評価の部屋

最終更新日時 :

タミヤ コミュテータークリーニングブラシ その 1 カワダ 高出力モーター用マグネットカン 14G M2S-02
とヨコモ S-PRO のカン
7 重巻ローター
スクワットのベアリング R-2ZZVC スペシャル ヨコモのブラシ YM-084 トリニティ D4 のカン


タミヤ コミュテータークリーニングブラシ その 1 (2002//)

 タミヤからも 11T などというモーターが発売されるにいたり、コミュのクリーニングという避ける事のできない問題が出てきました。タミヤ的にはコミュ用旋盤などというものは売りたくないらしく、こんなものを発売してきました。けっこうよさげなので、評価してみました。

 片方のみをクリーニング・ブラシに交換して、7.2V で 2 〜 3 分無負荷で回すというのが本来の使用方法ですが、私は 4.96V で 10 分間無負荷で回しました。プラス側のみをクリーニング・ブラシに交換しています。熱を持たせるのが嫌なので、モーター用ヒートシンクをつけて、ファンで冷やしながら回しました。

 β-312 のみレイダウン・ブラシです。当然、クリーニング・ブラシもレイダウン用を使用しています。

 以下が、TURBOdyno での測定結果です。どのモーターも、サーキットで使用後、何の手入れもしていない状態です。

  クリーニング前               クリーニング後               クリーニング後 - クリーニング前

  β-312 ( 0001-0210001-022 )
  RPM    TORQ  WATT EF  AMPS   RPM    TORQ  WATT EF  AMPS   RPM    TORQ  WATT EF
  21547,  1.1,  18, 51,  7.0   23390,  0.9,  15, 44,  6.8   1843,  -0.2,  -3, -7
  21036,  1.9,  30, 60,  9.9   22766,  1.9,  32, 65,  9.9   1730,     0,   2,  5
  19917,  3.4,  50, 66, 15.0   22771,  3.2,  54, 72, 15.0   2854,  -0.2,   4,  6
  19541,  4.7,  67, 67, 20.0   22488,  4.5,  74, 74, 20.0   2947,  -0.2,   7,  7
  19582,  5.9,  85, 68, 25.1   22031,  5.8,  94, 75, 25.1   2449,  -0.1,   9,  7
  18935,  7.0,  98, 65, 30.1   21457,  7.0, 111, 73, 30.2   2522,     0,  13,  8

  PRO SPEC α-213 ( 0003-0090003-010 )
  21422,  1.2,  20, 57,  7.0   22308,  1.3,  21, 60,  7.0    886,   0.1,   1,  3
  20686,  2.0,  32, 64, 10.0   21532,  2.1,  34, 69,  9.9    846,   0.1,   2,  5
  19096,  3.5,  50, 66, 15.0   20294,  3.6,  54, 72, 15.0   1198,   0.1,   4,  6
  18446,  5.0,  68, 68, 20.0   19558,  5.0,  72, 72, 20.0   1112,     0,   4,  4
  17797,  6.3,  84, 66, 25.1   18727,  6.4,  89, 71, 25.0    930,   0.1,   5,  5
  17726,  7.6,  99, 65, 30.2   18223,  7.7, 104, 68, 30.2    497,   0.1,   5,  3

  S162 ( 0004-0090004-010 )
  17617,  1.8,  24, 68,  7.0   18325,  1.8,  24, 68,  7.0    708,     0,   0,  0
  17313,  2.9,  37, 74,  9.9   17974,  2.8,  38, 77,  9.9    661,  -0.1,   1,  3
  16835,  4.7,  58, 77, 15.0   17384,  4.6,  59, 78, 15.0    549,  -0.1,   1,  1
  16279,  6.3,  76, 76, 20.0   16863,  6.1,  76, 76, 20.0    584,  -0.2,   0,  0
  15559,  7.8,  90, 72, 25.1   16262,  7.7,  93, 74, 25.1    703,  -0.1,   3,  2
  14965,  9.3, 102, 67, 30.1       ?,    ?,   ?,  ?,    ?      ?,     ?,   ?,  ?

  S-PRO 11T ( 0038-0130038-014 )
  22970,  1.2,  20, 58,  6.9   23752,  1.3,  22, 64,  6.9    782,   0.1,   2,  6
  22699,  2.0,  34, 68,  9.9   23474,  2.1,  36, 73,  9.9    775,   0.1,   2,  5
  22021,  3.4,  56, 74, 15.0   22699,  3.5,  60, 80, 15.0    678,   0.1,   4,  6
  21833,  4.8,  79, 79, 20.0   22223,  4.9,  81, 81, 20.0    390,   0.1,   2,  2
  21512,  6.2,  99, 78, 25.1   21694,  6.2, 101, 80, 25.1    182,     0,   2,  2
  21041,  7.6, 118, 78, 30.2   21127,  7.6, 118, 78, 30.1     86,     0,   0,  0

  H162 ( 0057-0020057-003 )
  16903,  1.9,  24, 70,  7.0   16656,  2.0,  25, 71,  7.0   -247,   0.1,   1,  1
  16477,  3.0,  37, 74,  9.9   16035,  3.1,  37, 74,  9.9   -442,   0.1,   0,  0
  15538,  4.9,  57, 76, 15.0   15257,  4.9,  55, 73, 15.0   -281,     0,  -2, -3
  14710,  6.8,  74, 74, 20.0   14584,  6.7,  72, 72, 20.0   -126,  -0.1,  -2, -2
  13986,  8.6,  89, 71, 25.1   13752,  8.4,  85, 67, 25.2   -234,  -0.2,  -4, -4
  13444, 10.2, 101, 66, 30.1   12978, 10.1,  97, 64, 30.1   -466,  -0.1,  -4, -2
   

 今回は、何の手入れもしていない状態でやりました。普通に無負荷で空回しするだけでも向上しますので、クリーニング・ブラシの効果は今回のテストだけではなんとも言えません。次回は無負荷で空回しした後でやってみます。


カワダ 高出力モーター用マグネットカン 14G M2S-02 とヨコモ S-PRO のカン (2001/04/10)

 カワダのほうは、大阪宇宙一に行ったときに目にとまりました。超強力マグネットと書いてあったので、迷うことなく買いました。パッケージには 1400G 以上と書いてありました。ちなみに、定価は 1,800 円です。

 ヨコモのほうは、ラジコン・マガジンの広告に、強力な磁石を使用していると書いてあったので買ってみました。

 まずは、磁力測定の結果です。比較用にはヨコモのβ-211 のカン ( 新品 ) を用意しました。( D4 のカンを評価したときと同じ個体です。)

  12345 678910 平均
β-211 10009509409901020 960930940990990 971
M2S-02 11301160102010501100 11201150101010901110 1094
S-PRO 1040103095010801090 11001100100010501090 1053

 次は、TURBOdyno での測定結果です。ローターは、ヨコモ Super Wing の 17T を使用しています。
  β-211 ( 0039-001 )
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  16698,  1.9,  23, 65,  7.0
  16253,  3.0,  36, 72,  9.9
  15567,  4.9,  57, 76, 15.0
  14989,  6.8,  75, 75, 20.0
  14274,  8.6,  91, 72, 25.1
  13402, 10.3, 102, 68, 30.1

  M2S-02 ( 0039-002 )
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  16875,  1.8,  23, 65,  7.0
  16430,  3.0,  37, 75,  9.9
  15702,  5.0,  58, 77, 15.0
  14982,  7.0,  77, 77, 20.0
  14288,  8.9,  94, 75, 25.1
  13679, 10.7, 108, 71, 30.1

  S-PRO ( 0039-003 )
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  16802,  1.8,  23, 65,  7.0
  16389,  3.0,  36, 72,  9.9
  15728,  4.9,  58, 77, 15.0
  15152,  6.8,  76, 76, 20.0
  14556,  8.7,  94, 75, 25.1
  13823, 10.4, 107, 70, 30.1
   
 机上の空論通り、磁力の差がそのまま効率の差となっています。しかし、低電流時には、机上の空論に反して磁力の強いほうが回転数が高くなっています。( 100rpm 程度の差なので、誤差の範囲といえるかもしれません。)


7 重巻ローター (2001/02/19)

 特注品の 23 ターン 7 重巻のローターをお借りすることができましたので、評価してみました。比較対象用には、カワダの V Stock 23T の赤ラベル (シングル巻) と青ラベル (ダブル巻) のローターを用意しました。ローター以外の条件 (カンやブラシなど) は同じにしました。なお、進角は 0 にしています。

 7 重巻ローターで使用している巻線の直径は 0.32mm ですので、断面積の合計は約 0.563 平方mm となります。
0.16 × 0.16 × 3.14 × 7 = 0.562688

 この断面積をシングルとダブルとトリプルに換算すると、だいたい以下のようになります。それぞれのローターの使用している巻線の長さが不明ですので、あまり役には立ちませんが、せっかく計算したので置いておきます。

巻線の直径断面積の合計
シングル0.85mm0.425 × 0.425 × 3.14 × 1 = 0.56716250
ダブル0.6mm0.3 × 0.3 × 3.14 × 2 = 0.5652
トリプル0.49mm0.245 ×0.245 × 3.14 × 3 = 0.56543550
  7 重巻ローター R237 (0030-001)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  12259,  2.6, 23, 65,  7.0
  11889,  3.9, 34, 68,  9.9
  11274,  6.1, 50, 66, 15.0
  10718,  7.8, 62, 62, 20.0
  10078,  9.7, 72, 57, 25.1
   9543, 11.3, 80, 52, 30.2

  シングル巻ローター カワダ 赤ラベル (0031-003)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  13856,  2.1, 22, 62,  7.0
  13450,  3.3, 32, 64,  9.9
  12769,  5.1, 48, 64, 15.0
  12102,  6.8, 61, 61, 20.0
  11370,  8.3, 70, 56, 25.1
  10534,  9.7, 75, 49, 30.2

  ダブル巻ローター カワダ 青ラベル (0032-003)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  15654,  1.9, 22, 62,  7.0
  15202,  2.9, 33, 66,  9.9
  14350,  4.7, 50, 66, 15.0
  13505,  6.1, 61, 61, 20.0
  12624,  7.4, 69, 55, 25.1
  11671,  8.6, 74, 49, 30.2
   
 ローター・コアが違いますし、機械巻と手巻の違いもありますので、あまり比較にならなかったかもしれません。シングルとダブルの比較になってしまったような気もします。(爆)

 ProMaster での比較も置いておきます。ふたつずつを比較したグラフで、画像データです。

比較したローターバイト数破線実線
7 重とシングル1030787 重シングル
7 重とダブル1042547 重ダブル
シングルとダブル104468シングルダブル


スクワットのベアリング R-2ZZVC スペシャル (2000/12/18)

 上司命令により、スクワットプレシジョンのバイブレーション・コントロール・ベアリング ( 定価 500 円 ) を評価しました。 比較用には脱脂後バナナ・ルーブをさした普通のベアリング ( 新品ではありません。) とオイルレス・メタルを用意しました。 ローターは毎度おなじみ S162 です。

 というわけで、測定結果です。
  オイルレス・メタル (0006-019)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18900, 1.5,  21, 60,  7.0
  18391, 2.5,  35, 70,  9.9
  17685, 4.3,  57, 76, 15.0
  17146, 6.0,  76, 76, 20.0
  16665, 7.6,  94, 75, 25.1
  16043, 9.2, 110, 72, 30.2

  ベアリング (0006-018)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18428, 1.8,  24, 68,  7.0
  18062, 2.8,  37, 75,  9.9
  17510, 4.6,  59, 78, 15.0
  16994, 6.2,  79, 79, 20.0
  16542, 7.9,  96, 76, 25.1
  16080, 9.5, 113, 74, 30.1

  バイブレーション・コントロール・ベアリング (0006-020)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18666, 1.6,  23, 65,  7.0
  18213, 2.7,  36, 72,  9.9
  17474, 4.4,  58, 77, 15.0
  17126, 6.1,  77, 77, 20.0
  16572, 7.7,  95, 76, 25.1
  16113, 9.3, 111, 73, 30.1
   

ヨコモのブラシ YM-084 (2000/09/18)

 TA-04 を買いにプラネット模型へ行った時に、店長が『今までたくさんのブラシをテストしてきたけれど、このブラシが最高だね。』と言っていたので、早速評価してみることにしました。

 ちなみに、店で見せてもらった TURBOdyno での測定結果には、信じがたい数値が並んでいました。( TURBOdyno の 45A モデルを持っている人が測定してくれたそうです。)

 ノーマルとプラネット模型スペシャル・カットの 2 種類をテストしています。比較用には、毎度おなじみの BSP を用意しました。ローターは、プラネット模型の S162 を使用しています。


 では、早速測定結果です。

  ノーマル
  5 分間慣らし (0006-003)      2 時間慣らし (0006-004)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS    RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18325, 1.9,  26, 74,  7.0    18827, 1.9,  26, 74,  7.0
  17943, 2.9,  38, 77,  9.9    18394, 2.8,  39, 79,  9.9
  17352, 4.7,  60, 80, 15.1    17811, 4.5,  59, 78, 15.0
  16841, 6.4,  80, 80, 20.0    17261, 6.2,  79, 79, 20.0
  16190, 8.2,  98, 78, 25.1    16674, 8.0,  98, 77, 25.1
  15710, 9.7, 113, 74, 30.2    16140, 9.6, 115, 76, 30.1

  カット
  5 分間慣らし (0006-005)      2 時間慣らし (0006-006)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS    RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18753, 1.8,  26, 74,  7.0    18966, 1.8,  25, 71,  7.0
  18365, 2.8,  39, 78,  9.9    18520, 2.8,  39, 78,  9.9
  17621, 4.7,  61, 81, 15.0    17821, 4.6,  61, 81, 15.0
  16638, 6.4,  79, 79, 20.0    17242, 6.2,  80, 80, 20.0
  15821, 8.2,  96, 76, 25.1    16725, 7.9,  98, 77, 25.2
  15359, 9.7, 110, 73, 30.1    16122, 9.5, 113, 74, 30.1

  BSP 8.8 8.4
  30 分間慣らし (0006-007)
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  19013, 1.8,  25, 71,  7.0
  18361, 2.8,  38, 76,  9.9
  17672, 4.5,  59, 78, 15.0
  17178, 6.1,  77, 77, 19.9
  16737, 7.6,  95, 76, 25.1
  16077, 9.1, 108, 71, 30.1
   
 進角 0 なのに、効率が 80% を超えています。それに、BSP が新品ではないとはいえ、BSP を超えるとは予想外でした。

 また、プラネット模型スペシャル・カットは、ちゃんと効果が出ています。ノーマルでは、あたりが出てくると性能低下する傾向がありますが、カットは逆に性能向上する傾向があります。ここには、大きな問題があります。それは、『私はカット・ブラシが嫌い』ということです。(爆)


トリニティ D4 のカン (2000/06/11)

 プラネット模型でトリニティ D4 のカンが売られていたので、評価するために買ってみました。カンといっても、実際にはカンとエンドベルのセットです。サンプル数は、2 個です。

 まずは、磁力測定の結果です。比較用にはヨコモのβ-211 のカン ( 新品 ) を用意しました。

 12345678910平均
D4 その 1900880910890880880870840840840873
D4 その 2930920910880900900920890860900901
β-21110001020930960980980990900960970969


 次は、TURBOdyno での測定結果です。ローターは、プラネット模型の S162 を使用しています。
  D4 その 2 ( 0006-001 )
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  18285, 1.9,  25, 71,  7.0
  17967, 2.9,  38, 77,  9.9
  17398, 4.7,  60, 80, 15.0
  16863, 6.3,  79, 79, 20.0
  16285, 8.0,  96, 76, 25.1
  15638, 9.7, 112, 74, 30.2

  β-211 ( 0006-002 )
  RPM    TORQ WATT EF  AMPS
  17895, 1.9,  25, 71,  7.0
  17675, 2.9,  38, 77,  9.9
  16941, 4.8,  60, 80, 15.0
  16483, 6.5,  79, 79, 20.0
  15747, 8.2,  96, 76, 25.1
  15152, 9.8, 110, 72, 30.2
   
 ほぼ同等の結果になりました。D4 のカンで慣らしを行って測定し、カンだけ交換して慣らしせずに測定していますので、β-211 にとってちょっとだけ不利な条件になっています。机上の空論では、磁力が落ちると
1) 回転数が上がり
2) トルクが下がり
3) 効率が落ちる
はずですが、30A 時の効率は逆に D4 のカンのほうが良くなっています。

トップ・ページへ
Copyright (c) 1999-2002 MIYATANI Hiroyuki 宮谷廣幸 All Rights Reserved.