スーパーロボット大戦R
バンプレストGBA評価:A−
 逆転する運命。Reverseの頭文字をとってのRではないかといわれていますが。作品テーマを 考えれば間違いなくこれ以外ないんですが。CMでも逆転する運命といってたし。

 シナリオのテーマは歴史を変えること。時間を越えて未来からやってきた人間が来たことに よる、歴史の改変を描いていっている割と由緒正しいタイムとラベルSFといえるのではない でしょうか。

 そういう観点で見ると割とよく出来ているんですよ。最初数話で最悪の未来と僅かな過去の 情報を見せてから主人公たちが過去に行き、未来であった人たちと再会して、様々なお思いを 抱いていく。

 あくまでも異邦人であるという意識はあるものの、出会った人たちは彼らを仲間として扱い、 信頼を寄せている。いつかは帰らなければならない。この人たちに起こる事は既に知っている ことだけど、それを伝えて良いのか? そもそも本当に帰ることが出来るのか?

 そんな葛藤を抱えながら戦っていき、とうとう彼らをこの時代に送り込んだ現況と相対する ことになる。

 とまぁ割としっかりとしたストーリーになっているんじゃないかと思うわけですが。

 ところがこの作品あまり評判よくありません。原因は言うまでもなくというかおそらく これしかないと思うんですが、主人公が3人組でその3人の中で話が閉じちゃってほかの作品との 絡みがあまりないということ。
 主人公機がまんまエステバリスで、各フレームの使い分けの意味も薄くロボットに魅力がない。

 このあたりが原因になって評価を落としているんじゃなかろうかと思います。事実彼らと多少深くつながるのって、彼らの招待をうすうすと感じる万丈くらいしかいないんで。

 ロボット大戦の魅力は異なる世界のキャラクターたちが一堂に会したときに彼らがどういう 行動をとるのかっていう知っているキャラクターの道の部分を楽しむもので、彼と彼が 一緒にいたらどういう会話をするんだろうっていうのは、必須項目であるわけです。 いわゆるクロスオーバーの魅力ってやつです。
 版権作品についてはそれなりにクロスオーバーされていますが、肝心の中心にいるべき 主人公たちが、版権作品と絡むことを拒む位置にいるためクロスオーバーの楽しみというものが 少なくなってしまい、結果的に不評につながっているんじゃないかと。

 電童が出てくるし、個人的には割と好きなんだけどね。ゲーム自体の難易度も低めて、話も 短くまとまっているから、繰り返しプレイしていくのにも十分対応しているし、スパロボの 名前に泥を塗らない良策ではあると思います。ただ、主人公に過度な期待は出来ないというだけ で。

 

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