ディティールアップ編 その1 「ドラゴン・ハンスの水筒」
 
カスタムというと「何もかも自作しなくては」と思われがちだが、まずはちょっとしたディティールアップから始めると、以外と簡単にカスタムの雰囲気を楽しむ事が出来る。是非貴方もお試しあれ!!
   
ドラゴンのハンスに付いてきた水筒
「シュタイナーの言いたい放題」でも紹介したが、今までの水筒の中では一番出来の良い水筒である。
しかし、これもちょっと問題点があるので直すと更に良くなる。
まずは画像左の修正前の物と右の修正後の物を見比べて貰いたい。
2カ所の矢印の部分が異なっている事が判ると思うが、これはサンプルに使った実物の水筒のフェルトカバーが、後ろ前に付けられていたのを、そのまま製品にしてしまった為の間違えであると思われる。
これは、間違えている部分をデザインナイフ等で削り落とし、エポキシパテで作り直せば簡単に直す事が出来る。
下に実物の画像を掲載してあるので見比べて欲しい。
これも、画像左が修正前で、右は修正後である。

コップのパーティングラインもヤスリで削れば簡単に消す事が出来るので、是非とも手を入れたいところだ。
また、フェルトカバーのスナップは下の実物写真を見ても解る通り平べったい物なので、エポキシパテを小さく丸めた物を押しつけるようにすると、簡単に再現出来る。
もう一つ、重要なポイントとして、画像右の修正後の物の革ベルトの裏側の下の方が、水筒本体から浮いているのが判ると思うが、これは雑嚢の革ループに差し込めるようにするための工夫である。
これもただカッターナイフでそっと切り込みを入れるだけの簡単な工作だが、雑嚢に取り付けた時に水筒が、左右にだらしなくブラブラするのを防げるので 、是非とも試して貰いたい。
あとは、実物画像を参考に、革ベルトにバックルを追加すると更に良くなるが、自信のある方は試してみると良いだろう。
また、塗装はコップをオリーブグリーンに塗ると後期の鉄製の物という事になる。フェルトカバーも色のバリエーションが存在するので、資料を見て塗り分けるのも面白いだろう。

   
実物の水筒
   
31年型水筒

画像左が正面で右は裏側である。コップの取り付け方がドラゴンの水筒とは異なっているが、記録写真等ではどちらの付け方も確認出来るので、あまり気にしなくても良いだろう。
こうしてみると、フェルトカバーのベルト通しの革製ループが裏と表で取り付け高さが異なっているのがわかる。
なお、この水筒はコップがHRE40、水筒本体がFSS39、更にフェルトカバーも異なるスタンプが押されていて、いくつかの水筒の部品の寄せ集めであるが、現存する水筒にはこの様な物が多い。

31年型水筒

コップを外した状態、及び側面形を見る。
コップの折り畳み式の取っ手や、キャリングベルトの構造、また各部のディティール等をゆっくり見て貰いたい。こうしてみると、ドラゴンの水筒が極めてクオリティーの高い物である事がわかる。
また、画像左の側面形を見ると、水筒本体にも裏表がある事がわかる。
なお、この水筒のキャップはアルミ製の物だが、この他に黒のベークライト製のキャップもある。(ただしドラゴンの水筒のキャップはアルミ製キャップをモデルとしていると思われる。)

水筒の装着状況を見てみよう。

雑嚢のDリングに水筒のナス環を引っかけて、更にベルトを雑嚢の革ループに通して固定する。
こうして2点で支持する事で水筒がブラブラとする事を防いでいる。
この画像を見ると、ドラゴンの水筒の様にフェルトカバーを後ろ前に装着した場合、上の支持部分が下に移動してしまい、水筒が手前に「おじぎ」してしまう事が理解出来ると思う。
これは、この水筒を設計した人に対する重大な侮辱で、実際には凄く良く考えて作られている。
もしも貴方が軍装品のコレクターで、この水筒を入手した時、フェルトカバーが後ろ前に装着されていたら、迷わず直して頂きたい(笑)。

   
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