UltraHLE

 任天堂に訴えられたというエミュレータで、グラフィック、サウンドともに再現度が素晴らしいです。対応しているゲームはそれほど多くなく、初期のものに対応しています。コントローラーの設定にはUltraHLPなどのツールが必要となります。また、APIはGlideのみサポートのため、Voodooシリーズのビデオカードが必要となります。Voodooシリーズ以外の場合は、GlideをエミュレートするGlideWrapperが必要となり、グラフィックやサウンドの再現度やスピードはそれらに依存します。他にも、ディレクトリのフルパスに日本語やスペースが使えないなど注意する点が多いです。

エミュレータ: [全般] [Corn] [Daedalus] [Nemu64] [Project64(v1.3)] [Project64 v1.4(仮)] [TR64] [TRWin] [UltraHLE]

情報
Verson 1.0.0
LastUpdate 1999/01/28
Homepage http://www.ultrahle.comhttp://www.emuunlim.com/UltraHLE
作者 Epsilon,RealityMan
ソース 非公開

機能
機能 内容
プラグイン 不可。
対応ロム v64フォーマット、n64フォーマットをサポート。
コントローラー マルチプレイ(UltraHLPが必要。)、振動パックをサポート。
セーブタイプ クイックセーブ、ステートセーブをサポート。
その他 チート機能、スクリーンショットをサポート。

必要なシステム
機能 最低 推奨 理想
CPU Pentium233MHz以上 Pentium300MHz以上 Pentium400MHz以上
ビデオカード 3dfxのVoodooシリーズのカード
注意:Glide非対応のカードでもGlideWrapperを使うことで起動できる
3dfxのVoodoo2/Banshee以上
メインメモリ 32MB以上 64MB以上
API Glide
OS Windows
注意:GlideWrapperによってはWindows2000は不可

ファイル
 UltraHLE ver.1.0.0とUltraHLPのファイル類。
  • UltraHLE
    • Ultra.exe
       エミュレータ。
    • Ultra.ini
       INIファイル。新しいものに入れ替えよう。→INIファイル
       メモ帳やワードバッドなどで開いて書き換えることができる。下記のINIファイルの設定を参照。
  • UltraHLP
     UltraHLEのキー設定やバグ修正をするためのツール。下記のコントローラーの設定を参照。→ツール
    • ultrahlp.exe
    • read.1st
 上記のファイルをすべて一つのフォルダに入れる。セーブ用のフォルダとロム用のフォルダを作成する。これら三つのフォルダのパスに日本語やスペースが入らないようにフォルダの名前を変更したり、移動したりする。もし、パスに日本語やスペースが入ると読み込みエラーが起こる。

GlideWrapper
 ビデオカードが3dfxのVoodooシリーズ以外の場合GlideWrapper(glide2x.dll、付属するコンフィグ等)をUltra.exeと同じフォルダに入れる。必要に応じてコンフィグでPC環境に合わせて設定する。→GlideWrapper

INIファイルの設定
 解像度や各フォルダの指定はこのINIファイルの書き換えによって行う。
 メモ帳やワードバッドなどでINIファイルを開き、saveパス、romパス、解像度、サウンドの設定をする。具体的には、[default]項目中にあるプロパティを以下のように書き換える。
  • セーブフォルダの指定
     savepath=[ 作成したセーブ用のフォルダのパス ]
     例:名前がsaveで場所がUltra.exeと同じ場合はsavepath=saveにする。
  • ロムフォルダの指定
     rompath=[ 作成したロム用のフォルダのパス ]
     例:名前がromsで場所がUltra.exeと同じ場合はrompath=romsにする。
  • 解像度の設定
     resolution=[ 横 ],[ 縦 ]
     例:解像度が640×480の場合resolution=640,480とする。INIファイルによっては数値があらかじめ入力されていて//resolution=640,480などとなっているものがある。この場合、頭の//を削除するとその解像度が有効になる。
  • サウンドの設定
     sound=[ 1でオン,0でオフ ]
     例:オンの場合はsound=1にする。
 その他のプロパティは触らない方がいい。
 チートコードを使いたい場合もINIファイルを書き換える。具体的には、チートを使いたいゲームの項目を探して、その項目中の//patch=〜の頭にある//を削除すればそのチートが有効になる。

コントローラーの設定
UltraHLP
 ultrahlp.exeを実行してultra.exeを選択する。

「Joystick Options」
 左上のボックスで認識されているジョイスティックやボタンの数、軸の数を確認する。
  • 「Disable Joystickbug」
     チェックを入れるとUltraHLEのボタンを押しつづけることができないバグが解消される。
  • 「Dead Zone」
     アナログ・スティックの感度を調整する。数値が小さいと敏感になり、大きいと鈍感になる。
  • 「scan」
     クリックしてscaning中に認識されているジョイスティックのボタンを押すと「Joystick Output」にボタンの番号が表示される。

「Joystick Bottons」
 ジョイスティックのキー設定。
  • 「Use Joystick」
     チェックを入れてジョイスティックを有効にする。
  • 「#of buttons」
     ジョイスティックで使用するボタンの数を選択する。
  • 「B x」
     「Joystick Options」タブの「scan」で確認したジョイスティックのボタンの番号にキーを割り当てる。

「Keyboard Options」
 キーボードのボタンを割り当てる。
  • 「Keybord sensitivity」
     キーボードの感度。アナログスティックをキーボードで操作する場合に調節しよう。「less」に近いほど鈍感になり、「more」に近いほど敏感になる。

「Patch」
 その他の設定。
  • 「Resolution」
     解像度を入力する。
  • 「x Player[joy/keyb]」
     入力デバイスの環境を選択する。
  • 「Patch exe and Make .kwl file」
     クリックするとこれまでの設定した内容が有効になる。

 UltraHLPを閉じる。


基本操作
GUI
 大きく分けて四つ。
  • メニューバー
     項目を選択してエミュレータの操作や設定をする。
  • メインウインドウ
     INIファイルで指定したロムフォルダにあるロムが表示される。カートネームをダブルクリックするとロムが実行される。
  • Debug Output
     デバッグウインドウ。エラーや警告が表示される。
  • ステータスバー
     読み込み状況などが表示される。

「File」/メニューバー
 ロム・セーブファイルの操作。
  • 「Open...」[Ctrl+O]
     ロムを選択して実行する。
  • 「Load State」[Shift+F9]
     ステートロード。「Save State」で保存したセーブファイルを読み込む。
  • 「Save State」[Shift+F6]
     ステートセーブ。ゲームの状態を保存する。セーブファイルは約2〜4MBで、これはどれだけのメモリが使用されているかに依存する。
  • 「Quickload'ultra.sav'」[F9]
     クイックロード「Quicksave」で保存したセーブファイル(ultra.sav)を読み込むことができる。
  • 「Quicksave'ultra.sav'」[F6]
     クイックセーブ。ファイル名はultra.savとなる。
  • 「Exit」
     終了。

「Emulation」/メニューバー
 エミュレーション中の操作。
  • 「Start」[F5]
     エミュレーションを開始する。
  • 「Stop」[Esc]
     エミュレーションを停止する。
  • 「Pause」[F7]
     エミュレーションを中断。もう一度押すと再開する。「Stop」と違い3dfxはアクティブなままでグラフィックスを見ることができる。スクリーンショットに役立つ。
  • 「Reset」
     実行しているロムをリセットする。
  • 「Unlock」
     ゲームがフリーズしてしまったときにフリーズを解除できるかも。

「Options」/メニューバー
 各種オプション。
  • 「Sound Emulation」
     チェックを入れるとサウンドがオン。オフにするとゲームが速くなる。ゲームがサウンドに問題を持っている場合はさらに有効。
  • 「Graphics Emulation」
     チェックを入れるとグラフィックがオン。遅いPCでサウンドを適切に聞きたいとき、オフにするとよい。
  • 「Screen Resolution」
     スクリーンの解像度を変更する。効果がない。INIファイルで設定する必要がある。
  • 「Wireframe」[Ctrl+W]
     チェックを入れるとワイヤーフレームモードになる。
  • 「Screenshot」[F10]
     ゲームのスクリーンショットをとる。カレントディレクトリ中にtarga形式で保存される(ファイルの名前は01.tga、02.tgaなどとなる。)。

「Controllers」/メニューバー
 デフォルトのコントローラー設定の確認。
  • 「Configure...」
     コントローラーの設定だが機能しない。選択すると「Contoller Configuration」ダイアログボックスが開く。

「Help」/メニューバー
 ヘルプ。
  • 「Help Topics」
     選択できない。
  • 「About UltraHLE...」
     UltraHLEについての情報が表示される。


デフォルトのコントローラー設定の確認
「Contoller Configuration」/「Controllers」→「Configure...」
 コントローラーの設定だが機能はしない。デフォルトのキー設定を見ることができる。デフォルトではUltraHLEはひとつしかコントローラーをサポートしてない。キー設定はUltraHLPを用いる。
 Shiftを押しながら方向キーを押すと感度が鈍感になる(スーパーマリオ64でマリオが歩く。)。Ctrlを押しながらだと、さらに感度が鈍感になる(マリオが忍び足で歩く。)。キーボードやデジタルのジョイパッドで便利。

アンイストール
 UltraHLEとUltraHLPのファイルを削除すればよい。GlideWrapperに関しては、レジストリを使用するものやINIファイルを作成するものがあるのでそれも削除。

注意事項
  • 「必要なDLLファイルGLIDE2X.DLLが見つかりませんでした。」というエラーが出る場合
     PCが3dfxのVoodooシリーズのカードを搭載していないため、GlideWrapperを使う必要がある。→GlideWrapper
  • 「application failed to initialise properly」というエラーが出る場合
     GlideWrapperよって起こるエラー。コンフィグで適切な設定をしていないから。または、GlideWrapperがOSと互換性がないから。→GlideWrapper
  • 「Please run the XGI200 Configurator」というエラーが出る場合
     GlideWrapperのXGL200よって起こるエラー。コンフィグを実行して「OK」をクリックする必要がある。
  • Ultra.exeが起動しない場合
     Ultra.exeのパスに日本語(2バイト文字)やスペースが含まれているかもしれない。
  • 「Error loading」というエラーが出て、デバッグウインドウに「exeption(00000000):File 'xxx' could not be opened」と表示される場合
     ロムのディレクトリのパスに日本語(2バイト文字)やスペースが含まれているかもしれない。
  • メインウインドウにロムが表示されない場合
     INIファイルでロムフォルダを指定する必要がある。上記のINIファイルの説明を参照。適切に指定しても表示されないならロムがv64フォーマットかn64フォーマットであること確認する。拡張子をv64かn64に変えるだけでもロードできる。
  • デバッグウインドウに「exception(00000000):error loading file」と表示される場合
     ゲームが対応していないか、ロムが壊れている。
  • ゲーム中にフリーズした場合
     メニューバーの「Unlock」を選択すると解除されるかもしれない。
  • グラフィックがおかしい場合
     それが普通なのかもしれないし、GlideWrapperとの相性が悪いかもしれない。→GlideWrapper

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