2002年6月のつぶやき


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韓国の盛り上がり

 実は、こないだから日本に帰っている。W杯の途中で日本にやってきたわけだが、両国の温度差の違いをはっきり感じることが出来た。
 日本は既に敗退していたので、いまいち盛り上がりに欠けているという側面もあるのだろう。だが、それ以上に、両国の違いは大きい。

 日本に帰ると「韓国の応援すごい!」てな感じで、スタジアムの熱気をほめる人が多い。「いや、他の試合はガラガラなんだけど・・・」と水を差すのも悪いので、「みんないっちゃってますね」と相づちをうっている。
 また、連日野外に繰り出す人の多さに驚いている人が多かった。メディアでも盛んに取り上げられているようだ。

 「国を挙げてのお祭り状態」という点では韓国の方が圧倒的に凄い。ただ、確かにそうなのだが、それには理由がある。

 韓国が勝ち進んだというのが最大の理由だが(当たり前)、それ以外にも、メディアの果たした役割が大きい。
 何せ、韓国では、朝から晩まで、テレビひねればW杯モード。「日本もそうだよ」「当たり前やん」という反論は通じない。レベルが違うのだ。

 TVのCMも、「韓国勝て勝て!」てのばっかり。しかも、中継なんて、韓国戦は全てのチャンネルで放映している。他の国の試合でも、地上波3局全てがサッカー中継なんて、ケースもある。とにかく全試合やってるのだ。そして、バラエティでも何でも、とにかく韓国の応援ばっかり。
 韓国のゴールシーンなんて、それこそ5分置きに流れている感じである。ファン・ソノンのゴール、何百回見たことか(^_^;)
 そして、全ての局が似たようなことやっているのだ。

 ラジオも「お〜必勝コリア」の大合唱。←ほんとにそればっか。
 町中でも「お〜必勝コリア」がのべつまくなしに流れ続ける。
 試合が終わったらエンドレスに近い状態で再放送・・(してるんだよな、これが(^_^;)。

 韓国のマスコミではいういった現象を指して「民族の団結」だとか、もっともらしいこと言っているが(日本の新聞でも似たような報道をしている)、韓国での熱狂の理由はそれだけではあるまい。
 こんだけメディアで宣伝しまくったら、嫌でも関心を持たざるをえないのである。

 むろん、盛り上がる背景には、愛国心のようなものが確かにあるだろうが、メディアの集中豪雨的報道がそれを大きく後押ししている。繰り返すが、日本のように、他の選択肢がある状況とは全然違うのだ(日本だけにいるとわからないと思うが)。韓国の場合、本当に逃げ道がない(笑)

 W杯のさなか、平日の昼間からやってる札幌ドームの野球が満員になる日本とは、根本的に事情が違う。
 ただでさえ娯楽の選択肢が少ない国(日本に比べてということね)なのに、それにメディアがのっかって同じことばっかりやってたら、国が赤く染まるのも当然。マスコミを使った洗脳効果の実験やってる感じである。

 ↑というようなことは、日本に帰ってくるまで、実はあまり気付かなかった(笑)
 自分も結構はまっていたようである・・・。