ぴゅう太広技苑

 

 

はじめに

 

これは1982年10月にトミーから発売された、ファミコンと同世代のゲーム機であるぴゅう太のソフト資料である。但しぴゅう太は純然たるゲーム機ではない。後に廉価なゲーム専用バージョンも発売されたが、基本的にゲームも出来るパソコンとして作られたマシンである。まず1982年10月に最初のゲームパソコンのモデルであるぴゅう太が5万9800円で発売された。なお当時はパソコンは「マイコン」と呼ばれており、ぴゅう太の宣伝チラシでもマイコンという言葉が使われている。この初代ぴゅう太はかなりの人気があり、発売から4ヶ月で4万台を売った。そしてファミコンと同月の1983年7月に、ゲーム専用機バージョンのぴゅう太Jr.が1万9800円で発売された。そして最後のモデルとして、1984年にキーボードをプラスチックにした高級バージョンのぴゅう太MkIIが2万9800円で発売された。なおキーボードがプラスチックなのは現在では当り前だが、この時代はコスト削減のためゴムキーボードなどの安いキーボードのマシンがかなり多かった。ぴゅう太の場合もそうで、初代ぴゅう太は消しゴムのような感触のゴムキーボードだった。またぴゅう太Jr.は、ボタンはプラスチックだが、見た感じは初代ぴゅう太のキーボードに近い。

この時期の多くのゲーム機の例に漏れず、ぴゅう太もファミコンとの競争に敗れて消えていった。また家庭用コンピューターとしてはMSXとの競争に敗れて消えたとも言える。ぴゅう太は、ゲーム機としてもホームパソコンとしても競争に敗れたマシンである。しかしそれはぴゅう太がどうでもいいマシンである事を意味するのではない。ぴゅう太はこの時期に発売された数多くのマシンの中では、非常に特徴的だった。ファミコンやMSXを始め、多くのマシンが8ビットだったこの時代に、バンダイから発売されたインテレビジョンとともに数少ない16ビット機というのがぴゅう太の売り物だった。勿論16ビットといっても後のスーファミなどとは性能は比較にならない。16色という少ない色数、がくがくのスクロールといった部分はまさしくこの時期のゲーム機である。

この時期には、純粋のゲーム機ではなくゲームも出来るパソコンというマシンが多かった。現在のようにゲーム機が家庭に1台はあるのが普通という時代ではなく、金を出す親の気持ちをくすぐるためには、パソコンにもなってお子様の教育にも役立ちます、というのが重要なセールスポイントだったからである。ぴゅう太などと同時期に、ゲームも出来るパソコンのヒット商品となったMSXも同様で、ゲームだけでなく色々な事が出来るというのが売り物だった。それどころかゲーム専用機でさえ、キーボードやプログラミングソフトをつなげればパソコンになるというのが普通だった。ソフト交換式TVゲーム機の第2世代機の代表であるファミコンでも、パソコンとしては全然実用にならないファミリーベーシックなる拡張機器を発売していた。ファミコンにキーボードがつながっている姿は確かに壮観ではある。ファミコンと同様にセガマークIIIもやはりキーボードを接続してパソコン化出来たし、キーボードは接続出来ないもののスーパーカセットビジョンにもベーシック用ソフトが発売されていた。更にPV1000では、結局互換性はなくなったが恐らく上位機種として開発されたと思われるゲームパソコンPV2000があった。更に時代を遡れば、第1世代のマシンであるアタリVCSにも、キーボードやデータレコーダーなどのパソコン化する周辺機器が存在していた。発売には至らなかったものの、日本版VCSのアタリ2800でもキーボード発売の計画はあった。ソフト交換式ゲーム機の第1世代、第2世代の主なマシンで、パソコン機能と全然無縁なのは、本体にCPUを搭載していないカセットビジョンくらいのものだろう。

ファミコン以後の、ゲーム機が家庭に普通に存在する時代しか知らないと、ぴゅう太やMSXのようなゲームも出来るパソコンは、ゲームをするにもパソコンとして使うにも中途半端で、どっちつかずの魅力の低いマシンに見える。しかしTVゲームが普及する直前から普及し始めという時期には、この種のマシンもそれなりの売り物になった。

パソコンとしての色彩が強いMSXは別格としても、ぴゅう太はこの時期のゲームパソコンの中では販売数は大きかった。5万9800円という値段は、ゲーム機としては高いが、パソコンとしては破格の安さだった。ぴゅう太というネーミングもベタな感じでナイス(死語)。更にぴゅう太の売り物は、低価格や高性能というだけではなかった。内臓のエディターで簡単にコンピューターグラフィックスを描けてそれを動かせるとか、前代未聞の日本語ベーシックのプログラム言語とか、自分が書いた絵やプログラムををデータレコーダーで保存できるとか、初心者向けのパソコンとしてアピールする要素が多く盛り込まれていた。ぴゅう太は当時はかなり話題になった。

グラフィックの描画の仕方は、塗りつぶすタイプではなく、8×8ドットの大きさのセルに1つづつ書き込むもの。従って描画は非常に面倒。線で描画するMSXに比べると綺麗な絵を描くのは大変だった。またMSXやセガのSGシリーズを含めてこの時期のゲーム機の描画は一般的にそうなのだが、8ドットの横ライン中に2色までしか使えないという色数制限があった。この様な性能の限界は、今となっては不満足極まりないものだが、当時のゲーム用としてはまあまあの絵が描けた。

だが実際にはパソコンとしてはぴゅう太はそれ程出来のいいものではなかったようだ。売り物の日本語ベーシックは、英語を日本語に直訳したもので、およそ日本語の文章にはなっておらず、気違いの作文の如きものだった。これの評判が悪かったためか、ファミコンの1年後に発売されたぴゅう太MkIIでは、普通の英語ベーシックに戻している。またぴゅう太に採用されたプログラム言語のGベーシックは、グラフィックを表示させる方法がMSXベーシックなどより厄介で、ゲームを作るにはあまりやり易いものではなかった。データレコーダーへの記録も失敗が多かった。このようにぴゅう太は、パソコンとしての機能が売りものの筈なのに、実際にはパソコンとしては使いにくかった。雑誌のプログラム投稿も他機種よりかなり少なかったという。

ファミコンに直接対抗するという訳でもなかったようだが、ファミコンが発売された同月にぴゅう太Jr.が発売されている。約2万円という価格は、恐らくトミーとしては破格の安さのつもりだった筈である。しかし16ビットとはいえ色数やスクロール機能などゲーム機としての性能はファミコンよりはるかに劣っていたため、売れ行きは悪かった。決してトミーの戦略がまずかった訳ではないが、任天堂はトミーの遥かに上を行った。ゲーム機としての性能は、ぴゅう太よりファミコンの方が比較にならないほど凄い。8ビットか16ビットかといった事は、ゲーム機としての性能においては枝葉末節に過ぎない。16ビットとかいってもぴゅう太の性能がスーファミ並みだとか思ってもらっては困るのである。

ぴゅう太は色数が16色。スムーススクロール機能(背景画面を連続的にずらしていく機能)がないので、8ドットずつのガクガクの動き。スプライト(キャラクターを動かす画面上の乗り物のようなもの)は単色しか使えないのでキャラは貧相。計算が遅いので、のろいゲームが多い。画面処理の都合でゲームの動きが一瞬止まることもしばしば。といった具合で、どこを取ってもファミコンの敵ではなかった。これはトミー自身のHPの説明によれば、16ビットの機能の多くをゲーム以外の機能(お絵かきなど)に使ったため、ゲームに回す部分が少なくなったためだという。この説明は恐らく正しいのだろう。

またぴゅう太は、コントローラーの操作性の悪さも気になる。ボタンはまあいいが、十字キーが円形をしていて、微妙な操作ではなかなか上手く入力できない。もともとのろいゲームが多いのだが、速いゲームだと、今度はコントローラーの操作性の悪さのためにゲームが楽しめない場合が多い。この時期のゲーム機では、ファミコンのコントローラーの操作性は群を抜いていた。任天堂以外のメーカーは、そういうきめ細かさに欠けていた。もっともそのファミコンでも、最初のバージョンでは変形しやすいゴム製のボタンだったというエピソードがある。任天堂もそれなりに失敗はしている。しかし失敗を早めに修正したところは優れている。

そして性能差を差し引いても、ぴゅう太のソフトの出来もそれほどいいとは言えない。ぴゅう太のソフトの多くについて言える事だが、テンポが遅くて間延びしたゲームが多い。これは性能による部分や、コントローラーの操作性の悪さに配慮した部分も多いだろうが、やはりソフト作りの下手さとかによる部分も多いと感じられる。トミーのホームページでも自社開発のソフトが面白くなかった事は認めている。ソフト開発についてもトミーは任天堂の敵ではなかった。またトミーのホームページで書かれている事は、ファミコンのようにサードパーティーの面白いソフトを発売するという発想がなかった事の反省でもある。実際には性能の限界があったから、他のソフトメーカーが参入してもやはりぴゅう太はファミコンに勝てなかったと思われる。しかしトミー製のぴゅう太ソフトより遥かに面白いソフトが出ていた可能性は高かっただろう。

正直言って実際にぴゅう太のゲームをプレイすると、つまらなく感じるものが多い。クソゲーという事はないのだが、どうにもプレイ感覚がつまらなくてがっかりするのである。またファミコンに対する性能差も目立つ。これはソフトの出来が悪いので、実際の性能差以上に気になってしまうものと思われる。セガのSGシリーズでは、性能は低いのに頑張っているなあと思わせるゲームが沢山あった。こういうゲームはプレイしていると性能差の事は忘れてしまうものである。ところがぴゅう太ではプレイすればするほど性能差が気になるようになる。筆者も最初はその理由に気付かなかったが、よくよく考えてみるとそれはソフトの違いが本当の原因だったように思える。

またぴゅう太には、当時アーケードで人気があったゲームがかなり多数移植されている。それはぴゅう太の人気にも結びついていたらしい。けれども実際にプレイしてみると、どうも苦しい移植が多いと思える。広技苑のゲーム紹介の文中にしばしば「ぴゅう太としては」といった表現が現れるのは、他のハードのソフトとは同じ土俵で勝負出来ない場合が多いからである。ぴゅう太のレトロゲーム機としての知名度は、希少性や本体の機能の話題性によって大袈裟に伝えられている部分がある様に思える。

因みに筆者が持っているのは、初代ぴゅう太とぴゅう太Jr.である。初代ぴゅう太はこの時代のゲーム機には珍しくビデオ出力が付いているが、これはパソコンと位置付けられていたためだろう。セガ8ビット機でもSGシリーズはRF出力のみだったが、ゲームパソコンのSC‐3000はビデオ出力付きである。ゲーム専用機のぴゅう太Jr.は、ファミコンなどと同様にRF出力しかないので、現在使うにはやや不便である。しかし内臓のRFコンバーターに接続されているビデオ出力のリード線から、直接ビデオ信号が取り出せる。RFコンバーターの接続部分の基盤に、Vのアルファベットが刷られているので分かり易い。ファミコンのAV出力化改造の様にビデオ信号を増幅する必要はない。ビデオ信号の以外の信号も、音声出力はA、マイナス側(グラウンド)はG、コントロール信号(+5Vか)はBと刷ってあり、信号の区分を自分で調べる必要がないので、AV出力化改造は極めて簡単である。(もし改造する場合には自己責任で行う事。)恐らくぴゅう太Jr.の最初の設計は、初代ぴゅう太と同様に直接ビデオ出力もするようになっていたと思われる。開発のかなり遅い段階でRF出力専用になったのではないだろうか。またぴゅう太MkIIもRF出力のみだそうだが、これもぴゅう太Jr.と同様に容易にAV出力化改造が出来るものと思われる。

ぴゅう太のコントローラー端子は、この時代のコンピューターやゲーム機に一般的だったアタリ規格を採用している。これ自体は別に珍しくはないのだが、ぴゅう太のコントローラー端子はかなり奇妙である。端子が1つしかなく、そこに2つのコントローラーが二股に分かれている形状のコントローラーをつなげるのである。これは最初は驚いたが構造は簡単で、十字キーやボタンなどの各スイッチのピンを2つのコントローラーで共用し、共通のマイナス極(グラウンド、いわゆるコモン)を1コンと2コンで別々のピンに振り分けたものである。なお2つのコントローラーの方向キーの4方向とボタン2つの計12個の信号全てに、接点の前にダイオードが入って信号の逆流を防いでいる。コントローラー1つしか使わない時には必要ないが、2つのコントローラーを同時に使う時、つまり2人プレイの時には逆流の可能性があるからである。他のゲーム機ではこうしたダイオードは本体内部にあるのが普通だが、ぴゅう太では端子を共通にしたためコントローラー内部にダイオードを入れなければならなくなった。

なおぴゅう太やセガ8ビット機とは違って、マイナス極を複数使って端子の数を減らしたタイプのコントローラーを使うゲーム機がある。スーパーカセットビジョンやPV1000などがそうだが、こういうゲーム機はコントローラー端子が個別についていてもコントローラー内部に逆流防止のダイオードがある。

ぴゅう太のコントローラーは操作性が悪いし、2つのコントローラーがくっついていて着脱も不便なので、筆者はプラグアダプターを自作してコントローラー端子の1と2を分離した。またこのプラグアダプターの端子は、セガマークIIIのコントローラー端子に近い形状にして、マークIII用またはマスターシステム用のコントローラーを使える様にした。実はマークIIIのコントローラーも、ぴゅう太よりは遥かにましだがやはり操作性はあまりよくないので、使い易いファミコンのコントローラーを改造してマークIII用にしたものを、ぴゅう太用兼カセットビジョン用として使っている。なお筆者はセガ8ビット機はマスターシステムを使っているが、こちらはメガドライブ用コントローラーを使っている。ぴゅう太などのためにマークIII用のコントローラーを使うのは理由のある事で、マークIII用コントローラーは、ぴゅう太のコントローラーと同じく、十字キーの4方向と2つあるボタンのそれぞれ(つまり計6個のスイッチ)に1つづつ信号を割り振るという、コントローラーとしてはいわば最も単純な構造をしているからである。

マークIII用ではなくMSX用のコントローラーを使えるようにするのも同程度の手間で、アダプターの配線を少し変えるだけである。それからファミコンのコントローラーは、ICを使って信号を操作しているので、そのままぴゅう太に使う事は出来ない。そもそもぴゅう太のコントローラー端子にはコントロール用の電源が来ていない。電源については、使われていないピン(下の図の9番ピン)に、本体の電源供給部から出ている+5Vの電源(基盤に表示あり)を接続する改造が可能と思われる(基盤の裏側を見た訳ではないので実際は出来ないかもしれない)。また改造可能だったとしても、電源からは+12Vも出ているので間違えてはいけない。電源を供給すれば、メガドライブ用の連射パッドが使える筈である。しかしぴゅう太のソフトには連射パッドが必要なものもあまりないので、筆者もこういう手間のかかる改造まではやっていない。なおプラグアダプター製作の際に注意しなければならないのは、必ずアダプター中にダイオードを入れる事である。ぴゅう太のコントローラーに入っていたダイオードをどこかに入れなければならないからだ。(改造や自作は必ず自己責任で行う事。)なおぴゅう太のコントローラーの端子の信号配置(ピンアサイン)を巻末の資料室に書いておく。ぴゅう太のピンアサインは、セガ8ビット機やVCS、MSXパソコンなどとは全然違っている。

ところでぴゅう太はゲーム機ではなくパソコンという位置付けだったので、この時期のゲーム機には珍しく電源はACアダプターではなくコンセントから直接取っている。但しプレステやサターンのような電源コード着脱式ではなく、普通の電機製品のように電源コードが本体から直接延びている。これはゲーム専用機のぴゅう太Jr.でも同様である。しかしACから電源を取るといっても、ACアダプターに相当する直流への整流回路はマシン内部に内蔵されている。内部に供給される電圧は5Vと12Vである。スイッチを切っていてもこの部分には電気は流れ続けており、回路の部品も消耗する。これはぴゅう太に限らずプレステなどの比較的新しいマシンでも同様である。これらのマシンでは、使わない時はコンセントも抜いておいた方がいい。

驚くべき事にぴゅう太には海外版が存在する。ゲーム機は、日本メーカーに限らず世界各地で発売されるものが多い。また複数の国で発売される場合には、少しバージョンを変更して発売される事が多い。アタリのVCSの日本版はアタリ2800、任天堂のファミコンの海外版はNES(Nintendo Entertainment Systemの略)、セガのセガマークIIIの海外版はマスターシステム、NECのPCエンジンの海外版はターボグラフィクス16、セガのメガドライブの北米版はジェネシス(ヨーロッパでは日本と同じメガドライブ)、任天堂のスーパーファミコンの海外版がSNES(Super NESの略)、などとなっている。これら有名ゲーム機の場合には海外版があるのは不思議ではないが、ぴゅう太のように儚く消えていったマシンに海外版があるのは驚異である。トミーとしてはそれほど力を入れていたのだろう。ぴゅう太の海外版はTUTORといい、北米やヨーロッパで発売されていた。TUTORの意味は家庭教師で、発音は「テューター」である。ぴゅう太と語呂を合わせたのは明白なネーミングだ。それ程売れなかったようだが、興味深い事実である。またこの名前に合わせたのか、アメリカではゲームだけではなく教育用ソフトも発売されている。なおエリアプロテクトはかかっていないので、TUTOR(北米版)のソフトはぴゅう太でも使えるし、逆にぴゅう太のソフトもTUTOR(北米版)で使える。但し一部の文字が文字化けする事がある。ヨーロッパ版TUTORのソフトはテレビの放送方式が違うので、日本のぴゅう太では使えない。

ぴゅう太MkIIはファミコンの1年後に発売されている。値段もファミコンを意識して驚異の2万9800円。セガのSC3000と同じ値段と思えばそれ程有難い訳ではないが、パソコンとしては破格の安さではある。しかし既にファミコンの発売後だったため、ぴゅう太MkIIの方は初代と違って殆ど話題にもならずに消え去った。現在ではぴゅう太MkIIの方が遥かに入手困難である。

またぴゅう太Jr.とぴゅう太MkIIは、初代ぴゅう太より機能が強化されたと称しており、ぴゅう太Jr.とぴゅう太MkIIの専用ソフトがある。専用ソフトの機能は3次元の画像表示を行なうというもので、ソフトには「3D」という表示がしてある。しかしこれらの専用ソフトも、別売のゲームアダプターをつなげばぴゅう太でもプレイできる。但し3D表示とか言っても、これらのソフトの多くの実際のプレイ感覚は、何が3次元なのかさっぱりわからないものである。

3D表示のゲームに使うゲームアダプターはの回路は、拡張端子とほぼ直結で、他にリード線2本をつなげてあるだけだという。他には特別な回路は全然組み込まれておらず、自作は比較的容易である。3次元の画像表示というと何だか凄い事に思えるが、実際にはこの3D表示と称するものは別に機能の強化ではない。初代ぴゅう太にも元々組み込まれていた機能だったのは疑う余地がない。初代ぴゅう太でも、3D表示用に使う回路をゲームカセットのコネクターにつなげておけば、このような面倒な接続をする必要はなかった。設計ミスかコストの都合で接続がされなかったため、3次元表示の回路にもつながる拡張端子を利用する事になったと思われる。従って初代ぴゅう太で3D表示のソフトを使うには、ゲームアダプターを使うか自作する以外に、ゲームソフトのコネクターに3D表示用の回路からコードで結ぶという方法もあるらしい。

ぴゅう太のソフトを出したのはハードの発売元のトミーのみで、サードパーティーは存在しない。但し他のメーカーのソフトをトミーから発売したものはかなりある。スーパーカセットビジョンソフトのナムコシリーズと同じような発売形態か。特にコナミのソフトが6本でかなり多い。MSXと類似していると言えよう。ソフトの形態は、カートリッジの他にベーシックプログラミングのサンプル用のカセットテープのものがある。ソフトの箱の大きさは、スーパーファミコンソフトの箱と全く同じである。これはVHS方式のビデオテープの箱の大きさに合わせたものと思われる。また一部を除いて説明書がなく、箱の裏面の説明が説明書代わりである。

 

 

 

 

 

凡例

 

ソフト名 TITLE

タイトルは英語表記がメインである。値段(カートリッジは全て4,800円、カセットテープは全て1,000円)(広技苑に倣って消費税が別か込みかを括弧内に記すが、この時期は税別)/発売会社(トミーのみ) 型番(TP0??E) 通し番号/規格(カートリッジ、カセットテープ。また周辺機器に対応している場合はその事を記す)/発売日(発売中止の場合にはその事を記す)/ジャンル/特記事項

紹介文

 

裏技名

裏技の内容

 

攻略

攻略法の一部(特に重要なものだけ)

 

話題

様々な話題

 

 

 

 

 

広技苑

 

 

〜あ〜

 

 

アウトパズル

 1000円(別)/トミー TM‐004/カセットテープ/

 1984年?/アクション・パズル?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

アスレチック  (タイトル変更)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/シューティング?

初期の発売予定カタログにNo.10、初期の発売予定カタログにNo.13としてあったもの。後にミッキーアスレチックランド」として発売されたものと思われる。「ミッキーアスレチックランド」の項を見よ。

 

 

いじわるハンマー/富士山と新幹線

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/1982年?/アクション?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。内容は不明。

いじわるハンマーはもぐら叩き。叩かれるのはぴゅう太のカートリッジのゲームに登場したキャラ。しかし十字キーを押す方向と、ハンマーが叩く方向が逆。つまり上を押すと下を叩く。だからいじわるハンマーなのだそうだ。ぴゅう太は計算がのろいので、普通のもぐら叩きだと難易度が低くなりすぎるからこういう仕掛けをしたらしい。プログラム的には色々工夫があるという。

 

 

一発逆転魚雷戦/UFOアタック

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/

 1982年?/シューティング/シューティング?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。内容は不明。

 

 

 

〜か〜

 

 

ガジゴジ GAJI GOJI  (未発売)

 4,800円(別)/トミー TP027E No.27/カートリッジ 3D/

 未発売/アクション

後期の発売予定カタログに載っていたが、結局未発売に終わったアクションゲーム。自キャラのガジゴジに柱を食べて回らせるゲームらしい。

 

 

ガッタンゴットン GUTTANG GOTTONG

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP016E No.16/

 カートリッジ/1983年/アクション

元ネタはコナミのアーケードのロコモーション。更にTVゲーム以前の実物のおもちゃ「チクタクバンバン」が先祖。様々な機種で似たシステムのゲームがあるが、ロコモーションの直接の移植は、他にタイトルの違うMSX版があるだけなので、ソフト自体はかなり貴重。

機関車が、線路を描いてあるブロックの上を動いている。色々な種類がある線路ブロックを移動させ、線路をつないで全ての駅を通過させる。戦略性が高く、アクション性もバランスもよく、ぴゅう太のゲームの中では評価が高い。

 

ピースの動くパターン

1〜4面は、ピースが動くパターンは同じ。覚えておくと面クリアが楽になる。5面以後は少しづつ変わる。

 

 

クイズブービー

 1000円(別)/トミー TM‐006/カセットテープ/

 1984年?/クイズ?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。恐らく当時人気だったクイズ番組「クイズダービー」のゲーム化。

 

 

草競馬

 1000円(別)/トミー TM‐001/カセットテープ/

 1984年?/レース?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

黒ヒゲ危機一髪ゲーム  (周辺機器付属ソフト)

 周辺機器付属/トミー 型番不明/カセットテープ データレコーダー同梱/

 1982年?/アクション?

ぴゅう太専用データレコーダーに同梱されていたテープ版ゲーム。ソフトはA面だけで、B面は記録用空白面。カップリング版で市販もされた。

樽に入った海賊黒ヒゲ。樽に剣を次々にさしていく。穴11個中1つが当たり(外れ)で、黒ヒゲが飛び出してさしたプレイヤーの負け。要するにパーティー用のルーレットゲームの類のTVゲーム版。当然多人数で楽しむもの。黒ヒゲが飛び出す場面のプログラムは工夫されているという。

 

 

黒ヒゲ危機一髪ゲーム/スロットマシーン

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/

 1982年?/アクション/テーブル?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。内容は不明。

黒ヒゲ危機一髪ゲームについては、単独のソフトの項を参照。B面のスロットマシーンゲームは、タイトル通りのもの。出る絵は、ドラムの回転をシミュレートしているのではなく、乱数で決められる。しかし画面表示はドラムの回転をアニメで表示している。プログラム的には面白い。

 

 

 

〜さ〜

 

 

ザウルスランド SAURUSLAND

 4,800円(別)/トミー TP003E No.3/カートリッジ/

 1982年/アクション

後にCOLPAX(日本コロムビアのゲームソフトブランドらしい)からMSX移植版が出た。ぴゅう太とMSXの性能が一応同程度だと分かる1本。

原始人の自キャラがもぐらやマンモスや恐竜などを棍棒で叩いて倒すアクションゲーム。エレメカのもぐら叩きのアレンジ(ぴゅう太の時代にはエレメカという言葉はなかったが)。マンモスや恐竜は倒せるが接触すると死ぬ。火山が爆発するとゲーム内容が変わって、火山弾から逃げるゲームになる。何も考えずに叩いたり逃げたりするだけだが、テンポがよければもぐら叩きと同じく爽快なゲームになる筈。しかしぴゅう太なので、いかにもぴゅう太ソフトな単調でのろいゲームになった。キャラの動きがボンブマンに似ている。同じプログラマーだろう。BGMはぴゅう太によくある学校の音楽の授業で習う曲で、「おお牧場は緑」が流れている。

 

 

算数教室/数の学校

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/1982年?/教育?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。この時代によくあった教育用ソフトだろう。

 

 

ジャックインザボックス JACK IN THE BOX  (未発売)

 4,800円(別)/トミー TP028E No.28/カートリッジ 3D/

 未発売/アクション

後期の発売予定カタログに載っていたが、結局未発売に終わったアクションゲーム。画面写真は、立方体が沢山並んでいるもので、Qバートを思わせる。Qバートの家庭用ソフトの登場時期は1983年で、ジャックインザボックスの発売予定時期は1984年以後だから、これはQバートの祖形ではない。但しQバートのアレンジゲームという可能性はある。

 

 

ジャングラー JUNGLER

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP015E No.15/

 カートリッジ/1983年/アクション

コナミのアーケードの移植。中期の発売予定カタログではNo.17。家庭用では他にはアルカディア版と学研のアタリ2800版だけなので貴重。迷路の中でドラゴン(蛇か百足にしか見えない)の自キャラを操作し、敵ドラゴンを攻撃して得点するアクションゲーム。敵の尾を撃って弱らせ(体長が短くなる)、体当たりで倒す。自キャラの方が短いと負ける。アーケード版を受け継いでいて、ぴゅう太のゲームとしては戦略性が高い。例によってキャラの動きはそんなに速くないが、素早さを競うゲームではないのでゲーム性は悪くない。ぴゅう太のゲームとしてはかなりいい方に入るだろう。威張れる話でもないがアルカディア版より面白い。

 

 

陣取り

 1000円(別)/トミー TM‐007/カセットテープ/

 1984年?/アクション?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

スーパーバイク  SUPER BIKE

 4,800円(別)/トミー TP023E No.23/カートリッジ/

 1984年/アクション

障害物を避けてゴールを目指す横スクロールバイクアクション。レーシングゲームでは全然なく、エキサイトバイクなどを連想してはいけない。

自キャラはバイクで、ウィリー走行とジャンプで敵キャラを避けながらゴールを目指す。タイミングが取りにくくて難易度が異常に高い。制限時間も短い。ラスト近くの炎を飛び越えるトラップは非常に難しい。そろそろファミコンに押されている時期のもので、かなり稀少だという。

 

 

スキージャンプ

 1000円(別)/トミー TM‐009/カセットテープ/

 1984年?/アクション・スポーツ?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

スクランブル SCRAMBLE

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP006E No.6/

 カートリッジ/1982年/シューティング

コナミのアーケードの傑作で、グラディウスの元ネタになったゲームの移植。版権はコナミだが発売はトミー。スクランブルの移植は、日本の家庭用ではぴゅう太版くらいしかないので貴重。他には光速船版!がある。アメリカでは光速船を出したメーカーGCE(のソフト部門?)のミルトン・ブラッドリーからVCS版が出ている。当時のぴゅう太ソフトの中では売り物だったらしい。また現在ではプレステでアーケード版の復刻版がある。ぴゅう太Jr.では、モードの表示などがおかしくなる。これは日本版ソフトを海外版ぴゅう太でプレイした時と同じ表示である。つまり何らかの理由でカナ文字の表示が出来ずに文字化けしている。なおスクランブルは、カセットビジョンのアストロコマンドの元ネタでもあり、実はゲーム性はそちらの方がぴゅう太版より遥かに高い。

左から右へスクロールする横シューティング。ボタンを押すとミサイル攻撃と爆撃の両方を行なう。地上の燃料タンクを破壊すると燃料が補充される。燃料の補充という設定はVCSの名作リバー・レイドと同じだが、最初に採用したのは何のゲームだろうか。全5面で、様々な空間をクリアしてゆく。アーケード版や光速船版にはなかった本格的なラスボス戦が加わっているのは偉い。しかしこれはぴゅう太の性能の限界を見せ付けられるソフトでもある。ぴゅう太はMSXなどと同じく横スクロール機能がないので、ガクガクした8ドットスクロールになっている。更に敵キャラが爆発する時、その処理で一瞬画面が止まるのが情けない。移植の出来は、ぴゅう太の性能を考えればかなりいいと言える。のろいがアーケード版より難易度が下がっていて長く楽しめる。但しコントローラーの使い勝手の悪さが憤激もの。是非プラグアダプターを作って改造コントローラーを使いたい。

 

 

スペースターボ  (未発売)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/ジャンル不明

初期の発売予定カタログにNo.11としてあったもの。結局発売されなかった模様。

 

 

3D‐シューティング  (タイトル変更)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/シューティング?

中期の発売予定カタログにNo.23としてあったもの。後に「トロン」として発売されたものと思われる。「トロン」の項を見よ。

 

 

3D‐メイズ  (タイトル変更)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/アクション?

中期の発売予定カタログにNo.23としてあったもの。後に「メイズパトロール」として発売されたものと思われる。「メイズパトロール」の項を見よ。

 

 

 

〜た〜

 

 

ターピン TURPIN

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP004E No.4/

 カートリッジ/1982年/アクション

コナミのアーケードの移植。発売はトミー。移植の出来はよくない。

迷路になった画面上で親亀が子亀を家に連れ帰るゲーム。キャラは可愛い。敵キャラはスッポンで、卵爆弾で動きを止める。?マークの場所が8つあり、うち6つに子亀がいて、2つにスッポンが隠れている。ぴゅう太の性能のためかアーケード版より遥かにのろい。しかしキャラの反応が悪いので遅い割にやりにくい。プラグアダプターを使っての操作性は改善しない。ぴゅう太本来のコントローラーの操作性では非常にプレイしづらい。なおターピンの家庭用への移植は、このぴゅう太版とPV1000版だけだが、PV1000版の方が出来がいい。

 

 

ターボ750  (未発売)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/ジャンル不明

初期の発売予定カタログにNo.8としてあったもの。結局発売されなかった模様。

 

 

タイムパイロット  (タイトル変更)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/シューティング?

中期の発売予定カタログにNo.18としてあったもの。後にトリプルコマンド」として発売されたものと思われる。「トリプルコマンド」の項を見よ。

 

 

ダッシュ!100メートル

 1000円(別)/トミー TM‐005/カセットテープ/

 1984年?/アクション・スポーツ?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

DEMONSTRATION ぴゅう太の世界  (非売品)

 非売品/トミー 番号なし?/カートリッジ/1983年/デモ

非売品のデモカートリッジ。ぴゅう太の売り物のグラフィック、G−BASIC、ゲームソフトの紹介をするソフト。カートリッジという項でゲームソフトを紹介するというのが妙な感じ。店頭デモ用のエンドレスモードもあり。非常にレアなアイテム。ぴゅう太MkIIは片仮名が表示できないので、このソフトを起動させると片仮名の部分が文字化けする。ゲームの文字の片仮名は、セル画面上に直接描画しているので、ぴゅう太MkIIでも正常に表示される。

 

 

トラフィックジャム TRAFFICJAM

 4,800円(別)/トミー TP010E No.10/カートリッジ/

 1982年/アクション

ビル街に車を走らせて、黒い道路を青い道路に塗り変えていくゲーム。要するにパックマンなどのドットイートゲームの表示方法を少し変えたもの。レーシングゲームではない。直接の元ネタはラリーXかペイントローラーか。

ぴゅう太だから仕方ないが、ヘッドオンのようなスピード感はない。敵車(ジャマカー)の妨害や落とし穴を避けながら道路を全て塗り変えると1面クリア。攻撃型に変身するのが、アイテムを取るのではなく自由にできるのが特徴。マップが複雑で最初はとっつきにくい。難易度は高い。プレイする度にコースの形が変化するという、どこぞの不思議のダンジョンの様な演出が偉い。パズル要素は高くぴゅう太のゲームの中ではかなり面白いが、本家パックマンには及ばない。

 

ボーナス

画面上に、B、O、N、U、Sの文字パネルがある。これをBONUS(ボーナス)の順番に消すと高得点。

 

 

トリプルコマンド TRIPLECOMMAND

 4,800円(別)/トミー TP022E No.22/カートリッジ/

 198?年/シューティング

中期の発売予定カタログにNo.18で「タイムパイロット」としてあったものらしい。とすると本来はコナミのアーケードの移植。版権を取らずにキャラ書き換えで出したものと思われる。

陸、海、空3つの場面があり、敵の物資輸送を阻止し護送船団を攻撃するシューティングゲーム。輸送船団を倒せば高得点。しかし敵艦隊を撃破しても輸送船団を取り逃がすと敵の戦艦が増殖する。日本海軍には薬になるな。ボタンを押し続けると自動連射。3つの場面があるからトリプルコマンドだが、ステージが違ってもキャラを描き換えただけ。

 

 

トロン TRON

 4,800円(別)/トミー(版権元はディズニー?) TP018E No.18/

 カートリッジ/1983年/シューティング

中期の発売予定カタログにNo.21で「3D‐シューティング」としてあったものをキャラゲーにしたと思われる。

当時ヒットした映画トロンを題材にしたシューティングゲーム。正規の版権を取ってキャラゲーにしたらしい。そのせいか敵キャラに映画のキャラを使っているだけで、ゲームの内容は映画の内容とは無関係な戦車戦になっている。本来なら自機は電子バイクだろう。しかしゲームの出来はいい。ぴゅう太にしては異様にスピード感がある。というかこれがぴゅう太本来の実力で、トミーがぴゅう太の性能を生かすソフトを作っていなかっただけかもしれない。壁に沿って自機が360度回転できるという操作法が面白い。ぴゅう太ソフトの中でも有数の傑作と言われている。

 

 

ドンパン DON PAN

 4,800円(別)/トミー TP012E No.12/カートリッジ/

 1983年/アクション

何とMSXのテープ版でも出ているらしい。BASICのサンプルプログラムの如くで、プログラムの長さは非常に短いと思われる。海外ではパソコンに移植されたものがある。

意識をもった風船が、障害物を避けたり敵を倒したりしながら風船の国の王様を目指して進む横スクロールアクション。女の子の手から風船が離れたところでゲームスタート。キャラは可愛いんだけどね。自キャラのドンパンは勝手にバウンドしているので極めて操作が難しい。ただでさえ操作性の悪いコントローラーなのに。プラグアダプターを使えば少しましになる。風船なので物にぶつかると割れるし、空気がなくなると死ぬ。攻撃は自分の中の空気が武器なので、攻撃するとしぼんでしまう。他の風船を共食いしてHP…ではなく空気を補充する。勝手なバウンドのために難易度が不必要に高い。妙な新システムが売り物というクソゲーの法則はぴゅう太でも正しかった。但しドンパンは、クソゲーと言うよりは怪ゲームの部類に入るだろう。海外のサイトでも「奇妙な」(strange)と評価されているそうだ。

 

バグ

箱に注意書きを書いた紙が付属している。ドンパン島3面の敵キャラのハリネズミは画面に出現しないとある。プログラムミスで見えない敵になったようだ。かなり呆れた話。

 

 

 

〜な〜

 

 

ナイトフライト NIGHTFLIGHT

 4,800円(別)/トミー TP007E No.7/カートリッジ/

 1982年/アクション

発売前の仮称は夜間飛行。元ネタはクイックス(QIX)だが、オリジナル要素も多い。ぴゅう太の画面はセルという8×8ドット単位のブロックで描画されているが、このゲームは4×4ドット単位の囲みが可能だった。今プレイしても全然大した事には思えないが、ぴゅう太としては凄い技術だったらしい。COLPAX(日本コロムビアのゲームソフトブランド)からMSX版が出ている。ぴゅう太Jr.での文字化けを防ぐためか、このソフトから画面中のカナ文字が英語表記になっている。

複葉機の自機を操作して夜空に陣地を作るゲーム。作った陣地は青空になる。囲んだ面積に応じてボーナスが加算される。自機や包囲中の軌跡が、雷や流星にぶつかるとやられる。やられてもパラシュート降下し、飛んでいる飛行機に無事救出されると自機は減らない。空間の4分の3を取るか、雷を包囲すると面クリア。ゲームの雰囲気はいい。それにしても取った陣地の面積が大きくなってくると、I AM COMPUTING NOW!と表示され、しばらくしてからやっと陣地が塗られる。計算時間は画面半分だと約15秒!ぴゅう太の計算能力に絶望する瞬間である。あまり速くないので難易度は低い。速くすると計算が追い付かないからと、非常にプレイしにくくなるためだろう。だからやはり改造コントローラーが欲しい。

 

雷封じ込め

コの字型に陣地を作っておき、そこに雷が入った時に残った1辺を閉じると、簡単にクリアできる。

 

 

ネズミのチーズとりゲーム

 1000円(別)/トミー TM‐003/カセットテープ/

 1984年?/アクション?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

ねずみのチーズとりゲーム/(不明)

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/1982年?/アクション?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。B面収録のゲームのタイトルがわからない。内容は不明。AB面に、ぴゅう太MkII用と初代ぴゅう太用が入ったものと同じか。

 

 

 

〜は〜

 

 

バトルファイター BATTLEFIGHTER  (未発売か)

 4,800円(別)/トミー TP026E No.26/カートリッジ 3D/

 1984年/シューティング

ぴゅう太の最終発売ソフト。非常に稀少らしい。未発売という話もあったが、現物で持っている人がいるので実在するようだ。でも内容は不明。(情報提供:ソーナンスさん)

 

 

バブルガムストリート  (未発売)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/ジャンル不明

中期の発売予定カタログにNo.20としてあったもの。結局発売されなかった模様。

 

 

バミューダトライアングル BERMUDA TRIANGLE

 4,800円(別)/トミー TP020E No.20/カートリッジ/

 1984年/シューティング

こちらはぴゅう太オリジナルゲーム。VCSにバミューダ・トライアングルというソフトがあるが無関係。タイトルは、船が謎の行方不明になる事で当時話題になっていたカリブ海の三角形の海域の名称からついた。テレビの怪奇番組などではUFOにさらわれたかなどと騒いでいたが、実はこの海域は海賊の出没地で、行方不明になった船のかなりの部分は海賊に襲われたものである。海賊なんて倭寇やバイキングじゃあるまいしと言いたいところだが、後進国では生々しい政治問題だった。東南アジアでもこの頃は海賊が盛んで、日本船が襲われた事もある。さすがに現在では海賊は下火になったので、この海域が話題になる事もない。

タイトル通り海が舞台の、固定画面のシューティングゲーム。バミューダ海域で敵潜水艦と魚雷戦を繰り広げる。ボスは海賊船…ではなく三角形に輝く謎の物体。これがバミューダトライアングルという事らしい。知っててやったボケか?自弾は魚雷だが、スピードは速い。ぴゅう太では異色のスピード感がある。というかこれがハード本来の力なのかもしれない。ゲームは面白いが難易度は高い。シューターにはおすすめ。

 

 

プーヤン POOYAN

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP014E No.14/

 カートリッジ/1983年/シューティング

様々なハードに移植されているコナミのアーケードの有名作。ファミコン版もあるし、PV1000版もあるし、学研のアタリ2800版という超レアアイテムもある。MSX版はぴゅう太版と同じかと思えばそうでもなく、アーケード版にかなり近い。ぴゅう太版はアーケード版から省略された部分が多い。恐らくぴゅう太の性能の都合だろう。しかしゲーム性の核心は移植されている。

垂直方向に動くゴンドラに乗ったブタのママのプーヤンが、風船につかまった狼を撃ち落すゲーム。要するにスペースインベーダーを横倒しにしたもの。BGMが森の熊さんなのはいかにもぴゅう太。移植の出来はまあまあ。ファミコン版の方が遅く出ているので、そちらの方の出来が遥かにいい。しかしまあそういう比較をするのは酷というもの。

 

 

フロッガー FROGGER

 4,800円(別)/トミー(版権元はコナミ) TP005E No.5/

 カートリッジ/1982年/アクション

コナミ製作、セガ発売のアーケードの移植。日本では、パソコン版は幾つかあったが、家庭用への移植は少ない。ぴゅう太の他にはTVボーイ版(学研の)くらいなもの。しかしアメリカではVCSやコレコビジョンに移植されて大ヒットした。VCS版はTV BOYでプレイできる。プレステでリメイク版が出ている。

蛙が、自動車道路と川を渡ってゴールの水溜りに帰る。ゴールは5ヶ所あり、1匹づつ蛙を入れないといけない。たまに流木に乗って登場する「かわい子ちゃんガエル」と「ドッキング」してゴールすれば高得点。ゴールにトンボがいるとボーナス。ワニや蛇にぶつかると死ぬ。ゴールにワニがいる時があるので注意。川を渡る時は亀の背中に乗るが、水に落ちるとアウト。車に潰されるのはいいとして、蛙が水に溺れるのは妙な設定。アーケード版より幾つかの要素が省略されている。例えばアーケード版ではメスガエルを背負うが(蛙の交尾は後背位だけど)、ぴゅう太版では重なって色が変わるだけ。しかも出現率が低い。アーケード版の音楽は童謡やアニメソングで、オープニングは犬のおまわりさん、プレイ中はあらいぐまラスカルの主題歌だった。しかしぴゅう太版は、小学校の音楽の授業で習うような曲で、面クリア時にはピクニックといった具合。アーケード版やVCS版に比べて敵キャラの移動速度が速く、その分自キャラの蛙をせかせか動かさなければならない。当たり判定はアーケード版より遥かに甘いので、本来は難易度が低いが、ぴゅう太のコントローラーでは…。やはりプラグアダプターが欲しい。ぴゅう太ソフトの中では面白い方。

 

 

ベーシック1 BASIC1

 7500円?(別)/トミー TP1521/カートリッジ/1984年/プログラム

プログラミング用カートリッジ。本体内蔵の日本語ベーシックではなく、普通のベーシック。しかしグラフィック機能やスプライトが使えないなど、非常に使い勝手の悪いシステムになっているという。

 

 

ベーシック2 BASIC2

 4,800円(別)/トミー TP????/カートリッジ/1984年/プログラム

プログラミング用カートリッジ。フロッピーディスクドライブや音響カプラとかがつながるらしい。

 

 

ベースボール BASEBALL

 4,800円(別)/トミー TP025E No.25/カートリッジ 3D/

 1984年/アクション・スポーツ

3Dゲームという事で、初代ぴゅう太では3Dゲーム用のアダプターが必要。ぴゅう太で唯一の対戦プレイ可能ゲーム。それにしても3Dゲームと銘打っているが、実際にプレイするとどこが3Dなのかさっぱりわからないという極悪ソフト。こんなんでも初代ぴゅう太ではアダプターがないとプレイできない。末期のソフトなので非常に稀少らしいが、ゲーム自体は大したものではない。

燃えろプロ野球にやや近い視点で、スコアボード上方から見た感じ。画面上部に打者がいて、下部に投手がいる。大きな当たりが出ると視点がバックネット方向からに切り替わる。切り替わりの速度が遅いのはいかにもぴゅう太。画面が切り替わると、当然守備側の操作方向も反対になる。この切り替えがあるのが3D(立体)だという説もあるが、単に操作に戸惑うだけとしか思えない。チーム数は12で、任意の2チームで対戦する。チームは当時の実在の球団がモデルだが、時代が時代なので選手名はない。打撃優位で、プレイヤーもCPUも得点が多い。変化球が投げられて、それが大きく変化するのに驚く。守備は自動。ホームランボールをジャンピングキャッチするという演出がある。ファミスタ以前のシステムなんで、今となってはそれほど面白くはない。

 

ウォッチモード?

デモ画面を放置していると、コンピューターが勝手に試合を進めてゆく。この試合はランダムに進めているのでウォッチモードと同じ。見ているだけでも結構面白い。この時期のゲームにしては気が効いた演出。

 

 

ボンブマン BOMBMAN

 4,800円(別)/トミー TP001E No.1/カートリッジ/

 1982年/アクション/

ボンバーマンではない。そもそも時代がボンバーマン以前のソフトである。名前が紛らわしいが、ゲーム内容は全然別。それにしてもbombの発音は「ボム」で、派生語ではbを発音するものもあるが、bomberとかは連語でも後のbは発音せずにボマーなどと言う。記念すべき第1作ソフトから発音が間違っていて、ぴゅう太の明るくない未来を思わせる。他機種への移植はないが、何とトミーからボンブマンの携帯ゲームが出ていたという。

塀の向こうから投げ込まれる爆弾を、自キャラのファイアーボーイが水で消してゆくゲーム。ボンブマンとは爆弾を投げ込む敵キャラの名前。水がなくなると水道へ行って水をためる。第1作ソフトなのに、テンポが悪くてあまり面白くない。キャラの動きがのろく、操作性もいまいち。ハードの初期には、ソフト開発者がまだそのハードに慣れていないので、理解に苦しむような妙なソフトが発売される事もある。しかしこれは妙と言うより不出来さが目立つソフト。

 

 

 

〜ま〜

 

 

マリンアドベンチャー MARINEADVENTURE

 4,800円(別)/トミー TP008E No.8/カートリッジ/

 1982年/シューティング

初期の発売予定カタログではタイトルに(仮称)としてあったが、結局このタイトルのままで発売された。

全方向に攻撃するシューティングゲーム。海底を舞台に、海洋生物の敵キャラの攻撃をかわしながら海底帝国の入り口を目指す。画面上の敵を全て倒すと面クリア。入り口に入るとゲームクリアで、そこからが本番ではない。クリアするとまた最初から始まるだけ。まあこの時期に立派なエンディングのあるゲームは皆無だけど。ラスボスは大ダコ。ロボトロン2048をつまらなくした感じで出来の悪いゲーム。他のゲームほどではないが、やはり画面処理のため動きが一瞬止まる。プログラムは単純そうなのに。ぴゅう太の計算能力を疑わせるゲームである。敵を倒したときや自機がやられた時の効果音が面白いだけ。

 

 

Mr.DO

 4,800円(別)/トミー(版権元はイマジニア?) TP019E No.19/

 カートリッジ/198?年/アクション

アーケードのヒット作の移植。この時代はぴゅう太しか移植がなかった。VCS版ならあるが、日本では簡単には手に入らない。後にぴゅう太版からMSXへ移植された。スーファミでアーケード版の再発が出ている。中期の発売予定カタログではNo.15だった。また続編のスーパーピエロが、MSX2とアーケードで出ている。

ディグダグなどと同じタイプの穴掘りゲーム。ピエロのDOを操作して地中に穴を掘り進み、画面内のチェリーを全部集めるか、敵を全滅させるか、EXTRAの文字を揃えると面クリア。様々な要素がある。アーケードのディグダグの盗作のジグザグとそっくり。移植の出来としてはかなりいい。ぴゅう太のゲームとしては珍しくAMAモードとPROモードの選択がない。元がいいので楽しめる。

 

256人増殖

アーケード版自キャラが256人になるというバグ技があったが、ぴゅう太版ではなくなっている様だ。当然か。

 

 

ミステリーゴールド MYSTERYGOLD

 4,800円(別)/トミー TP011E No.11/カートリッジ/

 1983年/アクション

穴を掘って宝を探すゲーム。ディグダグのパクリだが元ネタよりつまらない。自キャラの名前はディガー(露骨)。BGMまでパクリがある。ディグダグはファミコン版があるし、アーケード版もプレステのナムコミュージアムVOL.3に収録されている。

地中を掘り、モンスターを避けながら、宝箱に入っているゴールドを取る。ぴゅう太ソフトに多いのだが、敵の動きが完全にランダムなので戦略性がなく、また敵が動く速度が速すぎてプレイヤーが対応できない。難易度が高いという問題ではなく、ゲームとしての出来が粗雑。プラグアダプターを使ってもプレイ感覚は不快。ぴゅう太のゲームは、のろいとプレイ感覚がつまらないし、速いと操作性が悪くて不快だったりする。

 

 

ミッキーアスレチックランド

 MICKEY ATHLETICLAND

 4,800円(別)/トミー(版権元はディズニー) TP013E No.13/

 カートリッジ/1983年/アクション

初期と中期の発売予定カタログにアスレッチックとあったゲームか。これをディズニーの版権を取ってキャラゲーにした可能性が高い。この時期のゲームはまだキャラゲーが少ないので、そういう点では貴重。正式の版権を取っているので、ぴゅう太としてはキャラの表示がとても綺麗で、ゲームも面白い。きっとディズニーのチェックが厳しかったのだろう。因みにトミーは東京ディズニーランドの公式スポンサーで、当時ぴゅう太とこのソフトがディズニーランドのトミーのコーナーに展示してあったという。

横スクロールアクションで敵の妨害をかわしながらミニーに会いに行く。スーパーマリオ以前のゲームでもあるし、ぴゅう太だから動きがとろいが、それでもぴゅう太としてはスピード感があって、8ドットスクロールが気にならない。セガのSGシリーズのスターラスターと同様の効果である。背景のパターンを工夫して、多重スクロールに見せている。計算量を減らすため自キャラは画面左端に固定。これもシステムとしては悪くない。ゲームバランスもいいが、ぴゅう太なので難易度は低め。でも猪の移動速度と背景のスクロール速度が同じなので、猪が止まって見えるのは難点。気をつけるのは池の亀。油断するとすぐに沈んでしまう。ぴゅう太ソフトの中では傑作に入るが、シューターの類には薦めない。

 

 

ミッションアタック Mission Attack

 4,800円(別)/トミー TP009E No.9/カートリッジ/

 1982年/シューティング

擬似3Dのシューティングゲーム。4つのゾーンをクリアしていく。背景やキャラはそれなりの雰囲気が出ている。でもキャラの大きさは2段階しか用意されてない。といってもぴゅう太の描画方法を考えれば大したものなのだが。その上自弾を中央方向へ曲げる処理が出来ないからか、弾が真上にしか飛ばなくて敵キャラとの位置関係が変な感じになる。そのためプレイ感覚は、普通のシューティングの背景が見にくくなっただけに思える。それで難しくなって不快になるのを防ぐためか、特に敵が遠い時の当たり判定が非常に甘い。また例によって動きがのろい。そのため全体の難易度は低め。やはり爆発時の画面処理で動きが止まる。のろくて単調な、いかにもぴゅう太なゲーム。擬似3Dの努力に感心するだけのソフトか。

 

 

ムーンランディング

 1000円(別)/トミー TM‐002/カセットテープ/

 1984年?/シューティング?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明。

 

 

メイズパトロール MAZEPATROL

 4,800円(別)/トミー TP017E No.17/カートリッジ/

 1983年/アクション

中期の発売予定カタログにNo.23で「3D‐メイズ」としてあったものと思われる。

3Dダンジョンから制限時間内に宇宙戦士を脱出させる迷路脱出アクション。3Dダンジョンはちゃんと描画されている。セルで構成されるぴゅう太の画面では、こういう画面は描きにくいのだ。よくやったと言える。しかし移動時の動きは、一気に画面を切り替えるので非常に見にくい。性能差がありすぎるので、セガマークIIIのファンタシースターの見事なアニメーションとと比べるのは無茶である。エイリアンをかわしたり攻撃したりしながらKEYを探して出口へ行く。直前直後のエイリアンは攻撃できない。プレイする度に迷路の形やアイテムの位置がランダムに変わるという、どこぞの不思議のダンジョンに通じるシステムがいい。プレイ中にマップも見れるが、見ると空気が減るのがつらい。システムは面白いが、ゲームとしての出来は中程度。3D描画の努力を見るためのソフトだろう。

 

 

モンスターイン MONSTERINN

 4,800円(別)/トミー TP002E No.2/カートリッジ/

 1982年/アクション

タイトルは化け物宿という意味。ゲームシステムはロードランナーと似ている。直接の元ネタはアーケードのスペースパニックか。

モンスターのいる城に入って、モンスターを倒しながら最上階の6階にあるモンスターの卵を持ち帰り、1階の床にある穴に落としてクリアする。穴を掘ってモンスターを落とし、落ちたモンスターを叩いて倒す。穴を掘るのもモンスターを叩き殺すのも4回ボタンを押す必要があるので、特に後の面になると非常にもどかしい。制限時間内に卵を持ち帰らないと、卵が大爆発して城が崩れてゲームオーバー。システムはロードランナーと似ているが、パズル性はない。モンスターの動きは、多少自キャラを追う動きがあるもののほぼランダムで、モンスターの種類による動きの違いもない。おかげで戦略性が全然なく、単調ですぐ飽きる。だがモンスターの動きを改良すれば、かなり面白いゲームになった可能性はある。コントローラーの操作性が悪いのが不快だが、実はプラグアダプターを使っても操作性が余りよくならない。つまりコマンド入力時のキャラの動きのプログラムの調整自体が凄く雑という事。不快なゲームである。なおバグ技が多い。

 

瞬間掘り

階段を上りきる途中で横を向いてSLキーを押すと、1回で穴が掘れる。他の技の多くはこの技の応用。他にも技は多数あるという。

 

はしご削り

卵が置いてある階段の1つ下の階の梯子を、掘って削る事ができる。そこにモンスターが落ちると、モンスターを退治できなくなる。

 

ワープ削り

瞬間掘りをやってワープポイントを削ると、ワープできなくなる。

 

瞬間殺し

階段の途中からモンスターの頭の上を掘ると、穴がないのにモンスターを埋める事ができる。

 

穴にハマリ

穴を一段だけ掘り、その上のフロアに穴を掘って貫通させる。上の階から、下の階の一段だけ掘った所に飛び降りると、ビビビという音が鳴って動けなくなる。モンスターにやられるまで何も出来ない。

 

無限得点

卵は画面上にモンスターが2匹以上いると、何度捨てても復活する。だから卵を捨て続けて得点を稼げる。但し後の面になるとモンスターの動きが速いので無理。

 

素早く帰還

各階の同一垂直線上に穴を掘り、卵を取ったらその穴に落ちて一気に1階に帰る。

 

 

 

〜や〜

 

 

夜間飛行  (タイトル変更)

 ?円(別)/トミー 番号不明/カートリッジ/未発売/シューティング?

初期の発売予定カタログにNo.7としてあったもの。後にナイトフライト」として発売されたものと思われる。「ナイトフライト」の項を見よ。

 

 

4人麻雀 ヨニンマージャン

 4,800円(別)/トミー TP021E No.21/

 カートリッジ/1983年/テーブル

テーブルゲームでは定番のマージャンゲーム。ぴゅう太ソフトでは例外的に説明書が付いている。当然だが脱衣マージャンではない。麻雀は元々4人プレイのゲームなのに何故CPU側を含めたプレイヤーが4人なのがタイトルになるのか?と今になると疑問に思う人もいるかもしれない。実はこの時代は、マシンの性能やソフトの容量とかの都合で、本来なら4人でやるのを省略してプレイヤー対CPU1人分だけの2人麻雀にする場合が多かったのである。CPUに3人分のプレイをさせるのが大きな負担だったからだ。ファミコンでも同タイトルのソフトがある事を考えれば、時代背景が分かりやすいだろう。またセガマークIIIにある3人麻雀というソフトも、ルール自体は確かに正式の3人麻雀のルールだが、開発された理由は2人麻雀と同じだろう。なお牌の文字はグラフィックで描かれているので、海外版でプレイしても文字化けしない(当然か)。

この時代のマージャンゲームとしては並み。上の説明を読めば分かる通り、またぴゅう太だからという事もあり、思考はのろくて画像は見にくくCPU側の力は弱い。なお操作しないで放置していると勝手に捨て牌する。

 

 

 

〜ら〜

 

 

ラクガキボード/ファッションプレート

 1000円(別)/トミー 型番不明/カセットテープ/1982年?/その他?

破格の安さのテープ版ソフト。テープのA面とB面にゲームを1本づつ収録。内容は不明だが、タイトルからはお絵かきで遊ぶゲームか。

 

 

レスキューコプター RESCUE COPTER

 4,800円(別)/トミー TP024E No.24/カートリッジ 3D/

1984年/アクション

チョップリフターが元ネタの救助ゲーム。3Dゲームの1作目。初代ぴゅう太では3Dゲーム用のアダプターが必要。という訳で非常に意欲的。なんとこの時期にワイヤーフレームによる立体表現をしている。さすがは16ビットと言うべきか。内容はヘリコプターで遭難者を救助するというもの。やはり操作性が悪いのだが、かなり面白いという。

 

 

レスキューコプターJr.

 1000円(別)/トミー TM‐008/カセットテープ/

 1984年?/アクション?

安いテープ版ソフト。テープのA面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用。内容は不明だが、タイトルからはカートリッジ版のレスキューコプターの簡略版か。

 

 

 

〜わ〜

 

 

(なし)

 

 

 

 

 

資料室

 

 

番号順ソフトリスト

 

カートリッジ

 

価格はいずれも4800円

 

No.1  TP001E  ボンブマン         BOMBMAN

No.2  TP002E  モンスターイン       MONSTERINN

No.3  TP003E  ザウルスランド       SAURUSLAND

No.4  TP004E  ターピン          TURPIN

No.5  TP005E  フロッガー         FROGGER

No.6  TP006E  スクランブル        SCRAMBLE

No.7  TP007E  ナイトフライト       NIGHTFLIGHT

No.8  TP008E  マリンアドベンチャー    MARINEADVENTURE

No.9  TP009E  ミッションアタック     Mission Attack

No.10 TP010E  トラフィックジャム     TRAFFICJAM

No.11 TP011E  ミステリーゴールド     MYSTERYGOLD

No.12 TP012E  ドンパン          DON PAN

No.13 TP013E  ミッキーアスレチックランド MICKEY ATHLETICLAND

No.14 TP014E  プーヤン          POOYAN

No.15 TP015E  ジャングラー        JUNGLER

No.16 TP016E  ガッタンゴットン      GUTTANG GOTTONG

No.17 TP017E  メイズパトロール      MAZEPATROL

No.18 TP018E  トロン           TRON

No.19 TP019E  Mr.DO

No.20 TP020E  バミューダトライアングル  BERMUDA TRIANGLE

No.21 TP021E  4人麻雀 ヨニンマージャン

No.22 TP022E  トリプルコマンド      TRIPLECOMMAND

No.23 TP023E  スーパーバイク       SUPER BIKE

No.24 TP024E  レスキューコプター     RESCUECOPTER

No.25 TP025E  ベースボール        BASEBALL

No.26 TP026E  バトルファイター      BATTLEFIGHTER

No.27 TP027E  ガジゴジ          GAJI GOJI (未発売)

No.28 TP028E  ジャックインザボックス  JACK IN THE BOX (未発売)

 

      TP1521  ベーシック1 BASIC1

      TP????  ベーシック2 BASIC2

      番号不明    DEMONSTRATION ぴゅう太の世界 (非売品)

 

 

カセットテープ

 

価格はいずれも1,000円(データレコーダー付属ソフトを除く)

 

データレーコーダーに同梱

黒ヒゲ危機一髪ゲーム

 

両面収録

算数教室/数の学校

ラクガキボード/ファッションプレート

一発逆転魚雷戦/UFOアタック

黒ヒゲ危機一髪ゲーム/スロットマシーン

いじわるハンマー/富士山と新幹線

ねずみのチーズとりゲーム/(不明)

 

A面にぴゅう太MkII用/B面に初代ぴゅう太用

TM−01 草競馬

TM−02 ムーンランディング

TM−03 ネズミのチーズとりゲーム

TM−04 アウトパズル

TM−05 ダッシュ!100メートル

TM−06 クイズブービー

TM−07 陣取り

TM−08 レスキューコプターJr.

TM−09 スキージャンプ

 

 

 

発売中&発売予定カタログ

 

初期の発売予定カタログ

ボンブマン

モンスターイン

ザウルスランド

ターピン

フロッガー

スクランブル

夜間飛行(仮称)

ターボ750          (未発売)

マリンアドベンチャー(仮称)

10 アスレチック         (ミッキーアスレチックランドか)

11 スペースターボ        (未発売)

12 ドンパン

 

中期の既発売&発売予定カタログ

ボンブマン

モンスターイン

ザウルスランド

タービン

フロッガー

スクランブル

ナイトフライト

マリンアドベンチャー

ミッションアタック

10 トラフィックジャム

11 ミステリーゴールド

12 ドンパン

13 アスレチック         (ミッキーアスレチックランドか?)

14 プーヤン

15 Mr.Do!         (19番で発売)

16 ガッタンゴットン

17 ジャングラー         (15番で発売)

18 タイムパイロット       (トリプルコマンドか)

19 ガジゴジ           (未発売)

20 バブルガムストリート     (未発売)

21 3‐Dシューティング     (トロンか)

22 ジャックインザボックス    (未発売)

23 3‐Dメイズ         (メイズパトロールか)

 

後期の既発売&発売予定カタログ

ボンブマン

モンスターイン

ザウルスランド

タービン

フロッガー

スクランブル

ナイトフライト

マリンアドベンチャー

ミッションアタック

10 トラフィックジャム

11 ミステリーゴールド

12 ドンパン

13 ミッキーのアスレチックランド

14 プーヤン

15 ジャングラー

16 ガッタンゴットン

17 メイズパトロール

18 トロン

19 Mr.DO!

20 バミューダ・トライアングル

21 四人麻雀

22 トリプルコマンド

23 スーパーバイク

24 レスキューコプター

25 ベースボール

26 バトルファイター       (未発売かも)

27 ガジゴジ           (未発売)

28 ジャック・イン・ザ・ボックス (未発売)

 

発売予定カタログは他にもあるらしい。

 

 

 

TUTOR(海外版ぴゅう太)アメリカ発売ソフトリスト

 

英語タイトル       型番        対応する日本版ソフト

 

Game Cartridges (8100 Series)(トミーの自社開発ソフト)

Cave Crawlers      8100        メイズパトロール

Torpedo Terror      8101         

Hyperspace        8102        TRON

Traffic Jam        8103        トラフィックジャム

Demon Diggers      8104        

Bombardier        8105        

Deep Six         8106        

WWII Triple Threat    8107         トリプルコマンド

     Cave Crawlersはメイズパトロールと少し違うらしい。

     HyperspaceはTRONと少し違うらしい。

 

Game Cartridges (8200 Series)(アーケードの移植)

Pooyan          8200        プーヤン

Scramble         8201        スクランブル

Jungler         8202        ジャングラー

Loco-Motion       8203        ガッタンゴットン

 

Educational Titles (8300 Series)(教育用ソフト)

Type Attack(未発売)   8300        

Space Division(未発売) 8301        

Car-Azy Racer      8302        

     教育用ソフトで発売されたのはCar-Azy Racerだけ。非常に稀少だという。

 

 

 

 

 

ぴゅう太 コントローラーピンアサイン (アタリ規格9ピン)

 

 1 2 3 4 5

  6 7 8 9

 

番号 意味   説明

1  GND1 1コンのマイナス極(グラウンド)

2  GND2 2コンのマイナス極(グラウンド)

3  BL   左ボタン(ぴゅう太コントローラーの記号はSL)

4  BR   右ボタン(ぴゅう太コントローラーの記号はSR)

5  D    方向キー下

6  L    方向キー左

7  U    方向キー上

8  R    方向キー右

9  (なし)

 

・本体のジャックを正面から見たもの。

・セガ8ビット機やVCS、MSXパソコンなどとは全然違う。

・十字キーや左右のボタンのピンは2つのコントローラーで共通。マイナス極だけが別々。

・GNDはグラウンド(Ground)の略でマイナス極。1つのコントローラーに共通なので、コモン(Common)とも呼ばれる。

・電源供給はない。

・連射用などのためにコントローラーに電源を供給したい場合には、9ピンに本体内部のDC5Vをつなげるといいと思われる。

・自作や改造といった行為は自己責任で行う事。

 

 

ぴゅう太の電源について

 

・この時期のゲーム機には珍しくACアダプターではない。

・ACから直接電源を取っている。

・コードは着脱式ではなく本体から直接伸びている。ゲーム専用機のぴゅう太Jr.も同じ。

・本体内部の整流器からDC5VとDC12Vを出力。

 

 

 

 

 

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