未収録作品わ行


ワープペン   TCS3巻 7頁 小一86年6月号
 いつものようにママにお使いを頼まれるのび太だが、雨が降っているので嫌がり、仕方なくママはドラえもんに頼む。するとドラえもんはすんなりとお使いを引き受けた。お礼にお小遣いをもらったドラえもんは部屋に戻って「ワープペン」を出し、それを使ってふすまに円を書き始めた。するとその円の中が八百屋に通じてしまった。円の中にワープホールを作る事が出来る道具なのだ。円の中から手だけ伸ばしてドラえもんはお使いを済ませ、のび太はペンを使ってしずかの部屋にワープホールを作った。のび太は円を大きくしてしずかの部屋に遊びに行き、雨が降って写生ができないというしずかのために、適当な場所までホールを繋げて写生を出来るようにしてやる。家に戻ったドラえもんは出かけるが、調子に乗ったのび太はペンを使ってスネ夫にいたずらをしてしまう。続いてジャイアンにいたずらをしようとするが、逆に気づかれてジャイアンの部屋に引っ張り込まれてしまった。ペンを取り上げたジャイアンは行きたかった動物園へのワープホールを開くが、円が大きすぎたために動物園のライオンが部屋の方にやってきてしまい、慌ててのび太の部屋に逃げようとするのであった。  

 (解説)どんなオチがくるかと思ってみたら、お約束通りのライオンですか(笑)。いや、面白いからいいんですけどね。ジャイアンが円を書いて、その次のコマでライオンが出てくるという「間」がなんとも絶妙です。何となく「のぞき穴ボード」を思い起こさせる話ですが、こちらの方が円を消す事が出来る分、使いやすいんでしょうね。
わりこみビデオでテレビ出演   FF29巻 7頁 小三79年5月号
 またまたのび太がいじめられているので、そこに割って入るドラえもん。しかしジャイアン達はテレビ番組の「エスパー少年隊」ごっこをしているのだと言う。だがいつも悪役ばかりさせられてしまうのでのび太もウンザリしており、一度でいいから主役をやってみたいと愚痴をこぼす。そこでドラえもんはのび太を本物のテレビ番組で主役にしてやる事を約束した。やがて夜になり、番組が始まる時間になってドラえもんは「わりこみビデオ」を出した。これをテレビに繋いだところで番組が始まった。しかしいつ主役にしてくれるのかを気にするのび太をよそに、ドラえもんは番組に夢中になってのび太などまったく相手にしない。やがて番組は終わったが、ドラえもんは今まで録画していたテープを巻き戻し、続いて別のカメラでのび太の顔を撮影し始めた。様々な角度、様々な表情の顔を撮影して一通りの素材を揃え、エスパー少年隊のケン隊長の顔にのび太の顔を合成する。ドラえもんの目から見るとそれはどう見てもしまらない姿なのだが、のび太本人が大満足なのでそれ以上触れない事にする。満足したのび太は今度はヒロインの顔をしずかにし、悪役をジャイアン達にすることを思いつくが、撮影しているのび太の姿を不思議がったジャイアン達はのび太をいじめて秘密を聞き出してしまい、自分達をヒーロー、のび太を悪役の顔に合成してビデオを再生してしまう。楽しむみんなの後ろでのび太は涙を流して悔しがるのであった。  

 (解説)全体的に見るとあまり見所がないです。エスパー少年隊の番組内容にほぼ1ページ割かれてしまっているのが原因だとは思うのですが、その分テレビを見ている最中のドラの様子がおかしく描かれているので、まあこれも良しかなとは思います。しかしのび太だけでなく、他のキャラに関してもヒーロー役はしまらないですね(笑)。まあドラキャラは総じてヒーローを演じられるような顔をしていないのでしょうがないとは思いますが。


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