とりあえず遊ぶ為の囲碁ルール(基礎)


ここでは、囲碁の基本的なルールの紹介をします。
囲碁とは、どんなゲームかと言うと一言で言うなら陣取りゲームです。互いに白と黒に分かれて交互に石を置き、最終的にどちらの陣地が広いかを競い合うゲームです。
通常は19路盤と呼ばれる19×19本の線が引かれた盤の上で競いますが、初心者のうちは9路盤や13路盤で遊ぶ事もあります。
では、具体的にどう陣地を取り合うかと言うと次の2つの方法により自分の陣地を確保します。

(1)自分の陣地として囲う。
(2)相手を殺して、もともと相手が居た所を奪い取る。

従って、ゲームの進行は必然的に、「ここいら辺はわしの陣地だ」と主張したり、相手を「殺すぞ!」と脅しを掛けながら自分の陣地を囲っていく、もしくは「生かしてあげるから、大人しくしてなさい」と言った具合となり、常に相手との駆け引きを行います。
と、言っても相手に対して直接、言葉やチャットで言うわけではありません。(^^;
ある程度、打てるようになると、自然に「自分の苦しい所」「相手の弱い所」が見えてくるようになります。

●マナーについて。

どんな競技にも言える事ですが、囲碁は相手が居てはじめて成立するゲームです。
たとえ、Netで相手の顔が見えなくても最低限の挨拶はしましょう。
特に、相手が年上であったり自分よりも強い方であれば尚更、「色々教えて頂くと言う意味」で謙虚な態度が必要だと思います。
と、言いながら私もたまに、返事が無い相手や態度が悪い相手には無言落ちとかしちゃいますけど。。。(^^;>反省

●基本ルールについて。

囲碁の最も基本的なルールとして下記のルールがあります。

(1)2人で行う。
(2)白と黒に分かれる。
(3)黒から順番に白黒、交互に打ち合う。
(4)石を打ち終わった直後の状態で、その石に1箇所以上の「呼吸点」がある事。
   但し、取り石がある場合は、その取石を盤面から除いた状態とする。
(5)コウは連続して打ってはいけない。
(6)終局したらダメをつめる。
(7)セキによるダメはつめない代わりに陣地として勘定しない。
(8)双方で終わりと確認しあった時点でゲーム終了。    但し、パスは有りだと思います。良識の範囲を超えて打ち続ける人がたまに居るからです。
(9)ゲーム終了した時点で互いの陣地の「石が置かれていない所」の目数を数える。
   但し、ゲーム途中で相手から取り上げた石やコミ出しを、相手方の陣地に置く。
(10)最終的に「石が置かれていない所」の目数が多い方の勝ちとなる。
(11)一度打った石はゲームが終わるまで取り上げる時以外動かしてはいけない。


●置碁。

囲碁を行う場合、実力差が有りすぎるとゲームとして面白くないので「置碁」と言うのがあります。
実力差に応じてハンディをあげる方式で、通常は強い人が白石を持ちます。そして段位差1につき1個の石を碁盤の星と呼ばれる位置に置いていきます。
例えば3級と2段の人では4段階(2級、1級、初段、2段)の差があるので4個置きます。
置碁の場合には黒を置き終わってから白の人から打ち始めます。4個置く場合なら5個目が白です。
但し、相手がプロの場合は別です。アマの初段の人はプロの初段に9目(正目)位置きます。
では、アマの初段はプロの十段に18目置くかと言うと、そんな事は有りません。それは、プロの初段とプロの十段では2〜3目程度の差しかないからです。
実際には、プロの指導碁などを受ける際に直接「何子置けばよろしいですか?」と尋ねてください。
並べる位置は下図のようになりますが、2目、3目置きの時には相手の利き手側を空けるように気をつけて下さい。



●コミ出し。

基本的に、囲碁は先に打ち始めた黒方が有利になるゲームです。
どのくらい黒方が有利かと言うとゲームが終わった時点で5目半くらい有利になります。
そこで、同じ位の実力の人が、同等の立場で競い合う為に、黒方が白方に5目半のハンディを差し出します。
これがコミ出しと呼ばれるものです。

●呼吸点とは。

囲碁の場合、碁盤の線に沿って石が繋がります。 そして呼吸点とは石が連続して繋がる事ができる場所の事を言います。

図1の場合、aの部分が黒石の呼吸点となります。
この図では黒石の呼吸点はaの1箇所だけとなります。呼吸点が1箇所しかない場合の時を「あたり」と呼びます。
次に白石がaの所に来た場合、黒石は呼吸点が無いので図2の様に取り上げられてしまいます。
取られた石の事を「アゲハマ」と呼び終局後の陣地を数える際に相手の陣地を埋める事ができます。

図2に示す、aの場所に黒石を打つ事はできません。
なぜなら、黒石を置いた直後に、その黒石の呼吸点が0になってしまうからです。


図1の状態から「あたり」だった石が伸びた場合、図3のような状態となり、この時の黒の呼吸点はa〜cの3箇所となります。
この場合、次に白石がa〜cの何処に打っても、呼吸点が2箇所残るので黒石は取られません。
白石がこの2子の黒石を取る為には、a〜cの3箇所を全て打つ必要があります。

図4は「コウ」と呼ばれる形です。
この場合、白石がaの場所に打つと、aの上側の黒石が取り上げられるので白石を置いた直後に、その白石の呼吸点は1つあるので一応置く事ができます。
ところが、白石は置いた直後に「あたり」の状態になっています。そして、aの部分に白石がある場合、黒がその白石を取った場合にも、同様に黒石を置いた直後に「あたり」の状態になってしまいます。
この部分の取り合いを永遠に続けるとゲームが終了できなくなるので囲碁のルールでは、この状態を「コウ」と呼び、連続して取り合ってはいけない。としています。
具体的には、白石をaに置き黒石を取った次の黒番で黒はaの上側の所以外の所を打ちます。
そして、白がaの上側を繋がずに他の場所を打った場合に、黒はaの上側に打つ事ができます。



●生と死。

囲碁のゲームをやったり、人が打っているゲームを見る時によく「この石は生きている、この石は死んでいる」等と言う事があります。
これは、どう言う事かと言うと「まだ、取り上げられてはいないが、最終的にその石の周り全てに石が置かれた場合その石の呼吸点が0になり取り上げられてしまう」状態の事を言います。
ですので、ゲームの進行上に駆け引きの材料にされ、死んだ石が生きかえる場合や、その逆の場合があります。

図11のような場合で、aの場所に黒石が置かれたとします。
この場合、白石は「死んだ」事になります。
以下に、その説明をします。


図12に示すように、白石の呼吸点はabの2箇所だけです。

図13に示すように、さらに黒石を図12のb部分に置かれた場合、白の呼吸点はaだけとなります。
但し、黒の呼吸点もaだけなので、白と黒の両方が「あたり」の状態となります。


図14に示すように、図13のa部分に白石を置くと「あたり」だった黒石が取り上げられ、白の呼吸点はabの2箇所となります。


図15に示すように、図14のa部分に黒石を置くと、白の呼吸点はaだけとなります。
但し、黒の呼吸点もaだけなので、白と黒の両方が「あたり」の状態となります。


図16に示すように、図15のa部分に白石を置くと「あたり」だった黒石が取り上げられ、白の呼吸点はaの1箇所となります。


図17は、図16のa部分に黒石を置いた時の図です。
黒石を置いた直後に、白石が取り上げられるので、その石の呼吸点はa〜dの4箇所になるので、黒は石を置く事ができます。
そして、盤面には黒石と、黒の地所らしい場所、黒の手には取り上げた白石が残ります。


図18は、図11のaの場所に白が石を置いた状態の図で白石はabの2箇所の呼吸点があり、この状態を「生きている」と言います。


何故白石が生きているかを図19で説明します。
本来は打つ事はできないのですが、仮に図18のb部分に黒石を置いたとします。
しかし、この状態では白石には、まだ呼吸点としてaの場所が残っているので取り上げられません。
従って、図17のように黒石を置いた直後に、その黒石の呼吸点が確保できないので、黒石を置く事ができないのです。
つまり、この状態であれば白石は常に2箇所の呼吸点があるので取られる事がなく、この状態を「生きている」と言うのです。



●死に形。

図21〜図24に代表的な死に形をあげます。

図21は「曲がり3目」と呼ばれ、aの部分に黒石を置くと死にます。
逆に、aの部分に白石を置くと生きます。


図22は「陣笠」と呼ばれ、aの部分に黒石を置くと死にます。
逆に、aの部分に白石を置くと生きます。


図23は「中で5目?」と呼ばれ、aの部分に黒石を置くと死にます。
逆に、aの部分に白石を置くと生きます。


図24は、aの部分が「掛け目」と呼ばれ、aの部分が白の呼吸点になる場合もあるが、黒石を置く事もできるので死にとして扱います。



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