堕落ホビット・ヴァリアントversion0.2

目的:悪の側に人間プレイヤーを持ち込むこと。ゲームの最中、誰かが堕落ホビットになります。そのプレイヤーは密かに他のプレイヤーの邪魔をします。堕落ホビットプレイヤーは指輪を手に入れて、マスターボードの誘惑ライン上でサウロンと同じマスに着いたら勝利します。または「指輪は私のものだ!」イベントボックスに到着したとき堕落ホビットがまだ生きていた場合にも同様に勝利となります。

他のプレイヤーはノーマル・ゲームと同様に勝利あるいは敗北します。他のプレイヤーと堕落ホビットがともに敗北することもありえます。

準備:ゲーム開始前に、誰かを密かに堕落ホビットに選びます。一つの方法は黒いボールを一つとプレイヤー数分の白いボールを同じ袋に入れて、各プレイヤーに一つずつ取らせることです。プレイヤーはボールをこっそり見てから隠しておきます。黒いボールを取ったプレイヤーが堕落ホビットとなります(全てのゲームで堕落ホビットができるとは限りませんが、いるかいないかは最後までわからないでしょう)。取られなかったボールは袋の中に残したまま、袋はわきによけておきます。

ゲーム:プレイは通常通り行います。堕落ホビットがサウロンにつかまり、なおかつ指輪を持っていなかった場合は、そのままゲームから退場します。しかしゲーム終了まで正体は明かさないでください。

ターンの間に、全てのプレイヤーは他のプレイヤーが堕落していると告発することができます。告発されたプレイヤー以外の全員がそれを認めれば、告発されたプレイヤーは彼が堕落しているかどうかを示さなければなりません。

もし彼が堕落ホビットだった場合:カードをすべて他のプレイヤーに渡します。他のプレイヤーはそれを見た上で分けることができます。サウロンは一マス後退します。もし堕落ホビットが指輪を持っていた場合には、彼の右側のプレイヤーに渡します。堕落ホビットはゲームから退場して敗北します(しかし彼には他のプレイヤーが敗北する姿を観戦する楽しみが残されています)。

もし彼が堕落ホビットでなかった場合:彼のカードはゲームから取り除かれます。サウロンは一マス前進します。告発されたプレイヤーはゲームから退場します。もし彼が指輪を持っていた場合、指輪は誘惑ライン上でサウロンにもっとも近いプレイヤーに渡されます。複数いる場合には、その中で告発されたプレイヤーから時計回りで最も近いプレイヤーが指輪を受け取ります。

火山:もし指輪が火の山に到着した場合、その後の告発はできません。堕落ホビットはその正体を明らかにします。彼に指輪が渡らなければ、ゲームは通常通り終了します。もし彼が指輪を持っていたあるいは手にいれた場合は、それは火の山に投げ入れられることはありません。サイコロを振って誘惑ライン上でサウロンに到達できるかどうかを試します。サウロンに指輪を渡せなかった場合には、次のプレイヤーに指輪を渡します。次のプレイヤーがいないかサウロンが指輪を手に入れた場合は、堕落ホビットの勝利です。指輪が破壊された場合は、堕落ホビットの敗北です。

特別:「金と銀のベルト」あるいは「ミスリルの鎖かたびら」を火の山で堕落ホビットに対して使うことができます。もしサムが堕落ホビットだった場合、火の山においてのみ特殊能力を無視することができます。「ガンダルフ:治癒」と「エレスサール」はいつでも堕落ホビットに対して使うことができます。

コメント:これで互いのカードの内容を秘密にすることに意味が出てきます。旅の仲間の友情は試練にかけられます――疑惑を乗り越えて信頼にいたることができるでしょうか? 怪しい行動に注意してください。堕落ホビットが勝つ方法は指輪を手に入れて誘惑ライン上でサウロンのもとへ到達することです。また必要なカードを持っていない振りをしたり、ライフトークンやシールドを減らすようなカードプレイをしたり、サム以外の誰かがサイコロを振るように仕向けたりすることです。このように旅の邪魔をすることで他のプレイヤーの目的の達成はさらに難しくなります。また、自分のターンにカードプレイをせずにカードの補充を行うこともできますが、あまり頻繁に行うと他のプレイヤーから疑われることになるでしょう。

――マイク