定跡編第3β版(00.04.18)


対四間飛車藤井システムの秘策となるか??



第1図                          最近の西田スペシャルの図
後手:藤井システム              後手:藤井システム
後手の持駒:なし                後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1      9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+   +---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一 |v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二 | ・v玉v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂v銀 ・ ・v角v歩v歩|三 | ・v歩v桂 ・v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・v歩 ・v銀 ・v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|五 |v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六 | ・ 歩 歩 ・ 歩 ・ ・ 飛 ・|六
| 歩 銀 桂 歩 角 歩 ・ ・ 歩|七 | 歩 ・ 桂 歩 角 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 銀 ・ ・ ・ 飛 ・|八 | ・ 銀 金 銀 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 玉 金 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 | 香 玉 金 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+   +---------------------------+
先手:西田スペシャル            先手:西田スペシャル
先手の持駒:なし                先手の持駒:なし
手数=42  ▽5四歩  まで        手数=39  ▲8六歩  まで

ほぼ1年振りの更新です(^^; 最近は西田スペシャルを指す人が増えてきてアドバ イスを貰えるようになりました。自分だけでやっていた以前と比べて新しい感覚が加わり,随分進歩したと思います。ありがとうございます。
第1図の先手の囲いが西田スペシャルの完成形と第2版(98.12.31)では書いてましたが修正が加わって,となりの最近の西田スペシャルの図のような形が増えてきました。 今まで試行錯誤してきて,定跡のようなものが段々出来てきたのでここで発表します。現時点で最善と思われる手順なので,後々結論が変わるかも知れません。その時はまた更新したいと思います。本当は完成させて載せるつもりでしたが,いつまでたっても載せれそうにないのでβ版としてできたところから公開します(^^;


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初手からの指し手
▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △4四歩    ▲4八銀    △4二飛
▲5六歩    △7二銀    ▲6八玉    △3二銀    ▲7八玉    △9四歩
▲5八金右  △9五歩    ▲6六角(第2図)

第2図                          第3図
後手:                          後手:
後手の持駒:なし                後手の持駒:歩
  9 8 7 6 5 4 3 2 1      9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+   +---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一 |v香v桂 ・v金v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・ ・v飛v銀v角 ・|二 | ・ ・v銀 ・v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩v歩|三 | ・v歩v歩v歩v歩v銀 馬 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五 |v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 角 歩 ・ ・ 歩 ・|六 | ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七 | 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八 | ・ ・ 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九 | 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+   +---------------------------+
先手:                          先手:
先手の持駒:なし                先手の持駒:角 歩
手数=15  ▲6六角  まで        手数=25  ▲3三角成  まで

▲6六角が本戦法の骨子の一手。ここで後手が△5二金左のような手なら▲2五歩△3三角▲5七角で先手おもしろい。定跡の△4三銀▲2四歩△同歩▲同角△2二飛は▲3三角成が王手になる(第3図)。

西田スペシャルの▲5九銀−▲6八銀と右銀を玉に引き付ける2手と四間飛車の端の2手とが見合いになるため,端を▲9六歩と受けると右銀を玉側に寄せることが難しくなる(駒組みが遅れる)ので▲4八銀型のまま戦いが始まる場合が多い。厳密に言うと,四間飛車側が端を突き越してこなければ居飛車穴熊には組めるので藤井システムでなければ居飛車穴熊を目指すのが最善かも知れない。



第2図からの指し手
△4三銀    ▲2五歩    △3三角    ▲8八銀    △5二金左  ▲7七桂
△6四歩    ▲6八金寄  △6二玉    ▲8九玉    △7一玉(第4図)

第4図
後手:藤井システム
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・v歩v銀v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 角 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 銀 ・ 金 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 玉 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:なし
手数=26  ▽7一玉  まで

今までは▲8六歩を急いでいたが,最近はすぐに突かないことにしている。理由は場合によって▲7五角−▲8六角の余地を残した方が得な場合があるからだ。しかし,この戦型は桂馬を持ち合うことが多いので戦いが始まるまでに▲8六歩を突いておきたい(▲8五桂の防ぎ)。▲8六歩の時期は何時が最善かと言われると明確にできないが,仕掛ける一手前が最善と思う。
第4図から玉の囲いに手を掛けるのが普通だったが,▲2六飛という手がある。▲3七角から▲6八飛と回る場合は手損になるが,△5四銀型には得になる変化があるので最近多用している。


第4図からの指し手
▲2六飛    △5四銀    ▲5五歩    △6五歩    ▲7五角    △5五銀
▲6五桂    △6二金直  ▲5六歩    △7四歩    ▲8六角(第5図)

第5図
後手:藤井システム
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉 ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀v金v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩 ・ ・v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ 桂v銀 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ 角 歩 ・ 歩 ・ ・ 飛 ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 銀 ・ 金 ・ 銀 ・ ・ ・|八
| 香 玉 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:なし
手数=37  ▲8六角  まで

第5図は先程書いた,△5四銀型に対して得になる変化である。成立するためには色々な制約があるので注意が必要(浮き飛車+▲7五角,▲8六角が可能)。
よって端歩に替えて△6四歩−△7四歩が先に突いてある場合は第4図で▲2六飛とするメリットがなくなるので注意。▲5五歩に△6三(4三)銀と引いた場合は,飛車の横利きが通っているので▲7五歩からの交換を狙っていく(実現は難しいが理想的な手順は▲7五角−▲8六角−▲7六飛−▲5七銀−▲6六銀から▲7五歩)。▲5五歩は位ではなくて空中戦のように相手に取らせて手を作るイメージで指すと良いと思う。


再掲4図
後手:藤井システム
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・v歩v銀v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 角 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 銀 ・ 金 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 玉 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:なし
手数=26  ▽7一玉  まで

▲2六飛と浮いた手に対して△5四銀ではなく,△7四歩と▲7五角出を消されると次に△5四銀と出た時に▲5五歩が利かなくなる。その場合は,しばらく駒組みが続くことになる。


再掲4図からの指し手
▲2六飛    △7四歩    ▲5九銀    △5四銀    ▲7八金寄  △6五歩
▲5七角    △4五歩    ▲6八銀    △7三桂    ▲7九金寄  △8二玉
(第6図)

第6図
後手:藤井システム
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂 ・v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・v銀 ・v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 飛 ・|六
| 歩 歩 桂 歩 角 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 銀 金 銀 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 玉 金 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:なし
手数=38  ▽8二玉  まで

この場合は,後手が端を詰めている(2手掛けている)ため,▲4八銀を▲6八銀まで持ってくる手が間に合う。端を詰められていない形では,▲4八銀を▲6八銀に持ってきている間に立ち遅れてしまいやすいため,先に▲7九金から▲7八金寄とした方が経験上作戦負けに成りにくい。△6五歩の後の△4五歩が大事な手。それ以外なら▲6六歩△同歩▲同角と交換して歩を手持ちにしてから▲6七銀型を作って先手が良い。後手は△7四歩と突くと,△6五歩のタイミングに気を配る必要がある。△8ニ玉型で△6五歩と突くと,▲5七角△4五歩▲2四歩△同歩▲同角△2ニ飛▲2三歩(取れば▲4六角が王手飛車)△4ニ飛▲3三角成△同桂▲2ニ角があるため,△8ニ玉(△6五歩)の前に△7三桂が不可欠になる。
第6図から▲8六歩に
△6三金(6‐1)6三銀引(6‐2)△が考えられる。 ▲8六歩は桂交換後の△8五桂を消した手で戦いが起こる直前に突いておきたい。あまり早く▲8六歩と突くと7筋の歩を角で切った場合に▲8六角と引く手を消してしまうので,なるべく後の方で指したい。


第6図からの指し手△6三金(6-1)
▲8六歩    △6三金    ▲2四歩    △同 歩    ▲5五歩    △同 銀
▲2四角    △4六歩    ▲同 歩(第7図)

第7図
後手:藤井システム
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂v金v歩 ・v角 ・v歩|三
| ・ ・v歩 ・ ・ ・v歩 角 ・|四
|v歩 ・ ・v歩v銀 ・ ・ ・ ・|五
| ・ 歩 歩 ・ ・ 歩 ・ 飛 ・|六
| 歩 ・ 桂 歩 ・ ・ 歩 ・ 歩|七
| ・ 銀 金 銀 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 玉 金 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:歩二 
手数=47  ▲4六同歩  まで

△6三金に対して▲8五桂と桂交換してさらに玉を固める手段も有力。▲8五桂△同桂▲同歩で次に▲7七銀右と固めれば桂頭の弱点がなくなって鉄壁。桂交換後△7三桂と打って8五歩を狙ってきた場合は,▲8四歩△同歩▲同角で歩を駒台に乗せてしまえば,打った桂馬が空振りだ。
△6三金には,形から言って▲5五歩から攻めてみたい。▲5五歩に△4三銀は▲2四角△2ニ飛▲3三角成△2六飛▲4三馬の有名な手筋がある。△5五同角には▲2四飛と走って先手指しやすい。一番やっかいなのは△5五同銀で本譜のように▲2四角を取らない順だ。先手から▲3三角成は△同桂と手順に逃げられて指す気がしない。▲2四角△2二飛なら▲3三角成△2六飛▲5五馬で先手良しなのだが・・・。第7図から△2五歩▲同飛△4六銀なら▲同角△同飛▲2一飛成でいい勝負と思うが難しい。△4六銀に▲4三歩から4四,4五と歩の連打も目に着くが,▲4三歩△2ニ飛があるので良くない。△6三金に対して仕掛けると簡単に行きそうだが結構難しい。


第6図からの指し手△6三銀引(6-2)
▲8六歩    △6三銀引  ▲3六歩    △5四歩    ▲2四歩    △同 歩
▲3五歩    △同 歩    ▲同 角    △3二飛    ▲3四歩    △4二角
▲4四角    △3四飛    ▲1一角成  △3九飛成(第8図)

第8図
後手:藤井システム
後手の持駒:歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂 馬|一
| ・v玉v銀 ・v金v角 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂v銀 ・ ・ ・ ・v歩|三
| ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・v歩 ・|四
|v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・ ・|五
| ・ 歩 歩 ・ 歩 ・ ・ 飛 ・|六
| 歩 ・ 桂 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 銀 金 銀 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 玉 金 ・ ・ ・v龍 桂 香|九
+---------------------------+
先手:西田スペシャル
先手の持駒:香 
手数=16  ▽3九飛成  まで

△6三銀引に▲3六飛△4三金(△4四飛なら▲6六歩)▲2六飛△2ニ飛▲3六歩もあるが,単に▲3六歩とどちらが得かは微妙(3,4筋を固めさせたとも言える)。▲3六飛は△4三金,△2ニ飛を強要して玉頭方面に手を作る展開(場合によっては▲7六飛の転回)が良いと思う。
△5四歩に対してゆっくりしていると△5五歩や△6四銀−△6三金−△5五歩が間に合ってくると苦しくなるので先手から動く必要がある。▲3六歩から▲3五歩を目指すのが自然。▲2四歩は△1五角を消すために必要。よくある手順で第8図。▲2一馬か▲5五歩とするところだろうか。先手が先に桂香が拾えるが△7五歩も厳しいのでいい勝負と思う。

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