てんとう虫コミックス第20巻


設計紙で秘密基地を!   14頁 てれびくん80年1月号(地下工事マシン)
 部屋に駆け込んできて荷物をまとめはじめるのび太。ドラえもんが理由を聞いてみると、学校の裏山で洞穴を見つけたので、そこを自分の秘密基地にしようと言う。しかしその事を大声で叫んだためにジャイアンたちに聞かれ、場所を横取りされてしまう。泣き喚くのび太にドラえもんは「設計紙」を出し、のび太に秘密基地の設計図を書かせる。それから「地下工事マシン」を庭にセットし、設計図とコンクリートを使って、庭に設計図通りの秘密基地を作る。その出来具合に満足するのび太。ドラえもんは指令室から目玉型のカメラを放ってジャイアンたちに取られた洞穴を見に行く。そこではジャイアンとスネ夫がのび太のことを思い出して笑っていた。悔しがるのび太を見てドラえもんは「ドロンコミサイル」を撃ち込んでみる。ジャイアン達はドラえもんに警告されても逃げようとしないが、そのためにミサイルで泥だらけになってしまう。「ぬけ穴ライト」を使って様子を見に行ったのび太は二人をからかう。次にしずかの様子を見に行くと、しずかは不良に絡まれていたため、「クシャミミサイル」で不良を撃退する。その時ママの声を聴いたのび太が部屋を調べると、ママが部屋に入って0点の答案を見つけていた。怒ったのび太は「ゲラゲラミサイル」を使ってママを部屋から追い出し、その隙に抜け穴から答案を取りに行くが、その穴をママに見つけられてしまい、指令室を占拠したママはのび太を監視して勉強をさせるのだった。  

 (解説)子供の秘密基地願望をここまで具現化してしまう話も、ある意味すごいですね。冒頭とラストで失敗するのび太のいつもの間抜けさがイイ味を出しています。できれば司令室以外の部屋の描写がもっとあれば面白かったと思うのですが、それは欲張り過ぎと言うものでしょうか?
ふくびんコンビ   7頁 小二79年6月号
 落ちているお金を拾おうとしたり、スネ夫からおもちゃをもらおうとしても、すぐにジャイアンに横取りされてしまうのび太。話を聞いたドラえもんは「ふくびんコンビ」を出す。福の神をのび太に、貧乏神をジャイアンにセットすると、ジャイアンに良い事が起こったときはのび太にそれがまわり、のび太に悪い事が起きる時はジャイアンにそれがまわるのだ。ジャイアンが拾おうとしたお札がのび太のほうに飛んできたので、のび太はそれを交番に届け、怒ったジャイアンが石を投げつけると、それがジャイアンのところに跳ね返ってきた。更にのび太は見つかった0点の答案の事でも怒られないが、ジャイアンは以前に叱られた事でまた母ちゃんに叱られる。父ちゃんが小遣いをあげようとしても突然上げる気をなくし、その代わりにのび太がまた小遣いをもらう。しかしのび太が転びそうになった代わりにジャイアンが転んだ時、貧乏神のスイッチを押してしまって機能が停止してしまう。ドラえもんがジャイアンの家に行ったその瞬間、ジャイアンが貧乏神をドラえもんに向けてスイッチを押してしまったために、貧乏神はドラえもんにくっついてしまい、のび太に滑ったり転んだりしないようにと注意するのであった。  

 (解説)時々こういう「むちゃくちゃなジャイアン」が出てきますね。個人的にはスネ夫のおもちゃを疾風のように盗んで去っていくジャイアンが好きです(笑)。最後のオチはのび太がひどい目に会うわけでもなく、結構平和的に?終わっている感じです。この種のオチでは「とうめいボディガードプラモ」のような強烈なヤツもあるので、少し物足りない気もしますね。
お医者さんカバン   10頁 小四79年2月号(おいしゃさんカバン)
 軽い風邪をひいたしずかはのび太の家に遊びに行けなくなり、それを聞いたのび太は頭がボーっとしているのと腹が苦しいのを風邪だと思いこんで寝こんでしまう。それを見たドラえもんは、未来の子供がお医者さんごっこに使う「お医者さんカバン」を出す。レントゲンや顕微鏡を見せた後に病気を調べてみると、のび太は風邪ではなく、食べ過ぎと昼寝のし過ぎが原因だった。飲み薬を飲んですっかり治ったのび太は、しずかにこれを使ってあげようと、途中でスネ夫が自分の風を治すように頼むのを無視して家に向かう。急いで服を脱がせようとするのび太だが、しずかの風邪はもうすでに完治していた。そこへやってきたスネ夫を治療するのを見たしずかは、今度風邪を引いたら治してくれるよう頼み、おもちを焼きに行く。そこへ今度はスネ夫から聞いたジャイアンがやってきて、胸焼けを治してくれと頼む。服を脱ぐジャイアンを制したのび太は薬を飲ませて追い返す。その時しずかがやけどをしてしまった。急いで治すのび太だったが、次々にいろんな友達が噂をききつけてやってきたため、のび太はしずかの家にいられなくなってしまい、更に薬も全部なくなってしまう。家に帰るのび太だが、今度は本当に風邪をひいたしずかがやってきた。「手遅れ」と言うのび太の言葉を勘違いしたしずかは診察してくれるように頼み、のび太は服を脱がせて診察しようとするが、現れたドラえもんが本当の事を話したためにしずかは怒り、のび太を引っかいてしまう。傷を治せないかと聞くのび太にドラえもんは『手おくれ。』と冷たく呟くのだった。  

 (解説)さすがにこの年齢になってこの話を読むと、やたらとしずかを脱がせたがるのび太の執拗な行動(笑)にばかり目がいってしまいますが、実際、今話で一番面白いのはその部分ですから、仕方ないですね。お医者さんごっこに使う機械で、風邪やその他の病気を治すことが出来るのだから、未来道具は恐ろしい(笑)。個人的にはホイホイ風邪を引いてしまうしずかや、何故か全裸になって病気を見てもらおうとするジャイアンが注目ですね。
ぼくをタスケロン   8頁 小五79年9月号(タスケロン)
 家に向かって全力疾走するのび太は、拾ってくれるように頼まれた野球ボールや迷子の子供も放って行く。その様子を見たドラえもんはのび太を叱るが、のび太はたくさんの宿題を終わらせなくてはならないので、他人には構っていられないと言う。そんなのび太にドラえもんは助け合う事の大切さを教えようと、飲むと他人を助けずにはいられなくなる「タスケロン」を出した。しかしのび太はそれを友達に飲ませて宿題を手伝わせる事を思いつき、早速ジャイアンとスネ夫に飲ませようとする。しかしそれに裏があると察した二人は、薬を全部のび太に飲ませてしまう。するとのび太は突然、ジャイアンのズボンについていた汚れを掃い始めた。薬の効き目が出てきたのだ。それを見たジャイアン達は野球の道具を家に届けるようのび太に頼み、遊びに行ってしまう。しずかを見かけたのび太は宿題の事を話そうとするが、先に荷物を届けに行ってしまう。急いで変えるのび太だが、先程の迷子の親を捜してあげたり、老人が持っている重い荷物を持ってあげたり、一人暮しの病気の人の世話をしているうちに、とうとう日が暮れてしまう。宿題が出来ずに絶望するのび太だが、そこへしずかが現れた。一日ののび太の行動をすべて見ていたしずかは、人の世話ばかりして自分の宿題が出来なかったのび太のために、一緒に宿題をやろうと言ってくれるのだった。  

 (解説)どんな時でも優しさを忘れなければ、自分にもきっといい事がやってくる。青臭い理想論ですが、それをずっと信じて作品を作り続けた作者であればこその、読者への優しいメッセージが今話には込められていると思います。今回ののび太には「宿題」という事情がありましたが、のび太は本来優しい少年であり、薬など使わなくても困っている人を助けてあげたいと思う事の出来る少年です。そんな姿を見てのび太という少年を見直すしずか。将来の二人へと繋がる伏線も描かれているような気がします。
へやの中の大自然   10頁 小六77年7月号
 家族が留守のうちに、夏休みに出かける事が出来ない代わりに、部屋の中を山奥に改造してほしいとドラえもんに頼むのび太。ドラえもんは様々な改造セットを出して、のび太の部屋の中を山奥に変えてしまう。大自然の中でのんびりくつろぐ二人だが、外から結構な雑音が入る事に気付き、「小川じゅうたん」を敷いて音を消し、更にその小川で水遊びをする。しかし今度は家にいろんな客が来て気分が壊れてしまうので、ドラえもんは玄関に「たきかべかけ」を掛けて客が入れないようにするが、そこへやってきたしずかが驚いてしまう。しずかも招き入れて遊ぶ三人だが、ドラえもんはここを金儲けに使うなと言い残して出かけてしまう。だがのび太はそれで金儲けを始めてしまい、友達を部屋にたくさん招き入れてしまう。お金を手に入れてご満悦ののび太だが、友達が部屋で暴れだし、立ちションをしたりキャンプファイアをしたりと、大騒ぎになってしまう。帰って来たドラえもんからママが戻ってくることを聞かされたのび太はみんなを追い返して部屋を片付けるが、部屋はみんなの散らかしたゴミだらけで、それを見たママは二人を叱り、のび太は山にゴミを捨ててはいけないという事を痛感するのであった。  

 (解説)テーマは「山にゴミを捨ててはいけない」という事なのでしょうか?そんなテーマが霞んでしまうくらいの、ギャグセンス満載の話ですね。人間は気付かないうちに、自然をないがしろにしているという皮肉も混じっているのかもしれません。しかし部屋の中なのに、いくらなんでもキャンプファイアもないだろ(笑)。金儲けの事を勝手に話してしまうドラは、まるで「タイムふろしき」の時のようです。
ゴルゴンの首   11頁 小六79年8月号(恐怖!ゴルゴンの首)
 毎日何かしらの理由で廊下に立たされるので、立たされても足が疲れない機械を出してくれと頼むのび太。呆れるドラえもんだが、それでも「ゴルゴンの首」と言う、箱の中に入っている道具を出す。こいつの目から出る光線は生物の筋肉を硬直させ、石のようにしてしまうのだ。そのために箱に入っているのだが、少しだけふたを空けて光を足に浴びせると、足が石のようになって疲れることがないのだ。翌日の学校で早速使ったのび太だが、タケコプターで家に帰る途中、ゴルゴンの首を裏山に落としてしまった。カメ程度の速度で移動する事が出来るゴルゴンの首を捕まえるべく裏山に向かう二人だが、そこでは先生が既に犠牲となっており、さらにドラえもんまでもがやられてしまった。助力を求められたジャイアンは一計を案じ、箱を持って裏山の奥に進む。ジャイアンが待ち伏せして、のび太とスネ夫をおとりにしようと言うのだ。慌てて逃げるスネ夫だがスネ夫もゴルゴンによって固められ、のび太は腰が抜けてうまく逃げられない。身構えるジャイアンだが、木の上から箱を落としてしまったためにゴルゴンに気付かれ、固められてしまう。しかしその時木から落ちたジャイアンがゴルゴンをふみつぶし、ゴルゴンは地面に埋まってしまう。その隙にのび太はゴルゴンを箱に入れ、みんなを元に戻した。みんなはのび太が一人でどうやってゴルゴンを捕まえたのか、不思議がるのだった。  

 (解説)「危険な未来道具」の登場です(笑)。しかし今回は結構恐い。ノリだけなら後の大長編に匹敵すると思います。もちろん状況は極めてミニマムですが。肝心のゴルゴンそのもののデザインは、あまり迫力がなく、これがかえってミスマッチ感覚を出していると思います。冒頭、廊下に立たされる理由を力説するのび太が妙に立派に見える(笑)。
実物立体日光写真   7頁 小三79年1月号
 何かをしきりに見たがるのび太を抑えるスネ夫。それはスネ夫が幼稚園の時に手に入れた日光写真の事であった。しかしのび太は待ちきれずに中を開けてしまうと、まだ写真は完全に出来ていなかった。スネ夫は最後の一枚を台無しにしたと怒り出してしまう。話を聞いたドラえもんは「実物立体日光写真機」を出した。庭に持っていってのび太をその前に立たせ、等身大の大きさの日光写真を作り出すが、なんと写真が立体となって飛び出してきた。これをスネ夫にあげることにし、試しにスネ夫の立体写真を作ってみせる。スネ夫はこれをいたずらに使おうと考え、最初に先程の自分の立体写真を使ってママを騙し、ホームビデオ用のお金をもらってしまう。次にジャイアンの写真を撮り、その写真を殴っていつもいじめられている仕返しをする。だがその頃スネ夫の立体写真は風に乗って空を舞い、歩いていた先生の頭を蹴飛ばしたり、お風呂に入っているしずかの所に飛んできて、ノゾキと誤解されてしまう。そしてジャイアンの立体写真を殴っていたスネ夫も本物のジャイアンに見つかり、スネ夫はみんなに追いかけられる羽目になってしまう。逃げるスネ夫はのび太達に『だからふろくの日光写真のほうがよかったんだ。』と叫ぶのだった。  

 (解説)日光写真というアナクロなものを材にとった今話の道具ですが、ストーリー自体は「立体コピー紙」の焼き直しですね。あちらの話がコピーによって得をする話であるのに対し、今回の立体写真はスネ夫に余計な疑いを持たせてしまうという役回りで、見事に正反対の役割になっています。まあスネ夫にハッピーエンドは似合わないと思いますが(笑)。幼稚園の頃の付録を大事に持っていたという、スネ夫の意外なセコさにも注目?ですかね。
天の川鉄道の夜   14頁 てれびくん80年2月号(天の川鉄道)
 SLに乗ってきた事を例によって自慢するスネ夫。そしてまたそれを羨ましがったのび太だが、他人をそんなに羨ましがるものじゃないと釘を刺されてしまう。その時のび太はドラえもんが落とした切符のようなものを見つけた。それは天の川鉄道の乗車券で、ドラえもんによれば、切符をその場で切るだけでSL型の宇宙船がやってきてくれるという。それに乗る事を決めたのび太はみんなにその事を話し、その日の夜中、裏山で切符を切ると空から天の川鉄道のSLがやってきた。真偽を確かめにやってきたみんなと共に乗車するのび太。汽車はオンボロメダ発ハテノ星雲に向けて出発するが、のび太達以外誰も乗っていないため、4人は心配にになってしまう。車掌は「あれ」が発明されたためにSLが廃れてしまったと話す。その頃ドラえもんは、部屋にいないのび太のことを案じていた。宇宙でのび太たちは美しい宇宙の光景に見とれるが、途中でワープ航法に入ってしまい、4人は退屈してしまう。一方のドラえもんは自分が切符をなくした事、それをのび太が持っていった事に気付いていた。のび太達は終点であるハテノ星雲のはじっこの星に到着したが、その星は見渡す限りの荒野だったため、4人は地球へ帰ろうとする。しかし車掌は「あれ」が発明されたために今回でSLの運行は最後だと言い残して消えてしまった。泣き叫ぶのび太達だが、そこへどこでもドアを使ってドラえもんがやってきた。車掌の言っていた「あれ」=どこでもドアが発明されたために、不便なSLは廃止され、ドラえもんが持っていたのは記念のつもりで買った切符だったのだ。  

 (解説)言うまでもなくこれは宮沢賢治の代表作であり未完でもある「銀河鉄道の夜」と、掲載当時大人気だった松本零士のマンガ「銀河鉄道999」をモチーフ、というかパロった作品です。個人的には最後のオチが大好きですね。何度もセリフに出てきた「あれ」なるものが、読者もよく知っているものだったと言う事に、なんかやられたという感じがしました。SLのデザインもシンプルなもので、かえって郷愁をそそる感覚が出ています。車掌はモロに「999」のパロなのも楽しいですね。これでアニメ時の声優が肝付氏だったら完璧(笑)?
プッシュドア   8頁 小五78年9月号
 今日もまた寝坊して急いで学校に向かうのび太。今日は間に合いそうであったが、算数の教科書を忘れたためにひきかえして来たので、結局遅刻してしまう。泣きつかれる事を予想したドラえもんはあらかじめ部屋のドアに何かを貼りつけておく。帰ってきたのび太は予想通りにドラえもんに泣きついてきたが、ドラえもんはドアに貼りつけた道具・「プッシュドア」を示した。全部で12個のボタンがあり、ボタンの裏に行き先を書いておくと、部屋のドアからそこへ自由に行く事が出来るようになるのだ。試しに学校と書きこんでボタンを押すと、のび太の教室に通じるようになった。のび太は次にしずかの部屋や映画館へとドアが繋がるようにし、さらにジャイアンの部屋にも行けるようにしてしまう。いじめられた仕返しにジャイアンを蹴飛ばし、ドアの入り口を消して隠れるのび太だが、何度もやっているうちにからくりがジャイアンにばれ、のび太はギタギタにされてしまう。帰ろうとしたジャイアンがボタンを押すと、ドアは映画館の入り口に繋がったが、映画はもう終わってしまい、帰ろうとするお客が大勢、ドアを通ってのび太の部屋に入ってきてしまうのであった。  

 (解説)今回登場の道具「プッシュドア」。ドラはこれを「どこでもドアより手軽さ」と言っていますが、見る限りではどこでもドアの方が使い勝手がよさそうなんだけど(笑)。そのせいかどうかは分かりませんが、あまり特別注目すべき点のない話となっています気がしま。ですが、冒頭のドラの予測や、のび太を待ち構えている時のジャイアンの表情などが笑いを取っていますね。
チッポケットニ次元カメラ   10頁 小四79年8月号(チッポケット2次元カメラ)
 ママが物置を整理しているのを見かけたのび太は、慌てて物置の中のマンガ雑誌の束を部屋まで持ってくる。のび太はママがこの雑誌を捨ててしまうであろう事を察知し、ドラえもんに助けを求めてきた。ドラえもんはのび太に「チッポケットニ次元カメラ」を出し、雑誌をそのカメラで撮ると、雑誌が消えてしまった。ママをやり過ごしたのび太が雑誌のありかを聞くと、なんと雑誌は写真の中に入ってしまっていた。三次元の物体を二次元の写真の中に入れることができ、お湯をかけると元に戻すことが出来るのだ。のび太はこれを使って物置の荷物を全て写真の中に入れ、更にこれを使って商売をしようと考えたためにドラえもんは止めようとするが、写真に閉じ込められてしまう。そして友達が持っているたくさんの漫画や人形、果てはジャイアンの母ちゃんや自動車まで預かるが、写真をしまう場所に悩んだのび太は、居間にあったアルバムの中に入れてしまう。そこへやってきたママのお客は、アルバムに変な写真が入っているのを見て不思議がり、更にママがお茶のお湯をこぼしてアルバムにかけてしまったために、写真の中のものが全て元に戻ってしまった。騒ぎを知ったのび太はママから逃げるために自分を写して写真になってしまうが、風に吹き飛ばされてどこかへ飛んでいってしまう。お湯をかけないと絶対に元に戻れない状態になってしまったのび太を心配するドラえもん。夜、写真ののび太はドブの中に落ち、ドラえもんにも気付いてもらえない。しかしそこにやってきた酔っ払いの立ちションを浴びることで、何とか元に戻るのだった。  

 (解説)ドラ世界の魅力である「次元の超越」を巧みに使っての、楽しい話に仕上がっています。お湯を浴びて一気に全部が元に戻ってしまった時の「ジャーン」という擬音も面白いのですが、やはり最大の見所であり笑い所は、ラストのオチでしょう。まさかいきなり下ネタに走るとは夢にも思わなかった(笑)。たしかにおしっこも暖かいことは暖かいですからね。「思い出したくもない」のび太の気持ちもよく分かるというものです。やはり野比家のお客は何かしら経験することになるんだなあ…(笑)。
ツモリガン   7頁 小二79年12月号
 山のように積まれたドラやきを、今まさに食べようとするドラえもん。しかしそれは夢で、のび太に起こされてフイになってしまう。のび太はジャイアンに殴られそうなので何とかして欲しいと頼むが、腹を立てたドラえもんは道具を出そうとしない。助けてくれたら貯金の分だけドラやきをプレゼントするとのび太に言われ、ドラえもんはやっと「ツモリガン」と言う道具を出す。これを持って二人はジャイアンの所に行き、ドラえもんはのび太に、ジャイアンに向かってツモリガンを撃たせる。するとジャイアンはその場で眠ってしまい、夢の中でのび太をコテンパンに殴り、目が覚めるとすっきりしたように去っていった。これからしようとしている事を夢に見させ、実際に行ったように見せる道具なのだ。ドラえもんはのび太にドラやきを買ってもらうため、宿題をさせようとするママにも夢を見させてしまう。それを見たのび太は自分もツモリガンでジャイアンをやっつける夢や、しずかをお嫁にする夢を見る。待ちくたびれたドラえもんが催促するが、のび太はドラえもんに向かってツモリガンを放った。ドラえもんは眠り、夢の中でドラやきをたくさん食べ、のび太にドラやきはもういらないと言うが、実はそれはのび太の見ていた夢であり、のび太よりも一瞬速く、ドラえもんがツモリガンをのび太に撃っていたのだ。眠るのび太を連れて、ドラやきを買いに行くドラえもんであった。

 (解説)20巻には中毒とも言うべき、ドラのドラやきに対する異常なまでの嗜好が描かれている作品が二つあります(二つ目はもう少し後)が、今話では夢を邪魔されたためにのび太を助けないという、いつもなら考えられない行動に出てしまいます。これでいいのか、ドラえもん(笑)。これ以降、「ドラやきにつられるドラ」の描写もエスカレートしていくことになります。ちなみに今話では射撃の名手ののび太がドラに早撃ちで負けてしまっていますが、この時期は「射撃の名手」という設定が忘れられている頃だったので、これも仕方がないですね。
アヤカリンで幸運を   11頁 てれびくん80年8月号(アヤカリン)
 のび太が学校から帰ってきた。二階へ上がってくるその足音から、今日もろくな目にあっていないとドラえもんは推察するが、果たしてのび太はお金まで落としてしまっていた。いつかきっと春が来ると取り成すドラえもんだが今すぐ春にして欲しいとのび太に頼まれ、仕方なく「アヤカリン」という薬を出す。これを飲んでから良い事のあった人に触ると、その人の幸運を分けてもらえると言うのだ。これを飲んで、親からスイス製の時計をもらったと言う友達に触ってみるのび太。家に帰ると親戚のお兄さんが来ており、ヒッチハイクの途中で買ったと言う砂時計を土産として貰う。触られた人に良いことがあった時から時間がたっていくと、だんだんアヤカリンの効力は薄れていくのだ。良い事があった人を捜しにいったのび太は、ドブさらいをしていたらダイヤの指輪を拾ったと言う友人に触り、家の前のドブさらいを始めるが、それが5日前のことだったため、10円玉が出てきただけであった。そこへやって来たしずかから、今日のテストで100点を取った事を知り、0点だったのび太は急いで触ろうとするが、ドブさらいで手が汚かったために触る事が出来ず、家ではママがテストの事を聞いてくるので、公園の水飲み場で手を洗ってどこでもドアでしずかの許へ行くが、例によってしずかは入浴中だったため、家の外で待つ事にするが、その間にジャイアン達から野球に誘われてしまい、仕方なく付いて行く事に。だが全くやる気のないプレイにジャイアンの怒りも限界寸前になり、さらにホームランを打った相手側の選手の幸運を分けてもらうために握手をしてしまい、追い出されてしまう。遅れてやってきたしずかとのび太は握手するが、家ではママがすでに答案を見つけていた。しかしそこに採点を間違えていたと先生が現れ、点数を30点に直してくれるのだった。  

 (解説)良い事のあった人を捜すために奔走したり、触ったにもかかわらず良い目にあえなかったりとう今話ののび太は面白いですね。足音で今日ののび太を推察するドラもさすが、長年の付き合いですね(笑)。のびドラが走り回っているためか動きのある展開になっており、読んでいて楽しいものになっています。話に直接連鎖しないところでも、のび太が良い事のあった人を捜しているときに出会う、気難しそうな顔をした友達や、野球で失敗ばかりして睨みつけるジャイアンの図など、随所に笑いが散りばめられており、作品の雰囲気を更に楽しいものにしています。
へやいっぱいの大ドラやき   10頁 小六79年1月号(細菌を利用してドラやきを作ろう)
 コーラを飲んでいてママに叱られたのび太が愚痴を言いながら部屋に戻ると、ドラえもんが大きな機械を出して、何かをしていた。のび太が問いただすとドラえもんは慌てて機械をしまったため、のび太はドラやきでドラえもんをつり、初めは躊躇していたドラえもんも目の前に出されたドラやきに我慢できず、「イキアタリバッタリサイキンメーカー」を紹介してしまう。これは新種の細菌を作り出す実験装置で、ドラえもんは水からドラやきを合成する菌を作ろうとしていたのだが、行き当たりばったりなのでなかなかうまく行かないという。そう言っている間に新しい細菌ができ、ドラえもんは様々な物で試すが、その時のび太がくしゃみをしてしまったために菌が飛び散り、かぶったドラやきが消えてしまう。その菌はドラやきから空気を作る菌だったのだ。うんざりしたドラえもんは外に出て行き、のび太は適当に細菌を作ってみるが、あまりろくな物が作れない。そんな中で、葉っぱを溶かして水のようにしている細菌を見つけたのび太がその液体を飲んでみると甘い味がしたので、たくさんの葉っぱで試してみると、美味しいジュースになった。友達にもご馳走して評判を得たのび太は、このジュースを売り出す事を考えて部屋に戻る。すると作った菌のうちの一つがドラやきの形になって膨らんでいた。自分の小遣いでドラやきを買って帰ってきたドラえもんは、それを見て仰天する。その菌は「ドラや菌」と言って、空気がある限り無限に膨張して、遂には地球を押しつぶしてしまうと言う。菌を消すのも手遅れで、部屋から押し飛ばされてしまう二人。しかしその時ドラや菌は何故か消滅した。先程のドラやきを空気にする菌に触れたのだ。だがドラえもんの買ってきたドラやきまで消えてしまい、ドラえもんは泣いて悔しがるのだった。  

 (解説)理屈っぽい科学公証とナンセンスギャグを取り混ぜた、ドラ世界のお手本のような話です。道具のネーミングもさる事ながら、「取り扱いを誤ると、人類を絶滅させかねない危険な道具」をドラやき一つでのび太に貸してしまう辺りが、ドラらしいばかばかしさでいいですね。これがいわゆる「ドラやき中毒」なわけです(笑)。中期以降のドラの新たな個性と言うわけで。ファンの間で伝説になっている「ドラや菌」も面白い(笑)。
出てくる出てくるお年玉   10頁 小四79年1月号(お年玉ぶくろ)
 お年玉の額でパパと口論するのび太だったが、結局理屈負けして部屋に戻ってくる。それでも文句を言うのび太にドラえもんは3種類の「お年玉ぶくろ」を出し、その中から「うめ」の袋をのび太に渡す。喜ぶのび太だったが中身は空っぽで、これは人に親切にして「ありがとう」と言われると10円ずつ出てくる「ごほうび型」なのだ。早速居間に降りて、パパが探しているライターを持ってきて、10円だけ手に入れる。しかしママから襖の開け放しの事で怒られると、10円が消えてしまった。怒られるとお金が消えてしまうので、のび太は次に叱られるとお金が出てくる「なぐさめ型」の「まつ」の袋を貰い階下に下りるが、パパ達は出かけてしまう。痛い目にあってもお金が出ると聞いて自分の頭を殴ってみるが、出たのは1円だけで、ドラえもんがハンマーで殴ると39円出てきた。嫌になったのび太は「たけ」の袋を出してもらう。これは無駄を省いた分の金額が出てくる「せつやく型」で、のび太は一度かんだちり紙を乾かしてまた使う事を思いつくが、そのために用もないのに鼻ばかりかんだために、無駄遣いと見なされてお金は消えてしまう。のび太は金を手に入れるために極端なまでの節約をし始め、ストーブを止められたドラえもんは凍えてしまう。だが夜になって帰ってきたパパ達はその事でのび太を叱り、のび太はドラえもんに「まつ」の袋と取り替えてくれるよう頼むが、ドラえもんは『いまさら手おくれだ。』と呟くのだった。  

 (解説)3種類あるお年玉袋を使っての、のび太のそれぞれの行動が面白いですね。特に松の袋を使っている時に、何の断りもなくいきなりハンマーでぶん殴るドラはすごい(笑)。「1284円出した人は半年入院した」というのもウケます。のび太の極端な節約も見所です。確かに無駄は良くないですが、節約の観点がずれている所がいかにものび太らしいですね。
バランス注射   4頁 小三76年1月号(バランスちゅうしゃ)
 凧上げをしていたら転んでしまったのび太。その時に凧を木の枝に引っ掛けてしまい、さらに転んだ時に落としたお年玉を少しなくしてしまった。服を汚してママにも叱られたのび太は新年早々落ち込んでしまうが、そこでドラえもんは「バランス注射」を取り出す。この注射をさすと、良い事と悪い事との釣り合いを取ることが出来るのだ。するとのび太にタレントの山ざくらもも子からのファンレターの返事が届いた。それをしずかに見せに行ったのび太は途中で叔父さんに会ってお年玉を貰い、さらに先程の凧が風で下に落ちているのを発見する。しずかの家ではみんなが集まってトランプをしていたが、何度やってものび太が勝ってしまう。そこへしずかが、のび太が以前欲しがっていたシールをあげようとするが、これ以上良い事があると後で悪い事に会うと、ドラえもんが止める。家に帰ってテレビを見る二人だが、番組の抽選で自転車がのび太に当たってしまったため、二人は震え上がってしまうのであった。  

 (解説)20巻中では比較的古い時期の話ですが、4ページと言うごく短いページ数の中で、面白いギャグ話として完成されているあたり、作者の非凡さを改めて理解できますね。無駄のない構成と展開は、今見ても新鮮で、そして面白い作品としています。個人的には扉ページの「やじろべえのび太」がなんか好き(笑)。
宇宙探検すごろく   7頁 小一79年2月号(うちゅうたんけんすごろく)
 一緒にすごろくをしようとしずかを誘うのび太だが、スネ夫たちとゲームをしていた為に断られてしまう。話を聞いたドラえもんは「宇宙探検すごろく」を出した。のび太は改めてしずか達を誘い、ドラえもんは4人をすごろくの箱の中へと連れて行く。小さくなって箱の中に入り、乗り物に乗って実際に探検しながら進むのだ。途中スネ夫が一回休みとなり、のび太としずかは森を避けて進む。遅れたじゃいあんとスネ夫は森の中を進むが、怪獣に出会ってしまった為に振り出しに戻されてしまうが、二人は飛び降りて、歩いてゴールまで行こうとする。のび太達は早くもゴールするが、ジャイアン達はまだやってこない。箱を開けて見ると、二人は道に迷ってうろうろしているところであった。  

 (解説)小さくなってすごろくの世界を冒険するという、遊び心の溢れた話になっています。子供の持つストレートな願望をそのまま具現化するという、「未来道具」の根底に流れている観念を見事に表しています。ジャイアン達の行動はある程度予測つきますが、すごろくでバカにされたくらいで、何故か怒り出してしまうドラもなんか可笑しいですね。
ココロコロン   7頁 小一79年11月号
 人形を犬がくわえているのを見たしずかは、人形を助けてくれるようのび太に頼み、のび太の捨て身の突っつきで人形は助かる。ドラえもんに人形の持ち主を探すよう頼む二人だが、ドラえもんも持ち主を探す機械は持っていなかった。そこでドラえもんは人形の心が表情でわかるようになる「ココロコロン」を振りかけ、その人形の表情を見て、持ち主の家を探すことにする。人形が嬉しそうな顔をすれば、その方角に持ち主の家があるのだ。三人はやっと持ち主の家にたどり着くが、当の持ち主はその人形は捨てたものだと言って受取らない。仕方なくしずかが預かることにするが、人形は寂しがって泣き出してしまう。しずかに頼みこまれたドラえもんはある道具を取り出した。その夜、持ち主の少女は不思議な夢を見た。人形を父親から貰い、それからずっと人形と過ごしてきた日々の夢を。それはドラえもんが「オモイデコロン」を使って、人形の中の思い出を浮かび上がらせているのだった。そして持ち主は再び人形を自分のものにし、それを見た三人は安心して帰って行くのだった。  

 (解説)「物を大事にしよう」というテーマなのかと思いきや、今話はそんな単純なものではありません。今話で一番大切なのは「思い出」だと思います。物はいつか古くなり、捨てなければならない時がやってくる。それは仕方のない事だと思いますが、大切なのはその物との思い出を失わないこと。思い出を持っていればいつまでもその物は自分の心の中で生き続ける。だから思い出まで失ってはならない。そんなメッセージが根底にあると思います。もちろんギャグの要素も忘れてはおらず、へっぴり腰で犬から人形を取ろうとし、その後ボロボロにやられてしまうのび太や、そんなのび太を気にも止めないしずかがイイ味を出しています(笑)。
雪山のロマンス   10頁 小六78年10月号(14年後、ぶじ(??)しずちゃんと結婚)
 一緒に宿題をやろうとしずかを誘うが断られたのび太は、将来しずかと結婚する運命でありながら、そんな様子を微塵も感じられない現在の状況に、将来を心配し始めた。自分も前々から気になっていたというドラえもんと共にタイムテレビで14年後の様子を見てみると、しずかから雪山登山に誘われたのび太が、いかにものび太らしい理由で断っているところだった。だがその後の様子を見ると、なんとしずかは雪山で遭難してしまっていた。風邪で寝こんでいる未来ののび太に変わって、現代ののび太がタイムふろしきで大きくなり、助けに行くことにする。この時の活躍で自分に惚れ直すと考えたのび太は勇んで山に向かう。だが、しずかの荷物を持てなかったり、間違えて世界地図を持ってきてしまったりと、相変わらずのパターンでしずかを困らせてしまう。とりあえず岩穴の中に避難する二人だが、ここでものび太は失敗ばかりで、逆にしずかに頼る結果になってしまう。さらに吹雪が止んで下山する時になっても転んでメガネをなくしてしまい、最後までしずかに頼りっきりになってしまった。絶望して帰ってきたのび太達が再びタイムテレビを見ると、しずかは「そばについててあげないと、危なくて見てられない」という理由で、のび太との結婚を承諾した。こんなみっともないのは嫌だと叫ぶのび太に、ドラえもんはもう少し逞しい男になれと諭すのであった。  

 (解説)のび太としずかが結婚するという未来は結構早い時期から判明していますが、今話では結婚に至るまでの道・第一弾と言うことで、二人の婚約について描いています。でもその結果はさすがに情けない物で、のび太も「まっぴらだ」と叫ぶようなものでした。まあ確かに14年たっても子供時代と同じようなことをしていれば、普通はダメでしょう(笑)。でもしずかは、冒頭でドラも言っているように「いい子」であったからこそ、のび太と結婚する気になったのかもしれませんね。のび太もさすがに多少は反省したのか、ここからまた少し未来は変わり、「のび太の結婚前夜」へと繋がる事になります。
超大作特撮映画「宇宙大魔神」   22頁 小四79年11月号(イージー特撮カメラ)
 のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんはドラやきを接写していた。次にドラえもんは飛びあがって喜んでいる様子をのび太に写させる。それを映写してみると、画面の中では大きなドラやきの上でドラえもんが喜んでいた。そのカメラは「イージー特撮カメラ」と言って、手軽に特撮映画を作る事が出来るカメラなのだ。これを使って映画を撮る事を考える二人だが、誰が主役をやるかで口論となり、とりあえずしずかを誘いに行く。するとしずかの家にいた出木杉も参加し、彼がアニメ用に書いたと言う脚本・「宇宙大魔神」を撮影する事に決めた。ドラえもんは地下室を簡単に作る「ポップ地下室」等の様々な道具を出して撮影準備をはじめ、のび太も俳優達を集めるが、ジャイアンにだけは話さないでおくことにする。そして撮影は開始され、町が破壊されるミニチュアのシーン、ヒーロー・ウラドラマンの登場シーンなど、順調に撮影は進んで行くが、裏山でのロケ中にジャイアンが現れた。スネ夫はなんとかごまかして、本人が気づいていないうちに宇宙大魔王の役を押し付ける。自分が主役だと思いこんでいるジャイアンは店番があるので撮影を早く終わらせるように言い、ジャイアンの登場シーンだけを撮影するが、みんなはジャイアンには内緒で試写会を行うことにする。だがそこへジャイアンが現れ、自分が悪役の魔王役である事を知って激怒するが、みんなは既に全員立ち去っていたのだった。  

 (解説)自分で特撮映画を取ってしまうと言う、誠に特撮ファン泣かせの道具ですが(笑)、基本的には「こんなこといいな」の世界で、そこから大きく逸脱しているようなことはありません。既存の様々な道具が大挙登場しているところも、ファンには嬉しい所ですね。スネ夫のおべっかとジャイアンの横暴さも相変わらずで、そこに登場したばかりの出木杉も加わり、今話ではドラ世界のキャラの魅力を再確認できます。しずかのボツ衣装は、のび太は「あれでいいと思う」と言ってますが、あれじゃどう見ても魔女だよなあ(笑)。あとはウラドラマンのカッコ悪さ(笑)も特筆点ですかね。



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