注)以下のページにおいて書いてあることは、あくまでも私個人の感想・批評ですので
  予めご了承ください。

作品名 WORDS WORTH (ワーズ・ワース)
機 種 PC ジャンル A・RPG
メーカー エルフ(elf) その他 18禁
“ワーズ・ワースの石版”。これを読めし者、真理を知る…
 地上に住む「光の一族」と地下に住む「影の一族」。この二つの部族の境界線には“ワーズ・ワースの石版”と呼ばれるものがあり、お互いにこれを守り神として崇め平和に暮らしていました。
 ある日、この“ワーズ・ワースの石版”が何者かに粉砕されるという事件が起こる。光と影の一族は互いに石版を破壊したのは相手の一族と決めつけ争いを始める。この事件をきっかけに光と影の数百年に及ぶ戦いが始まった……

 この作品は元々はPC9821、NEC98DOS用のアダルトゲームです。それをWindowsが普及?したことで基本設定はそのままに、グラフィックやキャラデザインを新たに書きおこして発売されたRPGです。
 システムは3Dダンジョンのフロント・ビュー形式で、戦闘はリアルタイムです。これ欧米ではけっこう主流だったりするのですが日本ではあまり馴染みのないタイプです。個人的にはこのシステム好きなんですよね。このシステムだけで私のお気に入りソフトとなる可能性が大だったりします。
 余談ですがこの3Dダンジョン形式ってゲームにオートマッピング機能が付いていないと、私は必ずと言っていいほど迷子になります。
 ファミコンなどの昔のゲームは1へクス単位で画面が動いていたのでマッピングしやすくて、よく方眼紙にマッピングしていたのですが、最近のゲームは動きが滑らかでマッピングがしづらいですな。まぁ最近はオートマッピング機能付きが当たり前なので、手書き地図は必要なくなりましたけどね。

 さて、ゲームの内容なのですが、難易度はハッキリいって低い方です。よっぽど無謀なことをしない限りまず死ぬことはありません。まぁ18禁のアダルトゲームなのだから難易度を上げてもしょうがないといえばそれまでなんですけどね。しかし低いとはいっても、ものすごく低いわけではなく、レベルや武器などをそれなりにちゃんとしなければやはり死んでしまう。というくらいの難易度です。私がこのソフトを気に入っている点が実はこの難易度なんです。
 正直に言って私はアクションゲームが苦手です。でもこの手のゲームが好きな私としてはこのくらいの難易度の方が気軽に楽しめてちょうどいいんですよ。もちろんそれだけではすぐ飽きてしまうのですが、このゲームはストーリーもいい感じなのです。
 このゲームは2部構成になっており、簡単に説明しますと前半は“影の一族”側、後半は“光の一族”側の視点で描かれています。しかしまぁ主人公から見た視点なのでそんなに違いはないですけど、この2部構成のおかげで面白くなっているのです。
 基本的なストーリーは前述した通り“ワーズワース”と呼ばれる石版を巡る争いなのですが、そこに人間模様(主に恋愛関係ね)がいい感じに混ざり合っています。
 ヒロインは強い男が好きと言ってはばからない強い女性で、そのため最初は弱っちい主人公を馬鹿にしています。しかし幼い頃の想い出で主人公のことを実は憎からず思っている。主人公は彼女を振り向かせたくて強くなってくのですが、前半終了間際にとある事件が起こるのです。後半になるとヒロインはその事件のトラウマで強いけれど、どことなく影がある女性として描かれています。
 この一連のストーリーだけでも私のツボにはまって好きなんですよ。他にも何となく予想通りだけどいい感じのドンデン返しな展開など私は大好きです。たまにこのストーリーを見たいが為にやり直したくなります。それはひとえにストーリーの出来がいいということだと思います。

 ところで、このゲームはれっきとした18歳未満販売禁止のアダルトゲームなのでもちろん性描写というものがあります。しかしゲーム全体を通してみても多い方ではないと思いますね。ただ単にエロが見たいという人にはハッキリ言ってオススメはできません。
 ストーリーの展開上必要だと思われるシーンは2〜3あるのですが、個人的見解でいうならばそれ以外のアダルトシーンは余計だと思いました。でもこれはやはりゲーム自体が18禁アダルトゲームなので無理からぬことなんでしょうね。

 全体としての印象は、気軽に出来る3Dダンジョンゲームで、それに加えてストーリーもいい感じだよといったところでしょうか。
 実はこのソフトはセガサターンでの発売を予定していたのですが、知らない間に立ち消えになったソフトでもあります。
 私はサターン版発売を心待ちにしていた一人なので、もし発売されていたならばもっと気軽に楽しめてよかったのに残念だと思うのと同時に、ちょっと印象深い(思い出深い?)ソフトなのです。

     

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