袋小路屋敷

・ガンダルフ(「旅の仲間上」第二章「過去の影」より)

 指輪を置いてビルボが旅立ち、袋小路屋敷の主人となったフロドのもとに、久しぶりに魔法使いのガンダルフが訪ねてきます。灰色の賢者ガンダルフは、指輪が冥王サウロンによって作られた「すべてを統べる一つの指輪」であること、復活したサウロンがモルドールに拠って指輪を探していることを告げます。ガンダルフは友人のアラゴルンの助けを借りて、ビルボの前の指輪の持ち主であったゴクリを捕まえますが、すでにゴクリはホビット庄のこと、またバギンズの姓をサウロンにもらしていました。

・旅の準備(第三章「三人寄れば」より)

 ガンダルフが去った後、フロドたちは密かに旅の準備に取り掛かります。目指すは、その昔サウロンの軍勢と戦った経験もあるという半エルフのエルロンドの棲む裂け谷。しかし、滅多に旅をしないホビットのこと、目立った行動を取ればたちまち村中の噂になり、サウロンの手下の注意を引いてしまいます。フロドは引退宣言をして袋小路屋敷を引き払い、ホビット庄の東のはずれに引っ越すかのように見せかけました。この偽装工作がうまくいくかどうか、運試しを強いられることになるでしょう。

・ナズグルあらわる(第三章「三人寄れば」より)

 フロドたちが出発したちょうどその日に、黒の乗り手が袋小路屋敷に現れます。黒の乗り手とは、サウロンから人間の王に与えられた九つの指輪によって指輪の幽鬼となってしまった存在で、ナズグルと呼ばれています。九人のナズグルのうちの一人がついにホビット庄を見つけたのですが、すでに一行は東に向けて発った後でした。ナズグルはサムの父親から引越の話を聞くや、すぐさま街道を東に追いかけます。道の端に隠れて、この追跡者をうまくやり過すことができるでしょうか。

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