ミニバラの育て方

〜日々のお手入れ〜

Since 2002.01.26
Last update 2002.05.06

私の理想は,ミニバラの隣りの山椒の木でアゲハチョウの幼虫がすくすくと育つことです。
よって農薬はできるだけ使わず,消毒薬も極力撒かない方法はないもんかと試行錯誤してます。
本は何冊も読み込んでますが,本当にこんなんでいいの? といわれると自信がありません(^^;
なお,Cottonは関東在住です。したがって,もっと南とか北の方は,若干お手入れが変わってきます。


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基本のお手入れ      年間のお手入れ



ずぼら編

【これでも育つ】
 買ってきた苗が5号鉢以上の鉢だったら,植え替えしません。日当たりと,水だけは基本のお手入れどおりちゃんとやります。肥料は,6月と11月に油粕をちょこっと。剪定はしません。花は枯れてきたら花だけをとります(気にならなければ取らなくてもいいです)。鉢の下をみて,白い根が出てきたらそのまますっぽり抜いて,一回り大きな鉢に入れて,土を足します。病害虫対策はしませんので,それなりに病気と虫にやられます。このやり方でも,それなりに育ちます。一応,花も咲きます(年々少なくなって,一枝に一花ぐらいになります)。鉢がどんどん大きくなるし,ミニバラとはいえ樹もどんどん大きくなります(^^;
 ただし,ミニバラの中でも病害虫に強い強健種に限ります。実はとあるシルクレッドは,高さが1m。ナメクジにも負けず,アブラムシにも負けず,うどんこ病にも負けず,黒点病だらけですが枯れることなく,とりあえず花が咲いてます(本来の色よりも黒っぽくなってますが・・)。それでもノバラのようになりながら,すくすく育ってます。まあ,そういう事例もあるということで。ミニバラは,他の品種に比べて強いですから・・。




 

基本のお手入れ

【まず最初に・・・】
 しっかりとした木がいいのは,ミニバラでも一緒です。1鉢に2〜3本入っている新苗はお得感が強いですが,そのうちの何本かは枯れるかもしれません。1鉢に1本だけ入っているのを手堅く選ぶか,枯れるかもしれないけれどお得感で2〜3本入っているのを選ぶかは,ちょっとギャンブルっぽいですね(笑)。植えてから1年たった大苗と挿し木をして初めて花が咲いた新苗をすぐに見分けるのは,ミニバラの場合は難しいかもしれません。大雑把に言ってしまえば,安いのはほとんどの場合が新苗です。苗がビニールポット(ふにゃふにゃした入れ物)に入っていた場合には,すぐに植え替えをします。その場合,2〜3本入っていたとしても,12月〜2月の休眠期以外は,根が崩れないようにそっと抜いて,そのまま鉢に入れます。鉢は3号〜5号鉢ぐらいが一般的です。12月〜2月であれば,苗を1本づつにして1鉢に1本づつにした方がいいでしょう。1年置くと根が絡まってしまい,引きちぎって分けることになります。この場合,枯れる確立が高くなるような気がします。売りに出されたばかりの新苗の場合は,簡単に分かれることが多いようです。
 鉢選びは,素焼きの鉢の場合には通気性が良いのですが,すぐに乾くので水やりに気を付ける必要があります。プラスチックの鉢の場合には軽くて持ち運びが楽ですが,通気性が悪く温度調整がしにくいので,夏などはできるだけ直接コンクリートの上に置かないように気を付ける必要があります。一長一短で,本によってもお勧めが違います。なお,やめたほうがいいと思うのは,水抜き穴が小さいのが1つしかないタイプのものです(側面に1つだけあいていて,蓋もついているタイプってありますよね)。ベランダだと汚れなくていい・・という利点もあるようですが,水やりのコントロールが非常に難しく(水をやった後に,いちいち水抜きをしないとダメ),根腐れを起こすケースが多いです(というか,Cottonは初期にそういう鉢で2鉢根腐れさせました(涙))。

【日当たり】
 できるだけ日当たりがいいほうがいいですが,1日3時間程度でも花は咲くようです。一度ベランダの塗り替えで,すっぽりと網を掛けられてしまったことがあって,このときにはバラも花色がかなり薄くなりました(赤いシルクレットがピンクになりました(^^;)。やっぱり日光は大事なようです。あまり日当たりのよくない場所では鉢植えにして,普段は半日陰でも,時間がある日には日光をおいかけて鉢を置いてあげると良いです。
 引越しなどによって,急に日当たりが良くなったり悪くなったりすると,一時的に葉が黄色っぽくなって落ちることがあります。そんなときには慌てずにいつもと同じ手入れをしていれば,しばらくすると葉が入れ替わります。びっくりして肥料をやったりすると逆効果です。
 最近は,家の中でも大丈夫というミニバラが出てますが,本当に大丈夫かどうかは不明です。今までに大丈夫・・と言われた植物はみんな家の中だけで育てると弱っていったので,ちょっと懐疑的。明るい窓辺で,ガラス越しに日光があたる場所なら大丈夫かもしれませんが,そういう条件では育てたことがないのでわかりません(^^;

【水やり】
 原則は乾いたらやります。鉢の素材や日光のあたり具合,風のあたり具合にもよります。ミニバラは水やりが花の生命を左右します。やりすぎも根腐れの元ですが,水をやり忘れるとしおれます。夏だったら,1日1回〜2回。春と秋は,2日に1回。冬は3〜4日に1回ぐらいです。一番分かりやすいのは,鉢の重さを覚えてしまうこと。水をやる前とやったあとに鉢を持ち上げて,重さを覚えてしまえば,水やりが必要かどうかは分かるようになります。朝10時までには水やりをするようにします。うちはミニバラが16鉢,他の植物もあるので,朝の水やりで20分はかかります(^^;
 ちなみに夏は葉がしなしなしてくるので,比較的水切れがわかるのですが,冬は枝しかないので水切れがわかりにくく,水切れで枯らす確立が高いです。

【肥料】
 基本は,花が咲いた後のお礼肥え。5月と10月の花が咲き終わった後(6月末ぐらいと11月末ぐらい)に,油粕と牛糞をやります。本などには,油粕を株元の土の上に乗せておくと書いてあるのですが,そうしたところ虫(うじ?)が湧きました。そこで,油粕を入れたらなんとか隠れるぐらいの穴を掘って入れるようにしています。もちろん,鉢のふちの方で直接根に触らない場所にです。そうすると虫が湧いているのかもしれませんが,見ないですみます。さらに,草木灰をパラパラと株元におきます。もしくは,蕾ができるまで薄めの液肥を2週間に一回ぐらいやってます。春は,花が咲き終わるのを待っていると夏になってしまうのでタイミングを逸しがちですが,お礼肥えが遅れると秋の花が少なくなるので,7月半ばまでには肥料を入れるようにしてます。蕾の間に肥料をやると,花がヘンになるのでやらないように気をつけます。また夏の間は,液肥は薄めに。さらに,米の研ぎ汁があるときには水代わりに撒いてます。1ヶ月から2ヶ月に1回ぐらいでしょうか。本当はもうちょっとあげるほうがいいのかもしれませんが,朝,研ぎ汁があることは少ないので・・。

【芽かき】
 春などは一斉に芽が吹いて,混みこみ状態になるので「これでいいのか?」と思うかもしれません。いいんじゃないかと思います。本では共通して「ミニバラは芽かきをしません」と書いてあります。(芽かきというのは出ている芽を取って他の芽の充実を図ることです。大バラですと,1ヶ所に3つぐらいの芽が出るのでその真中の芽だけ残して,両脇の2つを取り去るという方法を行うようです)。実際にも混みこみしているのは一時期だけで,その後は枝が伸びていきますから込み合った感じは減っていきます。ただし,ある程度樹形が整ったところで,ブラインド(出開きの芽とも言い,これ以上伸びない芽)になっているものは整枝しておくといいかもしれません。レッドミニモは結構込み合うので,ブラインドに気づいたらとってしまっています。まだ芽が小さいうちの芽かきは,他の残したい芽も間違ってとってしまいそうですが,ブラインドだと大きくて枝にくっついているのをそのまま切ればいいですから失敗しなくていいですよ(^^)

【花がら摘み】
 花が咲いてから2日程度たったものは,花を取ります。が・・・2日どころか5日ぐらい放っていることもあります。よく「5枚葉を1枚つけて切る」といいますが,房咲きになるグリーンアイスは,そういうことをすると咲いてない花ごと切ることになるので,花が終わった花だけ(グリーンアイスならグリーンになった花だけ)を取ります。房咲きの場合には真中が咲いて,周り咲いて・・という順番になるので,真中の花だけを取ることになります。房が全部咲き終わったら,適当に5枚葉を1枚とか,3枚葉を1枚とか葉をつけて切っています(枝ぶりなどにもよります)。この花がらつみと水やりが,バラの時期の一番の手間であり,楽しいひと時ではあります。
 ちなみに花がらをそのままにしておくと,次にスタンバイしている蕾がなかなか咲きません。特に房咲きの場合は顕著です。拗ねたように咲かないか,花が小さくなります。まだまだそのままにしておくと,花びらが飛び散ります。掃除が面倒になります。まだまだそのままにしておくと,実ができます。かわいいですが,株が弱ります。

【殺菌・殺虫】
 春や秋の花が咲く前に,酢や木酢液を撒いています。去年の秋は漢方薬の碧露も撒いてみました。結構,こまめに酢を撒いたり,見つけた青虫(特にチュウレンジバチが多い)を取り去る必要があります。ベランダでよくかかるのは,黒点病とうどんこ病です。黒点病は見つけた段階で,病気の葉をとります。うどん粉病は,滴るぐらい100倍ぐらいに薄めた酢をかけます(5日に1回ぐらいです)。うどんこ病が葉先の場合は,じゃぶじゃぶ洗ってしまっても有効です。虫は,見つけた段階で捕殺します。大きくなると気持ち悪いのでいかに小さいときに発見するかが肝になります。若葉の時期には,葉の裏をよく見ましょう。小さければ葉を1枚とるだけで5〜6匹の虫が取れます。さらにアブラムシが来ることもあるので,アリを殺す置き薬を置いておきます。これでかなりアブラムシが防げます。くわしい防除策は,
病害虫対策を見てください。

【マルチング】
 マルチングというのは,木の根元の土表面を覆うことです。鉢植えですと通常に植えたあとで,表面の土の上を覆えるように何かを乗せたりします。何かというのも人によって違うのですが,バーク(木の皮を乾燥させた園芸用品)だったり,水苔だったり,藁だったり,発酵牛糞だったりします。マルチング用資材というのも売ってます。なお,ミニバラにはマルチングをしないと書いてある本もあります。私は,なしとありと両方やってみましたが,真夏の太陽光線が強い時期や,冬の寒い時期はマルチングをしておくほうが,花が多いような気がします。まあ,一年間やらなくても大丈夫です。




 

年間のお手入れ

【12月〜2月】
 剪定と鉢替えの時期です。12月〜2月の間に鉢替えをします。1年経つと根が鉢いっぱいになりますので,できるだけ鉢を変えるようにしてます。鉢替えは
「ミニバラの植え替え」に用意してますので,そちらを見てください。ちなみにこの時期以外に植え替えをする必要に迫られた場合には,根を崩さないようにそっと植え替えます。さらに,1月〜2月に剪定をしてます。それも「ミニバラの剪定」にあります。ちなみにうちにあるミニバラの鉢は,3号〜5号鉢。大きく育てているシルクレッドだけ6号鉢になってます。ミニバラでも大きなもの(高さが50cmのものなど)は,10号鉢に入れることもあるようです。12月の末には,マルチングをするのをお勧めしておきます。マルチングをすると花の咲き方が違うんですよ。花が多いんです。でも,マルチングしなくても枯れることはありません。

【3月〜4月】
 芽が伸び始めるので,10日に1回ぐらい液肥をやります。そして虫との戦いです。バラを見ながら虫がついていないかどうか見ます。そして,翌月の病気に備えて酢や唐辛子液などを1週間に2回程度撒きます。薄い液で日を置いて掛けるのが良いようです。水は2〜3日に1回やります。3月末ぐらいには,いったんマルチングを取ります。病気なんかのことを考えると,本当は捨てるか煮沸消毒したほうがいいんでしょうね。でも,私はそのまま夏に使ってます。

【5月〜6月】
 虫との戦いをしつつ,病気とも戦います。うどんこ病と黒点病がないか,よく見ます。この時期はバラの花の時期。蕾が膨らみ始めたら,液肥は一時お休みです。花がら摘みも忘れずに。HTなどでは,摘蕾と言って余計な蕾をとる作業をしますが,ミニバラはやりません。また6月末から7月にかけて,花が一段落したところでお礼肥えとして,油粕や牛糞などを株元に入れておきます。
過去にはこの時期に雹(ヒョウ)が降ったこともありました。天気予報は要注意です。雹があたると簡単に折れてしまいます。そうなるとせっかくの花芽がだいなしに(TT) また梅雨による水のやりすぎも株を痛めるので,あまりに雨の威力が強いときには,できるだけ軒下に入れてあげると良いでしょう。本当に,この時期の天気予報には目が離せません。

【7月〜9月】
 暑くなるので7月のはじめにはマルチングをしておきます。これが秋の花をきれいに咲かせます。乾燥している場合には,朝と晩と両方水やりをすることもあります。さらにハダニが出てくるので,朝につくったコーヒーを冷ましてから散布しています。アブラムシも出てきますので,牛乳をかけたりテープで取ったり,台所用洗剤をすごく薄めてかけてみたり。あの手この手で防除します。このぐらいから花数が減ってくるので,ぼちぼちと液肥を再開します。
 8月末には,他のバラよりも10日ほど早いですが秋の剪定を行います。枝の先をちょっと切ってあげる感じです。良い芽の上で切るのは,春の剪定と一緒。ここで切っておくと秋に一斉に花が咲いて見事です。問題は,蕾がある場合。見事に切り遅れてます(^^; 家の中で飾れるぐらいに蕾が膨らんでいる場合には切ってしまいますが,小さい場合には切れずにそのままにしちゃってます。一斉に花を見たい場合には良くないんでしょうね。
 9月には台風が来ますので,風で鉢が転がったりしないように,風よけをしたり軒下に入れたりします。あまりにひどい暴風雨の予想があったときには,前もって鉢を全部家の中に入れました(^^; 9月の中旬から,また病気や虫が発生するので,酢や唐辛子液の出番です。

【10月〜11月】
 秋のバラは色も深まり,春とは違った趣です。やはりこの季節のバラが一番。虫や病気はだいぶ落ち着いてきますが,11月の末になると黒点病が出てきます。また春と同じく蕾が膨らみ始めたら,液肥は一時お休みです。花がら摘みも忘れずに。品種によっては,11月末にいきなり葉が黄色くなって落葉する場合もありますが,病気ではなくて休眠準備です。落ち葉をそのままにしておくと見苦しいですし,病気のもとにもなりますので,集めて捨てます。



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