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第9章:ちょっとだけ高度な話。


 さて、最近このページや独学などでいろんな技術を身につけられた方が多いようですね。
そろそろ、相手が初心者でない場合の話をしてみましょう。

 たとえば、第5章で書いたような「相手にグーを誘発する戦法」は、
それを知っている相手にはフェイントとして
こっちがパーを出すと相手に読まれることを視野に入れて
グーやチョキで行く戦法が考えられますよね。・・・そんなのは当たり前。(笑)
ここでは、もうちょっと有効な戦法を考えてみましょう。

 たとえば、こちらが何か言う前にいきなり相手のほうから
「じゃぁ、ぼくはパーで行こうかなぁ・・・」とか言ってくることもあるかもしれません。
 そんな時は、相手がそう言った理由を考えてみましょう。
 そして相手の手を読み、例えば「ははーん、なるほど。そう言っておいて実はグーで来るわけね・・・。」
 とか言ってみましょう。当たれば、何か相手に変化が見られるはず。
もし変化が見られなくても、相手はそのままパーを出すことがためらわれるかもしれません。
 もちろんこの辺は相手の性格によるのですが……例えばここで「じゃ、行くよ!」とか言った時に 相手が「あ、ちょっと待って」とか言うのなら、あなたの予想が大当たりであったことの裏づけまで取れてしまうわけです。
もし相手が出そうとしている手がグーでなかったとしても、 相手がグーを出すことを考え直すような性格の場合だってありますし、
なにせたった一言が1/3の確率で相手に何かしらの打撃を与えるというのは魅力です。

…あ、そう言うわけですから、もちろんあなたは思ったとおり正直に「グーを出すんだろうな」とか言う必要はないんです。
むしろ「さては、チョキで来るんだな」とか言ったほうが得な場合もあるはずですよね。

 さて、大事なのはここから。
今述べてきたように、あなたが先に発言することにも、実は結構なデメリットがあるのです。 そのことをお忘れなく。
 そして、何を言われてもとっさにうまく対応できる平常心を保ちましょう。
ま、どこまで行っても最終的に勝敗を決するのは相手をより深くまやかした方だ、ということですね。



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