
-------------------------------------------------------------------------------- 闇の覇者・真王たる者・竜皇女(11) 投稿者:おんしー(on see) 投稿日: 9月16日(土)20時46分15秒 11.竜皇女 一方ここはガスタブルグ王国ダルドア城跡。 だが未だに黒剣士は降りず、黒い飛空艇の中にいた。 そこにはライ、ボーゼル、ルナ、そして失敗したキースがいた。 キースの右頬は赤く腫れ、誰かに殴られたのは明確であった。 「貴様・・・・勝手にここを飛び出して。何をしたのか分かっているだろうな。」 ボーゼルは何か言おうとしたが黒剣士に止められた。 「キースともあろう者がまさか女王竜を呼び起こしてしまうとは・・・・ 情けない。それでも世界を火と化した竜の一族の末裔か。」 黒剣士は鉄仮面から冷たい目で睨みつけた。 「うぐっ・・・・だが、俺にも妻となるべき女性が・・・・。」 「貴様には・・・失望したぞ。せっかく牢から出してやったというのに・・・ やはりキースの者は所詮愚か者だな。結局自分の首を締める事になるというのに 皇竜と呼ばれしグレイトドラゴン族に喧嘩を売ったのだから。」 「き、貴様・・・・・・。ぐっ・・・・。」 キースは何か言おうとしたが黒剣士の力がキースの首を締め付けた。 「ミルル皇女にやられたのはこんな感じか、キース?」 「なにっ・・・・・・。どうしてそれを・・・・・。」 「我は何でも知っている。お前の仕出かした失敗もな。」 「くっ・・・・・・・。」 「ライ。キースを投獄しておけ。まったく使えない愚か者に用は無い。」 「はっ・・・・・。さあ、来るんだ、キース。」 「・・・・・・・・・・・・・ふふふっ。」 「あはははははは・・・・やっぱりバカだ、バカなんだよ、キースは。」 ボーゼルとルナの嘲笑を浴びながらキースはライに連れられていった。 しばらくして・・・・・ライは戻ってきた。 「さて・・・・・・ライよ。メリクリウスの動き、分かったか?」 「はっ・・・・・旧ギーガン領に潜伏しているとの情報を得ました。」 「して・・・・その情報を得るのに・・・・何人のスパイが死んだのだ。」 「1000人ほど・・・・・連絡がつかなくなりました。私の元に たどり着いたスパイも私の目の前で死にました。」 「そうか・・・・・これが・・・・・ベルクファクスの忍びなのか。我々の暗殺者とは レベルが違いすぎる・・・・。」 「ですが・・・・・時は急がないと。ベルクファクスが厳戒体制に入ってしまいますと 今度はべガン兄弟が出れなくなります。」 「分かった・・・・・すぐに手を打て。」 「はっ・・・・・ではべガンの兄に連絡致します。」 ライはそのまま部屋を出ていった。 そして・・・・・・・・ ベルクファクスの首都「黄鶴都」、玉座の間では・・・・・。 ギアが・・・・・・剣に貫かれていた。 「く、く・・・・・血迷ったか・・・・マクシナス・・・・・・。」 「・・・・・・・生憎と・・・マクシナスという名前ではないのですよ、私は。 さすがにここまで来るのに・・・・500人の暗殺者が死んでしまうとは・・・・。」 そう言って暗殺者はベリべリと変装用の仮面を外した。 そこには・・・・べガンの兄の顔があった。 (続く)