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『近世風俗史(一)』 著者:喜田川守貞、宇佐美英機校注 発行所:岩波文庫 発行年:1996/5/16 定価:950円 |
江戸時代のさまざまな風俗についてを著者・喜田川守貞が図等を交えて詳細に説明した「守貞漫稿」を翻刻したものです。
全五巻の中にはなんと約七○○もの諸風俗が掲載されていて、さながら百科事典ともいえるその情報量により、近世風俗史の基本文献ともされているほどです。
一巻は時勢・地理・家宅・人事・生業・雑業・貨幣についてが書かれています。 お店の看板図や行商人の姿などが描かれている「生業」、路上にて様々な芸を披露する人々の姿を描いた「雑業」の項目が大好きで、ちょくちょく目を通しております。 江戸時代における風俗を学ぶ人にとっては、まさに登竜門とも言うべき書籍ではないでしょうか? 2002/9月現在、全五巻の内、四巻までは出版されております。 |
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『原色 浮世絵大百科事典 第三巻』 編者:原色浮世絵大百科事典編集委員会 発行者:鈴木敏夫 発行所:大修館書店 発行年:1982/4/15 定価:9500円 ページ数:148 |
原色浮世絵大百科事典の第三巻は様式・彫摺・版元の解説となっております。
浮世絵にもさまざまな様式が存在しています。 私も今まで、いろいろな様式の絵に会ってきましたが、聞いたこともないような種類の絵がたくさんありました。 例えば、「紅嫌い」「姉様絵」「着せ替え絵」など・・・凄いです、見たことありません。(゚o゚) また、彫摺においては、浮世絵版画ができるまでの行程を浮世絵を用いて説明されています。 出版と販売に関する様々な事も描かれているので、浮世絵がどうやって庶民の手に渡るかなどを調べる際にはとても便利だと思います。 普段、なにげについていた幕府の検閲を受けた証の「改印」ですが、これにも様々な種類が存在し、改印の種類によって時代まで判別可能。知らなかった。(ToT) |
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『原色 浮世絵大百科事典 第八巻』 編者:原色浮世絵大百科事典編集委員会 発行者:鈴木敏夫 発行所:大修館書店 発行年:1981/4/30(S56) 定価:8500円 ページ数:142 |
この原色浮世絵大百科事典は全十一巻あります。
「作品」の巻は四冊あり、時代によってわけられております。 これはその第三冊で寛政・享和・文化・文政・天保期の浮世絵師十八人を中心にその他の絵師の作品も掲載してあります。 浮世絵師・作品を、時代順・様式別等に配列してあることにより、掲載されている作品を通じて時代の変化などをつかむことができると思います。 作品の解説だけではなく、当時の時代背景なども記載されており、これを読んでいくだけでも十分面白いです。 かなりの数の作品が掲載されているので、私が浮世絵を探すときにはまずこの事典を参照することにしております。 |
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『原色 浮世絵大百科事典 第九巻』 編者:原色浮世絵大百科事典編集委員会 発行者:鈴木敏夫 発行所:大修館書店 発行年:1977/8 定価: 8500円 ページ数:142 |
原色浮世絵大百科事典の第九巻は歌川広重〜小林清親までの絵師達の作品が掲載されています。
第一章は「広重と風景版画の大成」と題して天保〜幕末期。 第二章は「清親と明治の浮世絵」と題して明治期。 第三章は「江戸後期の上方浮世絵」と題して安永〜明治にいたる浮世絵が掲載されています。 江戸から文明開化の明治にいたる浮世絵は素人目から見てもはっきりと分かるぐらいの変化が生じております。 西洋画の本格的移入と普及と共に、絵師達もこれらの技術を学んで工夫していったのでしょう。 また上方絵師達の作品も掲載されており、江戸絵師達との違いを見るのも面白いですよ。 |
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『新版 江戸名所図会 上巻』 『新版 江戸名所図会 中巻』 『新版 江戸名所図会 下巻』 校註者:鈴木棠三・朝倉治彦 発行所:角川書店 発行年:1975/1/10(S50/1/10) 定価:2800円 (上・中・下セット8400円) ページ数:814 |
江戸名所図会の絵がぎっしり詰まった書籍です。
それぞれの絵について、難しい漢字でですが解説付きなので、読んでいけば理解が深まるかと思います。 (読むのに苦労しますけどね。) この本を購入した本屋さん(神田・高山書店)の店主さん曰く 「この本人気あるんですよね〜。良い本ですよ〜。」 いざ使ってみて、その人気の理由に納得です。 大きさが約B6サイズなので、手軽に扱えて便利ですし、中の印刷もしっかりしております。 |
| 『時代風俗考証事典』 著作者:林 美一 発行所:河出書房新社 発行年:1977/10/30 (新装再版)2001/1/30 定価:3900円 ページ数:705 |
【知っているようで知らない歴史上の日常生活場面の考証】とあるように、意外と日常生活では分からないことが多いんですよね〜。
私が自作時代小説などを書いていると、これがまた難しいことでして、つい放送中の時代劇を参考にしてしまうのですが、この時代劇で見知った常識とはかなり嘘が多いらしいんです。
TVという性格上、映像的にわかりやすいものにしなくてはならないというのが主な理由なんでしょうけども・・・
そういった間違いを指摘して、本当はどうだったのか?というのを事細かに(風俗画、図版によってトイレ・風呂から結婚生活まで)記してある小項目事典です。 ちなみに「正しい看板の表示の仕方」って分かりますか?(^^; 私は、物の見事に時代劇の常識に洗脳されておりました。(--; |
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| 『東都歳時記』 (全三巻) 校注者:朝倉治彦 発行者:下中邦彦 発行所:平凡社(東洋文庫) 発行年:1972/11/10 (S50/11/10) 定価:1400円 ページ数:268,296,268 1巻:春(1月〜3月) 2巻:夏、秋(4月〜9月) 3巻:冬(10月〜12月) |
私のお気に入りの書籍の一つがこの「東都歳時記」です。
「何月何日に何処何処でどのような行事があったか?」が詳しく書いてあります。 例えば「正月・元日」の項では・・・ ○御一門方御譜代御大名衆御禮(装束にて卯半刻出仕)諸御役人方御禮登城。 注1御一門方・・・初登城といい・・・ と年始にあたる行事について書かれておりました。 難しい漢字の連続ですが、ちゃんと現代語訳の注意書きが添えられていますので、漢字に弱い私でも何とか読んでいくことができました。(^^; 「夏にはどんな行事が行われていたのかなぁ〜」のような疑問を感じておられる方にはオススメですね! 自分の誕生日には何が行われていたのか?なんてのも調べると、結構面白いですよ。 |
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| 『和菓子ものがたり』 著作者:中山圭子 発行者:山崎幸雄 発行所:朝日新聞社(朝日文庫) 発行年:2000/1/1 初版 定価:880円 ページ数:332 |
掲載されている内容が、すべて江戸時代というわけではありません(平安〜現代)が、和菓子についての様々な話が掲載されております。 とはいえ、南蛮菓子についてや、江戸時代における菓子屋の形態、羊羹の伝来をはじめとしたお菓子の歴史・味・形・周辺事情などが多々掲載されているので、お菓子の参考文献としても申し分ないものだと思います。 また江戸時代におけるお菓子文献名もたくさん掲載されておりますので、お菓子について何か良い文献を探している方などはご一読をオススメいたします。 「和菓子ものがたり」という題名通りに、それぞれのお菓子に物語があり、それを読むだけでもお菓子というものの面白さが伝わってきます。 個人的には「珍名菓子」という項目が大好きです。 「べらぼうやき」「野郎餅」、あげくのはてには「はなくそ」なんてお菓子があるんですからね! すごい名前だなぁ〜と思いつつ、楽しく読ませていただきました。 |