何かが足りない。全てが足りない。




最終更新日 2007年 7月20日
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1/10 駄文
それが俺の名だ


俺はどうも名を名乗るのが苦手だ。

名前を聞かれる。
答える。

絶対聞きなおしてくる相手。

そんなやりとりが苦手だ。


聞きなおされるのはお前の発音が悪いんじゃね?とか
お前はっきり喋らないタイプだろ、とかまぁ色々あるだろうが、俺の場合そんな生易しいもんじゃない。









名前がちょっとレアすぎて一回聞いただけじゃ「え、なんだって?」ってなるような名前なのがいけないんだ。









俺のリアルネームを知ってる人なら分かると思うが。





この前(去年の年末)、某オフ会に参加した時もそうだった。
皆で集まって、盛り上がってるうちにリアルネームを名乗ろうぜっていう流れになった。
皆順番に名乗っていく。
そして俺のターン。
「絶対伝わらねぇ」と、思いながら。
だが、諦めない。
俺は頑張った。
俺が出来うる最大限の聞き取りやすい声で言い放った。



それが・・・俺の名だ。




通じてくれ、頼む・・・!
そう祈らずにはいられない。
何をそんな大げさな、と思うかもしれないが、実際毎回名乗る度に聞き直されるとさすがにこれはもうダメかもわからんね、という気分になってくるものだ。
同じ事を二度、三度言わなければならない苦痛・・・!
聞き返される度に自分の名を改名したくなるほどだ。

しないけど。

しかし一度でいいから一発で通してみたい、そんな名乗り。
周りの反応を見る。
苗字は伝わったようだった。
でもやっぱり名前は








「え、なんだって?」








だった。
でも、二回は言わなかった。



さて、俺の名前を一発で理解できる人はこの先現れるのだろうか。







ここから2006年






11/4 駄文
バリウムって意外とうまくね?


何年かぶりに人生で何度目かのレントゲン写真を撮った。
これ、一回やるごとに寿命が幾許か縮むという話をどこかで聞いたことがあるのだが、それが事実なら俺の寿命も幾らか縮まったことになる。

それはこの際置いとこう。




レントゲンを撮ったのは他でもない。胃の検査のためだ。






もう一度言おう、胃の、検査、だ。








レントゲンを撮影して、写真が仕上がるまで数分待つ。

そして出来上がった写真を見て医者が一言。













「お〜・・・随分背骨曲がってるねぇ」










まずそこかよ。








7/31 駄文
間違ったジャイアニズム


俺の敵は俺の敵。




お前の敵も、俺の敵。












こんなジャイアンだったら間違いなく惚れる。







6/21 駄文
少年


少年誌の裏表紙に車の広告。









買うの?少年。








ここから2005年




7/29 駄文
俺と炊飯器


よく、米の炊き方についてこういう記述がある。


「お米は研いだ後20〜30分ぐらい水に浸しておくと炊き上がりが美味しくなります。」








だが俺はこれを認めない。






皆、これは間違いなんだ。

まぁ落ち着いて考えてみようか。


まず、米を研ぐ。
研いだら水加減をして炊飯器に入れる。
入れた後ですぐに炊飯ボタンは押さずに20〜30分ぐらい置いておく。

ここが問題だ。

20〜30分もの間、炊飯器の前でじっとそのときが来るのを待っているやつはまずいない。
この20〜30分の間に何か別のことをしようと考えるのが普通だ。

そして、別のことを20〜30分やっていると














炊飯器のスイッチを入れることなんてすっかり忘れてしまうんだ。













気をつけろ。









6/8 駄文
夢は夢のままで


夢を見た。




それはとても抽象的で、何を表しているのかは分からなかった。




登場人物もぼやけていて、背景なんかなくて、真っ白な世界。




そんな世界で、彼は確かにこう言ったんだ。










「チョップが難しいんだよなー」









彼が誰なのかは分かっていない。




この話を某人にしたらこんなことを言われた。

「君は夢の内外を問わず変なことを言うね」












失礼なヤツだな。












これは俺の夢の中の出来事であってもチョップ云々を言ったのは俺じゃないんだぞ!
いや、まてよ・・・落ち着いて考えてみればこういうことだ。

夢というのはつまり、人の脳の中で繰り広げられる妄想のようなものなわけで。

登場人物が何人いようがその人物が何を言おうがそれは自分で考えてるわけで。




「チョップが難しいんだよなー」って考えたのも自分なわけで。












・・・正直すまんかった。








4/28 駄文
視線


はいはいどーもどーも、ご無沙汰しております。
更新ペースがいつも通りになってきましたね、いつも通りに。
コレがいつも通りなのかと思うと、何か悲しいですね。
まぁそんなわけでいつも通りグダグダ行ってみましょうかね。グダグダ。


今日はやたらと視線を感じた。
感じた、というか実際周囲の人にやたらジロジロ見られていた。
普段はそんな風に感じることはないが、今日だけは違っていた。

何故か、道行く人にジロジロと見られている。

「気のせいじゃね?」と思うかもしれないが、これは気のせいではない。
何故なら・・・




人と目の合う回数がハンパなかったから。




大げさと思うかもしれないが、町を歩いていて10人とすれ違ったとしたら、そのうちの3人ぐらいに見られているような感じだ。
何故だ。

別に変な臭いとか変な音とか変な光とか発してるわけでもないのにこれほど見られるとは・・・何かあるのか?

そう思って近くにあった店のトイレで鏡を見てみる。
別に異常は・・・ないな。
変な光を発しているわけでもない。
だが、臭いと音に関しては自分ではわからないのかもしれないな。
いやまぁ、臭いとか音とかだったら瞬時にこっちに視線が来るのはおかしいだろう。

だってほら、例えば満員電車の中で誰かが屁をしたとしよう。
想像するのも恐ろしい光景だが、想像してもらいたい。




音がして、その後臭いが充満する。




でもその屁をした人が誰なのかなんて、わからないだろう?

つまりはそういうことだ。
だから他に原因があるということになる。
他には・・・そうだな、強いて言うなら・・・顔が変だな。

あ、でもこれは元からか。













大きなお世話だコノヤロウ。













顔以外特に変な点は見当たらず、トイレを後にした。
そういえば以前、某人に「普通に歩いてるだけで捕まりそう」とか言われたことがあったな・・・

いや、でもそういうんで警察のお世話になったことはないぞ。断じてない。

他の事ではあるけど・・・まぁ、その話は長くなりそうだからまた今度にしよう。
いやまぁ、いくら顔が変だろうと普段以上に視線を感じるんだから顔以外に何かあるんだろう。






だって顔は昔からこんなんですから。





言ってて何か嫌になってきたよ。




結局のところ、原因はわからないまま家路についた。
家についてからもぼんやりとそのことを考えていた。
一体何が原因なんだ。
何がある・・・あの視線の先に・・・何が・・・


・・・あ、そうだよアレだよ!


思い出した。

ただ一つ、アレは普通じゃないってことに気がついた。

そう・・・

















竜頭のない時計をしていたからだよ!

















まだ買い換えてなかったのかってオチ。
結局のところ、原因はわかってません。誰か助けて。







2/25 駄文
腕時計を巡る騒乱2


前回の更新から約一ヶ月、ほっとくと平気で更新が滞る・・・それがえぬかいクオリティ。

はい、ということで前回のお話で腕時計の竜頭を失いました。
お話って言ってもノンフィクションですけど。

ノンフィクションですけど。


さて、いつまでも竜頭のない時計をしているのはどうかと思い始めた・・・というか誰もつっこんでくれないというか・・・
そんなわけで腕時計の買い替えを検討しようと思い、恒例のヨドバ○カメラの時計売り場へ赴く。






ま た ○ ド バ シ カ メ ラ か 。






腕時計と一口に言ってもさまざまな種類がある。
デジタル・アナログの違いに始まり、電波で時間を自動修正する機能や太陽光で電池いらずな機能。
デジタル時計に多いストップウォッチ機能やらカレンダー機能。
そして竜頭があったりなかったりする。

だけど竜頭がないのはデジタル時計なわけで。

竜頭のないアナログ時計はないですね、ええ。

例外的にアナログとデジタルが共存してるような時計があり、その時計には竜頭がなかったように思う。
だがこれは竜頭以外のもので時間を調節するのだろう。
いやまぁ、売り物なのにいきなり竜頭のぶっ飛んでる時計があったらそれはそれでどうかと思うのだが、どうしても自分の時計に竜頭がないこともあり竜頭に目が行ってしまう。
と、時計を探しに来たんだか竜頭を見に来たんだかわからなくなってしまったので退散。

種類がさまざまならデザインもさまざま、値段もさまざまなのだ。
私の寒い懐具合を考えるとまず第一に考慮すべきは値段だろう。
あまり高い時計は買えない。
かといって980円の時計でも買おうものならまた竜頭がなくなる事態に陥るかもしれない。







いやこれ値段が問題なのか?という考えが一瞬頭をよぎったが、そんなものは無視するに限る。







というかデジタル時計にすればいいじゃーん、って考えたそこのあなた。
デジタルは何となく・・・そう、何となく。
安っぽく見える気がするんだ・・・何となく・・・



って竜頭がぶっ飛んでる980円の時計してる人が言っても説得力ないですよね。









ですよね。








そんなわけで安易に決めるわけにもいかず、っていうかお金ないからとりあえず見送ることに。
値段の問題はとりあえず置いといて、先にデザインを決めておこうと思った。
デザインを決めるとはいえ、値段の問題があるのでそんなに自由が利くわけではない。
だが、イメージを固めておけばいざ買う段階になって迷うことも少なくなる。
いざ買ってみて全然イメージと違ってがっくり来ることも少なくなる。

・・・少なくなるだけで、絶対にないと言えないのが悲しいが。

ところでデザインを決める上で・・・例えば服や靴にしてみても、他人を参考にすることはよくある。
物を見ただけでは分かりづらい、実際につけてみたときのイメージが浮かびやすいのだ。
ということでデザインの参考として、他の人がどんな時計をしているのかを観察することにした。

道行く人の腕を見る。
電車の中でつり革につかまってる人の腕を見る。

そうして観察を続け、一つの結論を導き出した。













竜頭の取れた時計をしてる人はいない。












当たり前だろ。




















結局何だかんだで竜頭しか見ていないことに気がついた。


時計どーすっかなぁ・・・







1/26 駄文
腕時計を巡る騒乱


だからといって腕時計を巡ってソーラン節を踊ったわけではありません。
ご了承ください。


腕時計、それは現代科学が可能にした時計の小型軽量化による腕部装着式の時計のことである。

と、そこまで仰々しいことを言う必要があるのかどうかは置いといて。

単純に時間を知らせるだけの機能しか持ち合わせていない腕時計。
だが私はそれを愛用していた。

それが例え980円だとしても、確かに愛用していた。

その腕時計は私が起きている間も、寝ている間も、歩いている間も、走っている間も、何もないところでコケそうになっている間も、正確に時を刻み続けていた。
だが、ある日彼に異変が起きたのだ。
ふと腕時計に目をやると、何かいつもと違う、そんな雰囲気を感じた。
どこが違うのかはわからない。
だけど、確かな違和感。

最初は気のせいだろうと思った。

いや、思いたかったんだ。

起きるはずのない、起きてはいけない出来事。

杞憂であってほしいと願うが、確認するのが怖かった。

あるはずのものが、そこにない。

そんな不安。

そして、不安が現実のものとなる。

















・・・何で竜頭ないのこの時計。


















竜頭とは、アナログな腕時計についている時間を調節するためのつまみのことである。
これがないのである。
時間調節するためのものであるが故に、それが無いとなると時間が調節できない。
そして問題はそれだけではない。
何故竜頭が取れたのか?

心当たりはまるでない。

実際別の時計で試してみたが、竜頭とは相当力を込めて引っ張っても取れるような代物ではない。
つまり、この「相当な力」以上の力が働き、取れたことになる。

一体どこで?


誰が?


何のために?


さらにミステリーは続く。
竜頭とは、引っ張ると時計の動きが止まり、時間が調節できるようになるのだが・・・

この時計は止まっていない。

竜頭が欠損した今もなお、時を刻み続けている。

そうまでして彼を駆り立てるものはなんなのか。


時計の機構については詳しく知らないが、竜頭がなくなっても時計は動けるものなのだろうか・・・?
竜頭は、どこへ消えたのだろうか・・・


















ってか何で取れるの?


















結論:竜頭は、頑張れば取れる・・・かもしれない。













1/20 駄文
未確認飛行物体


と言えばUFOですが、別にUFOを見たとか焼きそばを食べたとかそういう話じゃありませんよ。
UFOキャッチャーです、ええUFOキャッチャー。
ゲーセンに行くと大抵置いてありますよね、あれ。
それでいて何かどうでもいい景品とか入ってるんですよね。

取る前は「よーしパパこのでっかいぬいぐるみ取っちゃうぞー」なんて意気込んでるけど
そう簡単に取れるものじゃないんですよね。

それでいて、取った後に思うんですよね。

「こんなクソでかいぬいぐるみ、邪魔でしょうがないじゃないか」って。

「そもそもぬいぐるみなんて別にいらないっていうか置くスペースないっていうかもはや持ち帰るのもだるい」って。

UFOキャッチャーというのは景品そのものはそれほど重要じゃないんです。
取れたときのあの達成感、あれを味わうためにやるんですよね。
・・・とでも言っておかないとあの日の話ができません。
何でかは自分で考えてくださいね。

さて、勘のいい人は前振りから想像できると思いますが、私はこの前UFOキャッチャーをやったんです。
ここで「やっべ、俺想像できたから勘がいいぜ!」なんて思えたあなたは幸せな人です。
何でかは自分で考えてくださいね。



まず、UFOキャッチャーをやるにしても取った後のことを考えないのは素人。
前述の「パパ」の二の舞は避けるべく景品はなるべくコンパクトなもの、それでいて取りやすそうなものを選ぶことにする。
だが、コンパクトで取りやすそうだからと言っても迂闊に手を出してはならない。
あまりにマヌケな景品だと取った後の虚しさが増大する。

「何で俺こんなもの取っちゃったんだろ」的な感情があふれ出す。

そうならないためにも景品のチョイスは怠らない。
そこで目をつけたのが「ファミコンコントローラ型テレビリモコン」なるもの。
ファミコンのコントローラという懐かしい形でテレビリモコンの機能を備えているらしい。
「どうしても欲しい」というわけではないが、これなら取ってもそれほど虚しさはないだろうと判断。
箱に入っていて、その箱の側面には引っかかりやすくするためか、穴が開いている。
これなら取りやすそうである。
やってみることにする。
1プレイ200円。
高い。
だが、ここで引き下がるわけにはいかない。
200円を投入し、ボタンを押してクレーンを動かす。
目標の真上にクレーンが到達する。
ボタンを離し、クレーンが降下する。
位置はいい、これならきっと・・・


ウィィィィィィン



ガッ




バタッ











倒れたー!













クレーンが降下し、目標に当たる。
だがそれでもクレーンは止まらずに下降し続け、真芯で捉えられていなかった箱はやがて傾き、倒れた。
当然、倒れれば位置もずれるわけで・・・
アームが閉じる。
クレーンは何も掴むことなく商品取り出し口の真上まで移動し、そこで何も掴んでいないアームを開く。

箱は倒れるからダメだ、という結論。

何か無茶苦茶なこと言ってる気もするが別のUFOキャッチャーへ移動する。
さっき景品を選定しているときにざっと見回したが、めぼしい景品は特になかった。
それはもう一度見回ったところで同じことだった。
しかしこのままでは腹の虫がおさまらない。

絶対に何か取ってやるぜ的な思考が働く。

こうなったらもう取りやすそうな景品を狙おう。
後のことなど知ったことか。

「よーしパパこのポ○モンのぬいぐるみ取っちゃうぞー」と意気込んでみた。

1プレイ100円。
コインを投入しクレーンを動かす。
ぬいぐるみの種類は複数あったが、どれが欲しいというわけでもないので一番取りやすそうなものに狙いをつける。
そして目標の上空に達したクレーンを停止させる。
「あ、ちょっと奥すぎたかな・・・」
と思ってももう遅い。
UFOキャッチャーというものは、一度移動させると戻したりすることが出来ない(できるものもあるにはあるが)。
クレーンが降下する。

ウィィィィィン

ググッ

ウィィィィン

「おっ、掴んだぞ!」

奥すぎたかと思ったが意外にも目標を掴み、持ち上げるクレーン。
だが、やはり少し位置がずれていたためか不安定である。
このまま取り出し口までもつのか・・・
クレーンが取り出し口へ向かって移動し始める。
と、その時。

クレーンから目標物が落下する。


ポロッ



ガッ






ドサドサドサッ




「あぁぁぁぁ・・・ぁぁぁぁぁあああ!?」







何が起きたのか。
にわかには信じがたい光景だった。

クレーンから落ちた目標物Aが




下にあったぬいぐるみB、Cにヒットして











3つ全部取り出し口に落ちてきた。












なんというミラクル。




取り出し口を確認する。
やはり3つある。
一度に3つも獲得するという荒業をやってのけたのはいいが、問題がある。
何かというと、目標物の他のぬいぐるみBとCは・・・










全く同じものだった。









3つも要らない上にダブりまで出るとはさすがである。
1つだけなら鞄に収まるのだが、3つともなるとそうそう収まるものではない。
それでも他に手段がないので鞄に突っ込む。
鞄が妙に膨らんでしまった。
この妙な膨らみを抱えたまま、私はこれからバイトへ赴くことになる。
















この、3つのぬいぐるみと共に・・・。























教訓:奇跡は、必ずしも良いものとは限らない。













1/13 駄文
福袋の誘惑


あなたはご存知だろうか、福袋というものを。
あの正月になると売られる袋。
中身は開けてからのお楽しみ。

そう、楽しみなのだ。

何が入っているかわからないから、そして何か得しそうだから、欲しくなる。
私は子供の頃から福袋というものが欲しくてたまらなかった。
そしてある日親に福袋が欲しいことを告げると、親は福袋を買ってくれた。




1000円のお菓子の福袋を。




「こういうんじゃなくて」と思いながらお菓子を食べていた少年時代。







だが、今は違う。

自らの手で、掴み取る。

夢を、掴み取る。

福袋を、鷲掴み。

独り占め。


俺、最強。




そんな野望を抱きつつ福袋を買う決心をした。
そこで一つの問題がある。
一概に福袋と言ってもさまざまな種類がある。
前述のとおり、お菓子の福袋なんてのもあれば、洋服の福袋もあるし、雑貨の福袋もある。
多種多用な福袋が存在する世の中で、私の懐具合が許す金額且つ興味の惹かれるものでなければならない。
落ち着け、冷静になって考えろ。
今、何の福袋を買えばいいか・・・考えろ。








考えた。

というか、目に付いたのがあった。
それは「福袋」ではなく「お年玉箱」という名目ではあったが、要は袋が箱になっただけのものだ。
そしてそれを売り出してるのがヨ○バシカメラ。











ま た ヨ ド ○ シ カ メ ラ か 。









だがここならお菓子の詰め合わせや変な雑貨をつかまされることもないだろう。
悪くない選択だ。
値段も一番下は5000円からある。
これならいける・・・!
その箱には取っ手がついていた。
取っ手の部分をつかみ、持ち上げる。
ずしりと来る重量感。
これで5000円なら期待できそうだ。

まてよ、これが5000円のコーナーに置いてあるからと言って5000円のものとは限らない。
ここへ来て私は驚くほど冷静だった。

この重量感、罠かもしれない。

誰かが10000円コーナーから持ってきたこの箱をここへ置いていったのかもしれない。
確かめる必要がある。
焦るな、焦りは禁物だ。
そこで値札を探してみるが、それらしきものは見当たらない。
箱をよく見る。
回転させてみる・・・と。




箱の側面に光る「5000円の夢」の文字。




でかでかと書かれていた。
これなら間違えようがない。
そこですかさずレジに向かう。
そして清算を済ませ、改めて「5000円の夢」を受け取る。


・・・重い。

重いのである。
よくよく考えてみたらここから家まで約1時間ほどかかる。
そのうちのおよそ40分間を会社帰りのサラリーマンでごった返す電車に揺られて過ごす。
この箱、重量もさることながら大きさも結構ある。
どれくらいかというと、丁度初期型のPS2の箱と同じぐらいある。
重量も似たようなものだ。
当然鞄の中に収まるような大きさでもなく、手にぶら下げて歩くしかない。
なかなかの重さを放つ「5000円の夢」を手に電車へ乗り込む。

ああ、何か見られてるなぁ・・・


これ、でかい上にやたら派手だもんなぁ・・・



まてよ、これたしか側面に・・・














し、しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!







罠だ!こいつぁ巧妙に仕組まれた罠だ!









側面に光る「5000円の夢」の文字。
しかもでかい。



これでは私が「この箱5000円で買いましたっ」って言ってるようなものではないか!



言い換えれば値札がついたままの服を着ていたことに気づいた時のような恥ずかしさ。








やばい、これはハンパない。








何が悲しくてこの5000円丸出しの箱を買ってしまったんだろう。

もっと冷静に考えるべきだった・・・!
いや、あのときの俺は冷静だった、確かに冷静だった!
しかし、考える方向がこの5000円丸出しの箱そのものには向かなかった、ただそれだけのことだ。
くっそー!誰だよこんなもの買おうとか言い出した馬鹿は!










って、俺だー!









とか一人心の中ではしゃいでいるうちに降車駅へ到着。
駅から自宅までは原付に乗って帰るわけだが、ここでも問題が発生する。

・・・これ、どうやって乗せようか。

当然カゴやメットインに収まるような代物ではない。
仕方がないので足を置くスペースに「5000円の夢」を乗せてみる。
どうにも収まりが悪い。
これでは走行中に足を置くスペースがほとんどないではないかっ!
と思いつつもそれ以外に方法がないのでそのまま走り出す。

危ないってこれ、マジ危ない。

そんなことを思いながら家に辿り着く。
さまざまな苦難の末、ようやく持ち帰ることができた!
などと無駄にスケールを広げつついよいよ箱を開けるときが来た。
これでろくなものが入ってなかったら恨むぜヨドバ○カメラ・・・!
妙な逆恨み予告をしつつ開けてみると、そこには箱があった。

箱の中に、箱。

横幅が「5000円の夢」の箱にジャストフィットしてるあたり、全部の箱にこれ入ってるんじゃないかと疑わざるを得ない。
だがそんなことはどうでもいい。
この箱の正体はなんなのだ。
「5000円の夢」にジャストフィットしている箱を引っ張り出してみる。
そこに書かれた文字。










「体脂肪率測定機能付きヘルスメーター」










早い話、「体重計」だ。
これで体重も体脂肪もお手軽に測定できるぞ!

って、年に数回しか体重計に乗らないんですけど。


「5000円の夢」の半分は体重計で出来ていた。









まぁ、「やさしさ」じゃなかった分だけマシですよね。









そう思うことにした。
そしてもう半分には何が入っているかというと、こまごましたものが入っている。
小物で数を稼ぐ、実にありがちだ。
一つ一つ見てみる。

目覚まし時計。

双眼鏡。

インスタントカメラ。

携帯のネックストラップ。

静電気防止バンド。

メーカーすら分からないボールペン。

何かもはやとりあえず突っ込んどけばいいや的な勢いで色々なものが入っている。
そして・・・








健康肌浴用化粧品 野菜風呂









と書かれたもの。

何これ。


え、野菜風呂?


どうも入浴剤のようだが、それが何故こんなところに?



○ドバシカメラって入浴剤なんて扱ってたっけ?





っていうかこれ、結構重いよね。






それでいて、いらないよね。






こんな・・・こんなもののために俺は・・・俺は・・・!



















ちっくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!





















福袋なんて二度と買うもんか、と心に誓った初春のことであった。


でもそのうちまた買っちゃうんだろうなぁ。


















─────そして悲劇は繰り返される。





















余談。
せっかくだから体脂肪率測定機能付きヘルスメーター君で体重と体脂肪率を計ってみた。
体重55kgで体脂肪率13%というどうでもいい結果に終わった。








1/3 駄文
年末年始と手相占い


ということで明けましておめでとうございます。
新年からこんなところ見てるなんてあなた相当の暇人ですね(失礼)
年が明けましたね、ええ。



知らないうちに。




そういえば年末にですね、とある場所へ赴いたときにですね・・・

道端で手相占いの見習い、と名乗るオバハンに声をかけられました。
「数分で済むからちょっと手相を見せてくれないか」とのことで、まぁ数分ならいいだろうと思って承諾したんですよ。
そうしたら何かこのオバハン、この線がああでこの線がこうでとか素人にはなんのことだかわからない話を始めたんです。


延々20分ぐらいね。


バカお前数分で済むんじゃないのかよ、とか思ったけど口には出しませんでした。私はいい人ですから。

そうこうしてるうちにオバハンの友達っぽい人が
「あ、○○さん(オバハンのあだ名らしい)だ〜」とか言って出てきたんです。
んでまぁ、オバハンがその友人の先輩にあたるらしく、友人もまた手相占いの見習いだそうで。
自己紹介もそこそこに
「○○さん(オバハン)の占いはよく当たるんですよ〜」とのこと。

ああそうですか、さっきからこのオバハン同じことの繰り返ししか言ってませんけどね。って思ってても口には出しません。


私はいい人ですから。


で、「××ちゃん(友人の名前らしい)もちょっと見てよ」とオバハン。
(めんどいからオバハン=○ オバハンの友人=×でいきますか)
何を見るってそりゃもちろん私の手相です。
で、手相というか手自体を見た瞬間に×さんが言うんです。
「うわーすごーい」







・・・何が?






いやマジで今の一瞬で何が分かったんだよとか思ってたら○さんが言うんです。
「ね、すごいでしょ?」









・・・だから何が?









とか思ってても口には出しません。私はいい人ですから。



で、その後さっき延々20分かけてグダグダ言ってたことをリピートし始める○さん。
その話の折々に「へーすごーい」「ほんとだー」「うわーすごーい」などのお前どこのロボだよ的台詞で相槌を打つ×さん。
当然このあたりでイライラしてきます。
誰がって?私ですよ。
こいつらいい加減うぜーんだけど、とか思ってても口には出しません。私はいい人ですから。

で、話を聞いているうちにこの人らにはどうも「先生」と呼ばれている師匠がいるみたいです。
薄々感づいてはいました。ええ、もちろん。
×さんが登場したあたりから胡散臭さが500%アップして「こりゃ誰でも気づくだろ」っていう展開になって早30分。
○さんが仕掛けてきます。

○「姓名判断ってやったことあります?」
俺「いやないですけど・・・」
○「うちの先生、姓名判断もやってるんですよ、ねぇ×ちゃん?」
×「そうなんですよー。先生はすごいんですよー。」
○「本当は先生、いつも出張とかで多忙なんですけど・・・あなたの手相を見ると転換期がもうすぐそこにきてて」
(注:「転換期」=人生を左右する出来事がもうすぐ起きそうだとかいうのが手相でわかったらしい)
×「転換期は一生に数回ですからねー。逃すともったいないですよー。」
○「先生は転換期が近い方は他の仕事より優先して見てくださいますから、特別にご紹介してあげますよ」
俺「いやいいです」
○「姓名判断とかは興味ないですか?」
俺「占いとかあんまり信じないんで」
○「あー・・・先生のやってるのは占いじゃないです。逆に占いだと思ってるならご紹介はできません」

だからいらないって言ってるだろとかお前最初に「手相占い」って言ってただろとか言いたい事は色々あったけど言いません。











私はいい人ですから。











その後数分にわたって先生に会わないか、と粘られ最終的に連絡先まで聞かれましたが教えませんでした。
だって私はいい人ですから。

結局のところ・・・
この人たちは最初から打ち合わせをしていて、
「先生」の所へ連れて行って占いをやってお金をふんだくろうという考えだったのでしょう。

でもね、×さん。
あなた胡散臭すぎですから。
○さん一人に任せといたほうがいいんじゃないですか?



正直リアクションでかすぎ。





台詞棒読みすぎ。





一挙一動全てが不自然。









ぶっちゃけお前どう考えても足手まといだよ。














と思ってても口には出しません。













私はいい人・・・ですよね?