てんとう虫コミックス第26巻


テレビとりもち   11頁 てれびくん81年11月号
 テレビでも宣伝されている、発売されたばかりの「宇宙アドベンチャーゲーム」。これをスネ夫に自慢されたのび太は羨ましがってママに催促するが断られる。のび太はテレビで欲しいものが宣伝されるたびにママに催促するため、終いにはママを怒らせてしまう。そんなのび太にドラえもんは「テレビとりもち」を出す。これを使ってテレビの中のものを取り出すことが出来るのだ。試しに「タクアンガム」を取り出して効果を確かめる二人。のび太は近日発売予定のラジコンカーをそれで入手し、スネ夫に自慢する。しずかにとりもちのことを話したのび太はしずかにも何か取ってあげようと家に連れてくるが、コマーシャルがやっておらず、チャンネルを回しても面白いコマーシャルがやっていない。そのうちに番組が始まってしまうが、その番組にしずかがファンの歌手・松田なお子が出ているのを見たのび太はとりもちで取り出し、しずかにサインを頼んでしまう。恥ずかしがりながらも感謝するしずか。ママに怒られた二人はテレビを見るのをやめるが、しずかから話を聞いたジャイアンがとりもちを借りていってしまう。「ウルトラセブンイレブン」を見ながらコマーシャルを待つジャイアンは、コマーシャルで紹介されたラーメンを取るのに失敗し、それでももう一度テレビにとりもちを突っ込むと、画面が変わって先程の番組に出ていた怪獣にとりもちを掴まれ、そのままテレビの中に引っ張られてしまう。家でテレビを見ていたドラえもんとのび太は、ジャイアンが出ているその番組を見て驚くのであった。  

 (解説)今話は道具や話よりも、様々なコマーシャルとそこで紹介される商品に注目すべきでしょう。ここまでコマーシャルを重要視したマンガも珍しいのでは(笑)?僕としてはやはり「ウルトラセブンイレブン」がヒットですが、「タクアンガム」や「DOKUSOUGAN」も面白いですね。
地震なまず   8頁 小五81年1月号
 スネ夫の家に遊びに来ていたのび太は、突如発生した地震にビックリして家中を走り回り、挙げ句の果てにゴミ箱に頭を突っ込んでしまうという失態を演じてしまう。それを見たスネ夫はみんなに言いふらそうとし、慌てたのび太はドラえもんに助けを求める。呆れながらも「地震なまず」を取り出したドラえもん。狙う人物の足下の地面にとりつき、その人が「地震」というと、その人だけを地震のように揺らしてしまうのだ。これをスネ夫の足下にくっつけた二人は、「地中レンズ」でなまずを確認しながらスネ夫の後をつける。スネ夫はジャイアンに話そうとするが、「地震」と言った途端にスネ夫は揺れだし、驚いてポリバケツのゴミ入れに突っ込んでしまう。だがスネ夫は懲りずに他の友人にも話そうとするが、そこでもやはり地震が起き、スネ夫はドブに落ちてしまう。家に帰って対策を練るスネ夫は、「地震」という言葉を紙に書けばなまずの力も無効になることに気づき、そのようにしてしずかに話そうとする。だがのび太達との会話でうっかり「自信」と言ってしまったために地震は発生し、慌ててしずかのスカートの中に逃げ込んでしまい、しずかに嫌われる様を満足げに見て、のび太とドラえもんは帰っていくのだった。  

 (解説)道具を使う理由も情けないですが、今話で目を引くのは何としてもみんなに言いふらそうとするスネ夫の根性です。のび太をバカにすることに情熱を注ぐ骨川スネ夫の面目躍如と言ったところでしょうか(笑)。「地震」と「自信」という同音異義語のオチも、自然な流れとして話の中に組み込まれているので、素直に楽しめる一編になっています。
「真実の旗印」はつねに正しい   10頁 小六81年1月号(「真実の旗印」はすべて正しい)
 のび太は宿題を忘れたり居残りさせられるたびに言い訳をするが、全部先生やママに見破られて怒られてしまう。そのことを嘆くのび太にドラえもんは「真実の旗印」を出した。これを押し立てておくと、あらゆる事が正しいと認知されるようになるのだ。それを使って、0点の答案のことでのママの小言を逃れるのび太だが、すぐに調子に乗ってしまい、旗をドラえもんに帰さずにずっと差しっぱなしにしてしまう。翌日になっても遅刻や宿題のことで先生を言いくるめたり、しずかを家に誘って宿題をさせたりと、自分勝手な行動を取り始める。スネ夫のラジコン飛行機を借りて遊ぶのび太だが、その飛行機がジャイアンにぶつかってしまった。スネ夫に殴りかかるジャイアンを見て、のび太は「怒った方が殴られるもの」と言いだし、ジャイアンはスネ夫に自分を殴らせる。だがスッキリしないジャイアンはそこらじゅうの友達に自分を殴るように命令し、その光景を見て笑うのび太。しかしその時吹いた風で旗が外れてしまい、気がついたみんなは全員でのび太を追いかけ回すのであった。  

 (解説)今話の道具も「ソノウソホント」とか「うそつ機」の系譜に連なる、「嘘が本当になる」道具の一つですね。ただ、今回はドラがやけに簡単に道具を出してしまうので、そこが少し不満です。「適当な理屈を付けて正当化する」という道具の機能も、後年の「腹話ロボット」のインパクトに比べるとちょっと物足りませんね。
ユニコーンにのった   14頁 てれびくん81年12月号(空想動物サファリパーク)
 しずかの家で、しずかの描いたユニコーンの絵を見せてもらうのび太だが、のび太はユニコーンを知らないためにしずかやスネ夫に笑われてしまう。それに怒ったのび太は知ったかぶりをして、ユニコーンに会わせてやると言ってしまう。しずかからユニコーンが空想上の動物であることを聞かされたのび太は慌てるが、話を聞いたドラえもんは落ち着いた様子でその頼みを聞き入れ、「サファリクラフト」を出した。三人乗りのためにくじで乗員を決めるドラえもんだが、外れてしまったスネ夫がドラえもんを突き飛ばして勝手にクラフトを動かし、いずこかへと移動してしまった。見たこともない場所に出てきた三人だが、操縦できないためにクラフトは墜落、壊れてしまう。困る三人の所に、霧の向こうからユニコーンが現れた。のび太としずかは喜ぶが、信じないスネ夫はぬいぐるみかと思ってチャックを調べたり、夢かと思って二人に自分をひっぱたかせ、ユニコーンに蹴飛ばされて遠くに吹っ飛んでしまう。二人はユニコーンと共に捜索に向かい、小さな妖精に教えてもらってスネ夫の所へ急ぐ。そこではスネ夫が湖で溺れていた。助けに向かうのび太だが、しずかに泳げないことを指摘されて思い出し、のび太も溺れだしてしまう。そこへ人魚が現れ二人を助け出した。まだ信じないスネ夫はこれをロボットだと思いこんでスイッチを探そうとするが、今度は湖の底から巨大な竜が姿を現した。逃げまどう三人だがスネ夫は恐怖のあまり気絶してしまう。だがその時電撃のようなものが走り、竜はおとなしくなって湖に戻っていった。そしてやって来た別のクラフトからはドラえもんが出てきた。ここは、既存の動物に遺伝子改造を加えることで空想上の動物を生み出し、それを飼い慣らしている22世紀の空想動物サファリパークだったのだ。その時気がついたスネ夫は話をろくに聞かずに再びユニコーンのボタンを探そうとするが、ユニコーンにフンをかけられ、生き物であることを納得するのであった。  

 (解説)藤子F先生らしい、夢のある未来世界が描かれています。「遺伝子改造」と言うのは現在でも様々な問題や危険性を孕んでいますが、その技術を生かして空想上の動物を作るというのは、作者自身の夢であり願望であるような気がします。ストーリーを見ると、今話はスネ夫が大活躍といった感じで、特にクラフトに乗ろうとするドラを突き飛ばすところなんかは、ジャイアン並みのわがままぶりですね。こういった「スネ夫らしい魅力」を新作大長編でも早く見られるようになって欲しいものです。
どんぶらガス   7頁 小一80年7月号(ドンブラガス)
 外が気持ちいいので空き地で昼寝を始めたジャイアンは遊びに来たのび太達を追い出してしまい、のび太達は仕方なく家に帰る。話を聞いたドラえもんはかけると地面の中を動くことが出来るようになる「どんぶらガス」を出し、のび太に吹きつける。するとのび太の体は見る見るうちに地面の中に沈んでいってしまった。のび太は地面から顔を出してママを驚かしたり、地面の中のモグラを見かけたりする。そして立ち話をしているスネ夫としずかを見つけたのび太は二人にもガスをかけ、地面の中で楽しく遊び始める。だが勢い余って飛んでいったボールが地上に飛び出してしまい、空き地で寝ていたジャイアンは驚く。その様子を地中から見ていた四人は更にジャイアンが寝ているシートをひっくり返し、地面から腕だけを突きだし、仰天したジャイアンは空き地から飛びだして行ってしまう。改めて空き地で遊ぶ四人に、「そこにはおばけがいる」と叫ぶジャイアンであった。  

 (解説)「どんぶら」の名前が付く道具は全部で三つありますが、「ドンブラ粉」と「どんぶらクリーム」が同じようなオチであったのに対し、今話は全く違うストーリー構成になっています。「道具を使っての遊び」と「敵役への仕返し」という二点を両立させており、ページ数が少ないので無駄もなく、のんびりした気分になりながらもドラらしい楽しさを味わえると思います。
アワビとり潜水艦出航   9頁 小三81年9月号(ラジコンせん水かんセット)
 夏風邪を引いてしまったのび太。そこへスネ夫が四畳半島の別荘に誘いに来たが、風邪を引いているからと誘うのをやめてしまう。風邪を引いていることを知っていて、わざと誘ってきたスネ夫の真意に気付いていたのび太だったが、それでも「サザエが食べたい」などと言いだし始める。そこでドラえもんは「ラジコン潜水艦セット」を出した。潜望鏡を部屋の天井につけ、潜水艦を近くの川に沈めて、潜望鏡でラジコンからの視点を見ながら操縦機で海へ向かって移動を開始する潜水艦。四畳半島までの航路を書き込んだ地図をセットして自動操縦に切り替え、その日は眠りにつく二人。そして翌日、潜水艦は島に到着していた。潜望鏡で覗くと、別荘から出てきたスネ夫が海にゴミを捨てていた。二人は懲らしめるためにタコスミ魚雷を発射し、スネ夫を真っ黒にしてしまう。スネ夫はジャイアン達と一緒に海で泳ぐが、海の中で人魚を見かけて驚く。だがそれは潜水艦から映し出されたスライドだったので、ジャイアン達を連れてきても何もいない。二人は潜水艦でサザエを採り始めるが、たくさんのサザエを採っている潜水艦を見かけたスネ夫は潜水艦からサザエを奪ってしまう。怒った二人は吸盤を使ってスネ夫を吸い付け、サザエとスネ夫の海水パンツを取ってしまう。そのため陸に上がることが出来なくなってしまうスネ夫。潜水艦を呼び戻した二人は潜水艦を回収するが、持ってきたサザエの中にスネ夫の海水パンツが混じっているのを発見し、返した時のスネ夫の反応を想像して笑い合うのであった。  

 (解説)これまた「乗り物シミュレーション」の道具ですが、今話では潜水艦を乗り回すことはあまり重要視されていません。どちらかと言えば今話もスネ夫が活躍?している話のように思いますね。海にゴミを捨てたり、ラジコンからサザエを奪ったりと、本当に大活躍しています。26巻はスネ夫の活躍話が多いのでしょうか(笑)?
ビョードーばくだん   8頁 小五80年9月号(ビョードー爆弾)
 相変わらず真っ昼間から昼寝をしているのび太。それを注意するドラえもんだが、のび太は自分が何かをやろうとしてもきっとどこかでずっこけると言い、人間同士で差があるのは不公平とまで言い出してしまう。それを聞いたドラえもんはためらいながらも「ビョードーばくだん」を出す。爪の垢を煎じた汁を爆弾に詰め、それを発射して灰を空中から町中に散布すると、浴びた人間全てがのび太と同じような人間になってしまうと言う。そして翌日、遅刻して慌てて登校するのび太だが、しずかや他のみんな、更に先生までも遅刻してしまった。宿題も全員忘れてしまい、授業もろくに出来ずマラソンでも差ができず、さらにのび太と一緒にみんながドブに足を突っ込み、一人喜ぶのび太。腹を立てたジャイアンはのび太に殴りかかるが、同じ強さになっているために勝負がつかない。更に嬉しがってのび太が帰宅すると、部屋ではドラえもんが昼寝をしていた。ママは買い物に行ったまま戻っておらず、テレビのニュースを見る二人だが、アナウンサーは難しい漢字が読めないと言ってニュースをやめてしまい、さらに面倒になったのでしばらく会社を休むことにしたと言うパパが帰ってきた。夜遅くになってママが帰ってきたが、ママは夕飯の買い物をどこかに忘れてきてしまっていた。さすがに困り果てたのび太はドラえもんに元に戻すよう頼むが、ドラえもんも元に戻す方法を忘れてしまっているのであった。  

 (解説)「人間うつしはおそろしい」との違いは、「ドラえもんが影響を受けているかいないか」と言うことですね。今話ではドラも影響を受けているのでラストのようになってしまいましたが、個人的にはこのオチは最初期の作品のような「完結していないオチ」に思えて、あまり好きではありません。でも「のび太化」してしまったみんなは面白いですね。特に漢字が読めなくてニュースを止めてしまうアナウンサーが良いです。
魔女っ子しずちゃん   11頁 てれびくん81年8月号
 自分が魔法使いになって、困っている人を助けるところを想像しているしずか。だがそれをのび太に見られてしまい、しずかは幼い頃から魔女に憧れていた気持ちをのび太に話す。のび太はドラえもんに頼んでその夢を叶えると約束するが、話を聞いたドラえもんは出来るはずがないと断ってしまう。だがのび太に上手く言いくるめられ、仕方なく必要になったら適当な道具を貸すことを承諾する。まず空飛ぶほうきを貸して欲しいというしずかに「無生物さいみんメガフォン」を出してほうきに催眠をかけようとするが、しずかのほうきは慌ててどこかに飛んで行ってしまい、のび太の家のほうきを使うことにする。始めは乗りづらかったものの、すぐに乗りこなせるようになったしずかにドラえもんは困っている人の居場所を教えてくれる「タスケテ帽」を渡し、しずかは喜んで飛び立っていく。その姿を満足げに見つめる二人だが、家のほうきを持ち出したことでママに叱られてしまい、帽子の力でそれを知ったしずかは戻ってきて、無生物さいみんメガフォンでバットをほうきの代わりにする。いちいちドラえもんに道具を借りるのは面倒と言うことから、ドラえもんはしばらくの間、ポケットごと道具をしずかに渡す。しずかは困った人を求めて空を飛ぶが、ほうきに長い間乗っていたために股が痛くなってしまう。それでも困っている人を見つけ、その人の家に向かうと、友達の誕生パーティーに招待されたのに着ていく服が無くて困っている少女がいたため、しずかは着せかえカメラやどこでもドアを使って少女を助け、更にたくさんの困っている人を助ける。たっぷり楽しんだしずかは夜になってのび太の家に道具を返しにやってきた。しずかの笑顔を見て自分も嬉しがるのび太だが、その時帽子が反応し、二人はその方向へと向かう。するとそこでは夜遅くまで出歩いていたために家から締め出しを受けてしまったしずかが泣いているのであった。  

 (解説)「道具を使って夢を叶える」というのがドラ世界の基本パターンですが、それは大抵のび太を代弁者とすることで表現されることが多く、今話のようにしずか個人の願いを叶えるために道具が使われるというのは珍しいです。のび太も「はこ庭スキー場」で味をしめたのか(笑)?しずかが挙げる「魔女っ子」の代表例で「メグちゃん」とか「ララベル」が出てくるのは嬉しいですねえ(笑)。
おもかるとう   7頁 小二81年6月号
 お尻で互いを押し合う遊びをしているのび太達。のび太はジャイアンから催促され、断りきれずにこの遊びを行うが、ジャイアンに吹っ飛ばされてドブに頭を突っ込んでしまう。バカにされたのび太は家に帰るが、家では何故かママが不機嫌で、パパやドラえもんも困っているところだった。ママは太りすぎを気にしてご飯を抜いているためイライラしていたのだ。ドラえもんは質量をコントロールできる「おもかるとう」を出してママの体重を二キロ軽くする。更に遊びでパパの読んでいる新聞を重くした二人は、これを持って外に遊びに行く。のび太も使ってみるが、テレビを軽くしすぎたり、しずかの飼っているカナリヤを捕まえるために止まっている木ごと倒してしまったりとうまくいかず、木の後始末をドラえもんに任せてしまう。その時にあるアイデアを思いついたのび太は自分にライトを当てて重くし、ジャイアンと押し合いをして今度はジャイアンを吹き飛ばしてしまう。しかしのび太がおもかるとうを使う所を見ていたスネ夫がジャイアンに知らせたことから、ジャイアンはそれを取って自分を重くし始める。しかし浴びすぎたために体重がどんどん重くなり、地面の中にめり込んでいってしまうのであった。  

 (解説)「ダイエット」というのも、女性にとっては永遠のテーマなんでしょうか?ダイエットが話に使われている時は、決まって男性陣が情けなく描写されているところも興味深いですね。しかしジャイアンに吹き飛ばされてドブに突っ込んでしまうのび太もある意味すごい。これじゃ「紙くず」と言われても仕方ないような(笑)。
ぼうけんパラシュート   9頁 小二80年1月号
 家にあったいらないビニールを使い、小さなパラシュートを作るのび太。試しに投げてみるとパラシュートは空中でうまく開き、床に着地した。これに乗ってみたいというのび太にドラえもんはスモールライトでのび太を小さくし、パラシュートを体に結んで部屋の電灯の上から飛び降りる。もっと高いところから飛び降りたくなったのび太は今度は紙飛行機を作り、ドラえもんにラジコンのアンテナをつけてもらってしずかの家まで向かう。しずかやジャイアン、スネ夫も誘って遊ぼうとする二人はジャイアンの提案で、どれだけ高いところから降りることが出来るか競争することにする。四人を乗せた紙飛行機は空高く舞い上がるが、高すぎて怖くなったのび太は早々に飛び降り、しずかとスネ夫も順に飛び降りる。残ったジャイアンが最後に飛び降りるが、体重が重いために結局最初に着地してしまった。だがのび太だけがまだ降りてこない。のび太は空に浮かんでいた風船に足が絡まっていたのだが、カラスが風船を割り、ゆっくりと降りてきたのび太を見てみんなは「どこまで上がったのか」と感心するのだった。  

 (解説)このほのぼのさ。ホンワカさ。これこそが低学年誌特有のドラの魅力であり、ある意味本来の魅力だと思います。新しい道具も出ず、特に凝ったストーリーが展開されるわけでもありませんが、僕たちが幼い頃に憧れた「ドラえもんの話」というのはこういうものではなかったでしょうか?道具を使ってみんなで遊ぶ面白さ。ドラ世界の本質と言うべきものを端的に表現していて、読んでいて楽しくなる話です。
空気中継衛星   9頁 小三81年12月号(空気中けい衛星)
 寒風が吹く寒い日なのに、のび太とスネ夫はジャイアンに命令されて野球の練習をさせられる。ジャイアンの家のストーブが壊れているために無理やり自分達まで巻き込んだらしい。スネ夫は面白いものがあると言って三人を家に連れていく。スネ夫が見せたのは世界中の色々な場所の空気が入っているカンヅメだった。だが何も知らないのび太はハワイの空気が入った缶を開けてしまいスネ夫に怒られる。これは缶のままで夢を楽しむものだったのだ。助けを求められたドラえもんは「空気中継衛星」を出し、そのうちの第一衛星を打ち上げる。そして地球儀に突いている針をハワイの所に刺すと、第二衛星にハワイの空気が送られてきた。大きな缶に空気をたっぷり詰めてスネ夫に返すのび太。スネ夫としずかも誘って家に連れてくるのび太だが、間違えて北極に刺したり南極に刺したりして部屋中を寒くしてしまい、慌ててケニヤに針を刺して部屋を暖かくする。ところが道具の効果を見たスネ夫はジャイアンに連絡してしまい、ジャイアンは道具を借りていってしまう。ジャイアンの部屋で針を刺すが、何故か部屋は寒くなってしまう。赤道付近とは言えキリマンジャロ山に刺してしまったためで、今度はスネ夫がポリネシアの島に針を刺すが、島にスコールが来たために二人はびしょぬれになってしまい、サハラ砂漠に刺しても砂嵐で大変な目にあってしまう。その時様子を見に来たドラえもんとのび太は怒っているジャイアンの声を聞いて窓から覗いてみると、ちょうど針を刺した場所が竜巻に当たっていたらしく、ジャイアン達が部屋の中で竜巻に巻き込まれているのであった。

 (解説)7ページ目辺りから描いている人が変わっている(当時チーフアシスタントのたかや健二氏)事で有名な?話ですが、「空気だけを持ってくる」という点では、既存の道具にない新鮮さがありますね。針を刺した場所が予想外の気候になっているというオチは、話の中盤から同じような描写が出ているだけに、少し弱いかなとも思いますが。それにしても本当に26巻はスネ夫大活躍ですね(笑)。
森は生きている   13頁 てれびくん81年1月号
 のび太の姿が見えなくなったので裏山に向かうドラえもん。案の定そこにはのび太がいた。のび太は嫌なことがあってもここに来ると安らいだ気分になるので、ゴミが捨てられていると腹が立つと言う。その姿に感動したドラえもんは「心の土」を出した。砕いてばらまくことで山と心を通い合わせることが出来るのだ。早速裏山はのび太のために木の葉のベッドを作ってくれた。それからというもの、友達の誘いも断って毎日裏山に行っては遊んで昼寝し、夜遅くに帰ってはママを怒らせていた。のび太を野球に連れていこうとするジャイアン達も裏山が追い返してしまい、のび太は更に裏山との生活に埋没していってしまう。しずかからも相談され様子を見に行くドラえもんだが、山によって追い返されてしまう。そしてその日、ママに激しく叱られたことからついにのび太は全てが嫌になり、裏山に引きこもってしまう。それを歓迎する裏山。のび太に心の土を出したことを後悔するドラえもんは「心よびだし機」を使って山の心を呼びだし、のび太を帰してくれるよう直談判する。話を聞き入れない山の心はドラえもんを追い返そうとするがドラえもんも必死の覚悟で懇願し、その騒ぎでのび太は目を覚ましてしまい、山の心は姿を消す。ドラえもんは更にのび太を説得する。人間は食べて生きているだけではどうしようもない、このままでは必ずダメな人間になってしまうことを。だがのび太をその説得にも耳を貸さず、山の力を借りてドラえもんを追い出そうとする。しかし山はのび太を追い出してしまった。山は心からのび太のことを想うからこそ、のび太にダメな人間になって欲しくなかったのだ。その心遣いに感謝するドラえもん。山に追い出されたことにショックを受けるのび太に、『ゆめをみていたと思えばいいんだよ。わずかの間だったけど、楽しいゆめを。』と諭すのであった。  

 (解説)今話で描かれていることは「成長」ということに直面する「人間」の姿だったのではないでしょうか。確かにのび太の裏山を愛する姿勢は立派なものでした。しかしそのために裏山との生活以外の全てのことを拒絶することは、人間としては失格です。それは、これまで様々な作品で語られてきた、「居心地の良い世界」からの脱却を表していると思います。のび太は居心地の良い世界から抜け出すことを恐れて裏山との世界に埋没します。しかしそれは単に逃げているだけに過ぎません。のび太もいつかはこの裏山から出て行かなければならない。そうしないとのび太は本当に「ダメ」な人間になってしまう。それを感じたからこそ、そして本当にのび太のことを想っていたからこそ、裏山は敢えてのび太を追い出したのです。人が成長する時に必ずぶつかるであろう苦悩を描き、そしてその苦悩を「乗り越えなければならない」厳しさと「きっと乗り越えられる」希望とを描出した、良質な作品です。
水はみていた   11頁 小三81年11月号(水ビデオ)
 天気のいい日。のんびりと土管の上で昼寝をしようとのび太が空き地にやってきたら、一人の男が既に昼寝をしていた。仕方なく家に帰ったのび太が部屋に入るとどこでもドアが置かれていた。ドラえもんがどこかに出かけているらしい。ドラえもんは今朝から映画館の天井に吊して置いた水を取りに行ったと言う。その水を「水ビデオ」に入れて機械を操作すると、水にドラえもんの顔がアップで映し出された。更に機械を操作すると、今度は映画館で公開されている映画が映し出された。水に映ったものを後から何でも見ることが出来るのだ。映画を見終わり、棚に水をしまうドラえもん。のび太は試しに水道の水を持ってきてビデオで再生してみる。最初に映ったのは水道管の中だったために時間を合わせ、水がまだ雲だった頃まで時間を戻す。水は雨となって地表に落ち、地面に染み込んでからわき水となって川に流れ出した。小川の岸辺では、少年が笹舟を川に流しているところが映っていた。次第に川幅が広がり、長い長い旅を経て浄水場に流れ着いていく水。のび太はどこでもドアで色々な場所の水を集め、それを順にビデオで再生していく。公園の池の水には、先程空き地で昼寝をしていた男性が映っていた。学校の横の小川の水で二時間前の様子を見ると、ジャイアンとスネ夫が魚釣りをしており、表通りの水たまりには魚が釣れなくて帰ってきたジャイアン達が映されていた。最後の水はしずかの風呂の水だった。一応咎めるドラえもんだが自分も一緒になってビデオを再生する。ところがそこにしずかが訪ねてきたために二人は機械をひっくり返して水をばらまいてしまう。しずかは小川で拾ったという笹舟と、それに乗っていた手紙を見せに来たのだ。恐らく先程見た少年だろうと考えた二人だが、手紙に書いてある兄の居場所が分からない。その時のび太は、その少年と先程の昼寝していた男性の顔が似ていることから兄弟ではないかと察する。果たして男性は少年の兄であり、三年前に家でしたのだと言う。父親が病気ということを知らせ、どこでもドアでふるさとの村に送り届ける三人。兄弟の再会を笑顔で見つめる三人であった。  

 (解説)牧歌的な雰囲気が楽しい、のんびりとした印象を与える話です。様々な場所の水が見てきた様々な光景が面白いものになっています。ドラの映した映画が「大魔境」なのはご愛敬ですね。
歩け歩け月までも   8頁 小五81年2月号(道路光線)
 夜中に目を覚まし、難しい顔で何かを考え込んでいるのび太。ドラえもんが話を聞いてみると、何か歴史に名を残すような大きいことをしたいと言う。だがその方法があまりに子供じみているため、ドラえもんは早々に布団に潜り込んでしまう。ところがのび太はその後もずっと考えていたために、翌日寝坊してしまう。仕方なくドラえもんは「道路光線」を出した。光を照射することで四次元世界の道を作り出すことが出来るのだ。これを使って学校までの障害物や雨も気にせず、のび太は遅刻せずに学校に到着する。だが帰宅したのび太はとんでもないことを言いだした。光線道路を使って月まで歩いていくことにしたというのだ。月までの距離を毎日三時間ずつ歩いたとしても70年ほどかかってしまうのだが、のび太はますますやる気を見せ、さすがにドラえもんも呆れてしまう。そして夜、月に向かって光線を発射したのび太はドラえもんから四次元ポケットを借り、月に向かって出発した。のび太は月に向かってひたすら歩くが、途中から何故か歩きにくくなってしまい、一旦休むことにする。ところが段々のび太は下の方に滑り始めてきた。月が高く昇るに連れて光線道路も垂直になってしまうためだ。のび太は結局地面に落ちてしまい、そんなのび太にドラえもんは『お帰り、早かったね。』と冷静に呟くのであった。  

 (解説)今話の道具は80年の「小学三年生」5月号に於いて展開された「ドラえもんアイディアコンクール」で、金賞を受賞した道具でもあります。その時の記念として掲載された2ページのマンガと大筋は変わっていないのですが、こちらは冒頭ののび太の悩みとか、ラストの素朴なドラのセリフなど、やけに味のある作品になっています。「大仏の手で世界一のあやとりを作る」という発想はのび太ならではのものですね(笑)。
のび太のブラックホール   8頁 小五81年4月号
 また食事をたくさん残して、食べるのを止めてしまうのび太。パパやママが気にしているのを見てドラえもんは注意するがのび太は食べたいと思わないと言う。ドラえもんはブラックホールの模型である「ミニ・ブラックホール」を出し、そのかけらをのび太に食べさせる。そうするとのび太は急に腹が減り、ご飯を六杯も食べてしまった。そのことをみんなに話すのび太だが、ジャイアンがそれに張り合ってきたために二人は食べ比べをすることにしてしまう。家に戻ってきたのび太は昼寝しているドラえもんに内緒でミニ・ブラックホールを全部食べてしまう。そして「フエルミラー」で百個に増やした大福餅を準備して食べ比べを開始する。ジャイアンは結局26個でダウンするが、のび太は全部大福を食べてもお腹がいっぱいに鳴らず、むしろお腹が減ってきてしまう。しずかは食べ物を取りに家に戻り、のび太は昼寝をしてしまうが、のび太が息を吸うたびに部屋の中の物を吸い込んでしまい、部屋はがらんどうになってしまう。クッキーを持ってきたしずかも驚くが、更にのび太はクッキーも一気に吸い込み、しずかまでも吸い込もうとしてしまう。慌てて逃げるしずかのところに戻ってきたドラえもんはのび太がブラックホールを全部飲み込んだことを見抜く。のび太を起こしたドラえもんは「ブラックホール分解液」を飲ませてトイレに向かわせる。ブラックホールは粉々に分解されて流れていったが、ブラックホールに吸い込んだ物が全てトイレにたまってしまい、ママは怒りだしてしまうのであった。  

 (解説)ブラックホールというのは現在でもまだ詳しくわかっていないところがたくさんあるので、そういう意味では知的好奇心をそそられる道具であるような気がします。ブラックホールを飲んだのび太が大福を全部食べられるのは当たり前ですが、26個も食ったジャイアンもよく考えればすごいですね(笑)。「人間とは思えない」と言う感想も素直に喜んで良いのか何なのか(笑)。扉ページの小さい漫画本に、やけに細かくマンガが描かれているのもなんか面白いです。
雪アダプターいろいろあるよ   10頁 小四80年1月号(気象シート)
 寒い冬の日、無駄とは知りつつも外で遊ぶように注意するドラえもんだが、当然のび太は聞く耳を持たない。だが雪が降るなら遊ぶという言葉を聞いたドラえもんは「気象シート」を出した。色々な気象をシートの上に再現することが出来るのだ。風や雲、雨を試した二人は庭に出てシートをたくさん敷き、牡丹雪を降らせる。だが積もるまで待つのが面倒なのび太は部屋に戻ってしまい、十分に積もってからドラえもんが呼びに行く。のび太は雪だるまを作り始めるが、雪を冷たがるのでドラえもんはアダプターの中から「ホカホカ雪」を使い、暖かい雪を降らせる。だが今度は雪だるまを作るのが面倒になってしまい、のび太は独りでに雪だるまが出来上がるようにならないかとまで言いだし始め、とうとうドラえもんは怒りだして家に戻ってしまう。のび太は残ったアダプターで雪だるまを作ったり大きな城を作ったり、雪合戦用の玉を作ってジャイアン達をからかったりする。最後にのび太は「おんな雪」というアダプターを試してみる。そして夜、ご飯になっても戻ってこないのび太を気にするママ。のび太はアダプターによって作られた雪女にしつこく追い回されているのであった。  

 (解説)暖かい雪というのはよく考えると不条理な世界だな(笑)。それはともかく、雪を使った楽しい遊びと、のび太の怠けぶり、そしてそれに対するしっぺ返しと、ドラ世界の定石とも言える話になっています。雲や雨、雪の出来方をさり気なく説明しているのもさすがですが、この頃になるとのび太も雲の出来方くらいは知っているんですね(笑)。
のび太の地底国   23頁 小五80年2月号
 下校途中に何やら叫んでいるのび太。ドラえもんが話を聞くと、学校がなければ良いといういつもののび太の愚痴だった。空き地で遊ぼうとする二人だが、空き地は近くに建設されるマンションの資材置き場にされてしまい、遊ぶことが出来なくなっていた。仕方なく家に帰る二人だが、のび太は0点の答案を隠さなければならないことを思い出した。何かと難癖をつけて処分を面倒がるのび太にドラえもんは地面の中の穴を探し当てる「どこでもホール」を出した。のび太はダイヤルを操作して穴を探すがなかなか見つからない。それでもやっと見つけた穴に答案を隠そうとすると、そのアナは思っていた以上に大きい大洞穴で、格下気がしないのび太は結局その場に穴を掘って隠してしまう。そのことを聞いたドラえもんが行ってみると、ここはどこか外国の洞窟だと言う。ここをみんなの遊び場にすることを思いついた二人は「ミニブルドーザー」と「光りごけ」を出しておき、一旦家に戻る。二人はしずかと出木杉を地底国の住人にすることにし、翌日の学校で二人にこっそりそのことを話すのび太。だがのび太の間抜けな行動のせいでジャイアン達にも地底のことが知られてしまい、結局みんなで地底に向かうことにする。整地された洞窟内を「おりたたみハウス」などの道具、そして出木杉の指導の下で整備していき、立派な街が完成した。のび太は一番広い家を自分の物とするが、ジャイアンに強引に奪われてしまう。それを憂慮したドラえもんは「ロボ警官と署長バッジ」を出し、のび太にそれを貸す。ロボ警官はバッジをつけた者の命令だけを聞くのだ。これでジャイアンを懲らしめたのび太はみんなの同意の下で首相となり、さらに「のび太国」を掲げ、様々な政策を打ち立てようとするが、現実的なドラえもんはその方針には批判的だ。
 のび太は手始めに出木杉に宿題をやってもらい、その答えを見せてもらうよう要請する。出木杉は反対するがロボ警官を従えるのび太に脅され、仕方なく了承する。次にスネ夫の持っているおもちゃをドラえもんの道具でコピーするよう命令し、さらにドラえもんに「日曜農業セット」を出してもらい、みんなに強制的に田植え作業を行わせる。のび太は悦に浸りながら昼寝をするが、のび太の横暴ぶりに怒ったみんなはクーデターを惹起、ロボ警官を倒してのび太を追いつめる。隠れたのび太は穴を掘って隠れようとするが、そこから出てきたのは以前に埋めた0点の答案だった。のび太を追いつめるみんなだが、その時地震が発生し、みんなは何とか脱出するものの洞窟は埋まってしまう。みんなに謝るのび太だが持っていた0点の答案をママに見つかってしまい、結局怒られてしまうのであった。  

 (解説)国を統治するという事はとても大変なことで、これに関しては正に天賦の才を持つ人間でなければ務まりません。そういう意味ではやはりのび太は凡人だったと言うことですね(笑)。子供の秘密基地願望を叶えていると同時に、「のび太王国誕生…」でも描かれている「傲慢へのしっぺ返し」というテーマもしっかりと描いています。出木杉が物語に積極的に関与している点も見逃せないですね。しかしのび太は後年の「おこのみ建国用品いろいろ」でも「のび太国」という名前を使っており、この点では成長のなさが窺えます(笑)。
タイムカプセル   9頁 小五81年11月号
 25年後のトーキョー。そこではのび太の息子・ノビスケが友人達をいじめ、ママのしずかに叱られていた。仕事から帰ってきたのび太もノビスケを叱るが、逆にのび太は子供の頃は成績が良かったのかと聞かれ、のび太はものの弾みで一度だけ取った百点の答案をノビスケに見せる。だがノビスケは百点がそれ一度であるということを見抜いており、他の答案を探し始める。そんな中、ノビスケは宝の地図のようなものを発見した。だがその時代には裏山の千年杉などはなく、ノビスケは情報センターにテレビ電話で質問して、杉のあった場所へ向かう。そして「メカモグラ」で掘ってみたところ、球形のカプセルのようなものが出てきた。住人の文句を無視してノビスケは家までカプセルを持って帰り、その様子を見たのび太は自分の子供の頃のようだとウンザリするが、のび太はあのカプセルに見覚えがあった。その時タイムマシンの出入り口が開き、中から25年前の少年ののび太とドラえもんが現れ、大人ののび太は全てを思いだした。25年前のあの日、物置の整理をしていたら、のび太が幼稚園のころに作った粘土細工や絵が出てきて、懐かしんだのび太はこういう懐かしいものをずっと閉まっておける道具を出してくれるようドラえもんに頼み、ドラえもんは「タイムカプセル」を出した。のび太はそれにインスタントラーメン、自作のマンガ、ママの小言とパパの寝言を録ったテープ、三日だけつけた今年の日記、そして0点の答案を入れて千年杉の下に埋め、25年後に掘り出すことにしたのだが、25年後に掘り出した自分はどんな気分かを見に来たのである。そこまで思い出して大人ののび太は慌て始める。先程ノビスケが持ってきたタイムカプセルの中から0点の答案が出てきて、ノビスケは大笑いしてしまうのであった。  

 (解説)いきなり未来の描写から始まるというのも珍しいですね。25年後にはもうタケコプターが出来ているのかなどという疑問も沸き上がりますが、これは藤子F先生の思い描いていた理想の近未来なのでしょう。タイムカプセルに入れた品物ものび太らしくて良いですね。実際、タイムカプセルにはそんな大層なものは普通入れないので、結構リアルかなとも思ったりしますが。そう言えば87年に作られたタイムカプセル「ドラ丸くん」は、2001年の1月1日に開けられるそうですから、本当にもうすぐですね。時代の流れを感じます。



前ページに戻る