A長襦袢を縫う

うそつきや衿つき肌襦袢などを愛用し、超簡単着付けを追求し続けていたわたし...

着物の中は決して!誰にも見せられない。

だけど、着物を愛する一女子としてこれでいいのか!?

っちゅうことで、長襦袢作りに挑戦することにしました。

以下は、初めての襦袢作りの悪戦苦闘レポです。


2003.10.28 モス襦袢地届く
「染織こだまS」さんから、注文して

いたモスリンの襦袢地が届いた。

包みを開けると、中から出て来たのは

キッチュでキュートな唐子柄の生地!

ちょっとかわいすぎるか?いやいや....

襦袢でおしゃれするのがツウ〜なの

だ。よおし!がんばって形にするぞ〜

衿用にしんもすも送っていただいた。 赤い鹿の子にかわいい唐子がポンポン!


2003.10.30 寸法計算 ひとみサイズ(B) 裁ち切り寸法
名称 割り出し方 寸法
袖丈 長着-1 48
袖付け 長着-1 21
袖巾 長着-1 32
着丈 長着×83/100 129.5
身八つ口 長着-2 13
長着-1 65
前ゆるみ 4
繰り越し 長着と同寸 3
衿肩あき 長着-0.4 8.6
肩巾 裄-袖巾 33
後巾 長着と同寸 29
前巾 長着+3 27
衿巾 肩あき 5.3
衿巾 裾 7.5
名称 割り出し方 寸法
裁ち切り袖丈 袖丈+2(縫代) 50
裁ち切り後身丈 着丈+22
(裾くけ代12+内揚げ代10)
151.5
裁ち切り前身丈 後身丈+4(ゆるみ) 155.5
裁ち切り衿丈 着丈+20
(衿肩あき17.2+縫代2.8)
149.5
図書館から借りて来た和裁の本を片手

に、長襦袢の寸法を割り出した。う〜

何コレ?何処の寸法なんだろう?いき

なり専門用語にぶつかる。内揚げって

何でいるんだろう?繰り越しって?前

ゆるみって?頭の中は?だらけ。とり

あえず、自分の身長(156B)とよ

く着るMサイズの既製品の寸法を基本

に計算した。

参考にした和裁の本

新編『和裁独習書』
主婦と生活社
家族みんなの着物がこれ一冊で作れる。二部式や作り帯、簡単なコートも載ってる。古いので基本寸法が小さい。


2003.11.4 関東仕立てって? 関東仕立て 関西仕立て
きちんと和裁を習ったことのない私。

BBSでお喋りしてて初めて、自分の作

ろうとしている襦袢が衿が裾まである

レアな関東仕立てなのだと気付いた。

そういやおくみも無い。おくみが無い

と着崩れやすいかも?でも、ちょっと

レトロな襦袢は関東仕立ての物もある

ようだ。はて、どうするかな?


2003.11.7 再び寸法計算 ひとみサイズ(B)
名称 割り出し方 寸法
袖丈 長着-1 48
袖付け 長着-1 21
袖巾 長着-0.5 32.5
袖口 長着+0.5〜1 24
身頃 身丈 身長×83.5/100-3 126
身八つ口 長着+1 16
長着-0.5 65.5
衿下 身丈×1/2+1.5 61.5
繰り越し 長着と同寸 3
肩巾 裄-袖巾 33
後巾 長着と同寸 29
前巾 長着+3 27
衿肩あき 長着-0.3 8.2
前ゆるみ 4 4
地衿 地衿下がり 15〜18 18
地衿 7.5〜8 7.5
下衿 下衿巾 衿肩あき 長着-0.2 5.3
下衿巾 衿先 長着+1 6.5
裾くけ巾 4〜8 8
レトロな関東仕立てをやめて、着易い

関西仕立てを作ることにした。早速図

書館で関西仕立ての和裁の本を探す。

前は無知ゆえに気にもしていなかった

事。また一からだけど、何だか嬉し

い。今日借りた「和服寸法百科」は平

成6年出版だから、かなり今の着物事

情に即していて頼れる感じ。本書を

知って、着物は体に着るものでどんど

ん進化しているのだな〜と再認識し

た。寸法計算し直したけど....反物は

12mあるから、無双袖可能かな?

裁ち切り寸法(B)
参考にした和裁の本

『和服寸法百科』
ふたば書房

体型や季節に合わせて着物の寸法を調整できる。形による歴史や格など説明も豊富。裁ち方、印つけ、仕立て方は載ってない。

『きもの百科2』
マコー社

大正生まれのおばあちゃまが監修してるので、仕立ての基本寸法は小さめ。でも、東西の襦袢の仕立て方が載っている。

名称 割り出し方 寸法
裁ち切り袖丈 袖丈+2(縫代) 50
裁ち切り後身丈 身丈+24
(三つ衿縫代1+繰り越し3+裾くけ代10+内揚げ代10)
150
裁ち切り前身丈 後身丈+4(ゆるみ) 154
裁ち切り下衿丈 身丈-4
(三つ衿縫代1+繰り越し3-地衿下がり18+ゆるみ4+縫代6)
122
別えり 採寸衿肩あき+ゆるみ1+地衿下がり18+下衿付け寸法+衿下縫代4
裁断図(B)要尺 965B


2003.11.9 裁断だ〜っ! 裁断図(B)要尺 561B
裁断しようと、反物を広げる。

と、びっくり!広幅(76B)だった!

長さは6m。裁断図の書き直しだよ〜。

広幅だと、後ろ身頃が輪になるのね。

気を取り直して、アイロンがけ。1m

定規で裁断図通り線を引いて、はさみ

でジョキジョキ!あ〜切ってしまった

よ〜!!!もう進むしかない。

裏からアイロンがけして、地の目を整える 肩で折った前後身頃1枚
下衿2枚と衿先2枚 袖2枚


2003.11.10 印付けは?だらけ
前に計算した寸法を、裁断した部品に印付

けした。和裁書とにらめっこしつつ....う〜

ん、衿下?衿下がり?下衿?どれが何で何

がどこ?「和服寸法百科」では着物で言う

おくみを地衿、別衿を下衿と称してたが、

「きもの百科」ではおくみを下衿、別衿は

別衿と書いてある。ややこしい〜!おっ

と、別衿は衿先と合体してから印つけか!

急きょちくちく。何度も何度も線を引き直

したので、どれが本物か判らない始末。こ

んなんで、ちゃんと合体できるんかなあ?

半分に折った別衿。
新モスの別衿とモスリンの衿先を縫い合わせてから、印付けする。


2003.11.11 ミシン登場!
やっとミシンが登場!袖、前後身頃の

内揚げ、わき縫いの順に縫い進む。

が、内揚げを1度縫い終わってから、

子供の揚げが表側にタックをとったこ

とを思い出し、ほどいて縫い直してし

まう。しかし、内揚げなんだもん最初

の内側タックで良かったのだ。またほ

どいて縫い直しだ。この無駄な作業の

せいで、今日中に衿付け以外は全部終

わるはずなのに、ダメだった。く〜!

myスーパーミシン!brother『pupett40』
小さいけどめちゃパワフル!!!
泣く泣く、今日はここまで〜!
うち揚げ後ろを縫い、まつる。 うち揚げ前を縫い、まつる。
わきを縫う。前後身頃が合体! うち揚げを三角に折り開く。何かいびつ....


2003.11.12 下衿をちくちく
子供がお昼寝中だったので、下衿(地

衿)付けは手縫いにすることに。がん

ばってちくちく運針した。運針は、

やっぱり大変。肩こるなあ。下衿の裾

角の縫代は、本通りアイロンで折って

縫いとめてから表に返すときれいに仕

上がった。すばらしい〜!

裾をまつり、下衿を付けてまつる。
下衿(おくみみたいなの)が付いたの
わかりますか〜?


2003.11.13 別衿と袖をつける ジャ〜ン!
やっと着物の形になった!
別衿と袖を付けた〜!衿はいつもの半

襟の要領。しつけをしておくと、ちく

ちく縫いやすく、きれいに付けれた。

ここまで出来ると、袖を付けたくて仕

方ない!子供が夜寝てからちくちく....

やった〜!出来た〜!!!

って、縫代をまだかがってないけど....

これがめんどくさいんだなあ〜

別衿を縫い付け裏をまつる。 袖をちくちく付ける。 前ゆるみをつまんで縫う。


2003.11.15 縫代をかがって出来上がり! バンザイ!出来た〜〜〜!!!
袖の振りと肩の縫代を、アイロンで三

つ折りしてちくちくかがる。次は脇の

縫代。脇から身八つ口、肩へと長〜い

道のりをひたすらちくちく....めんどう

なので耳ぐけにしたから、けっこうス

イスイ。ちびっこのお昼寝タイムに出

来上がった。バンザ〜イ!初めての長

襦袢が出来たよ〜!!!

my小針箱。三段ボックス工具箱。
とっても使いやすいです。
振りの縫代を三つ折りにしてかがる。 脇の縫代、身八つ口、肩の縫代をを耳ぐけする。