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第1章:じゃんけんの基本


 あなたは、そもそもじゃんけんをご存知ですか?
…知らない方のために、まずはルールを一応ご説明しましょう。

 通常、じゃんけんは「グー」「チョキ」「パー」の3つのどれかを手で出すことから始まります。
まずは、この3つを紹介しましょうか。


@グー
 右手ないしは左手の、5本の指をすべて折り曲げ、拳を握った形にする。
その際、親指は他の四本の指の下に握りこまれていても、他の四本の外にあっても、どちらでも良い。

Aチョキ
 右手ないしは左手の、人さし指と中指の二本だけを伸ばし、他の三本の指を折り曲げた形にする。
なお、伸ばす指は人さし指と親指でも良い。こちらは、場合によっては「いなかチョキ」と呼ばれ、
主に関東北部で多く使われる、との報告がある。まぁ、どちらでもよい。
ただ、伸ばす二本の組み合わせはこのどちらかしか許されず、
また、三本以上を伸ばすのも、慣習的にチョキとは認めがたいものがある。


Bパー
 右手ないしは左手の、五本の指をすべてまっすぐのばし、手のひらを広げた形にする。


 覚えていただけたでしょうか?これを完全に覚えていないと、あとで痛い目を見ますよ。
さて、出すべき3つの「手」がわかったところで、これらの手の相互の力関係をご説明しましょう。


@グーは、チョキに勝つがパーに負ける。
Aチョキは、パーに勝つがグーに負ける。
Bパーは、グーに勝つがチョキに負ける。


以上です。簡単でしょう?
ご覧になってお気づきかとは思いますが、この3つの「手」は、
どれも強さが同じ、三すくみの関係にあるのです。
ですから、確率論や社会科学的な視点から見れば間違いなく必勝法は存在せず、
どれを出しても同じだ、という、まるでこのホームページの存在を否定するような結果に落ち着くのです。

でも、実際は違います。違うからこそこんなホームページが存在するわけですね。

 さて、いよいよ勝負の方法です。
通常は、じゃんけんは競技者2名で行われる1対1の勝負となります。
競技者は向かい合い、同時に互いの「じゃんけんぽん!」の掛け声とともに、上記の3つから任意の一つの「手」を、左手か右手のどちらかで形成し、振り下ろします。

 そして、たとえばその時、Aさんが「グー」を、Bさんが「パー」を出したならば、
上記のルール@Bにあるように、「Bさんの勝ち」となるのです。
 …わかっていただけますよね?

 さて、ここで当然ながら二人の競技者がおなじ手を出すこともありえます。
そんな引き分けの状態を、「あいこ」と呼びます。
 「あいこ」になった場合は、再勝負を行うのが一般的のようです。
但し、この場合は掛け声が「じゃんけんぽん!」ではなくて「あいこでしょ!」になります。
なぜだかは知りません。でも、筆者の私見ですとおそらく、
一回目に勝負がつかないほど実力の切迫した戦いですから、普段と違う意気込みを見せている、ということなのでしょう。
 そして、再勝負。この際も、ルールは同じです。あいこになったら再度「あいこでしょ」の掛け声で3回目の勝負をします。


 さて、これで一通りの説明は終わりました。
もっと詳しい説明をご覧になりたい方は、日本じゃんけん連盟の公式ホームページの方を参照して頂けたら幸いです。

 あ、そうだ言い忘れていた。
そこのアナタ、ちゃんと3つの「手」を瞬時に出せますか?
誰かと実際に勝負してみる前に、それを確認しておいてください。
 手が複雑なために「チョキ」がとっさに出せない、ということでは勝負が非常に苦しくなりますからね。


 さて、つぎに反則行為についてちょっとだけ触れておきましょう。
前述のように初心者は手を出すのに一瞬手間取ってしまう場合があります。
でも実は、それは反則とみなされ、場合によっては負けとなってしまうのです。
 理由は簡単。こっちが故意に相手より遅く手を出すと、相手の出す手が見えてから、こちらが手を出すことになります。
となると、例えば相手の手が「グー」なら、「パー」を一瞬遅れて出すことで、必ず勝つことができてしまうのです。
じゃんけんは、両競技者が同時に手を出すことで初めて成立する競技です。
だから、この行為は「あと出し」と呼ばれ、反則となっています。

 初心者だからといって一瞬手を出すのが遅れてしまうことは、そういう理由で許されないのです。


 これで、一般的なじゃんけんにおけるルールは、おしまいです。
次章からは、じゃんけんで勝つ方法についてお話しましょう。

※なお、上記にの説明文においては、 筆者が影響された書籍「ジャンケン入門」(清水義範著・角川文庫)を 一部参考・引用させて頂きました。



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