【ひぐらしのく頃に 鬼隠し編〜皆殺し編 推論(ネタバレ)
】(+祭囃し編感想+ひぐらしのなく頃に祭 感想

各シナリオごとのプレイ終了時での推論になります。
※走り書きのままなので乱雑です。そしてテキトーです。

前提条件:推理は人的から自然現象までの範囲。超常現象が祟りの原因ではなんでもありになるので特定ルールが見えない限りはその方向は廃棄。

鬼隠し編

 圭一の妄想による殺人。
 原因は薬物によるものではなくウィルス等による発症。
 ウィルスは雛見沢でのみ感染。園崎はこのウィルスを使用し暗躍している。
 レナも発症。
 黒幕は魅音というか園崎家。
 レナは狂っているが圭一を助けようとはしている。魅音に騙されている。
 監督、正体不明。園崎家より上位存在?

綿流し編
 富竹殺しは綿流し編のその他の殺害とは別ライン。同様に関連性のありそうな鷹野殺しも富竹殺しと同類とし他とは別に扱う。鬼隠し編との共通殺人はこれだけだし本来の祟りの殺人もこれのみと推測。それと殺された原因は不明だが祭具殿進入が原因は短絡的なのと殺害の標的と決定するには時間的に難しい。よって鷹野殺しも富竹殺しも元々の予定通りで圭一と詩音は本来殺されないハズだった。
 その他の殺人は魅音のなかにある当主の人格の暴走とウィルスの発症。
 ただし園崎家はどちらの殺人にもかかわっている。
 富竹殺しはオヤシロ様の祟りを園崎家が起こしたもの。
 他は園崎家の当主である魅音個人が起こしたもの。原因は圭一の祭具殿進入が引き金となって発症により当主の人格が暴走した。しかし描写的に魅音は今回が殺人の初犯。過去の殺害にまつわる話は園崎家の当主という引き継がれた人格によるもの。本来の当主であるお魎さんの死因は不明だが魅音の暴走にきっかけになった。
 また園崎家が主原因は考え辛くなった。上か同列に何かいる。梨花が関連している?
 最終的にウィルス発症で圭一は狂って死んだ。魅音に刺されたのは詩音か幻による自傷。詩音の死因は発狂したかウィルスか不明。

祟殺し編

 叔父の女の死因は不明。祟り関係かは不明。
 叔父はただのダメなヤツだろう。背後関係はなさそう。
 鬼隠し編の監督は入江京介。園崎家と繋がっているのであの時点で圭一が発症したのは知っていた?
 圭一が叔父を殺した。死体を隠したのは園崎家(雛見沢村)。
 圭一に対する魅音たちの態度は不明。圭一が発症したので不審に見えただけ?
 沙都子の叔父生きてる発言は不明。ただし実際には状況的に死んでる。
 富竹を殺したのは鷹野。ウィルス発症かどうかも原因は不明。鷹野はその後死亡。
 梨花死亡。原因不明。動機もないので圭一による犯行の可能性は薄そう。
 雛見沢大災害の原因は不明。綿流し編では起きていないので何かしらの要因はあるはずだけどよく分からない。園崎家の地下からガスでも送った?…というのも現実的ではないしウィルスに発症したっぽくもない。原因不明。

暇潰し編
 梨花は主犯に近いところにいるが主犯ではない。梨花は必ず死ぬらしいのでシナリオ共通である富竹・鷹野殺しと同一のカテゴリとする。58年の祟りの中心は富竹・鷹野・梨花殺し。他は物語的にはカモフラージュ。
 また綿流しでの魅音の一連の殺害は梨花殺しのカモフラージュの可能性あり?

目明し編
 魅音に対してのミスリードに漸く気付く。魅音は白。また詩音もこのゲームの根幹には掠ってもいない。園崎家もほぼ白。ただお魎さんはなにか知っているかもしれない。
 これで現在までの登場人物で主犯に近いのは梨花だけになった。注射から入江の線も考えるが主犯にするには根拠がない。
 また詩音のいう祟りシステムを57年までの殺人の原因とするのは現実的に難しい。完全犯罪なのも毎年、一組だけなのも理由がつかない。
 よく分からない第3の集団の存在あり?

罪滅し編
 鷹野の寄生虫説はほぼ事実。しかし寄生虫=蛆は現実的ではない。ウィルス説継続。でもさすがに宇宙人はなし。
 大災害のきっかけは梨花。綿流しで大災害が起きないのは梨花が(富竹殺し関連の主犯)予定内ではなく(詩音)予定外の死によるため。
 何故なのかは不明だが恐らくはそういうルール。悪魔の脚本は罪滅ぼし編と同一世界かは不明だが恐らくはどちらも大災害回避条件を満たしているとは思えないので同じく皆死んだのだろう。鬼隠し編も恐らくは大災害が起こった。
 この時点で消去法で主犯は死因が不鮮明な鷹野。もしくは大穴で今までの事件でも登場していながら舞台に上がっていない前原夫妻の可能性が高そう。

皆殺し編
 ほぼ解答編。
 鬼隠し編は圭一の雛見沢症候群発症が原因。レナも同様に症候群にかかったと思われる。魅音は完全な白。入江は圭一を助けにきた(手遅れだったら処理はしただろうが)。
 綿流し編・目明し編は詩音の暴走。ただ予定外の梨花殺しのため東京の大災害発生計画は断念。ある意味ではベターエンド。
 祟殺し編は鷹野の予定と関係なく圭一は沙都子の叔父を殺し、意識を失い、そのまま誰にも発見されなかったため、偶然一般の救助部隊に保護されて助かった。沙都子は東京に拉致された。

 暇潰し編の誘拐は山狗によるもの。園崎は漁夫の利。

 罪滅し編は鬼隠し編の解答編と同時に梨花が明るい未来にいく為の前提条件の一つ、仲間による凶行をクリアしたシナリオ。でも大災害回避条件はクリアできていないので後に大災害は起きているはず。

ここまでの推論
 ひぐらしのなく頃にの主な元凶は鷹野。雛見沢症候群の一斉発症は祟りと称した大災害を起こしたかった鷹野のデマ(綿流し・目明し編では梨花が死んだのに起こっていない。あるいは女王の能力低下が原因?)。
 雛見沢症候群の発症が雛見沢から離れると起こるというのも胡散臭い。単に精神状態に依存している可能性が高い。村で発症し辛いのは結束力が高いため疑心暗鬼にかられ辛いからだろう。大災害後の各地での出身者の発症も魔女狩り等のメンタル的な部分が強いのではないか。
 東京は沙都子の捕獲も計画していたので今までのL5発症者も東京が攫った可能性が高い。毎年の祟りでの鬼隠しは例外(古手夫妻の死は怪しい。北条夫妻も違うか。そうなると拉致られたのは最初の容疑者と悟史のみ?)を退けば東京による拉致ではないだろうか。そうなると悟史が生きている可能性もあるが(鷹野がはぐらかした時点で生きてるっぽい気がするのだが)まともな状態であるとも考え辛い。
 また沙都子のL5発症は両親の死に関連がありそう。発症後に両親をトラップで殺したのではなかろうか。
 梨花のループは超常現象の類だが事件の真相からは無関係だろうと思う。
 大災害の回避方法は集団発症が嘘だと証明すること。今のところは古手梨花を東京よりも早く殺し集団発症されるといわれる48時間まで捕獲させないようにさせることでのみ回避している。


-梨花が未来に行くためには-
 皆殺し編で言われている3つのルールを破る必要がある。
 
 各if世界は強い意思によって発生している共通項目(富竹殺し等)が存在している。
 つまりif世界内で強い意思を産むことで問題を防ぐことが可能になる。よって罪滅し編・皆殺し編はたまたまサイコロの6が続いたのではなく今までの世界の蓄積により6になりやすい土壌になりつつある状態であると思われる。
 なお罪滅し編でルールX・仲間の暴走による殺人を破る意思が生まれた。
 皆殺し編でもルールZ・祟りを容認する土壌を壊す意思が生まれている。
 ルールYは富竹・梨花殺し及び雛見沢大災害。これは鷹野の強力な意思により発生している。
 回避条件は東京に梨花の死により集団発症するのは間違いだと知らせること。
 よって富竹の生存による東京の富竹派閥への連絡ライン確保がまず必須。
 また虐殺の大義名分である梨花殺害による集団発症の嘘を証明する必要がある。これができないとどのような条件下でも梨花が殺された時点で大災害が発生させられてしまう可能性がある(災害対策のため富竹派閥も容認するだろう)。また梨花が集団発症の話を知っていながら自分の死後の心配をしていないため梨花本人が集団発症が起こらない理由を知っているにも関わらず自分の重要性を高くする為に隠しているのではないかと推測される。つまり集団発症の嘘の根拠は梨花自身が握っている。それを富竹派閥側に情報提供できれば鷹野の野望は失敗する。
 問題点は梨花たちに皆殺し編の記憶がどれくらい残っているのかということと鷹野の目的にちゃんと気付けるかということですか。

 予想としては祭囃し編では皆殺し編同様ルールXZの解決をし、羽入の協力も得て綿流し祭前に富竹、入江、その他の多くの味方とともに鷹野の野望を挫くのではないかと。そんでエピローグは綿流し祭りで〆。悟史の帰還もあるといいんだけどなぁ。

【追記】(2006/09/01)

 祭囃し編も終わったので感想と推論の解答編載せておきます。

 で、-梨花が未来に行くためには-で書いた予想だけどまあそれなりに正解してました。

 ルールXZの解決は皆殺し編で梨香のループ期間が短くなってたからどうするんだろうと思ってたけどXは問題すら発生せず(梨花の大石への発言で解除されたということかもしれんけど)、Yは皆殺し編で目覚めたのかお魎さんら村人だけでの解決となったようです。これは今までの物語の蓄積によるモンでしょうね。皆殺し編でこの二つのロックは解けていた…と。

 羽生の協力は予想越えしていて直接介入。とはいえ部活メンバーには見えるくらいはするんじゃないかなとは思ってたし実質的に部活メンバーとぐらいしか喋ってなかったので予想していた役割としては想定内でした(姿隠しで諜報係くらいはすると思ってたけど)。
『綿流し祭前に富竹、入江、その他の多くの味方とともに鷹野の野望を挫くのではないかと。そんでエピローグは綿流し祭りで〆。悟史の帰還もあるといいんだけどなぁ。』はほぼ一致。赤坂はジョーカーカードとして公安としての力を使ったオチの係かと思ってたんだけどこっちも直接介入。ただあの異様な強さについてはネット上でも賛否多数だし個人的には山狗が完全な戦闘集団ではないにしろもう少し苦労する程度の実力の方が良かったかな。
 悟史の帰還はここまで引っ張ってるならあるだろうなとは考えてはいたものの想像よりもややおとなしめ。L5の発症で文字通りヒト暴れくらいすると思ってた。

 三四については祭囃し編前の時点では、なにかしらのエピソードはあるとは考えてたけど大災害自体は本来の計画通りであったと思っていたのでそこらへんの見通しは甘かったです。ようするに俺は雛見沢症候群そのものよりも神になるというターム自体に意味があるだろうと読んでいたので(三四にとっての)神に至るための踏み台としての雛見沢症候群はあってもそのものへの執着は余り考えてなかったんですね。まあここらへんは野村と三四の思惑を混同して考えてたのが原因だと思いますが皆殺し編までの時点では二人の考えを分ける要因が乏しかったので仕方はないかなと自己弁護。そんで三四の過去エピソードは今までに大きな伏線はなかったこともあるし特別想像を超えたようなモンでもなかったんでに「ああ、そうなのかぁ」程度で普通に受け入れられた。小泉のおじいちゃんはいいキャラだったんで三四との絡みでもう少し出番が欲しかった気もする。
 黒幕的な扱いである東京の野村は発破役ではあるものの実際のところは正直いってあんま絡んでないヒトという印象。外堀は埋めてるし引き金ではあるものの野村の言う三四の本来の目的に対しての指摘は(手段を選ばないという前提でならば)筋が通ってるようにも思えるし圭一たちのいうように仮に大災害後に三四が殺されたとしても(三四曰く)一二三おじいちゃんの神としての復活はほぼ確実なので野村も三四の強い意志が引き当てたカードという気がしなくもないのですね。三四の強い意志が昭和58年から先に進むことを拒んでた(まあこれも梨花の推論なんだけど)のに「三四も操られてました」じゃ変な感じだし。
 山狗に関しては小此木が想像以上に良いキャラだったけど案外しょぼい部隊だったなとかそんな感じ。小此木は小泉のおじいちゃん同様に本当に良いキャラだったんだけど。

 そんなわけで三四組に関しては特に文句なく受け入れられた感はあるけど、対して部活メンバーに関しては今回圭一とレナがほぼ空気化。逆に魅音と沙都子が一気に大活躍となったわけでまあ実力関係については実際そうだったんだろうとしか言いようがないんだけど魅音と沙都子の実力を示す実戦実績が残念ながら今までのエピソードに見いだせないのでやや違和感はあった。ブッチャケれば山狗を裏山に誘い出せば赤坂とかいなくても勝てちゃうってことですしねえ。まあいろんな条件が重なっての結果ではあるんだけど基本的には戦力比で部活メンバー+裏山>山狗は確実。これを現実味ある形にするには魅音と沙都子にそれぞれの特性を活かしたエピソードがあと1つは欲しかったかと。
  それと今回の圭一とレナの存在感のなさはちょっと凄い。いつやってくれるのだろうと思っていたけど見事にスルーされた。なんとなくだけど、ここまでのお膳立てとして新しい風を呼び続けた圭一を今回は傍観者に近い立ち位置にすることで物語としての圭一の役割は達成したと示したかったのかな…ともちょっと思ったけどコンシューマかファンディスクかで爆発させるために祭囃し編では抑えたような気もしなくはない。レナも同様。
 梨花と羽入は物語の中心的ながら魅音と沙都子に出番を食われやや大人しめだったものの活躍自体は想定内のものでした(けど、上にも書いたとおり羽入は姿を隠して潜入とかするのかな〜と思ってたんだけどなかったな)。
 詩音と葛西は今回イチバン問題ない活躍でしたね。完全OK、文句いうところなし。悟史くんとも再会できたし良かったのでわ。
 入江、大石は予想以上の活躍。大石は作戦導入までが熱かったけど入江の方は最初から最後まで良い立ち回り方をしていた。トミーは今回のキーマンではあるけど活躍としては微妙?…だったかな。物語的な明確な悪役としての三四をそうではない側に戻す役としての存在感はあったけど赤坂ら他のキャラの活躍に押されて地味になった感じはする。

 あと過去の連続殺人事件、古出ママの最期はかなり悲惨ですね。ただ殺されるならまだしも正常な状態なのに実験用の検体として捕らえられたわけだしヒドイ話だ。まあこれがあるからオレとしてはどう考えても三四が悪いやつじゃないという方向はありえないということになってます。この件に関しては梨花はある程度気付いているだけだろうけど入江は「過去の事件はこちら側で説明が…」と言っているので古出夫妻殺害の真相は知ってるんでしょうしトミーも認識している可能性もありそう。他の殺人事件は雛見沢症候群による不幸な結末とも言えるけどこの件だけは「邪魔だから殺した」とハッキリしていてどうにも黒過ぎる上に裁きもフォローもないので後味が悪い。

 そんで祭囃し編の感想としては、皆殺し編からこの祭囃し編はハッピーエンド前提、アマアマな展開、死者ナシがある程度予想ついてたしソレを前提にプレイしたので特に問題なく楽しめました。逆に目明し編までが好きだった人にはチョイ辛いかもなとも思いましたが元々そういう仕掛けだったんでしょうしそこらへんは仕方ないんじゃないかな。

 予想外だったのはやはり圭一とレナの空気化、上にも書いたけど役回り的な形としてああいう風に納まったともとれる気もするけどやっぱり別に理由が大きいように思えます。
 コンシューマ版では「盥回し編(たらいまわし)」「憑落し編(つきおとし)」 「澪尽し編(みおつくし)」が新規追加、その中でも澪尽し編は祭囃し編に代わるコンシューマオリジナル完結編で祭囃し編完成よりも前にプロットは完成していたと思うんで澪尽し編で圭一とレナは活躍するため祭囃し編ではあえて外したんじゃないかと予想。
 ちなみに澪つくしとは河川などを通行する船に、通りやすい水路をさししめすために立てた杭のことであるそうな。和歌では「身を尽くし」との掛詞で用いられる事が多いそうなのでどちらもかけて澪尽し編としてるんでしょう。選択肢ありきなコンシューマ版っぽい名称ではあるけど祭囃し編のラストの台詞が澪尽し編にかかっているとすれば選択肢次第では祭囃し編よりもグッドなエンドになるってことっぽい気もするしまあ普通に移植するよりは楽しみではあります。ライターが竜騎士07さん本人じゃないっぽいのがやや不安ですが。

 それと最後の隠しエンド。
 あれをやったのはどうもカケラ紡ぎをコントロール出来る人物っぽい。多分あれがFrederica Bernkastelで、あの不思議時空の梨花っぽいのもFrederica Bernkastel。以前までは…というか本編内のカケラ紡ぎまでは苦労してたようだし祭囃し編でループを断ち切ることでコントロールが出来るようになったんでしょうか。
 ループしている古出梨花との直接的な記憶の繋がりはないようだし(梨花には自分の意思でカケラを紡いでいるという認識はない)不思議時空のFrederica Bernkastelと現世の古出梨花は繋がりはあってもイコールではないということですかね。よくワカンネ。

【追記】(2007/03/25)

【PS2】ひぐらしのなく頃に 祭の感想です。
プレイ時間は72:06。
原作でプレイした部分はハイライト以外は結構飛ばしてるから普通にクリアすると100時間程度はいきそう。まあ原作がそもそも長いので当たり前ちゃあ当たり前なんだけど。

PC版と比較するとやはり音声が付いたのは大きい。声優さんの配役も演技もほぼ文句なしで特に雪野五月さんの奇声が光ってました。

キャラデザも公開時は微妙でしたがプレイしてみると違和感は特になし。
赤坂のツラが妙にノッペリしてるのは気になりましたが刑事の熊ちゃんはいい男でした(もっと三下っぽい顔だと思ってたんですが)。それと羽入、鉄平、小此木のデザインは原作よりも良くなってる。特に羽入はなんかエロかわいい(けどこっちだと出番少ないのね)。
イベント画像はモノによって出来はマチマチで公式サイトの最初に出てくる奇怪な笑顔アップの魅音(詩音)なんかは寧ろ笑えました。凄んでる系の絵は総じて微妙だけど他は結構良い絵も多い。

原作でのOP(祟り殺し編でのリサの遺体の発見シーン等)は共通シナリオがあるせいか削られてました。飲酒、残酷表現、差別表現等の一部シナリオの改変や雛見沢大災害で村人が殺されていくシーンもばっさり消されてますね。おかげでひぐらし独特の雰囲気はかなり薄れてしまったように思います。
まあ上記の部分を除けば原作からの移植の部分は音声や演出の変更もあり結構満足でした。

新規シナリオの感想は下に。

共通シナリオ:
それぞれの章に行くために選択肢を進めていく形になってるけど選んだ選択肢とその後の展開の整合性が結構取れてない部分もあるのはやや気になりました。
原作の各章の前半部分を纏め上げちゃんと時系列に進められるのは良い感じ。

盥回し編:
圭一視点から見て物語が発生しなかった話。
裏では詩音が暴走してたっぽいけど肩透かしで終わったというのがイチバン近い印象。まあなんにもない話ですがループするひぐらしの物語としてはこういう話もアリじゃないかと思う。

憑落し編:
ひぐらしの悲惨な展開を混ぜ合わせたような話。
憑落しというから京極堂シリーズのような憑き物を落とす話だと期待していたら憑かれて落ちる話だったというオチ。
途中、圭一、レナ、詩音のクールなヤツラがボニーとクライドよろしく笑いながら狂気を振りまいていくのではないかと思いきや疑心暗鬼に囚われあーだーこーだしていて中盤はなんだか内容が散漫であまり面白くはなかった。ただ混濁した状況の中盤から最後まで続いていくレナの暴走は悪くなかったです。まあレナの悪行がきつ過ぎてレナの評価自体は下がりましたが。

澪尽し編:
原作最終章の祭囃し編がジジ抜きならこちらはババ抜きな話。

今までのはこうすれば解決するよ…的な各章の補完となる前半はベタだけど望んでいた話でもあったので良かったと思う。圭一の変貌とその理由も祭囃し編にはあまりなかったキャラクターの成長が強く見られていて良い。

後半は祭囃し編の切り張りと微妙なシナリオで繋がれていて盛り上がりはあるけど話のクォリティはかなり低い。祭囃し編と違い圭一が活躍するけどそのやり方がマトリックス避けでは「オイオイ」という感じ。羽入の過去話もない方が良かったと思う。
祭囃し編では語られていた鷹野サイドのバックストーリーはほぼ削られ、キャラの性格やストーリーの根幹の部分も祭囃し編からズレてるに感じる部分も多く話の構成も安っぽい展開や奇跡連発なご都合主義が目立ち、それが祭囃し編からの流用されたシナリオと混ざることで文章の出来の違いが浮き彫りにされてしまっていた。また祭囃し編と混ざったおかげで伏線が回収できないまま、もしくはその伏線自体がなかったことにされる部分も少なくはない。
上記のような理由から祭囃し編で完成させた物語を不完全な形でハッピーエンドに仕立ててしまった感が強く正直評価は厳しくなります。
また祭囃し編との大きな違いは梨花、羽入、鷹野の立ち位置でここらへんはIFですらない完全なパラレルワールドと言えそう。これについては原作とは別個と考えれば矛盾しないわけだから特には問題はなし(まったくないとはいえないけどこれは変わった部分を生かしきれなかったシナリオに問題があるかな)。
ただ上ではかなりの酷評となってますがストーリーの展開自体は悪いとは言えずそれなりに楽しめる作りになってるとは思う。澪尽し編を評するとすれば皆殺し編までやった人が二次創作した最終話とでもいうのが妥当か。
またご都合主義ここに極まれりな代表としては澪尽し編ラストの北条兄妹の扱いがありますが「これはこれでもいいんじゃね」となんとなく安堵してる自分がいる。鉄平夫妻の会話ではマジ泣き。

総評として原作移植パートはコンシューマ化で削られた部分は残念だったけど音声が追加されたのは大成功だったのでまずまずの評価。オリジナルパートはシナリオの出来は悪いが話の構成自体は悪くなかったのでまあまあだったという感じですわ。
ただ憑落し編のおかげでレナの印象はかなり下がりました。澪尽し編でも空気だったし(そういや澪尽し編では空気キャラ多かったですね。赤坂なんか祭囃し編で『やりすぎ』と言われるくらいの活躍だったからなおさらそう思う。富竹は空気感すら途中から消えていて哀れだったな)。

あ、魅音デレ過ぎな件についてはオレは圭一×魅音推奨なので超OKということで。

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