MILK BAR
P.M 11:00




日は昇り、そして沈む。

日に変わって、月が天空を支配する。

その月の支配を逃れるように

地上は煌々としたネオンを瞬く。


都会にあって、都会ではない。

ネオン街にあって、ネオン街ではない。

一瞬、スラム街を思わせる通りの一角に

そのBARは存在した。


『MILK BAR』


来る者を拒むような重い扉も、

風が吹くたびに不快音をたてる看板も

気にする者はいないだろう。

中に入ってしまいさえすれば……


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