ヤッターマンにみられるルーチンの概要を説明します。
ヤッターマンは1977年1月1日から1979年1月28日まで、まる2年間、109話(リピート放映1回)の長きにわたって人気を保ってきました (詳しくはPRACTICE-形式)。 THEORY-ストーリーで触れたように基本ストーリーは簡単なものであり、毎回のストーリーはそれ以上に単純です。いったい何が人気の秘密だったのでしょうか。1話ごとの起承転結を追っていくと、そこには前作タイムボカンから培われてきた、洗練されたルーチンがみられます。一方で、あまりに洗練されていたためでしょうか、変更の難しいルーチンは回を重ねるたびにマンネリという新たな問題を抱え込むことになりました。しかし、ヤッターマンにおいて、ルーチンは問題であるマンネリさえも取り込み、成功を収めました。特筆すべきは、マンネリの取り込み方が自分で(ヤッターマンの放送)自分自身(ヤッターマンの放送)をパロディーにした点です。その後4年ほど続くタイムボカンシリーズは設定の違いこそありますが、これを踏襲しています。ヤッターマンがタイムボカンシリーズのルーチンを完成させたといって問題はないでしょう。ここではその偉大なルーチンについて一部ではありますが簡単にふれたいと思います。
今章では、各話に共通する流れを紹介し、その流れをフローチャートにまとめています。
ヤッターマンのルーチンを便宜的に以下のように分類しました。
ルーチンの分類
基本ルーチン:全話を通してほぼ変わることのない一連ルーチン(1つのみ)
サブルーチン:基本ルーチンの一部に働きかけ、話に変化をもたせる