コンベンションシナリオ「ショウタイ」

システムはソードワールドRPG完全版を使用します。
キャラクターはプレロールドを使用します。
対応人数は4〜6人です。


[冒険の概略]

 この冒険はデーモン「グラウベル」の支配する出口の無い館から、グラウベルを倒して脱出するのが目的です。
グラウベルは通常攻撃、魔法などでは倒すことは不可能で弱点を探し出してそれで倒さなければなりません。
グラウベルの弱点のヒントは、屋敷の中のものが全てさかさまに存在することで、グラウベルは通常の生物とは逆の存在であることを気づかせます。
グラウベルの形状は木なので水、もしくは太陽光が弱点となります。


[冒険への導入]
 冒険への導入として、各々のプレイヤーに様々な目的が与えられます。
 が、これは偶然を装って全てログナスが仕組んでいることです。
 これらの目的は、別に秘密にする必要は無く、PC同士でしゃべる分には問題がありません。ただ、マスターから他のプレイヤーに直接ばらすのはやめてください。
 PC同士で話し合うことでしだいに判るようになるはずです。

「PC1の目的」■財宝■
 あなたには病気の妹(イリア、12歳)がいます。
 その病気は致死性のもので町の医者、神官も手の施しようがありません。
 大きな町の神官クラスならば癒せるのですがあなたにはお金がありません。
 そんな時、あなたは酒場で出会ったログナスという男からあるうわさを聞きます。
 オランの北の村「ルイード」の魔法使いの館に財宝があるらしいのです。あなたはそれを求めて「ルイード」にやってきます。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 20代前半くらい。
PC1のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


イリアの病気
石皮病(ストーンスキン)
症状=体が徐々に石のように硬くなっていく病気、大体2ヶ月くらいで死亡する。
知名度=14
魔法治癒目標値=22


「PC2の目的」■知識■
 魔法使いであるあなたは、3日前オランの酒場で知り合ったログナスという男から興味深い話を聞きます。
 オランの北の村「ルイード」に住んでいる魔法使いの館にデーモン召還の魔術書があるらしいのです。
 あなたはそれを手に入れるため「ルイード」にやってきました。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 20代前半くらい。
PC2のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


「PC3の目的」■奪還■
 神官であるあなたは神官長より使命を帯びます。昔(37年前)この神殿より盗まれた魔道書「ガタルレリ」が「ルイード」に住んでいる魔法使いがもっているという噂があるのでその真偽を確かめるように言われます。
 あなたはその真偽を確かめ、もしあったならば「ガタルレリ」を回収するために「ルイード」にやってきました。
 情報提供はログナスという冒険者でルイードで落ち合うことになっています。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 20代前半くらい。
PC3のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


「PC4の目的」■借金■
 あなたはシーフ仲間のログナスにお金を貸しています。(5000ガメル)
 が、貸してからあなたの前から姿を消してしまいました。
 そんなときオランの北の村「ルイード」にログナスがいるらしいという情報をシーフギルドで入手したあなたは、ログナスから借金を取り立てるため「ルイード」に向かいます。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 20代前半くらい。
PC4のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


「PC5の目的」■調査■
 あなたは昔(3年ぐらい前)一緒に精霊使いの修行をしたログナスからの手紙をもらいます。
 手紙にはオランの北の村「ルイード」の近くの森の精霊力がおかしくなってるので一緒に調査をしてほしい、自分は「ルイード」で待っていると書かれています。
 あなたは調査のため「ルイード」にやってきました。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 当時20代中盤くらいだった。
PC5のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


「PC6の目的」■捜索■
 PC6の妹or姉の恋人のログナスが「ルイードに用がある」と言ったままもどってきません。
 妹or姉から彼を探してほしいとお願いされて「ルイード」にやってきました。
 ログナスの容姿 痩せ形で長身で調子のいい男 20代前半くらい。
 妹or姉 ミリア PC6の年齢に合わせて妹か姉をプレイヤーが任意に選んでください。
PC6のキャラクターデータ(新しくリンクを開きます)


 一応、PCの目的として6つあげましたが、他にマスターが思いつきPCを「ルイード」の館に誘い出す方法があったら、それを使用してもいいです。(例 他のPCを暗殺するのについてきたなど)


「PCの目的」で共通して出てくるログナス
 ログナスはPCを騙そうとしている。
 PC同士は面識はない。


[プレイヤーキャラクターの予備知識]
 「ルイード」という村は静かな農村で、冒険などからは無縁の村です(20世帯程度の小さな村)また特産物はじゃがいもです。


■セッション開始■

[ルイードでの出会い]
 PC達は各々の思いを元に村にやってきます。
 「ルイード」の村ではPC達を大歓迎します。
 村には娯楽が無くたまにくる行商や旅芸人に話を聞くのが唯一の楽しみなのです。PC達にはいろいろな話を聞きまくります。

 PC達は村の村長(ガーナス、47才)の家で偶然一緒になる所からセッション開始となります。
 村長は細工師でもあり部屋のテーブルには細かな部品が雑然と置かれています。

 その他、こまかい村人の設定が必要ならば各々のマスターでお願いします。
 村の様子は、ほのぼのとした農村という感じ、平屋のみの木造の家が並んでいます。

PCが村人たちに情報を聞くと以下の話のうちいくつかが聞けます。

1.村外れの館の近くでは農作物の育ちが悪い、きっと魔法使いの呪いだ。(実際は精霊力がおかしくなっているため)
2.村外れの館には大昔(37年前)魔法使い「フォード」が住んでいた。
3.昔(30年前)村から行方不明者が多数出たことがある。(行方不明者は館に入ったものらしい)
4.館は呪われているので近づかないほうがいい。
5.夜、冒険者風の男を見かけた、どうやら館に行ったらしい。(ログナスです)

子供たち情報
1.あの屋敷にはお化けがいる。
2.女の子がいるのをみた。
3.近づくとパパにしかられる。
4.館の周りで人魂をみた。

 PCが館へ行くというと村人たちはとめます。
 それでも行こうとすると村長ガーナスは、出発するPCうち一人にオルゴールを渡します。
 これは37年前、屋敷にいたサーシャという子供の持っていたオルゴールです。
 いたずらしてガーナスが壊してしまったまま返しそびれたものです。
 随分と時間がたったあとようやく直すことができましたが、屋敷に入るのは躊躇っていたので元に戻せなかったのです。
 ガーナスは「オルゴールをサーシャの部屋に戻して来てほしい」と頼みます。
 ちなみにサーシャは病弱で、いつのまにかいなくなったそうです。
 ログナスの話を聞こうとしても、姿を見かけたものはいますが話をしたものはいません。
 なので、ログナスという名前を出しても知っている村人はいません。

[館周辺]
 館までは徒歩で30分ぐらいの距離です。
 そして、いよいよ冒険の舞台である魔法使いフォードの館にやってきます。
村の人たちは館には近づこうとはしません。
 フォードの館は、村のはずれの丘の上にあります、フォードの館に近づくにあたって、木々は枯れ落ち、周りからは沼のようないやな匂いがします、これはデーモン「グラウベル」の能力で精霊力が狂っているためです。

[フォードの屋敷内部]

 館は長らく使用されていなかった割には、かなりきれいでまるで人が住んでいるようです。窓にはガラスが使われていて、扉は正面に大きなのが一つ、そしてこの村では珍しいことに2階建てです。
 館の入り口は正面の扉のみです、PC全員が入るまで何も起こりません。
 館の中では精霊力の働きが異常になっていて「センス・オーラ」はまともに使えませんが、あらゆる精霊力の魔法を使用することができます。
 これは館全てがデーモン「グラウベル」そのものであり、「グラウベル」の体内にいるためです。
 他にも「ブラウニー」を使用すると必ず狂った状態で召還されPCを攻撃します。
 また、窓から外を見ると一方では朝なのにもう一方では夜というようにでたらめな景色を映し出します。もちろん開けることはできません。
 「センス・マジック」をかけると館にあるもの全てが光ります。
 「センス・イービル」は館にあるもののいずれかを対象としたならば邪悪と判断されます。(たとえ、イスでさえも邪悪と判断されます。)
 たたし、サーシャだけは反応しません。

館のマップ(新しくリンクを開きます)


[魔法使いフォードの館]

部屋の説明

■1F■


【1】ホール
 内装はかなり豪華な造りになっています、正面右手に階段、左右に2つづつ、正面に2つの扉があります。
 PCが全員、館に入るといきなり扉は閉まります。(何か挟んであっても関係無く)
 このあと、なにをしても館の正面の扉、窓は開けることはできません。
 扉や窓は鋼鉄のような硬さになり、傷ひとつつきません。
 扉にロック、アンロック、ディスペルマジックの魔法をかけても無駄です。それでも破壊しようとするPCがいたならば扉や窓が刃物や鈍器などに突如変形して、PCが攻撃したダメージと同じだけあたえて、扉や窓がけっして破壊できないことを悟らせてください。


【2】食堂『食べ物に食べられる』
 テーブルの上には豪華な暖かい食事が人数分用意されています、  PCの好きな食べ物をマスターから聞いてください、そしてそれが各々の目の前にあると伝えてください。
 もしPCが不用意に近づくと、それらの食事(肉、魚、ワイン、サラダなど)は不意打ちをしかけてきます。(食べ物に食べられるのです)
 また、PCから攻撃をしかけようとしても、反撃を行います。
 豪華な食事はPCの人数分います。

[豪華な食事]
 モンスターレベル=2 知名度=18 敏捷度=10 移動速度=10
 出現数=数体 出現頻度=きわめてまれ 知能=低い 反応=暴力的
 攻撃点=9(2) 打撃点=8
 回避点=7(0) 防御点=3
 生命点/抵抗値=8/8(1) 精神点/抵抗値=−/10(3)


【3】鏡の部屋
 部屋に入ると大小さまざまな20〜30枚の鏡が置いてあり、扉の方に向けられています。
 PCが部屋に入ってくるとランダムで一人、姿見からPCそっくりのコピーが出てきて襲いかかります。
 データは『シミュラクラ』のものを使用してください。
 ただし、コピーを攻撃しても素通りしてしまいます。
 鏡の方を攻撃すると(自動命中)コピーにダメージが入って一撃で倒れます。
 また、鏡は伏せたり物で覆い隠したりするとコピーは消えます。
 ただし、鏡を表にするとまたコピーが襲いかかってくることになります。
 この部屋のモンスターが出てくるのは1度だけです。
 また、この部屋の鏡はいかなる方法でも破壊することはできません。


【4】暖炉の部屋
 この部屋には正面に赤々と燃え上がる暖炉があります、しかしこの暖炉は温かくなくそれどころか、凍えるような冷気を振りまいています。
 部屋には暖炉の他、ソファー、テーブルなどがあります。

[冷える薪]
 この薪は火をつけることによって冷気を発します。
 武器として使用する場合、メイスとして扱います。
 メイス1H 必要筋力5 攻撃力修正+1 打撃力10 クリティカル値12 追加ダメージ+1
 屋敷から持って出るとただの薪に戻ります。


【5】癒しの短剣
 この部屋の中央の床にダガーが一本突き刺さっているだけです。
 その他、なにもありません。
 このダガーは癒しの短剣とよばれるものです。

[癒しの短剣]
 セージ技能の[宝物鑑定]10で効果が判ります。
 この短剣は、生物を癒すことのできる短剣です、使用方法はその短剣で対象を貫くことによって発動します。
 魔力5のキュアウーンズ、キュアディシーズが計10回使用できます。
 また、この屋敷のモンスターに対しては武器としての威力も発揮します。
 ソード1H 必要筋力5 攻撃力修正±0 打撃力5 クリティカル値10 追加ダメージ+5
 一度敵に命中する毎に上記の魔法の使用回数が一回減ります。(ソーサラーは魔力の減少がわかります)
 また魔力が尽きると短剣は崩れ落ちます。
 屋敷から持って出るとただのダガーに戻ります。


【6】使用人の部屋『眠るなキケン』
 ここにはベットが5つあります、使用人の部屋だったらしく豪華さのない質素なものです。扉にはカギがかかります。
 眠ると生命力に1点のダメージを受けます。精神点の回復はありません。また、この部屋以外では通常の睡眠による回復は可能です。


【7】プール『鳥が泳ぎ、魚が飛ぶ』
 ここは部屋の中央にプールがあり(深さ3m)天井からはたくさんの鳥かごがかかっていてかごの中で魚達が羽ばたいています。
 また、プールの中をすいすい泳ぐ鳥たち(6匹)が見えます。プールを覗いた人間はプールの底にバルブがあるのを見えます。
 このバルブを開けると【16】の部屋のタンクに水が流れ込み、水中鳥は全て死にます。
もしPCがプールに入ると鳥が襲いかかってきます。
 バルブに到達まで3ラウンドかかります。
 PC一人につき1ラウンド1匹ずつ攻撃してきます。

[水中戦闘ルール]
命中、および回避に−2修正、使用できる武器は、ダガー、ショートソード、片手用スピア、あるいはそれに準じるもの(例、モリなど)です
また水中に入ったものはもちろん魔法の使用は不可です。外からは魔法などの特殊な攻撃のみできます。
[水中鳥]
  モンスターレベル=1 知名度=18 敏捷度=18 移動速度=20
  出現数=数体 出現頻度=きわめてまれ 知能=動物なみ 反応=暴力的
  攻撃点=8(1) 打撃点=7
  回避点=7(0) 防御点=0
  生命点/抵抗値=10/8(1) 精神点/抵抗値=8/10(3)
  特殊能力=水中適応


【8】螺旋階段
 ここには螺旋階段が存在します、螺旋階段は上下にのびています。
 『下』に登ることで二階に行くことが出来ます。
 『上』に降りることで地下に行くことが出来ます。
 また、下をのぞき込むと太陽の強い光をみることができます。


■2F■


【9】魔法使いの寝室
 ここは魔法使いフォードの寝室です、捜索を行うことによって、フォードの日記が発見されます。


[日記の内容]
フォードの日記

1.サーシャが原因不明の病気にかかった。衰弱して全く食べ物を受けつけない。だがここからでは神殿まで3日かかる、間に合うだろうか。
2.神官の無能どもめが、サーシャの病気は悪化するばかりだ。なにか方法はないのか。
3.今日、サーシャが死んだ。もうなにもする気になれない……
4.今日、ログナスという男からうわさを聞いた。あの神殿に魔法書「ガタルレリ」があるらしい。それがあればデーモンを召還し、死者の蘇生も可能らしい。もうなりふりかまってはいられない。
5.ついに手に入れた、これでサーシャも戻ってくる。そうしたら、またあんなことやこんなことを……ハァハァ……


【10】召還の間
 この部屋の中央の床には魔方陣があります、なにか大きな魔法を使用した様子があります。
 また、部屋の壁には真っ黒な人型のしみがあります。
 シーフの捜索(もしくは平目)で8以上で魔術書「ガタルレリ」を発見します。

魔術書「ガタルレリ」
 デーモン「グラウベル」の召還方法、物質同化能力、物質変移能力、生物変移能力、高度な知性、形状が木であること、移動できないことが書いてある。
 ただし、弱点や封印方法についてはいっさい記述されていない。
 その後のページは白紙が続き、最終ページを見ると突然牙の生えた口が飛び出て「さて、私の能力は判ったかな? さぁ、ショウタイムの時間だ! フハハハハハ!」としゃべり出した後、バタンと閉じてしまいます。
 もう1度開いてみても、口が現れることはありません。


【11】サーシャの部屋
 中にはベッド、机、本棚、タンスが見えます。
 捜索(8)すると、ぬいぐるみや絵本、フリルの憑いた服、シースルーの下着、露出度の高い革製の服、ネコミミ、首輪などが見つかります。
 鑑定(10)すると合計でも1000ガメルぐらいと判ります。
 絵本には題名が無く中を見ると、以下のことが書かれています。

『絵本』
 こわーいあくまのよわーいもの
 こわーいあくまは、なんでもかんでも、さっかさま
 やっちゃいけないあれやこれ、どんどんどんどんやっちゃうよ
 だからぼくらはしっているのさ、こわーいあくまのよわーいものを
 なんでもかんでもさっかさま、ほしいものもさっかさま、
 よわーいものもさっかさま、いきものすべてがひつような、
 あんーなものによわいんだ、
 だからぼくらはこわくない、あくまなんかこわくない

 PCがオルゴールをこの部屋に置くと背後から不意にサーシャが出てきて、涙を流して嬉しがります。
 また、PCには協力的で質問には極力答えようとします。
 ただし、彼女はグラウベルによって逆さまにしか、答えることができないようにされていますが……

質疑例としては

Q.きみはサーシャなの?
A.私はサーシャじゃないよ。

Q.フォードは生きてるの?
A.ずっと昔から生きてる。

Q.ログナスを知ってる?
A.知らない。

Q.ログナスはどこにいる?
A.この館にはいないよ。

Q.グラウベルはどこにいる?
A.この館のどこにもいない。

Q.この館を出るにはどうすればいい?
A.グラウベルを助ければ出られる。

Q.グラウベルを助ける方法は?
A.絵本には書いてない。

※筆談を行っても同様に逆でしか返答できません。また、サーシャは自分からは話しかけることは出来なくされてます。


【12】 ピアノの部屋『ピアノをヒかずにピアノにヒかれる』
 この部屋には大きなグランドピアノが存在します。
 不用意にピアノに近づいたり、弾こうとしたら不意打ちを受けてグランドピアノに轢かれてしまいます。回避−4の判定に失敗すると転倒してグランドピアノの足に轢かれてダメージを受けます。
 「冒険者レベル+筋力ボーナス+2D」で11以上を出さないと毎ラウンド11のダメージを受けてしまいます。

[グランドピアノ]
 モンスターレベル=3 知名度=18 敏捷度=10 移動速度=20
 出現数=単体 出現頻度=きわめてまれ 知能=低い 反応=暴力的
 攻撃点=11(4) 打撃点=11
 回避点=8(1) 防御点=5
 生命点/抵抗値=18/7(0) 精神点/抵抗値=−/10(3)
 特殊能力=ヒく
 モンスターの攻撃を受けた後、「冒険者レベル+筋力ボーナス+2D」で11以上を出さないと以降毎ラウンド11点のダメージを受けてしまいます。


【13】肉食羊『トラ食い羊』
 この部屋は真っ暗です、真っ暗な中めーめーというやぎの声と何かバリバリと食べる音が聞こえます。
 PCが何らかの方法で部屋を照らすと中の状況がわかります。羊がライオンを食べています。
 羊はロープで繋がれてますがPCが部屋に入ってくるとロープを引きちぎってこちらに襲いかかってきます。

[肉食羊]
 モンスターレベル=3 知名度=18 敏捷度=15 移動速度=25
 出現数=単体 出現頻度=きわめてまれ 知能=動物なみ 反応=暴力的
 攻撃点=11(4) 打撃点=10
 回避点=11(4) 防御点=3
 生命点/抵抗値=14/8(1) 精神点/抵抗値=−/10(3)


【14】上下逆転の部屋
 この部屋は重力が逆転しているため入ったものは天井に『落下』してしまいます。
 入ったものは落下により9点のダメージを受けます。
 シーフは受け身でダメージを減少させることが可能で、鎧の防御も有効です。
 部屋にはイス、テーブル、棚などがありますが『床』に固定されています。


【15】 螺旋階段
 螺旋階段になっていて『上』に登ることで一階に行くことが出来ます。
 また、下をのぞき込むと太陽の強い光をみることができます。


■B1■


【16】『傍で囁きし者』グラウベル
 このデーモンは魔術師フォードの手によって、この世に召還されました、魔術師フォードは支配に失敗し殺されています。
 形状はさかさまに立ちそびえる大木で根っこが上にありそれが天井に張りめぐられており、床には多くの枝や葉が張りめぐっています。
 そして、幹のあたりに窪みがありそれが目、鼻、口の役割をしています。
 グラウベルはここをコアにして屋敷を支配しています。
 このデーモンは通常の方法では倒すことは不可能で大量の水か光で照らすことでしか倒せません。(全てがさかさまのグラウベルは木にとっての栄養、水、光が弱点)
 また、グラウベルは部屋に入ったものを襲いますがわざと手加減してPCたちを生かしたまま追い出そうとします。
 グラウベルはその形状のとおり一度召還されたらその場所から動くことができません。
 その為にグラウベルは回りのもの(生物、無生物問わず)と同化する能力と、それらを自由に変移させコントロールすることが可能です。
 ただ、それらの支配下にあるものはその性質が『逆さま』になっています。
 『逆さま』になっている理由はわざと弱点を教えてそれをゲームとして楽しむ悪趣味なグラウベルの性格のためです。
 また、グラウベルを倒したとしても、本来の世界に帰るだけなので、完全に滅ぼすことは不可能です。

《デーモン》[グラウベル]
モンスターレベル=9 知名度=666 敏捷度=16 移動速度=0
 出現数=単体 出現頻度=きわめてまれ 知能=高い 反応=敵対的
 攻撃点=単体攻撃時13(6) 打撃点=18
     木の枝や根で貫きます
     全体攻撃時12(5) 打撃点=8
     部屋にいる全てのものに地面の葉を刃状にして突き刺す
 回避点=0(0) 防御点=18
 生命点/抵抗値=999/666(659) 
 精神点/抵抗値=999/666(659)
 特殊能力=古代語魔法6レベル(魔法強度/魔力=15/8)
 不眠
 炎は吸収
 水に弱い
 日光に弱い
 暗視
 生命点再生(1ラウンド毎10点)

 また通常木が弱いものをかけられたりすると全てに修正+1がつき必ず、全体攻撃をします。(例 火をかけられる)


【17】タンクの部屋
 この部屋の壁は灰色で全く隙間がありません。扉も鉄製で閉めると全く隙間がなくなります。
 部屋の中には天井まである巨大なタンクが5つと複雑に絡み合ったパイプがあります。 上の部屋でバルブを開けてからこの部屋のタンクを破壊するとタンクの水がこの部屋に流れ込んできます。


【18】螺旋階段
 螺旋階段になっていて『下』に登ることで一階に行くことが出来ます。
 また、下をのぞき込むと太陽の強い光をみることができます。

 

以上が部屋の内容になります。これらのイベントのほかに以下のNPCが存在します。


■NPC■
『永遠の犠牲者 サーシャ』 10才くらいの金髪碧眼の少女 館の主の娘

 現在はデーモンの体の一部としてこの世に存在していて理性はまだ残っています。
 ただし、会話はすべて逆さのことしか答えられなくなっています。
 彼女は主に誰かが部屋に入るのが見えたとか、部屋から女の子の声がするなどの方法で、PCを部屋に誘います。
 PCが煮詰まったら弱点を教えるため『絵本』を落とします。
 
『絵本』
 こわーいあくまのよわーいもの
 こわーいあくまは、なんでもかんでも、さっかさま
 やっちゃいけないあれやこれ、どんどんどんどんやっちゃうよ
 だからぼくらはしっているのさ、こわーいあくまのよわーいものを
 なんでもかんでもさっかさま、ほしいものもさっかさま、
 よわーいものもさっかさま、いきものすべてがひつような、
 あんーなものによわいんだ、
 だからぼくらはこわくない、あくまなんかこわくない


 デーモン・グラウベルが滅びれば彼女は開放されます、彼女もデーモン・グラウベルと一緒に死ぬかどうかは、PCとの交わりによってどの程度この世に未練があるかによります。(マスターに任せます)


『闇に潜みし者』ログナス 20才 男 戦士、精霊使い

 生命の逆転、すなわち歳をとるごとに若返る呪いにかかっている。
 37年前にグラウベルと契約してフォードをそそのかし、若返ることに成功した。
 もともと、卑怯でずる賢かった男だったが最近になって、恋人ができたことでそれまでの生活をあらため平凡な幸せを望むようになった。
 が、このまま若返ってしまうとじきに青年→子供→赤ん坊→消滅ということになってしまうため、もとの通り歳をとることができるようにグラウベルに呪いを解くことを条件にまた手を貸すことになった。
 PCたちをこの館に招いたのはログナスの仕業です。

 ログナスは館の中を自由に徘徊できPCたちに出会えば自分の境遇を話した後、攻撃をしかけてきます。 
 また、ログナスはグラウベルから館については何も知らされていません。
 ただ、館のモンスターはログナスには攻撃を仕掛けないようになっています。
 どの場所で遭遇させるかはマスターの任意です。
 館の中の部屋を半分ぐらい探索したあたりが適当でしょう。
 ログナスは自分が不利と悟るとすぐに降伏します。
 その後の処置についてはPCの判断に任せます。

[ログナス]
  モンスターレベル=2 知名度=5 敏捷度=21 移動速度=21
  出現数=単体 出現頻度=頻繁 知能=人間なみ 反応=敵対的
  攻撃点=11(4) 打撃点=10
  回避点=11(4) 防御点=5
  生命点/抵抗値=16/11(4) 精神点/抵抗値=16/11(4)
   シャーマン1LV シーフ2LV
 説明=PCたちに出会ったら即座に『闇のランタン』をつけて闇に顰みつつPCを攻撃します。
 シャーマン以外のPCは彼と戦闘を行う際には攻撃と回避に−4の修正が加わります。

『闇のランタン』
 このランタンに、火をともすと半径10mは闇につつまれます。
 ライト、ホーリーライト、ウィル・オー・ウィスプをぶつけることで効果をなくすことができます。

  
■グラウベルの倒し方■
 2つ方法があり、『【3】鏡の部屋』にある鏡を『【13】 肉食山羊』で手に入れたロープで『【18】 螺旋階段』に固定させて螺旋階段から見える太陽光を反射させます。
 【18】 螺旋階段→【17】タンクの部屋→【16】グラウベルと太陽光を反射させてグラウベルに当てることでグラウベルを倒すことが可能になります。
 2つめは『【7】プール』の底にある栓を抜いた後、『【17】タンクの部屋』でタンクを破壊してタンクに貯まった水を『【16】グラウベル』に流し込むことでグラウベルを倒すことが可能になります。


■エンディング■

「PC1」
 神殿に「ガタルレリ」を渡すことで高位の神官の治療を受けることが可能になり、病気の妹を助けることができます。

「PC2」
 「ガタルレリ」を神殿に渡すことでそれなりの謝礼を受け取ることができます。
 持ち逃げすると、神殿から追っ手がかかります。

「PC3」
 「ガタルレリ」を神殿に渡すことで皆の信頼と神官としての地位が上がるでしょう。

「PC4」
 「PC2」と同様に神殿から謝礼を受け取ることができます。
 値を釣り上げることができるかどうかはPC4の努力によります。

「PC5」
 精霊力の乱れは直り、あの森は正常に戻りました。

「PC6」
 グラウベルを倒せばログナスの呪いは解け通常の成長に戻ります。
 ログナスと生きて一緒に館を出ることができれば、ミリアに会わせることができます。

■シナリオタイトルが「ショウタイ」な理由■

ログナスがPC達を「招待」するから。
グラウベルの「正体」を知ることがシナリオの目的だから。
グラウベルの「ショウタイム」であったから。

 

 

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