「ONE」のドラマCD(瑞佳編)について



一部で、ドラマCDの中では瑞佳のが一番まし、という意見を聞いて、 某Tactics系温泉オフの際に聞かせていただきました。 ということで感想です。今さらですし、大した感想でもないですが…。

いきなり聞くとその場面がいつの出来事なのか分からない素晴らしい演出手法は健在です。 というかこれが第一作なので当然ですか、私は聞きながら全部「浩平帰還前」だと思っていたので、 「バザーは帰還後卒業前の出来事だよ」と言われてむちゃくちゃ驚きました。 2回目に聞いて日付のあるなしで判別できるようになりましたが、不親切もいいところです。

基本的なシナリオの書き方として、登場人物の名前の判別をもっとわかりやすくすべきだ、というのもあります。 住井(だろうと思われる)が出てきたときは「…誰?」とか思わず言ってしまいました。 初めて登場したときには他のキャラに名前を呼ばせるくらいの配慮はすべきでしょう。 七瀬たちサブキャラとの位置関係がいまいち把握しにくい、 というのもありますがその程度はまあ許容範囲なのでがまんするにしても。

バザーでクレープ屋をすることになって、茜が激甘クレープを作る、というのも一見もっともらしいですが、 実は問題があります。 クリスマスで普通の味のケーキを作っている以上(ましてお客さんに食べてもらうことが分かっているのですから)、 激甘な食べ物を作るというのもステレオタイプによりかかった安易なシナリオとしか思えません。 パロディとしてそういうイメージを利用して笑いをとる、というのなら、 わりと一般的な手法ですし特にどうこう言うつもりもないのですが、 こういう半オフィシャルな作品だとちょっと許せない気がします。

全体的なシナリオとしては、まあこういうのもありかな、という程度でした。 言葉づかいが瑞佳らしくない、と思わされる部分も何カ所かありましたが、 そこまで瑞佳にはこだわりがないので拒否反応を示すほどではありません。 記憶がフラッシュバック、のシーンはなかなか良かったと思います。 嫌な記憶も同時に出てきたので浩平への怒りがリフレッシュしてきて感動を阻害したのも事実ですが…。 それと瑞佳が音大に行く、というのもちょっと納得できませんでした。 音大に行くタイプには思えませんし、 ぼーっとした状態で受かるようでは他の真面目にやってきたであろう生徒に申し訳ないでしょう。 部活はヘルパーでやってただけのはずですし。 「あるとのあ」みたいに今はこの世界にいない相手に音を届けたい、というのなら納得できるのですが。

ちなみに「えいえん」が云々、というところについては何を寝ぼけたことを言ってるんだか、 という印象でしたが(心の中の永遠だったら別に浩平がいなくなっても大丈夫なのでは)、 それも今さら言ってもムダなのでやめておきます。

ところでラストの瑞佳のセリフの後にまだ何かあるかと思って待ってしまったのは私だけなのでしょうか。 何か唐突な終わり方な気がしました。


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2000.3.25 "Fay"  felicity@misao.to