| 「短期攻略!めざせ合格・簿記3級」合格テキスト 第9章.決算整理(その2) 続き |
| 9章.決算整理・その2 続き |
・9章の最後に、「精算表」の作成について解説します。
・決算本手続きに入る前に、決算整理の正確性をチェックし、決算の概要をつかむために、「精算表」を作成します。
・"精算表"とは、「残高試算表」から決算整理をふまえて、損益計算書と貸借対照表を作成する過程を一覧表の形にまとめたもので、通常、「決算整理前の残高試算表」「決算整理の修正項目」「損益計算書」「貸借対照表」の4つの表からなる「8桁式精算表」が使われます。ほかに、修正項目のない6桁式精算表などもあります。 *なお、2007年6月から、過去の出題実績が乏しいため、出題区分表から「10桁式精算表」は削除されました。
精 算 表
━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
勘定科目 ┠───┬───╂───┬───╂───┬───╂───┬───
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
───────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
現 金 ┃ 18500│ ┃ │ ┃ │ ┃ 18500│
受取手形 ┃ 50000│ ┃ │ ┃ │ ┃ 50000│
売 掛 金 ┃ 40000│ ┃ │ 11000┃ │ ┃ 29000│
繰越商品 ┃ 14000│ ┃ 12000│ 14000┃ │ ┃ 12000│
備 品 ┃ 25000│ ┃ │ ┃ │ ┃ 25000│
建 物 ┃250000│ ┃ │ ┃ │ ┃250000│
買 掛 金 ┃ │ 21000┃ │ ┃ │ ┃ │ 21000
仮 受 金 ┃ │ 11000┃ 11000│ ┃ │ ┃ │
貸倒引当金 ┃ │ 600┃ │ 2600┃ │ ┃ │ 3200
減価償却累計額┃ │ 22000┃ │ 4500┃ │ ┃ │ 26500
資 本 金 ┃ │300000┃ │ ┃ │ ┃ │300000
売 上 ┃ │125000┃ │ ┃ │125000┃ │
受取手数料 ┃ │ 2000┃ │ 13000┃ │ 15000┃ │
仕 入 ┃ 58000│ ┃ 14000│ 12000┃ 60000│ ┃ │
給 料 ┃ 22000│ ┃ │ ┃ 22000│ ┃ │
支払利息 ┃ 4100│ ┃ 500│ ┃ 4600│ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
┃481600│481600┃ │ ┃ │ ┃ │
┣━━━┿━━━┫ │ ┃ │ ┃ │
貸倒引当金繰入┃ │ ┃ 2600│ ┃ 2600│ ┃ │
減価償却費 ┃ │ ┃ 17400│ ┃ 17400│ ┃ │
未払利息 ┃ │ ┃ │ 400┃ │ ┃ │ 400
当期純利益 ┃ │ ┃ │ ┃ 33400│ ┃ │ 33400
┃ │ ┠───┼───╂───┼───╂───┼───
┃ │ ┃ 57500│ 57500┃140000│140000┃384500│384500
┃ │ ┗━━━┷━━━┻━━━┷━━━┻━━━┷━━━
・精算表の作成は、以下の手順でおこないます。
1)精算表様式をつくる ・・・
・「残高試算表」「修正記入」「損益計算書」「貸借対照表」のそれぞれ借方、貸方の項目を用意した8桁の精算表を用意します。
2)決算整理前の「合計残高試算表」より精算表の「残高試算表」欄に書き写す ・・・
・勘定科目は、上段より、資産・負債・資本・収益・費用の順になるように記入します。
3)決算整理仕訳を「修正記入」欄に記入します ・・・
・資産・負債・収益・費用のいずれであるかを確認しながら間違いのないように記入します。
・残高試算表にはない、決算整理のときだけにしかでてこない勘定科目は新しく設けて記入します。
4)「損益計算書」「貸借対照表」欄に記入する ・・・
・残高試算表欄に記入された、"資産・負債・資本(純資産)"の金額に修正記入欄の金額を加算または減算して、「貸借対照表欄」に記入します。
借方同士、貸方同士で加算し、貸借の逆のものは減算して、残高があるほうに記入します。
⇒ 資産勘定の金額は、貸借対照表の借方(左側)へ
⇒ 負債・資本(純資産)勘定の金額は、貸借対照表の貸方(右側)へ
・残高試算表欄に記入された、"費用・収益"の金額に修正記入欄の金額を加減して、「損益計算書欄」に記入します。
借方同士、貸方同士で加算し、貸借の逆のものは減算して、残高があるほうに記入します。
⇒ 費用勘定の金額は、損益計算書の借方(左側)へ
⇒ 収益勘定の金額は、損益計算書の貸方(右側)へ
5)「損益計算書」「貸借対照表」欄でそれぞれ純利益または純損失を計算する ・・・
・損益計算書と貸借対照表は、それぞれ借方と貸方の合計を計算して、その差額を計算します。
その差額が、"純利益"または"純損失"となるので勘定科目名欄にまたは"当期純損失"と記入し、金額を記入します。
⇒ 損益計算書の借方(左側)、貸借対照表の貸方(右側)に差額を記入した場合は、"当期純利益"
⇒ 損益計算書の貸方(右側)、貸借対照表の借方(左側)に差額を記入した場合は、"当期純損失"
・精算表における、関連を図示すると以下のようになります。
残高試算表 貸借対照表
┌────┬────┐ ┌────┬────┐
│ 資産 │ 負債 │ │ 資産 │ 負債 │
│ ├────┤ │ ├────┤
│ │ 資本 │ 損益計算書 │ │ 資本 │
│ ├────┤ ┌────┬────┐−−│ ├────┤
│ │ │ │ 純 利益│ │ │ │ 純 利益│
├────┤ 収益 │ ├────┤ 収益 │−−└────┴────┘
│ │ │ │ 費用 │ │
│ 費用 │ │ │ │ │
└────┴────┘ └────┴────┘
損益計算書の純利益と貸借対照表の純利益は、必ず同じ金額になります。
・ では、試験問題に挑戦していただきます。
検定の第5問で、ほとんど必ず出題されるのが、"精算表"に関する問題です。
・正確さと早さが要求されますので、くりかえし練習をしてください。
かなりの長文問題になりますので、問題編、解答用紙編、解答編、それぞれ別に印刷して、答えあわせをしてみてください。
◆例題22.
次の決算整理事項にもとづいて。解答用紙の精算表を完成しなさい。なお、会計期間は平成15年10月1日から平成16年9月30日までの1年である。
1.仮受金¥11,000は出張中の社員からの当座振込であったが、調査したところ得意先からの売掛金の回収である事が判明した。
2.受取手形および売掛金の期末残高に対して貸倒実績率4%の貸倒引当金を設定する。
3.売買目的有価証券の時価は¥28,000である。時価法により評価替えをする。
4.期末商品の棚卸高は¥12,000である。売上原価は「仕入」の行で計算すること。
5.建物および備品について定額法により減価償却を行う。
建 物 耐用年数20年 残存価格:取得原価の10%
備 品 耐用年数 5年 残存価格:取得原価の10%
なお、備品のうち¥10,000は平成16年2月1日に取得したもので、減価償却費は月割り計算による。
6.借入金は平成16年8月1日に借入期間1年、年利率6%で借り入れたもので、利息は元金とともに返済期日に支払うことになっている。
7.保険料は平成16年6月1日に向こう1年分を支払ったものである。
8.消耗品の期末未消費高は¥1,400である。
9.手数料の未収分が¥13,000ある。
! <解答用紙>と<解答>は、PDF形式で提供します。
→ <解答用紙>と<解答>はこちら
*解説
・かなり古い問題なのですが、日商簿記検定、第93回(1999年11月実施)の3級・第5問 を参考にして、一部、現行の新出題区分に対応して問題を改変しています。
*解答は、以下の方法をお薦めします。
(1)決算整理事項の仕訳を書き出します。
(2)仕訳を修正記入欄に記入し、同時に試算表残高に修正記入欄の金額を加減し、損益計算書欄、貸借対照表欄に記入していきます。
(3)損益計算書、貸借対照表のタテ合計を置き、差額を算出します。
算出された差額が、当期純利益または純損失になります。
(4)最後に、当期純利益または当期純利益損失の欄を埋め、終了です。
(1)まず、決算整理事項の仕訳をおこないます。
1.仮受金の決算整理
期中で使用した仮勘定である仮受金を正しい金額・相手方勘定である売掛金に振替えます。
期中の取引
(借方)当 座 11,000 /(貸方)仮受金 11,000
決算整理
(借方)仮受金 11,000 /(貸方)売掛金 11,000
2.貸倒引当金の設定
*設問1の仮受金の整理で売掛金11,000円が回収され、売掛金の期末残高が修正されていることに注意してください。
貸倒引当金の計算:(57,000 +34,000 −11,000)× 0.04 = ¥3,200
貸倒引当金の期末残高600円と見積額¥3,200との差額¥2,600 を補充することになります。
・貸倒引当金の設定の仕訳は以下のとおりです。
貸倒見積り額>貸倒引当金期末残高の場合、差額を補充します。(繰入は費用の計上)
→(借方)貸倒引当金繰入 ××× /(貸方)貸 倒 引 当 金 ×××
貸倒見積額<貸倒引当金期末残高の場合は、戻し入れます。(戻入は収益の計上)
→(借方)貸 倒 引 当 金 ××× /(貸方)貸倒引当金戻入 ×××
よって、
(借方)貸倒引当金繰入 2,600 /(貸方)貸倒引当金 2,600
3.有価証券の評価替え
帳簿価額30,000円を時価の28,000円に評価替えをします。
簿価 \30,000 > 時価\28,000 なので、差額2,000円を評価損として計上します。
(借方)有価証券評価損 2,000 /(貸方)売買目的有価証券 2,000
4.売上原価の計算
仕入勘定の残高が売上原価になるようにします。
繰越商品の残高つまり前期繰越商品を仕入勘定に振替え、設問の棚卸額を仕入勘定から繰越商品に次期繰越商品として振り替えます。
(借方)仕 入 14,000 /(貸方)繰越商品 14,000
(借方)繰越商品 12,000 /(貸方)仕入 12,000
以上で、[仕入・費用の勘定]で、売上原価が計算されることになります。
当期仕入高58,000 +前期繰越商品12,000 −次期繰越商品14,000 = ¥60,000
5.減価償却
・解答用紙の精算表には、[備品減価償却累計額][建物減価償却累計額]があることから、間接法による仕訳であることがわかります。よって、建物と備品と別々に計算します。
・間接法の減価償却の仕訳は以下のとおりです。
(借方)減価償却費 /(貸方)減価償却累計額
(費用の勘定) (資産のマイナス勘定)
建物:(300,000 ×0.9)÷20年=¥13,500
備品:試算表残高の¥25,000のうち¥10,000が今期の取得なので、別々に計算します。
¥15,000は年で計算、¥10,000は月割りで計算ということになります。
(15,000 ×0.9)÷ 5年 =¥2,700、
(10,000 ×0.9)÷ 5年× 8/12=¥1,200
合計で3,900円になります。
以上から、仕訳は以下のものになります。
(借方)減価償却費 17,400 /(貸方)備品減価償却累計額 3,900
/(貸方)建物減価償却累計額 13,500
6.未払利息の計上(費用の見越し)
平成16年8月1日に借入れた借入金の未払いの利息1年分のうち、決算の9月末までの8月、9月の2ヶ月分を、当期の費用として、見越し計上します。
よって[支払利息・費用の勘定]を追加計上し、同時に[未払利息・負債の勘定]を計上します。
50,000 × 0.06 × 2/12ヶ月 = ¥500
(借方)支払利息 500 /(貸方)未払利息 500
7.前払保険料の計上 (費用の繰延べ)
保険料は平成16年6月1日に1年分を前払いしていますので、次期の分、10月1日から5月31日までの8ヶ月分を次期へ繰延べします。支払保険料を取り消し、[前払保険料・資産の勘定]へ振替えます。
9,000 × 8/12ヶ月 = ¥6,000
(借方)前払保険料 6,000 /(貸方)保険料 6,000
8.消耗品の決算整理
解答用紙の精算表で、[消耗品費・費用の勘定]に残高があることから、「期中に消耗品費で処理している場合」 と判断できます。
よって、問題文の「期末未消費高 ¥1,400」を消耗品費勘定から差引き、[消耗品・資産の勘定]に振替えます。
(借方)消耗品 1,400 /(貸方)消耗品費 1,400
9.未収手数料の計上 (収益の見越し)
「手数料の未収分」という問題文から、当期の収益として発生しているが、まだ受取っていない収益があったものと判断し、見越し計上します。
[受取手数料・収益の勘定]を追加計上し、同時に[未収手数料・資産の勘定]を計上します。
(借方)未収手数料 13,000 /(貸方)受取手数料 13,000
・以上の仕訳を修正記入欄に記入し精算表を完成させます。
修正記入欄のタテ合計を計算し、貸借一致を確認します。
(2)残高試算表欄に記入された金額に修正記入欄の金額を加減して、損益計算書欄または貸借対照表に、モレなく転記します。
借方同士、貸方同士で加算し、貸借の逆のものは減算して、残高があるほうに記入します。
・勘定科目が、5つのグループ、資産・負債・資本(純資産)・費用・収益 のいずれに該当するか、注意が必要なところです。 よくわからない勘定は、必ず確認しておいてください。
・資産の勘定は、貸借対照表の借方(左側)へ
・負債の勘定、資本(純資産)の勘定は、貸借対照表の貸方(右側)へ
・費用の勘定は、損益計算書の借方(左側)へ
・収益の勘定は、損益計算書の貸方(右側)へ
(3)損益計算書、貸借対照表のタテ合計を置きます。
この時算出される貸方、借方の差額が、当期純利益または純損失になります。
また、損益計算書の貸借の差額と、貸借対照表の貸借の差額は同じものになります。
・合わない場合は、転記ミス、あるいは転記モレがないかどうか、再度チェックします。
損益計算書は、(借方)119,200(貸方)141,000 、貸方残が 21,800 。
貸借対照表は、(借方)532,800(貸方)511,000 、借方残が 21,800 。
(4)最後に、「損益計算書」の借方、貸方が一致するように当期純利益¥21,800を埋めます。 そして、「貸借対照表」の貸方側にも、同額を記入します。
借方、貸方とも合計欄に、損益計算書は¥141,000、貸借対照表は¥532,800 を記入し、終了です。
おつかれさまでした。
・精算表における、純利益と財務諸表の関連を図示すると以下のとおりです。
重要なところなので、再度、掲載します。
残高試算表 貸借対照表
┌────┬────┐ ┌────┬────┐
│ 資産 │ 負債 │ │ 資産 │ 負債 │
│ ├────┤ │ ├────┤
│ │ 純資産 │ 損益計算書 │ │ 純資産 │
│ ├────┤ ┌────┬────┐−−│ ├────┤
│ │ │ │ 純 利益│ │ │ │ 純 利益│
├────┤ 収益 │ ├────┤ 収益 │−−└────┴────┘
│ │ │ │ 費用 │ │
│ 費用 │ │ │ │ │
└────┴────┘ └────┴────┘
損益計算書の純利益と貸借対照表の純利益は、必ず同じ金額になります。
・"費用と収益の修正"は、少し混乱するところです。ここで、簡単な<まとめ> をしておきます。
・前払・前受は、取り消し をします。
前払いの費用は、費用を控除し、[前払××・資産の勘定]へ振替えます。
(借方)前払利息 ××× /(貸方)支払利息 ×××
支払利息(費用の勘定) 前払利息(資産の勘定)
┌────┬────┐ ┌────┬─────
│ │ 前払分 │ → │ 前払分 │
│ │ │ │ │
│ ├────┘ └────┘
│ │
└────┘
前受けの収益は、収益を控除し、[前受××・負債の勘定]へ振替えます。
(借方)受取利息 ××× /(貸方)前受利息 ×××
受取利息(収益の勘定) 前受利息(負債の勘定)
┌────┬────┐ ─────┬────┐
│ 前受分 │ │ → │ 前受分 │
│ │ │ │ │
└────┤ │ └────┘
│ │
└────┘
・未払・未収は、追加計上 をします。
未払の費用は、費用に加算し、同時に[未払××・負債の勘定]に計上します。
(借方)支払利息 ××× /(貸方)未払利息 ×××
支払利息(費用の勘定) 未払利息(負債の勘定)
┌────┬───── ─────┬────┐
│ 未払分 │ ・ │ 未払分 │
│ │ │ │
└────┘ └────┘
未収の収益は、収益に加算し、同時に[未収××・資産の勘定]に計上します。
(借方)未収利息 ××× /(貸方)受取利息 ×××
未収利息(資産の勘定) 受取利息(収益の勘定)
┌────┬───── ─────┬────┐
│ 未収分 │ ・ │ 未収分 │
│ │ │ │
└────┘ └────┘
・「精算表」の問題は、日商簿記検定の第5問目にほとんど必ずと言っていいほど出題されます。 点数の配分も30点〜35点程度で、全体の3分1を占めます。
ですので、できるだけ多く問題を解いてみて、しかも確実に早く解けるようにしましょう。
出題される「精算表」ですが、まるでクイズ形式かのような問題もあります。
今回は、その中でもよく出題される、空欄のある精算表について、仕訳などを推定して、空欄を埋めていく問題"です。
・まずは、解答用紙をよく見て、そして、問題を解いてみてください。
! <問題・解答用紙>と<解答>は、PDF形式で提供します。
→ <解答用紙>と<解答>はこちら
◆例題23.
解答用紙の精算表の空欄をうめ、精算表を完成しなさい。なお、決算整理前試算表における現金過不足が、決算日現在、原因不明であった。
<解答用紙> *誌面の関係で、文字詰め(3桁コンマなし)で表示しています。
精 算 表
━━━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
勘定科目 ┠───┬───╂───┬───╂───┬───╂───┬───
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
─────────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
現 金 ┃ 3600│ ┃ │ ┃ │ ┃ 3600│
現金過不足 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
当座預金 ┃ 31140│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
受取手形 ┃ 2000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
売掛金 ┃ 5000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
貸倒引当金 ┃ │ 140┃ │ ┃ │ ┃ │
貸 付 金 ┃ 8000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
繰越商品 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ 5000│
備 品 ┃ 20000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
備品減価償却累計額┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │ 10800
建 物 ┃ 70000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
建物減価償却累計額┃ │ 18900┃ │ 3150┃ │ ┃ │
支払手形 ┃ │ 3000┃ │ ┃ │ ┃ │
買 掛 金 ┃ │ 6000┃ │ ┃ │ ┃ │
借 入 金 ┃ │ 20000┃ │ ┃ │ ┃ │
資 本 金 ┃ │ 80000┃ │ ┃ │ ┃ │
売 上 ┃ │ 65000┃ │ ┃ │ ┃ │
受取家賃 ┃ │ 2000┃ │ ┃ │ ┃ │
受取利息 ┃ │ 600┃ │ 20┃ │ ┃ │
仕 入 ┃ 52000│ ┃ 3000│ ┃ │ ┃ │
給 料 ┃ 2000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
水道光熱費 ┃ 1200│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
支払保険料 ┃ 1800│ ┃ │ ┃ 1500│ ┃ │
消耗品費 ┃ 800│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
支払地代 ┃ │ ┃ 250│ ┃ 1850│ ┃ │
支払利息 ┃ 750│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
┃202890│202890┃ │ ┃ │ ┃ │
┣━━━┿━━━┫ │ ┃ │ ┃ │
雑( ) ┃ │ ┃ │ ┃ │ 50┃ │
貸倒引当金( )┃ │ ┃ 70│ ┃ │ ┃ │
減価償却費 ┃ │ ┃ │ ┃ 6750│ ┃ │
消 耗 品 ┃ │ ┃ 100│ ┃ │ ┃ │
前払保険料 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
( )利息 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ 20│
( )地代 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┃ │ ┠───┼───┨ │ ┃ │
┃ │ ┃ 15540│ 15540┃ │ ┃ │
┃ │ ┣━━━┿━━━┫ │ ┃ │
当期純( ) ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┃ │ ┃ │ ┠───┼───╂───┼───
┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┃ │ ┃ │ ┣━━━┷━━━┻━━━┷━━━
*解説
・かなり古い問題なのですが、日商簿記検定、第100回(2002年2月実施)の3級・第5問 を参考にして、一部、現行の新出題区分に対応して問題を改変して掲載しています。
・解答用紙を見て、どこが埋めるべき空欄なのかがわかりませんので、とまどってしまいますが・・・、
ただし、試算表欄と修正記入欄に合計が出てますので、まず、修正記入欄で借方、貸方どちらか一方しか出ていない部分を埋めていって、いったん合計をおいてみた後、借方、貸方の合計が一致すれば、かなりメドが立ちます。
では、まず、決算整理をふまえて、修正記入欄から解決していきます。
決算整理には、以下のものがありました。
(1)売上原価の計算・・・仕入勘定、繰越商品勘定
(2)貸倒引当金の設定・・・貸倒引当金勘定、貸倒引当金繰入・戻入勘定
(3)費用と収益の修正・・・
前払費用勘定、前受収益勘定、未払費用勘定、未収収益勘定
(4)有価証券の評価替え・・・売買目的有価証券勘定、有価証券評価損・益勘定
(5)固定資産の減価償却・・・減価償却費勘定、減価償却累計額勘定
(6)その他の決算整理 ・・・
仮受金・仮払金の整理、現金過不足の整理、消耗品の整理、引出金の整理
ひとつずつ、上記の整理事項をチェックしていきましょう。
(1)売上原価の計算
・売上原価は、通常、[仕入勘定]に集めて整理します。
計算式) 売上原価 =(前期繰越商品 + 当期仕入高)− 期末棚卸在庫
例)当期仕入高¥900万、前期の繰越商品¥200万、期末在庫¥300万の場合。
仕訳は以下のとおりですが、精算表で表示した場合をよく理解してください。
(借方)仕 入 200 /(貸方)繰越商品 200
(借方)繰越商品 300 /(貸方)仕 入 300
━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━
┃試 算 表┃修正 記入┃損益計算書┃貸借対照表
┃借方│貸方┃借方│貸方┃借方│貸方┃借方│貸方
────╂──┼──╂──┼──╂──┼──╂──┼──
繰越商品┃ 200│ ┃ 300│ 200┃ │ ┃ 300│
仕 入 ┃ 900│ ┃ 200│ 300┃ 800│ ┃ │
┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
前期繰越商品である試算表の繰越商品は、まず、修正記入欄の繰越商品(貸方)と仕入勘定(借方)に記入します。期末商品棚卸高(期末残高)は、仕入勘定(貸方)と繰越商品勘定(借方)に記入します。
そして、試算表欄の金額に修正記入欄の金額を加減して、損益計算書欄または貸借対照表に、モレなく転記します。
借方同士、貸方同士で加算し、貸借の逆のものは減算して、残高があるほうに記入します。
⇒ [仕入勘定・収益の勘定]は、損益計算書の貸方へ
⇒ [繰越商品・資産の勘定]は、貸借対照表の借方へ
・本問では、以下の内容より空欄を推定します。
━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
勘定科目┠───┬───╂───┬───╂───┬───╂───┬───
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
繰越商品┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ 5000│
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
仕 入┃ 52000│ ┃ 3000│ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
仕入勘定の修正欄が¥3,000であることから、繰越商品(前期繰越商品)から振替えられたものと判明しますので、これを繰越商品の修正欄貸方および試算表の借方にも¥3,000がはいります。
(借方)仕 入 3,000 /(貸方)繰越商品 3,000
繰越商品の貸借対照表の残高は¥5,000で確定していますので、これが期末商品棚卸高と判明します。
よって、仕入勘定の修正欄貸方にも¥5,000がはいります。
(借方)繰越商品 5,000 /(貸方)仕 入 5,000
これで、売上原価の計算は、仕入勘定で、52,000 + 3,000 − 5,000 = 50,000 ということになります。
↓
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
繰越商品┃ 3000│ ┃ 5000│ 3000┃ │ ┃ 5000│
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
仕 入┃ 52000│ ┃ 3000│ 5000┃ 50000│ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
!推定問題は、コツをつかめばあとはカンタンです。
売上原価の計算の場合、要素が3つあれば、売上原価は確定しますので、空欄を埋めていくだけです 。
(2)貸倒引当金の設定
・受取手形や売掛金などの売上債権に対して数%の[貸倒引当金・負債の勘定]を見積もり、期末の残高に対して差額を補充します。なお、残高に対して見積額の方が小さい場合は、貸倒引当金を減少させます。
仕訳は、貸倒見積り額>貸倒引当金期末残高の場合、(繰入は費用の計上)
→(借方)貸倒引当金繰入 ××× /(貸方)貸 倒 引 当 金 ×××
貸倒見積額<貸倒引当金期末残高の場合は、(戻入は収益の計上)
→(借方)貸 倒 引 当 金 ××× /(貸方)貸倒引当金戻入 ×××
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
─────────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
貸倒引当金 ┃ │ 140┃ │ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
貸倒引当金( )┃ │ ┃ 70│ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
・問題では、修正記入欄の借方側に¥70と記載がありますので、[貸倒引当金繰入・費用の勘定]の計上と判明します。
よって、[貸倒引当金・負債の勘定]の試算表残高に¥70を差額補充し、貸借対照表には、140 +70 =¥210 を記入します。
(借方)貸倒引当金繰入 70 /(貸方)貸倒引当金 70
↓
─────────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
貸倒引当金 ┃ │ 140┃ │ 70┃ │ ┃ │ 210
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
貸倒引当金(繰入)┃ │ ┃ 70│ ┃ 70│ ┃ │
(3)費用と収益の修正
よく間違えるところです。自信がなければ、問題を解く前に以下の仕訳を書き出してみてはいかがでしょうか。
・前払の費用は、[前払××・資産の勘定]へ振替え、繰延べ
(借方)前払利息(資産+) /(貸方)支払利息(費用−)
・前受の収益は、[前受××・負債の勘定]へ振替え、繰延べ
(借方)受取利息(収益−) /(貸方)前受利息(負債+)
・未払は、費用を計上し、[未払××・負債の勘定]を計上
(借方)支払利息(費用+) /(貸方)未払利息(負債+)
・未収は、収益を計上し、[未収××・資産の勘定]を計上
(借方)未収利息(資産+) /(貸方)受取利息(収益+)
・関連する項目は以下のものです。
あせらないで、修正記入のある科目からかたづけていきます。
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
──────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
受取家賃 ┃ │ 2000┃ │ ┃ │ ┃ │
受取利息 ┃ │ 600┃ │ 20┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
給 料 ┃ 2000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
水道光熱費 ┃ 1200│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
支払保険料 ┃ 1800│ ┃ │ ┃ 1500│ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
支払地代 ┃ │ ┃ 250│ ┃ 1850│ ┃ │
支払利息 ┃ 750│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
前払保険料 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
( )利息┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ 20│
( )地代┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
・[受取利息・収益の勘定]は¥20が加算修正されていますので、収益の見越し計上と判明します。空欄の科目名は[未収利息・資産の勘定]を記入します。
(借方)未収利息 20 /(貸方)受取利息 20
・[支払保険料・費用の勘定]は、1800 − 1500 =¥300 が減少しています。[前払保険料・資産の勘定]の科目があることからも、費用の繰延べと判明します。
(借方)前払保険料 300 /(貸方)支払保険料 300
・[支払地代・費用の勘定]は、¥250 加算修正されていますので、収益の見越し計上と判明します。
空欄の科目名は[未収地代・負債の勘定]を記入します。
(借方)支払地代 300 /(貸方)未払地代 300
↓ ・その他の「費用と収益の修正」に関わるものはなさそうなので、損益計算書欄、貸借対照表欄を埋めていきます。
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
──────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
受取家賃 ┃ │ 2000┃ │ ┃ │ 2000┃ │
受取利息 ┃ │ 600┃ │ 20┃ │ 620┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
給 料 ┃ 2000│ ┃ │ ┃ 2000│ ┃ │
水道光熱費 ┃ 1200│ ┃ │ ┃ 1200│ ┃ │
支払保険料 ┃ 1800│ ┃ │ 300┃ 1500│ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
支払地代 ┃ 1600│ ┃ 250│ ┃ 1850│ ┃ │
支払利息 ┃ 750│ ┃ │ ┃ 750│ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
前払保険料 ┃ │ ┃ 300│ ┃ │ ┃ 300│
(未収)利息┃ │ ┃ 20│ ┃ │ ┃ 20│
(未払)地代┃ │ ┃ │ 250┃ │ ┃ │ 250
(4)有価証券の評価替え
・問題には、売買目的有価証券が出てませんので、記入する部分はありません。
もしあれば、有価証券評価○○勘定に注目して、推定することになります。
(5)固定資産の減価償却
・解答用紙に[備品減価償却累計額][建物減価償却累計額]があることから、「間接法」による計上であることがわかります。
よって、[備品勘定]および[建物勘定]はそのまま貸借対照表欄に転記します。
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
──────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
備 品 ┃ 20000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
備品減価償却┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
累計額┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │ 10800
建 物 ┃ 70000│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
建物減価償却┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
累計額┃ │ 18900┃ │ 3150┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
減価償却費 ┃ │ ┃ │ ┃ 6750│ ┃ │
・問題より推定し、減価償却費の合計額と、建物減価償却累計額とがわかることから、備品減価償却累計額は、6,750 −3,150 = 3,600 と判明します。
(借方)減価償却費 6,750 /(貸方)備品減価償却累計額 3,600
/(貸方)建物減価償却累計額 3,150
あとは、借方・貸方に注意して、空欄を埋めていくだけです。
備品減価償却累計額は、7,200 + 3,600 = 10,800
↓
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
───────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
備 品 ┃ 20000│ ┃ │ ┃ │ ┃ 20000│
備品・・累計額┃ │ 7200┃ │ 3600┃ │ ┃ │ 10800
建 物 ┃ 70000│ ┃ │ ┃ │ ┃ 70000│
建物・・累計額┃ │ 18900┃ │ 3150┃ │ ┃ │ 22050
減価償却費 ┃ │ ┃ 6750│ ┃ 6750│ ┃ │
(6)その他の決算整理
−1.仮受金・仮払金の整理
解答用紙には、仮受金・仮払金がありません。
あれば、これらは一時的に記録する仮の勘定ですので、正しい金額・相手方勘定に振替え、必ず残高をゼロにします。
−2.現金過不足の整理
問題文で、「決算整理前試算表における現金過不足が、決算日現在、原因不明であった。」とあります。
決算時に現金勘定の差異が判明した場合は、現金勘定を直接修正することになりますが、現金勘定は修正がありません。まず、ここをおさえておきます。
修正欄が空欄ですが、現金過不足勘定が表示されていますので、[雑損または雑損失・費用の勘定]あるいは[雑益または雑収入・収益の勘定]に振替えるものと判明します。
雑( )が、損益計算書の貸方で¥50と出てますので、科目名は[雑益または雑収入・収益の勘定]と判明します。よって、現金過不足勘定は、貸方残を雑益または雑収入へ振替えます。
(借方)現金過不足 50 /(貸方)雑収入 50
−3.消耗品の整理
消耗品は、[消耗品費・費用の勘定]で処理する場合と、[消耗品・資産の勘定]で処理する場合があります。
解答用紙の試算表に[消耗品費・費用の勘定]に残高があることから、「期中に消耗品費で処理している場合」 と判断できます。
修正欄に消耗品¥100がありますので、これが未消費分と判明します。
よって、未消費分¥100を消耗品費勘定から差引くとともに[消耗品・資産の勘定]に計上し、次期へ繰越します。
(借方)消耗品 100 /(貸方)消耗品費 100
−4.引出金の整理
解答用紙に引出金はありません。また、資本金の修正もないようです。
もしあれば、資本金を減少させる修正をして、[引出金勘定]の残高をゼロにします。
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
──────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
現 金 ┃ 3600│ ┃ │ ┃ │ ┃ 3600│
現金過不足 ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
消耗品費 ┃ 800│ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
雑( ) ┃ │ ┃ │ ┃ │ 50┃ │
消 耗 品 ┃ │ ┃ 100│ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
↓
┃ 試 算 表 ┃修 正 記 入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
──────╂───┼───╂───┼───╂───┼───╂───┼───
現 金 ┃ 3600│ ┃ │ ┃ │ ┃ 3600│
現金過不足 ┃ │ 50┃ 50│ ┃ │ ┃ │
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
消耗品費 ┃ 800│ ┃ │ 100┃ 700│ ┃ │
┠───┼───┨ │ ┃ │ ┃ │
雑(収入) ┃ │ ┃ │ 50┃ │ 50┃ │
消 耗 品 ┃ │ ┃ 100│ ┃ │ ┃ 100│
・ ┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
・以上で決算整理事項の修正は終わったハズですので、タテ合計をおいて貸借一致を確認します。
試算表欄の合計は、¥202,890です。貸借ともに一致するでしょうか。
修正記入欄のタテ合計は、¥15,540です。貸借ともに一致するでしょうか。
・貸借一致すれば、次へ進みますが、
合わないこともよくあることです。あせらないで、モレがないか良く見直してください。
・続いて、試算表欄に記入された金額に修正記入欄の金額を加減して、損益計算書欄または貸借対照表に、モレなく転記していきます。
その前に、修正を加えた部分が、損益計算書欄または貸借対照表に、モレなく転記されているでしょうか。 念のため、チェックしてみてください。
借方同士、貸方同士で加算し、貸借の逆のものは減算して、残高があるほうに記入されているでしょうか。 転記については、勘定科目(資産、負債、資本、費用、収益)を間違えずに損益計算書欄または貸借対照表に転記してください。注意が必要なところです。
・資産の勘定は、貸借対照表の借方(左側)に。
・負債の勘定、資本の勘定は、貸借対照表の貸方(右側)に。
・費用の勘定は、損益計算書の借方(左側)に。
・収益の勘定は、損益計算書の貸方(右側)に。
(7)損益の計算
・最後に、損益の計算になります。
損益計算書欄、貸借対照表の貸方、借方ともにタテ合計をおき、差額を書き出してみます。
差額は両方とも¥2,850になるはずです。
━━━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━
┃試 算 表┃修正 記入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┠──┬──╂──┬──╂────┬────╂────┬────
┃借方│貸方┃借方│貸方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
───────╂──┼──╂──┼──╂────┼────╂────┼────
当期純( )┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┃ │ ┃ │ ┠────┼────╂────┼────
┃ │ ┃ │ ┃ │ ┃ │
┃ │ ┃ │ ┣━━━━┷━━━━┻━━━━┷━━━━
64,820 67,670 145,160 142,310
2,850 2,850
・「損益計算書」の借方、「貸借対照表」の貸方に記入した場合が、当期純利益になります。
「損益計算書」のに差額の¥2,850を埋めます。そして、「貸借対照表」の貸方側にも、同額を記入します。
・精算表における、純利益と財務諸表の関連を図示すると以下のとおりです。
残高試算表 貸借対照表
┌────┬────┐ ┌────┬────┐
│ 資産 │ 負債 │ │ 資産 │ 負債 │
│ ├────┤ │ ├────┤
│ │ 資本 │ 損益計算書 │ │ 資本 │
│ ├────┤ ┌────┬────┐−−│ ├────┤
│ │ │ │ 純 利益│ │ │ │ 純 利益│
├────┤ 収益 │ ├────┤ 収益 │−−└────┴────┘
│ │ │ │ 費用 │ │
│ 費用 │ │ │ │ │
└────┴────┘ └────┴────┘
損益計算書の純利益と貸借対照表の純利益は、必ず同じ金額になります。
借方、貸方とも合計欄に、損益計算書は¥67,670、貸借対照表は¥145,160 を記入し、終了です。
おつかれさまでした。
↓
━━━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━
┃試 算 表┃修正 記入┃ 損益計算書 ┃ 貸借対照表
┠──┬──╂──┬──╂────┬────╂────┬────
┃借方│貸方┃借方│貸方┃借 方│貸 方┃借 方│貸 方
───────╂──┼──╂──┼──╂────┼────╂────┼────
当期純(利益)┃ │ ┃ │ ┃ 2,850│ ┃ │ 2,850
┃ │ ┃ │ ┠────┼────╂────┼────
┃ │ ┃ │ ┃ 67,670│ 67,670┃ 145,160│ 145,160
┃ │ ┃ │ ┣━━━━┷━━━━┻━━━━┷━━━━