ロストワールド


(AC:カプコン/1989)



まっ、少々手こずっちまったがな!

 初めてこのゲームを見たときの印象は、「何だこのコンパネはぁ!?」であった。
 円筒形のショットボタン(3つのくぼみがある)であった。
 後にも先にも、同じ物は見たことがない。
 それはともかく、デモの画面に惹かれ、「とにかくやってみようぜえ!」とばかりにプレイしてみた。
 (注:感想の台詞は当時のものとは微妙に異なります。)

 連打、連打。しかしまあ、なんと連射しにくいショットボタンだろう。
 敵につい当たってしまった。
 いきなりGAME OVER、
 コンティニューのタイマーがカウントを始めた。
 「?」
 後で分かったことだが、ショットはオート連射、ショット連打はメガクラッシュ (一定量の体力と引き換えに画面全体の敵にダメージを与える。カプコンのシューティングゲームにおける緊急回避の伝統) だったのだ。
 体力をいきなり最大限使った私は一撃であっさり死んだという訳だ。
 このように、最悪の出会いとなってしまったが、以後、無事上達、近所でのハイスコアを記録する。
 あと、この出来事があってから、インストカードを見ないでプレイすることは絶対しないと堅く心に誓ったのだった。

ゲームについて

操作方法
レバー超戦士を16方向に移動
ショットボタン押したままで ショット(オート連射)
押したまま回転超戦士のショット方向の回転(16方向)
押さないで回転サテライトの回転
連打 メガクラッシュ


ゲームの流れ

 強制スクロールタイプ(縦・横両方あり)のシューティングゲームです。
 プレイヤーは名無しの超戦士(本当に名前がない!!)を操作、人類を滅亡させた天帝バイオスを倒すべく、バリエーション豊かな敵をなぎ倒し進むことになります。
 面の最後にはボスがいて倒すとイカした超戦士たちの台詞を間に挟み、次のステージへ進みます。この辺りは普通のシューティングゲームと展開は同じです。
 敵を倒したり地形の特定の場所を撃つと、青い玉(「ゼニー」…早い話が金)が出現することがあります。これを集めることで、面の途中出現するショップで買い物が出来ます。
 ショップで買えるものには、飛翔石(超戦士の飛行速度を調節できる。普通最速しか買わない)、救急箱(超戦士の体力回復)、サテライト(後述)、ブースター(超戦士のショットのパワーアップ)、鎧(一定回数ダメージを受けない)、エリクサー(一回死んでも生き返る)などがあります。


「武神は本当に死んだんだろうな?」「間違いねえ、今ごろは天帝の奴も首でも洗ってんじゃねえのか」


サテライト

 このゲームを特徴付けるのがサテライトです。
 サテライトとは、文字どおり、超戦士のそばを浮遊(超戦士との距離は調節出来ない)し、特殊な弾を撃ってくれます。もちろん、通常弾をはじいてくれます。
 「R-TYPE」の「フォース」に少し似ています。
 サテライトは超戦士と同じ向きにショットを撃ちます。(超戦士のみ、サテライトのみでショットを撃つことは出来ません。)

 サテライトの種類(覚えている範囲で)

ミサイル誘導ミサイルを撃つ。
ナパーム敵や地形に当たると爆発して広範囲にダメージを与える。
バウンドショット地形に当たると跳ね返る。これで全面クリアも十分可能。
スーパービーム早い話がレーザー。アイスマンには効かないぞ!!
誘導レーザーその名のとおり。強力。レーザーが敵を追尾する姿はなかなかシュール。


「今度は俺の好きにやらせてもらうぜ」「待て、風神と雷神をなめてかかるんじゃねえ」


 このゲームで印象的なのは当然、その特徴的なコンパネにもあるのですが、それよりも魅力的なのは独特の世界観です。
 ちょっとイカレてますが。特にボス。

1面…パラメシウム(どくんどくん脈打ってる内臓みたいな奴。付近のごみをサイコキネシスで飛ばして攻撃)
2面…ダストドラゴン(年老いた金色のドラゴン。尻尾、口からの炎、肋骨で攻撃、弱点は剥き出しの心臓)
3面…武神(青い鎧を纏ったマッチョ。でかい(3画面分くらいある)。弱点は顔。)
4面…メスケテト(何故かエジプト)
5面…ツタンカーメン(ミイラはいいとして、何で中に巨大な神経細胞が入ってるんですか?)
6面…センチビート(スフィンクスの中に巨大ミミズ!)
7面…アイスマン(スペースハリアーのIDAみたいな奴。氷の塊。)
8面…風神、雷神(青と赤のマッチョ。左右対称な攻撃をしてくる。) 以下略

 …書いててよく分かりません。でも、本当にこんな奴らです。統一性はゼロですが、それぞれのキャラクターはよく作られてます。バランスもいいし。


俺のオーラで奴を焼き尽くしてやる!!


 全面クリアすると、残りゼニー×10点が入ります(1周でゲームは終わり)。このため、ハイスコアを狙うには、出来るだけ買い物をしないことが求められます。
 バウンドショット、ブースター2、エリクサーなしでラスボスと戦うのは非常につらかったのをよく覚えています。
 当時「ゲーメスト」では800万点攻略法を特集してました。私の記録は…780万点。惜しい。
 結局、800万点は到達しませんでした。無念。

とうとうやったな!畜生、まだ震えが止まらねえぜ!!


 このゲームはなかなか現在プレイすることは難しいと思います。なにしろ、特殊コンパネですから。
 メガドライブに「フォゴットンワールド」の名前で移植されてますが、ほとんど別物です。少なくとも私にとっては。
 東京近辺でまだプレイできるところはないでしょうか。

総合評価
難易度★★★☆☆
操作性★★★★☆
とっつきやすさ★★★☆☆
持続度★★★★☆
名前くらいつけてやれ度★★★★★
「服」買ったとき期待したぞ度★★★☆☆
思い入れ度★★★★☆





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