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BoycottAdvance (v0.2.8) の解説

Last Update : 2003/05/17


ゲームボーイアドバンスエミュレータ「BoycottAdvance」

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1. 「BoycottAdvance」とは

 読みは「ボイコット・アドバンス」。通称「BA」。製作者はGBエミュ レータ 「Boycott」や NGPエミュレータ「NeoPocott」 や アーケードエミュレータ「CottAGE」 を手がけるフランスの Gollum (Julien Frelat) 氏 です。この他に Lynxエミュレータ「Handy」 の製作者 Dysfunction (Keith Wilkins) 氏を始め、数人のメンバーが開発をバックアップしています。ただ、2003年5月のリリースを最後に長らく開発は停止しており、終了したものと考えられます。

 BIOS機能を自身で再現し、リアルタイムセーブ機能、録音機能、ムービー機能、デバッガ機能など、一通りの機能を搭載したGBA エミュ レータです。性能は、一時期は肩を並べていたGBAエミュレータ「VisualBoyAdvance」に劣りますが、かつては動作スピードやサウンドには定評がありました。

 他のプラットフォーム向けの移植版もリリースされています。Mac OS X版、SDLポートのLinux版、Windows版、BeOS版、FreeBSD版Java版

必要システム
 動作に要求されるPCスペックは以下のとおりです。フレームスキップなしとなると、1Ghz並のCPUが要求されます。N64エミュレータやPS1エミュレータとは違い、ビデオカードの種類に特別な制約がないので、低スペックPCでも動作するには動作しますが、快適なプレーとなるとかなり厳しくなります。

OS Windows 95/98/ME/2000/XP
CPU Pentium III 500MHz (Pentium III 700MHz以上推奨)
描画 DirectX (要バージョン7以降)
その他 キーボード、またはジョイパッド、GBA BIOSファイル(任意)

配布形式
 このソフトはフリーウェアです。エミュレータ本体は公式サイトから入手できます。Windows版のアーカイブ内には以下のファイルが含まれています。

BoycottAdvance.exe エミュレータの実行ファイル
BoycottAdvance.ini エミュレータの設定ファイル (起動後出力)
lame.exe MP3形式エンコーダーソフト
readme.txt Readmeファイル


2. GBAのエミュレート

 ファイルメニューの[Laod ROM...](ROMの読み込み...)でゲームを起動できます。ファイル形式はGBAファイルの<*.gba>と<*bin>と<*.agb>、圧縮ファイルの<*.zip>と<*.gz>です。
 この他の起動方法として、ウィンドウへのドラッグ&ドロップ起動、コマンドラインからの起動ができます。

 操作キーは以下のように割り当てられています。これは設定から変更可能です。

GBA キーボード ジョイパッド
方向ボタン カーソルキー 方向ボタン
Aボタン Zキー ボタン1
Bボタン Xキー ボタン2
Lボタン Sキー ボタン3
Rボタン Aキー ボタン4
Startボタン Spaceキー ボタン5
Selectボタン Enterキー ボタン6


3. セーブ機能

 ゲームのセーブデータは読み込んだゲームファイルと同じフォルダに出力されます。

ノーマルセーブ
 実機では実際にカートリッジ内部に書き込まれれるセーブデータです。ファイル形式は<*.sav>です。エミュレータを終了した場合などに自動的に出力されます。

リアルタイムセーブ
 エミュレータ独自のセーブデータで、エミュレータ上で動作しているゲーム状態そのものを保存します。ファイル自体は容量節約のためGZIP形式で圧縮されています。ファイルメニューの[Choose State Slot](スロット選択)でスロット(10スロット分)を選択し、[Load State](状態セーブ)でセーブ、[Load State](状態ロード)でロードです。ファイル形式は<*.cot>や<*.co?>です。


4. 設定 (その1)

 ウィンドウメニューで以下の設定ができます。

ウィンドウサイズ
 [Zoom x 1-4](ズーム)はウィンドウサイズをx1-x4から変更できます。

FlashROMのタイプ
 [Select FLASHROM ID](FlashROM IDの選択)はセーブタイプの1つFlashROMのチップの種類を変更できます。基本的に[None]以外を有効にしておいてください。

ネットワーク通信機能
 旧バージョン0.2.6に存在した[Connect As Master GBA]や[Connect As Client GBA]のメニュー項目は、灰色表示で使用できません。チャット機能付きのTCP/IP接続とLAN接続による通信機能が実装される予定でしたが、実際に通信が全く同期しなかったため実装は断念されています。


5. 設定 (その2)

 オプションメニューで以下の設定ができます。

スピードの設定
 [Frameskip](フレームスキップ)は0-5までのフレームスキップ値を調整できます。また、[Auto](自動)はオートフレームスキップ機能です。[Auto Speed Throttle](自動スピード抑制)は60FPS前後にスピードを抑制する同期処理を行います。
 [Improve Speed vs Accuracy]はスピードの重視、[Improve Accuracy vs Speed]は精度の重視を意味するオーバークロック機能です。GBAダイレクトサウンドA/Bの出力クオリティやスプライトの表示処理が調整して、内部処理のスピードアップが可能です。
 [Show FPS](FPSの表示)はタイトルバーにFPSを表示させます。[Show FPS in percent (%)]はパーセンテージ形式でのスピード表示です。

サウンドの設定
 [Sound Enable](サウンド有効)と[Sound Channels](サウンドチャンネル)の有効/無効を設定できます。特殊な出力形式として[Reverse Sound Stereo](リバースステレオサウンド)があります。
 [Sound Recording (WAV/MP3)](サウンド録音)はサウンドを録音する機能です。WAV形式での録音が終了した直後にLAMEというMP3形式エンコーダーソフトが自動的に起動し、MP3形式の変換処理も行われます。このWAVファイルとMP3ファイルは読み込んだゲームファイルのフォルダに出力されます。

BIOSの設定
 BIOSのファイル名は特に決まっていません。[Select BIOS file...](BISOファイルの選択)でBIOSファイルを選択し、[BIOS Enable](BIOSの有効)を有効にすることで有効になります。これはZIP/GZIP形式で圧縮したBIOSファイルも読み込みも可能です。なお、ゲーム中にここを切り換える時は、いったんゲームをリセットする必要があります。[Skip BIOS boot](BIOSブートのスキップ)は読み込み時のロゴ表示を省略できます。
 [Skip Intro Hacks](イントロハックのスキップ)はゲームファイルに含まれているイントロをスキップして直接ゲームからスタートさせます。

キーの設定
 [Change Keyboard Config...](キーボード配置の変更)はキーボードやジョイパッドのキー配置の設定です。あらかじめ用意されているキーやボタンから選択する形です。デフォルトでは以下のように割り当てられています。
 [Autofire](連射)はそれぞれA/B/L/Sボタンを連射状態に変更します。

描画の設定
 ゲーム画面を描画手段の設定で、DirectXが導入されていると、[Frame Buffer](フレームバッファ)で選択できます。一般的にディフォルトのGDI描画よりDirectDrawによる描画の方が高速です。
 - [GDI - Window Mode] ... Windows標準の描画によるウィンドウ表示。
 - [Direct Draw 7 - Window Mode] ... DDraw描画によるウィンドウ表示。
 - [Direct Draw 7 - Full Screen] ... DDraw描画によるをフルスクリーン表示。
 [Scanline Display (TV Mode)]はスキャンライン表示です。[Stretch Fit To Screen]はフルスクリーン表示時にゲーム画面を最大限に引き伸ばします。


6. その他の機能

ムービーキャプチャ
 メニューの[File](ファイル)→[Record Movie](ムービーの録画)はゲームのムービーデータ(キー入力情報)を保存できます。[Replay Movie](ムービーの再生)がその動画の再生です。ファイル形式は、独自形式の<*.bam>で、読み込んだゲームファイルと同じフォルダに出力されます。

デバッガ機能
 この機能のメニューは通常表示されないようになっています。設定ファイル<BoycottAdvance.ini>内の「DebugMenuEnable」の値を0から1に変更すると、利用できるようになります。
 また、「DebugMenuUpdates」の値を1にすると、デバッガ機能の状態がリアルタイムで更新されるようになります。

フレームスキップのカスタマイズ
 エミュレータのメニューからはフレームスキップ値は5までしか設定できませんが、設定ファイル<BoycottAdvance.ini>の「FrameSkip」を直接書き換えることで、その数値がフレームスキップ値として実際に反映します。


7. ショートカットキー一覧

 ショートカットキーの一覧です。キーを変更することはできません。

キー 機能
[Ctrl] +[O] ゲームの読み込みダイアログを開く
[Ctrl] + [I] カートリッジROM情報
[F3] ポーズ
[F4] リセット
[F10] リアルタイムセーブ
[F11] リアルタイムセーブをロード
[Alt] + [F4] 終了
[Ctrl] + [1 - 4] ウィンドウサイズx1-x4の変更
[Ctrl] + [S] サウンドの有効/無効
[Ctrl] + [M] WAV/MP3サウンド録音
[Ctrl] + [T] スキャンライン表示
[Ctrl] + [F] 画面引き伸ばし (フルスクリーン表示時)
[+](プラス) オーバークロック (スピード重視)
[-](マイナス) オーバークロック (精度重視)


8. 関連ページ



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