ウルトラメモリアル

ここでは「ウルトラマン」シリーズに関するエッセーを載せています。
他と違ってかなり統一性のないエッセーになると思いますが、大目に見て下さい(笑)。


幼少時 〜小学校低学年〜

 僕は日頃から「生まれた時からウルトラファン」を自称している(笑)が、実際その通りな気がする。いつからファンになったかの自覚がないのだ。覚えているのはまだ1,2歳の頃、早朝の「セブン」の「ノンマルトの使者」のラストシーンである。その時は「ウルトラセブン」と意識していたかどうかもあやしいが、これがファーストコンタクトであったと思う。
 幼児期に原体験として見ていた作品は「80」のみだが、これもあまり記憶には残っていない。姉は「ザ☆ウルトラマン」を見た事がある。と言っているのだが…。「80」で覚えているのはガルタン大王の出てくる回である。だがそれ以外はあまり覚えていない。
 幼稚園に入ると、そこの男の子の間では、ウルトラマンが大ブームだった。当時たくさんのウルトラシリーズが再放送していた事がそれに拍車をかけた。「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」、「ウルトラマンエース」、「ウルトラマンタロウ」…。今考えると贅沢な時代である。特にみんな前後編の話では、既に書籍であらすじを知っているにもかかわらず、来週を心待ちにしていたものだ。
 「ウルトラマン・怪獣大決戦」が放送される。なぜか午後9時ごろから放送されたため、僕はずっと起きてそれを見ていた。事実上、これが始めての夜更かし(笑)。しかし眠気には勝てず、ちょうどハヤタ達の前にギガスが現れたところで床につく。あの頃は若かったなあ(笑)。
 その頃シリーズのソフビ人形が出まわり、たぶん第一次バンダイソフビブームだったと思う(笑、いや昔はポピーだったから)。だがその頃はウルトラ戦士が五兄弟までしかいなかったため、全体としては不服だった。けれど、最近のものよりはカラーリングはこちらの方が良いと思う。その他のウルトラ戦士に関しては、ミニサイズで全部そろっているやつが売っていたのでそちらを購入した。
 しかし、いくら幼稚園のガキとはいえ、早朝の早起きはキツイ。なんの話かと言うと、当時朝からやっていた「帰ってきたウルトラマン」の再放送。これは3話までは午前6時45分からだったのだが、予告なく4話でいきなり6時15分からになった。そのために郷の特訓シーンは見られなかったのだ。悔しい。で、その後途中から今度は午後5時くらいからの放送になって、やっと落ちつくのであった。
 「セブン」、「新マン」、「エース」の最終回はどれも感動した。この年になるとなんか難しい事ばかり考えて、それが先行してしまうきらいがあるが、やはりこういったヒーローものに対する愛を根底から支えるものは、作品を見た時に素直に感動できたり興奮できるかであろう。この考えはこの当時から今に至るまで変わっていない。だから僕は今でも「つまらない」と感じたものは見ないようにしている。「グリッドマン」、「シャンゼリオン」なんかはその代表だな(笑)。
 小学生になるとさすがにみんなウルトラマンから離れていき、当時出たばかりのファミコンに興味が移った。それは僕も例外ではなく、ウルトラマンへの情熱が蘇るのには、今しばらくの時間を必要とするのであった。


成長期 〜小学校高学年〜

 ウルトラマンに再びはまるきっかけを起こしたのは、確か小学四年の冬休みにTBSで再放送された初代ウルトラマンを中心とした特集番組であった。その時は待望のビデオデッキを購入したばかりだったので、再放送の所は全て録画し、はじめてウルトラマンの第一回や最終回などを見ることが出来た。
 これを期に、TBSではちょくちょく旧作を再放送する事になり、確かその後2年くらいは長期休暇の折に再放送していたと思う。おかげで僕のビデオにはたくさんの話が録画される事になった。
 この時期のウルトラの思い出で忘れてはならないのは、テレビ東京系で放送されていた(関東ローカル?)「ウルトラ怪獣大百科」である。これは月曜から金曜まで18時25分から5分間だけやっていた帯番組で、一回につき一匹の怪獣を分析し、その怪獣が出てきた話の画面を写しながら解説するというものであった(マニアの方ならほとんど知っていると思うが)。で、この番組のナレーターは青野武氏なのだが、何故かザラブ星人の回の時だけ、ナレーションがザラブ星人の口調に代わっていたのだ。なぜかは全然分からなかったが、余り違和感も持たなかった。青野氏がザラブ星人の声はおろか、スーツアクターまでやったということを知るのは、番組を見てから2年ほど経ってからのことである。
 この頃、再びソフビ人形を集め始めた。僕が嬉しかったのは、以前と違ってウルトラ戦士も怪獣もたくさん発売されていた事。ウルトラ戦士は早々にほとんど集めてしまったような気もする。ただ、怪獣がテレスドンだけだったので、遊ぶのには苦労していた。
 小学四年だったか、「ウルトラマンUSA」が公開される。しかし僕にしてみればその時併映の「マン」「エース」の方が楽しみだった。だからUSAは当時に一回見ただけで、今では全然覚えていない。パンフは買ったけど。
 小学五年の時、夏休み中に「ウルトラマンフェスティバル」が開催される。僕にとっては初めての大きなウルトラ関係イベントなので、父と一緒に喜んで向かった。…のだが、今となってはあまり覚えていない(笑)。その後このイベントは何年も続き、僕は結構行った気がする。ただし池袋で行われた場合に限るのだが。最後に行ったのは確か高校三年の時だったと思うけど、その時の事は高校生の項で。
 この時期になると、子供向けのウルトラ関係の書籍はほとんど読んでしまったため、必然的に大人向け、つまりマニア向けの本が欲しくなってきた。思春期の子供にありがちな「早く大人になりたい」思考が働いたのだと思う(笑)。そんな時に買ったのはケイブンシャの「特撮の秘密百科」という本と、バンダイの「ウルトラマン大図鑑」である。前者はウルトラマンの製作の方に重点を置いた解説で、ここで始めて「クール」とか「番組強化案」とかいう言葉を覚えた。後者はバンダイが出していた「大図鑑」シリーズで、個人的に好きなシリーズでもある。後に仮面ライダー大図鑑で僕が非常にお世話になることになった本だ。と言っても、当時は文章がやたら難しくて、内容を把握するのに苦労したが。
 そして六年生となり、唐突に「ウルトラマングレート」の話が舞い込んできた。当時の僕にしてみれば、始めて現在進行形でお目にかかるウルトラマンである。たとえ海外製作とは言え、非常に楽しみな作品であった事は言うまでもない。だが当時の僕にはとてもビデオを買うお金などあるはずもなく、親に無理を言って1巻だけを買ってもらった。で、見てみた…。正直、あまり面白くなかった。今ではこの作品がどういうコンセプトで作られていたのか分かっているが、当時はあまり迫力もなく、合成も申しわけ程度に使われているだけで、面白いとは思えなかった。でも今ではグレートは結構好きになっている。少なくとも、後の「アノ」作品に比べれば(笑)。


覚醒期 〜中学生〜

 中学生になると、毎年やっていたシリーズの再放送も影をひそめ(やっていたことはやっていたけど)、僕自身の興味がライダーに移っていったこともあって、あまり熱心にウルトラシリーズに注目することはなくなってきた。結構小学生の時はソフビ人形を集めていたものの、中学生になるとピタリと集めるのを止めてしまった。この時期はウルトラ自体には醒めていた時期であった。
 だが、大方のマニアは経験していることと思うが、この時期になるとマニアックな物の見方が出来るようになり、やたらめったら難しい言葉を使ったりして作品を語る(と言っても誰かに語るわけではなく、自分で勝手に考えるだけ)ようになってきた。それと同時にマニア向けの雑誌というのも読み始めるようになり、特に今は亡き「B−CLUB」には大変お世話になった。
 こういう頃は偉そうなことを言っていても自分で考える能力が若干乏しいために、他人の意見を聞いてそれを鵜呑みにすることが多い。僕もご多分に漏れずそういう道を進んでしまい、中二あたりまではタロウやレオなんかの作品が大嫌いになってしまっていた。特にタロウは今までに再放送で幾度か見たことがあるだけに、余計マンやセブンとの違いを見せ付けられ、その考えに拍車がかかってしまった。もしこの偏狭な考えをもったままでマニアになっていたらどうなっていたかと、今でも時々怖くなる。
 中一の頃、「ウルトラマン大全集」(だったか?)という二枚組のCDを買う。Qからウルトラマン物語の歌まで入っている、恐らく知らない人はあまりいないであろう、CD初期のベスト盤である。僕はこれで初めて「ウルトラセブンのうたPart2」とか、「戦え!ウルトラマン」を聴いた。今でも僕の財産の一つとなっている。ついでに中一になったばかりの頃は、ケイブンシャから連続してウルトラ関係の大百科が出版された。これまでの「兄弟全員をいっぺんに特集」ではなく、ここのヒーローだけに焦点を当てた本である。これは「レオ」まで持っているのだが、今見るとかなり濃い内容が書かれている。子供が見るには難しい「第四惑星の悪夢」にもわかりやすい解説をつけていて、下手なマニア本よりもずっとよい解説だと思う。
 この時期のことで忘れてならないのは「衛星放送」である。当時の衛星放送では帰マンを筆頭に歴代のシリーズをほとんど再放送しており、以前から僕が欲しいアイテムの一つだった。で、中二の頃に目的は違ったものの衛星放送を購入し、ウルトラシリーズの番組を録画することにした。対象はタロウと80。特に80は本放送時の記憶がほとんどないので、密かに楽しみにしていた。再放送自体には文句はないが、一つだけ不満があった。なぜ最初のオープニングの時に、音がはっきり出ないのか。ウルトラシリーズで言えば、最初のタイトルが出る前の効果音が最初のうちだけ消されているのである。おまけに第二期シリーズにあったアイキャッチも完全に消されている。おかげでタロウは曲のつながりが変な感じになってしまい、何か嫌だった。
 中三の頃は「ウルトラマンパワード」のことで話題沸騰。ハリウッドの特撮で初代ウルトラマンをリメイクすると言うのだから、いやがうえにも期待は高まった。だが結果は…、と言うか、第1話を見ることが出来たのは高校生になってからなので、その時に感想をば。

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