GIジョーの歴史

最初の、いわば「元祖」GIジョーが生まれたのは1964年。 ハズブロ社のドン・レビン氏による「男児向けの着せ替え人形」というアイデアから生まれたGIジョーは、 発売後大ヒット商品となりました。 当時のGIジョーの大きさは他の着せ替え人形と同じ12インチ。 12インチは約30センチで、身長180センチの人間の1/6サイズということになります。 着せ替えというギミックとオモチャとしての存在感の最大公約数くらいの大きさです。 ここらへんまでが今「ヴィンテージ」GIジョーと呼ばれて高値で取引されている商品です。 そして1978年に生産が終了。GIジョーはしばしの眠りにつくことになりました。

1982年、ハズブロ社は新しいGIジョーを世に出しました。 時代に合わせて着せ替えという要素は省かれ、 かわりに個性の強いたくさんのキャラクターを作り、 悪のテロ組織「コブラ」に立ち向かうアメリカ最強の対テロ部隊「GIジョー」 という図式のシリーズとして発売。 同時にラリー・ハマ原案によるコミック(出版はおなじみマーヴル社) やアニメというメディアを跨いだ展開で大きなブームとなりました。 この新しいGIジョーの一番の特徴はその3 3/4インチ (もっと大雑把に3.5インチという呼び方もあり)というミニサイズ。 キャラを多く出す分一体あたりの値段を下げて集めやすくしよう、という意図があったと思われますが、 これはMicronauts(海外版ミクロマン)やスターウォーズのフィギュアの影響を受けたものでしょう。 結局このシリーズは人気の低迷と売り上げの減少によってラインが止まる1992年まで続きました。 その12年間に500以上のフィギュア、250以上のプレイセットが発売され、 アクションフィギュア黎明期の重要な立役者となりました。

そしてGIジョーが世間から忘れかけられていた1991年、 ハズブロ社は「クラシック・コレクション」という新規格で12インチGIジョーのラインを再開。 軍隊の現用装備や実在の人物をモデルにしたフィギュアなどで人気を博しました。 そのヒットを受けてコッツウォルド・コレクティブル社やドラゴン社、 21stセンチュリー・トイズ社といった会社も12インチフィギュアの世界に参入し、 現在ではホビー玩具の定番アイテムとして認められています。

また3 3/4インチのラインも、2002年に仕切り直しとして始まった「G.I.Joe vs Cobra」シリーズで人気が再燃し、 2003年の「Spy Troops」、2004年の「Valor vs Venom」と現在まで順調にリリースを重ねています。 版権を獲得したDevil's Due社によるコミックや、Hasbro主導で製作されたCGムービー等のメディア展開も復活してきて、 大きな盛り上がりを見せています。

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