テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)とは?


■用語■

テーブルトークロールプレイングゲーム(以下TRPGと表記)には独特の用語が数多く存在します。
とりあえず、大まかなものだけ以下に説明します。

【ダイス】
サイコロのことです。通常サイコロといえば1〜6までの目を出してくれる6面体のことをいいますが、TRPGで使用するものの中には特殊なものもあり、4面体、8面体、10面体、12面体、20面体などがあります。
また、TRPGでは2D6などと表記されていた場合、6面体サイコロ2個を振って合計した数値を出すことをいいます。

【プレイヤー】
ゲームの登場人物を操る人、ゲームに参加している人を指します。映画でいうと役者にあたります。

【マスター】
TRPGの進行役であり、状況の説明、ゲームで使用するシナリオの制作、プレイヤー以外の登場人物を操ったりします。
映画でいうと監督、脚本家、演出家、脇役、大道具、小道具の全てをこなします。

【キャラクター】
TRPGでは登場人物を指します。プレイヤーが操るのをプレイヤーキャラクター(PC)と呼び、マスターが操るのをノンプレイヤーキャラクター(NPC)と呼びます。

【キャラクターシート】
名前、性格、能力値、技能、持ち物、容姿などキャラクターの情報を書き込むためのものです。

【シナリオ】
脚本のことですが、ストーリーに必要な舞台設定、登場人物などを含めたものです。
また、TRPGではストーリーはプレイヤーの行動次第で変化するので、予想できる範囲内でストーリーが分岐することも考えて設定する必要があります。

【経験値】
普通シナリオ終了時に一定のポイントを与えられ、規定値になるとキャラクターの能力や技能が成長し、強力になっていきます。
これが無いTRPGのシステムも存在します。

【コンベンション】
同好の士が集まってTRPGを行うイベントのことです。
企業がゲームの宣伝、サポートのために行うパターンと、一般のユーザーがボランティアで行うパターンがあります。

■定義■

TRPGの大まかな概念、システムについて説明します。

【概念】
例えば、今にも崩壊しそうな宇宙ステーションに取り残され、急いで脱出しなければならない状況で美少女が通路に倒れていたとします。
ここであなたが助けるのか、助けないのかでストーリーが変わっていきます。
これが映画などでは一つのストーリーを見せてくれるだけですが、TRPGならば自分の判断でストーリーを作っていくことができます。
これを基本的に会話だけでストーリーを進めていくのがTRPGです。

【システムの必要性】
TRPGには行動を判定するシステムが大抵ありますがその必要性について解説します。
例えば、先ほどの行動で美少女を助けたとしましょう。その後、脱出しなけばならないのですが脱出には最短ルートの知識、運動能力、時の運などが必要です。
これを数値化することで有利、不利が決まります。
そして、時の運を再現するためにサイコロなどの乱数の要素入れて総合的に判定を行います。
これがあることで自分や相手の意見がぶつかった時、公正に判断することができるようになります。
上の例を当てはめると美少女を抱えてゆくことで移動にペナルティを受けます。これはそのキャラクターの運動能力が高ければ判定が有利になります。
最短ルートを知るために電子端末を使おうとしますが、その時もコンピータなどの知識があれば同様に判定が有利になります。
そして最終的にサイコロなどを使って結果を出します。

■歴史■

TRPGの歴史、時代による大きな流れについて説明します。

【始まり】
世界初のTRPGはダンジョンズ&ドラゴンズです。ダンジョンに入って、モンスターを倒し財宝を奪うという「ファンタジー」「戦闘」「成長」の要素はこのゲームが始まりです。最初のうちは戦闘を繰り返すだけでキャラクターのそれ以外の行動の描写がありませんでした。なお、コンピュータRPGは,TRPGをコンピュータ上で遊べるようにしたものが始まりで,コンピュータRPGの方が後にできたゲームです。
代表としてはダンジョンズ&ドラゴンズ、ウィザードリィRPG、セブン=フォートレスRPG、トンネルズ&トロールなどです。

【世界】
そして、繰り返しゲームを続けていくうちに戦闘以外のキャラクターの描写を望むようになり、キャラクターたちの生活の様子、住んでいる国の様子、世界の様子など、次第に設定を増やしてキャラクターが架空の世界で生活している様子を描くことができるようになりました。
また、ファンタジー以外のSF、ホラー、現代などの世界を扱ったゲームも作られるようになりバリエーションが増えていきました。
代表としてはローズ・トゥ・ロード、トラベラー、指輪物語ロールプレイング、ルーンクエストなどです。

【汎用】
次の変化は様々なゲームが出てきてバリエーションが増えましたが、その反面ゲームごとにシステムを覚えることは手間がかかります。
そこで、違う世界を扱うゲームをするとき基本となるシステムを共通にすることで今まで別々に覚えていたゲームシステムの手間を減らすとともに、違う世界のデータやキャラクターのやり取りができるようにしました。
日本ではベーシックロールプレイング、WARPS、ガープス、アップルベーシック、マギウスなどがありましたが、現在主に使用されているのはガープスです。

【個性】
今の流れは狭い範囲で1つの状況を再現したり、最初から強力なキャラクターを使うことで今まで長い期間を使って成長させてからクライマックスに向かっていったのをすぐにクライマックスにいけるようにしました。
また、今まではプレイヤー次第だった演技の部分をルールでサポートすることで意識して演技するようになりました。
現在では「ファンタジー」「戦闘」「成長」の要素を含まないTRPGが増えていきました。
主なゲームは番長学園!!RPG、熱血専用、深淵、天羅万象、ブレイド・オブ・アルカナ、クトゥルフの呼び声などです。

■ゲーマーの分類■

蛇足ながらTRPGのゲーマーを分類してみたいと思います。
この分類に当てはまらない人もいますので、参考程度にしておいて下さい。

まず、TRPGに対しての比重の重さで分類します。

【プロ】
TRPGで仕事をしている人達のことです。

【マニア】
同人誌やオリジナルシステムなどを制作するコアな人達のことです。

【一般層】
プレイヤー、マスター両方している人達のことです。

【お客さん】
プレイヤーしかしない人達のことです。

ただし、これは地位の高さをあらわすものではありません。
また、5年続けていても「お客さん」であったり、1年で「マニア」になる可能性もありえます。
ゲーマーは「お客さん」から始まり、しだいに「一般層」「マニア」に移っていきますが、そこまで熱心でないゲーマーは「一般層」で満足してしまったり、マスターをすることを面倒に感じてずっと「お客さん」でいる人もいます。

他の分類としてTRPGに対して何を一番重要に考えているかで、ストーリーやロールプレイを重視する「文系タイプ」とTRPGをゲームとして捉えシステムにこだわりを持つ「理系タイプ」に分けることができます。

ゲームをするときの好みのスタイルで分類することもできます。

【リアル・マン】
正々堂々とした騎士のような行動をとりたがります。
このタイプは絶対勝てない相手にも正面からの戦闘を挑んでしまいます。

【リアル・ロールプレイヤー】
演技を重要視して口先だけで相手をやりこめてしまうのが好きなタイプです。
このタイプは戦闘が起きそうな時、敵と会話をしてどうにか戦闘を回避しようとします。

【ルーニー】
どんなシナリオを使ってもギャグにしようとするタイプです。
このタイプが暴走すると本来のシナリオが全く進まず1日が終わってしまうこともあります。

【マンチキン】
ルールで強ければなんでもするというタイプです。
このタイプは数値でしかキャラクターを考えず、幼稚な思考で強い武器、高い経験値だけを求め、有利な行動しかしようとしません。



■リンク■

参考となるサイトを紹介します。

初心者のためのRPG入門

 

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