ジャンクパーツで創るオリジナルメカ

       海底軍艦 スルガ級みずほ

 2009年5月31日 たなかよしみ空想模型工房/模型クラブPura.Pura

 

 

 2009静岡ホビーショー・合同作品展が終わり、搬出し、家に帰ってほっとして・・・数時間後、模型を作り始めていました(笑)。


 ホビーショー。
 今年もハセガワのブースにはジャンクパーツ販売コーナーが。
これを毎年、楽しみにしているのヨ!
 例年より値段が安いみたい。
デパートの大きな紙袋2つ分くらい買い込んじゃった!

 いろいろな魅力的な形があったのだけれど、その中にイージス艦の船体パーツがあったのです。大きいヤツ。なんとこれで100円!

 ひっくり返したら・・・イイカタチ!

 

 静岡ホビーショーで、イラストレーターでメカニック解説者の青井邦夫先生が僕を見つけてくれて、お声をかけてくださったんですよ。

 キャラクター・エイジの特集ページでは、僕の記事の次のページが青井先生の『戦前に溯る「地底戦車」の長い歴史』という記事だったんです。

 で、しばし「ドリル談義」(笑)。

 映画でも有名な「海底軍艦」の原作・・・っていうか元ネタ?小説の押川春浪の「海底軍艦」は明治33年に刊行されていて、僕もほるぷ出版版の復刻版はもっているんだけれど、文章がすでに「古文」(笑)のようで、実は読んでいなかったのでした。
青井先生によると、「ドリルっていうと、みんな地底に潜るものって思うし、映画の海底軍艦もそういう演出だったけど、原作の小説だと『電光艇』(海底軍艦)のは『衝角』・・・『敵艦衝破器』なんだよね。三尖衝角で敵艦を破壊するものっていう。」

 

 なるほど!

 僕が改造モグラスにつけた「試作螺旋衝角戦車」という名称は、的外れでは無かったわけだ。

 大昔の軍船がつけていた衝角のイメージなんだね。

 そんな話を思い出しながら作っていたら・・・・こうなりました(笑)。

 オレ流 海底軍艦。

 

 メインドリルの両側のサブドリルは、ご覧のようにライトニング。
 ハセガワの1/72。
 もともとファルケもどきを作ろうと思って購入したのだけれど、これに合うヨタ8が見つからず放置していた。これに合うヤクルトもないし(笑)。
 そのうちにハセガワのファルケが発売になったので、「えーい!使っちまえ!!」と(笑)。

 静岡ホビーショーが終わった夜から作り始めたから、ここまでで12日かかってるわけだ。

 色は、水性アクリル塗料を数種類混ぜた。
 「おっ!なんだかスカイダイバー色になったかな?」って色を塗ったつもりが、乾燥したらこんな色になっちゃった。どこにいったんだ、金色系?

 100円ショップでドリルのディティールにつかえそうなものを探すが、なかなかコレと言ったものが見つからず、結局、家にあったジャンクパーツのなかから、帆船の部品を加工し、デコレーションする。
 艦橋・・っていうか司令塔は、いつもの100円ショップのネイルアート用のラインストーンシールで装飾。耐水圧窓っぽくない?

 ああ、なんだかもう可愛く見えて来た。超カッコイイと思えてきた。
 やっぱり自分だけの子は愛おしいね(笑)。
 こういう感覚がキットのプラモデルを造るのとは、かなり違う。もうやめられないネ。簡単だし。


 『模型のタイトルプレートより』

 明治33年(1900年)発行の小説、海島冒険奇譚『海底軍艦』に登場したメカ、海底軍艦[電光艇]をイメージして創りました。(原作者 押川春浪)


 艦首三突衝角は毎秒300回転で廻旋、観外塔を有し、新式並列旋回水雷発
射機(旋回輪を一転すると、一分間に78個の魚型水雷発射)

・・・・今から100年
以上前、明治時代に「未来」を想像した夢の軍艦です。


 僕の生まれた年(1963年)には、東宝で同名の映画が作られましたが、内容は別物です。小松崎茂氏のデザイン『轟天号』もまた、押川原作に影響を受けて創られているのでしょう。


 イメージの創造者の偉大なる先輩達に敬意を表し、これは僕なりの海底軍艦『スルガ級 みずほ』 とさせていただきます。


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