てんとう虫コミックス第29巻


のぞき穴ボード   9頁 小三83年12月号
 ドラえもんに起こされるのび太だが、日曜日ということでのび太はぐずって起きようとしない。しかし部屋にやってきたママから何事かを頼まれたために仕方なく着替えて階下に降りていく。最近のび太の家の前にイヌのフンを置いていかれるようになり、その始末を毎朝のび太がやる羽目になっていたのだ。話を聞いたドラえもんはのび太と一緒にタイムマシンに乗って夕べに戻り、玄関先で犯人を見張る。イヌを連れた人がやってきたがそれは違ったようで、段々寒くなってきた二人は家の中に入り、「のぞき穴ボード」を使って中から玄関を見張ることにする。ボードに見たい場所をいってから穴を開けると、その場所に穴が繋がるのだ。のび太が見てみると先程の人がイヌを連れて戻ってきて、玄関先でフンをさせ始めた。その人を厳重に注意した二人は現在に戻るが、ドラえもんは大事な用があると言って飛び出していく。ボードの穴からのび太が見ると、ドラえもんはメスネコとデートの約束をしていたらしい。のび太はボードを使ってしずかの部屋を見るが、しずかは勉強中だったので次にスネ夫の部屋を覗く。するとそこではスネ夫が自分の顔を見てうっとりしていたので、水鉄砲で水をかけて驚かす。今度はジャイアンの部屋を覗いてみると、ジャイアンはでべそのサイズを計っているところだった。他の部屋に移動したジャイアンを追って穴を増やしたのび太は、ジャイアンの読んでいる本が友達から取り上げた本であると思わず叫び、ジャイアンの母ちゃんを怒らせてしまう。逃げるジャイアンをどこまでも追いかけて神様気取りになるのび太。しかしスネ夫が部屋に空いた穴の秘密に気付き、それをジャイアンに教えたためにジャイアンはボードを壊してこちら側に乗り込んでくるのであった。  

 (解説)「他人のプライバシーを覗く」という話も結構ありますが、やはり他人に隠している秘密を覗くというのは、背徳的とも言うべき面白さがあるのかも知れませんね(そうなの?)。今話でも例によってナルシストぶりを発揮するスネ夫や、でべそのサイズを物差しで測っているジャイアンなどが描かれています。しずかが被害に遭わなかったのは珍しいですね(笑)。
機械化機   10頁 小三82年5月号
 冬の寒さがまた戻ってきたかのような気候の中、家路を急ぐのび太。その時空き地の方で飛んでいるスネ夫のものらしきラジコン飛行機が目に入ったが、スネ夫が自分に貸さないことはわかっているのでそのまま家に帰る。すると家の中では綺麗な音楽が流れていた。ラジカセでも買ったのかと部屋に行ってみると、ドラえもんの口から音楽が出ていた。しかしすぐに音がおかしくなったのでドラえもんは近くに置いてある機械を止める。それは「機械化機」と言って、機械の持っている能力を人間に移すことが出来るのだ。アイロンが壊れてしまったと言うママのためにアイロンの能力をママの右手に移したドラえもんは部屋で昼寝する。それを面白がったのび太はストーブの能力をドラえもんに移して暖まるが、飛んでいるラジコン飛行機を見て、ドラえもんにラジコンの能力を移すことを思いつく。早速動かしてみるものの意外に操縦が難しく、その最中に目覚めるドラえもんだがどうすることも出来ずに結局スネ夫のラジコンとぶつかり、墜落してしまった。やって来たのび太から話を聞いたジャイアンは機械を取り上げて車の能力をのび太に移し、のび太に乗って走りだしてしまった。その様子を見たしずかがドラえもんに知らせるがドラえもんは絶対に助けないと言い張る。ジャイアンはのび太を家に連れ込んでラジカセやストーブの機能を楽しむが、母ちゃんに家の掃除を頼まれたため、のび太を掃除機にしようと企む。その頃家にいたドラえもんは家で起きた騒ぎを見て、仕方なくのび太を助けに行く。家では右手がアイロンのままになっているママが、何も触ることが出来ずに困っており、ドラえもんは代わりにのび太に謝らせようとして助けたのであった。  

 (解説)これもよく考えればすごい話ですね。機械の力を人間がそのまま持ってしまうんですから。のび太をこき使っているジャイアンはのび太を完全に道具として扱っているようで、なんか怖いものを感じます。ラジコン飛行機になって空を飛ぶドラの姿がマヌケで笑えます。
インスタントロボット   11頁 てれびくん82年7月号
 用事のために出かけなくてはならないドラえもんだが、のび太がきちんと宿題をするかどうかが気がかりでならない。一旦は出かけるもののどうしても信用できないドラえもんは「インスタントロボット」を出して自分の身代わりロボットを作り、それにのび太を見張らせることにする。のび太もロボットを作ろうとするがドラえもんのロボットに注意されて宿題をさせられてしまう。しかしネズミのびっくり箱を使ってロボットを追い出したのび太は自分のロボットを作って宿題をさせるが、どうも答えが怪しい。そこで出木杉の脳をコピーしてロボットを作り、それに宿題をさせて終わらせてしまう。だがすぐに庭の草むしりを言いつけられたのび太はジャイアン達の脳をコピーしたロボットを作り、それらに草むしりをさせることにする。更にママから色々な雑用を引き受け、その変わりに小遣いをもらってケーキを買ってきたのび太だが、のび太のロボットは相変わらず昼寝をし、しずかのロボットは何故か風呂に入り、ジャイアンのロボットはのび太ロボットをいじめたりと問題が尽きない。更にスネ夫のロボットはスネ夫本人とジャイアンに事の次第を告げ口してしまい、自分達に草むしりをさせていることを知った二人はのび太を連れだしてコテンパンにしてしまう。のび太が家に戻ってくると、ロボットは一つもなくなっていた。戻ってきたドラえもんが全部閉まっていたのだ。のび太は先程引き受けた雑用をやるようママから言われ、困り果ててしまうのであった。  

 (解説)さすが人間の脳をコピーして出来上がったロボットだけあって、てんでに勝手な行動をとるところが面白いですね。それぞれのロボットがそれぞれのキャラの特徴を出しているところはユニークです。しかし、逃げていったドラのロボットはどこへ行ったんだ(笑)?
宇宙探検ごっこ   9頁 小二82年11月号(宇宙たんけんごっこ)
 「宇宙たんけんゲーム」という新しいゲームを買ったスネ夫はみんなにそれを見せびらかすが、やはりのび太を仲間はずれにする。しかしのび太に味方したしずかもゲームをしないと言って、のび太と一緒に帰ってしまう。しずかの優しさに感謝しながらも悔しがるのび太はドラえもんに宇宙ゲームを持っていないか訪ねるが、ドラえもんは「宇宙探検ごっこ」を出した。ゴムで出来た風船やロケットを膨らませて、実際に空に浮かべて遊ぶのだ。しずかを呼んできたのび太はドラえもんと一緒に風船ロケットに乗り込んで出発し、目的の星を目指す。風船であるために次第にしぼんでいきながら、どうにか目的の星に到着した三人。だがドラえもんから光線銃を渡されると同時にたくさんの宇宙怪獣が襲ってきた。しかしそれもゴム風船であるために簡単に倒すことが出来、さらに風船鳥のレースなどをして星の隅々まで探検して三人は帰ってきた。その話を聞いて羨ましがったジャイアン達は先程のことを謝って、宇宙探検ごっこを借りてしまう。星へ到達した二人はこの星を自分達のものにしようと木で出来た札を打ち込むが、その瞬間、風船で出来ている星は破れて吹っ飛んでしまう。二人が家に戻らないことを聞いたドラえもんとのび太が様子を見に行ってみると、二人は近くの小さい星にしがみついているのであった。  

 (解説)ゴム風船といういかにも子供っぽい雰囲気を持つものを使いながら、「宇宙探検ごっこ」というスケールの大きなものを実現させてしまうのだから、作者の発想の豊かさが窺えます。しずかも「理想のヒロイン」としての側面を見せており、さり気ないながらもこの場面が光っています。三人の話を聞いて本当によだれを垂らしてしまうジャイスネがおかしいですね。
ユーレイ暮らしはやめられない   10頁 小六82年12月号(ユーレイは優雅な商売)
 またジャイアンにいじめられて帰ってきたのび太は、将来自分が年をとって死んだら化けて出てやるなどと言いだし、さすがにドラえもんも腹を抱えて大笑いしてしまう。落ち込んでしまうのび太だが、うっかりドラえもんが口を滑らしたことから「うらめしドロップ」を出す羽目になってしまう。これを飲んで寝ると一時的に幽霊になることが出来るのだ。そして夜中、幽霊になったのび太は外に出ようとするが暗いので怖がってしまう。それでもやっとジャイアンの家に到着するが、逆にジャイアンに脅かされて引き返してしまう。呆れ返ったドラえもんは自分も幽霊になってジャイアンの家に向かい、大声を出したりラジカセを鳴らしたりして大騒ぎを起こし、ジャイアンを困らせてしまった。翌日のび太に突っかかるジャイアンだがのび太は幽霊のことをちらつかせてやり過ごしてしまう。それからものび太はたびたび幽霊になってスネ夫から漫画を奪ったり出木杉の宿題を写したりしてやりたい放題してしまう。友達もドラえもんも困り果ててしまうが、偶然スネ夫が抜け殻になっているのび太を発見して、ドロップの事も知ってしまう。幽霊になったジャイアンとスネ夫に追いかけられるのび太を冷めた様子で見つめるドラえもんであった。  

 (解説)「ウラメシズキン」と同じような道具ですが、道具としては少し毛色が異なっていますね。「幽霊にしっぺ返しを受ける」というラストのオチは同じですけど。ドラのお化け姿はどことなく往年の「オバケ」を想起させて、面白いものになっています。
プラモが大脱走   11頁 小六82年5月号(瞬間プラモ組みたて機)
 何故かのび太が朝早くからどこかへ出かけてしまった。ジョギングでも始めたのかと考えるドラえもんだが、のび太は人気商品のバンダムのプラモを買いに行っていたのだ。だが手に入れることが出来なかったのび太はドラえもんに頼み込むが、呆れたドラえもんは帰っていってしまう。そこへプラモを買ったジャイアンとスネ夫が現れ、更にスネ夫からコレクションの数々を自慢され、ますます欲しくなってしまうのび太。ドラえもんはもちろん反対するが、プラモの写真を見てそのカッコ良さに驚いてしまい、思わず買いに行こうとしてしまう。ドラえもんは「プラモ化カメラ」を出してスネ夫のジオラマ写真からプラモの写真を撮ってプラモを作り出す。組立を面倒がって「瞬間プラモくみたて機」を使って全てを組み立て、「万能舞台装置」で思い通りの舞台を作り出し、プラモに組み込まれたオートアクションユニットを使ってジオラマを撮影し始める。その時スネ夫が泣きながら家にやってきた。ジャイアンにプラモを全部持っていかれたのだと言う。ドラえもんはプラモにオートアクションユニットを持たせてジャイアンの家に侵入させ、スネ夫のプラモにユニットを組み込んでプラモを全部脱走させた。それに気付いたジャイアンが家まで追ってくるが、ドラえもんは実物大のプラモを作ってジャイアンを追い返してしまうのであった。  

 (解説)模型ファンの夢が凝縮されたかのような話ですね。『実物大でコレクションしてみようか。』と言うラストのドラのセリフは、その最たるものです。どこかで見たようなプラモのデザインも見ていて楽しいです。流行りものにすぐ夢中になってしまう子供の心理も上手に表現しており、自分と照らし合わせて共感できる部分もあるかも知れません。
グンニャリジャイアン   11頁 てれびくん81年7月号
 イヌを連れた女の子に不気味な笑い顔を見せるジャイアン。それを怖がった女の子はイヌを連れて家に引きこもってしまい、ジャイアンはひどくショックを受ける。ジャイアンの様子がおかしいことに気付いたのび太とスネ夫は話を聞くことにするが、なんとジャイアンはその女の子と友達になりたいのだと言う。笑いをこらえてジャイアンに協力することにした二人だが、二人がそれぞれ提案しても有効な策は思いつかず、ジャイアンは三時間以内に自分と女の子を友達にしなければ許さないという条件まで出してきた。どうすることも出来ずにドラえもんにすがるのび太。スネ夫はウサギの人形を使って女の子を誘い出し、ジャイアンを紹介しようとするが、間一髪でドラえもんがスネ夫に「ウラオモテックス」を貼ったために失敗に終わってしまう。二人はジャイアンに「キューピッドの矢」を貸し、「生物コントローラー」でイヌを操って女の子を外に誘き出す。ジャイアンは矢を放つがうまく女の子に当たらず、代わりにドラえもんに当たってしまってドラえもんはジャイアンに抱きついてしまう。その様子を見ていたスネ夫はジャイアンの代わりに矢を女の子に当てるが、矢を当てた人に対して効力があるため、女の子はスネ夫のことが好きになってしまい、ジャイアンは怒り狂ってスネ夫を追いかけ回す。困るスネ夫を見かねた二人は矢を外そうとするが、不思議と女の子の姿が見えなくなってしまい、夜になっても家に帰らない。それを聞いて更に困り果ててしまうスネ夫。ところがのび太は翌日しずかから、彼女は親戚の家に遊びに来ていただけで、もう帰ってしまったということを聞かされる。グンニャリするジャイアンと逃げ回るスネ夫を見て、街の平和のためにもう少しこの状態を維持していくことにするのび太とドラえもんであった。  

 (解説)冒頭のコマが既に内容を物語っていると言う、ジャイアンとスネ夫ファンは必見の抱腹絶倒の話です。冒頭の藤子A先生チックなジャイアンの「笑顔」に始まり、空回りするスネ夫と怒り狂ったジャイアンの描写、さらにラストのオチなど、これでもかと言うほどに笑いの要素が盛り込まれ、文句なく楽しい一編になっています。既登場の道具が頻出しているのも楽しいですね。
自動買いとり機   9頁 小三83年7月号(自動買い取り機)
 暑い中買い物に向かうのび太はジュースを美味しそうに飲んでいる人を見かけ、つい我慢できずにお使いの金を使ってジュースを買ってしまう。ドラえもんに相談しようと隠れて部屋に戻ってきたのび太だが、そこではドラえもんが機械を相手に何かをしていた。買いすぎたドラやきを「自動買いとり機」に買い取ってもらっていたのだ。これを使ってジュースを買い取ってもらったのび太は無事にお使いを済ませる。そしてのび太は部屋にある古本を買い取ってもらって、そのお金で新しい本を買うことを思いつくが、古本であるためにあまり大した金額は出ず、仕方なく何冊も買い取ってもらうことでようやく一冊分の金を得る。本を買ってきたのび太は本を汚さないように注意しながら読み始め、読み終わるとすぐに買いとり機に入れてしまう。すると原価そのままが出てきたので、のび太はまた新しい本を買いに行く。空き地にいたジャイアン達に自慢するのび太だが、マンガを奪おうと追いかけてきたジャイアン達のせいでマンガをドブに落としてしまう。そこへしずかが先日貸した本を返してくれるよう頼んできた。それを聞いたのび太は驚く。さっき自動買いとり機に入れてしまったのだ。一応一時間以内に打った金額の十倍の値段を入れれば返却することは出来るが、今買ってきたマンガは汚れているために一円にしかならず、家にある古新聞や古雑誌を片っ端から入れて金を稼ぐが、やはりたまらない。しかしある雑誌を入れたらなんと一万円以上の金が出てきた。とりあえずその金で本を取り戻した二人はしずかに本を返すが、なぜあんな本が高額で売れたのか不思議がる二人。同じ時、パパもへそくりに一万円を隠しておいた雑誌がどこへ行ったのか、不思議がっているのであった。  

 (解説)「自動質屋機」と性能的には全く変わらない道具ですが、ストーリーの骨子が全く違っている所はさすがと言うべきですね。一万円もの金が出てきた理由を最後まで二人は知らないままというオチも、なかなか巧みなものになっています。さり気なくフニャ子先生の名前が出ているところも忘れてはいけません(笑)。
あいつを固めちゃえ   11頁 てれびくん82年8月号(しゅん間固定カメラ)
 玄関に落ちている手紙を拾ったのび太だが、それはジャイアンリサイタルの招待状だった。それを捨てて素知らぬ振りをすることにしたのび太だが、その時机の上に変わったカメラが置いてあるのを見つける。家にやってきたしずかを試しに写してみると、しずかの動きが止まってしまった。帰ってきたドラえもんに話を聞くと、これは「瞬間固定カメラ」と言って、ある瞬間の動きをそのまま止めておくカメラなのだ。玄関に降りてきてしずかを元に戻そうとするが、その時のび太はしずかが手に持っているリサイタルのチケットを見つけた。それをすり替えることでその場をごまかした二人だが、のび太は面白がってドラやきを食べようとしているドラえもんを止めてドラやきを食べてしまう。怒るドラえもんだが、このカメラの本来の使い方を見せるために、試しにバットでボールを打った瞬間をカメラで止めてみる。ボールの様子を観察することが出来たが、のび太は誤ってまた動かしてしまったために家のガラスを割ってしまい、ママから逃げ出したために家にいられなくなってしまう。道を歩いているジャイアンから隠れる二人。誰も集まっていないのでジャイアンはイライラしていたが、運悪くスネ夫が捕まってしまい、スネ夫は友達を連れてくることを強要されてしまう。二人は裏山に隠れるが、結局二人がいないままでリサイタルは始まった。のび太達は木の上から落っこちて地面に着く寸前でカメラで動きを止めたりして遊んでいたが、のび太がジャイアン達のことを考えてボーっとしてしまったために、ドラえもんはそのまま地面に激突してしまう。その時のび太はある名案を思いついた。リサイタルで地獄の苦しみを味わうみんな。そこへのび太がカメラを使ってジャイアンの動きを止め、みんなを解放することに成功する。そして夜、ジャイアンを戻しに二人が空き地へ行ってみると、なんと止まっているジャイアンの体に悪口を書いた張り紙が貼られたり落書きがされていたりして、二人はジャイアンが動き出したら全速力で逃げる構えをしてシャッターを押す準備をするのであった。  

 (解説)久々のリサイタル話ですが、いつかは「居留守は嫌い」と言っていたのび太も今話ではいないふりをしようと言っており、性格の変遷が窺えます(笑)。建前と本音のジレンマで苦しむスネ夫や、地面に激突して顔の形が変わってしまうドラなどがイイ味を出していますね。ラストの落書き、案外率先して書いたのはスネ夫かも(笑)。
広〜い宇宙で海水浴   11頁 小三82年8月号(広〜い宇宙で海水よく)
 みんなを尾の島海岸にまで誘うスネ夫。スネ夫は今回はのび太を誘うと言い出すが、一人だけ泳げないので砂遊びでもしていろと言われたのび太は意地になって行くのを止めてしまう。だがのび太はやはり本当は行きたいようで、今すぐ人気のない尾の島に行き、しかも泳げないのに泳ぎたいなどとムチャクチャなことを言いだし、さすがにドラえもんも怒り出してしまう。だがのび太は途端に元気をなくして寝転がってしまい、その寂しげな様子を見たドラえもんは何とかしたいと思案を巡らし、ついにあるアイデアを思いつく。どこでもドアで宇宙に行ったドラえもんは「電送ポンプ」で尾の島の海水を吸い上げ、「静止衛星」を芯にして水の星を作り出す。さらに砂浜を作って空気を星の周りに満たし、星は完成した。早速のび太を連れて星へと向かうドラえもん。重力が小さいのでのび太でも楽に泳ぐことが出来、楽しく泳ぎ回るのび太。砂浜で甲羅干しを始めるがのび太は食べ物が欲しいと言いだし、ドラえもんは「出前電話」で食べ物を注文する。しかし今度はここにしずかがいないなどと不満を言いだし、さすがにドラえもんも怒ってしまう。しずか達がボートで沖に出ていくのを見たのび太は自分も沖に出たいと言いだし、ドラえもんは更にポンプから海水を汲み上げる。一方のしずか達は知らぬ間に遠い沖へ流されてしまい、しかもオールも流されて身動きがとれなくなってしまう。その時、電送ポンプが詰まってしまったためにドラえもんがスッポンで掃除すると、なんとそこからしずか達が飛び出してきて、それを見たのび太はしずかを歓迎するのであった。  

 (解説)今回は少しのび太のことを甘やかしすぎかなという印象も受けますが、いろんな道具を使ってのび太の願いを叶えるという、ドラ世界の基本コンセプトを忠実に描いている点では評価されるべき話です。ポンプが詰まった時に「スッポン」という原始的なものを使って掃除するドラの姿が愉快ですね(笑)。
うら山のウサギ怪獣   9頁 小五81年9月号(「部分進化ガン」でウサギをまもれ!)
 裏山に住んでいる子連れのウサギを見かけたのび太としずか。のび太はジャイアン達にその話をすると、ジャイアン達はウサギを捕まえに行くと言い出す。しずかとのび太は二人を止めようとするが注意を聞く二人ではなく、のび太はドラえもんに相談する。ドラえもんはウサギが自分達で身を守るようにと、「部分進化ガン」を出した。動物の体を部分的に進化させるガンで、試しにイヌにゾウの弾を撃つと、イヌの鼻がゾウのように長くなった。それを持って裏山へ急行する二人。既にスネ夫はウサギを見つけて追い回しており、ドラえもんはサルの弾を撃ってウサギを木の上に登らせることに助けることに成功する。驚いたスネ夫はジャイアンにその事を話すがもちろん信じて貰えず、逆にビンタをもらってしまう。進化していられる時間は10分間だけなので、ウサギは地面に降りていった。続いてジャイアンがウサギを見つけるが、ウサギに鳥の羽をはやして逃がし、スネ夫はウサギを逃がしたことを責めるが、ジャイアンはウサギが空を飛んだことを強引に納得させる。その時スネ夫はウサギの巣穴を見つけてしまった。子ウサギを捕まえてしまう二人だが、そこへ駆けつけた親ウサギの顔にガンを撃って、顔をライオンにしてしまい、それを見た二人は悲鳴を上げて逃げていった。その事をみんなに話すジャイアン達を横目に、当分ウサギたちは平和に暮らすことが出来るとしずかに話すのび太達であった。

 (解説)ウサギの体の一部分が他の動物のものに変化するというビジュアルイメージが強烈な話です。「人体をいじる話」の変形版といったところでしょうか。「動物を可愛がる」という行為に疑問を投げかけている面もあるかも知れませんが、それは追いといて、ウサギに翻弄されるジャイスネの姿を見て大いに笑いましょう。特にジャイアンにパンチをもらって鼻血を吹いて倒れるスネ夫の図は爆笑必至ですね。
思い出せ!あの日の感動   12頁 小六82年8月号(最初の感動を呼びさまそう)
 ある日の朝、例によって寝坊してしまうのび太。いい加減ウンザリしたのび太はなんと学校に行くのを止め、退学を宣言してしまう。慌てたドラえもんはママに相談するが、今日は日曜と言うことでママは真剣に取り合わず、何故か怒った様子で二人にご飯を食べさせる。だがご飯を食べ終わっても学校を辞める意志を曲げないのび太は全てに空しさを覚えて昼寝してしまう。ところが機嫌の悪いパパに追い出されてしまった。夕べパパとママはケンカをしたらしい。ドラえもんはのび太に色々話しかけるがのび太は全く相手にしない。そこでドラえもんはある薬を出した。のび太があくびをしたその時に薬を飲ませてしまう。そして無理やりしずかの家にのび太を連れて行くが、のび太の気分は晴れない。しかししずかの姿を見た途端、のび太はまるで始めてしずかにあったかのような感動を覚える。他にものび太はオセロやマンガ、もらったご飯など全てのものに始めてのような感動を味わってしまう。それはドラえもんの飲ませた薬・「ハジメテン」の効果で、これを飲むと何にでも始めての時のような感動を受けることが出来るのだ。家に帰ってくるとパパ達はまだケンカをしており、ドラえもんは二人にハジメテンを飲ませて仲直りさせることに成功する。ドラえもんは明日の朝に薬を飲むようのび太に言うが、のび太は何故か上の空だった。
 のび太は何事にも始めての時があったことを改めて実感し、自分が始めて学校に行く時はどうであったのかを知りたくなったのだ。タイムマシンで入学式の前夜に向かうのび太。そこにいたのは夜遅いにも関わらず、明日から始まる学校生活を楽しみにして、ランドセルを背負ってはしゃぐ昔ののび太であった。学校に行くことが楽しくて仕方のなかった遠い時代を思い、複雑な感情を抱いたまま現在に変えるのび太。そして翌朝、のび太はハジメテンを飲まないと宣言し、慌てたドラえもんはパパ達にハジメテンを飲ませてのび太が始めて学校に行くと思わせ、何とかのび太を学校に行かせようとするが、当ののび太は身支度を整えて学校に行こうとしている所だった。自分の力で挑戦していくというのび太の決意を聞いて喜ぶドラえもん。だが既に薬を飲んだパパ達は、のび太が始めて学校に行く時のようにのび太を見送り、のび太は恥ずかしがって逃げるように学校に向かうのであった。  

 (解説)今話に込められたテーマは全ての人間が必ず経験する事であり、それ故作品中でも明確な回答は出されていません。しかし、藤子F先生はその答えを見つけるために「挑戦する」という方法を提示します。それは正しい方法ではないかも知れません。でも、人間に可能性というものがあるならば、きっとその挑戦の中から自分だけの答えを見つけることが出来るはず。そんな思いをラストののび太に集約させているような気がします。そしてこのテーマは、我々ファンにも重要な問題なのです。我々はいつしか「ドラえもん」という作品に出会った頃の気持ちを忘れてはいないか?これは、我々ファンに向けられた最大級の疑問提示なのかも知れません。
空飛ぶうす手じゅうたん   9頁 小五82年11月号(空とぶうす手じゅうたん)
 しずかが作ったという人形の服を見せてもらったのび太は、しずかから自分の着る服も作ってみたいということを聞き、ドラえもんに相談してみることにする。すると部屋には何故か洋服生地が置いてあった。喜んだのび太は早速しずかの所に持っていき、ついでにざぶとんカバーに使いたいと言うママにも生地をあげる。そして自分もそれでスカーフを作り、首に巻いたままで昼寝してしまう。ところが寝言で「飛べ」と言った途端にスカーフが動き出し、のび太と一緒に宙へ飛び上がり始めた。部屋に入ってきたドラえもんも驚いてスカーフを外す。これは「空飛ぶうす手じゅうたん」と言って、「飛ぶ」「あがる」「浮かぶ」というような言葉を聞くと空を飛ぶのだが、コントロールが効かないために発売中止になったのだと言う。一階ではママの作ったざぶとんカバーも言葉に反応して飛び上がり、騒ぎを起こしてしまった。怒られて外に逃げ出す二人だが、のび太は更にしずかにじゅうたんをあげたことを思い出し、二人は急いでしずかの下に向かうが時既に遅く、しずかは服を完成させてしまっていた。服を脱がせようとする二人だがもちろんしずかが応じるはずもなく、仕方なく妙な言葉が飛び出さないよう、二人が監視することにした。しずかはスネ夫から模型のヨットを「浮かべ」に行こうと誘われるが、二人がスネ夫を追っ払ってしまい、リンドバーグの話をしようとする出木杉の口をふさいだり、しずかと出会った先生が「あがる」という言葉を言いそうになったので遠くから大声で防いだりするが、二人はしずかから嫌がられてしまう。とりあえずしずかは家に帰ったもののまだ安心できない二人。と、そんな時、しずかがどこかで聞いたような歌を歌い始めた。その歌の歌詞が持つ危険性に誰よりも早く気付くドラえもん。だがお風呂に入ろうとしていたしずかがちょうど服を脱いだ時に「飛ぶ」という歌詞が出てきたので服だけが飛び上がり、二人は安心して服をつかまえに行くのであった。  

 (解説)しずかの服を取り返すために奔走する二人の様子は、まるで初期ドラの世界のようで、理屈抜きで楽しめる娯楽作品になっています。ファンの間で有名なのは、しずかが歌う「ドラえもんのうた」の最初の歌詞が間違っているという事ですが、この歌詞が登場しているところには何故かJASRACのマークがコマの外に書かれていないので、もしかしたらその辺と関係あるのかも(そうなのか?)。
ペタンコアイロン   13頁 てれびくん82年2月号
 ジャイアンの従兄弟からケーキと小遣いを貰えるという話を聞いて従兄弟の住むアパートに向かうのび太とスネ夫。だがそれはただではなく、マンションへの引っ越しの手伝いをするという条件付きだった。仕方なく手伝いを始めるが従兄弟はガールフレンドに誘われて出かけてしまい、ジャイアン達ものび太を残してどこかに行ってしまう。しかしとてものび太一人に出来るものではなく、のび太は家に帰って昼寝を始めてしまう。ジャイアンの家に来ていたジャイアンとスネ夫は少し考えた後、やはり手伝いに行くことにするが、その時隣の家で火事が発生したという知らせを聞いて家の荷物を外に運び出してしまう。火事は大したこともなく消えたが、外に運び出した荷物を中に入れるのにまた手間取ってしまう。その頃やっと家に帰ってきたドラえもんに泣きつくのび太。話を聞いたドラえもんは「ペタンコアイロン」を取り出してステレオのスピーカーをペタンコにしてしまう。慌てるのび太だが、引っ越し先のマンションに持っていって水をかけると元通りに戻った。部屋中の荷物をペタンコにしていくのび太だが、そこに従兄弟が帰ってきて騒ぎ出したのでのび太は従兄弟までペタンコにしてしまう。そしてマンションの方に荷物を全て運んだ二人は水をかけて元通りにし、従兄弟からも感謝されてマンションを後にする。一方、家の片づけが済んだジャイアン達は従兄弟のアパートへ向かうが部屋に荷物がないことに驚き、疲れているために頭が混乱してしまったのか、マンションからアパートに引っ越すものだと勘違いしてしまい、マンションから荷物を全部アパートに移してしまう。夜、ガールフレンドを連れてマンションに来た従兄弟だが、そこにはがらんとした部屋に疲れ果てた様子で座っているジャイアンとスネ夫の姿があるだけだった。従兄弟に追いかけられる二人の姿を見て何が起きたのか不思議がるのび太とドラえもんであった。  

 (解説)ジャイアンの従兄弟は以前にも登場していますが、前回の登場から何年も経っているにもかかわらず、あまりキャラクターが変わっていないのはすごいもんですね。やはり郷田家の一族はみんなあんなもんなんでしょうか(笑)?ストーリー的にものびドラとジャイスネ、両者の様子を交互に描写することで物語に立体感が生まれています。
ツバメののび太   19頁 小六81年11月号(のび太ツバメを助けろ)
 家の前の電線に止まっているツバメを見て不思議がるドラえもん。今の季節ではツバメはみんな南に渡っているはずなのに、何故かまだここにいるからだ。どことなく顔がのび太に似ていることから「ツバメののび太」などと名前を付けるドラえもんだが、そこへスネ夫が何か自慢しにやってきた。ドラえもんは相手にしないが気になったのび太はスネ夫の家に向かう。スネ夫は大きな水槽に買っているたくさんの熱帯魚を自慢したのだが、のび太はまた例によって嘘をついてしまい、クジラを飼っているなどと言いだしてしまう。クジラを見せる羽目になったのび太が部屋のドアを開けると、そこには水槽の中にクジラがいた。スネ夫達ももちろん驚いたが、何よりのび太本人が驚いてしまう。これは「自家用衛星」で様子を見ていたドラえもんが「動物観察ケース」を使って南氷洋にいるクジラの姿を空間ごと繋げたのだ。試しにアフリカのサバンナをうつすと、そこにはライオンがいた。ちょうどペット屋で買ってきたイグアナを見せに来たスネ夫が部屋に入ると同時にライオンは吼えだして、スネ夫は逃げ出してしまう。ライオンは餌の子鹿を見つけたが、それを助けようとドラえもんは桃太郎印のきびだんごを食べさせる。スネ夫は警官を連れてきてライオンをつかまえてもらおうとするが、警官が来た時はケースの中はコアラになっていたので警官は怒って帰ってしまう。パンダやモグラを見て楽しむのび太は適当にいじるが、すると先程ののび太ツバメが映し出された。餌の虫を見つけても捕まえることが出来ず、きびだんごをあげるのび太。
 夜、のび太ツバメのことを気にするのび太だが、夜はツバメもどこかで寝ているから無駄だと話すドラえもん。翌日、学校から帰ってきて早速ツバメの面倒を見るのび太だが、突然ツバメがワシに襲われてしまう。きびだんごが品切れだったのでスモールライトでワシを小さくしたドラえもん。しかしツバメは地面に落ちたまま動かない。どこでもドアで現地に行ってお医者さんカバンで調べるとツバメは気絶しただけだったようで、またすぐに飛び始めた。南へ向かって飛んでいくツバメだがのび太は気がかりなのでついていくと言う。だが学校のあるのび太の変わりにドラえもんが行くことになり、ドラえもんはツバメを追って出発した。ところが10日経ってもまだドラえもんが帰ってこない。気になったのび太が動物観察ケースで見てみると、ツバメを送り届けたドラえもんが家の方角を見失って迷っているのであった。  

 (解説)今話ではのび太によく似たツバメが登場しますが、これはあまり深い意味はないようで、前半は様々な動物と空騒ぎするスネ夫、そして後半はツバメの様子がメインになっています。ツバメの生態をわかりやすく解説しているところもさすがと言った腕前です。ラストのオチはドラがのび太ツバメと同じ境遇になってしまったということでしょうか?
翼ちゃんがうちへきた   11頁 てれびくん82年6月号(コピーとりよせ機)
 スネ夫がテレビ局に行った時にタレントと一緒に撮った写真を自慢されるのび太達。スネ夫はこれから伊東翼の誕生パーティに行くと言い、ジャイアンからサインを頼まれて帰っていく。話を聞いた翼ファンのドラえもんは「コピーとりよせ機」を出して翼の立体コピーを部屋の中に映し出す。ところが翼の話から、誕生パーティは行われないことが判明し、スネ夫の言ったことは嘘であることが発覚した。並んで写真を撮ることにするがのび太は肩を組んでしまったために怒ったドラえもんが掴みかかり、翼も一緒に倒れてしまう。その後歌を聴いたりして楽しい一時を過ごしたのび太は、その時の写真をジャイアンとしずかに見せ、更に適当な嘘までついて悦に浸る。ところがのび太はしずかから田原のトンちゃんに会わせて欲しいと頼まれ、何とかコピーを取り寄せることにする。トンちゃんは楽屋で寝ているところだったが、突然起き始めて走り出したのでのび太は慌ててしずかを外に連れ出す。ところが今度はジャイアンがアクションスターの千葉県一に会わせて欲しいと頼んできたので、仕方なくコピーを持ってくる。コピーと知らないジャイアンは話しかけるが、撮影中だったためにアクションの巻き添えを受けてジャイアンも殴られてしまうが、ケンカの個人教授を受けたと満足した様子なので、とりあえず二人は安心する。その帰り道に出会ったスネ夫はまたウソをついたので、ジャイアンにギタギタにされてしまうのであった。  

 (解説)これもまたすごい道具ですね。妙な願望を叶えたがる人が出てきそうな(笑)。それはともかく、いつものように現実の名前をパロったタレントの名前ももちろん愉快ですし、泣き落としでのび太に迫るしずかや依然ミーハーだったことが判明したドラなど、各キャラの意外?な一面も見られて楽しいですね。
まんが家ジャイ子先生   12頁 てれびくん82年11月号(まんが家ジャイ子)
 空き地にいるジャイアンとスネ夫に今月号のコロコロコミックを見せるのび太。すると何とそこにはのび太作のマンガが掲載されていた。真実を問いただそうとのび太を殴る二人だが、そこへやって来たドラえもんが二人に何か絵を描いてもらい、それを「すりこみ製本機」にかけて雑誌の中に取り込んで見せた。怒るスネ夫だがいきなりジャイアンはのび太に対しバカ丁寧になり、クリスチーネ郷田のマンガを雑誌に載せてやりたいという願いを話した。それが誰だか最初は分からない二人だが、ジャイ子のペンネームであることを思い出して納得する。ジャイ子は何度応募しても落選続きで、マンガにおける自信を失いかけているという。ジャイアンはこれまでのジャイ子の原稿と少女雑誌を持ってきて、ドラえもんはそれをすりこみ製本機にかけ、ジャイ子のマンガを取り込む。それを見たジャイ子はジャイアンと抱き合って喜ぶが、ジャイ子は編集部に電話すると言いだし、頼み込まれたドラえもんは仕方なく「通話よこどり電話」を使ってのび太の家まで電話を繋ぐ。そこは何とか取り繕うことが出来たが、ファンレターが来ないと疑問を抱いたジャイ子を見てジャイアンはまたドラえもんの所に行き、のび太は「もはん手紙ペン」を使って何通もファンレターを書くことにする。ところが今度は他の雑誌に自分の作品が載っていない事に疑問を持ってしまい、二人はいろんな雑誌にすりこむ羽目になる。だがついに原稿料の話まで持ち出され、ドラえもん達はついに逃げ出してしまう。だがジャイ子は一人で自分の作品を読み直し、それがプロの模倣に過ぎないことを自覚し始めていた。試しにスネ夫に自分のマンガを見せてみると、スネ夫は遠慮なく酷評したので、真実を知ったスネ夫は卒倒するがジャイ子は晴れ晴れとした様子で「編集部」に電話をかけて第一歩から勉強し直すことを話し、それを聞いたジャイアンは涙を流して喜ぶのであった。  

 (解説)話としては典型的なギャグのパターンなんですが、なぜこんなにも面白いものに変わってしまうのか不思議です。やはりそれが本物の「プロ」の力なんでしょうね。マンガ雑誌のパロディタイトルもいつもの如く面白いし、今話に限ってはとことん損な役回りのスネ夫も登場シーンが少ないながらも頑張っていますね。



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