎の精に触るだけで可燃物は炎上し、生物に火傷を負わせることができま す。「Fire Vampire」という名称はドナルド・ワンドレイの「Fire Vampire」(未訳)に出てくる赤い稲妻に 似た生物が初出の様です。ケイオシアムはクトゥグァの手下として名前だけ取ったようです。 シャガイからの昆虫怪物(Shan, Insects From Shaggai) ラムジー・キャンベル 「シャガイよりの昆虫」 鳩ぐらいの大きさで皮のような羽を持ち、瞼のない巨大な目、3つもある口、頭から螺旋を描く巻きひ げが伸び、生白い腹部に折りたたんだ黒光りする10本の脚を持つ昆虫です。かつてはシャガイで高 度なそして退廃的な文明を築き、他の惑星を植民地としていましたが、シャガイが崩壊し(破壊した のはグロスだといわれています)、アザトースの神殿ごと逃れた者や各地の植民地にいた一部の者 以外滅びてしまいました。彼らはザイクロトルや天王星などを流浪し、地球にたどり着きましたが地 球の大気中の成分によってそこから動くことができなくなってしまいました。彼らは人間の脳の中に 入り込んで夜の間に彼らの記憶や思考を送り込むことができ、最終的には犠牲者を完全に洗脳し て彼らの手先としてしまいます(ほとんどの場合、犠牲者は狂気に陥ってしまいますが)。 ブオポス(Buopoth) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 象に似た水辺に住む草食動物(トッフルボルという白い蝋のような根菜を好んで食べます)で、ドリー ムランド中央部の熱帯域に住んでいます。背中に二列の突起が並び、人間の耳にすこし似ている 大きな耳、大きなそして知性的な目を持ち鳴き声は柔らかいラッパのような音です。生物学的には 象や海牛ではなく鼻行類に近い動物だといわれています。体は大きく成獣は体重1トンにもなります が恥ずかしがり屋で人前には姿を現しません。しかし求愛行動の際の活発な音楽活動は、しばしば ドリームランドの音楽やダンスの題材に使われます。 下級の異形の神たち(Lessor Other Gods) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 アザトースと一緒にいる外なる神々のうち個別の名前をもたない神々の総称です。それぞれ同じ姿 や力を持つものは無く、ほとんどの場合主人であるアザトースと同様に精神をもたず白痴でありア ザトースの周りで踊ったり、場合によってはいろいろなところで崇拝されている場合もあり、崇拝者を 保護したり崇拝者が神の力を利用することもあるようです。 ボクルグ(Bokrug) H.P.ラブクラフト 「サルナスの災厄」 緑がかった青色のイグアナみたいな姿をしており体長は3.6メートルほどで鱗は金属のように輝き、 黄色に輝く目と顎のところに髭のような触覚が伸びています。背中には鋭く尖った突起物が並び手 足には水かきがついています。比較的温厚ですが自分や自分を崇拝する者達を傷つけようとする 者には容赦しません。しかし爬虫類的な非常にゆっくりとした反応で、何世紀にもわたって怒りが本 人だけでなくその子孫にまで降り注がれることもあるようです。かつてサルナスの街はドリームラン ドで一番の高い文明を築いていましたが、彼のその激烈な怒りによって一晩で破壊され廃墟すら 残っていないそうです。 盲目のもの(Flying Polyp) H.P.ラブクラフト 「時間からの影」 形が自在に変わり、目に見えたり見えなくなったりするポリプ状の生物です。翼のようなものはあり ませんが空を飛ぶことができ、また丸い五つの指を持つ足で歩くこともできます。約6〜7億年前に 地球に到来し、窓の無い塔を持つ玄武岩の都市を築いていましたがイスの偉大なる種族に戦争を 仕掛けられ、地下に幽閉されました。しかし5000万年ほど前に地下から蜂起しイスの偉大なる種族 (が精神寄生している円錐形の生物)を滅ぼしました。しかし長年の地下生活に順応したためいまで も地下の洞窟などに住んでいます。盲目のものは自由に風を操ることができ突風をふかしたり、犠 牲者を捕らえて引き寄せたりできます。 ブループ(Blupe) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 体長1メートル足らずの半透明の生き物で、空中に浮遊し暗いところでは水晶のようにキラキラと 光って見えます。嵐の後のような爽やかな匂いを残します。普段は「暗黒の次元」と呼ばれる場所 に住んでおり、ブループのことを固執して思い込むことによって簡単に召喚することができます。性 質は温和で人間に友好的なため、カラカルの手下や炎の精などの水に弱い生物に対抗することが できます。しかし召喚された後はだんだん脱水状態になっていき10〜15日程度しか生きていられま せん。湿度や温度を調節したり水の中にいればずっと命を長引かせることができます。ブループは 火をみると近寄る性質があり火を消してしまうことにより自らも消滅してしまいます。 ネズミ怪物(Rat-Thing) H.P.ラブクラフト 「魔女屋敷で見た夢」 一見ネズミに見えますが、頭部と足先が人間の頭、手になっている生物です。この生物は魔術によって作り出されたもので、主人に奉仕させるために死んだ信者が怪物に変えられた姿です。非常 に鋭くて強い歯を持っています。かつてアーカムに住んでいた魔女ケザイア=メーソンに使い魔とし て仕えていたブラウン=ジェンキンもネズミ怪物だったといわれています。 フジウルクォイグムンズハー(Hziulquoigmnzhah) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 ツァトゥグァの父方の叔父で、サイクラノーシュ(現在の土星)に住んでいます。頭部が体の下にある こと以外は短い足、長い手、毛に覆われた体、眠そうな顔など全体的に甥のツァトゥグァに似ていま す。かつてユゴスに立ち寄りヤクシュ(海王星)を経由して、サイクラノーシュに着いた後は、甥はさら に地球へと向かいましたが、彼はサイクラノーシュに残りそのまま住み着いています。知性は高い ようですが、基本的に人間に対して無関心であり、危険はあまりないようです。 星の精(Star Vampire) ロバート・ブロック 「妖蛆の秘密」 餌を取りにきたり、魔術師などの召喚によってクスクスという笑い声のような音をたて星間からやっ て来る不可視の生物です。犠牲者から餌となる血液を吸引し、そのことによって姿が見えるようにな ります。触手のような液体の吸入口が無数にあり、大きな鳥のような爪を持つ球体のように見えま す。血液が代謝されるとまた見えなくなってしまいます。体は地球上にある物質ではなく、知性は人 間並みに持っているようですが文化などは持っていないようです。 闇に吠えるもの(Dweller in Darkness) オーガスト・ダーレス 「闇に棲みつくもの」 ニャルラトテップの化身のひとつである巨大な怪物で、体は伸縮性に富み、手や触手や鉤爪のよう な器官を自由にいたるところから伸ばすことができ、頭部のあるべきところには大きな赤い触手が1 本伸びています。普段住み着いているン=ガイの森でこのような姿をとり、夜間に狂おしいフルートの 音色と共に光の柱の中からあらわれ、獣と人の両方を兼ね備えたような低く、そして鼓膜が破れる ほどの大声で吠えます。あらわれる時に外なる神々の従者を左右一体ずつ引き連れています。 ニョグタ(Nyogtha) ヘンリー・カットナー 「セイレムの恐怖」 あり得べからずもの(the THING THAT SHOULD NOT BE)の別名を持つツァトゥグァもしくはウボ= サスラから生まれたといわれていて、自由に蝕肢や偽足を伸ばしたりできる黒い不定形の塊です。 地下世界である赤く輝くヨスの洞窟に棲むとも、アークトゥルスをまわる暗闇の世界に棲むとも言わ れています。組織的な礼拝はあまり行われていませんが、魔女や魔法使いなどの個人が崇拝する ことがあり、地上への出口から召喚された場合、生贄と召喚者の精神力と引き換えに呪文を教えた りすることがあるようです。 イゴーロナク(Y'golonac) ラムジー・キャンベル 「冷たき刻印」 白熱する体をもつ人型の姿をしていますが、頭部は無く、両掌に口がついています。普段はレンガ の壁の向こう側の広大な廃墟の地下に住んでいますが、地球での司祭を探すために我々の世界に あらわれます。邪悪な素質(邪悪といっても底が知れていますが)を持つ人間を発見すると彼を自分 の司祭にしようとします。グラーキ黙示録を1ページでも読んだ者ならイゴーロナクに体を乗っ取られ てしまいます。その後イゴーロナクは体を乗っ取られた者の姿から真の姿まで自由に変化させるこ とができます。 ミ=ゴ(Mi-Go) H.P.ラブクラフト 「闇に囁くもの」 ユゴスからの黴(Fungi from Yuggoth)とも呼ばれる、目鼻の無い皺だらけの頭部を持ち、甲殻類に 似た体と6本の足、扇のような翼を持つ姿をしている生物です。非常に高度な科学技術を持っており 宇宙中に基地を築いています。地球にも地球でしか採取できない鉱物を採掘するためにコロニーを 築いています。地球に最も近い基地は冥王星として知られるユゴスです。初めて地球に来たときは 北半球一円に基地を持っていましたが、現在ではヒマラヤやアンデス、そしてアパラチア山脈などの 人里離れた山岳地帯に隠れ住んでおり、特別に選んだ人間を雇ったりして秘密を守っています。 蝶ドラゴン(Butterfly Dragon) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 蝶のような非常に美しい模様の羽と節のある足を持ち、タツノオトシゴのような緩やかな曲線を描く 首と尻尾を持つドリームランドの生き物です。ソナ=ニルでは飼いならされた蝶ドラゴンを見ることが できますし、ドリームランド各地にも野生の蝶ドラゴンがいるようです。普段は心地よいメロディの ような羽音を立てており、また聞こえる音を真似る能力も持っています。蝶ドラゴンは追い詰められ ると体の側面の呼吸口から薔薇色の蒸気を発し、対象に聴覚障害をはじめとして様々な知覚障害 を引き起こすことができます。これは肉体的なものではなく心理的な攻撃のようです。 ヤディス星の住人(Nug-soth) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 地球から100万光年以上離れた惑星に住む、バクに似た鼻面の顔を持ち、甲殻を持つ爬虫類と 哺乳類の両方の特徴を兼ね備えた人型の生物です。惑星ヤディスでは高度な文明を築いており、 宇宙空間や次元間の移動が日常的に行われていました。しかしながらドールに侵食され、数千 年の間それを防ごうと努力されましたが、結局失敗し惑星を放棄することになり、宇宙各地へと 散らばっていきました。しかしドールは彼らの夢の中にまで追いかけて来ているとも言われていま す。 食屍鬼(Ghoul) H.P.ラブクラフト 「ピックマンのモデル」 覚醒の世界、ドリームランドの両方に棲息し、人間のように見えますが、前かがみで、ゴムのような 皮膚、犬のような顔、蹄のような足、鱗のある鉤爪、そして黴臭い体をもつ夜行性の生物です。基本 的には腐肉を食べますが、たまには生肉も食べるようです。食屍鬼の起源はあきらかになっていま せんが、人間から変化したものだと考えられています。人間の子供をさらってきて食屍鬼として育て たり、あるいは成人した人間でも食屍鬼と付き合っているうちに素質があればそのまま食屍鬼に変 身してしまうこともあるようです。 スンガグ(S'ngac) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 デネブの近く、もしくは宇宙の果てのその先に住むといわれている、高度な知性を持つすみれ色の 気体状の生物です。夢見る人間に友好的で、セレファイスのクラネス王に、ニャルラトテップ及びア ザトースの玉座についての情報と警告を与え、果てしない虚無へと落ちていくカーターをノーデンス と共に導いたと言われています。地球にも到来したことがあるという報告もあります。 ウルハグ(Urhag) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 インクアノクの北の縞瑪瑙の採掘場でカーターが岩がくりぬかれて巨大な崖になっているのを発見 したときに、「風を切る音は、蝙蝠かウルハグ、さもなくば名状しがたい生物が、永遠の闇のなかに とり憑いていることを告げていた。」という一文だけに出てくる生き物です。 ...すいません、「ドリームランド」にのってるようですが、持っていないので解説が書けません。 ガグ(Gug) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 黒い毛むくじゃらの巨人で、大きな顔にはピンク色の2つの目と大きな口が顔の上部から下部へと 縦に開いており、ひじの所から腕が2本に分かれており、4つの手を持っています。かつてはドリー ムランドの地上に住んでいましたが、外なる神々とニャルラトテップに生贄を捧げて信仰している のを恐れた大いなるものが彼らに呪いをかけ、地下に閉じ込めてしまいました。地下世界では ガストを主に食料にしていますが、かつては夢見る者を食料としており、今でもその味は語り継が れているようです。 イェーキュブ星の住人(Inhabitants of Yekub) ラブクラフト、メリット、ハワード、ムーア、ロング 「彼方からの挑戦」 巨大なムカデのような生物で、顔には目が無く、繊毛が縁に生えており、中央に紫色の口があり ます。中に円盤が楔状に内接している10センチほどの立方体状の結晶を使って、知的生命体と 精神を交換することができます。立方体を覗き込んだ者の精神を捕らえてイェーキュブ星の機械の 中に閉じ込め、犠牲者の体を乗っ取り、その世界について調査します。調査が終わると元に戻り ますが、調査の結果、その種族が宇宙を旅する能力があると判断された場合は、その種族を征服 するか精神を滅ぼしてしまい、代わりにその種族の精神の粗悪なコピーにすり替えてしまいます。 ヒーモフォー(Haemophore) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 カエルに似た生物で体の全面と腹の部分に吸盤があり、動物にその吸盤で張り付きます。小さな W型の小さな口にはストローのように中が空洞になった鋭い歯が並んでいて、犠牲者の体に突き刺 して血液を摂取します。ヒーモフォーは臆病で力も強くないので普通は眠っている動物を襲います。 麻酔効果のある体液を分泌することができ、気付かれること無く血液を吸い取ります。70センチほど のヒーモフォーなら、シマウマ1頭分の血液を全て吸いつくすことができるようです。 猛燎たる霧の末裔(Children of the Fire Mist) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 ロマール帝国が海底から隆起した頃に地球に到来して「往古の知識(Elder Lore)」を教えたといわれ ている存在です。おそらくその知識はウルム・アト=タウィルに関するものでしょう。(共著者のプライ スが提唱した存在で、元ネタはブラバツキー夫人の神智学からのようです) シャンタク鳥(Shantak) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 どことなく馬に似た顔をしていて、2枚の翼、鱗のある表皮、そして2本の足を持っている地球上の脊 椎動物に似た生物です。外宇宙を飛ぶ能力を持っていますがあまり長時間居ることはありません。 卵で繁殖し、主に植物を食料としています。何故か夜のゴーントを非常に恐れており、見ただけでパ ニックに陥ってしまいます。 外なる神々の幼生(Larva of the outer gods) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 アザトースの玉座の周りで踊っている神々から突風のような意識の流れと共に、産み落とされた幼 生です。幼生は様々な形をしており、また形を変えるものもいます。破壊することは不可能で特に何 も食料を必要とすることはないようです。宇宙空間を漂っていますが、好奇心旺盛でもしも誰かが側 を通ったら興味を示してきます。基本的に動きつづけていれば襲われることは無いようです。ごくま れに成長する幼生もおり、惑星などに住み着いて完全な「外なる神」に匹敵するだけのパワーを持 つこともあります。 シュグラン(Shugoron) クライン 「角笛をもつ影」 なまずのような皮膚、小さな翼のような手ひれ、そしてまるで角笛を演奏しているように見える、象の ように長い鼻をもつ黒い生物です。長い鼻を犠牲者の口と鼻に当て、犠牲者の肺を吸い取ってしま います。マレーシア奥地に伝わる怪物で、チョー=チョー人にあがめられており、彼らが攻撃されたと きには、その攻撃者を襲います。ニャルラトテップの化身のひとつだといわれています。 ディープワン(Deep One) H.P.ラブクラフト 「インスマスに潜む影」 魚と蛙の混血のようにも見える、半人半魚の怪物です。父なるダゴン、母なるハイドラ、そして大い なるクトゥルフとその眷属に奉仕しており、彼らの復活のために活発に活動しています。えらがあり ますが陸上でも活動できます。水かきのついた足、鉤爪のついた手、鼻と耳の無い顔、大きな目が 特徴で、人間やイルカとの間に混血児をもうけることがあります。こういった混血児は最初は人間や イルカに似ていますが、成長するにつれてだんだんとディープワンに似てくるようになり、「大変容」 の後はすっかりディープワンと変わらないようになってしまいます。 バシリスク(Basilisk) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 頭部にとさかのような装飾物があり、牙をむき出した口、蛇腹をもつうろこに覆われたヘビのような 体を持つ生き物です。毒の塊であり、バシリスクが水を飲んだ川はその川下にも影響を及ぼし、 触れるだけで即死、もしくは近寄っただけで影響を受けるほどに汚染されてしまいます。バシリスク の吐く息や血液にも毒が含まれており、さらに睨まれるだけで2秒以内に体内の代謝酵素に毒が 照射され、死に至るとも言われています。 クトーニアン(Cthonian, Chthonianとも) ブライアン・ラムレー 「地下に棲むもの」 円筒型の形をした巨大なイモ虫で、片方の先端は徐々に細くなり、もう片方の先端は触手の塊が ついています。目は無く、地下深くに住んでおり、マントル内の高温、高圧に耐えられる丈夫な体を していますが、大量の水には弱いようです。また強い精神能力も持っており、彼ら同士の意思疎通 はもちろんのこと、遠方の人間の精神に作用して、監視したり、操ったりすることもできます。複数 のクトーニアンで協力して地殻を動かし、大地震を引き起こすこともできます。また、彼らの中で最も 大きい個体であるシュド=メルに率いられています。 モーロック(Morlock) H.G.ウェルズ 「タイム・マシン」 80万年後の地球の地下世界に住む人々です。顎の無い青白い顔をしており、瞼のない大きな目を しています。長年暗闇の中で過ごしたため、光を極度に嫌います。地上に住むエロイたちのために 日常生活品などを作成したり、換気のための機械を扱ったりしているので、エロイよりも少々高度な 知性を持っていますが、理性は退化してしまっているようです。 ブオ(Buo) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 超古代のブオ(Arch Ancient Buo)とも呼ばれ、バクのような鼻面と鉤爪を持つヤディス星の住人た ちの指導者だと言われています。ヤディス星はドールに侵食され崩壊の危機に瀕しており、ブオを 含めた他の精身体との間で、緊迫した会議が開かれることもあったようです。 チョー=チョー人(Tcho-Tchos) ダーレス&スコラー 「星から来たものの棲みか」 レン高原をはじめとして、マレーシアやチベットなどの秘境に棲む、背の低い部族です。見た目は、 非常に背が低い(120センチ程度)ことを除けばほとんど人間と区別がつきませんが、チャウグナー= フォーンに仕えるミリ=ニグリと人間との混血だと言われています。チャウグナー=フォーンはもちろん のこと、ツァール、ロイガー、シュブ=ニグラス、ハスターそしてアトラック=ナチャなどの神を崇拝して おり、忌まわしい儀式を行い、また食人の風習もあるといわれています。 イグ(Yig) ラブクラフト&ビショップ 「イグの呪い」 ヘビの王であり、大きなヘビ人間のような姿や東洋風の龍の姿であらわれます。彼は地球に到来し て、全ての爬虫類と昆虫を(文献によっては人類さえも)創造しました。地下世界であるクン・ヤンなど で崇拝されており、地上世界も北はアメリカから南のメキシコまで、ケツアルコアトルやククルカンな どの名前でイグの信仰が伝わり、ムー大陸やヴァルーシアにおいても崇拝されていました。あまり 人間に対して干渉してきませんが、彼の子供であるヘビを傷つけるものがあれば、神の呪いが降り かかります。 ダオロス(Daoloth) ラムジー・キャンベル 「ヴェイルを剥ぎ取るもの」 ユゴス星などで「ヴェイルを剥ぎ取るもの」として崇拝されている外なる神で、過去や未来だけでなく 他の次元にも自由に移動でき、神官も同じような力を得ることができます。見た目は様々な色をし た、いくつもの半球状の物体や金属がプラスチックのような棒で連結されており、それが数え切れな いほど重なり合っていて、全体としての輪郭ははっきりしません。輪郭をたどろうとしても、人間なら それだけで発狂してしまうので、通常は暗闇の中で召喚されます。ダオロスに巻き込まれると次元 の彼方に飛ばされてしまうため魔法の障壁の中に閉じ込めておく必要があります。召喚された場 合、魔術師の求めに応じて、世界の真の姿を見せることがあります。しかしほとんどの魔術師は正 気ではいられないともいわれています。 チャウグナー・フォーン(Chaugnar Faugn) フランク・ベルナップ・ロング 「夜歩く石像」 象のような頭を持ち、水かきのような耳をして、胴体から下は太鼓腹で、人間のような姿をしていま す。その象に似た鼻の先には朝顔のように開いた円盤のようになっています。普段はじっとしており 石像のようですが、夜になると動きだし、生贄や手近にいるものを貪ります。鼻の先の円盤を体に 押し当て、そこから血液を吸い取ります。また、選ばれた人間を催眠状体にして、コンパニオンとして 犠牲者をチャウグナー・フォーンそっくりの姿に変えてしまうこともあります。こういったコンパニオン のほかにも、彼自身が両生類から作り出したミリ=ニグリや、ミリ=ニグリと人間との混血であるチョー =チョー人たちに崇拝されています。 イブの怪物(Being of Ib, Thuum'ha) H.P.ラブクラフト 「サルナスの災厄」 ひらべったい唇、大きく見開いた目、スライムのような肌をしている人型の生き物です。かつて外宇 宙から灰色の石の都市と大きな湖と共に霞に包まれてやってきましたが、サルナスの人々は彼らが 月から来たものたちだと思い込み、彼らを滅ぼしてしまいました。今でも彼らの幽霊が湖のほとりで 見かけられると言われています。彼らは水蜥蜴の神ボクルグを熱心に崇拝しており、半月の時には ボクルグの像の前で踊ります。また、彼らには発声器官というものが無く、まったく声を発しません。 脳の構造が種族で全て同じなので、意思伝達の必要は無いのかもしれません。 ツァトゥグァ(Tsathoggua) C.A.スミス 「七つの呪い」 不定形の毛の生えた蛙のような姿をしている神で、眠そうな目と大きな口、短い手足をしています。 土星から地球にやって来て、赤く輝くヨスのヘビ人間が最初に崇拝したと言われ、その後、クン・ヤ ンや極北の地ロマール、そしてヒューペルボリアでひそかに信仰されており、一時期はヴーアミタド レス山の地下に住んでいましたが、氷河期でヒューペルボリアが氷で包まれると信仰は廃れ、現在 はンカイの森の黒い洞穴に住んでいます。一日のほとんどの時間は眠っており、起きているのは生 贄を受け取るときや魔術師による呼び出しに答える場合だけです。食べ物や生贄に満足しているな ら、友好的な態度で人類に接することも多いようです。 イタクァ(Ithaqua the Wendigo) オーガスト・ダーレス 「風の中を歩むもの」 凍てつくような吹雪と共にあらわれる巨人です。地球の極北の地にしかあらわれず、地球に住んで いるわけでは無いのかもしれません。遠くからでは大きな吠え声と共に山のような人影に赤く燃え上 がる目が2つ見え、まるで風の上を歩くように移動します。また、目的は不明ですがイタクァは生物 を、小型のイタクァに変えてしまうことができます。足の形が崩れ、極寒の温度に耐えられるようにな りますが、逆に人類が生活している温度には暖かすぎて耐えられなくなってしまいます。ウェンディ ゴという別名は元々は、こういったイタクァにされてしまった人間のことを指すアルゴンキン族イン ディアンの言葉だったようです。 ハイドラ(Hydra) ヘンリー・カットナー 「ハイドラ」 どこまでも広がる灰色の大海のような物体で、まるでキャベツ畑のように犠牲者の首が並んでいま す。異なる次元に住んでおり、巧妙に「アストラル体の投影」の呪文を教え、精神が体から抜け出 て、ハイドラのいる次元を横切る時に捕まえて、その術者の体を介してこの世界にあらわれ、人間 だけでなくその他の知的生命体の脳髄を養分として摂取するため、頭部を奪い取り、犠牲者はハイ ドラと一体化して永遠に苦しむことになります。宇宙の混沌の中心であるアザトースの玉座では想像 が現実になるので、犠牲者がそこにたどり着ければ、永遠の苦痛から解き放たれるかもしれませ ん。 ラーン=テゴス(Rhan-Tegoth) ラブクラフト&ヒールド 「博物館の恐怖」 300万年前に地球の北極圏にやってきた怪物で、6本の足の先はそれぞれ蟹のような鋏を持ち、魚 のような三角形の3つの目と、自由に伸び縮みできる口を持っています。現在は長い冬眠状態に 入っており、氷河の中にいましたが、近代になって人間の手によって再発見されましたが、ほとんど の人が恐ろしい彫像だと思っていたようです。活発なときは毎日少なくとも人間一人分の血液が必 要で、犠牲者を触手でつかみ、口から体液を全て吸い取ってしまいます。栄養を取ることができなく なると再び長い冬眠状態になってしまいます。 異形のもの(Ancient Ones) H.P.ラブクラフト 「銀の鍵の門を越えて」 頭からすっぽりと布をかぶったような人型の存在で、六角形に似た台座にたたずみ、奇妙な彫刻が 施された錫を持っています。常に第一の門の先に夢を見ながら存在し、窮極の門をウムル=アト・ タウィルとともに守っています。また彼ら自身が窮極の門そのものであるとも言われています。彼ら はすべてを知り、テレパシーのように思念を照射することで意思疎通を図ります。彼らは夢見るもの の夢を現実にしたり、他の世界や次元に送り込んだりすることができます。彼らもウムル=アト・タ ウィルと同様に善も悪もなく、価値ある夢見るものには協力し、そうでない者には破滅を与えます。 アトラク=ナクア(Atlach-Nacha) C.A.スミス 「七つの呪い」 どことなく人間に似た顔を持つ、大きな蜘蛛の怪物です。ヴーアミタドレス山の地下深くに住んでお り、見事な蜘蛛の糸を織り、地下の大いなる深淵に蜘蛛の糸でできた橋を作りつづけています。 何のために橋をかけるのかは不明ですが、一説によると橋が完成したときこそが世界の破滅のとき だとも言われています。人間による組織的な礼拝は行われていません。我々の世界に召喚される こともありますが、アトラク=ナクアは橋を作る作業を中断させられるのを非常に嫌うので、大変危険 な事態になる可能性があります。 外なる神の従者(Servitor of the Outer Gods) オーガスト・ダーレス 「暗黒の儀式」 蛙や蛸に似た触肢のついた不定形の肉の塊で、横笛に似た吹奏楽器を持ち、常にそれを奏でて います。普通はアザトースの玉座に居て、のたくる外なる神々の踊りのために音楽を奏でています が、他の外なる神と一緒に他の世界へと送り出されることがあります。非常に頑丈な生物で、いか なる場所でも行くことができ、また傷つけるのも非常に困難です。外なる神と一緒にいますが、はっ きりとした主従関係があるのか、もしくは単なる寄生や共生関係なのかはよく分かっていません。 ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla) C.A.スミス 「ウボ=サスラ」 原形質状の存在で、すべての生物はウボ=サスラより生まれ、そして最後にはウボ=サスラに帰する と言われています。一説には旧神に反逆したものたちすべての生みの親だとも言われています。灰 色に輝くイ’クアの地下に住み、旧神から盗んだとされる知識(旧神そのものに関する知識だと言わ れています)が刻まれた石版を守っています。今まで幾人もの魔術師がその石版を求めてウボ=サ スラのもとへと探索を行いましたが、現在のところ成功したと言う報告はありません。 夜のゴーント(Nightgaunt) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 蝙蝠のような羽とトゲのある尻尾を持った人型の生き物で、クジラのような黒い皮膚、頭にはお互い に内側を向いているねじれた角が生え、顔のあるべきところには何も無くのっぺらぼうです。被害者 にこっそりと近づき、武器を取り上げ、被害者をつかんだまま飛び、どこか悲惨なところに置き去り にしてしまいます。つかんでいるときに被害者が暴れると、そのトゲのある尻尾でくすぐります。知性 はそれほど高くないですが食屍鬼語などを理解することができ、命令して軍馬代わりにすることもで きます。荘厳なるノーデンスもしくはイブ=スティトゥルに仕えています。 フリーエントリー枠 エイボン(Eibon) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 ヒューペルボリアの魔道士。ツァトゥグァを信仰していて、他宗教の神官から逃れるためにサイクラ ノーシュ(土星)へと逃亡したと言われています。その後の消息は不明です。 エーリッヒ・ツァン(Erich Zann) H.P.ラブクラフト 「エーリッヒ・ツァンの音楽」 耳が不自由なドイツ人のバイオリニストで、天才的な才能を持っていたようですが、パリのオーゼイ ユ街にある彼のアパートから1925年に忽然と姿を消してしまいました。 ランドルフ・カーター(Randolph Carter) H.P.ラブクラフト 「ランドルフ・カーターの陳述」 偉大なる夢見る人で、彼の夢に出てくる夕映えの都市をもとめてカダスの大いなるものの城まで 探索しましたが、30歳を過ぎたあたりで夢の世界へ行くことが少なくなり、そして現実世界からも 姿を消してしまいました。 バイアグーナ(Byagoona) ロバート・ブロック 「無貌の神」 「バイアグーナの謎のたとえ(Secret Parable)」として知られる存在で、「謎のたとえ」とはある失われ た文明の時代に地球に到来し、全ての生あるものに死を与える死の王として君臨したことに関する ことだと言われています。後世ではニャルラトテップと同一視されています。 闇黒(The Darkness) H.P.ラブクラフト書簡 アザトースから生まれた存在で、暗黒星雲内でシュブ=ニグラスを生んだとされています。 無名の霧(Nameless Mist) H.P.ラブクラフト書簡 アザトースから生まれた存在で、ヨグ=ソトースを生んだと言われています。ガグに信仰されている ようです。 HPL(Howard Phillips Lovecraft) 'I AM PROVIDENCE' ショゴスロード(Shoggoth Lord) マイクル・シェイ 「Fat Face」 ショゴスの突然変異体で非常に高度な知性を持ち、人間そっくりに化けて人間世界に紛れ込み、 人類に協力しているように見せかけて、裏では人類を破滅に導くために暗躍しています。 ナグとイェブ(Nug and Yeb) ビショップ&ラブクラフト 「俘囚の塚」 シュブ=ニグラスとヨグ=ソトースの間に生まれた双子の神。アイレムやムー大陸、そしてクン・ヤンで 信仰されていました。 クラパム=リー少佐ご一行(Clapham-Lee and Others) H.P.ラブクラフト 「死体蘇生者ハーバードウェスト」 ハーバードウェストが軍医として働いていた時の同僚で、ほとんど首がちぎれかかっていた状態か ら蘇生に成功しましたが、結局頭部を切り離した状態で蘇生した彼は、今までの蘇生に失敗した 死体たちを引き連れてハーバードウェストのもとに復讐のためにあらわれたと言われています。 ロバート・ブレイク(Robert Harrison Blake) H.P.ラブクラフト 「闇をさまようもの」 プロヴィデンスのカレッジストリートにアトリエと書斎を構えていた絵描き兼小説家です。フェデラル・ ヒルの教会が見える西向きの窓に面した机で死亡していました。死因は前日の停電を引き起こすほ どの大嵐の時の雷によるショック死であると言われています。 ウルタールからの猫(Cat from Ulthar) H.P.ラブクラフト 「未知なるカダスを夢に求めて」 ドリームランドのスカイ川上流のウルタールでは「何人も猫を殺してはならない」という法律がありま す。ここの年老いた猫は軍勢の指揮官であり、ありとあらゆる種類の猫たちは真夜中に屋根の頂き から空へと飛び上がり、月の裏側へと赴くと言われています。 天王星からの猫(Cat from Uranus) ケイオシアム(ピーターソン他) 「H.P.ラブクラフト ドリームランド」 土星からの猫と違い、青黒い体をしていて、狩りの際には頭の周りの角のような突起物をから水か きのような感覚器官を出し、このパラボラアンテナ状の器官で周囲40km先の獲物を認識できます。 佐野史郎(Shiro Sano) 1992年8月25日放送のTBSギミアぶれいくで「インスマスを覆う影」のドラマを放送した際に、その主 人公である白戸拓喜司役で出演しました。「クトゥルー怪異録」にも「曇天の穴」を書いています。 ラヴィニア=ウェイトリィ(Lavinia Whateley) H.P.ラブクラフト 「ダニッチの怪」 ダニッチ村に住むやや体の不自由な白化症の35歳の女性で、1913年2月2日に父親は不明です が、ウィルバーともう一人の子供を産みました。産んだ当初はウィルバーのことを自慢していたよう ですが晩年は恐れるようになり、1926年に死亡したといわれています。 ナラトース(Narrathoth) ロバート・シルヴァーバーグ 「クトゥルーの眷属」 大いなる門の彼方で眠っている旧支配者の下僕です。鱗に覆われた真っ白な体に、三つに分かれ た単眼がある膨れ上がった頭部を持っています。非常に簡単に呼び出すことができ、従属させるこ とができます。 ハーベイ・ウォルターズ(Harvey Walters) ケイオシアム 「クトゥルフの呼び声」 オカルト雑誌である「エニグマ」のジャーナリストです。ミスカトニック大学でジャーナリズムの修士号 を取り卒業しています。非常に頭が良く、人をひきつける魅力的な人物で体も大きいのですが、肉 体的、精神的にデリケートなようです。 ウィルバー=ウェイトリィの弟(Son of Yog-Sothoth) H.P.ラブクラフト 「ダニッチの怪」 ヨグ=ソトースとラヴィニア=ウェイトリーの間に産まれた双子の弟です。ウィルバーよりもずっと父親 に似ており、不可視の巨大な怪物です。門を開く触媒として使うために老ウェイトリー及びウィル バーによって閉じ込められていました。 白い類人猿(White Ape) H.P.ラブクラフト 「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」 コンゴにある灰色の石造都市を建造したと言われるものたちで、他の類人猿に比べてずっと毛が少 なく、人間に近いようです。彼らの王女は西方から来た白い神の妻となり、2人で都市を治めていま したが、王女が死ぬとミイラ処理がほどこされ女神として崇拝されたといわれています。 マーテンス一族(Martense Kin) H.P.ラブクラフト 「潜み住む恐怖」 テンペスト山の頂きに建っている館に棲みついている、鋭い黄色の牙を持ち、白っぽいもつれた毛 に覆われたゴリラのような生き物です。一方が青で一方が褐色の、かつてそこに住んでいたマーテ ンス一族と同じ特徴をもつ目をしています。 ジョセフ・カーウィン(Joseph Curwen) H.P.ラブクラフト 「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」 チャールズ・デクスター・ウォードの5代前の祖先で、海洋貿易で名をあげており、100歳を越えるよう な年齢なのに異常に若く見え、魔術やオカルトに造詣が深かったと言われています。1771年4月12 日に住民からの襲撃を受け死亡、埋葬されています。 ハーバート・ウェスト(Herbert West) H.P.ラブクラフト 「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」 有能で人道的な医者で、1905年に大流行した腸チフスに対しての医学部の取り組みに参加し、その 後アーカムに程近い工場町のボルトンで貧しい労働者のための医者を開業しました。その後、第一 次世界大戦では軍医として志願し、奉仕活動をしていましたが、そのまま行方不明になってしまいま した。 ブフレムフロイム族(Bhlemphroims) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 サイクラノーシュに住む、2本足で毛が1本も無い黒い体をしていて、頭部と体が一体化しており目や 鼻などの器官が胸や腹にかたまってついています。実利主義者で神に対する信仰心はほとんど無 いようです。生殖の勤めを果たす女性は1世代にただ1人選ばれるだけで、彼女が世代全体の母と なります。 イドヒーム族(Ydheems) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 フジウルクォイグムンズハーを守護神とするサイクラノーシュに住む種族で、ブフレムフロイム族と は異なりまだ頭部の痕跡があり、繁殖方法も種族の母などはおらずいたって普通です。キノコの雪 崩と共にあらわれた2人の異邦人の神託に従って大移動を行いました。 エフィク族(Ephiqhs) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 サイクラノーシュに住む種族で、大きなキノコ類をくりぬいた穴に住むおしゃべりな小人です。キノコ の住居はすぐに壊れてしまうので常に新しい住居を探しています。 グロング族(Ghlonghs) C.A.スミス 「魔道士エイボン」 サイクラノーシュに住む種族のひとつで、太陽の光はもちろん、土星の輪の光さえも恐れているた め、常に地下に棲んでおり、そのため地上に住むものは彼らの姿を見たものはおらず、ただ地下か らの唸り声のみが知られています。 グロス(Ghroth) ラムゼイ・キャンベル 「妖星グロス」 ガスと灰と融けた鉄でできた惑星サイズの外なる神です。世界の破滅の先駆けであり、天変地異を はじめとして、その引力によって星辰を正し、また眠っている古の神々に届く天界の音楽により彼ら を目覚めさせます。彼によってシャガイが破壊されたとも言われています。 書いていただいたフリーエントリー枠 そのまま引用させていただきました。 ヨス=トラゴン 朝松健 「ヨス=トラゴンの仮面」 旧支配者が信仰していたと言われる存在。巨大で、触手が生え、鱗と皺に覆われて ナメクジのように光る体を持ち、知的な光を湛えた無数の眼を瞬かせる怪物です。 星間なぎさ(Nagisa Hoshima) 矢野健太郎「ケイオスシーカー」 ハスター召喚のための門となるべくして、ハスター信仰を行う里に生まれた 少女です。幼い頃に両親に連れられて里から脱出し、普通の生活を送って いました。黒髪のポニーテールが特徴的。 ウィルバー=ウェイトリィ H.P.ラヴクラフト「ダニッチの怪」 ヨグ=ソトースとラヴィニア=ウェイトリーの間に産まれた双子の兄です。 弟とは異なって比較的人間に近い姿をしていますが、黒い毛に覆われた足、 尻尾のような附属器官などをそなえた怪物です。成長速度と学習能力とが 猛烈に早く、十歳にして既に成人と変わらない容貌を有していました。 ヨム・ビイ ラヴクラフト&ビショップ「俘囚の塚」 クン=ヤンの住人に支配されている生ける死者で、奴隷として使役されています。 何故か書いてしまった解説 アーサー・ジャーミン(Arthur Jermyn) H.P.ラブクラフト 「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」 オックスフォードで主席に立つほどのすばらしい才能に恵まれ、祖先と同様にアフリカ民俗学の研 究を続けていました。ジャーミン家最後の嫡男でしたが、アフリカから送られてきた白い類人猿のミ イラを見た直後、広場に出て灯油をかぶって焼身自殺をしてしまいました。