2001年12月25日(火) 18:30〜21:00 放送
テレビ朝日系

「M−1グランプリ2001」

なお、このページの構成は、ボキャブラ帝国
ちょっとパクっております。すいません。
「キャッチフレーズと名前」って時点で、
頭の中での構図が、そうなってしまいました。




若手お笑いグループの中で最強を決めようという企画。
優勝賞金1000万円という、大きな企画なのだ。
ひゃくまん、じゃないのです。いっせんまん、なのです。すごいね。

参加資格は「結成10年未満である」ということ。
何人組でも構わない(コンビに限らない)。
吉本興業主催の企画だが、
吉本以外の事務所に属していても構わない。
というか、プロ・アマさえ問わない。
なので、「結成3日目」とかいう素人コンビでも、
予選には参加できるのだ。
つまり、予選では、まったくの素人とか、松竹芸能の芸人とかが
あの「なんばグランド花月」の舞台に立つという、
通常では考えられないことが起きたわけだ。

なお、ネタは「漫才」に限る。
「コント」は認められない。
「M-1」の「M」とは、「漫才」の「M」なのだ。
普段漫才はしないコンビも、
これへの参加の為に、漫才を作ったりしていた。

参加コンビは総勢1603組
まず「地区予選」が全国各地
(東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、
静岡、広島、高松、仙台)で行われ、
それをトーナメント形式で勝ち抜いてきた10組だけが、
この東京での「本選」に出場できる。

この「本選」は「1回戦(事実上の準決勝戦)」と「決勝戦」から成る。
決勝戦に残れるのは、わずか2組である。

それでは、まず1回戦から見ていこう。




■1回戦■

福岡、大阪、札幌、の各会場に、素人が100人ずついる。
それぞれが1点ずつを持っている。
1点×3会場×100人、素人審査員の最大は300点となる。

東京の会場には「特別審査員」がいる。
「西川きよし」
「青島幸男」
「春風亭小朝」
「ラサール石井」
「鴻上尚史」
「松本人志」
「島田紳助」

この7人が「特別審査員」である。
ちなみに、松本は当初、審査をすることを嫌がっていたが、
紳助の強引な押しに、断りきれなかったらしい。

その「特別審査員」が、各100点ずつ持っている。
7人なので、計700点。

素人審査員300点、特別審査員700点、の
計1000点満点で競われる。
そのうちの高得点2組が、決勝進出となるわけだ。

なお、ネタをやる順番は本人達による「くじ引き」で決められる。

では、その「1回戦」を見ていこう。

なお表の見方は、
所属事務所
結成何年目か
出場全1603組に
与えられた番号
画面向かって左
(舞台上の本人的には右)
の人の名前・年齢・出身地
画面向かって右
(舞台上の本人的には左)
の人の名前・年齢・出身地
番組で使われていたキャッチフレーズ
コンビ名
<主な受賞歴>
番組で紹介されてた受賞歴。
他にもあるかもしれません。

と、なっております。



1組目。
いきなり優勝候補と言われているコンビの登場。

吉本興業・所属
結成9年目
No.438
中川 剛
31歳・大阪府出身
中川 礼二
29歳・大阪府出身
笑いのDNA
中川家
<主な受賞歴>
第30回 上方漫才大賞・新人賞
第17回 ABCお笑い新人グランプリ・最優秀新人賞

なかがわけ。実の兄弟コンビ。
結成9年目なので、「結成10年未満」が参加資格の
「M−1グランプリ」には 最初で最後の出演となる。
ちなみに、吉本で「結成10年目」だと、
「メッセンジャー」が、それにあたる。

それでは点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
65
89
79
233
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
91
90
90
90
85
70
80
総合得点
829

1000点中829点という良い数字。
・・・が、一組目だから、この点数が高いのか低いのかは
まだ判断のしようがない。

とりあえず、1位の席へどうぞ。

ちなみに中川家、剛(つよし・兄の方)が昔、
「緊張して先輩芸人と うまくからめない」ことから、
一時、精神的な病(パニック症候群、というらしい。
人を怖いと思い、人前に出られなくなるという、
芸人にとっては致命的な症状なのだ)にかかり、
1年ほど まともに活動できない時期があった。
・・・が、それも無事に乗り越え、今や全国ネットの番組でも
見かけるほどの活躍ぶりを見せている。

余談だが、デビュー当時の中川家の写真を見ると、
礼二(れいじ・弟の方)が めちゃめちゃ細いことに驚く。
今の半分ぐらいではなかろうか。

あと、礼二はバツイチらしいですな。
2年程前に ひっそり結婚して、
1年程前に ひっそり離婚していたらしいです。

そんなわけで、2組目へ行きましょう。




2組目。
ある意味、ビジュアル系といってもいいのかも知れない。

吉本興業・所属
結成2年目
No.1181
岩尾 望
26歳・大阪府出身
後藤 輝基
27歳・大阪府出身
奇蹟の顔面
フットボールアワー
<主な受賞歴>
第21回 ABCお笑い新人グランプリ・最優秀新人賞
第31回 NHK上方漫才コンテスト・優秀賞

キャッチフレーズの「奇蹟の顔面」とは、
岩尾のインパクトの強い顔のことを指している。
「マンスリー吉本」という、吉本の雑誌の
「不細工だと思う芸人アンケート」で、2位に入ったことがあるほどだ。
ちなみに1位は、言うまでも無いかも知れないが、
ホンコンさんである。

それゆえ、「不細工ネタ」とかをやったりもする。

それでは点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
62
83
46
191
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
90
80
80
82
82
55
66
総合得点
726

1000点満点で726点。
決して悪くは無い点数だが、中川家には届かない。

とりあえず、2位の席へどうぞ。

ちなみに、「結成2年目」とあるが、
共にNSCの14期生であり、芸歴は結構長い。
2人とも、「フットボールアワー」の前は別々のコンビだったのだ。
岩尾は「ドレス」、
後藤は「後藤・天満」(後に「エレキグラム」に改名)というコンビ。
ただ、「ドレス」時代には、「不細工ネタ」は一切していない。
というのも、岩尾自身は 自分が不細工だとは思っていなかったからだ。
というか、今でも実は あんまり思っていない。
なので、それぞれのコンビの解散後、
「フットボールアワー」を組んだとき、
後藤は どう対応していいか分からなかったらしい。
「芸人として、非常にオイシイ顔をしているので、
ぜひネタに取り入れていきたいのだが、
本人はそう思っていないだけに、それをネタにしていいものか」と。
今ではもう、吹っ切れて、ネタにしているが、
最初のうちは岩尾は納得していなかったようだ。

そんなわけで、3組目へ行きましょう。




3組目。
かつては 「クヮンガクッ」で見ていたコンビ。

吉本興業・所属
結成3年目
No.80
徳井 義実
26歳・京都府出身
福田 充徳
26歳・京都府出身
お笑い陰陽師
チュートリアル
<主な受賞歴>
第21回 ABCお笑い新人グランプリ・優秀新人賞

関西ローカルの番組ではよく見る2人なので、
まだ結成3年目だということが意外だった。
子供の頃からの友達コンビである。

それでは点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
38
67
49
154
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
80
75
75
68
75
50
60
総合得点
637

現在2位の「フットボールアワー」の点数に及ばないため、
この時点で決勝進出は不可能となる。

ちなみに、「結成3年目」とあるが、
徳井の方はNSC13期生であり、これまた結構芸歴は長い。
(ちなみに、13期生は他に、「増田(ルート33)」、「次長課長」、
「野性爆弾」などがいる)
フットボールアワーと同じく、最初に組んだコンビは解散。
その後、芸人ではなかったのだが、古くからの友人である福田を誘い、
コンビ結成にいたる。

ちなみに、コンビ名候補、「チュートリアル」の他に、
「初夏の潮風に誘われて」というのもあったらしい。

そんなわけで、4組目へ行きましょう。




4組目。
個人的にはこの本選進出10組の中で1番好きなコンビ。

松竹芸能・所属
結成6年目
No.1118
柳原 哲也
29歳・大阪府出身
平井 善之
27歳・大阪府出身
3オクターブの衝撃
アメリカザリガニ
<主な受賞歴>
第19回 ABCお笑い新人グランプリ・審査員特別賞
第28回 NHK上方漫才コンテスト・最優秀賞
第27回 上方お笑い大賞・銀賞
第34回 上方漫才大賞・新人賞

キャッチフレーズの「3オクターブの衝撃」とは、
ツッコミ柳原の独特な高い声にある。
(ほんとに3オクターブの音域が出るのかどうかは知らないが)
高いんだけど、キレイというわけでもなく、
でも、かといって、聞いてて不愉快なわけでもない、
非常に良い声をしている。
ゆえに、なんとかいうアニメの声優に抜擢されたこともあるほどだ。

この決勝には、松竹芸能から、有望な若手が2組出ている。
その1組目、点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
84
57
87
228
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
88
85
80
92
84
65
74
総合得点
796

・・・お、現在2位の「フットボールアワー」の点数(726点)を抜いた。
よって、フットボールアワーは この時点で決勝進出不可能となる。

さあ、どうなるだろう、吉本主催の企画で、
松竹芸能が決勝進出、果ては優勝という快挙は成されるだろうか?

ちなみに、この「アメリカザリガニ」というコンビ名は、2人の
「コンビ名に国の名前を入れたい」という意見と
「コンビ名に生き物の名前を入れたい」という意見の、結果である。
略して「アメザリ」と言われるが、
一時期「アメザリ」を正式名称にして活動していた時期もある。

そんなわけで、5組目へ行きましょう。




5組目。
本選出場10組の中、唯一の関東勢。

人力舎・所属
結成6年目
No.855
小木 博明
30歳・東京都出身
矢作 兼
31歳・東京都出身
東京の星
おぎやはぎ
<主な受賞歴>
なし

「お笑い=関西弁」みたいなイメージが世間にある中、
唯一 関東勢で決勝まで勝ち残った おぎやはぎ。
東京弁の漫才は、各地区で どのような点数を出すだろう?

それでは点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
22
12
43
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
77
80
75
82
73
60
50
総合得点
540

・・・うおお!? 大阪、9点!?
予想外に低いな。
大阪に限らず、素人審査員の票が ことごとく低い。
東京会場の素人の客からも、
その点数に「どよめき」が起きた。

私の中にも、たしかに「お笑い=関西弁」ってイメージはありますが、
ここまで酷評されるほど 酷くもなかったと思うのですが。
少なくとも、個人的には、次のコンビより面白かったです。

ただ、若干、やるべきネタの選択を間違えたのではって気もします。
なんというか、「面白いダラダラ感」みたいな感じのネタだった。
単独ライブとかで、何本もネタをやる中の一本、なら
これでいいんだろうけど、
ビシッと決めるべき「ネタ一本勝負」みたいな場所で
やるべきネタでは無かったのではないかと。


そんなわけで、6組目へ行きましょう。



続いて白熱の後半戦!
果たして、中川家とアメリカザリガニに
勝てるコンビは現れるのか!?