[1] ノーマルセーブ/バッテリーRAM/バックアップセーブ
実機だと実際にカートリッジ内に書き込まれるセーブデータです。たとえば、STGであれば得点を保存しておいたり、RPGであればゲームの途中の状態を保存しておくことで、次回からその続きをプレイすることができるわけです。
エミュレータではゲームリセット時やエミュレータ終了時に、このデータをファイル(一般的には<*.sav>というファイル名)として出力します。実際のゲームのセーブデータそのものなので、基本的にどのエミュレータでも共通のファイルです(エミュレータ間で流用が可能)。なお、このようなセーブ(バックアップ)機能を持っていないゲームもあるので、その場合は何も出力されません。
ちなみに、実際のセーブタイプの種類としては、GB/GBCには1タイプ
(SRAM) 、GBAには3タイプ
(SRAM>、FlashROM、EEPROM) が存在します。
[2] リアルタイムセーブ/どこでもセーブ/状態セーブ/クイックセーブ
エミュレータ独自のセーブデータで、エミュレータだからこそ実現可能な代表的機能の1つです。エミュレータ上で表示されているゲームの状態そのものを、いつでもどこでもそっくりそのまま保存できます。そして、保存したものをいつでもどこでもそっくりそのまま読み込むことができます。
エミュレータによっては、スロットという形でデータを複数個保存できたり大変便利なものです。エミュレータが独自に用意する機能なので、エミュレータ間でのデータの互換性は基本的にありません。