仮面ライダー剣(ブレイド)
感想ページ

仮面ライダーブレイドの感想ページです。
読み応えに難があると思いますが、
気楽に読み進めていただければ幸いです。



最終回まで見終えて

 なんか最後の最後まで落ち着かない話だったなあ。1つの謎が解決すると、またすぐに次の謎が出てきて、後半になるとそのつるべ打ちみたいになってきていたので、張られていた伏線が次々に溶けていくという、ストーリー構成上の妙を見ることはできなかったね。
 最終話は僕としてはよくまとまっていたと思う。中盤から始=ジョーカーを救うことを前提に戦い続けてきた剣崎の姿をきちんと描き、「キングフォームになり続けるとジョーカーになってしまう」という設定をうまく生かしての剣崎ジョーカー化は、特に矛盾を感じることなく見られた。
 ただ個人的に納得がいかないのは、ジョーカーになってしまった剣崎が、「もう会うことはない」とだけ言って、さっさとみんなの前から姿を消してしまったことかな。恐らく前のメインライターだったら、ここで4人勢ぞろいして変身し、統制者(14)を倒して大団円、という王道的展開になってたんじゃなかろうかとも思ってしまう。つまりは過去の平成ライダー作品にあわせて、わざと悲壮な終わり方にした感じがしてしまうのだ。
 よく考えれば統制者というものがどんな存在かはほとんど描かれていなかったわけで、これをラスボスにすることはできなかったんだろうけど、剣崎一真という主人公の物語としては完結感は極めて高いが、ブレイドという作品にとってこの最終回は、理想的な終わり方とは思えなかった。「バトルファイトを終わらせる」というライダー視点から、「始を救う」という剣崎個人の視点に、物語の流れが移り変わってしまったのは、個人的には残念だ。まあ前述の通り、これはこれで完結感が高いのでいいんだけどね。
 で、ブレイドという作品を振り返ってみると、やっぱり前半の展開が急ぎすぎたんだよなあ。正直天王寺の存在は話を引き伸ばすためだけのものに思えてしょうがない。睦月の黒バージョンも長く登場しすぎた感は否めないし、剣崎と始の関係を中盤から本格的にメインに据えていたためか(最初から?)、橘の描写はかなりおざなりと言うか、なんでもキャラになってしまっていたし、虎太郎や栞に至っては完全ないるだけキャラに成り下がってしまった。
 ジャックフォーム登場のあたりまではそこそこに盛り上がる話もあったんだけど、キングフォームあたりからはあまり盛り上がることもなく、淡々と話が進んでいってしまい、物語の起伏が少なくなってしまったのは残念だ。たださっきも言ったけど、最終回は盛り上がったし、終わり方もハッキリとしていたので、それは満足している。
 アクションそのものは当初こそ不安だったけど、ラウズカードを使う際のエフェクトが確立した時期から俄然優れたものになってきて、戦闘シーンで飽きることはあまりなかった。ただロイヤルストレートフラッシュは、ちょっとカッコ悪かったかな。ただ走るだけってのはちょっと見栄えしないよ。
 僕的にはブレイドという作品は、どんな作品にしようか試行錯誤しまくった結果、最後には歴代平成ライダー作品の空気を消極的に受け継いだ作品って所か。過去の平成ライダーの世界から脱却することもなく、新たな世界観の中で突き抜けることもできなかった、言い方は悪いが中途半端な作品って感じだね。個人的には最終回は楽しめたので、それだけでもだいぶ評価は上がっているのだけど。


10/31 第39話「再会…父と娘」

 うーん、ドラマ部分も盛り上がっているし、アクションシーンも決して少ないわけではないんだけど、どうもアクションが平板なんだよなあ。なんかもうちょっと凝ったアクションシーンを撮れないものなんだろうか。変身するとすぐに単調な殴り合いになってしまうからなあ。フィニッシュ技でなくていいから、もっとカード技を使うようにすればいいんじゃないだろうか。某ビデオ作品で見せたトリロバイトメタルとかさ。
 ブレイドやギャレンが戦おうとしている時、出動しようとしない始の姿には結構賛否あるようだけど、元々カリスは剣崎のように人間のために戦うという大きな目的は持ってないから、レンゲルよりも天音達の方を優先させるのは、止むを得ない感情だろう。それを理解して自分たちで何とかすると言った剣崎の優しさもいい感じだしね。
 ところでタイガーアンデッドは今後どんな風に絡んでくるんだろうなあ。恐らくレンゲルと決着をつけることになるとは思うんだけど、そろそろ睦月もカテゴリーAの呪縛から解き放たれるのだろうか。次回は一応4人ライダーの揃い踏みが見られるようだけど、早く4人全員の共闘を見てみたいもんだね。


10/24 第38話「運命を掴む者」

 おいおい、初代マンに続いてセブンまでライダーシリーズで悪役にするか(笑)。黒部進はゴルゴムメンバーの中では唯一、作中で死が描かれた人物だけども、今回の天王路はあんまり無様な最期を見せないようにおねがいします。
 で、今回は暴走したブレイドをカリスが止める話だったんだけども、この話で数話引き伸ばすかと思っていただけに、ちょっと肩透かしを受けたのは否めない。と言っても今回でキングフォームの問題が完全に解決したとも思えないので、終盤に向けてもう一波乱あるのを期待してるけどね。
 相変わらずの無鉄砲ぶりを見せるレンゲルや、すっかり人間になじんだ始の姿など、比較的安心して見られる内容だったと思うけど、広瀬の正体がトライアルBだったというのはちょっとなあ。伏線がほとんどないだけに、ちょっと素直に納得できない感じ。でもこれで春田純一氏の生身のアクションが見られるようになるのかも。とか思っちゃったりして(笑)。
 しかしギャレンは完全にかませ犬状態になってしまったんだなあ。ちょっとというよりだいぶ残念なんだけど、そもそも4人もライダーが出ているんだから、誰か1人くらいはこういうポジションになってしまうよなあ。ま、ギャレンは序盤の物語をだいぶ引っ張った功労者とも言える存在だから、今のポジショニングもこれはこれでいいのかもしれないけどね。


10/17 第37話「新たな運命へ」

 広瀬がカテゴリーKのカードをあらかじめ所持していると言うのは、かなりご都合主義ではあるのだけど、本作自体ご都合主義ばっかりの展開だから、そこはあまり気にしない方がいいのかな(笑)。
 最近は始=ジョーカーの話ばかり盛り上がっていたけども、ここでようやくメインの主役たる剣崎にスポットが当たりつつあるね。最強フォームであるキングフォームは、実は自分自身を変調させるかもしれないという設定はクウガのアルティメットフォームそのものなんだけど、僕としてはアルティメットの時よりも描かれ方としては好きかな。
 今回はワイルドカリス初登場で、話としても結構盛り上がったね。始のためにラウズアブソーバーもブレイドバックルさえも提供してしまう剣崎の献身ぶりも好印象。ワイルドカリスそのものはなんか配色が毒々しい気もするけど、なんとか人間としての心は取り戻せるようで、ジョーカーについての物語もひと段落かな。
 あとはブレイド自身の問題と、レンゲルがどうなるかって所か。当初は「最強のライダー」という謳い文句だったのに、いつの間にか4人の中で一番のヘタレに成り下がったレンゲルが、今後どう復帰していくのかは結構楽しみだったりする。


8/8〜10/10まで

 この時期は多忙につきリアルタイムでの視聴がほとんど行えなかったので、まとめて感想を書いて行きます。
28話「危険な賭け!?」
 上級アンデッドの中ではよく出来たキャラだった嶋も今話で退場。レンゲルがどうなるかというよりは、嶋が口にした「ジョーカー」という言葉の意味が気になるところ。
29話「2人のカリス」、30話「失われた記憶」
 この時期になんでこんな意味不明なギャグ話を盛り込むのか、その意図がつかめない。どうせなら緊張感を持続させたままで話をつないでいったほうが、構成的にも良かったんじゃないだろうか。せっかくギャレン・ジャックフォームの初お披露目だったというのに、ストーリーが全てを無駄にしてしまった。
31話「53番目の存在」
 嶋とはまた異なる性質のカテゴリーK登場。しかも演ずるは上條誠。実写版エスパー魔美や鋼鉄天使くるみピュアの時期と比較すると、かなり演技が上達していたので、ちょっと驚き。イロモノドラマに連続して出演した経験は伊達じゃなかったってことか(笑)。
 さて嶋の方は戦いは好まないながらも、その力を断片的に見せていくことで圧倒的な強さを暗示させていたが、こちらのキングは見た目の弱そうなルックスに比べての不敵な態度を取ることで、逆に実力の知れない不気味さをうまく出していた。謎のアンデッドも登場し、ようやく話の中心が剣崎に戻ってきたって感じだね。
32話「破壊者の秘密」
 ついに明らかになった始の秘密。と言っても引きが長すぎたのか、今聞いてもあまり意外性を感じないなあ(笑)。ただ秘密を聞いた後にスカラベアンデッドを倒す時のブレイドと始のコンビプレイは良かったし、ラストのブレイドとギャレンの対決も物語的に良かった。どっかの作品みたいに行き当たりばったりで他のライダーを相手にしているわけではなくて、互いが互いを思っているからこそ起きてしまう戦い、というイメージがよく練られていたと思う。
33話「狙われた剣崎」
 今更気づいたんだけど、カテゴリーKのアンデッドってのは、カテゴリーAのアンデッドと対になるような存在なんだね。だからクラブの方はスパイダーとタランチュラだし、スペードの方はビートルとコーカサスビートルなわけだ。じゃあハートとダイヤはなんだろ?
 それはさておき今話ではついにキングがコーカサスビートルアンデッドの本性を現し、ジャックフォームの力を軽く弾き返すほどの圧倒的なパワーを見せる。今までの平成ライダーだったら追い詰められて絶体絶命ってところで次回に続くになるんだけど、今回はちゃんとバトルに一区切りついてたからまだマシだったね。しかもトライアルDまで現れて、まるでウニドグマだけでなく所属不明のガニコウモルまで相手にしていたライダー1号のようだ(笑)。
34話「カテゴリーK」
 話の展開には無理があるわけじゃなく(栞が説教役に回るのはどうしても違和感あるけど)、素直に楽しめた話なんだけども、やっぱりコーカサスビートルを倒す決め手が「人の心の力」ってのは、どうもねえ…。デカレンでも似たような話があった気がするけど、最近の作品はどうしても精神至上主義に走らないといけないのかなあ。どんなに心が高潔であっても、力がそれに伴っていなければ自分の理想を守ることができない。だから歴代のライダーは心と体の力を1つにするために、激しい特訓で己の力を磨いていったのだ。ただ心に強く思うだけで勝ってしまうのはちょっと納得いかない。
 それでもキングフォームに変身するあたりまでの流れは興奮してみてたんだけどね。強化形態への変身は、ああいう風に見ている人を煽っていかないといけないよ。 35話「危険な変身!?」
 なんかファイズの某話の悪夢が蘇るような展開の話だなあ。ゲストキャラの羽美の過去設定もなんか似たような感じだし。そうかと思うとジョーカーが覚醒してしまったりして、話のメインがどっちなのかちょっとわかりにくかったかな。
36話「最強フォーム」
 相変わらず話のメインがどっちなのかわかんない作りだけど、ブレイドとカリス、それぞれにきちんと見せ場を作っているのはさすがだし、剣崎と羽美の物語をきちんと完結させた上でジョーカーとの話に移行させていく筋運びは見事だった。下手に完結感の薄いままで話を絡めると、ゴチャゴチャしてきて見ているほうが混乱しちゃうからね。


8/1 第27話「揺れ動く心…」

 やはり動体視力を鍛える程度の特訓ではスパイダーアンデッドの力を抑えることはできなかったようで、今話は再び睦月がメインとなった。と言ってもちょっと前の時みたいに上級アンデッドを倒したいから無茶をするってわけではなく、睦月本人はカテゴリーAの力に翻弄されているだけなんで、感情移入はしやすくなってるね。
 前話に続いてカリスの正体についても少しだけ触れられており、これが今後の展開を引っ張る新たな鍵となるのか、ここらへんの興味は尽きないところだ。
 今話での態度を見る限り、嶋は本当にブレイド側に協力する立場らしいけども、睦月を解放する手段を聞いた時は、まさか今日封印されちまうんじゃないだろうかと不安になってしまったよ(笑)。しかし今話でのレンゲルとの戦いを見る限りだと、今のままではタランチュラの方が優勢みたいだね。尤もライダーシステムってのは変身している人間との融合係数みたいなものが高くないと力を十分に発揮できなかったはずなので、アンデッドが人間を支配している状態では、それほど力を出せないのかもしれないけど。
 今話もジャックフォームで圧倒的な強さを見せたブレイドだけども、せっかくだからライトニングスラッシュだけじゃなくて、普通のキック技も見せてほしいなあ。ま、あの格好で空中回転するのは難しいだろうけども。
 あと番組の最後に劇場版の宣伝があったけど、なんかいきなり最終決戦から4年後の世界とか言って、なんかもう「またですか?」って感じの設定だなあ。いいかげんテレビシリーズでの時間軸にリンクさせてよ。現行のテレビシリーズと完全に、とは言わなくてもある程度時間軸が繋がっている方が、ファンの食いつきはいいはずだと思うんだけどな。と言うかメインライターじゃないのにシナリオは井上ですか。投げっぱなしエンドだけは勘弁してくださいね(笑)。


7/25 第26話「俺を動かす力」

 話としてはオーソドックスだし、今回から登場した新キャラをいきなり狂言回しのように使うのは、個人的にはあまりいい気分はしない。しかし今回はそんな多少の不満を吹き飛ばすほどの快作に仕上がっていた。まさか平成ライダーでこういう話を見ることができるとは。今までずっと見てきて良かったよ、ホント。
 ブレイドの新たな決意までの流れも強引と言えば強引だけど、やっぱりああいう熱いセリフを主人公が高らかに宣言するのは、ヒーロードラマとして非常に正しい作劇だし、新アイテム、新フォームを手に入れると言う展開にも説得力を持たせている。今回も強化アイテムが天井から落ちてきたり宅配便で届けられたらどうしようかと思ってただけに(笑)、王道ではありながらも熱い展開に心が躍った。
 敵であるエレファントアンデッドの描写も良かった。圧倒的な強さでライダーを追い詰める様は理屈ぬきで「強敵」の印象を植え付けるので、その後のブレイド強化も無理なく描くことができる。惜しむらくはエレファントの退場が早かったということか。もう少しエレファントの強さを見せておいて、満を持して一発逆転、と言う感じで描いてくれればもっと盛り上がったと思う。
 嶋ことタランチュラアンデッドの存在は微妙ではあるものの、逆を言えば視聴者に「こいつ最後には裏切るんじゃないか」みたいな疑念を持たせることもできるので、おいしいキャラではあるだろう。嶋をどう使っていくのか、今後が楽しみではあるね。でも次回ではレンゲルと戦うようだし、なんかもう封印されてしまいそうな…。


7/18 第25話「裏切りの疾走」

 うーん、バイクチェイスで勝敗を決定付けるという、非常に「ライダー」らしい話にはなっているのだけど、どうも見終わった後に釈然としない。
 それがなぜかと言うと、たぶんオーキッドの最期とそれを見ての虎太郎の心理に無理を感じてしまうからだ。虎太郎はみゆきに守られる保証のない約束を提案した。もしその約束を守ってくれるなら、アンデッドを信じることができるかもしれないと考えてのことなんだけど、それはあくまで虎太郎自身の考えでしかない。その考えを知らない始にしてみれば、虎太郎と一緒にいたオーキッドアンデッドは、「また虎太郎を襲っている」という風にしか見えなかったかもしれない。そこまで考えなくとも、理由はどうあれアンデッドを封印すること自体は別に悪いことではない。それなのにカリスがオーキッドを封印したのを見て、始を信じられないと思うのは、正直如何なものかと思うのだ。虎太郎としては無理からぬ気持ちだろうが、その無念を始に押し付けてしまうのはフェアではないだろう。
 ま、この一連のシーンはごく個人的に気になっただけなので、全体を通してみると十分な佳作に仕上がっていると思う。レース場でチェイスをするというのがちょっと寂しい気もするけど、ああいう光景を見られたのは実はクウガ以来ということを思うと、なにやら複雑な感慨を覚えてしまうね(ファイズにもVSサイドバッシャーとかVSジェットスライガーがあったって?あれはバイクじゃなくて「兵器」でしょ)。エレファントアンデッドも今までのアンデッド以上の力で2人ライダーを圧倒してくれるし、こいつをどうやって倒すのか、今からちょっと楽しみだな。特訓しろとは言わないけど、唐突に出てきた新フォームでけりをつける、なんて展開にだけはならないで下さいね(笑)。


7/11 第24話「謎のハンター」

 22話の頃から少し疑問に思っていたんだけど、剣崎のキャラクターがまるっきり初期の状態に戻ってきているなあ。橘や始との確執を経験した剣崎なら、アンデッドハンターなるものが唐突に現れたからといって、あそこまで無防備に喜ぶとは思えないんだけど。キャラの初期設定をきちんと踏まえているという点では正しいんだけど、ちょっと今までのドラマを無視しちゃってるかな。ま、こういった脚本家や監督の違いによる主人公の性格変化は今に始まったことではないし、それはそれで味になるからまるっきり悪いってわけでもないんだけどね。
 今回はアンデッドハンターやブラックファングよりも、エレファントアンデッドの方が気になったなあ。ピーコックアンデッドとはまた異なる強さを誇示しているだけに、どうか彼は短命に終わることなく、このまま中盤の展開を引っ張っていってほしい。はっきり言ってオーキッドじゃもう無理だろう(笑)。
 しかし登場早々ウルフアンデッドに全滅?させられるアンデッドハンターは、まるでアンチショッカー同盟のようだ(笑)。


6/27 第23話「お前は誰だ?」

 今更なんだけど、ブレイドも過去の平成ライダーに倣って大河ドラマ的展開になって入るけれども、形式上は前後編で1つの話をきっちりまとめるようにはなっているんだね。やたら「引き」ばかりが多かった今までのシリーズに比べると、メリハリが利いていて見ている側としても比較的楽しみやすい。まあ元々ライダーシリーズってのは、「敵組織を滅ぼす」という究極命題を根底に持つ話なんで、本来はこういう話の作り方が一番理想なんだよね。
 で、今回は今までだいぶ憶測が飛び交っていたカリス、というより始の秘密の一端が垣間見えた、興味深い一編になった。マンティスアンデッドのカードを奪われたと思ったら、なんとドラゴンフライアンデッドのカードを使ってアンデッドそのものに変身してしまうとは、実際に見てみると、そのビジュアルショックは結構強烈なものがあるね。と言うことは始自体は何者で、あのベルトは一体何なのか、嫌でも興味を引く展開になってきた。こういう謎の見せ方は大歓迎だ。
 レンゲルの方もカテゴリーAの問題は一応解決したと思いきや、今度は睦月自身の問題が顕著になってきて、前回の終盤で見出した戦いへの決意とは若干ずれている感じもするが、まだ戦士になりたての睦月の描写としてはある意味必然とも言える描写だろう。初登場時に強かった戦士が、仲間になると途端にヘタレ化するという悪癖は受け継がないでほしいものだ。
 しかしイーグルアンデッドはもったいなかったなあ。もっと生き続けてカリスとの関係を軸に始との因縁を深めていってくれれば、それはそれで面白くなっただろうに。まあキャラが多すぎると物語が不必要に複雑になってしまうから、悪い処置とも思わないけどね。
 しかしオーキッドアンデッドとの絡みで目立っている虎太郎はともかく、栞は本当にただのいるだけキャラに成り下がってしまったなあ。まあ正直今の時点ではそれほど魅力を感じるキャラではないので、あまりでしゃばられても困るわけだけどね。


6/20 第22話「闇からの脱出」

 あの程度の特訓でスパイダーアンデッドの力を抑えることができるのかとは思いつつも、終盤の睦月の叫びで全て帳消しだろう。今話も前回に続いて熱い話となった。
 話としてもカリスの過去を知っているらしいアンデッドが出てきたり、またも新キャラが出てきたりと忙しい展開となったが、個人的に良かった点は、以前の剣崎の「ライダーの給料は安い」発言が今話でも引用されたことだな。平成ライダーは大河ドラマ的展開の割には、違う脚本家の描いた話での描写を引き継いだりすることがほとんどなかったので、こういった今までの話との関連がさり気ない形で描かれるのは個人的に好きだ。
 オーキッドアンデッドの方は結構しぶとく生き残るようで、イーグルアンデッドもまた少し別のポジションにいるところはちょっと面白いかな。イーグルの方も長生きしてくれると嬉しいんだけど。強敵は多い方が面白いからね。


6/13 第21話「友を思う戦い」

 おわああああ!まさか平成ライダーでこんな単純で、それでいて熱い物語を見ることができるとは、クウガ以降今まで平成ライダーを見続けてきて良かったなあ(笑)。まったく予測していない状態でこういう良作に出会うことができるから、ヒーローものは止められないのだ。
 話は至って単純だ。主人公の友達が惚れた女が実は敵とグルで、敵は友達を人質に取り、反撃できない主人公をいたぶる。しかし間一髪のところで助けが入り、一気に逆転する、これだけである。しかしそれが面白い。まさにブレイドならではのシチュエーションでこの図式を魅惑的に仕上げてくれた。
 上級アンデッドが人質作戦なんてせこいことをする、と言うツッコミはさておき、ふてぶてしい態度で剣崎を脅迫するカプリコーンアンデッドは、いかにも平成ライダーに出てくる敵のキャラで脅迫してくるし、ブレイバックルを手放しながらも必死に生身で攻撃に耐える剣崎も、久々に生身のライダーのアクションを見られたってだけで好感度大。
 そこに現れるカリスがまたいい。虎太郎を盾にするオーキッドアンデッドに対し、躊躇うことなく(虎太郎に避けさせる算段があったとは言え)攻撃するダーティさは、カリスでしか出せない味だ。ダーティハリーの某名シーンを思わせるね。あんな瀬戸際で「避けろ!」って言って普通に避けてしまう虎太郎もすごいが(笑)。
 そして変身したブレイドのあの言葉!うーん、熱いね。序盤から「友達」を大切にしてきたブレイドならではのセリフだ。あの若干無理のあった「あんたも俺の友達」発言は、こんなところに生きてきたんだね。こういう伏線の張り方なら大歓迎だ。アクションもブレイドの怒りをストレートに表現していて、終始アンデッドを圧倒するブレイドの強さに説得力を付与していた。
 今話のメインはこっちなんだけども、睦月の特訓の方も結構いい感じ。動体視力を鍛えるだけで何がどう変わるのかと言われればそれまでだけど、少なくとも「仮面ライダー」というシリーズにとって本来重要なファクターの1つであった「特訓」が出てきてくれたことは、個人的には非常に嬉しい。4人の主人公も過不足なく描いていたし、今後もこういう話を頻繁に見ることができたら言うことないんだけどね。


6/6 第20話「標的は虎太郎」

 ぬぬぬ、まさか今更になってこんなオーソドックスな展開を見せられるとは。とは言っても別にオーソドックスだからと言って決してつまらないわけではなく、むしろ各人のドラマが効果的に並行して進んでいるので、なかなか見応えがあった。レンゲルの問題も単にカテゴリーAの問題だけではなくて、睦月自身の問題も絡んできて、良い意味で複雑になってきた感じ。
 睦月のことを案じるのが橘だというのも、これまたオーソドックスではあるけどいい組み合わせだね。確かに始にはできるわけがないし、まだ経験不足の剣崎には荷が重い。と言うことで、ライダーの中では一番の大人である橘が、未熟な戦士未満の人間を気遣うというシチュエーションは、非常に説得力がある。こういう当たり前の事を当たり前に描くってことは、実は結構難しいことなんだよね。
 ま、ドラマが充実した分、アクションがおざなりになってしまっているのは平成ライダーの常みたいなものではあるけど(笑)、今話は次回につなぐための前哨戦みたいなものなのかな。予告で結構熱いセリフをブレイドが言っていたけど、本編でも実際に聴くことができるのか、どんなシチュエーションで出てくるのか、少し楽しみだ。


5/23 第19話「暗黒を征す者」

 しかし桐生という人は結局何しに出てきたんだ。「仮面ライダーになりたいのになれない男」として、睦月との対比で出してきたんだとは思うんだけど、橘に対して戦えと宣戦布告したり、かと言えば臨終の間際に「仮面ライダーになりたかった」なんて言ったりして、キャラに統一性が感じられない。これじゃただの性格破綻だ。
 つまりはギャレンを復活させるために出てきた人ってことでいいのかな。復活したギャレンのアクションは良かったし、蘇生したアンデッドを次々に封印するブレイドのアクションも見応えがあった。でもやっぱりあの異常なまでの封印の早さを見るに、復活怪人は弱いというセオリーは平成ライダーの中にも息づいているようだ(笑)。
 ただ睦月の方の問題は解決しておらず、従ってレンゲルの問題も解決していないまま。この問題も早めに解決しちゃうんだろうけどね。


5/23 第18話「暗闇を操る魂」

 なんと言うか、睦月がレンゲルとして登場するというのは最初からわかっていたことなので別にいいんだけども、新展開のたびに新キャラを出すというやり方は、あまりに安易じゃないだろうか。しかもまた変な職業の人だし。しかもなぜか適合しているかどうかもわかんないのに、いきなりレンゲルに変身出来ちゃうし。大体片腕が自分の腕じゃないって、まるでアギトの木野じゃないの。
 ただまあ、今回はレンゲルの力に飲み込まれつつあり、それに恐怖を感じながらも、個人的な拘りによるものなのか、ベルトを完全に手放すことの出来ない睦月の姿が丁寧に描写されていたのでよかった。変に遊びの要素が入らなかったのが功を奏したのかな。ただ今回は完全に始が蚊帳の外になってしまっていたのがちと残念。だからレギュラーが多いとこういう時に苦労するんだよな。
 でも今書くのもタイミング的にあれなんだけど、レンゲルのデザインそのものはカッコいいよな。クモと言ったら蜘蛛男を始めとしてライダーシリーズでは不気味なイメージしかないのだけど、今回は最強のライダーってこともあって、結構強そうなデザインを施されているのが良かった。中の人が岡元次郎氏だから安心して見ていられるってのもあるのかもしれないけどね。と言うかあの人、結局BLACK以降はクウガ以外の全てのライダーに携わってるんだな。やはりあの人はすごいっす。どうせならブレイドの中身に(略)。
 よく考えると、リモートのカードで復活したアンデッドってのは、昔懐かしい「再生怪人」みたいなものなのかな。確かに群れて行動するだけであまり強そうじゃないし(笑)。確かブレイドはまだリザードスラッシュを使えるはずだから、一気に4体まとめて倒して、一気に全部封印するくらいのカッコいいアクションを見せて欲しいもんだね。新仕置2話の主水みたいに。


5/16 第17話「邪悪なカード」

 なんと封印したアンデッドを解放するカードを持っているとは。これでピーコックアンデッドが復活したりすれば、かなりドラマチックな展開になるんだろうけども、なぜか登場人物は封印解除については一言も触れることはなく、ひたすらにレンゲルの謎を追いかけるだけになっていた。
 なんか嫌なデジャヴュを感じたのでスタッフを調べてみると、今回は井上敏樹が担当していたんだねえ。この人のドラマ優先のシナリオは相変わらずだな。アンデッドを封印することが最大目的なんだから、その封印がレンゲルによって解除されてしまうなんて、ものすごい問題事項になると思うのだが、誰もそのことには触れていなかった。さすが人間ドラマのみを追いかけることを得手とする井上先生。仮面ライダーの物語よりも上條睦月の物語を取ったわけですか。でもこのドラマは「仮面ライダー」の物語であることを忘れないで下さい。
 そのせいかどうかは知らないけど、今話は今まで比べると圧倒的にアクションシーンが少なくなってしまったので、大した感想はない。睦月の描写なんかもまんま井上って感じの暗い雰囲気だし。どうして全ての主人公にああいうくらい過去を持たせるんだろうね。かと言って明るい人を描こうとすると、(例えに出して失礼だが)デカレンジャーのレッドみたいに「能天気なバカ」としか描けない。キャラの奥行きが感じられないってのはつまんないよな。特に「人間」を重視しているのなら尚更だ。
 今のところレンゲルに変身するとアンデッドとしての意識の方が表面に出てくるようで、当分はこのレンゲルとの三つ巴みたいな感じで進んでいくのだろう。しかし復活したアンデッドはきちんと再封印するのだろうか。もしもジャガーでもローカストでもディアーでも、どれか一匹だけでも別のライダーが封印したら、ライトニングソニックは使えなくなるんだよな。あ、カテゴリーが違うから他のライダーは封印できないのかな?


5/9 第16話「レンゲルの力」

 今話の感想としては、剣崎と同じで「カリスは一緒に戦わないのか」という感じだった。まあ今の時期から全員仲良くなってしまうのは、最初から複数のライダーが登場しているという前提で考えると、あまりにも芸がなさ過ぎるので、これはこれでいいんじゃないかと思う。
 寂しいのはやっぱりギャレンがいなくなったことかな。と言ってもすぐに復帰はするんだろうけども、もうブレイドとのわだかまりもなくなっているんだし、復帰したらブレイドと息のあったコンビプレイを見せてもらいたいものだ。
 で、今回はレンゲル初登場だったわけだけど、最初から圧倒的な強さを見せているのはいいんだけど、平成ライダーのパターンとして、最初は鳴り物入りで登場しても途中からその他大勢の1人になってしまうということがよくあるので、出来るならレンゲルはこのままの強さで進んで欲しいものだ。どうせブレイドあたりは新フォームとか出てくるんだろうしね。


5/2 第15話「運命の適合者」

 ようやくブレイドも展開に落ち着きを見せるようになってきたね。何の前触れもなく突然烏丸所長が伊坂側についてしまっているという、明らかに説明不足な点もあるんだけど、まあここら辺は来週で語られるだろうから、そんなに気にするほどでもないや(烏丸はマインドコントロールされているらしい)。
 今回は冒頭からアクションの連続で、しかもそれぞれ見応えがあった。冒頭のカリスの戦いも栗原親子を救おうとしている必死さがよく伝わってきたし、ギャレンとピーコックアンデッドの第一ラウンド、第二ラウンド共に、今まで恐怖心が根底にあったためにまともに戦えていなかったギャレンのフラストレーションが一気に解放されたかのような、パワフルなアクションを見ることができた。決め技のバーニングディバイドはちょっと見飽きたような気もするけどね。
 でもまあ、恐怖心を克服した程度で上級アンデッドであるピーコックをそう簡単に倒せるのかという疑問はあるが、今回のライダーはシステム自体とのシンクロ率?みたいなものが高まれば高まるほど戦闘力は上がるらしいので、ま、許容範囲ではなかろうか。小夜子のことを戦闘中に思い返しながら、朔也のモノローグが入るというシークエンスも素直に感情移入できるしね。
 一方で始は喫茶店に帰ってきたけど、まあこれからも波乱はあるのだろうが、前回の一真の救出劇を経て、少し考えが軟化したって所なのか。しかしそうするとあのミュージシャン崩れの挿話の意味がなくなってしまうような気もするんだけど、これはどうしたもんなんだろうね。
 で、次回はいよいよレンゲルが登場するらしいけども、予告を見る限りだと、伊坂側の連中に操られると言うわけではなく、スパイダーアンデッドの悪の想念が装着者をも支配させてしまうらしい。当分はこのレンゲルが第三勢力みたいな感じになるのだろうか。それはいいのだけど、あんまり早く第三勢力を出すと、かつての高速戦隊みたいに収拾がつかなくなる恐れがあるので、そこらへんはスタッフの手腕に期待…しておこう。


4/25 第14話「エース封印!」

 なんとスパイダーアンデッドがもう封印されてしまった。倒された技自体は今のところのギャレン最強技らしいバーニングディバイドなんで、それは文句ないんだけど、でももう少しこのネタで引っ張ると思ってただけにちょっと残念だなあ。カリスがカテゴリーAを狙う理由も結局よくわかんないままだし。
 ただ始を介抱する一真は良かったね。例え敵であったとしても、目の前で傷ついているものを放っておけない。これこそ我々が小さい頃から見てきた「ヒーロー」の姿ですよ。一真自身のキャラクター設定とも相俟っていたし、そんなに派手なシーンではなかったけど、素直に楽しめるシーンではあった。
 ブレイドの方もカリスの方もいい感じになっているのに、相変わらずギャレンの方は無茶苦茶ぶりを発揮してるなあ。大体戦う理由が「自分の力を試したいから」って、全然一貫してないよ。そのせいで小夜子は死んじゃうしねえ。でも小夜子が今話で退場するとは思わなかっただけに、これはちょっとショックだった。こういう意外性はむしろ歓迎すべきことなんだろうけどね。
 しかしそれぞれのライダーの話がそれなりに盛り上がっているだけに、今日は栞と虎太郎のコンビがほとんど目立ってなかったなあ。まあ栞はともかく虎太郎は最近いる意味がわからなくなってるキャラだしなあ。下手に説教するキャラにはならず、前作の啓太郎みたいに行く先々でアンデッドに会うような、異様にエンカウント率の高い一般人にしといた方が、キャラ的に面白いんじゃなかろうか(笑)。


4/18 第13話「金色の糸の罠」

 後にレンゲルとなる上条睦月が初登場。本格的にライダーになる前に他のライダーとの邂逅を済ませておくと言うのは、ベタではあるけどよい筋運びだよね。これが将来彼がレンゲルとなった時に少なからず影響を及ぼすのだろうか。
 そう言えば始まった頃はかなりボロクソに言われていた剣崎一真だけど、最近になってようやく演じることに慣れてきたようで、だいぶ安心して見られるようになってきた。でもこれでようやく放送開始時の村上弘明や要潤レベルだからねえ(笑)。ま、力をつけてきているのは確かなようだし、そんなに心配することもないような気がしてきた。
 今話はカードスラッシュ時の演出が今までと変わっていたが、これは素直に楽しめる演出だと思う。ああやれば何のカードを使っているのかすぐにわかるからね。でも肝心のライトニングソニックはなあ…。高速移動時の演出がショボすぎるよ、いくらなんでも。前作「ファイズ」でのアクセルフォームを見てしまったものにとっては、かなりきつい。ギャレンのバーニングディバイドの方はそれぞれのカードの特徴をうまく表現していたけどね。
 しかし伊坂は最後に妙なことを言ってたな。カリスを指して「伝説のアンデッドもこれで最期か」って。ん?アンデッドって死なないんじゃなかったっけ?


4/11 第12話「カテゴリーA」

 ついに4人目のライダー・レンゲルの元となるカテゴリーエース・スパイダーアンデッドが出現。当分はこのカテゴリーAの争奪戦になっていくのかなあ。どうせ連作形式で作るのなら、こういう風に当面の目的があったほうがわかりやすくていいね。話も盛り上げやすいし。
 しかしあのミュージシャン崩れはやっぱりヘタレだったなあ。ついさっきまで始を兄貴と慕い、カリスの正体を見ても気にしていない素振りを見せながら、自分の船が燃えてしまうと「消えてくれ」。なんと自分勝手な男だ。こりゃ何をやってもうまく行くわけないわな(笑)。そんなわけだから、1人で生きていくことを決意した始の心の流れにいまいち説得力が感じられないのが残念だ。どうせならミュージシャンを最後までいい奴で通して、アンデッドの攻撃で死なせてしまうくらいの展開にしたほうが良かったんじゃないか。…これはやりすぎだと思うけど。
 藻についての謎も少し引っ張っているようだけど、正直あれはあんまり重要でもないんだろうなあ。だから伊坂は小夜子を殺さなかったんだろうし。しかし真昼間から空中浮遊を披露するとは、伊坂もすごい奴だなあ。


4/4 第11話「各々の居場所」

 うーん、ギャレンが伊坂について戦う理由がちょっと不明瞭だなあ。自分の力を試したいってだけでブレイドを敵にまわすのはなんか変だし、藻の入った水槽が必要だからと言うのも、藻の正体がわかってないのだからちょっと無理があるように思う。虎太郎の説得で退散してしまうってのが一番納得できないんだけどね。
 ブレイドとジャガーアンデッドの戦いは、今までみたいにただがむしゃらに突っ込むだけじゃなくて、一応相手の隙を読んでいたので、形勢逆転劇に説得力はあったかな。相変わらずライトニングブラストがショボいのが気になるけど。多少オーバーでもカードスラッシュした時点で前身に稲妻を纏うような演出にするとか、もう少し迫力を出してくれればいいと思う。
 そう言えばあのミュージシャン崩れの父親役で、クウガで先生役をやった人(名前忘れた)が出ていて、「悪役をやってて「クウガ」のイメージが狂う」みたいな感想をネットで少し見かけたけど、あの人はどっちかというと悪役ばっかり演じてきてる人だからねえ。東映制作のドラマ見てると普通に出てるし。んなこと言ったら数多くの番組で「正義の味方」のイメージ壊してる黒部進はどうなるんだ(笑)。


3/28 第10話「操られた戦士」

 ゼブラアンデッドの分身攻撃を打破するために分析を行うライダー側の面々。うーん、ブレイド開始前はこういうシーンをたくさん見られるものだとばかり思っていたのになあ。開始前は「組織配下の仮面ライダー」という斬新な設定を知って結構楽しみにしてたのになあ。大体アンデッドの能力分析なんかのシーンがないと、栞のいる意味がないように思うんだよな。アンデッドサーチャーでアンデッドを見つけるだけじゃん(笑)。
 ただ今話はギャレンのしっかりしたアクションが久々に見られたので、それは楽しかった。ギャレンはヘタレぶりが目立っていたので、鮮やかにアンデッドを倒すシーンは久々にカタルシスを感じさせてくれた。しかしラストの展開を見る限り、あまり長続きはしないようだけども。
 ただその分ブレイドが割を食ってしまっているのは残念だなあ。ピーコックアンデッド相手にいいところがまったくなしって状態だからねえ。せめて何らかのカード技を使って、それが破られるような展開だったら、ピーコックの強さも引き立つし、話としても盛り上がったんじゃないだろうか。
 今話はそんなに不満はないんだけど、やっぱりあのミュージシャン崩れは好きになれないな。今時の若者みたいに「この現状を壊したい」とか言ったってねえ。いや、ブレイドは子供向け番組だから、きっと子供はああいう感情にも共感できるんだろう。僕も大人になってしまったと言うことなのだろうか(笑)。


3/21 第9話「戦う者の運命」

 今日も可もなく不可もなくといった出来栄え。トピックスとしてはラウズカードによる必殺技が、バイクにも応用して使うことが出来るってことかな。これを今後のアクションに柔軟に取り入れていけば、結構面白いアクションシーンが生まれるんじゃないだろうか。
 始はなんか変なミュージシャンと出会い、朔也の方は流れ的に伊坂の仲間になってしまいそうだし、この分じゃライダー同士の共闘が真に行われるのは随分先になりそうだなあ。と言うか平成ライダーってたくさんライダーが出ている割に、実際共闘して戦う場面がそんなに多くないからねえ。
 しかし何だか本来メインであるはずのブレイドが目立ってないなあ。まるでファイズのようだ(笑)。


3/14 第8話「蘇った者たち」

 なんかこう、非常につまんない話だったなあ(笑)。何と言うか、8話も放送されているのに、まだメインキャラがどういう性格設定されてるのか、よくわかんない感じだ。前も書いたけど、一真はどう見ても文武両道には見えんぞ。知的な面がまったく感じられない。カリスを完全に敵とみなしてしまうのは、まあ仕方ないとしても、話に割り込んでくる虎太郎を邪険に扱う時の態度はちょっとねえ。あのシーンは恐らくコミカル部分なんだろうけど、まったくコミカルになってないぞ。
 ま、アクションがよければドラマなんかどうでもいいやって感じではあるのだけども、肝心のアクションもなあ。ライトニングブラストって、本当に単なるキックじゃん。コンボ技にしている必要性がまったく感じられない。以前のローカストキックの方がまだカッコよく見えるというのはどういうわけか。
 というかこれは以前からそうなのだけど、どうも最近はアクションの殺陣が単調なんだよなあ。変身したら後はただの殴りっこ、蹴りっこが続くだけ。かつてのライダー達のようにジャンプして場所を移動したり、投げ技や組み技を使ったりしないぶん、なんとも見ていて飽きてしまう。そりゃ戦法も変えずにただ突っ込んでいくだけでは、何度やってもカリスには勝てんだろうよ。
 もっとアクションを立体的に見せてほしいよね。そういう意味では昭和ライダーの方がよっぽどアクションに工夫を凝らしてたよ。その前の時間にやってるデカレンジャーのアクションがいろんな意味で派手なので、少々のことをやった程度では見劣りしてしまうぞ。
 しまった、話の感想書いてないや。ま、いいか。今回はあまり進展なかったようだし。ただ1つ言うならば、割れている窓にまったく注目しない警官は間抜けだなあって事か(笑)。


3/7 第7話「囚われた2号」

 1人で行動しようとする朔也に「逃げるの?」と問いかける栞…。おいおい、つい先週逃げたのはどこの誰だよ(笑)?虎太郎もなんか歯の浮くようなセリフをベラベラと(大して感情も込めずに)くっちゃべって、そりゃ橘さんでなくとも「詩人ぶるな」と怒りたくもなってしまう。個人的にあのシーンだけは嫌い。
 始と伊坂の会話とか、伊坂率いる謎の一段の暗躍とかは面白かったけどね。あの数値でブレイドの一体何がわかっているのだろうか、非常に興味深い(笑)。話を聞くにどうやら伊坂も人間に変身しているアンデッドのようだけど、と言うことはこれからの敵はアンデッドという種族ではなく、「アンデッドが構成した組織」になるのだろうか。むしろそっちの方がちょっと面白くなりそうな気がするね。
 しかし相変わらずブレイドはいいところを見せることが出来ず、パワーが上がっている割にはアンデッドに苦戦し、さらにはカリスにも乱入されてしまった。少しはブレイドのスカッとした活躍を見てみたいもんだなあ。


2/29 第6話「カリスの正体」

 しっかし栞って女は本当に自己中心的な女なんだな。戦いをためらう一真には偉そうに説教しておいて、自分の父親が本当にアンデッドの封印を解いたかどうかもわかっていないのに、憶測だけで勝手に判断して責任を感じて消息を絶つって、どう考えても大人のやることじゃないだろう。そんな女を懸命に捜すんだから、一真も虎太郎もやはりいいやつらだ(笑)。
 それはともかく、今回はギャレンの不調の原因が自分自身の恐怖心にあるという衝撃の事実が発覚。もう少しこのネタでギャレン関係を引っ張るのかと思ったら、2話くらいのインターバルでもう理由がわかっちゃうんだもんなあ。ホントに展開の早さはすごいものがある。これに関してはファイズも見習って欲しかったところだ。でも恐怖心を克服って、ねえ…。そんなの赤心少林拳の修行やればすぐ消えると思うぞ(笑)。
 後は謎の連中が唐突に現れて、一真がさらわれてしまったわけだけど、そこでちょっとだけ生身のアクションが見られたのは良かったね。まあ、あまり上手な殺陣ではなかったけれど。どうせならライダーになった状態でも「ライダー対戦闘員」みたいな感じでやって欲しいものだ。
 しかし一真に自分の正体を詰問されている時の始の表情はなんか変。結局彼の演技力も大したことがないことが判明し、わかってはいたことだけど、ちょっとがっかり。


2/22 第5話「過去への挑戦」

 今回良かった所と言えば、一真と始が抗体について会話するシーンかなあ。カリスの正体についてはまだわかっていないとは言え、ああいう「ライダー同士の会話」って、なんか久々に見たような気がする。ファイズだってライダーは複数出ていたわけだけど、共同して事に当たるなんていうことはほとんどなかったからねえ。だからってカリスと協力体制が取れているわけではないのだけど。
 しかし登場時とは打って変わって、今度は朔也の方がヘタレ化してきているように見える。いくらなんでも一真の言葉をほとんど聞くことなく、一方的にぶっ飛ばすのは、熟達した戦士の取る行動じゃないだろう。そういう意味ではギャレンはブレイドよりはベテランのはずなのに、そのベテランらしさが感じられないのは残念だ。
 今回ではカリスの正体を知る人物も登場したようではあるが、本当に展開が早いなあ。いいのかね、こんなんで?


2/15 第4話「永遠の命の謎」

 うーん、栞が昔のことを回想するシーンは、演出があまりにもお粗末だったなあ。スタッフとしてはアニメチックな演出を狙ったのかもしれないが、あんなのアニメでもやらんぞ。と言うか4話にしてキャラの性格が初期と変わりすぎてるんだけど。一真って文武両道の天才肌のはずなんだけど、今の所一番ヘタレだもんな(笑)。
 その代わりってわけじゃないんだろうけど、朔也と始は結構おいしいキャラなのかもしれない。演技力は誰も彼もどっこいどっこいだけど、この2人は他の連中のようにダメな発音で叫びまくるわけじゃないので、比較的安心して見ていられる。
 しかし今回は全体的に詰め込みすぎたような気がする。烏丸所長に関する疑惑関連と、一真の「友達」発言に関する部分は、別の話として分けたほうがよかったんじゃないだろうか。そのせいで肝心のアクションシーンが、かつてのクウガのようにラスト5分になってしまった(これは平成ライダーのほとんどがそうだが)。しかも主役であるブレイドは相変わらず弱いしなあ。カリスにお株を奪われてしまうのも無理はない。
 個人的には結構カリスのほうが興味があるな。次回予告を見る限りだと、やはりカリスはアンデッドのような非人間になった生命体が、始と言う人間に変身しているタイプみたいだけど、そのカリスが今後ブレイドたちとどんな風に絡んでくるのか、それがちょっと楽しみだ。実際強いしね。
 最後に1つ。パズルピースを食べたってのはやりすぎ(笑)。


2/8 第3話「彼らの秘密…」

 まず最初に。広瀬栞に対する評価は、僕の中では大暴落。ボードでの先輩と言うこともあり、もっと知性溢れる女性の先輩像を期待していたのだが、結局登場したばかりの頃の園田真理みたいになっている。つーか主人公3人の中には1人も知性派がいないってことかい。脇を固める大人の俳優もいないし、ファイズのように木場勇治側の描写と対比させることも出来ないし。こりゃ厳しいねえ。
 今回はアンデッドがどこから来て、その目的が何かということが判明する回なのだが、正直雑誌とかサイトなんかでバレバレの内容をネタとして引っ張られてもねえ。今時子供だって公式サイトくらいは見てるんだろうし。ただ一真と虎太郎の掛け合いはちょっと面白かったかなあ。
 今回のアクションは、雪の積もっている場所と言うのもさることながら、ギャレンの戦闘シーンでは結構急な斜面が舞台になっていたと言うのも、あまりない場所設定だったな。勢いあまって転がりまくるギャレンはなんか滑稽だったが。そしてやっと披露されたブレイドの必殺技であるローカストキック(こんな名前でいいのか?)。てっきりコンボ技で来ると思ったら、今回はただのキックでした。ただ今回でサンダーのプライムベスタを入手しているので、次回からはサンダーキックでも使ってくれるのかな。
 そしてアンデッド覚醒の真実と、ライダーに変身することでの自分の体の危機が、これまた突然知らされる。前作ファイズの終盤で話をそれなりに盛り上げていた、「変身すると寿命が縮む」という設定が、こんな時期に表出するとはすごい意外だが、こんなに早い段階でいろんな謎をぶち込んでいいのかねえ。
 今回はカリスの出番は少なかったけど、やはり変身前と変身後とでは人格が変わっているのかな。どうせならBLACKの時みたいに、顔合わせばかりで実戦闘はもっと後伸ばしにしてもらいたいなあ。


2/1 第2話「謎のライダー」

 2話目にしてもうカリスが登場するんですねえ。しかも何だか知らないけど圧倒的に強いし。まあカリスはブレイドやギャレン以前に作られたライダーで、2人よりも基本スペックは高いと言う設定のようなので、別に不思議ではないのだけど、逆に言えばブレイドが弱すぎるんだよなあ。ブレイラウザーがないと基本的にカードは使えないはずなのに、さっさと敵に弾かれて素手での肉弾戦になってしまうし。
 ただ今話は見ている分には面白かった。戦闘シーンが単に2回あっただけでなく、その2回とも間に他のドラマを挟むことがなかったので、アクションだけを集中してみることが出来たのは何よりだった。アクションの見せ場は多いにこしたことはないからね。しかし2話目にしてもう変身ポーズがおざなりになってしまっているのは、残念だねえ。と言っても1話の変身もアクセサリーつけまくった右手をアップにされても、あまりヒーローらしくはないのであるが。
 個人的に気に入らないのは、一真が栞に説教されるシーン。内容自体は別におかしくはないのだけど、問題はそれを栞が言うってことなんだよな。仮にも一真よりも前からボードに所属しておきながら、「アンデッドって何なんだ!」という基本的な問いに答えることも出来ていないのに、偉そうに説教するなと思ってしまう。
 気に入らないと言えばOPで素顔の俳優たちが出るところもねえ。あれじゃ俳優のプロモビデオだって。まったく作品世界とリンクしてないだけに、違和感を感じてしまう。
 今回ではブレイドは仕事だから戦う、みたいな事を言っていたけど、これがいつ「自分の使命として戦う」になるのかが、とりあえずの肝なのかなあ。あとまったくどうでもいいことなのかもしれないが、いいかげん「ライダーVSライダー」はもう止めて欲しかった…。


1/25 第1話「紫紺の戦士」

 なんと言うか、初回から突っ走ってますなあ。一真と朔也の先輩後輩としての交流がほとんど描かれていない段階で、ギャレンがいきなり裏切って「ほんとに裏切ったんですか!?」とブレイドが叫んでも、正直見ているこっちは感情移入できません。
 しかしのっけからバットアンデッドと2人ライダーの戦いを描いていたのは良かった。見ている人を引き込むには十分だろう。ただやっぱりあの状況でカードを使うっていうのはなんか違う気もするけど、これは慣れの問題だと思うので、来週あたりにはもう慣れているだろう(笑)。カードを引き抜く時に、カードホルダーをバッと広げる描写はカッコいいしね。うーむ、おもちゃが欲しくなってきたかも。
 変身プロセスはまるでマスクマンのようだったけども、あれも近い将来簡略されていくだろうから、今は特に気にしていない。ただアクション面がねえ…。まあ1話の時点で言うのは何だけど、「これがブレイドのアクションか」と思えるような、ブレイド固有のアクションと言うものがまだないように思う。ギャレンの方は銃の撃つ様がゾルダよりはカッコよく見えたので、そういう意味では「プロフェッショナル」である今回のライダーらしいかな。
 ま、1話だけではまだよくわかっていないことも多いし、しばらくは黙って見続けてみるとしようか。あ、あと最後に1つ。広瀬栞は僕としてはイイと思う。龍騎やファイズのヒロインよりはマシなんじゃないかなあ。演技云々は別としてね。


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