バトルマスター基礎知識

とてつもない面白さを秘めていながら「早すぎた名作」のひとことで片付けられてしまう事の多いバトルマスター。
でも実は結構スゴイんです!

 

バトルマスターとは

  
 時は1993年、まさに格闘ゲームブームのまっ最中。
 当時アーケードでは、初代「バンパイア」がプレーヤーキャラをモンスターにすることで今までの格ゲーに無い人間離れした動きを実現するという手法で話題になっていましたが、スーファミでもある意味キャラが人間離れした動きをするゲームが密かに一部(本当に超一部)で話題になっていました。
 そのゲームこそ、言うまでも無くTOSHIBA EMIより発売された
「バトルマスター」
 当時まだ斬新だったガードキャンセル(このゲームでのコマンドや性質はZEROカウンターのモデルともいえるでしょう)、必殺技をキャンセルしての必殺・超必殺技、そして現在でも他のゲームではあまり取り入れられていない(というか普通取り入れようと思わない)喰らいキャンセル必殺技()など、あらゆる意味で時代の先を行っていました。
 そんなバトルマスターが、今なら全国の粋な中古ゲーム屋にて600円前後という良心価格で
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ストーリー(説明書より)

  

   2XXX年の地球・・・。
 世界は大きな戦争も無く無事平穏に繁栄していた。

 が、ある日人類は突然宇宙からの訪問者をむかえることになった!
 訪問者の名は「ゼノ」。
 その容姿は形こそ人間だが、体はあたかも鎧のようになっていて顔には自信と余裕が満ちあふれていた。
 ゼノは世界中の報道機関を占拠し、恐怖におののく世界中の人類にこう告げた。

 「私は、宇宙を渡り歩く究極の格闘戦士”ゼノ”。かんちがいしてほしくないのだが、私は世界征服といった事には興味が無い!」

 「私の目的とは、全宇宙で最強を名乗ること・・・。」
 「というわけで、この星いちばんの強豪と手合わせ願いたい。
 私に勝った者には願い事をひとつかなえてやろう。
 世界征服だろうと、永遠の命だろうとどんなことでもよい、我が外宇宙の技術に不可能は無い!
 一足先に月で待っているぞ。」

 世界中がどよめいた。
 地球にとっては危機かもしれないのだ。
 予想どうり野望を持った強者たちが立ち上がり、幾多の激戦のすえやがて8人だけが残った。
 そのなかで最も強いものだけが、ゼノとの対戦権を得られるのだ。

 おのれの野望と闘志を燃やし勝ち抜け!
 そしてゼノを倒し「バトルマスター」となるのだ!!

シンプル・イズ・ベスト!!
 むやみにスト−リーや設定の細かい昨今の格闘ゲームとは異なり超単純で解かり易い展開。
 まあ、願い事がドーナツやらシッポやら無欲な人達ばっかりで地球にとっては危機でも何でもなかったんですけどね。

 

バトルマスターのここがスゴイ!

  

 スゴイ所だらけで何から紹介したら良いのか解かりませんが・・・まず、

空中戦がスゴイ!
 普通の格闘ゲームの場合空中で攻撃を喰らった側は地上に着くまで行動不能なことが多く、受け身の取れるゲームでも基本的には喰らい側が不利ですが、バトルマスターの場合は空中で攻撃を喰らっても喰らいポーズが解けた瞬間には空中での標準の状態に戻り、その場で攻撃、ガード等に移行することが出来ます。
 これにより空中へ浮いた側と空中の相手へ追撃を狙う側との間の攻防が絶え間なく続き、他のゲームに無い異質な爽快感を出しています。
 空中で小なら3回、中なら2回技が出せるのも当時は画期的でした。

ダウン技が少ない!
 例えば判定の強い技でダウンさせられて、その起き上がりに重ねられた技で再びダウンなんて状況を繰り返すのはなんとなくテンポが崩れる感じがする上になんか嫌です。しかしバトルマスターはダウン技を減らす事で、仕切り直しになる場面を少なくして途切れなくゲームの流れを繋げさせます。
 例えばショウの対空技「超神拳」はヒットしてもダウンが奪えませんが、落下時に攻撃およびガードが出来るため喰らった側に対して攻めを続行できます。しかし喰らった側もショウが下りで技を出す前にジャンプして攻撃を出してみたり、あえてガードしてガードキャンセルを出すなどいろいろと駆け引きが楽しめるという訳です。
 まあ、攻撃を当てたのにその技がダウン属性じゃないため反撃確定なんて場面もあったりしますが、それはご愛嬌ってことで。

障害物がスゴイ!
 おそらくバトルマスターが始祖であり、また未来永劫このようなものは出てこないであろう画期的オブジェ「障害物」。
 この障害物上は、相手の攻撃が地上技、空中技ともにガード不能の状態になりやすくヒットバックが無くなるため手痛い連続技を喰らいやすいうえに、しかもそこからの脱出が非常に困難という、相手の頭上を取った方が有利といわれる兵法の原則を超越したとんでもない理不尽ゾーンとなっています。
 これにより画面端、障害物のそばでは相手の下を取り合うという未曾有の狂った攻防が楽しめます。

連続技がスゴイ!
 必殺技をさらに他の必殺技でキャンセルできるバトルマスターでは、ほとんど必殺技のみで構成された連続技(ショウ:風神脚→超神拳→スクリューいずな落とし等)が存在したり、属性を合成することで連続技(ウルヴァン:小P→昇りヘッドクラッシュ→合成ソニックレッグ)に組み込んだり、喰らい始動の連続技(チャン:喰らいキャンセル回転脚→下り中K→立ち大P→炎龍)があったりと連続技のバリエーションが豊富で、またその組み立ても何通りもあるため、連続技を研究する楽しさが尋常では有りません。
 ただしその研究の過程でダッシュ大P×4(ピヨリ)→ダッシュ大P×4(ピヨリ)等の困った連続技が発見されてしまう事もあります。そんな時はすみやかに記憶の中から破棄しておきましょう。

 もっといろいろあるんですが、スゴイ所が多すぎてにわかに思い浮かびません。

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