●すすめられるがままに…な本たち●

[2000上期]  [2001上期]

「女王陛下の薔薇2 -秘めたる花園-」
《女王陛下の薔薇2》
三浦真奈美 中央公論新社 2000/07/02

 婚約を破棄されてブランカと都に戻ってきたエスティは、実家に帰ることもできずホテル住まいをする。親の言うなりになることは、もうできないと思ったエスティは物を書いて日々の糧を得ることになる。ブランカはカレッジへ進むことに注力し、そしてセシリアは自らの体調とも戦っていた。
 昔の作法というのに囚われているエスティが、はしたないと思いつつも少しずつ必要に迫られつつ、変わっていく。自己嫌悪しながら震えおびえながら頑張るエスティは、いいです。ブランカは素直でいいです。癇癪を起こしながら、自分の道を進むセシリアは、痛いです。セシリアにとってエスティは聖域であるという言い方は、いい感じ。しかし、想像してしまうのは、「エスティ=アンネローゼ、セシリア=ラインハルト、エイダン=キルヒアイス」 いやもぉ、キーちゃんとアンネローゼ様はラブラブにしちゃってくださいって思います、ハイ。
「夢の守り人」
《守り人 三部作 3》
上橋菜穂子 偕成社 2000/07/05

 タンダの姪が眠りから覚めなくなった。一の妃も、そして皇太子チャグムまでもが夢に囚われる。魂が<花>に囚われてしまったことを知るバルサは、師であるトロガイに断りもいれずに彼らを追い、捕まってしまう。 一方、旅の途中、ナグムに出会うバルサ。その歌声をタンダにも聞かせてやろうとタンダの元に戻るが……。
 タンダがメイン。けれど、トロガイ師、シュガ、チャグム、バルサと「精霊の守り人」のメインキャラたちが登場してきて嬉しい一冊。 何が嬉しいって、バルサとチャグムの再開シーンでしょうか。今回の別れるシーンも捨てがたいけれど。苦しいチャグムがね、いいのよぉ。
 バルサを想いつつ、それが叶わないとも知っているタンダ。しかし、今回人の変わったタンダを前にバルサもいろいろ考えた様子。生い立ちが生い立ちなだけに、そう簡単には上手くいかなさそうだけど、彼らには彼らの未来がありそうで嬉しい。チャグムも王となるであろうけれど、型破りの王になってそしていつかバルサたちと再び会えたらいいなぁと…ってこれは小学生の読書感想文か?
 三部作と書かれてました。ということはこれで終わりか。残念。 
「エスカフローネ」
山口亮太 角川スニーカー文庫 2000/07/07

 映画「エスカフローネ」の補完本。
 映画ともちょっと設定が違ったりするものの、映画よりも説明が入ってて(そりゃ言葉なんだから当たり前ですか?)納得ができます。バァン×ひとみの人は読まなきゃダメでしょう。
 しかし。フォルケンファンは読まなくてもいいかもしれない。……まだ、映画の方が自分で補完できたから救いがあったかも。こっちのフォルケンは、弟も然る事ながら好きな女の気持ちもわからずに暴走してしまう様な困ったちゃんです。とほほ。 違うんだ、兄上はそんな人じゃないんだ。とほほ。あ、でもこっちは兄者だよ、別モンじゃん。でもとほほ。 も、最後の「懐かしい……響きだ……」とか言っちゃう辺りも、あの設定では「あはは、自分、馬鹿でしたー」てなもんだよ。とほほ。 あああああ。だめだ。自分的にはつらいー。
「これは王国のかぎ」
荻原規子 中央公論新社 2000/07/16

 失恋して泣いていた女の子が、魔神族(ジン)になってアラビアンナイトの世界を駆け巡る。
 …ある意味、異世界モノ。 エスカを見た後にこれかい、って感じなんだけど、後ろ向きなんだか前向きなんだかわからないけど、結構元気な上田ひとみ=ジャニが頑張ってて気持ちいいかも。ハールーンはカッコよかったね。いつか、そのハールーンと<外>で出会えるんじゃないか、という締め方は「光の中へ」より「指輪」がいいというのに通じるものがある…と持っていくのは短絡的かな。
 これも結構いいけど、やっぱり勾玉シリーズが一番好みです。
「華仙乱舞」
《冥界武侠譚1》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/07/21

 美貌の仙人、華陽とその下部・斑(神犬)のお話。冥界の王・閻羅王が行方不明が原因で混乱が起きているから冥界へ行けという、腹違いの兄・次郎真君の命令で冥界へ出掛ける華陽。
 のんちゃんに薦められて読んだんだが、頭からっぽ系。ラクチンに笑えておうけい。 ありがちですが、美形で性格がひねてて、女装して遊んだり、女はよりどりみどりな地仙・華陽。ふーんて感じ。斑もかわいいが、ふーんって感じ。 自分の好みは能天気に強くてなんかありそな耀東。しかし髭そったら美形…それも髪が黒ときたら、青々してそうでいやーんて気がします。
「女王陛下の薔薇3 -棘の痛み-」
《女王陛下の薔薇3》
三浦真奈美 中央公論新社 2000/07/24

 議会に召喚されたエスティ。元婚約者であるシン・シェルバーンは女家庭教師リディアと結婚して都に帰ってくるが流れ行く情勢に翻弄され、解雇され、泥沼。リディアがエスティにつっかかっていく。
 エスティとエイダン・グレイの仲がらぶりぃ。
 『いい歳をしてそんなだから、なかなか結婚できないんでしょうに。気むずかし屋もひねくれ屋もそろそろ廃業しないと、一生独り身で過ごすことになりますよ』
ああ、年の功というか夫人のナイスフォローですわ!くしゃくしゃしてしまうエイダンさんがあーらぶりーったららぶりー。こういうカップル好きなんだわー。そうですね、「楽園の魔女たち〜七日間だけの恋人」のフレイ&ファリスが好きならお薦め!と自分では思ってます。
 エスティは弱いようで強い…、面白いです。健気にしたたか、って感じかな。 「どうせあたしなんか…」と本心で思いつつ、「でもダメで元々やってみるわ」と彼女なりの勇気を喚起させる。…考えてみるとファリスよりも強いじゃないか。 物事をよく察するおじょおさんなのに、エイダンさんの気持ちだけはわからないんだよなぁ(笑) ああ、オヤクソク。 セシリアは病気のことをエスティに告白し、ある意味突端まで行っちゃった感じ。もうエスティしかいないの、と恋人ですか?てなくらい。…三角関係なのかも。
 次が最終巻になるらしいので、ちと残念。
「最遊記 華焔の残夢」
《最遊記1》
みさぎ聖 エニックス 2000/07/30

 最遊記のノベルズ。 これを図書館で借りれるんだからはっぴーらっきー(笑)
 「河に捨てられた子」「禁忌の子」「復讐」を絡めてまとめたお話。挿絵は峰倉さん。
 悟空の女装は可愛かったですね。三蔵は原作よりもクールかも。…いや、全員ちょっとクールかも。 キャラのやりとりはまんまいい感じでした。ま、どたばた大騒ぎは文章よりは絵のほうが表現しやすいし。スレとか文字表現を変えるなら別ですけど。
一番の活躍は…悟浄かな。最初から最後までなにかと出張ったのが悟浄で、彼が話を進めてたし。「母親」というキーワードの辺りは特によかったかも。「あの街には『母親』がいるんだよ」とか「あなたのお母さんだったらよかったのに」とか。ちょっと絵で見たかったかな。
個人的にもちっと活動的な三蔵の方が好み。でもま、悟空とらぶらぶ親子(爆)だったからいっかなーと。
「銀河おさわがせマネー」
《銀河おさわがせ中隊3》
ロバート・アスプリン/
 斎藤伯好
早川文庫 2000/08/03

 カジノで働くフールたち。長いカジノ勤務でいろいろと弊害も出てきたところを、新人隊員や牧師やゲストまでやってきた。その上、なつかしの惑星へ移動も決まった。
 数年振りの銀河おさわがせ中隊の新刊。
 …前作から時間はたっていない設定であったものの、とーても待たされました。中身は確かにおさわがせシリーズなんだけど、なんかいまいちつまらない。…いや楽しかったけど、ノレない。
 ガンボルト人なんて、ぼく地球のアレが想像されて「きゃうー」て感じだったのに、仲間になって彼らの気持ちがあまり見えなくてつまんない。クァルさんはまぁいいのですが、牧師ってなんの役にたったんでしたっけ? スシも本心がどこにあるのかよくわかんないし。散らばりすぎちゃって集中できない…そんな感じがしました。ビーカーのロマンスはなかなかよかったですけど(笑) マハトマもなんかどういう変化があったのか読めないし。
 隊長は、やたらお金のことばかり考えてるし。金、金、金、金…そりゃタイトルは金だけど、なんか違う気がするんだけどなぁ…。
「迷恋錯綜」
《冥界武侠譚2》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/08/05

 愛玲と北鷹、という主従が冥界に。死後、結婚を決められてその男から逃げてきた愛玲は、耀東に一目惚れしてじゃれつく。華陽も好みのタイプである愛玲にモーションかける。妖鬼が襲うこの町で、愛玲が襲われる謎を解く。

 愛玲と北鷹のどつき漫才が楽しくて、喧嘩が出来るっていいなぁと思えるそんな二人でございました。もぉ、北鷹が死んじゃう時(?)は、うるるる。「約束、守れへんかった…」ての、お嫁に行く時も付き合ってあげるからっていう約束だってのが彼ららしくていいんですわー。
 さてさて。斑も初恋を済まし(笑)、耀東はますます香雪さんに惚れまくり、ついついよく似た華陽にもむらむらきちゃうやばい展開ですが(笑)、ますます馬鹿っぷりを発揮していい感じです>耀東。うう、バカ専の血が騒ぐぜ。

「龍と魔法使い 龍の娘編3」
《龍と魔法使い 龍の娘編3》
榎木洋子 コバルト文庫 2000/08/22

 あ。2が抜けてる。どこで読んだんだろ。
 完結編。
 シェイラの最後のかけらを探しに幻が見える島へやってきたタギたち。タギがリデルらぶらぶなのはけっこーうっとおしい。ここにきて、娘のためにーっとパパママ竜が動き出すのはけっこ可愛いかも。 そんで、結末としては好きです。どうしたって単純なハッピーエンドにはならないわけで、そんな設定でシェイラが復活するのはどうしても痛みが伴う。痛いけれど愛してるよって感じでいいかなーと。タギは女たらし状態ではあるものの、彼も苦しんでいるからいいかなーと。みじめなのはタギのそっくりさんだなー。あと娘。
また外伝があるとかで。ひっぱるなぁ…この作者も。
「コールド・ゲヘナあんぷらぐど」
《コールド・ゲヘナ短編集》
三雲岳斗 電撃文庫 2000/08/23

 7本の短編集。
 マリィのお見合い話、アイスとフロスのお買い物、アイスとフロスのお料理、アイスとフロスの捨て子騒動、メルとバーンの出会い、バーンとエリスの話、バーンと切音の出会い。
 バーンがアル・バビロンでクレイジーバロンである逸話の本当のところというのが、明らかになりまして、まぁそんなところじゃろとは思っていたので別にどうということはない。あたし的にはおねーちゃん辺りについて知りたかったかな。まー、おかーさんが暇を貰って実家に帰って男爵家と縁を切っていたら…てな感じじゃないかというのが安直な予想だけど。
アイス&フロス&ネコがいると、一気にギャグになるらしい。うん、フロスが好きだから捨て子話はもうちっと突っ込んで欲しかったなー。 単純に楽しかったのはお見合い騒動だったかも。ルーファスがかあいい。やっぱ、彼の夢もお嫁さんなんだろか…。
「判官流浪」
《冥界武侠譚3》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/08/29

 偶然、閻羅王の玉じを手に入れた華陽。そして登場したのは渋い美男な閻羅王代理・包丞。玉じをちらつかせ、民の問題を取り除き、途中で耀東も合流し、やってきたのは女ばかりの町。 包丞の顔が渋る。

 おお、ホンモノが出てきてしまいました。ホモ。
 耀東はあくまでも香雪が好きだから華陽にも反応してしまうだけ。んだけど、この包丞は女は嫌いで少年がお好みとか。斑のぴーんち!(笑) もうひとり、手広いホモまで登場していやはや、なんかいや…じじぃまでおぅけいですか?
 突っ走ってるこのシリーズ、それでも嬉しいのはだんだん華陽の可愛いところが見えてきたところ。というか、自分のツボである、オヤコ系。やたら斑を苛めまくっている華陽が、斑の寝顔を見守ったり、抱きしめたり。 くくぅっ。そこはもちろん、その後に苛めが待っているんですがー。いやぁ、愛よね(はぁと)、みたいな(笑) 特に最後のシーンなぞ、オチまできゅきゅーって感じです。

「デュアン・サーク1 -魔女の森[上]-」
《デュアン・サーク1》
深沢美潮 電撃文庫 2000/09/05

 後に偉大な勇者として名が残る、デュアン・サークのへっぽこ時代のお話。ただ今、ファイターレベル2。

 「フォーチュン・クエスト」で有名な深沢さんのお話。といってもその時代設定よりもすこし遡ったお話なんだそうですが。 たまたまあったので読んだだけ。いっぱいイラストがあって、最近読めなくなってきていたリハビリにはいい感じ。
 ナニが一番イヤだったかというと、名前。姉魔女の名前がオグマっていうんだよお。FE者なら絶対にげっそりするはずだ! オグマってオグマって女名前なのぉ!? うげげげ〜。

「デュアン・サーク2 -魔女の森[下]-」
《デュアン・サーク2》
深沢美潮 電撃文庫 2000/09/06

 魔女の家についたデュアンたちは、トラップと木偶モンスターに翻弄される。

 女の子がお姫様だというのはコテコテなんですけど、レベル12のファイター様はなんかいい感じ。…なもんだから、こいつをついオグマと思ってしまうんだってば。そんで、おにーさんのようにあたたかーく見守ってるってカンジなのがまたいいかな。
 ま、さらっとよむ。

「デュアン・サーク3 -双頭の魔術師[上]-」
《デュアン・サーク3》
深沢美潮 電撃文庫 2000/09/08

 デュアンはファイターのお兄さんと共に、ドラゴンのクエストに挑む。双頭の魔術師に出会う。

 あーやっとレベルアップしましたー、とか。装備がよくなりましたー、とか。双頭の魔術師なんてものがいるのねー、とか。特別言うことはない。
 さらっとよむ。

「西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば」
《西の善き魔女 外伝1》
荻原規子 中央公論新社 2000/09/11

 辺境に暮らすフィリエルの元に、突然やってきた男の子・ルーン。 初めてみる子供は、とても異様で、数字ばかりをつぶやく。

 フィリエルとルーンの出会いと、最後にちょっとだけ女王になってからのエディリーンの墓参りの話が入ってました。
 子供なりに考えて、コントロールしきれない気持ちに振りまわされて、フィリエルがフィリエルであるゆえに「人を殺す」というレベルにまで想いが膨れ上がるところなど、読み応えがありました。しみじみ、フィリエルの母というのはこの子と同じだったんだろうなぁと。 そんで、ちょっとだけ大人のフィリエルというのは、少女時代を思い出すというシーンがあるためのものかな。もちろん墓参りは必要なんだけど。笑えたのは「あーんなことやこーんなことを」したかったルーンでしょうか(笑) あと、フィボナッチ数列ってそういうものなのかーと知りました(笑) 一番最初に知ったのは「BANANA FISH」で…(^^;

「楽園の魔女たち
〜薔薇の柩に眠れ〜」
樹川さとみ コバルト文庫 2000/09/13

 楽園に送りつけられた柩(着払い)。その中には薔薇に埋もれた吸血鬼が(いたはずだった)。気のいいファリスは彼の再出発に力を貸すことに。
 楽魔女11巻。来訪者・吸血鬼くん。話的にはマジメ。エイザードの過去がちらちらとするから、どうしてもそうなっちゃうんでしょうか。でもまぁ、吸血鬼の彼もハンターの彼も「ふーん」という程度で、お嬢さん達には大してちょっかいもかかりません(笑) 永遠の21歳は、すっかりお父さんになっていて、娘たちが可愛くてならないとこが、なんともらぶりー(笑)
ナハ「…嫁に出したくないだろ。」
エイ「…許しません。」

とか、いい感じですぅ。泣く子に勝てない師匠が可愛いですーっ
 ファリスちゃんは何気に髪の毛を伸ばしてて、今回弟に貰ったかつらをつけて女装します。なにかと堅くなっちゃうファリスちゃんにナハさんがリラックスさせてるですが。…可愛くていいのですけど。でもあたしの心の中では「フレイーっ!ナハさんはいい男だけど、ファリスちゃんにはフレイなのーっ(焦)」の叫びがこだまする。 ああ、自分が小説を書けたなら同人出してたかもしれん…。フレイ×ファリスの。
「スカーレット・ウィザード3」
《スカーレット・ウィザード3》
茅田砂胡 中央公論新社 2000/09/18

 臨月に近づくジャスミン。跡取り誕生を前に画策するクーア財閥の重鎮。夫婦喧嘩のふりをしたり、いちゃいちゃのふりをしたり、子供が産まれたり、夫が海賊に捕まったり。
 ようやっと「デル戦」の影が薄れてきた気がします。「スカーレット・ウィザード」として初めて楽しめました。いろいろな場面で、いろいろな人と面して、よく似た2人と言われるジャスミンとケリー。それは気持ちいいくらい。子供が産まれて、今後どうなるのか…となんとなく想像してる。旅立つんじゃないのかなーと。そんで、銀髪のアレンジャーなる変態が登場。早々にいなくなるらしい。それはまぁいいや。 今回はダイアナ・イレブンスが活躍し、かつ、まだケリーを乗せていない頃のダイアナとD・R・スペンサー=オリジナルとのお話がありました。……なんにつけても、偉大なのは女になるらしい、この作品(笑)
「受胎狂詩」
《冥界武侠譚4》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/09/21

 華陽に恨みを持つ雲翼登場。そして耀東の突然の妊娠! 日に日にやつれていく耀東に、それを救わんとする斑ら。そして御方の影。

 斑ラブな華陽が見えて多いに嬉しい(笑)
 桃花娘ちう女性ながら知を求めて冥界に落とされた人が出てくるですが、これがまたなんとも。信じてたのにっとか馬鹿にしてえっとか鬼女の振る舞いはすべて愛する人からの別れの手紙からってんだから、コワイ。……それでも待ちますか?>真君。男なんてぇ!というのは某忍を思い出しますが(古)、それに負けて復讐を…というのは心狭い御人じゃなぁと。それでもいいですか?>真君 とか思っちゃうですよ、あたしやだなぁ、そんな女。
 耀東のピンチは耀東の愛で回避。……回避……。恐るべき最強最終最悪の対生物兵器です。こわいー。

「従者消失」
《冥界武侠譚5》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/09/22

 耀東を売った華陽。買い戻す金を貯める為奉公に出る斑。そんな斑が人形に。華陽が目の色変えて探索を始める。 御方とその周辺、そして耀東の忘れた過去がちらほらと。

 人間変わるほど華陽が怒ります。も、激斑らぶー!!!をあらわにしてくれて、あたしゃはっぴー(笑) しかし、前巻もそうだけど、華陽の過去に犯した女性関連の罪がここにきてちらほらちらほら首を絞めてます(^^; そんで、華陽の幼少を知る二郎真君以外のじーさんが登場。この人の口によって、耀東の過去もちらつき始め、おかげであの耀東が悩んじゃったりします。おお。 一国の王があの「御方」で、その跡継ぎが耀東に恨み言言っちゃってゴメンってゆってる幽閉されてる彼で、その弟が耀東いじめしてる彼なんでしょう。 しかし、矛先が斑になったことから、華陽様が怒るシーンが増えそうでうれしー(笑) でも斑はぴーんち。

「時空のクロス・ロード」
ピクニックは終末に
鷹見一幸 電撃文庫 2000/09/26

 写真に写ったじーさんに出会ったことから、パラレルワールドと行き来できるようになった幸水。行った先は自分の住む町…しかし、崩壊した町だった。

 職場の人に借りた本。自分ではこういう短編は購入もしなければあまり読まない。あっちの世界に行って、僕の学校は戦場だったって感じで、敵の頭は友達で、その友達も大好きな人が亡くなったから、そんでボクの幼馴染はしっかりもので、素直じゃないとこが可愛くて…と、なんかパーツはそこらに転がっているもので、ちょっと組み合わせを変えてみましたっぽい。新鮮さを感じないのはこの辺りが原因?
 死んでしまった自分には会えないんだろうか、やっぱ。

「最遊記 鏡花水月」
《最遊記2》
みさぎ聖 エニックス 2000/09/27

 最遊記のノベルズ、ぱーとつー。
悟能と花喃、そしてジープの、原作にはないネタで、猪八戒を名乗って少したってからのお話。挿絵は峰倉さん。…忙しかったらしく挿絵が少ない…(泣)

 キャラは前回同様クールなまま。 寂しかったのは三蔵はお出かけしちゃったからほとんど出てなかったって事。代わりといってはなんだが、最後の峰倉さんのお言葉の三蔵様は堪能(笑)
 新事実には、よく見ればそうじゃんって感じなんだけどびっくりしました。うわ、双子ですかみたいな。不満に思ったのは、悟能の「花喃じゃなくてもよかった」的発言。八戒らしいといえばそうなんだけど…。 でも、これだと自分が今まで不満に思っていた花喃のエゴ&弱さ&狡さというのがキレイに消えるんだな。(「やっとひとつになれた…」とか言いながら、不幸に溺れ、相手の真剣さも見ず、勝手に死んだのは、八戒への嫌味じゃねぇのかとまで思っていた) やな女から一気に菩薩さまへランクアップだ>花喃。
 ジープがなんなのかも明らかに。うーん、それが終くんなの?(話が違います)
あとは突発キャラの翼くん。もうちっと使ってもよかったんじゃないかなーとか。

「デュアン・サーク4 -双頭の魔術師[下]-」
《デュアン・サーク4》
深沢美潮 電撃文庫 2000/10/11

 双頭の魔術師・金目と銀目、それにアニエスも加わってドラゴンに出会う。

 本が読めなくなるのは気分低下している証拠らしい…。双頭の魔術師、グリとグラ(笑)の幼少時が可愛い。彼らの目的がシリアスかと思いきやそうじゃなかったとこが、なんとも軽い。どこまでも軽い作品なので現時点のアタクシにも読めました…。

「魔法探偵、総員出動!」
《マジカルランド9》
ロバート・アスプリン
 /矢口悟
早川文庫 2000/10/12

 オゥズを追ってスキーヴはお休み。M.Y.T.H社の総員がポッシルトゥム国へ。今回の語りべはグィド。
 今回ほどのめり込めなかった巻はなかった。自分が落ち込んでることもさることながら、いかにスキーヴとオゥズのペアが好きなのか思い知らされました。 グィドとヌンジオこそ一緒に行動しているけれど、他の面々はバラバラなのが「つまんなーい」と思った原因の一つ。
 ま、それはともかく。グィドたちは軍を撹乱する為に潜入するけれど、思っていたのと反対にうまくいっちゃうあたりは、このシリーズの主役の運命なんでしょか。仲間達が大好きになってというのもスキーヴとほぼ一緒なんだけど。ちょっと純情なグィドはよかったんだけどね。 あとはゆったり構えているジュリー御大はカッコよかったなー。  ただ、最後の死を覚悟しているっていうくだりは突然シリアスになっちゃって「ナニソレ」状態でした。むー。なんかちょっとやっぱりスベッテた気がするな、この巻。  最後にスキーヴが登場するけれど、オゥズのやりとりはなし。水玉さんのカットにちょっとしたやりとりがあるだけなので、ぜひ次回!とっても期待!
「楽園の魔女たち
〜ハッピー・アイランド〜」
樹川さとみ コバルト文庫 2000/10/13

 打ち上げられたガラスびんに詰められた手紙を発端に、ドクター・カプラーの陰謀を暴くべく魔女たちが行動開始。お師匠様はがまんがまんでお留守番。
 楽魔女12巻。……泣けました、挿し絵全くなし。ダナティア殿下に至っては表紙にもいらっしゃいません。
 突然の進級テスト。 ファリスちゃんの不幸っぷりに磨きがかかり、出刃をぶん投げるわ、屈強の海軍軍人をはっ倒すわ、妖しい看護婦三人組にラブレター(いわくつき)まで頂いてしまうわ、の、花も恥じらう乙女19才、でも今回看護人(看護婦にあらず)。ああはやく…!はやくお嫁に貰ってくれよ、フレイ! サラはマイペースに殿下の真似や体力勝負にまで縺れ込んでたり。マリアは今回よく泣いたなぁ。殿下は…。こんな皇女いません、みたいな。そして登場した美少女シルヴィア(仮名)。一発でわかりましたわ。
 で、最近のはやりなんでしょうか、またもエイザードの過去が。 永遠の21歳は、やっぱりお父さんで、でもデザートには敵わないようで、そして誕生日を迎えたので次回から永遠の22歳になるのかな。 娘たちを思って真っ青になったり、貧乏揺すりしたり、とことん愛しちゃってます。  んで、その女、誰よ。……よくわかりません。
 あ、今回のゲストはルーファスくんとアグネスおばあちゃん。うーん、まぁどうでもいいか。自殺願望のデッカードにはずっこけました。血文字はこの人だと思ったんだけどなー。
「放課後宇宙戦争1(オフタイム・スペースバトル)
適合指数99.9999999」
《放課後宇宙戦争1》
秋津透 ファミ通文庫 2000/10/18

 突然金髪美少女が平凡な少年捕まえて専属パイロットにして放課後に宇宙戦争する話。

 挿絵がむっちりむうにぃだから読んだ本。…こっちにこんなに描くくらいなら楽魔女に…という本心はともかく。
 とっても読みづらい本でした。「秋津節」というのだそうだが、とにかくルビが煩い。女王陛下シリーズのきゃぴきゃぴ文調はルビ付でも楽しく読めたけれど、こちらはマジメ文体で軽いルビ。このギャップに読むリズムは狂わされっぱなしでげっそり。
 主役の準がよくわからないキャラで掴めない所に、戦艦ジェーンが「えーと、…だとおもーなー」とか言われると殴りたくなる。このジェーン、ほぼロスユニのキャナルなんだが、キャナルは言葉遣いが切り分けされてて気持ちよかったのにねー。 ただ、サブキャラである部長、副部長、従妹は性格がはっきりしているので問題なし。絵が絵だけに副部長の千尋ちゃんはサラ・バーリンに変換されちまうのはご愛嬌(笑) 
 挿絵で読む読まないを決めたのはこれがはじめてかもしれない。作者には失礼だけどさ。

「虹色の封印」
《道士リジィオ4》
冴木忍 角川mini文庫 2000/10/19

 師匠が施してくれた封印が弱まり、古代神人の姿に戻ってしまうリジィオは封印を強化する為に古巣に戻る。

 角川mini文庫をシリーズの4作目、と言ってしまっていいのかわかんないけれど。 このmini本だけは図書館で手に入らないのだったり。のんちゃんさんきゅー。
 兄弟子たちが登場。ルーチェンも登場。時を越えたお話だったけれど、それでもリジィオの力は強いらしい。むー。 ま、とにかく封印の指輪をGETできた、という話。

「久遠の微笑」
《道士リジィオ5》
冴木忍 角川mini文庫 2000/10/21

 短編3作。美女ばかりの肖像画に殺人事件、徹夜のまま仕事して幽体離脱、もっと短編な3作。

 それでなくてもmini本だというのに、その中に3作。そのうち1作はさらに3作。なんなのだ一体。 ま、mini本だからできるという話もあるなぁ。下手にのばしてもつまらないし。一番最後のおばあちゃんの思い出話がよかったな。

「デモン・スレイヤーズ!」
《スレイヤーズ15》
神坂一 富士見ファンタジア
文庫
2000/10/21

 スレイヤーズの最終巻。

 ずっと読まなかったのは前の話を忘れちゃったから、読み返そうとか無謀なこと考えていたから。 結局この巻だけ読んだけど、なんだかのう…という。
 リナとガウリィがらぶらぶになるのは全然OKなんだが、結局のところなんも解決してないどころか「あはは次はこいつらが敵よん」とばかりになんちゃら王が登場してる。 実はこいつが…とか、人間を嫌いにならないで…とか、オヤクソクを散りばめつつ、リナ風のテキトウ加減で最後まで行っちゃって。もう、はいはい終わりたかったのーそうなのーって邪推しちゃう。つまんなかった。

「美姫幻戯」
《冥界武侠譚6》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/10/23

 記憶をなくした美女一人。涙にぬれる子犬を見るとなんだか無性に大切かつ苛めたくなる。美女は香雪と名乗り、侍女の金鎖は彼女に傾倒する。

 記憶をなくした香雪はやっぱり香雪で華陽だったりするわけで、ああこの本性そのままなんだなぁと(笑) そして、その本性まんまな香雪=華陽は全部忘れてしまっても仔犬のことを、仔犬がいたことを忘れません。 くう。 あーツボ(笑) 耀東を忘れないところも、ほほーとか思いますが、それより何より斑です、斑! 今回も泣くだけ泣きましたが、この子の「泣き」は全然イヤじゃない。華陽じゃないけどかいぐりかいぐりしたくなるような泣き。ぎゅーってしたいぎゅーって!
 今回のお話はあくまで最後の最後に起きた事象の為のお話。…なので、間違って最後を先に読んじゃいけません。あたしの心の叫びも、華陽と耀東に重なっておりました。 ううう(泣)

「龍と魔法使い 外伝1」
《龍と魔法使い 外伝1》
榎木洋子 コバルト文庫 2000/10/24

 タギの両親を探して旅に出る。

 タギの全てがここに明らかになります。 何もここまでハッピーエンドじゃなくてもいいのでは?と思うくらい、これでもかこれでもかと全てうまくいきます。 あまりにうまく行きすぎて、ちとげっそり。 そりゃね、立ち向かうタギはエライですけどさ、ソレが全て成功に繋がるのはちょっとねー。 だいたいお父さんが生きているのは嘘でしょう。
 リデルも鬱陶しい。 たぶん、理想なんだろうなー強くて優しくて自分を犠牲にするってのが、作者の。 わかるんだけど、こういうの見るとどうも引いてしまう。 でもやっぱり幸せになりたい!っての、わかるけど、「この地から離れられないなら、あたしが彼らの“帰るところ”になろう」という風にはならんのかな。 …というのはあたし好みの強さですが。
 何気にセレイアとレンがらぶらぶになりそうで、ここの二人は強そうでいいかも。

「魔剣伝 暁ノ段」
流星香 新潮社 2000/10/31

 特別な雰囲気を持ち、美しくなよやかなシナ。数奇な運命に翻弄され、今はただ鬼の面をつけ舞う。

 この作者の本は初めて。 そんなにくどくないです。 シナが美しくて神々しくて言うことを聞かずにいられないというのを何度も何度も表現されるんだけど、思ったほど鬱陶しくなかった。 たぶんシナがあまり自らの意思を持って行動するということがなかったからじゃないかと。 自分の大切なふたりを殺されて、鬼になりたいと思うシナ。 能を教えた人もよかった。 決してひとりではなかったけれど、その特別の性質からそうならざるを得ないんだろうなぁ、と。 これからどうなっていうのか…と続きを待つ。

「放課後宇宙戦争2(オフタイム・スペースバトル)
太陽系不正規艦隊」
《放課後宇宙戦争2》
秋津透 ファミ通文庫 2000/11/05

 仲間の混在部隊がやってきて、ジェーンと一緒に戦うことにさせちゃう話。

 読みづらいことは変わらなくても、話が展開してきたのでちょっとはマシになった。
 おそらく、サブキャラが活躍したから。 新キャラのバクチン和尚とか、コピとかアンナちゃんとか宇宙人と艦な皆様とかが、個性あるキャラクターなのでそこに癒されたのかも。  しかし、主役の準はやっぱりイマイチ掴めない。ジェーンはあんまり喋らなかったからよかったけど。
 既に放課後宇宙戦争じゃなくなってます。準君、長期休暇入ってるしー。

「天高く、雲は流れ9」
《天高く、雲は流れ9》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/06

 第二藩王領にギャオルーとナジュワーンがやってくる。己を殺した藩王らに復讐する為に。 それらを迎え入れるフェイロン。そして父と対面するパジャ。

 登場したナジュワーンがこんなキャラクターだとは思わなかった。 …か、軽い…(笑) というか、優しいんだろうな。優しいのはパジャも一緒、その融通の効かないところは誰に似たんだ?>パジャ。 このパパもステキ&驚きましたが、何より驚いたのは義兄ギレフの告白。 …そっかー愛しちゃってタかー(^^;;; こんな簡単にもーほーが活躍してるのはびっくり。 そんな時代なのか。 ハーラーンもパジャを愛しちゃってるんじゃないかと勘ぐっちゃったよ、あたしわ。 第二藩王家の複雑な愛憎劇は皆殺しで終幕(^^; おいおい。
 いつものとおり、「なんとなく」で話を進めるフェイロンはどうでもいい。 でも生死不明のパジャは心配。 敵はまた蠢いているし。 忘れられたと思っていたペルタルニックが動いててちょっと笑った(^^;

「ギャラクティックの攻防[上]」
《銀河の荒鷲シーフォート6》
デイヴィッド・ファインタック
 /野田昌宏
早川文庫 2000/11/09

 シーフォートは国連事務総長に返り咲き、息子は己の信じる環境保護にひた走って家を出ている。 士官学校で、そして会場でテロリストたちが行動し、シーフォートは大怪我をしてしまう。

 第6巻。 未だニックの愚痴を聴く自分はどうかしてるかもしれない。 でも読んじゃうんだよなぁ…。 と思っていたら、今回は何がどうしたのか苦痛なくどんどん読めてしまう! 何がどうして!?    わかりました、親子モノだから。 それもP.Tだけじゃないところが、追い討ちをかけてるみたい。 しかし、ヴァクスが亡くなったとき凄く衝撃だったけれど、アレクセイが突然亡くなったのにはこれまた衝撃をうけました。しくしく…。
 しかし、一番衝撃だったのはP.Tとジャリッドがくっついてたこと(^^; おっとぉぉ。いやその気はあったよ、確かに。ただし、P.Tはバイ(?)らしいですが。 前に読んだ「天高く…」でもアレだったから、連続しちゃっていやもうなんだか(笑)
 今回感じているのは、ニックが凄く老けたこと。そりゃ60歳だそうだから老けもするんだけど、おかげで涙もろくなってたり、丸くなったところも多々。これがまた読みやすくしてるのかもしれない。 偏屈は偏屈なんだけど、すぐ折れる気が。 ただ折れるのではなく、非を認めるから嫌いになれないんだな、うん。

「旅立ちは突然に」
《<卵王子>カイルロッドの苦難1》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/14

 王子・カイルロッドは顔はよくて性格も温厚だが、卵から産まれたという経歴を持つ、盆栽が趣味の好青年(笑) ある日、乳兄弟の店で酒を飲み目覚めてみたら国が石化してしまっていた。

 冴木さんのシリーズ。おとーと様はこれが一番好きらしい。あたしはパジャがいるから「天高く」の方がいいかなぁ。
 カイルロッドやイルダーナフには文句はないけれど、魔女ミランシャのコスチュームがいただけん。そんな見て見て〜な服を着ておいて恥ずかしがるなど、ダメすぎ。 ま、そんなことはどーでもいいのか。卵だったり馬だったりするシチュエーションは新鮮だけど、王子様が王国を救おうとして自らの生い立ちをも知るであろう旅に出る、ってのはありきたり。 ありきたりだからこそ、キャラやその他小細工に魅力がないとダメなわけで、そういう意味でもうひとつ。結構好きだったのはカイルロッドのお父さんである王様。王妃一筋で「息子が遊んでくれない〜」と泣くのがいい(笑)

「出会いは嵐の予感」
《<卵王子>カイルロッドの苦難2》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/16

 ツァオ姉弟との出会い、そして別れ。

 ツァオ姉弟の描写がもうひとつ足りなくて、?って思えちゃったのが残念。それ以外は、ま、ありがちーって感じで。イルダーナフが実は…とか、ミランシャが王子を好きになっちゃったりとかな。
 ツァオ姉は好きなタイプだったので、もっと掘り下げてくれたらよかったのになーと思う。弟の方も、もっと穏やかな性格なのだってのが欲しかったよな。最後まで、カイルロッドのことを坊やと呼ぶ姉がイカス。

「愁いは花園の中に」
《<卵王子>カイルロッドの苦難3》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/26

 水妖に襲われた一行。一人はぐれたカイルロッドはパメラという少女の看病を受ける。パメラは人里離れた家に祖父と住んでいた。

 なにかほろりとさせるところが、このシリーズのいいところって気がする。カイルロッドが優しくて甘ちゃんで、けれど、冴木さんの本の中で一番好きなキャラになりました。
 個人的にパメラが可愛かった。登場も可愛かったけど、消えていくのも妙に悟っていたけど可愛かった。そんで、悲劇をおこしたじーさん・ザーダックがどうしてこんなになってしまったのか、今後わかるのかなぁ…と思ったです。

「面影は幻の彼方」
《<卵王子>カイルロッドの苦難4》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/26

 ある惨劇に打ちのめされたカイルロッドをイルダーナフは赤い山の魔女の元へ連れて行く。そこでイルダーナフの娘メディーナにも出会う。

 何気に真相がちらちらと。カイルロッドだけではなくミランシャにも秘密があるということで、ちょっとびっくり。グリュウとはどういった人なのか。 フィリオリとザーダックのシーンもよかったなー。
 今回のホロリシーンは、イルダーナフとメディーナのシーン。王子を思うイルダーナフと、それをみつめるメディーナ。じんわりほんわり。 いつも出てくる隻腕の美男子(笑)エル・トパックは、自分の頭の中でキルヒアイスと化していたり。

「野望は暗闇の奥で」
《<卵王子>カイルロッドの苦難5》
冴木忍 富士見ファンタジア
文庫
2000/11/26

 イルダーナフと別れ旅を続けるカイルロッド。遺跡で自分そっくりな浮き彫りを見、そしてカイルロッドの影、グリュウが一行に加わり…。

 イルダーナフと別れたものの、イルダーナフはカイルロッドのあとを追ってます。甘やかしちゃったなーということみたい(笑) ガタイのいい賞金稼ぎのねーちゃんや発掘してるにーちゃんに出会い、グリュウはミランシャにつき、目的の魔法使いを倒してもその先があるみたいな布石が。
 今回のポイントはエル・トパックら、神殿の現状が表現されたこと。カイルロッドを追う大神官(?)は結構若い人だったり、エル・トパックは慕われながら劣勢だったり、これにフィリオリが絡んでくると思うと楽しみだな。 んで、現在メディーナがここにいるわけで。 思うに、メディーナはエル・エポックとくっつくのでわ。 あと、イルダーナフはフィリオリの…兄? と予想してみたり。

「女王陛下の薔薇4 -咲き匂う花たち-」
《女王陛下の薔薇4》
三浦真奈美 中央公論新社 2000/11/27

 新たな植民地法締結のため再びパガンに赴く特使エスティ。その一行の中にエスティ同様、特使としてエイダン・グレイも。 パガンでは藩主を探して孤軍奮闘するブランカが。

 最終巻。
 …あたしは今後三浦真奈美の最終巻は電車の中で読まないことを誓う。「ケアル」に続いてまた泣いてしまったじゃないかー(泣) えぐえぐ。
 「ケアル」に続き、いいお話でした。剣も魔法もないけれど、今回はまぁ軍隊と銃とペンはでてきたかな。女性が国を治めることも、ひとり生きていくことも難しい時世に咲き誇る女性たちのお話、というわけでした。 セシリアが「ピンクの可愛い薔薇だったのに、真紅の大輪になっちゃうなんて、納得できないわーっ」というのだけど、本当。ますます強かになってゆくエスティでした。けれどどーしてもエイダンさんの気持ちはわからないのね(笑) 換算すると36になってから結婚?エイダンさんも待ちに待ちました(笑) 勢いにまかせてプロポーズもしたのにねぇ(笑) も、可愛くて可愛くて*^^* ないすかぽーでございました。大好き。
 セシリアは、友人のエスティさえいればもう何もいらない状態だったよう。もちろんエスティが望んでそうあったのだけど、セシリアにしてみれば最初で最後の最大のエゴだったんだろうなぁ。ぐっすし。 これでエスティを泣かしたら取り殺される事必至だね。
 少々残念だったのは、セシリアの次に誰が王座についたのかってことが明記されなかったこと。古い体制に縛られた王国をセシリアは変えていったと思うのだけど。 あとはエスティの結婚式も書かれてないのは淋しかった。好きだったから。  三浦さんの次の新刊はC★NOVELじゃない…。またここで書いて欲しいです、こんな感じで。他のシリーズもきっと読む。…コバルトだけど。

「放課後宇宙戦争3(オフタイム・スペースバトル)
銀河分け目の大決戦」
《放課後宇宙戦争3》
秋津透 ファミ通文庫 2000/11/30

 コスプレしたり、でっかいのがきて大決戦だったり。

 ああ、読みづらい。コスプレの辺りはハイハイコミケ行ってるのね〜わかったってば、という感じ。疲れた。
 狼な宇宙人さんはなんかカッコよくて好き。ジェーンと準はどうやら本星に連れていかれるよう。てことは、バクチンさん他が出てこないってことよね。つまんなーい。
 ますます放課後宇宙戦争じゃなくなっていく様子。留年宇宙戦争。

「スカーレット・ウィザード4」
《スカーレット・ウィザード4》
茅田砂胡 中央公論新社 2000/12/01

 捕まった海賊を助けようとダイアナがすっ飛んでいって、それを追って女王もすっ飛んでいく。海賊の行為にエブリバデ驚愕、過去に数人驚愕、そんなところで息子が誘拐されて、怪獣大爆発。
 はまったので買おうかと思います。
 「待ってろよ。ダニエル。すぐにお母さんが迎えに行くからな。」
 「忘れるな。お父さんも一緒だぜ。」

 撃沈です。 「デル戦」が薄れたのですが、ジャスミンが怒って金色の目とか書かれるとどうしてもリィになっちゃう自分がいますけど。愛してるなぁ…。一度そう思うとケリーがウォルになっちまうし。
 さて、怒れる海賊と怒れる女王がそれぞれの過去やら何やら暴露しつつ、何気にらぶらぶ。何気におとーさんおかーさんしてるところが可愛い。 そんで何が気に入ったかってすっぱりばっさり殺しちゃったコト。こうさっくり殺すとは思わなかった。 しかし、女王と海賊はとんでもない人たちだけど、それに対抗するおじさんたちも結構すごいよなぁと、ちょっと感心。そこまで亡者になれますか。
 …親子でらぶらぶなシーンはないのだけど、これがウォルとリィだったら…とか思うのはやはり未練だよなぁ…(^^;
「LUNARシルバースターストーリー
1 風の行方」
《LUNAR1》
重馬敬 角川スニーカー文庫 2000/12/04

 アレスとルーナは兄妹のようにして育った。ある日、村に訪れた魔法使いナッシュに便乗して白竜の試練を受けに行く。そして、旅立ち…。

 ゲームのノベライズ。苦なく読めて、あーRPG…って感じ。 アレスは素直な少年だし、ルーナも普通の女の子。結構どこにでもありそなパターンだな。 生まれ変わって見守り続ける女神アルテナ…ってことは、ルーナがそれってことかな。ナルってのもきっと関係するんだろうな。  とりあえず、好きなキャラはキリー。

「LUNARシルバースターストーリー
2 夢のむこうへ」
《LUNAR2》
重馬敬 角川スニーカー文庫 2000/12/08

リバイアサンを倒し、メリビア、そしてヴェーンへ。

 アレスがひとつの闘いをこなし、ほぼ仲間が揃ったところ。挿し絵は最後のミアちゃんだけ妙に美しい。 やっぱキリーとジェシカだな。可愛いのわっ

「LUNARシルバースターストーリー
3 翔ける想い」
《LUNAR3》
重馬敬 角川スニーカー文庫 2000/12/12

 魔法都市ヴェーンで、四竜の情報を得ようと調べるアレス。考えることができて、そしてルーナも迷い始める。

 この辺になってくるとはまってガンガン読めました。 ルーナが一緒にいることでアレスの足枷になるというのは、わかりきったことで、そこを使ってくるのはまぁアタリマエっちゃーアタリマエ。こういう女の子はどーもなぁ…。戦えないからきっとアレスの世話とかしてるんだろうけど、そういう描写がないからただ心配して看病してるだけって思っちゃうのよね。ジェシカもミアも特技がある分、ルーナの頑張りが見えなくて好きになれないんだな、これが。 しかし、ミアはある意味残酷だね(笑) でもナッシュと一緒になるのはあんまりオススメしないなぁ(^^;

「LUNARシルバースターストーリー
4 風を継ぐもの」
《LUNAR4》
重馬敬 角川スニーカー文庫 2000/12/08

 大団円。

 レイクの心残りというのはなんなのか、ちょっと判断しづらいかなーと。 ガレオンがとった行動というのは彼の性格上考えられるのだけど、優しい顔したガレオンがどうもうまくリンクしない。四英雄の話はほとんどないからわからなくてもしょうがないんだが、その辺もう少し何かあったらなーとか思う。 アルテナとダインは恋仲なのかなーとかちょっと思って、レイクの心残りがルーナ(アルテナ)なのか、ガレオンと分かりあいたかったってことなのか、考えちゃいました。
 キリーとジェシカがいいでしょう。とにかくそれにつきます。

「皇帝不死」
《冥界武侠譚7》
立原とうや 集英社スーパー
ファンタジー文庫
2000/12/23

 斑が捕まってしまい、華陽はもぬけの殻。天界が、冥界が、どうなってもかまわない。ただ斑がいれば、と華陽は動き出す。

 華陽が泣きます。
 静かに、途方に暮れ、悲しみに染まっている華陽は泣けます。いいです。仔犬は仔犬でご主人を求めて鳴きます。はうう。 耀東も忘れた過去を一部知って、葛藤しつつ前に進むし。昔を知ったら考える耀東になっちゃってびっくり。華陽もびっくり。 過去といえば、華陽の過去も出てきました。幼い頃の華陽は可愛い。聡明なだけに可愛そうな生い立ちだよな。 だからこそ。斑は華陽にとって大切なものなのだってことで。わかってるってば、ツボなんだってば。 再び目を合わせて語り合う主従は、やっぱええなぁと思うのでした。耀東が歌っちゃうくらいに(笑)



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