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| 読書日誌 1ー1 |
| このページ(1−1&1−2)で紹介する本の順位表:1群雲関ヶ原へ(岳宏一郎)2旅立つ船(マキャフリー&ラッキー)3原子力空母「信濃」最後の出撃(鳴海章)4銀色のフィレンツェ(塩野七生)5黄金のローマ(塩野七生)6魔法の船(マキャフリー)7三銃士・上(デュマ)8お師匠様は魔物!( ロバート・アスプリン)9空母入門(佐藤和正)10友なる船(マキャフリー&ナイ)11アルハンブラ物語(アーヴィング)12真田太平記一(池波正太郎)13アナパシス(クセノポン)14民族衣装(オーギュスト・ラシネ)15アドリア海の復讐・上(ジュール・ベルヌ)16原子力空母「信濃」中米侵攻作戦(鳴海章)17山内一豊(正延哲士)18栗色の髪の保安官(P・M・カールスン)19霊能者(高橋三千綱)20川の書(イワン・ワトスン)21ティラノサウルスは無敵だったか(今泉忠明) |
○あらすじ(*エンディングまで入ってます)
考古学者夫妻の娘ティアことヒュパティア・ケイドは突然の病で全身不随になってしまった。シェルパーソンになるにはティアの年は高すぎたが、担当医達の尽力のおかげで、ティアはプログラムに滑り込んだ。シェルパーソンの訓練を終えて、パートナーブローン、アレックスとBB船特使サービスの仕事に就くティ阿ア。仕事を通じて、二人の信頼も徐々に深まるが、そんな時、アレックスは偶然にヒュパティアの素性を知ってしまう。それ以降、アレックスの思いはティアへと急接近。ティアもまた、アレックスへ思いを寄せる。
ティアは自分が投資するモトプローン技術会社に、新しいアンドロイドの開発を依頼する。それからしばらくして、恋に悩むアレックスの前に、夢に見たままのティアが現れた。二人は喜びの中、現実の抱擁を交わす。知覚を同調させ、操縦することができる新型アンドロイド。ブレインシップの技術を応用して作られたそれは、二人の恋の成就とともに、シェルパーソン達の新しい可能性を開くものとなった。
○感想
やっぱり「歌う船」シリーズは、良い。戦う都市も良かったけど、こっちはまた違った趣で素晴らしいです。冒険チックでロマンチックで。最後もきちんとハッピーエンドでまとまってます。主人公はシェルパーソンになっちゃって、よく考えるとすごい悲惨なんだけど、がんばってると人生いいこと有るなあって前向きな気分になりますね。
幸せ気分にひたれる甘いお話。最高です。
◎◎◎◎○:歌う船シリーズでは、一番好き。
○あらすじ(*エンディングまで入ってます。)
豊臣秀吉が秀頼のために残した豊家の統治基盤、五大老五奉行制。しかし秀吉の死後、五大老の筆頭たる徳川家康は次々と誓約に造反し、豊家支配体制を切り崩していった。対する反徳川筆頭は時代の知嚢、能吏、石田三成であった。正義を貫こうとする光成と、腹芸を披露する老獪、家康との政治闘争。石田三成の失脚によって、豊臣政権はついに徳川の手に落ちたかに見えた。とその時、五大老の一人、諸侯からは武人の中の武人と認められた颯爽たる青年武将、上杉景勝が会津にて兵を挙げた。東征の軍を送る家康。佐和山に引きこもっていた元奉行、石田三成は家康の後背を突くべく兵を起こした。東西両陣営どちらを目指すか、諸侯達は家名存続のため大いに知略を巡らせる。第三陣営、黒田如水の姿も見え隠れする中、各将は関ヶ原へと集っていき、また明滅していくのであった。
○感想
家康の悪人ぶりがたまりません。他のキャラクターも魅力抜群、たくさんの資料を当たって本当に人が見えてる。歴史にはいろんな見方があるにしろ、この人の描き方は一人一人が好ましいですね。大谷吉継隊の活躍はもともといろんなところで取り上げられるけど、石田隊の善戦もなかなかの見所です。
個人的には、上杉景勝についてと、真田と秀忠の問答、という所が面白かったのですが、あれってどのくらい史実なんでしょうね?
◎◎◎◎○:岳宏一郎!初めて聞いたけどすごい!!ぜひ大阪の陣もお願いします。
| ティラノサウルスは無敵だったか? 今泉 忠明
恐竜に関する豆知識本。初心者向け。
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○感想
ちょと、おすすめできない一冊です。恐竜についていろいろな所からおもしろ話を持ってこようとした、そのねらいは分かるんですけど、失敗でしたね。内容、文章、ともに力不足。
◎:猶努力スル要アリト認ム。
| 民族衣装 オーギュスト・ラシネ 民族衣装研究の大家、ラシネ氏による各国の衣装総覧。そのうちの一部(ヨーロッパ)を抜粋した普及版は、フルカラーでなんと280円 一般お勧め度:◎◎◎ 洋服好きお勧め度:◎◎ |
○感想
カラフルな衣装は見ていて興味深いですが、素敵に思えるものは少なかったです。ちょっといい表現が思いつかないですが、重くて、もさくて、典雅でない衣装が多いです。(この世界を追求すると、ベルセルクキャラ見たいになる、でわかるかな?)下は厚地のスカートに、上も立派な上着がドコーン。体の線も消えてるし、ひだの感じも軽やかでない。これは少々楽しくないですね。「普及しない版」には、いったいどんな衣装が載っているのか、別の意味で興味があります。
◎◎◎:やはり、民族衣装。ドレス等とは違います。あんまりイラストネタにはなりません。
○感想
かなり楽しめました。訳注は面倒なので、あとでまとめて読んだんですが、その部分が結構面白かったかも。ギリシアの指揮官クセノポン、やっぱり作者本人でしたね。塩野七生の本を読んでいて気づきました。
◎◎◎○:AOE(エイジ・オブ・エンパイア)のギリシアキャンペーンにも収録。「パイアーン!」(*戦の前の祈り)とかいいながら一人盛り上がる。
| 霊能者 高橋三千綱 オカルトに興味のある女子高生。心理学の教師。アメリカ旅行中に頼んだ霊視で、教師の娘がさらわれたことを知る。悪の教団の陰謀、呪われた洋館、対決する霊能者達。かなりベタな、オカルトアクション。 一般おすすめ度:◎◎ オカルトホラー好きおすすめ度:◎○ |
○あらすじ(*エンディングまで入ってます)
オカルトに興味のある女子高生。心理学の教師。二人がたまたまアメリカに遊びに行ってると、教師の娘がさらわれたとの霊視がくだった。これはいけませんと急いで帰国する教師。女子高生はアメリカで霊能者を二人ばかり調達する。日本に帰った教授はしりあいの霊能者とともに悪の教団の本拠地に乗り込むが、あえなく撤退。さらにアメリカから来た霊能者と空手部の部員と新聞記者とか女子高生が乗り込んでいって、糞味噌な霊の館の主人と戦うのでした。
○感想
古いです。作品自体が古いのかも知れないけど、なんか霊能者についてギボアイコばりの説明を延々としてくれるのです。それからこの幽霊館もとってつけたような屋敷で、悪の教団も悪って言うだけでなんだかよく分かりません。どの読者層が対象なのかよく分からない、ハチャメチャオカルトアクション。
◎◎:うーむ、高橋三千綱って、もう少しいい本書いてなかったかな?
○あらすじ(*エンディングまで入ってます)
ヴェネツィアの名門ダンドロ家の当主、マルコは前回の(緋色のヴェネツィアの)失態によって国政を離れ、旅に出ていた。マルコが赴いたのは、花の都フィレンツェ。フィレンツェは緩やかな衰退の中にあり、共和制も実態は、アレッサンドロ公爵による独裁であった。
マルコは、下宿の主人、ジョヴァンニを公爵側近殺害の嫌疑から救うため、一肌脱ぐことになる。そんな中、因縁の女スパイ、オリンピアと再会し、カルロス皇帝のために働く彼女と二人、協力してジョヴァンニを救った。
ダンドロはこの件を通じて公爵の従兄弟ロレンティーノと知り合うが、ロレンティーノは妹の体をつけねらうアレッサンドロをついに耐えかね殺してしまう。貴族達の思惑もあってロレンティーノは見逃されたが、続いてフィレンツェに君臨したコシモ・デイ・メディチ(コシモ一世)はフィレンツェ共和制を名実ともに終わらせるのだった。オリンピアとダンドロは二人、ローマを目指した。
○感想
イリスの香り漂う美しいフィレンツェへの疑似旅行体験、しかも宿も料理も一流♪これも読んで幸せになれる一冊です。イタリア研究の大家にして現地在住の塩野さんによる時代考証・演出ですから、現実感がありますよね。
ストーリーも、普段の塩野七生を思うと、随分大胆に史実を再構成。計算されたストーリーに加えて、魅力的なキャラクターも出てくるわで、なんだ、塩野さん、こう言うのもいけるんじゃないですか。と驚いた作品。そんなわけで、塩野作品の中でも、一・二のできばえ、と個人的には思っております。これは単にオリンピアに魅了されてるからかもしれませんね。とにかくオリンピアが可愛かった。そして塩野さんがこういうキャラクターを描くことに驚いた私。
唯一不満は、ダンドロが望んでない方向に成長しちゃったことかな。あまりにも強くかっこよく、で隙が無さ過ぎるのがつまらない。もう少し、完成まで引っ張って欲しかったかな、一作目のが愛せました。
◎◎◎◎:アルヴィーゼはもう、出てきようがないものなあ。
○あらすじ
川は男性には一度しか渡ることのできぬ所。主人公はその川の渡し守「川の女」として職務に就くが、川に選ばれたのか川の対岸へと行き着く。そこは彼女が元々いた世界とは違う価値観の野蛮な世界なのだが、彼女はなんとか元の世界へと帰ってくる。川の流心にある、恐ろしい黒き流れの正体は長虫と呼ばれる神様の座をねらう生き物だった。破天荒な世界にちょっと傲慢そうな小娘が挑むのかなんなのか。
○感想
実際、読みづらかったですね。キャラクターより前に世界設定のエピソードから来られちゃったから。別にその世界知らなくてもいいや、とか、思ったら、読むところが無くなってしまいました。女性向けでもなさそうですが、SFファン向けなのかな?とにかく、私には水があわない作品でした。
◎○:昔はこういう作品も好きだったんですけどね。
| 原子力空母「信濃」中米侵攻作戦
上下 鳴海 章 ケイブンシャ文庫 原子力空母「信濃」シリーズの第二弾。コスタリカでクーデター発生、公海上の信濃は、大使館員救出に動き出す。政治色が強まったのが、好みの分かれるところ。 一般おすすめ度:◎◎◎ 航空好きおすすめ度:◎◎◎ |
○あらすじ (*エンディングまで入っています)
中米コスタリカでクーデター発生。「信濃」導入の黒幕、群神も大使館職員とともに人質となった。アメリカ政府はカリフォルニア日米合同演習に向けて航行中の信濃に対し、ユナイテッドステーツ型艦売却条項に則して出撃を要請する。アメリカの思惑は、日本を憎まれ役とする徹底的な破壊、そして新たな米資本の導入であった。
信濃クルーはサンダーファントムとEJ改による対地作戦を敢行するとともに、その隙をついてストライクファントムによる強行着陸を試みる。ストライクファントムから降り立ったジャックは政府専用機内に監禁された大使館職員達と接触した。一方、日本から送り込まれたエージェント加島とタランチュラの元隊長ホセ・ガルシアは群神救出に成功する。群神は、この地に留まり、クーデター指導者との対話を試みた。その人物はクーデター側の凶弾に倒れたはずのメンドーサ大統領だった。彼は革命により自分の反対派勢力を一掃し自らの支配基盤を作り直そうとしていたのだ。
事態を察知したCIAにより、メンドーサの野望は潰える。大使館員を乗せた政府専用機はメキシコへと飛び立った。
○感想
今回は少し路線が変わって、国際陰謀スパイ小説といった趣。前作の、空の色まで見えてくるような空戦描写が好きだったので、路線転換は残念。とにかく信濃が脇役になったのが不満です。群神が今までの悪人政治家から多少骨のある男へと描き方が変わっているのも不可解だし、どことなくファイナルゼロの焼き直し的な感じもする。
しかしファントムにランターンポッドをつけて、どの程度有効なのだろうか?ファントムEJは支援に使うのもキリキリという印象ですが。(安定悪そう)いっそのこと、ネオ・ゼロ積んだらどうだろう?(これは冗談)
◎◎◎:それでも前作までのキャラ(ニューマンとか)がしっかり出てくるのはうれしい。
| お師匠様は魔物!
ロバート・アスプリン アスプリンの人気コメディファンタジー、第一弾作品。いい加減な師匠と、生真面目な弟子、の冒険物語。お気楽ムードにも、案外魔法理論などがしっかりしてるところが不思議。水玉蛍之丞のイラストがグッド。 一般おすすめ度:◎◎○ ファンタジー好きおすすめ度:◎◎○ |
○あらすじ
魔法使いガルキンの元で修行に励むスキーブ。ところが召還魔法の実演中に師匠ガルキンが暗殺されてしまう。後に残されたのは召喚した魔物とスキーヴ。実は魔物オウズはガルキンとは友達だった。暗殺の黒幕はイッシュトバンという魔術師である。オウズの魔法は、ガルキンの悪ふざけのせいで使えなくなっていたので、しかたなく、オウズは短期間でスキーブに魔法を教えこむ。徐々に上達するスキーブの魔術が、イッシュトヴァンに通用するのか?
○感想
設定はなかなか面白いし、雰囲気も嫌いじゃない。でももう一つ中身が物足りないですね。スキーブもオウズもキャラ設定がすごくいいのに味が出し切れてない感じ。魔法理論自体も結構まじめで、なんとなく、固さが捨てきれない。まあこれも一作目という事で次に期待しましょう。水玉螢之丞のイラストははまってます。
◎◎○:でもこのまま行くとスキーブ相当強くなりそう
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