Tristar のおもちゃ箱
 RM・MODELS 100号便乗企画!
17M級 旧型国電キット製作記


    温故知新の鉄道模型マガジン「RM・MODELS」が分離・独立して、9年余り。
    その間、僕自身の鉄模の愉しみ方も、大きく変化して参りました。
    これからの変革も楽しみですが、創意工夫するプロセスは大切にして行きですネ。
    一読者としてに節目を迎えて、RM・M誌に対する期待は、益々膨らむばかりです。
                                             (04年2月)
此方からは、工作室のメニューへ戻ります。



    上記プロローグとは全く関係無いのですが、今回はRM・M誌102号の誌上作品展を目指して製作しました。
    コンセプトは、他の投稿者とカブリ難い物で、出来れば地元ネタと考えたのですが、
    タネがタネだけに後者の実例は無く、あっさりフリーランスとしております。
    製作時間はのべ64時間で、10月26日の購入から11月23日の発送まで、まさに時間との闘いでした。
        基礎工作

 上廻りの主要なパーツを、ランナーから
切り出した状態です。
ゲート部分の処理を終え、手摺や配管等の
モールドも削除を完了しています。

 Nゲージの車輌製作は、この様な板状の
未塗装プラキットが基本だと思います。
後位側の側面が、片運車としても組める様
別パーツとなっている点以外は、従来品と
構成に差はありません。
僕も多くの事を、ここから学んでおります。

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     ドアステップの設置

 九州での使用では、ローカル運用が主体
となるので、ステップを増設しました。
しかし裾部のリベットは残したかったので、
客室扉を車体下端まで延長+プラ小片追加
による下受けの表現と言う簡易改造です。
画像は客ドアの下端を切り込んでいる様子
ですが、リベットを傷つけぬ様、マスキング
テープで両脇を保護しています。

      ドア端の溝彫り

 ドアの片側には、溝による合わせゴムの
表現が施してあります。
延長した部分にも、真鍮板を鋭角に切った
冶具を用いて、溝を追加しておきました。

     屋根板が折れました

 低屋根部の加工は、屋根板に開口部を
設ける事から始めました。
四隅にドリルで小穴を開け、糸鋸を用いて
穴間を繋ぎ、角穴に仕上ます。
しかし、ちょっとラフに切り込んでいたため、
屋根板を2分割してしましました。
毎回勢い重視の、行き当たりバッタリ的な
工法でして・・・(苦笑)。

 板状キットの成型材に用いられるP.Sは、
完成品の多くに使われているABS樹脂より
柔らかく脆いので、無理な加工は禁物です。

       上廻りの構成

 側板4面を接着し、□形になった車体に
屋根を載せて、隙間や歪みを確認します。

 仮組は、終了工程の確認であると共に、
小さな達成感と、次への活力を得る場かも
知れませんね。

       床板関係部品

 下廻部品は、ライトを点灯化するために、
当方では余剰となっていたTOMIXの完成品
サハ78からコンバートしました。
奥がオリジナル・手前が加工後の各部品の
様子です。
プラ成形パーツは、17mの車体と合う様に
切り継ぎ、ウエイトには、短縮した下廻りに
対応する切欠きと穴を設けています。

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       台車の加工

 サハ78は、集電機能を備えたTR34台車を
履いています。
旧31系の台車としては、同形状のDT13でも
違和感を覚えるので、GM製のTR23より
軸箱を移植して、DT12としました。
勿論、オリジナルのクモハ12はDT11ですが
フリーなのでお許しを・・・。

      塗装前の前位側

 車体・屋根板・下廻りと、それぞれに組み
上がった部位を仮組して、またも達成感を
得ております。(苦笑)
屋根板は、点灯設備の調整のを考慮して、
まだ車体へは接着していません。

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      塗装前の後位側

 こちらは後位側の様子です。
低屋根部はプラ板から新製し、段付き部や
全長の微調整もプラ板を用いています。

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        床下機器

 床下機器は、GMキットの余剰パーツや
KATOのモハ456よりコンバートして、適当に
並べています。
奥が電気側 手前が空気側で、中央左側の
床板に吊るされた誘導機は、液体変速機を
介して後位側を駆動するという設定です。
発電ブレーキ用の抵抗器は、17m車という
スペースの関係で省略しました。
数連を、ぶら下げたかったのですが・・・。

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       低屋根部の加工

 工作を終えた低屋根部の様子で、手前に
電気側、奥に空気側機器が並びます。
ディテールには、プラ板と各種真鍮素材を
用いて、組み合わせて表現しています。
パンタ根元にある保護接地装置を、カバー
無しの状態で再現してみましたが、お判り
頂けますでしょうか。

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       ライトユニット

 ライトユニットには、余剰品だったKATO製
電機の基板を利用しました。
電球を白色LEDへ変更し、680Ωの電流
制限抵抗を回路に入れ、元のダイオードは
逆電流防止用として利用しています。
これらを2組作り、真鍮板を介して逆向きに
連結し、接続に用いた真鍮板は、導通と、
床からの立ち上げ配線受けとしての機能を
兼ねさせました。

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     ライトユニットの仮組

 上記ライトユニットを、屋根板に仮組した
状態です。
ユニットの固定や遮光のために、プラ板と
真鍮板から作製したブロックを配し、後位側
前照灯への導光には、光ファイバーを利用
しています。

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       導通パーツ

 下廻りからの立ち上がり配線には、T社
完成品の室内灯ユニットの方法を参考に、
銅製の棒材の両端にカプラースプリングを
ハンダ付けした部品を作成しました。
これを床板に固定して、屋根板の裏側に
取り付けたライトユニットへ導通させます。

     導通パーツの組み込み

 上記導通パーツを、下廻りの床板に接着
固定して、車体に仮組した状態です。
導通パーツの銅棒材の長さは、各部品の
外形を実測して短目に決めました。
不足分の長さを、スプリングの収縮で解消
させる魂胆です。

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      塗り分け後の車体

 車体の色は、交流試験車の標準色である
赤2号にクリーム1号の細帯です。
塗装は定石通りに、金属部分へプライマー
処理の後、クリーム→ マスクキング→ 赤と
進めました。
しかしリベットに沿ってのマスキングは予想
以上に難題で、画像の様にかなりの歪み・
滲みを生じさせてしましました。

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       塗装修正後

 修正は、3倍位に希釈した塗料を用いて、
筆塗りで行いました。
修正部分を丁寧に、クリームと赤で
交互に塗り重ねて行きます。

 時間を区切っての作業でしたが、何とか
見られる程度まで、修復出来たのではない
でしょうか。 ・・自己評価ですが・・(苦笑)。
本当はシンナープールに浸けるのが、一番
ベストなのでしょうけどね。

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     完成直前の上・下廻り

 仕上と組立てを終えた状態です。
上・下廻りの固定は、車体側面に設けた
4箇所のツメで行える様に調整しています。
両者をパチンと嵌め合えば、完成です。

 完成画像は、こちらで公開しております。



―― あの生活の中での、期間限定の製作。
    「やれば出来る!」は正しい事ですが、
        「もうやれない」もまた真なりですね〜。 ――




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