DARK SIDE OF THE MOON
(邦題:狂気)


(1973年発表)
(全英チャート:2位)(全米チャート:1位)
(東芝EMI:TOCP-65559)

1,Speak To Me
2,Breath In The Air
3,On The Run
4,Time
5,The Great Gig In The Sky
6,Money
7,Us And Them
8,Any Colour You Like
9,Brain Damage
10,Eclipse


 もはや説明不要、と言いたい所だが、一般日本人は「モーニング娘。」は知っていても、これは知らないのだろう。さすが島国日本茶々。
 ビルボードTOP200に15年間チャートイン。850週もいたのだ。さらに、発売20周年記念でリリースされたボックス仕様リミックス盤もイギリスで5位まで上昇。確実に年代を問わない「20世紀が生んだ文化作品」。
 残念なことに、世界での売り上げ枚数はRIAA(米国レコード協会)が発足した以前にリリースされた事もあり、正確な枚数は不明だが、おそらく世界一と言われている。(公式にはM・ジャクソンのスリラーが4500万枚でトップ)
 また統計上では世界中で誰かが常に、このアルバムを聴いており、イギリスでは5軒に1軒は「狂気」を所有している!
 今作はロジャーが全曲の歌詞を担当。今回のコンセプトはニックの家の台所(またか、笑)で行われたミーティングで決定された。ロジャー曰く「人間の生活を脅かす、狂気・労働・老い・死とか全編を通してのテーマが欲しいんだ。鼓動のある生活とかなんとか。そうすりゃ、他の曲も出来るだろ?」
 この作品のレコーディングで、早くもロジャーとデイヴの間に亀裂が入りつつあった。(現在入手出来るビデオ「ライヴ・アット・ポンペイ」に狂気の収録風景が収められているが、ここでロジャーのデイヴのギタープレイに関して「音が濁ってるぞ」という指示に対しデイヴは「ロックンロールにはフィードバックがなきゃ、ダメだろ?」とつぶやくシーン有り。笑。)これを解消する為に調停役としてクリス・トーマス(その後、ヒューマン・リーグ、インエクセス等で有名に)が招かれている。
 ジャケットはロック史上、最高傑作の一つだろう。しかし、メンバーは簡単に選んだそうだ。デザインしたヒプノシスのストーム・トーガソンによると「色々なアイデアのデザインをメンバーが見て、お互いの顔を合わせて”これだ!”って指さして部屋を出ていった。その間わずか3秒ぐらいだったよ。」
 また、このデザインでの現象は、まったく事実とは違うので子供さんの理科のテストで得意顔で教えないように。(爆)
 (自然光にあるハズの紫が無いことと、実際にプリズム光線の曲がり方が違うこと。これはいずれもレコード店でのディスプレイを考えての措置らしい)
 (6)は米国で最初シングルカットされたが、これが13位になる大ヒットに。当然喜ぶべきことなのだが、その後彼らのライヴにてこの曲を演奏する度に観客が騒ぎ、まともに聴かないという事態に。後々この体験が彼らに影響を及ぼす。
 (7)は元々、映画「砂丘」のサントラ用に書かれたピアノ曲。アルバム「狂気」のリリース前にも一度演奏されているが、この時は20分もあった大作だったそうだ。ディック・パリーのサックス・ソロが素晴らしい。
 (10)は、当初アルバムタイトルにもなっていた。初めは「DARK〜」だったが、メディシン・ヘッドのアルバムタイトルと同じになってしまい、ECLIPSEにしようとしていたのだが、メディシンの方が、まったく売れなかったので当初のタイトルになったようだ。また、謎めいた事実もあり。初期発売のCDでは聴こえないが、リマスター盤CDには1分41秒のところで、ビートルズの「涙の乗車券」らしきストリングスが聴こえるのである。(かなりヴォリュームを上げないといけないが)
 これはバンドの悪戯説、スタジオ回線に混乱があった説、古いテープの上からとったのでかすかに聴こえる説、とあるが、正式発表は今現在まで無し。
(FIXX)



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