杉の木アンテナ
Last update 2008/09/25


M  e  d  i  a    G  e  n  e  r  a  t  i  o  n







C O N T E N T S

            Profile  簡単な自己紹介です。

            
Archives  いろいろな企画もののコーナーです。

            
Back number  雑記の過去掲載分です。

            
Link  リンク集です。




 2008/09/25(木)

  機甲界ガリアン サウンドトラックCD発売決定!

  これは朗報ですね。既に一度CDになったものを復刻するということなのかな?
  そういえばガリアンと同じく冬木透が音楽を手がけている太陽の牙ダグラムは
  OP・ED以外まだ一度もCDになったことすらないんだよなー…ずっと待ってるんだけど。
  レイズナーとドラグナーは一応サントラCDになってるからまだいいとしても、
  ダグラムのBGMはちゃんと聴いたことがないから是非総音楽集作って欲しいんだよなあ。



  ■ケロロ軍曹 第229・230話

  229話。音の消えた世界、日向家編とサブロー&クルル編の二幕。
  音声が聞こえなくなってしまったためにキャラの台詞を代読する藤原啓治の一人芝居が楽しい。
  次第に調子に乗ってナレーション本人を褒め称えるような台詞を勝手に作り出す辺りかなりウケた。
  で、そんな風に啓治さんが遊び出した隙に突如として「シリアス調ナレーション」という形で
  古谷徹が介入してくるというのがこれまた完全に油断しきっていたところでの
  予想外なサプライズでグッときたなあ。俄かにテンションガン上がりですよ。
  古谷さんは劇場版1作目で「漫画家」役という重大ながらも出番の少ない役でしか
  登場していなかったので、いつかまた別の形で出演して欲しいと思ってたから
  これは驚くと同時に素直に嬉しかったな。ちょうど最近の原作の方でも(ゾルル来訪編)
  いつものナレーションがシリアスなナレーションに乗っ取られかけるというネタやってたしね。

  Aパートラストでは上井草駅前がさらっと登場。ちゃんとガンダムモニュメントもあり(笑)
  続く後半は人知れず闘っていたサブローVSクワイエット星人の実体化ポエムバトル。
  まあ言ってしまえばコエカタマリンのような文字と文章による直接的・物理的な戦闘なんだけれど、
  前半でのケロロによる夏美への攻撃が文字と文章による間接的・精神的なものだったので
  その辺上手いこと対比構造が浮かび上がっていたんじゃないかと思う。
  あとクルルの内面的感情が深い場所に向かうにつれて子安氏の声のトーンが
  高音から低音に下がっていくのもちょっと生っぽくてカッコいい芝居だったな。
  今回は全体的に「文字と文章を組み立てること」という点について拘ったストーリーが
  面白かったんだけど、そんなテーマと対比して
音声的な遊びに気合が入っていたのも
  際立って感じられてなかなか印象的なエピソードでしたね。


  230話。桃華節約ラブラブ作戦&ちびゼロロとケロン人型ロボット。
  こちらでも229話に続いてポールによる冬樹の物真似というハードルが架せられていた。
  しかもナレーションから「似てない物真似」などとツッコミが入るという、啓治さん的には
  自分でボケてさらに別人格の自分としてツッコミを入れるというなんとも複雑なネタ構造になっていて
  ちょっと可笑しかったな(笑)。とにもかくにも前回同様啓治さんの奮闘ぶりには拍手を送りたい。
  またケロロによる「ポニョ」の替え歌(あれ多分アドリブじゃないかな?)とか、
  冬樹と桃華の携帯からこっそりすり替えられていたはんぺんとこんにゃくに
  それぞれグレイと冬樹のストラップがつけられていたりと芸コマなネタが目をひいた。

  後半はちびケロ編。久々に3DCGではなくて2D作画だった。
  全体的にドラえもんオマージュな描写がそこかしこに散見されていたんだけれど、
  本作にしては子どもにでもすぐに察しがつく解りやすいパロディだったのかも。
  ドロロの部屋の構造とか階下からドロ母が見上げる構図とかプルルちゃんのお風呂とか
  空き地の土管等々、逐一ドラ的な記号が丁寧に描かれていてとても解り易かった。
  ほら、原作のドラネタ・藤子ネタっててんコミやSF短編を読み込んでいることを
  前提にしているような部分が結構あるじゃない?(笑)パッと見じゃ解りにくかったりして。
  まあそんなところもまた原作の好きなポイントでもあるわけなんですけどね。

  次回予告、武者ケロ編についてケロロが「来年まで帰れない」とか言っていたので、
  やはりこれは来年の劇場版の併映で話の決着をつけることになるのではないかと予想。
  映画じゃないにしても武者ケロ編は年明けまで定期的にやるというのは確定なのかな。



  東京MXで秋から『かみちゅ!』の再放送(※pdfです)が始まるらしい。これはありがたい。
  R.O.D同様かみちゅも地上波未放映分までフォローしてくれるとなお嬉しいところですがどうなのかな?
  あーでも尺の都合上どうしてもカットしなきゃならない部分もあるのかもね。難しいところだな。
  でも『フルメタル・パニック?ふもっふ』も始まるし(こちらもフジテレビ未放映分をやってくれるとか)、
  この秋は何気に再放送系が充実しててちょっとホクホクです。どちらも久々に観るので楽しみ。
  それにしても突然『太陽の使者 鉄人28号』とか、MXの再放送チョイスは意外性が高いですねえ。
  ドッジ弾平とか鉄拳チンミとか茶魔とかあまりにもチョイスが不思議すぎますよ(笑)
  弾平とか懐かしーなー、二階堂大河くんの必殺技スカイショットが強烈に印象に残ってる。
  ふと気がつけばアニメの再放送をかなり多くやってますよね、東京MXは。
  あと最近はBSでやってる『母をたずねて三千里』の再放送も観てます。これまた面白い。




 2008/09/16(火)

  ■ケロロ軍曹 第228話

  郵便配達ケロン人メルル来訪&ケロ冬ツーリング。
  前半はストーリー自体はいわゆる勘違い話で大して捻ってはこなかったものの、
  普通にケータイ捜査官が出てきたりとかサンイラズ全作品集DVDとか
  涼宮ハルヒ風ケロン人が描かれた「宇宙少年アルファ」だとか小ネタが多め。
  中でもケロロの「いてっ!食〜べちゃうぞ〜!」とそれに対する日向姉弟の
  「軍曹!?」「パニック!?」という一連の「ワニワニパニック」ネタが可笑しかった。
  ケロラジでも語られていたナベクミさん新人時代の意外なお仕事のひとつでもある
  ワニワニパニックがまさか本編でネタにされようとは。いやはやマニアックだねえ(笑
  ネタ系のみならず、メルルとケロロの追いかけっこ&各隊員からの妨害など
  アクションシーンもキレがあってかなりいい感じだったな。

  後半は久々の原作エピソード。コミックス16巻第百参拾話より。
  尺にあわせて多少端折ったり追加したりはあったけれど概ね原作通りの内容。
  ただ原作にあった冬樹の「…なんだか家族の味がする」という台詞からの
  モジャラン星人ノイチョリとの温かなやりとりは残して欲しかったなー。
  この話自体もかなり気に入ってるけどあの会話は特に好きだったもので。
  でも全体的には雰囲気の出し方が良くて、なかなか味わい深いエピソードだった。



  シナリオ講座ブログ シナリオ作家リレー日記 横谷昌宏編

  ケロロシリーズ構成横谷氏のリレー日記担当一週間分。
  9月4日の記事にあるケロロ脚本打ちの様子が結構興味深くて面白いなあ。
  リレー日記は他にも竹内利光氏や笠原邦暁氏、吉田玲子氏なども書かれてます。



  恐竜キング終了。最終回がめちゃめちゃアッサリとしたラストで軽く拍子抜け(笑)
  まあ感動的なお別れは一年目ラストで描いたから繰り返してもくどいだけかもね。
  とはいえあちこち時間旅行してきたことを最後にひとつのメッセージとしてまとめあげたのは
  ちょっと上手いと思いました。全てが繋がって歴史となり、現在があって未来があるというかね。
  総評としては、安定感がありつつたまにはっちゃけた回(作画・演出等々)もあったりで、
  なかなか楽しいシリーズでした。ただ個人的には一年目のご町内恐竜騒動みたいな、
  一話完結の現代編の方がやっぱり気に入ってたかなあ。「翼竜伝説」になってからは
  とにかく現代のキャラの登場シーンが格段に減ってしまったのが残念でした。
  ていうか古代博士のやんちゃなお父さんっぷりが好きだったもので(笑)
  スタッフ面では菱田正和や工藤寛顕の担当回も相変わらず良い出来だったけど他には
  池野昭二の演出がなかなか上々で好印象でした。個人的には今後の注目株かも。

  で、そんな恐竜キングの後番がバトルスピリッツ少年突破バシン。凄い名前だね。
  どちらかといえば全体的にお行儀のいい感じだった恐竜キングに比べて
  バトスピはもうちょっとはじけたポップな雰囲気が感じられたかな。
  第一印象としてはクラッシュギアTURBOとNitroを足して割ったようなカンジ(笑)
  さらに本郷みつる監督らしい部分もちらほら見えつつ、というところですか。
  またシリーズ構成がこれまで主にハイティーン向けを中心にしてきた佐藤大で
  彼がキッズ向け&玩具販促ものをどう転がすのかというのも少々気になるところ。
  ただ1話2話見た限りではカードバトルのシステムがよくわからなかったのが
  個人的には少々辛いかなぁ(苦笑)まあでも各個のキャラクターはいい感じなので
  これから登場人物が出揃ってくればさらに楽しくなるのではないかと期待。
  ところでバトスピも恐竜キングに続いてそのまま10スタがやるのかと思ってたんだけど
  プロデューサーが古澤氏だったので9スタの担当なんですかね。
  各話のスタッフは恐竜キングとさほど面子は変わらなさそうでもあるのですが。




 2008/09/04(木)

  ■ケロロ軍曹 第227話

  先週のケロロ&冬樹に続いて今週は夏美とのケンカ&仲直り。
  基本的に密閉された空間でのケロロと夏美の会話劇がほぼ大半を占めるという作り。
  なのでケロロ&夏美の二人(というよりナベクミ&千和)による小気味良い掛け合いが
  テンポ感あって楽しかった。なんとなくアドリブも多かったような気がするなあ。
  なかでも二人で叫んだ「横須賀〜っ!」はかなり判断しづらいところ(笑)
  中の人いじり?のチワワチョコは思い付きじゃなくてシナリオ段階からあったと推測。

  二人の閉じ込められた怪しげな空間は、ケロン人の身体をバラしたものを模したと思しき
  謎のオブジェがそこかしこに埋め込まれているという、相当インパクトのあるルックスで
  正直かなり薄気味悪かった(苦笑)。あの空間描写は何かしら元ネタがあるのかな?
  そんな空間で夏美が自分の姿形をした巨大フィギュアを作らされるという図がこれまたシュール。
  なんか今回は基本ケロロと夏美の心の交流を描いた「ちょっといい話」系でありながらも
  妙に尖がったところが見受けられて、ちょっと不思議な感触のするエピソードでもあったな。

  ちなみに今回は一年目からローテーションのコンテマンとしてアニメケロロに携わってきた
  誌村宏明による初の脚本回(他作品では解らないけれどでもたぶんこれが初だと思う)。
  前回の満仲勧に続いて今回も一年目から参加し続けている作画や演出スタッフによる
  初めての脚本ということで、とにかくこういった新たな試みに果敢に挑むというのは
  作品にとってもスタッフにとっても結構良い刺激になるんじゃないかと思います。
  以前から声優陣に作画やらせたりするような番組だったしね(笑)まあそれは少し毛色の違う話だけど。

  ところで今回は出演キャストが全部で6人(ケロ・ギロ・クル・夏・冬・NR)と、珍しく超少数精鋭。
  脇役も一切なしという徹底ぶりでギロロと冬樹の出番も少なく、ほぼ完全にケロロと夏美による
  喋り中心の内容だったことが如実に表れてるようですね(あと説明役のクルルぐらい)。
  そういやほぼ毎回出てるモアちゃんですら登場しなかったなー。なんか清々しいくらいに潔いな(笑)
  振り返ってみると初回から全話に欠かさず出演してるのってケロロとナレーターぐらいかもしれませんね。
  ちゃんと調べたわけじゃないからわからないけど確か夏美と冬樹も欠席したことあったと思うし。



  アニメギガの谷口悟朗ゲスト回を見た。
  個人的にはもうひとつ食い足りない内容ではあったんだけれども、それはそれとして
  エモーショナルに理屈っぽいという(笑)谷口悟朗の語り口は聴いていて面白かった。
  冷静に熱い男というのが監督・谷口悟朗の大きなポイントかなと。
  あと谷口監督がアニメ作り・作品を監督するときにおいて、「何を選ぶのか」とか
  「どういった方向性を指し示すのか」といった部分に注力している様子がうかがえて、
  私が谷口作品に感じていた主な要素がそのまま作品の作り方と密接に
  コミットしているということが解ってその辺もちょっと収穫ではありましたね。
  まあとにもかくにもNHKさんプラネテスの再放送やってくださいお願いします(結局それかい・笑)
  あー裏ネットギアスリターン面白かったですよ。2回とも聴きました。またやって欲しいな。
  大河内さんどんどん黒いキャラにされてるような…あとやっぱ河Pは玉城に厳しいと思う(笑)




 2008/08/31(日)

  というわけで今年も8月31日、『ゼーガペイン』で舞浜サーバーがリセットされる、
  いわゆる「世界の終わりの一日」がやってきました。

  今日は第16話「復活の戦場」を観たり、ドラマCD「OUR LAST DAYS」を聴いたりして
  私もリセット気分を味わおうと思っています。7月頃よりまた第1話から通して観直しを
  してきましたが、昨晩には無事第15話「リインカーネーション」を観終えて準備も万端。
  幾度となく繰り返してますけどやはり何度観ても面白いし、新たな発見があって楽しいです。

  セレブラントの皆さんも思い思いの過ごし方で8月31日の夜を楽しんでください。
  WEB上での新着記事などに関してはこの辺なんかが参考になるかもです。

  そんなこんなで残りあと数時間ですがこれよりエンタングルしてきます(笑)
  …ん?「TOKYO SERVER」?




 2008/08/28(木)

  ■ケロロ軍曹 第226話

  脚本・コンテ・演出:満仲勧 作監:追崎史敏
  「大長編ケロロ軍曹 冬樹と緑の宇宙ガメ」(笑)。
  でも本当にそんな雰囲気で、内容的にもクオリティ的にも劇場用として通用するくらいに
  力の込められた素晴らしい仕上がりの一本だった。冬樹とケロロの友情が問われたりとか、
  そこでガンプラがキーアイテムになったりとかもおそらくその辺を意識したんじゃないのかな。
  個人的にはストーリー面で若干甘めに感じられた部分もなくはなかったものの、
  とにもかくにも熱意のこもったパワフルな力作に大いに圧倒されたという感じでしたね。

  ともあれまずは初脚本・初コンテ・初演出を華々しく飾った満仲勧氏の奮闘に拍手を送りたいですよ。
  さらにプラスしてゲストキャラのデザインや本編の原画、加えてエンディングの原画までも担当していて、
  まさに八面六臂の大活躍ぶり。追崎さん言うところの完全なる「満仲フィルム」でした。
  そんな追崎さんも2年目ラストの第103話以来、123話ぶりとなる超久々のTVシリーズ作監。
  今回久々のTVシリーズ作監と相成った経緯についても日記に書かれていますね。
  作画畑の満仲コンテ・演出に追崎作監が相まって、画的に見栄えのするカットも非常に多く
  端整さと活きの良さを兼ね備えた実に見応えのあるアニメーションになっていたと思います。
  緩急のつけ方とかエフェクトの処理等、細かい部分まで行き届いていてストレートにカッコよかった。

  原画陣は浦上貴之・川元まりこ・小池智史・錦見楽などといったいつもの精鋭チームに加え
  吉田隆彦ら「おお振り」スタッフも参加、さらにどういう経緯でなのかはわからないけれど
  スタジオジブリの小野田和由までもが原画を描いていたりと豪華な面子が揃っていました。
  ジブリスタッフの作画参加も一年目以来かなあ。あの時も一体どんな繋がりがあったんでしょうか?

  ところで今回のゲストキャラの一人を演じた田中一成氏のサイトを見ていたら
  「『プラネテス』から仲よかった〜」とあって、そんなところにも縁が…とちょっと感動。
  これを見てふとそういえばプラネテスのスタッフ日誌に満仲氏が書いていたことを
  思い出して探してみたらありました。こことかこことか。当時からスタッフみんな仲良さそう。


  話は変わりますがサトジュンさん『しゅごキャラ!』にも二年目から途中参加するみたいですね。
  新番を一から立ち上げとかじゃなくて既に確立されているシリーズに途中から入るというのは
  ちょっと珍しい関わり方なのでは?強いて挙げればスレイヤーズの劇場版がそれに近いのかな。
  にしてもケロロ一年目終了のときに吉崎氏が提案していたスーパーサトジュンタイムが
  期せずして実現したような感じだなあ(笑)。AT-Xでなら既に「佐藤順一アワー」をやってましたが。




 2008/08/22(金)

  ■ケロロ軍曹 第224・225話

  224話。宇宙人街セレブリゾート走査網。
  ということで「CSI」や「逮捕しちゃうぞ」など警察もののネタがいろいろと。
  特に「逮捕〜」についてはいつかやるんじゃないかと思ってたのでついに来たかというカンジ。
  平松晶子や小桜エツ子がいるし近藤監督も逮捕1期・2期で各話のコンテマンだったからね。
  でもまさかゲストのメインが課長になろうとは思いもよらなかったけど。
  玉川紗己子のキャラにはもっと多く出張って欲しかったかな、少しもったいない感じもした。
  そういえば話は少し飛ぶんですが、桃華の母の西澤桜華役について、アニメで登場する前は
  私の中では榊原さんと並んで玉川さんも予想してたキャスト候補のひとりだったんですよ。
  冬樹母の平松さんと桃華母の玉川さんという「逮捕〜」ゆかりの関係で繋げるのと、さらに
  西澤梅雄のリアル奥様でもあるという二重のネタかぶせができるなーとか思ってたので(笑)

  225話。ケロン式ダイブ&究極なりきりペコポン人スーツ。
  前半は「卑屈なタママ」という設定にかこつけた他の隊員に対する毒舌がヒドかった(笑
  その分対照的に夏美・小雪・モア・秋ママら女性陣の眩しい輝きが際立っていたけど。
  前半のプールの飛び込みと後半の営業の飛び込みとが掛かっているということに
  すぐに気付けなかったのは個人的にはいささか悔しかったり(苦笑)
  あと今回は2年目第85話以来の久しぶりとなる佐藤まさふみ演出だった。
  しばらくは石平信司コンテ・清水一伸演出・飯飼一幸作監のトリオがほとんどだったからね。
  こないだも山本裕介前監督がコンテやったり、前シリーズ構成池田眞美子脚本回があったり、
  次回は追崎さんがこれまた久しぶりに作監やるそうだし、なんだか5年目入ってから
  初期スタッフによる久々のTVシリーズ参加が相次いでいますね。
  こういうのも5年も続いてるからこそ、という感じがしますなあ。



  ふと、夏新番等について全く何も書いていないことに気がついた。
  例のごとく数は少ないもののそれなりに観てはいるんですよ。ここで触れてないだけで。
  てなわけで春からの継続作品も含めて最近観ているものについての簡単な雑感などを。

  まずは鉄腕バーディーDECODE。
  ノエインの赤根監督の最新作ということもあって個人的にも注目の一本。
  軽妙なタッチのアクション活劇といった趣で普通に面白いなーと思いながら観てるんですが、
  画面から受ける作画・演出の若々しい印象と、ストーリー面での熟練した印象とが混ざり合って
  不思議な味わいがあるような気もしますね。色んなタイプの「巧さ」が表れていると思います。
  まだお話的にどのような方向に向かうのかは解らないけれど、既に2期(2クール目?)も
  確定しているようなので、じっくりとエピソードを積み重ねていってくれればいいなあと。

  次に魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜。
  1話を観たときは正直「あれ?なんか小奇麗にまとまっちゃってる?」と驚いたんだけど
  2話以降、いつもの調子を取り戻したようなので一安心、いやむしろ不安がるべきか?(笑)
  「魔法遣い〜」についてはわりと最近(と言っても一年以上前になっちゃいますか)前作を
  観直していて、その時にこの作品との付き合い方をほぼ体得できたと思っているので、今作に関しても
  結構ノーマルに楽しめちゃってたりします。とは言え、相変わらず開いた口が塞がらないような展開には
  毎度唖然とさせられてますが、それも含めてこの作品らしさだと受け入れられるようになった、…はず(笑)
  個人的にはむしろ小林治監督に変わったことからくる演出面での方向性の違いに注目しています。
  前作は下田正美監督によるみずみずしくて透明感の感じられる画面作りが印象深かったけれど、
  今作ではどこか雑然としていて生っぽい「シモキタ」の香りが漂ってくるような感じがありますね。
  一方音楽担当の羽毛田丈史は前作からの変更なしで有難かったです。とても気に入ってたもので。

  新番以外でここであまり触れてきてない作品では、最近は二十面相の娘や狂乱家族日記、
  ネットゴーストPIPOPA辺りが毎回普通に楽しめていていい感じですね。
  どれも当初はさほど期待していなかったんですが、なんとなく観続けているうちに
  気がつけば結構気に入って楽しめるようになっていたという具合です。
  二十面相の娘はオーソドックスな面白さがありますね。全体的に衒いのない作りが好感。
  狂乱家族日記は序盤の頃は観ていて戸惑う部分の方が多かったんだけれど、
  慣れてからはあの騒々しい雰囲気もなかなか楽しいなと思えるようになりました。
  個々のキャラもなんだかんだでちゃんとそれぞれに際立っているのが好ポイント。
  個人的に気に入ってるのは帝架(ライオン)と雹霞(生物兵器)と月香(クラゲ)。
  ああいうキャラクターが他の人間たち(?)とナチュラルに同一存在できるところも魅力かなと。
  PIPOPAは思いのほかオリジナリティ溢れる作風で、キッズ向けの教養ものという側面を
  満たした上で色々なことをやっているのがうかがえて何気に興味深いです。
  強烈に惹き付けられる面白さというのとは違うんですけど、どこか新鮮な感触のする作品ですね。
  あとこれは新番でもなんでもないけれど東京MXで始まった『帰ってきたウルトラマン』の
  再放送も観ています。出だしからドラマチックな熱いストーリーで見応えたっぷり。
  「マン」「セブン」とこんなにテイストが異なるとは思わなかったです。また違った面白さですね。

  あとはここでも幾度か書いてますけどギアスR2やマクロスF、RD潜脳調査室辺りは
  毎回面白くて目が離せないし、他にも精霊の守り人、ソウルイーター、恐竜キングなども観てます。
  恐竜キングは今月いっぱいで終わりですね。なんか微妙にタイミングがズレてるような。
  ていうか日曜朝の作品群は大体が1か月ほど早いのが昔からの慣例なんでしたっけ。
  マクロスFのここ最近の展開は初代の3クール目へのオマージュなのかなとか邪推してみたり(笑)
  RD20話は同じくむとう脚本回だった12話(「光のない朝」)とも相通じてるような内容で面白かった。
  ギアスR2はドラスティックな展開が続いていてこの先どうなっちゃうのかなーと興味津々。
  毎週何か動きがあるたびに逐一更新される公式サイトのキャラ紹介にはナナリーは死亡したと
  ハッキリ明記されちゃってるんですけど、果たして本当にそうなのかどうか…。
  まあ大体そんな感じですかね。どんどん取り留めのない文章になってしまいましたが。
  お、裏でネットギアスリターンが配信されてますね。後でゆっくり聴こう。
  どうでもいいけど河Pは玉城に毒づきすぎだと思いますよ(笑)

  そうそう、「また、夏がくる」なのでゼーガペインも7月辺りからちょこちょこ観直ししています。
  今年も8月31日付近で第16話「復活の戦場」を観られるように歩調を整えつつ。
  今はアークが消滅したところ(第11話「残るまぼろし」)。やはり何度観てもゼーガは面白いなあ。
  そういえば「アニメージュオリジナル」誌にてやまむらはじめ氏がコラムでゼーガ絶賛されてましたね。
  ウエダハジメ氏もゼーガの本書いてるし、ゴツボ×リュウジゴツボ☆マサルの両氏も
  ゼーガを推してくれてるしで、一昨年終了した作品ながらもいまだにちらほらと話題を見かけると
  ファンとしてはついつい嬉しくなってしまいますよ。新たにDVDで観てくれてる人も結構居るみたいだしね。




 2008/08/08(金)

  ■ケロロ軍曹 第223話

  女子無人島漂着&赤い靴はかせた夏美殿。
  前半は同年代の女子たちでクルージング→無人島に漂着、それを全編水着でという
  見事に真夏の季節らしい一本。さつきとやよいまで動員してくる力の入りっぷり。
  1年目第1話から登場しているアニメオリジナルキャラクターの二人だけれど、
  彼女らがケロロと直接対面したのはなんとシリーズ5年目にして今回が初だったり(笑)
  事情を知っていてアタフタする夏美・小雪・桃華と、「緑の妖精さん」としてすんなり受け入れる
  さつき・やよいとの対比がハッキリと確立されていて面白かった。細かいギャグもテンポ良かったし。
  にしてもオチに土井中村海岸水着お笑いコンテストがくるというのは予想外だったな。
  てっきりこないだの武者ケロで消化したもんだと思ってたもので。なんというか、律儀だなあと(笑)
  あと爪を噛むケロロ→夏美「そのクセやめなさい」という地味〜なガンダムネタもツボだった。
  その後もケロロはアムロの台詞をぶつぶつつぶやいていたっぽいから、あれはおそらく
  アフレコ時のアドリブというよりかはシナリオ段階からあったネタなんじゃないかな。

  後半は、なんだか毎シーズンの序盤によくある、年度も改まったことだしケロロ小隊として
  少しはちゃんと侵略活動っぽいことしてみますか的なエピソードと同じノリを感じたな(笑)
  赤い靴に翻弄されるということでこちらはほぼ全編夏美の独壇場といった具合で、
  斎藤千和のノリノリな芝居が存分に発揮されていてかなりの聴きものだった。
  前半でもケロロとのボケツッコミとかテンション高かったし、小雪役の広橋涼も
  溌剌としたアクティブな演技を繰り出してくるし、ナベクミは相変わらずフリーダムだし(笑)で
  全体的にキャスト陣のパワフルさも印象的な回だったなあ。

  キャストといえば、霜月やよい役が谷井あすかから小暮英麻に変更。
  恐竜キングでも降板しちゃってガブ・ロア・ミハサのいずれの声も変わってしまったので
  ケロロではどうなるのかな〜と思ってたんだけどやはり案の定でしたか。
  やよい以外にも猫やポヤンの役も担当していて、さつきや幽霊ちゃん役の松浦チエと並ぶ
  ケロロ二大「脇の兼役」声優だっただけに、このキャスト変更は惜しいですね。
  ゲストキャラから脇役・端役に至るまで様々な形でアニメケロロを5年間支え続けてきた一人だし、
  個人的にも谷井さんの猫とか結構気に入ってたので残念です。もしかしたら今はお休み中なのかしら。
  でも二代目の小暮さんもイメージを損なわない芝居でなかなかいい感じではありました。
  谷井さんの時と同様、猫やポヤンも担当されるのか、あるいはまた別の人を立てるのか、
  ちょっと気になるところではありますが、できればまたいつか谷井さんには帰ってきて欲しいですね。

  少し声の話に寄り過ぎたのでアニメ自体の話に戻して、今回のコンテ担当は
  ドルアーガの塔総作監やロミ×ジュリ、ARIA1期作監などの藤澤俊幸。
  新顔投入というのもそうだけど、それ以上に作画畑の人、それも現行で総作監や作監、
  原画作業をバリバリやっている人がケロロでコンテを切るというのはかなり珍しいかも。
  そのせいか、作画が映えるようなカットが多かったような印象がありました。



  「ARIA The ORIGINATION PERFECT GUIDEBOOK」購入。
  佐藤監督ディレクションによるCDドラマも、天野こずえ描き下ろしによる新作漫画も
  いずれともに卑怯なくらい感動のさせ方が巧みで(笑)満足の出来。
  特に描き下ろし漫画はアイがARIAカンパニーに入るためにAQUAにやってきた
  その最初の日を描いたもので、『AQUA』Navitgation01のリフレインが気持ち良かった。
  ガイドブックの方も、スタッフ・キャストから音楽関連に至るまでインタビューが充実していて
  相当読み応えのある内容。心なしか作画関連の話題も多かったような。ファンサービスかな?
  中でも最終話での追崎さんの担当パートを監督が明かしてくれてたのが収穫だった。


  そんな風に久々にARIAの世界を堪能していたところでの、突然の河井英里さんの訃報。
  この報せを耳にした時あまりの急な出来事に言葉を失ってしまいました。
  昨年の「ARIA The CONCERT」での力強くも温かく伸びのある美声が非常に心に残っています。
  たった一度きりでも、直にあの謳声を聴くことが出来ただけでとても幸せでした。
  心よりご冥福をお祈りいたします。




 2008/08/04(月)

  花火を観に行ってきた。やっぱひと夏に一回は観ときたいものですな。



  ■ケロロ軍曹 第222話

  提督宅にてソースせんべい釣り&特等席で花火見物。
  先週の予告の段階から何ゆえせんべい釣りなる遊びをメインに持ってくるのだろうかと
  少し疑問に思っていたんだけれど、あの仕組みを花火大会の方で活用するからだったのね。
  前半はどちらかといえば他愛のないなだらかな作りに感じられたものの、そんな中での
  秋奈おばあちゃんや秋ママのナチュラルな温かみが随所に垣間見えてほのぼのとさせられた。
  後半はこそこそ逃げ隠れするケロロたちを追跡しながらという若干謎解きっぽい要素を醸しつつ、
  ラストの種明かしにおけるAパートのアイデアを基にした花火見物シーンがなかなかに壮観で、
  いわゆる藤子F的なセンス・オブ・ワンダーに溢れた楽しい仕上がりだったと思う。
  あと今回は全編おばあちゃん家が舞台だったからか、心なしかいつもよりも
  のんびりとした空気の流れが感じられてそれもちょっと良い趣きだったなあ。

  ちなみに今回は久々のアベユーイチ脚本回。3rdシーズンの第148話以来だから約1年半ぶり。
  全然知らなかったんだけど、『エグザムライ』の監督(脚本・コンテも)やってたんですね。
  また今回の作監は竹知仁美&川元まりこ。こちらも整った仕上がりで上々でした。
  川元まりこは初作監かな。『ふたご姫』のときほどのクセはないものの丁寧な仕事で好印象。

  ところで次回予告でケロロが「今年はモンサンミッシェル」と言っていたのは、あれは
  来年の超劇場版4に向けてロケハンに行った先がフランスということなんですかね。
  吉崎氏や監督、追崎氏ら主要メンバーで海外にロケハンに向かったということは
  日記等から推測できましたが、ロケハン先まではわからなかったもので。
  劇場版の特報でもモンサンミッシェルや凱旋門がでかでかと映っていたので、
  少なくとも次の劇場版4にフランスが大きく関係しているのは間違いなさそうですね。
  それにしても佐藤監督はヴェネツィアに続いてフランスと、最近海外ロケハンづいてますなー。



  この間の27時間テレビ、今年はそこそこ期待できそうだったので出来るだけ付き合うかと思い
  半分くらいはリアルタイムで観たかな、あとは録画でフォローしたり、早回ししたりという具合で(笑
  観ていて途中辺りまでは、確かに楽しいけどその一方で「同窓会的気分だけで27時間乗り切るのは
  ちょっと大変なんじゃないかな〜」という印象も自分の中ではどこかで付きまとっていたんだけれども、
  終盤〜グランドフィナーレにかけてしり上がりでどんどんテンションが上がってゆくとともに
  面白味もぐんぐん増していって、特に鬼瓦権造によるペイントカーのくだりは異様なまでに昂ぶって
  観てるこっちも完全にテレビに釘付けでしたよ。いやあれは凄かった。もちろん生放送なのだから
  きちんとした万全な準備を踏まえているとはいえ、それでもあれほどまでにスリリングな映像体験は
  ここ数年テレビで得られたことがない、それぐらい屈指の名場面でしたね。こんな感覚久しぶり。
  その後のグランドフィナーレ(BEGINのオリジナルソングで感動させたかと思いきやあのオチ)も含めて
  ラスト3時間ぐらいはまさに奇跡的なクオリティだったんじゃないかと思います。
  やはりスイッチが入ったたけし&さんまの凄さは伊達じゃないなと改めて思い知らされました。

  また夕方のわずかな時間だったけれどさんまのHEY!×3スタジオ乱入もテンション上がったなー。
  勿論これもある程度の事前段取りはあったんだろうけど、突発的なイレギュラーの面白さも感じられたし。
  さんまとダウンタウン2人とのオンエア上での絡みはひょっとしたら97年の27時間テレビ以来かも。
  去年の「さんまのまんま」松本ゲスト回を観たときも思ったんだけど、さんまってダウンタウンにとって
  今となっては数少ないハッキリとした「先輩後輩コント」がやれる関係にある人物なのかもしれないな。
  浜ちゃんが誰かに頭はたかれたりちゃんとツッコんでもらえてるという画も久々で新鮮だったし、
  なんかあの場だけ1990年前後ぐらいの、それこそ夢逢えやごっつ最初期ごろの雰囲気に戻ってたようで
  不思議と懐かしさが感じられました。

  あと木曜の99ANNでも予想通りに裏話が展開されててそちらもとても面白かった。
  やはり鬼瓦権造乱入以降、99的には萎縮してしまうところがあったようで(苦笑)
  観てても「あー、岡村戸惑ってるなー」というのが如実に見て取れて、いろんな意味で楽しめました。
  その前のやべっち寿司のゾーンが完全にめちゃイケモードで、(さんまが横で観てるとはいえ)
  第4世代以降の面子のみでリラックスして楽しそうにやっていた分、余計にペイントカーのくだりでの
  さんま&たけしの独壇場ぶりが浮き彫りにされたようで非常に印象深かったな。
  まあああいう状況で困惑してしまうところも含めて99らしくて嫌いじゃないんですけどね(笑)
  一方あそこで上手く立ち回れるのが今田耕司であると。さすがお笑い中間管理職。
  特にさんま・たけしと息を合わせながら絶妙に車に轢かれるという神技は凄まじかったなあ。
  あのV5スタジオ、よく見ると車庫入れ用のセットも一応ちゃんと用意してあったんだけど
  伝説の車庫入れすら凌駕する大騒動になっちゃったんだから、呆れるやら感心するやら(苦笑)

  まあそれ以前にさんま・たけしとメインどころの大御所が揃ってペンキまみれということ自体
  2008年現在のテレビではエキセントリックすぎて強烈なインパクトを放っていましたけどね。
  それもこれも全ては二人と総合演出・三宅恵介氏との繋がりがあったからこそ成立したんだろうな。
  ウィリアム・テル序曲が流れるとともにさんま・たけし・三宅の三人がひとかたまりで
  懺悔室にて大量の水や粉を繰り返しかけられ続けたまま締めという大ラスは
  不思議なカタルシスがあって感動すると同時にちょっとばかり切なくもありましたね。
  今後そうそう観られるものではない類の番組が終わってしまうという、その余韻がね。

  トータルの完成度としては2004年の方が上だったかもしれないと個人的には思うものの、
  それでも元祖スタッフ・演者たちによる「思いの強さ」みたいなものは溢れるほどにみなぎっていて、
  メディアの有り様が加速度的に変貌を遂げつつある2008年の今、これほどまでにエネルギッシュな
  「お笑い番組」が「テレビで」楽しめたということ自体、貴重な体験をさせてもらったなあという感じでした。
  2004年版とはまた違った形での、「80年代と00年代とのぶつかり合い」みたいな雰囲気が感じられましたね。

  とりあえず舞台裏や打ち上げなどについては以下のサイト辺りが詳しいので
  あの奇天烈な番組を楽しんだ方はちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。

  ニッポン放送 ナインティナインのオールナイトニッポン
  ラサール石井の鉄板少年らさある  さすらう犬の編集長生活  美術Pは見た!

  それにしてもここでお笑い番組について書いたの凄く久しぶりなような気がするなあ(苦笑)
  もはや最近はめちゃイケぐらいしかまともに観なくなってしまったもので。
  そういやこないだの「ゆるいスターどっきり」は凄く面白かったなあ。あれは良い企画でしたね。





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