【30分のTVアニメを50MBのMPEG4にしよう】


  初版:18-Oct-2001
第二版:23-Oct-2001 … 主にインターレース解除の手順を変更
第三版:25-Oct-2001 … インターレース解除の手順を変更。その他。
第四版:08-Nov-2001 … インターレース解除の手順を変更。


 ・有用なフリーソフト作者様達には感謝。感謝。感謝。
 ・なんかツッコミとかあったら歓迎。
 ・でも内容の正確さは問題にしていないので、正しい正しくないはどうでもいいです。まあ言ってくれれば直すけど。


【概要】
 本編20分前後のアニメ1クール(13話)をCD-R1枚に収める事を目的として、1話あたりのサイズで50MBを切る動画を作成する。 そのためのサポートとして、私がやっている手順を淡々と書き記します。知ってる人がわかればいいので適当。なお、随時やり方は変動する(最適化する)ため、良い方法が見つかり次第このページはウソになります。

【おれの主な環境】
 <ハード>
   PC … PentiumIII 866MHz のパソコン
   キャプチャボード … アルファデータ AD-TVK52Pro 。チップはたぶん bt848 が載っている。
 <ソフト>
   Windows2000
   ふぬああ
   aviutl と各種フィルタ
   TMPGEnc



■キャプチャ■

 『ふぬああ』 640x480 で取り込み。ソースはもろもろ。ビデオコーデックは、PIC MJPEG の19。 RGB24bit。30分番組でだいたい 5GB〜6GBくらいになる。Windows2000/NTFSなんで分割とかはしない。


■編集■

【1.TMPGEnc】

 aviutl は1GB超のやつを扱えないので、一度 TMPGEnc で読み込ませてプロジェクトを保存する。 この時に早速インターレース解除をしてしまう。


インターレース解除

 ソースがTVの場合フィールドオーダーがどっちか決まってないようなので、トップ or ボトムのどちらが先かを確認しておく。方法は『インターレース解除』の設定画面にして1コマずつ送ってみる。わかりにくい場合は、aviutl で『60fps読み込み』にすれば一発でわかる。で、動きがおかしかったら変更する。

 TMPGEnc では『インターレース解除』 と 『24 fps化』 の方法があるが後者を使用。30 fps 化の偶数フィールド偶数・奇数フィールド(フィールド・アニメ適応2)。しきい値は5(デフォルト 600)。 そんで、今この場で実行する。うちの環境でだいたい実時間+αくらい。

 この時ついでに 15fps にしとけば、 aviutl に渡すデータ量が減ってエンコード時間が節約できる。かもしれない。



【2.aviutl】

 上のプロジェクトを読み込んでCMとか余分なとこをカットする。キーカスタマイズが出来るので、よく使うのはキーボードに割り当てておくといい。
 んでとりあえず初期設定の一部を書いとく。

 ・サイズの変更 … なし
 ・フレームレートの変更 … なし
 ・インターレースの解除 … なし
 ・インターリーブの設定 … 0.5秒

 んで本題。フィルタ設定。以下。


よく使うフィルタ

 フィルタをかける順序は極めて重要。よく考えて行うべし。

ソースが綺麗なとき
ソースがビデオとか、ノイズがひどいときはWavelet_CbNR などで。(めちゃ重)  


 


下の3つくらいはメンテしてないので参考にしないように。





スムーズダウンFPS

 使用しません。


ウェーブレット・ノイズフィルタType-G

 微調整して毎回変えるのがいいけど、めんどくさいので経験上汎用できるこの設定に落ち着いた。ソースが汚かったらもっと強めにかければいいし。サイトのほうに使い方がわかりやすく説明してあるので、よ〜く読んでおくべし。

 色差の輪郭線を基準にフィルタをかけるので、取り込みノイズを飛ばすのに使ってます。PCI ノイズとかビデオの性能が悪いノイズとかチューナーのゴーストとか、ザラザラしたやつ。

 この後に後述のノイズ除去フィルタと組み合わせるのが吉。



ノイズ除去フィルタ

 強めにかける。主に、JPEGノイズを取る目的と、ウェーブレットフィルタの漏れを補完する目的で使います。



シャープフィルタ

 ビットレートが低い動画を作る時は、ぼかしたりして情報量が少なくなるので、そのぶんハッキリとした輪郭線を保つ必要がある。 アニメでの黒い輪郭線と、OP/ED等の字幕を浮き立たせるのが目的。強くかけすぎるとモスキートノイズがひどくなるので軽めに。



色調補正

 ソースに応じて使ったり使わなかったり。番組によって明るさとか全然違うし、ビデオ端子からの入力の場合と内蔵チューナーからの取り込みの場合とでは随分と変わってくる。また、鑑賞する時PCで再生するかTV出力にするかという前提によって、設定も違ってくる。まあ好みに合わせてうまく統一するしかない。

 キャプチャ時の明るさが最適に出来た時は使わないことも多い。でもキャプチャ時は白飛びが怖いので、若干暗めの設定で取り込んでおいて色調補正で明るくするのが安全かも。



YC伸張フィルタ

 詳細は付属の説明を読むべし。

 ここでの目的は、「黒は黒く、白は白く」ということ。PC用ディスプレイの場合どうしても輝度が変わってしまい薄く表示されてしまうので補正します。ソースによって最もいじるフィルタの一つです。いじるのは上の2つ Y(lower) Y(upper) で、特に上の lower を 10〜50 くらいにすることが多く、黒の輪郭線の様子を見ながら触ってます。upper のほうはソースが明るくて白飛びしてる箇所が多いときにかけます。触ってみれば効果は一目瞭然なので、細かいことは省略。

 ほどほどにしとくのが吉。



低域通過フィルタ
3次元補完サイズ変更

 2つはセットで。

 低域通過フィルタでは、縮小する事を前提とした画像を、綺麗に縮小できるように最適化します。タップが大きいほど綺麗に、そして重くなる。方形波窓にして 3〜5 くらいでもいいけど、8くらいにしてブラックマン窓にしとくのが良さげな感じ。そんでこの直後にサイズ変更します。

 aviutl の設定での 『サイズの変更』 はしないほうがいいみたい。知らんけど。



プロジェクト保存する

 あと、環境もちゃんと保存しときます。
 次に使うときは、適当にいじると変な設定で上書きされちゃうので気をつけます。バックアップを取っておくくらいしたほうがいいかも。


■エンコード■

 TMPGEnc で、先ほどのプロジェクトを読み込みます。D&Dするだけだけど。



MPEGの設定

 だいたいこんなもん。

15fps, 動き検索制度は最高画質。 ノイズ除去はだいたい必ず行う。
ビデオソースだった場合で下を切るときはクリップ枠とか。

20-4-0 高画質モード。
aviutl でのノイズ除去では2種類のフィルタ(場合によってはWaveletカラーの2つも入れて計4つ)を使ったが、これでとどめを刺す。必須といっていい。

なんせビットレートが 250 なんで、時間方向にフィルタをかけると変なのがついてくるみたい。ゼロを推奨。
サンプル画像は非公開。

15フレームのため規格外構造。全部 I ピクチャとかやってみたけど全然かわらん。
シーンチェンジ検出は必須。
量子化はデフォルトで。
ブロックノイズをソフトにする。aviutl で既にこれでもかと情報を削っているので、実はこれ以上ぼかしはかけたくない。ギリギリのところでの作業なので軽めに。ちなみにデフォルト35。





保存

 プロジェクトを保存します。 (そのままエンコ開始してもいいけど、失敗した時とかのことも考えて、プロジェクトを読ませてバッチエンコードでやります)

 コーデックは、
 ・Video : MS-MPEG4 V3 ;8-50-250 かな。いつもは。
 ・Audio : MPEG Layer-3,56kbps,24kHz,16bit,stereo フラウンフォーファのやつ。

 んで名前をつけて保存。
 上記の設定で、うちの Pen3-866 にて 20000フレーム(だいたい22分ちょっと)のアニメをエンコードするのにかかる時間は、だいたい4〜7時間。2つか3つ同時にセットして、エンコード後シャットダウンのチェックを入れて、そのまま寝て朝会社に行く。

 終わり。ご苦労さん。んじゃ。



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